来世紀への展望2013年07月05日 00:56

来世紀への展望
来世紀への展望


突然ですが、地球の定員って、何人だろう?。

(1 人口と食料)
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-shokuryo-1.htm

生活レベルの問題、エネルギーの問題(食糧の生産には、石油を初めとして、多くのエネルギーが必要)、どんな食物を摂取するかなどによって変わってくる。

しかし、まあ、ざっと200億人は何とかなるだろうし、少なく見積もっても100億人くらいなら、間違いなく食いつなげる。

お腹がいっぱいになったところで、世界の人口は、この先どうなるのだろうか。

(図録世界と主要国の将来人口推計)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1151.html

概ね100億の大台を超えるという感じだが、こんなのもある。

(ランダース教授 「世界の人口、80億人で頭打ち」 )
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD120LC_S3A610C1TJ1000/

大体の感じでは、90億人台で横ばいになって、食糧の供給もギリギリセーフ、ばんばんざいである!。

えっ?、違うの?。

(200年後、世界の人口は半分になる!?)
http://wired.jp/2013/01/23/population/

100年後くらいから、劇的な減少が始まり、世界の人口は半減する。

「世界の人口増加の原因となってきた貧しい国々を見てみよう。ここでも出生率は低下傾向にある。1960年から2009年の間に、メキシコでは女性1人あたり7.3人の子どもが生まれていたのが、2.4人になった。インドでは6人から2.5人になった。ブラジルでは6.15人から1.9人だ。サハラ砂漠以南のアフリカ諸国でも、現在は女性1人あたり4.66人の割合だが、70年には2.1の限界を下回るようになると予想されている。」とある。

つまり、将来の人口は、既に減り始めているのだ。生きている人の寿命が十分長いので、実際の頭数が減り始めるまでのタイムラグがあるだけで、最早、将来的な人口減少は明らかになってきている。

これは、大規模な戦乱や、疫病の蔓延がないと仮定した上のことである。

今後200年間に渡り、人類がその総数の著しい減少を体験しないという保障は、どこにもない。

それらのリスクを考えると、人類が100億人の隆盛を極めることは、ほぼ困難だろう。

そして、その後数百年間の減少の果てに、出生の管理が行われるようになるだろう(2300年に10億人)。

それで止まる保証はない!。

数億人(場合によっては、数千万人)の人口では、地域的偏在を考えると、十分な遺伝子の多様性を確保することは困難になるかも知れない。

で、過去の人類の遺伝子プールの中から、適当と思われる遺伝子セットを掛け合わせて、インビトロで発生させる。

まあ、どうしても「産みたい!」というパートナーの希望をかなえるために、人工妊娠を選択する夫婦もいるかもしれないが。

当然、生殖能力なんてものは、衰えてしまっていて、自然に子供を授かるなんて奇跡は、世界的なニュースになったりする。

えーと、夫婦という概念は、その頃は拡張されていて、同性間では当然アリだし、今でいう「親子」のような形でもアリかもしれない。

単に、親離れと子離れが出来ないだけ?。

世も末だな。

そして、歴史の時間で習うわけだ。

過去には、人口爆発などという、信じられない時代があった、と。

地球の定員とかいうと、多いほうの定員とばかり考えがちだが、むしろ、深刻なのは少ないほうの「定員割れ」だろう。

遺伝子の多様性が失われ、単一の感染症に対する抵抗性を失った人類が、ある日、コロッと滅亡する可能性があるからだ。

なんか、B級SF映画の筋書きみたいなんだが、こんなのもあったなあ。

(復活の日)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E3%81%AE%E6%97%A5

(『復活の日』:1980、日本)
http://www1.kcn.ne.jp/~pop/spcpm/j16h/fukkatsuno_hi.html

日本映画としては、全世界的、全人類的な規模で描かれ、バアサンになってしまったオリビア・ハッセーもまだ若々しく(浮沈子は、ロミオとジュリエット以来のファンである)、多岐川由美も、なんでモーターボートにナースキャップ被ったまま乗るかよ!的な突っ込みはあるにせよ、妖艶な魅力を漂わせていた頃の傑作である。

それにしても、草刈雅夫はスマートすぎて、あんまり適役とはいえなかったなあ。

ジョージ・ケネディ辺りが主役だったら、アメリカでも興行収入を上げられたかもしれない。

麻薬で捕まっちゃった角川春樹、この間他界した夏木勲、県知事様になっちまった森田健作(おかげで、アクアラインが安くなりました!)。時代を感じる面子が並ぶ(1980年製作33年前!)。

この映画(というか、一昨年亡くなった小松左京の小説)では、南極観測隊員たちが、ノアの箱舟的な生存を果たす。

「1982年秋、863人の人間を南極に残し、人類は滅亡した。」

オイオイ、まだ83タルガが、出来てないじゃないか!!。

まあ、どうでもいいんですが。

800人そこそこで(しかも、女性は8人!)、この人数では、絶対的に遺伝子プールが小さすぎる!。

(最小存続可能個体数)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%B0%8F%E5%AD%98%E7%B6%9A%E5%8F%AF%E8%83%BD%E5%80%8B%E4%BD%93%E6%95%B0

「陸上の脊椎動物について言えば、近交弱勢や遺伝的多様性を考慮しない場合、最小存続可能個体数は平均500~1000個体といわれる。また、それらの影響を加味した場合は、最小存続可能個体数は1000以上になると考えられる。」とある。

女性8人というだけでも、ペケだな。

小松左京は、保全遺伝学的な知識が欠如していたといわれても仕方ない。

引用されている論文が、皆、1984年以降なので、当然かも・・・。

まあいい。

世界の人口問題は、世界の経済問題に直結し、アベノミクスと密接に関連する。

人口減少が避けられない我が国は、もはや、井の中の蛙状態ではダメで、世界に打って出なければならない。

それも、スピード感をもって行わないと、減少に転じる世界人口と世界経済の状況に取り残されてしまう。

企業にとって、50年、100年というのは、あっという間の出来事なのである。

「プライスウォーターハウスクーパースの椎名茂社長は、ミャンマーを視察する日本企業で実際に進出する例が少ない点を挙げ、「意思決定や組織改革のスピード感を高めなければならない」と警鐘を鳴らした。」と、先に引用したランダース教授の記事にもある。

今、インド、バングラディッシュ、アフリカが熱い。

中国や東南アジアなんて、既に旬を過ぎてしまったかもしれない。

乾燥や日照りに強いC4植物でも食べながら、22世紀に向けて、戦略を立てる時が来たのだ。

(C4型光合成:画像参照)
http://ja.wikipedia.org/wiki/C4%E5%9E%8B%E5%85%89%E5%90%88%E6%88%90

塩振った、茹でたトウモロコシが食いたーい!。

走る弁証法2013年07月05日 02:49

走る弁証法
走る弁証法


ポルシェ乗りにとって、911かケイマンかというのが、究極の選択になってきているようだ。

もっとも、中古車しかターゲットに入っていない浮沈子にとっては、10年後20年後の話でしかないが。

(新ポルシェ・ケイマンSに試乗した)
http://ameblo.jp/italiaspeed/entry-11547678543.html

「この新ケイマンはニュルブルクリンクで911のタイムを上回る快挙も成し遂げてるわけですし、この新ケイマンなら911が買えない人用のクルマとは言わせないだけの魅力と実力を兼ね備えているんじゃないでしょうか。」

「営業さん曰く、この新ケイマンになって、911よりもケイマンがいいと911から乗り換えるお客さんが増えてるそうです。う~ん、ポルシェもミッドシップが最善なんでしょうか。」

いやいや、「最善」といっているのは、ベンツですよ!。

(最善か、無か:「Das Beste oder nichts」)
http://benz01mc.yu-nagi.com/sub1.html

ポルシェは、「最良」!!。

(最新は最良か、ポルシェ911:「最新のポルシェは最良のポルシェ」)
http://engine-online.jp/engineroom/mag/201202.html

このブログには、続きがある。

(新ポルシェ・ケイマン2.7に試乗した)
http://ameblo.jp/italiaspeed/entry-11547791380.html

(ポルシェは最新が最善なのか)
http://ameblo.jp/italiaspeed/entry-11547883142.html

「ポルシェはその時代ごとにその時の最善を作り続けてきたことがポルシェの歴史でもあるわけで、それは今の時代にも脈々と受け継がれていることが今回の試乗でも感じられました。」

「ドイツ車のブランドの根底に流れる価値は、技術の進歩によって昇華していくと言っては語弊があるかもしれませんが、新ケイマンに乗ってみると、そんな印象を受けるんですよね。」

この方、実に分かってらっしゃる!。

アウフヘーベン(止揚)という単語を、思い出してしまった。

(止揚)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A2%E6%8F%9A

空冷RRという十字架を背負い、それを否定しつつ技術の向上によって克服してきた911にとって、アウフヘーベンという概念は、正に正鵠を得ている。

「つまり、古いものが否定されて新しいものが現れる際、古いものが全面的に捨て去られるのでなく、古いものが持っている内容のうち積極的な要素が新しく高い段階として保持される。」

うーん、ポルシェは、「走る弁証法」なのか・・・(ヘーゲルって、ドイツ観念論の大御所だし)。

まあいい。

「ドライブの要を司るユニットがまさにミッドシップに集約されて配置されているからです。物理的に正しいコンセプトだからこそ、我々開発陣はシャシーフレームからタイヤまで、コンポーネントのアレンジをミッドシップに置いたエンジン中心に考えていけばいいのです」とは、開発責任者の弁。

「アルファロメオもこれにチャレンジして4Cを作り上げたわけで、4Cが出たら価格帯もケイマンと近いだけに、お互いをどう評価するのか楽しみです。そういった意味では、4Cによってアルファロメオも最新が最善ということになるかもしれません。ケイマンより圧倒的に軽いカーボンボディはポルシェにも真似できない走りを実現しているかもしれませんね。」

なにーい?、イタ車は所詮、一点豪華主義で、4Cだってカーボンボディ以外に見るべきものはないんじゃない?。

(Alfa Romeo 4C Balocco Race Track:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=qtICrELS1ks

(タイヤがプアなだけのドリフトのような気がするんだが)

実際、ジュリエッタを試乗したときにも、出来損ないのゴルフ以上の物ではなかった。

思わず買ってしまいそうな、ビビッドなデザイン以外は・・・。

イタリア人って、どうしてああいう造形を生み出すことが出来るのだろうか(ドイツ野郎にゃ、絶対無理だな)。

4Cの中古がこなれた値段で出てくるのは、当分先だろうが、是非所有してみたいクルマの一台である。

まあ、どうでもいいんですが。

「いずれにしても、ポルシェの価値はすばらしい歴史に裏打ちされたレーシングスピリットをその時代の最新技術によって提供されてきたんだなぁと感じたわけでして。ポルシェに乗ったら他のクルマに乗れないという方が多いのも頷けますなぁ。」

「男ならいつかは乗りたいポルシェ。」

イタ車フリークに、このセリフを吐かせるマシン!。

911でも、ケイマンでも、どっちでもいい。いや、どっちもいい。

浮沈子は、30年物の911と、10年物のボクスターを所有しているが、どちらにもそれぞれの良さがあり、欠点もある。

83タルガは、合格点をもらえないブレーキ周りの修理に入院中だし、03ボクスターは、今日もオープンで、第三京浜を(初めて)メーター読み200kmで爆走したが、何のストレスもない優等生振りが欠点である。

ゼータクな悩みだ。

しかし、ポルシェは、本気でMRを911の後釜に据えるつもりなんだろうか?。

次期992(?)の開発は、既に始まっているだろう。

ボディを刷新した991の次の一手は、エンジンである。

パナメーラ、カイエンと外堀を埋めてきたハイブリッドを、本命911に搭載してくるのか、ダウンサイジングでフラットフォーにツインターボ(!!)を咬ませるのか。

そしたら、ターボモデルはどうなるのか、ひょっとして、ターボハイブリッドなんて、大技掛けてくるのかあ!?。

これからの6年間、夜も眠れぬ日々が続く(まさか・・・)。

人類の地平32013年07月05日 22:34

人類の地平3
人類の地平3


実体としての宇宙の果てを、人類の認識の地平と呼ぶならば、この天体こそ、その名に相応しい。

(IOK-1:「すばる」が見つけた銀河)
http://www.wdic.org/w/SCI/IOK-1

「約128億8260万光年」とある。

まあ、想像を絶する距離であることは確かだ。

ここが、今のところ、人類の第3の地平、実体として観測できる宇宙の果てである。

距離の地平ということもさることながら、時間の地平でもある。

想像したり、理論的に予想したりすることは出来るかもしれないが、実際の観測にかかることはない。

もちろん、観測機器は、このところ長足の進歩を遂げて、人類の地平をバリバリと広げてきた。

(30メートル望遠鏡)
http://ja.wikipedia.org/wiki/30%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1

(Thirty Meter Telescope (TMT)の概要)
http://tmt.mtk.nao.ac.jp/intro-j.html

集光力は、「すばる」の13.4倍になる。

しかし、だからといって、13.4倍遠くの星が見えるようになるわけではない。

せいぜい、数パーセント遠くが見えるようになるだけである。

だって、宇宙の始まりのころは、星なんてなかったんだから・・・。

インフレーション宇宙論では、約4億年後に最初の星が生まれたことになっている。

遠くを見るということは、それだけ過去を見ることになる。

だから、宇宙年齢を138億歳とするモデルとした場合は、ちょっと手前までしか見ることは出来ない。

ただし、それは、理論上の問題である。

宇宙の観測の結果が、理論を塗り替えてしまうということだって、ひょっとしたらあるかもしれない。

ビッグバン理論や、インフレーション宇宙論を超えて、新たな地平が広がるかもしれない。

(ビッグバン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%90%E3%83%B3

(宇宙のインフレーション)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

まあ、宇宙のインフレーションといっても、アベノミクスとは、何の関係もない。

年率2パーセントなんて、ショボいインフレなどではない。

「宇宙は誕生直後の10-36秒後から10-34秒後までの間にエネルギーの高い真空(偽の真空)から低い真空(真の真空)に相転移し、この過程で負の圧力を持つ偽の真空のエネルギー密度によって引き起こされた指数関数的な膨張(英語版)(インフレーション)の時期を経たとする。」とある。

ちっとばかり、過剰流動性を増やしたくらいの経済政策で、「次元を超えた」などという言い回しを、軽々しく使っていただいては困るなあ!。

まあいい。

とてつもない膨張が一気に起こった結果、宇宙は平坦で均質で構造的な欠陥のない時空を形成したと考えられている(揺らぎも生じましたが)。

しかし、どうも、最近はダークマターとか、ダークエネルギーといった、フォースの暗黒面(ダークサイド)が強くなって、ジェダイの騎士の勢力(ライトサイド)が押され気味である(ワケワカ・・・)。

(暗黒物質)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%97%E9%BB%92%E7%89%A9%E8%B3%AA

(ダークエネルギー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC

この辺りになると、もう、何をいっているのやら、さっぱりで、いかにもスターウォーズ的なのだが、これはれっきとした理論物理学的相対性理論的量子力学的シロウトにはワケワカ的な学問領域なのである。

(Λ-CDMモデル:ラムダCold Dark Matterモデル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%9B-CDM%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB

このモデルによると、宇宙の年齢が138億歳になるという(距離的には、138億光年)。単純に掛け算していいんだろうか?。

(観測可能な宇宙:そうじゃないって書いてあるページ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E5%AE%87%E5%AE%99

(共動距離と固有距離)
http://okwave.jp/qa/q7604032.html

ここでは、わかりやすく光行距離ということで・・・。

(宇宙の年齢)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E5%B9%B4%E9%BD%A2

宇宙背景輻射の観測が重要だとある。

(宇宙マイクロ波背景放射)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%83%8C%E6%99%AF%E6%94%BE%E5%B0%84

「宇宙マイクロ波背景放射(うちゅうマイクロははいけいほうしゃ、cosmic microwave background (radiation); CMB、CMBR)とは、天球上の全方向からほぼ等方的に観測されるマイクロ波である。」

「そのスペクトルは2.725Kの黒体放射に極めてよく一致している。」

「単に宇宙背景放射 (cosmic background radiation; CBR)、マイクロ波背景放射 (microwave background radiation; MBR) とも言う。」

「黒体放射温度から3K背景放射、3K放射とも言う。宇宙マイクロ波背景輻射、宇宙背景輻射などとも言う(輻射は放射の同義語)。」

宇宙背景輻射が、ベル研究所のホーン型アンテナの開発の際に、偶然発見されたのは余りにも有名である(画像参照)。

この宇宙背景輻射(浮沈子は、この表現がスキ!)がなぜ重要かというと、この揺らぎを観測することで、宇宙モデルの検証ができるからである。

「もっと興味深いのは、約数十分角から数度のスケールで見られる約10-5程度の非等方性である。この非常に小さな変動はザックス・ヴォルフェ効果の結果である。これはCMBの光子が重力赤方偏移を受けて生じるものである。インフレーション理論によれば、この変動の起源は量子ゆらぎがインフレーションによって引き伸ばされたものであり、宇宙の初期ゆらぎそのものである。この変動の角度に関するパワースペクトルは(多重極モーメント成分の振幅として)理論的に計算することができ、パワースペクトルにいくつかのピークや谷が存在することが分かる。このピークや谷の位置はハッブル定数などの宇宙論パラメータや宇宙の幾何学に依存するため、これを実際の観測と比較することで宇宙モデルを決めることができる。」とある。

「プランク衛星による初期観測結果は、2013年3月21日に公開された。この結果、宇宙年齢は138億年、宇宙の物質・エネルギーの組成はダークエネルギー68.3%、ダークマター26.8%、バリオン4.9%であると求められた。」

(「プランク」が宇宙誕生時の名残りを最高精度で観測)
http://www.astroarts.co.jp/news/2013/03/22planck/index-j.shtml

「宇宙マイクロ波背景放射(CMB)とは、宇宙誕生からわずか38万年後に放たれた光の波長が伸びて現在マイクロ波として観測されるもので、誕生直後の宇宙に存在したわずかな密度のムラが反映されている。こうしたムラは宇宙誕生直後に起こった宇宙空間の急激な膨張(インフレーション)で大規模に広がり、その後恒星や銀河などの構造が生まれる種となっていると考えられている。」とある。

ムラの時間です・・・(古っ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

「「プランク」による観測成果の完全版は2014年に発表される見込みだ。」とある。

人類の地平、観測に掛る実体のある宇宙の果ては、今のところ、138億光年ということにしておこう。