蝶は花にとまった:密(蜜?)です! ― 2020年06月01日 00:23
蝶は花にとまった:密(蜜?)です!
長い一日が終わろうとしている。
米国の民間宇宙船クルードラゴンが、ISSに到着し、無事にドッキングを果たした。
朝、寝坊して生での打ち上げを見損なうという大失態を犯したが、まあ、見かけは1年前のデモ1と同じだからな。
中に人間が乗っているか、リプリー(ダミーの人形:センサーの塊ですが)が載っているかの違いだ。
今回は、マニュアルでの操縦も行ったようだな・・・。
(ドラゴンの乗組員は彼らの宇宙船をエンデバーと名付けた。最初の手動飛行試験を完了する)
https://spaceflightnow.com/2020/05/30/dragon-astronauts-name-their-spacecraft-endeavour-complete-first-manual-flight-test/
「彼らはSpaceX製のプレッシャースーツを脱いでより快適な服に着替え、ハーレーは通常宇宙船の動きを自律的に制御するように設計されたカプセルの飛行制御システムに手動入力を提供する能力のテストを開始しました。」
見ていて驚いたのは、船内用宇宙服を脱いで、ふつーのカッコして寛いでいたからな。
空気漏れとかして、急速に減圧しちまったらあの世行きだ。
やっぱ、21世紀製の宇宙船は違うなあ。
「副操縦士のベンケンの支援を受けて、ハーレーは、日曜日に予定されているドッキングの1時間未満前に、宇宙ステーションのすぐ近くで2回目の手動飛行試験を行います。」
23時過ぎにドッキングしたから、その前にテストしたんだろう(ドッキング前には、また宇宙服になってました)。
「土曜日の打ち上げ後、ハーレーとベンケンは、NASAのスペースシャトルが引退したことから、クルーカプセルを「エンデバー」と名付けたと発表しました。」
「私たちは2人ともシャトルエンデバーでの最初のフライトを行いました。」
デモ1のドッキングと同じく、クルードラゴンは蝶が花にとまるように、そっとISSに触れた(ちょっと揺れたけど)。
ドッキングは、2段階で行われるようで、ドッキングリングをキャッチするソフトキャプチャー、ガッチリと結合し、電力や通信を接続するハードキャプチャーに分かれているようだ。
今現在は、完全に結合されて、おそらく漏洩チェックをしているんだろう。
ある程度時間を置いて、エア漏れなどがないかどうかを確認しなければならない。
CCRのネガティブテストで、コーヒー1杯飲む感じか(ダイビング前のコーヒーは、お勧めできませんが・・・)。
ドッキングの際に、解説の人があと2mとか言ってたな。
思わず、密です!、と叫んでしまった(アホか!)。
蝶が花にとまるんだから、蜜かも・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
クルードラゴンは、再びISSに辿り着いた。
スターライナーは、まだ、1度も着いていない。
前回は、ついてなかった(文字通りか)。
年内に行われる2回目の無人テストに期待だな。
クルードラゴンにも、課題は残っている。
そう、地上テストで木っ端みじんになったスーパードラコの燃料配管系のトラブルが、完全に解決したかどうかだ。
バルブから、バーストディスクに変更し、漏れが起こらないようにしたわけだが、その仕様で宇宙空間に出るのは今回が初めてということになる。
再び漏洩して、チタンバルブ(こいつは交換されたんだろうか?)と反応すれば、ISSの半分くらいと共に再び木っ端みじんに吹き飛ぶことになる。
無事に帰還するまでは、気が抜けない。
が、まあ、ともあれ、とりあえずは目的地に到着した。
これから数週間(期間未定)係留されているわけだが、懸念されている太陽電池の劣化や、その他の耐久性チェック、前回のデモ1以降の改修点(具体的には知りませんが)の確認など、やるべきことは多いだろう。
クルーの方は、ISSのバッテリー交換など、スケジュールの遅延に伴って宿題になっている課題を次々とこなさなければならない。
仕事しろよ!。
まあいい。
彼らが名付けたエンデバーは、英語で「努力」という意味だそうだ。
忍の一字でここまで耐えてきたわけだからな(ソユーズに泣いて縋って乗せてもらって・・・)。
今度こそ、米国の底力を見せたわけだ。
それが、どこまで続くのかは知らない。
ISSが、あと何年持つのか。
その先に、地球低軌道に宇宙ステーションを配置し続けるのか(中国は、1段目をそこいらじゅうに落としながら(無制御落下)打ち上げるでしょうが)。
2025年以降のISSは、単なる商売の道具だ(NASAはお客様)。
儲からなければ叩き落される運命となる(そうなのかあ?)。
今日の成功(まだ半分ですが)は、NASAやスペースXの成功と共に、ISS存続が首の皮一枚つながったという意味が大きいかも知れない。
クルードラゴンやスターライナーには、これから稼いでもらわなければならない。
トム・クルーズが映画の撮影で座席とホテル(ISSでのお泊り)を買ったそうだから、まずは、そこからかな・・・。
<追加>
(クルードラゴン宇宙船、ISSへドッキング。往路はすべて成功)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20200601-00181294/
「日本時間6月1日の午前2時2分ににISS側のコマンダーのクリス・キャシディ宇宙飛行士がハッチを開けてボブ・ベンケン宇宙飛行士、ダグ・ハーリー宇宙飛行士を出迎え、両宇宙飛行士はISSへと入室した。」
「クルードラゴンの初有人飛行DEMO-2は、往路の飛行すべてに成功した。」
出てくるのを見る前に寝ちまったけど、気密テストは合格だったらしいな(また「密」か・・・)。
写真を見ると、だれもマスクを着けていない。
全世界で、唯一マスクしないで大っぴらに3密出来るISS内部。
ああ、トランプさんもしてないけどな。
ちなみに、第1段目は大西洋上のOCISLYドローン船に無事着艦した。
ついつい書き忘れる程、当たり前になった回収。
考えてみれば、有人宇宙船に人間が搭乗して1段目を回収するというのも初めてだ。
有人打ち上げは新品に限るらしいから、貨物船か衛星打ち上げに使われるんだろう。
或いは、ファルコンヘビーのサイドブースターとして活用されるとか。
それとも、スペースXの裏庭に、記念として展示されるのかな。
いずれにしても、まだ秘「密」・・・。
(SpaceX Crew Dragon、ISSへのドッキング成功。民間企業の宇宙船として初、米国製は9年ぶりの人員輸送)
https://japanese.engadget.com/jp-2020-05-31-spacex-crew-dragon-iss-9.html
「このあとCrew DragonとISSは、ドッキング部にエアーを充填してからハッチを開け、クルーがISS側へと乗り移ります。」
ははあ、接続部へのエア充填が必要なわけだ・・・。
「※6月1日午前2時15分追記:少々長引いた気圧合わせが終わり、Crew Dragonの内部ハッチが開かれ、ボブ・ベンケン、ダグ・ハーレー両飛行士がISS側へと招き入れられました。」
接続部の気密チェックは、どのみち必要だからな。
(民間企業初の有人宇宙飛行船であるSpaceXの「Crew Dragon」がISSにドッキング成功)
https://gigazine.net/news/20200601-spacex-crew-dragon-docking-iss/
「最初の夜はちょっとした挑戦でしたが、Crew Dragonはとても滑らかに飛行して、船内の空気の流れも良かったので、素晴らしい夜を過ごせました。そのおかげで、私もダグも7時間ぐっすり寝ました」
そりゃ、何よりだったなあ・・・。
長い一日が終わろうとしている。
米国の民間宇宙船クルードラゴンが、ISSに到着し、無事にドッキングを果たした。
朝、寝坊して生での打ち上げを見損なうという大失態を犯したが、まあ、見かけは1年前のデモ1と同じだからな。
中に人間が乗っているか、リプリー(ダミーの人形:センサーの塊ですが)が載っているかの違いだ。
今回は、マニュアルでの操縦も行ったようだな・・・。
(ドラゴンの乗組員は彼らの宇宙船をエンデバーと名付けた。最初の手動飛行試験を完了する)
https://spaceflightnow.com/2020/05/30/dragon-astronauts-name-their-spacecraft-endeavour-complete-first-manual-flight-test/
「彼らはSpaceX製のプレッシャースーツを脱いでより快適な服に着替え、ハーレーは通常宇宙船の動きを自律的に制御するように設計されたカプセルの飛行制御システムに手動入力を提供する能力のテストを開始しました。」
見ていて驚いたのは、船内用宇宙服を脱いで、ふつーのカッコして寛いでいたからな。
空気漏れとかして、急速に減圧しちまったらあの世行きだ。
やっぱ、21世紀製の宇宙船は違うなあ。
「副操縦士のベンケンの支援を受けて、ハーレーは、日曜日に予定されているドッキングの1時間未満前に、宇宙ステーションのすぐ近くで2回目の手動飛行試験を行います。」
23時過ぎにドッキングしたから、その前にテストしたんだろう(ドッキング前には、また宇宙服になってました)。
「土曜日の打ち上げ後、ハーレーとベンケンは、NASAのスペースシャトルが引退したことから、クルーカプセルを「エンデバー」と名付けたと発表しました。」
「私たちは2人ともシャトルエンデバーでの最初のフライトを行いました。」
デモ1のドッキングと同じく、クルードラゴンは蝶が花にとまるように、そっとISSに触れた(ちょっと揺れたけど)。
ドッキングは、2段階で行われるようで、ドッキングリングをキャッチするソフトキャプチャー、ガッチリと結合し、電力や通信を接続するハードキャプチャーに分かれているようだ。
今現在は、完全に結合されて、おそらく漏洩チェックをしているんだろう。
ある程度時間を置いて、エア漏れなどがないかどうかを確認しなければならない。
CCRのネガティブテストで、コーヒー1杯飲む感じか(ダイビング前のコーヒーは、お勧めできませんが・・・)。
ドッキングの際に、解説の人があと2mとか言ってたな。
思わず、密です!、と叫んでしまった(アホか!)。
蝶が花にとまるんだから、蜜かも・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
クルードラゴンは、再びISSに辿り着いた。
スターライナーは、まだ、1度も着いていない。
前回は、ついてなかった(文字通りか)。
年内に行われる2回目の無人テストに期待だな。
クルードラゴンにも、課題は残っている。
そう、地上テストで木っ端みじんになったスーパードラコの燃料配管系のトラブルが、完全に解決したかどうかだ。
バルブから、バーストディスクに変更し、漏れが起こらないようにしたわけだが、その仕様で宇宙空間に出るのは今回が初めてということになる。
再び漏洩して、チタンバルブ(こいつは交換されたんだろうか?)と反応すれば、ISSの半分くらいと共に再び木っ端みじんに吹き飛ぶことになる。
無事に帰還するまでは、気が抜けない。
が、まあ、ともあれ、とりあえずは目的地に到着した。
これから数週間(期間未定)係留されているわけだが、懸念されている太陽電池の劣化や、その他の耐久性チェック、前回のデモ1以降の改修点(具体的には知りませんが)の確認など、やるべきことは多いだろう。
クルーの方は、ISSのバッテリー交換など、スケジュールの遅延に伴って宿題になっている課題を次々とこなさなければならない。
仕事しろよ!。
まあいい。
彼らが名付けたエンデバーは、英語で「努力」という意味だそうだ。
忍の一字でここまで耐えてきたわけだからな(ソユーズに泣いて縋って乗せてもらって・・・)。
今度こそ、米国の底力を見せたわけだ。
それが、どこまで続くのかは知らない。
ISSが、あと何年持つのか。
その先に、地球低軌道に宇宙ステーションを配置し続けるのか(中国は、1段目をそこいらじゅうに落としながら(無制御落下)打ち上げるでしょうが)。
2025年以降のISSは、単なる商売の道具だ(NASAはお客様)。
儲からなければ叩き落される運命となる(そうなのかあ?)。
今日の成功(まだ半分ですが)は、NASAやスペースXの成功と共に、ISS存続が首の皮一枚つながったという意味が大きいかも知れない。
クルードラゴンやスターライナーには、これから稼いでもらわなければならない。
トム・クルーズが映画の撮影で座席とホテル(ISSでのお泊り)を買ったそうだから、まずは、そこからかな・・・。
<追加>
(クルードラゴン宇宙船、ISSへドッキング。往路はすべて成功)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20200601-00181294/
「日本時間6月1日の午前2時2分ににISS側のコマンダーのクリス・キャシディ宇宙飛行士がハッチを開けてボブ・ベンケン宇宙飛行士、ダグ・ハーリー宇宙飛行士を出迎え、両宇宙飛行士はISSへと入室した。」
「クルードラゴンの初有人飛行DEMO-2は、往路の飛行すべてに成功した。」
出てくるのを見る前に寝ちまったけど、気密テストは合格だったらしいな(また「密」か・・・)。
写真を見ると、だれもマスクを着けていない。
全世界で、唯一マスクしないで大っぴらに3密出来るISS内部。
ああ、トランプさんもしてないけどな。
ちなみに、第1段目は大西洋上のOCISLYドローン船に無事着艦した。
ついつい書き忘れる程、当たり前になった回収。
考えてみれば、有人宇宙船に人間が搭乗して1段目を回収するというのも初めてだ。
有人打ち上げは新品に限るらしいから、貨物船か衛星打ち上げに使われるんだろう。
或いは、ファルコンヘビーのサイドブースターとして活用されるとか。
それとも、スペースXの裏庭に、記念として展示されるのかな。
いずれにしても、まだ秘「密」・・・。
(SpaceX Crew Dragon、ISSへのドッキング成功。民間企業の宇宙船として初、米国製は9年ぶりの人員輸送)
https://japanese.engadget.com/jp-2020-05-31-spacex-crew-dragon-iss-9.html
「このあとCrew DragonとISSは、ドッキング部にエアーを充填してからハッチを開け、クルーがISS側へと乗り移ります。」
ははあ、接続部へのエア充填が必要なわけだ・・・。
「※6月1日午前2時15分追記:少々長引いた気圧合わせが終わり、Crew Dragonの内部ハッチが開かれ、ボブ・ベンケン、ダグ・ハーレー両飛行士がISS側へと招き入れられました。」
接続部の気密チェックは、どのみち必要だからな。
(民間企業初の有人宇宙飛行船であるSpaceXの「Crew Dragon」がISSにドッキング成功)
https://gigazine.net/news/20200601-spacex-crew-dragon-docking-iss/
「最初の夜はちょっとした挑戦でしたが、Crew Dragonはとても滑らかに飛行して、船内の空気の流れも良かったので、素晴らしい夜を過ごせました。そのおかげで、私もダグも7時間ぐっすり寝ました」
そりゃ、何よりだったなあ・・・。
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