😼欧州大戦争:重箱の隅:ブーレダル ― 2024年09月25日 22:40
欧州大戦争:重箱の隅:ブーレダル
(ロシア政府、ウクライナ東部の戦況「前向き」 軍は2村占領と発表)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/GZZYXGRLTJPWZK5YD5BGUUB2QU-2024-09-25/
「大統領府のペスコフ報道官は「戦況は前向きだ」と答えた。」
ロシアは現状に満足している模様だ。
戦線が停滞し、大きな動きがなくなっている中で、ブーレダル(ブフレダル、ヴフレダルなどとも表記されるようだ)をめぐる動きが出ている。
「ロシア軍が2022年の開戦以来、攻撃に抵抗してきたブフレダルを包囲した」
つーか、既に市内で戦闘が始まっている。
(ロシア軍がヴフレダル市内に侵入、東部戦線の各所で防衛ラインが崩壊)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-enter-the-city-of-vhledal-defense-lines-collapse-in-various-places-on-the-eastern-front/
「RYBARはヴフレダル方面について「ロシア軍がヴフレダル市内の一角に侵入した」と報告」
「ロシア軍兵士がヴフレダル市内=Ⓑに侵入する様子が登場」
「・・・後者はヴフレダル市内へのロシア軍侵入が事実であると裏付け」
やれやれ・・・。
浮沈子はミリオタじゃないんで、戦略的にブーレダルの陥落がもたらす影響はよくわからないが、東部戦線と南部戦線を繋ぐ位置にあり、ロシア軍が攻めあぐねていた拠点であることは間違いない。
「仮にヴフレダルを突破されてボホヤヴレンカやウスペニフカ方向に進まれると「グラホヴェ南東地域が大釜に捉えられる可能性」が、グラホヴェ方向でも「ロシア軍が線路沿いにセリダブの背後へ回り込む可能性」「ロシア軍が線路沿いにクラホヴォ方向へ前進するとヒルニクが大釜に捉えられる可能性」が浮上」
ロシア軍が、何らかの戦略的意図をもって攻めているのかどうかは知らない。
とにかく、全方位で攻撃して、ウクライナ軍が脆弱になっているところで突出し、そこを広げていくように見える。
正面突破は困難だから、補給路を遮断して囲い込んでいるようにも見える。
ここしばらくは、ブーレダル方面の話題が中心になるだろうな。
陥落は時間の問題だろう。
が、どうなるかは分からない。
チャシブヤールは、しぶとく持ちこたえているし、ポクロフシクは健在だ。
ウクライナ軍は、困難な状況の中で防衛ラインを維持している。
クルスク侵攻が、政治的に何をもたらすことになるかは分からないが、軍事的にはぺスコフが「前向き」とコメントする状況をもたらしていることは間違いない。
ロイターの記事には、こんな記述もある。
「ドネツク州の2つの小さな村、ホストレとフリホリフカを占領」
ホストレは、マクシミリアニフカの北の集落とピンときたが(このところの航空万能論の記事にも登場していたからな)、フリホリフカってどこ?。
苦労して調べたら、チャシブヤールの北の小さな集落だった。
んなところを占領して、なにか戦略的な意味があるとは思えないんだが、ロシア軍にとってはどーでもいいのかも知れない。
全方位で攻めてみて、穴が開いていれば突撃する。
それを広げて囲い込み、大釜を作って包囲する。
航空万能論のブログ管理人は、東部戦線の危機的状況を生み出した原因をウクライナ軍の兵員不足と見ている。
「ウクライナ軍は人員不足が解消していない段階で クルスク州に侵攻したため、数的優位を生かしたロシア軍の攻勢拡大に対応出来なくなり、東部戦線の各所で防衛ラインが崩壊している」
しかし、クルスク侵攻が政治的な果実をもたらすなら、東部戦線の一時的な状況はコストとして認められるだろう。
ウクライナは、自国を支援することが第3次世界大戦を防ぐことに繋がるとか、民主主義体制を擁護することになるとか、相変わらず大ぶろしきを広げている。
最近では、世界の未来を守ることになるなどと、際限なく広げているけどな。
浮沈子は、ウクライナの統治がどうなろうと知ったことではない。
ドンパチなどさっさとやめて、兵士は家に帰り、仕事に精を出すのが一番だ。
それは、ロシアも同じだが、プーチンはともかく、メドベージェフは欧州に一発お見舞いしないと収まらないだろう(そうなのかあ?)。
この間、ウクライナを支援し続けた各国は、いずれ、そのツケを払わされることになる。
それがいやなら、未来永劫、ウクライナを支援し続けなければならない。
が、まあ、ロシアもいろいろチョンボしてくれるから、一直線にそうなるとは限らない。
(衛星画像によるとロシアの「超兵器」の実験は見事に失敗した)
https://arstechnica.com/space/2024/09/satellite-images-suggest-test-of-russian-super-weapon-failed-spectacularly/
「土曜日にマクサーの画像衛星の1つから撮影された画像では、発射場の明らかな損傷が明らかになり、地下サイロの開口部を中心に大きなクレーターができた。」
アルスが、珍しく軍事ネタを取り上げている。
「RS-28サルマトミサイルが2年以内に失敗したのはこれで少なくとも2回目であり、ロシア議会の議長が、西側諸国がウクライナのロシアに対する長距離兵器の使用を承認した場合、このミサイルをヨーロッパに対して使用すると暗に脅してから数日後、同国の核戦力に打撃を与えた。」
もっとも、サルマトが置き換えようとしている現行の核戦力自体は変わらないから、大きな影響はないだろうが、政治的には痛手だ。
プーチンの顔は、この間(クルスク侵攻を含めて)泥だらけということになる。
ブーレダルの陥落(まだ分かりませんが)が、せめてもの慰みかも知れない。
「大統領府のペスコフ報道官は「戦況は前向きだ」と答えた。」(ロイター:再掲)
ちょっと、強がりに聞こえる気もするけどな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ東部の要塞都市、ロシア軍が攻撃開始)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/AUFSIBA34VNQBLR575SPX7FYOI-2024-09-25/
「ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の要塞都市ブフレダルへの攻撃を開始」
「ウクライナは、ロシア軍が優勢かどうかには言及していないが、この地域で戦闘があったことを認めている。」
「ロシア国防省は、同国軍がブフレダルを含む一連の集落でウクライナ軍を撃破したと表明」
(米、ゼレンスキー氏訪問に合わせ80億ドルの支援発表へ=関係筋)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CHHGVPYOT5LGPF7XEQ76X73GOU-2024-09-26/
「米当局者によると、政府は26日、56億ドル分の引き出しについて発表すると議会に通知する意向だ。支援の具体的な内容は流動的」
「米政府は25日、PDAからウクライナ向けに3億7500万ドルを拠出すると発表」
同じPDA(手持ち在庫からの拠出=その穴を埋めるための支出)からの支出だからな。
この分は56億ドルに含まれるんだろう(未確認)。
「これには射程距離最大130キロの精密誘導滑空爆弾「統合スタンドオフ兵器」の初回出荷が含まれる」
こいつを、F-16に搭載して、ロシア軍陣地に叩き込むわけだ。
「ウクライナ安全保障支援イニシアティブ(USAI)に基づく24億ドル相当の支援が発表される予定」
これは、上記とは別口(新たな契約)。
「軍需品、ドローン対策兵器、ウクライナでの軍需品生産を支援するための資材などが含まれる」
在庫からの拠出はともかく、新規契約が実際に効果を発揮するのは当分先だ。
これらの軍事支援には、きっとB61-11とか12が含まれているんだろう(未確認)。
これは、F-16か、解体して核弾頭に加工され、ウクライナ製の弾道ミサイルに搭載される(そうなのかあ?)。
やれやれ・・・。
妄想は留まるところを知らないが、勝利計画とやらが実るかどうかはバイデン次第だ。
さて、重箱の隅から何が出てくるのかな・・・。
(ロシア政府、ウクライナ東部の戦況「前向き」 軍は2村占領と発表)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/GZZYXGRLTJPWZK5YD5BGUUB2QU-2024-09-25/
「大統領府のペスコフ報道官は「戦況は前向きだ」と答えた。」
ロシアは現状に満足している模様だ。
戦線が停滞し、大きな動きがなくなっている中で、ブーレダル(ブフレダル、ヴフレダルなどとも表記されるようだ)をめぐる動きが出ている。
「ロシア軍が2022年の開戦以来、攻撃に抵抗してきたブフレダルを包囲した」
つーか、既に市内で戦闘が始まっている。
(ロシア軍がヴフレダル市内に侵入、東部戦線の各所で防衛ラインが崩壊)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-enter-the-city-of-vhledal-defense-lines-collapse-in-various-places-on-the-eastern-front/
「RYBARはヴフレダル方面について「ロシア軍がヴフレダル市内の一角に侵入した」と報告」
「ロシア軍兵士がヴフレダル市内=Ⓑに侵入する様子が登場」
「・・・後者はヴフレダル市内へのロシア軍侵入が事実であると裏付け」
やれやれ・・・。
浮沈子はミリオタじゃないんで、戦略的にブーレダルの陥落がもたらす影響はよくわからないが、東部戦線と南部戦線を繋ぐ位置にあり、ロシア軍が攻めあぐねていた拠点であることは間違いない。
「仮にヴフレダルを突破されてボホヤヴレンカやウスペニフカ方向に進まれると「グラホヴェ南東地域が大釜に捉えられる可能性」が、グラホヴェ方向でも「ロシア軍が線路沿いにセリダブの背後へ回り込む可能性」「ロシア軍が線路沿いにクラホヴォ方向へ前進するとヒルニクが大釜に捉えられる可能性」が浮上」
ロシア軍が、何らかの戦略的意図をもって攻めているのかどうかは知らない。
とにかく、全方位で攻撃して、ウクライナ軍が脆弱になっているところで突出し、そこを広げていくように見える。
正面突破は困難だから、補給路を遮断して囲い込んでいるようにも見える。
ここしばらくは、ブーレダル方面の話題が中心になるだろうな。
陥落は時間の問題だろう。
が、どうなるかは分からない。
チャシブヤールは、しぶとく持ちこたえているし、ポクロフシクは健在だ。
ウクライナ軍は、困難な状況の中で防衛ラインを維持している。
クルスク侵攻が、政治的に何をもたらすことになるかは分からないが、軍事的にはぺスコフが「前向き」とコメントする状況をもたらしていることは間違いない。
ロイターの記事には、こんな記述もある。
「ドネツク州の2つの小さな村、ホストレとフリホリフカを占領」
ホストレは、マクシミリアニフカの北の集落とピンときたが(このところの航空万能論の記事にも登場していたからな)、フリホリフカってどこ?。
苦労して調べたら、チャシブヤールの北の小さな集落だった。
んなところを占領して、なにか戦略的な意味があるとは思えないんだが、ロシア軍にとってはどーでもいいのかも知れない。
全方位で攻めてみて、穴が開いていれば突撃する。
それを広げて囲い込み、大釜を作って包囲する。
航空万能論のブログ管理人は、東部戦線の危機的状況を生み出した原因をウクライナ軍の兵員不足と見ている。
「ウクライナ軍は人員不足が解消していない段階で クルスク州に侵攻したため、数的優位を生かしたロシア軍の攻勢拡大に対応出来なくなり、東部戦線の各所で防衛ラインが崩壊している」
しかし、クルスク侵攻が政治的な果実をもたらすなら、東部戦線の一時的な状況はコストとして認められるだろう。
ウクライナは、自国を支援することが第3次世界大戦を防ぐことに繋がるとか、民主主義体制を擁護することになるとか、相変わらず大ぶろしきを広げている。
最近では、世界の未来を守ることになるなどと、際限なく広げているけどな。
浮沈子は、ウクライナの統治がどうなろうと知ったことではない。
ドンパチなどさっさとやめて、兵士は家に帰り、仕事に精を出すのが一番だ。
それは、ロシアも同じだが、プーチンはともかく、メドベージェフは欧州に一発お見舞いしないと収まらないだろう(そうなのかあ?)。
この間、ウクライナを支援し続けた各国は、いずれ、そのツケを払わされることになる。
それがいやなら、未来永劫、ウクライナを支援し続けなければならない。
が、まあ、ロシアもいろいろチョンボしてくれるから、一直線にそうなるとは限らない。
(衛星画像によるとロシアの「超兵器」の実験は見事に失敗した)
https://arstechnica.com/space/2024/09/satellite-images-suggest-test-of-russian-super-weapon-failed-spectacularly/
「土曜日にマクサーの画像衛星の1つから撮影された画像では、発射場の明らかな損傷が明らかになり、地下サイロの開口部を中心に大きなクレーターができた。」
アルスが、珍しく軍事ネタを取り上げている。
「RS-28サルマトミサイルが2年以内に失敗したのはこれで少なくとも2回目であり、ロシア議会の議長が、西側諸国がウクライナのロシアに対する長距離兵器の使用を承認した場合、このミサイルをヨーロッパに対して使用すると暗に脅してから数日後、同国の核戦力に打撃を与えた。」
もっとも、サルマトが置き換えようとしている現行の核戦力自体は変わらないから、大きな影響はないだろうが、政治的には痛手だ。
プーチンの顔は、この間(クルスク侵攻を含めて)泥だらけということになる。
ブーレダルの陥落(まだ分かりませんが)が、せめてもの慰みかも知れない。
「大統領府のペスコフ報道官は「戦況は前向きだ」と答えた。」(ロイター:再掲)
ちょっと、強がりに聞こえる気もするけどな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ東部の要塞都市、ロシア軍が攻撃開始)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/AUFSIBA34VNQBLR575SPX7FYOI-2024-09-25/
「ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の要塞都市ブフレダルへの攻撃を開始」
「ウクライナは、ロシア軍が優勢かどうかには言及していないが、この地域で戦闘があったことを認めている。」
「ロシア国防省は、同国軍がブフレダルを含む一連の集落でウクライナ軍を撃破したと表明」
(米、ゼレンスキー氏訪問に合わせ80億ドルの支援発表へ=関係筋)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/CHHGVPYOT5LGPF7XEQ76X73GOU-2024-09-26/
「米当局者によると、政府は26日、56億ドル分の引き出しについて発表すると議会に通知する意向だ。支援の具体的な内容は流動的」
「米政府は25日、PDAからウクライナ向けに3億7500万ドルを拠出すると発表」
同じPDA(手持ち在庫からの拠出=その穴を埋めるための支出)からの支出だからな。
この分は56億ドルに含まれるんだろう(未確認)。
「これには射程距離最大130キロの精密誘導滑空爆弾「統合スタンドオフ兵器」の初回出荷が含まれる」
こいつを、F-16に搭載して、ロシア軍陣地に叩き込むわけだ。
「ウクライナ安全保障支援イニシアティブ(USAI)に基づく24億ドル相当の支援が発表される予定」
これは、上記とは別口(新たな契約)。
「軍需品、ドローン対策兵器、ウクライナでの軍需品生産を支援するための資材などが含まれる」
在庫からの拠出はともかく、新規契約が実際に効果を発揮するのは当分先だ。
これらの軍事支援には、きっとB61-11とか12が含まれているんだろう(未確認)。
これは、F-16か、解体して核弾頭に加工され、ウクライナ製の弾道ミサイルに搭載される(そうなのかあ?)。
やれやれ・・・。
妄想は留まるところを知らないが、勝利計画とやらが実るかどうかはバイデン次第だ。
さて、重箱の隅から何が出てくるのかな・・・。
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