幸せなクルマ ― 2012年06月14日 20:51
幸せなクルマ
300万円のクルマに試乗する。
J-AUTOで、絶好調の500Eだ。
スッゲーッ、というほどのこともなく、淡々とした試乗は終わった。
いい車である。
しかし、泣きそうな顔になってしまった金川さんには申し訳ないのだけれど、買わなかった。
ピンとくるものがない。
あまりに上等で、あまりに綺麗で、あまりに良い。
文句ないじゃん!。
でも、買わない。
幸せなクルマなのである。手をかけられ、磨き上げられ、ピカピカになって明るいショウウインドウに飾られて、みんなに綺麗ですねとか、お買い得ですねとか、私には過ぎた車ですね、などと褒められて、鎮座する(その割りに、半年も売れ残っているんだが・・・)。
それでも、誰かがきっと買ってくれるに違いない。
そして、大切に乗られることだろう。
私は、今日、そんな車に試乗させて頂いた。
買わなかったのだが、もしかしたら買うかもしれない。
だって、ポルシェのフロントブレーキ、ミッションオーバーホール済み、レカロのCクラシック電動シート、95年リミテッドでJ-AUTOのROMチューンでエンジン静か、パワーモリモリである。ナカミチのCDチェンジャーが付いていることは今日知った。
頭では、「買い」だと分かっている。
でも、たぶん、買わない。
心に響くものがなかったから。
ブレーキもエンジンもハンドルも言うことはない。でも、それは300Eの延長線上で、それ以上でも以下でもなかった。
高速道路を飛ばしたら、きっと真価が分かるのだろうが、それはそれ、免許の点数が心配になる。
帰りに、ARJというお店にも寄った。
(ARJのホームページ)
http://www.arjapan.co.jp/
とんでもないクルマを見つけた。
2万キロのW123型280Eである(信じられない!)。
綺麗だ!。中を見させていただいたが、新車かと思うほどの美しさ・・・。溜息が出る。バリもんである。
後ろを振り向くと、真っ赤な944のカブリオレがある。3万キロだそうだ。
あるところには、あるんですなあ!。
社長の500E(ブルーブラック)が、店の前に止めてある。売り物かと思うほどピッカピカである。14万キロだと自慢していた(どういう意味の自慢なんだ?)。
残念ながら、広告に出ていた500Eは売れてしまっていた。このお店なら、きっとモノに間違いはなかろう。近場だし、たまに覗いてみるのもいいかも知れない。
手をかけられ、大切にされ、新車に近いことを求められる、幸せな中古車たち。
明日は、また、別のお店に見に行くつもりだ。
(KMサトウ自動車株式会社)
http://www.kmsato.co.jp/index.htm
どうみても、500Eを売っているようには見えない。トヨタやスズキの4輪の専門店だ。
(展示車一覧:500Eが売れてしまっても見られます)
http://www.kmsato.co.jp/carsales3.html
クラウンはいいとして、軽自動車やSUVの中で、ただ1台異彩を放つ500E。
走行距離や本体価格がページによって違う。それどころか、同じページの上と下で違う!。
(平成3年 メルセデスベンツ 500E:売れてしまったら見られません)
http://www.kmsato.co.jp/bentu2.html
(入庫時の記事:500Eが売れてしまっても見られます)
http://blog.goo-net.com/kmsatoauto/archive/7
なんだ、2年半も売れ残りか!。
午後6時で閉店(しかも、日曜・祝日休み)という、商売っ気のなさといい、通じないのを覚悟して夜8時に電話したら、オヤジが出てきて、「明日、お店に行けば試乗できますか?」との問いに、「そりゃあ、車検付いてるから!」と答える庶民性(きっと、軽自動車のワンボックスもこんな感じで親方達に売ってんだろうな)といい、いやはや、何とも・・・。
試乗できたらまた書くが、シャンパンゴールドの500Eは、ちょっと敬遠かなあ。素材として、J-AUTOで徹底整備してもらうのも悪くないかもしれない。
300万円のクルマに試乗する。
J-AUTOで、絶好調の500Eだ。
スッゲーッ、というほどのこともなく、淡々とした試乗は終わった。
いい車である。
しかし、泣きそうな顔になってしまった金川さんには申し訳ないのだけれど、買わなかった。
ピンとくるものがない。
あまりに上等で、あまりに綺麗で、あまりに良い。
文句ないじゃん!。
でも、買わない。
幸せなクルマなのである。手をかけられ、磨き上げられ、ピカピカになって明るいショウウインドウに飾られて、みんなに綺麗ですねとか、お買い得ですねとか、私には過ぎた車ですね、などと褒められて、鎮座する(その割りに、半年も売れ残っているんだが・・・)。
それでも、誰かがきっと買ってくれるに違いない。
そして、大切に乗られることだろう。
私は、今日、そんな車に試乗させて頂いた。
買わなかったのだが、もしかしたら買うかもしれない。
だって、ポルシェのフロントブレーキ、ミッションオーバーホール済み、レカロのCクラシック電動シート、95年リミテッドでJ-AUTOのROMチューンでエンジン静か、パワーモリモリである。ナカミチのCDチェンジャーが付いていることは今日知った。
頭では、「買い」だと分かっている。
でも、たぶん、買わない。
心に響くものがなかったから。
ブレーキもエンジンもハンドルも言うことはない。でも、それは300Eの延長線上で、それ以上でも以下でもなかった。
高速道路を飛ばしたら、きっと真価が分かるのだろうが、それはそれ、免許の点数が心配になる。
帰りに、ARJというお店にも寄った。
(ARJのホームページ)
http://www.arjapan.co.jp/
とんでもないクルマを見つけた。
2万キロのW123型280Eである(信じられない!)。
綺麗だ!。中を見させていただいたが、新車かと思うほどの美しさ・・・。溜息が出る。バリもんである。
後ろを振り向くと、真っ赤な944のカブリオレがある。3万キロだそうだ。
あるところには、あるんですなあ!。
社長の500E(ブルーブラック)が、店の前に止めてある。売り物かと思うほどピッカピカである。14万キロだと自慢していた(どういう意味の自慢なんだ?)。
残念ながら、広告に出ていた500Eは売れてしまっていた。このお店なら、きっとモノに間違いはなかろう。近場だし、たまに覗いてみるのもいいかも知れない。
手をかけられ、大切にされ、新車に近いことを求められる、幸せな中古車たち。
明日は、また、別のお店に見に行くつもりだ。
(KMサトウ自動車株式会社)
http://www.kmsato.co.jp/index.htm
どうみても、500Eを売っているようには見えない。トヨタやスズキの4輪の専門店だ。
(展示車一覧:500Eが売れてしまっても見られます)
http://www.kmsato.co.jp/carsales3.html
クラウンはいいとして、軽自動車やSUVの中で、ただ1台異彩を放つ500E。
走行距離や本体価格がページによって違う。それどころか、同じページの上と下で違う!。
(平成3年 メルセデスベンツ 500E:売れてしまったら見られません)
http://www.kmsato.co.jp/bentu2.html
(入庫時の記事:500Eが売れてしまっても見られます)
http://blog.goo-net.com/kmsatoauto/archive/7
なんだ、2年半も売れ残りか!。
午後6時で閉店(しかも、日曜・祝日休み)という、商売っ気のなさといい、通じないのを覚悟して夜8時に電話したら、オヤジが出てきて、「明日、お店に行けば試乗できますか?」との問いに、「そりゃあ、車検付いてるから!」と答える庶民性(きっと、軽自動車のワンボックスもこんな感じで親方達に売ってんだろうな)といい、いやはや、何とも・・・。
試乗できたらまた書くが、シャンパンゴールドの500Eは、ちょっと敬遠かなあ。素材として、J-AUTOで徹底整備してもらうのも悪くないかもしれない。
クルマとは? ― 2012年06月14日 23:54
クルマとは?
今週は、500E症候群に罹ってしまっている。独逸国原産の熱病で、インターネットのホームページとか、中古車屋で感染するらしい。
何しろ、健康保険が利かないし、治療費が高い。安くても100万円以上、重症者(車?)は数百万円する。
幸いなことに、人から人への感染は限られているようだし、感染者の絶対数は少ない。世界中で1万479人しか感染しない。現在は、どのくらい残っているのだろうか。
クルマとは、金属とガラスと樹脂とゴムでできた機械である。油脂とガソリンを入れて、点火すると爆発する(もちろん、エンジンの中だけ)。
人間が操縦しないと走らないのに、「自動車」という誤った表記がなされる。「馬車」の方が適切な表現である。そうそう、「自転車」はいいかも知れない。自分では転んでしまう車だ。
まあ、どうでもいいんですが。
昔の自動車に屋根はなかった。
(ゴッドリープ・ダイムラーが設計した世界初の4輪自動車「ダイムラー・モトールキャリッジ」(1886年))
http://www.carview.co.jp/green/report/road_imp/benz_museum/288/photo/21/
私は、去年オープンカー(ボクスター)を買ったので、先祖がえりである。
しかし、屋根がないわけではない。殆どの時間をオープンで走るが、雨が降れば屋根を閉めるし、駐車場では屋根を閉めた上にカバーまでかける。
屋根付きの車(300E)の買い替えを考え出したのは、今週になってからだが、500Eの値段が急激に下がっていることが原因である。最低で80万円からあった(福岡なので、ちょっと・・・)。
近くの中古車屋で初めて見た500Eの印象は強烈だったが、ボディーが腐っていたのと値ごなれしていないので、とりあえず敬遠である(乗り出し180万円)。
2台目は昨日見て、今日試乗した。
印象は悪くないのだが、出来過ぎで可愛げの無いクルマだった。コンプリートカーのような味わいである。ハマる人にはぴったりだが、私には似合わなかった(乗り出し315万円)。
週末のトリを飾るのは、乗り出し130万円のディーラー車である。程度が分からないので評価は出来ないが、明日試乗予定である。
いったいどんなクルマなのだろうか。
そう、クルマとは、金属とガラスと樹脂とゴムとでできた機械のくせに、(元)男の子をここまで夢中にさせるものである。
ただし、今のところ、500Eに限られているのがせめてもの救いだ。中古しかないし、高くても500万円以下である。ブガッティーとか、マクラーレンなどに感染した時の治療費は、「億」の単位である(治療不可!)。
皆様も、どうかお気をつけて!。
今週は、500E症候群に罹ってしまっている。独逸国原産の熱病で、インターネットのホームページとか、中古車屋で感染するらしい。
何しろ、健康保険が利かないし、治療費が高い。安くても100万円以上、重症者(車?)は数百万円する。
幸いなことに、人から人への感染は限られているようだし、感染者の絶対数は少ない。世界中で1万479人しか感染しない。現在は、どのくらい残っているのだろうか。
クルマとは、金属とガラスと樹脂とゴムでできた機械である。油脂とガソリンを入れて、点火すると爆発する(もちろん、エンジンの中だけ)。
人間が操縦しないと走らないのに、「自動車」という誤った表記がなされる。「馬車」の方が適切な表現である。そうそう、「自転車」はいいかも知れない。自分では転んでしまう車だ。
まあ、どうでもいいんですが。
昔の自動車に屋根はなかった。
(ゴッドリープ・ダイムラーが設計した世界初の4輪自動車「ダイムラー・モトールキャリッジ」(1886年))
http://www.carview.co.jp/green/report/road_imp/benz_museum/288/photo/21/
私は、去年オープンカー(ボクスター)を買ったので、先祖がえりである。
しかし、屋根がないわけではない。殆どの時間をオープンで走るが、雨が降れば屋根を閉めるし、駐車場では屋根を閉めた上にカバーまでかける。
屋根付きの車(300E)の買い替えを考え出したのは、今週になってからだが、500Eの値段が急激に下がっていることが原因である。最低で80万円からあった(福岡なので、ちょっと・・・)。
近くの中古車屋で初めて見た500Eの印象は強烈だったが、ボディーが腐っていたのと値ごなれしていないので、とりあえず敬遠である(乗り出し180万円)。
2台目は昨日見て、今日試乗した。
印象は悪くないのだが、出来過ぎで可愛げの無いクルマだった。コンプリートカーのような味わいである。ハマる人にはぴったりだが、私には似合わなかった(乗り出し315万円)。
週末のトリを飾るのは、乗り出し130万円のディーラー車である。程度が分からないので評価は出来ないが、明日試乗予定である。
いったいどんなクルマなのだろうか。
そう、クルマとは、金属とガラスと樹脂とゴムとでできた機械のくせに、(元)男の子をここまで夢中にさせるものである。
ただし、今のところ、500Eに限られているのがせめてもの救いだ。中古しかないし、高くても500万円以下である。ブガッティーとか、マクラーレンなどに感染した時の治療費は、「億」の単位である(治療不可!)。
皆様も、どうかお気をつけて!。
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