最新ダイビング用語辞典 ― 2014年01月16日 03:09
最新ダイビング用語辞典
5400円+税。
高いといえば高いが、コレクターズアイテムなので、苦にはならない。
須賀次郎氏のブログをフォローしている浮沈子は、大体の内容は想像がつく。
しかし、なんだな、サイドマウントの記述が、こんだけというのは、軽いショックではあるな。
「サイドマウント
より大量の空気(呼吸ガス)が必要な潜水では、2本組みにする。さらに大量の空気を持って行きたい場合には、サイドマウントという方法で体の横に取り付ける。体の両側にサイドマウントをつければ、合計4本を持って潜ることになる。6本まではサイドマウントで持っていける。」
写真が2枚あって、1枚はダブルタンク+サイドマウント、もう1枚は、キャプションが付いている。
「背中にタンクを着けないで、サイドマウントだけでタンクを持つBCD」とある。
画像が小さいので、どこのBCをつけているかまではわからないが、背中が少し浮いているのが分かる。
まあ、タンクのケツが、これでもか、と浮いている写真で、しかも、左側に1本だけのコンフィギュレーション。
どこかのプールで撮影したようだ。
いや、サイドマウントを用語として取り上げているだけ、有り難いと思わなくてはならない。
「平成24年12月28日発行」と奥付にある。
1年以上前、パディジャパンが、サイドマウントを導入するかどうかというころだな。
もちろん、海外では、当たり前に行われていた。
(第6回/サイドマウントでのテック・ダイビング)
http://www.padi.co.jp/visitors/column/tecrec6.asp
「周知の通り、サイドマウント・コンフィグレーションは1970~80年代に一部のケーブ・ダイバーにより考案され、ケーブ・システムの中で非常に狭いエリアをタンクを外して通過しやすくするためのものでした。」
周知というが、誰も知らないんじゃね?。
「筆者もまだバックマウントのダブル・シリンダーで潜っていた90年代後半に、熱海でサイドマウントの米軍ダイバーと一緒に潜ったことがあります。メタリコン塗装のスチール・シリンダーを2本脇に抱えて潜る姿は、まだまだ珍しい光景でした。」
いやいや、2014年でも、十分珍しいと思うんだが。
「今までバックマウントのダブル・シリンダーで潜っていたダイバーがサイドマウントに変えたり、最初からサイドマウントでテクニカル・ダイビングを始める人も増えています。何故でしょうか?」
以下は、割愛する。
このページのBCは、ホリスのSMS100のようだな。
あーあ、やっぱ、これにしとけば良かったかあ?(後悔、先に立たず・・・)。
この用語辞典の目玉は、何といってもリブリーザー!(違う?)。
96ページから105ページまで、10ページに渡る記述は、目次にも、項目立てして出ている。
ここでは、用語として扱われているものを紹介する。
「4-9 リブリーザー re-breather
・閉鎖回路型スクーバ式潜水器(クローズドサーキット)
(closed-sircuit rebreather;CCR,E-CCR)
・半閉鎖式スクーバ
(semi closed circuit rebreather;SCR)
・一定質量流量方式/供給量依存方式(Mass-Flow式)
・容積比一定/呼吸応需式(Demand Control式)
・混合ガス閉鎖回路型スクーバ(電子制御閉鎖回路型リブリーザー)
(E-CCR)
・希釈ガス(ディリュエント)
(diluent gas)
・緊急用タンク(ベウルアウトタンク)による浮上
・酸素センサーの信頼性
・リブリーザーの安全性について
・スポーツリブリーザー
・エクスプローラー
(ExPLORER)
・ポセイドン・マークシックス・ディスカバリー
(poseidon mark Ⅵ DISCOVERY)」
どうです?、すごいでしょう?。
だから、マーク6のアルミタンクは3リットルじゃない(日本では2.7リッター)とか、E-CCRとeCCRの表記が統一されてないとか、インスピのイラストが、センチネルより小さい(!:ま、田中さんが書いたんだろうから、仕方ないか・・・)とか、インスピがクラシックしか出てないとか、M-CCRについての記述がないとか、細かいことをいってはならない。
(Mk6 Discovery 関連商品:おおっ!、いつの間にか、日本語のページが!:久保さんもインストラクター取ったらしい)
http://www.poseidon-j.com/#!products/c1toe
CCRの運用についての記述は的確で、参考になることも多い(今度、水中でマウスピース外して、どの位浸水するか確認してみよう!:良い子はマネしないでね!)。
7ページから9ぺーじにかけても、リブリーザーの歴史が書かれているが、思い切り端折っているので、参考程度だな。
フィーノや、オーパも出て来る辺りは、須賀氏の面目躍如であるな。
この本の真ん中には、「危険な海の生物」というカラーページがあって、コワーイ生き物たちがリアルに写っているのだが、どうも、写真が小さい。
また、最大の水中危険生物として、「人間」(ダイバー)を、是非挙げて欲しかったな。
まあ、どうでもいんですが。
レジャーダイバーが通常では教わらないような、ヘルメット潜水や、フーカー潜水などの送気潜水についても知ることが出来て、読んでためになり、見て楽しい本に仕上がっている。
高かったけど、買って良かったな。
しかし、この本の、本当の価値は、安全管理についての記述である。
第6章の安全確保だけではなく、この本で触れられていることの全てに通底しているのは、事故を起こさない、死者・行方不明者を出さない、ということに尽きる。
(平成24年レジャーダイビング事故発生状況)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/marine/figure/2012diving.pdf
(2013年(1~8月)レジャーダイビング事故発生状況(速報値))
http://www.kaiho.mlit.go.jp/marine/figure/H25.1-8diving.pdf
去年は8月までに、11名の方々が、亡くなったり行方不明となっている。
海保の統計には上がらない事故もある。
海外に於ける日本人のダイビング事故については、実態が良く分からない。
浮沈子のようなリゾートダイバーが、海外旅行でダイビング事故にあっても、きっと、何処にも統計が出ないままだ。
また、海保が係わらなかった事故についても、おそらく数字には出ていないと思われる。
ダイビング後の高所移動により発症した潜水障害などは、この統計に上がっていないだろう。
安全は、全てに優先する。
生きて帰ってこそ、ダイビングはレジャーになるのだ。
この本を手に取る度に、そのことを思い出そう。
5400円+税。
高いといえば高いが、コレクターズアイテムなので、苦にはならない。
須賀次郎氏のブログをフォローしている浮沈子は、大体の内容は想像がつく。
しかし、なんだな、サイドマウントの記述が、こんだけというのは、軽いショックではあるな。
「サイドマウント
より大量の空気(呼吸ガス)が必要な潜水では、2本組みにする。さらに大量の空気を持って行きたい場合には、サイドマウントという方法で体の横に取り付ける。体の両側にサイドマウントをつければ、合計4本を持って潜ることになる。6本まではサイドマウントで持っていける。」
写真が2枚あって、1枚はダブルタンク+サイドマウント、もう1枚は、キャプションが付いている。
「背中にタンクを着けないで、サイドマウントだけでタンクを持つBCD」とある。
画像が小さいので、どこのBCをつけているかまではわからないが、背中が少し浮いているのが分かる。
まあ、タンクのケツが、これでもか、と浮いている写真で、しかも、左側に1本だけのコンフィギュレーション。
どこかのプールで撮影したようだ。
いや、サイドマウントを用語として取り上げているだけ、有り難いと思わなくてはならない。
「平成24年12月28日発行」と奥付にある。
1年以上前、パディジャパンが、サイドマウントを導入するかどうかというころだな。
もちろん、海外では、当たり前に行われていた。
(第6回/サイドマウントでのテック・ダイビング)
http://www.padi.co.jp/visitors/column/tecrec6.asp
「周知の通り、サイドマウント・コンフィグレーションは1970~80年代に一部のケーブ・ダイバーにより考案され、ケーブ・システムの中で非常に狭いエリアをタンクを外して通過しやすくするためのものでした。」
周知というが、誰も知らないんじゃね?。
「筆者もまだバックマウントのダブル・シリンダーで潜っていた90年代後半に、熱海でサイドマウントの米軍ダイバーと一緒に潜ったことがあります。メタリコン塗装のスチール・シリンダーを2本脇に抱えて潜る姿は、まだまだ珍しい光景でした。」
いやいや、2014年でも、十分珍しいと思うんだが。
「今までバックマウントのダブル・シリンダーで潜っていたダイバーがサイドマウントに変えたり、最初からサイドマウントでテクニカル・ダイビングを始める人も増えています。何故でしょうか?」
以下は、割愛する。
このページのBCは、ホリスのSMS100のようだな。
あーあ、やっぱ、これにしとけば良かったかあ?(後悔、先に立たず・・・)。
この用語辞典の目玉は、何といってもリブリーザー!(違う?)。
96ページから105ページまで、10ページに渡る記述は、目次にも、項目立てして出ている。
ここでは、用語として扱われているものを紹介する。
「4-9 リブリーザー re-breather
・閉鎖回路型スクーバ式潜水器(クローズドサーキット)
(closed-sircuit rebreather;CCR,E-CCR)
・半閉鎖式スクーバ
(semi closed circuit rebreather;SCR)
・一定質量流量方式/供給量依存方式(Mass-Flow式)
・容積比一定/呼吸応需式(Demand Control式)
・混合ガス閉鎖回路型スクーバ(電子制御閉鎖回路型リブリーザー)
(E-CCR)
・希釈ガス(ディリュエント)
(diluent gas)
・緊急用タンク(ベウルアウトタンク)による浮上
・酸素センサーの信頼性
・リブリーザーの安全性について
・スポーツリブリーザー
・エクスプローラー
(ExPLORER)
・ポセイドン・マークシックス・ディスカバリー
(poseidon mark Ⅵ DISCOVERY)」
どうです?、すごいでしょう?。
だから、マーク6のアルミタンクは3リットルじゃない(日本では2.7リッター)とか、E-CCRとeCCRの表記が統一されてないとか、インスピのイラストが、センチネルより小さい(!:ま、田中さんが書いたんだろうから、仕方ないか・・・)とか、インスピがクラシックしか出てないとか、M-CCRについての記述がないとか、細かいことをいってはならない。
(Mk6 Discovery 関連商品:おおっ!、いつの間にか、日本語のページが!:久保さんもインストラクター取ったらしい)
http://www.poseidon-j.com/#!products/c1toe
CCRの運用についての記述は的確で、参考になることも多い(今度、水中でマウスピース外して、どの位浸水するか確認してみよう!:良い子はマネしないでね!)。
7ページから9ぺーじにかけても、リブリーザーの歴史が書かれているが、思い切り端折っているので、参考程度だな。
フィーノや、オーパも出て来る辺りは、須賀氏の面目躍如であるな。
この本の真ん中には、「危険な海の生物」というカラーページがあって、コワーイ生き物たちがリアルに写っているのだが、どうも、写真が小さい。
また、最大の水中危険生物として、「人間」(ダイバー)を、是非挙げて欲しかったな。
まあ、どうでもいんですが。
レジャーダイバーが通常では教わらないような、ヘルメット潜水や、フーカー潜水などの送気潜水についても知ることが出来て、読んでためになり、見て楽しい本に仕上がっている。
高かったけど、買って良かったな。
しかし、この本の、本当の価値は、安全管理についての記述である。
第6章の安全確保だけではなく、この本で触れられていることの全てに通底しているのは、事故を起こさない、死者・行方不明者を出さない、ということに尽きる。
(平成24年レジャーダイビング事故発生状況)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/marine/figure/2012diving.pdf
(2013年(1~8月)レジャーダイビング事故発生状況(速報値))
http://www.kaiho.mlit.go.jp/marine/figure/H25.1-8diving.pdf
去年は8月までに、11名の方々が、亡くなったり行方不明となっている。
海保の統計には上がらない事故もある。
海外に於ける日本人のダイビング事故については、実態が良く分からない。
浮沈子のようなリゾートダイバーが、海外旅行でダイビング事故にあっても、きっと、何処にも統計が出ないままだ。
また、海保が係わらなかった事故についても、おそらく数字には出ていないと思われる。
ダイビング後の高所移動により発症した潜水障害などは、この統計に上がっていないだろう。
安全は、全てに優先する。
生きて帰ってこそ、ダイビングはレジャーになるのだ。
この本を手に取る度に、そのことを思い出そう。
HPの日 ― 2014年01月16日 15:50
HPの日
ヒューレットパッカードと言えば、泣く子も黙るIT業界の巨人である。
IBMよりも売り上げが多い会社である(いつの間に・・・?)。
(ヒューレット・パッカード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89
「2006年11月16日に発表した2006年会計年度(2006年10月まで)によると、HPの年間売上高は917億ドルに達し、IBMが発表した2006年度の決算(売上高914億ドル)を上回り、当時の売上高で世界第1位のIT企業になった」
我が国では、プリンターで知られる程度だが、この会社が繰り出すテクノロジーは、業界の流れを変えてきた。
浮沈子の理解では、パソコン(ブレード)をいっぱい繋いで(高密度実装し)汎用機や(今は無き、サンの)ユニックスサーバーに対抗しようとしたのは、少なくとも大手ではHPが最初であった。
(HP BladeSystem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HP_BladeSystem#cite_note-1
「2001年12月に主要ベンダとして初めてブレード型x86サーバを発表した。」とある。
浮沈子は、HP-100LXをかつて使用していた(乾電池で、2週間も使えるポケットコンピューター!)。
(HP-100LX/200LX)
http://www.na.rim.or.jp/~ykumano/100lx.htm
蝶番が壊れて成仏したが、DOSに独自のシェルを被せたPDAは、非常に秀逸で、日本語化して使うこともでき、オモチャとしては楽しめた。
さて、このヒューパックが発表した渾身の製品が、これ!。
(HP、音声対応タブレット「Slate 6 VoiceTab」など2機種を発表)
http://japan.cnet.com/mobile/35042573/
(HP Slate VoiceTab “Phablets” coming to India)
http://h20435.www2.hp.com/t5/The-Next-Bench-Blog/HP-Slate-VoiceTab-Phablets-coming-to-India/ba-p/86809#.Utd2q9JdV8E
「In the meantime, I’m curious to hear your thoughts. Would you want a 6 or 7-inch hybrid phone tablet in your jacket pocket? Let me know what’s on your mind.」とあるが、日本でも出してくれれば買うかもしれない。
インドじゃあ、買い付けに行くとしても、ちと、遠い。
たぶん、アキバのカルトな店に入荷するに違いないので、そのうち目にする機会はあるだろう。
もちろん、この製品(the HP Slate6 VoiceTab)のキモは、6インチという画面サイズにある。
画像をみると、額縁が少し広いので、ワイシャツのポケットに入るかどうかは、実機を入手してみないと分からない。
まあ、そのうちどこかにインプレッションが載ると思われる。
HPさんも参入するファブレット(電話は掛けられないので、正確には6インチタブレット)の世界・・・。
むふふっ、やはり、隠れた市場はありそうだな!。
ヒューレットパッカードと言えば、泣く子も黙るIT業界の巨人である。
IBMよりも売り上げが多い会社である(いつの間に・・・?)。
(ヒューレット・パッカード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89
「2006年11月16日に発表した2006年会計年度(2006年10月まで)によると、HPの年間売上高は917億ドルに達し、IBMが発表した2006年度の決算(売上高914億ドル)を上回り、当時の売上高で世界第1位のIT企業になった」
我が国では、プリンターで知られる程度だが、この会社が繰り出すテクノロジーは、業界の流れを変えてきた。
浮沈子の理解では、パソコン(ブレード)をいっぱい繋いで(高密度実装し)汎用機や(今は無き、サンの)ユニックスサーバーに対抗しようとしたのは、少なくとも大手ではHPが最初であった。
(HP BladeSystem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HP_BladeSystem#cite_note-1
「2001年12月に主要ベンダとして初めてブレード型x86サーバを発表した。」とある。
浮沈子は、HP-100LXをかつて使用していた(乾電池で、2週間も使えるポケットコンピューター!)。
(HP-100LX/200LX)
http://www.na.rim.or.jp/~ykumano/100lx.htm
蝶番が壊れて成仏したが、DOSに独自のシェルを被せたPDAは、非常に秀逸で、日本語化して使うこともでき、オモチャとしては楽しめた。
さて、このヒューパックが発表した渾身の製品が、これ!。
(HP、音声対応タブレット「Slate 6 VoiceTab」など2機種を発表)
http://japan.cnet.com/mobile/35042573/
(HP Slate VoiceTab “Phablets” coming to India)
http://h20435.www2.hp.com/t5/The-Next-Bench-Blog/HP-Slate-VoiceTab-Phablets-coming-to-India/ba-p/86809#.Utd2q9JdV8E
「In the meantime, I’m curious to hear your thoughts. Would you want a 6 or 7-inch hybrid phone tablet in your jacket pocket? Let me know what’s on your mind.」とあるが、日本でも出してくれれば買うかもしれない。
インドじゃあ、買い付けに行くとしても、ちと、遠い。
たぶん、アキバのカルトな店に入荷するに違いないので、そのうち目にする機会はあるだろう。
もちろん、この製品(the HP Slate6 VoiceTab)のキモは、6インチという画面サイズにある。
画像をみると、額縁が少し広いので、ワイシャツのポケットに入るかどうかは、実機を入手してみないと分からない。
まあ、そのうちどこかにインプレッションが載ると思われる。
HPさんも参入するファブレット(電話は掛けられないので、正確には6インチタブレット)の世界・・・。
むふふっ、やはり、隠れた市場はありそうだな!。
彼我の差 ― 2014年01月16日 16:47
彼我の差
宇宙関連予算というのがある。
軍事部門や政府直轄の部門もあり、いわゆる宇宙開発といわれる分野は、その一部なんだそうだ。
NASAの予算額が決まったようだ。
(2014年NASA予算は176億ドルの見通し 前年より増額)
http://response.jp/article/2014/01/16/215012.html
この世知辛いご時勢に、対前年増額というのも素晴らしいし、内部査定1億ドルという、手堅い要求に絞り込んで出したというのも、NASAの官僚機構の底力を思い知る。
「176億ドルのうち41億ドルは「探査(Exploration)」にあてられたもの。この分野には、NASAが2014年に試験打ち上げを予定している「Orion(オライオン)」有人宇宙船の開発費11億9700万ドル、オライオン宇宙船の打ち上げロケット「SLS(Space Launch System)」の本体と地上設備を合わせた開発費19億1800万ドルなどが含まれる。」
「惑星探査など「科学(Science)」分野の予算は52億ドル。この分野には、2018年打ち上げを予定しているジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の開発費6億5820万ドルなどが含まれている。」
さて、翻って、我が国の状況はどうか。
(日本の宇宙開発の予算はいくらくらいなのですか?その現在までの推移とその理由を...)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13115999083
「平成25年の宇宙関連予算は3218億円。
平成24年の補正予算と合わせると3636億円です。
文部科学省の分(事実上JAXA予算)はこのうち1643億円となっている。」
「JAXAとその前身三機関の予算推移は
平成11年の2200~2300億円をピークに下がり続けている。」
「これは3機関統合→JAXAとなった時期をはさんでいる事が主な原因。
重複していた予算分を組織の統合で合理化した結果です。
学術調査や技術開発の予算は現在に至るまで合理化による予算圧縮を受け続けている。」
規模は、NASAの10分の1。
しかも、たぶん、購買力平価ベースで見れば、20分の1位かも知れない(日本の宇宙関係って、物価高いですから)。
この中で、きぼうなどの有人宇宙開発や、HⅡAなどのメインストリームのローンチ、個体燃料ロケットのサブストリーム、人工衛星、探査機など、セコく、賢く、チマチマとやっている。
米国の1割というのは、絶対額で見れば、かなりな規模の予算ではある。
何を、どれだけ、というのも大切なんだが、浮沈子的には、そろそろ、「何故?」という視点を持って、考えていかなければならないだろうと感じている。
我々の生活にとって、なぜ、宇宙開発が必要なのか。
一文の得にもならないことに、税金をぶち込むわけである。
(宇宙科学・探査に係る予算要求に関するJAXAの考え方)
http://www8.cao.go.jp/space/comittee/kagaku-dai3/siryou1.pdf
(来年度予算を見てみよう)
http://teardrop.weblogs.jp/satelliko/2013/03/20130309.html
「つまりリスクを伴う1号機の製作と打上げ運用はJAXAが担い、プロジェクトが安定する2号機以降の運用や費用負担はユーザーとなる官庁が引き受ける、という流れが生まれつつあります。」とある。
公共投資としては、健全な在り方だが、目先の有用性だけに囚われて、長期的な視野を失う恐れもある。
何事もそうなんだが、バランスが大切だな。
コア・コンピタンス・アンド・アライアンスというR&Dの基本を押さえつつ、チマチマとやるのがよろしい。
「宇宙開発なんて夢とロマンに税金を投入するなんて・・・という人も昔に比べれば減ってきましたが、マスコミでさえいまだにこのイメージを持っている方が少なくありません。」
マスコミこそ、そういう視点が必要なのではないか。
「夢とロマン」は、放って置くと、それこそ宇宙サイズに膨張しかねない。
ビジョンとしては、長期的解決の方策がないではない。
地球経済圏からの離脱である。
宇宙での活動の自己完結性を追及することだ。
太陽エネルギーを元に、他の天体の鉱物資源を活用して、一切の予算を使わずに、宇宙での活動を維持し、開発までも行ってしまう。
まあ、人件費と、地球からの通信にかかるコストだけは、どうしようもないんだが。
自己完結型(自己増殖型)の宇宙開発が可能になれば、小うるさい財務当局のコントロールに縛られずに、やりたい放題できると考えている研究者がいるかもしれない。
しかし、そうではない。
そこは、厳しい宇宙環境である。
究極の自己責任が問われる。
宇宙に於けるエコシステム(生産手段や生産プロセス)を維持すること自体が、とてつもない制約を生む。
1000年後の宇宙開発にだって、ストレスはかなりありそうだな。
宇宙関連予算というのがある。
軍事部門や政府直轄の部門もあり、いわゆる宇宙開発といわれる分野は、その一部なんだそうだ。
NASAの予算額が決まったようだ。
(2014年NASA予算は176億ドルの見通し 前年より増額)
http://response.jp/article/2014/01/16/215012.html
この世知辛いご時勢に、対前年増額というのも素晴らしいし、内部査定1億ドルという、手堅い要求に絞り込んで出したというのも、NASAの官僚機構の底力を思い知る。
「176億ドルのうち41億ドルは「探査(Exploration)」にあてられたもの。この分野には、NASAが2014年に試験打ち上げを予定している「Orion(オライオン)」有人宇宙船の開発費11億9700万ドル、オライオン宇宙船の打ち上げロケット「SLS(Space Launch System)」の本体と地上設備を合わせた開発費19億1800万ドルなどが含まれる。」
「惑星探査など「科学(Science)」分野の予算は52億ドル。この分野には、2018年打ち上げを予定しているジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の開発費6億5820万ドルなどが含まれている。」
さて、翻って、我が国の状況はどうか。
(日本の宇宙開発の予算はいくらくらいなのですか?その現在までの推移とその理由を...)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13115999083
「平成25年の宇宙関連予算は3218億円。
平成24年の補正予算と合わせると3636億円です。
文部科学省の分(事実上JAXA予算)はこのうち1643億円となっている。」
「JAXAとその前身三機関の予算推移は
平成11年の2200~2300億円をピークに下がり続けている。」
「これは3機関統合→JAXAとなった時期をはさんでいる事が主な原因。
重複していた予算分を組織の統合で合理化した結果です。
学術調査や技術開発の予算は現在に至るまで合理化による予算圧縮を受け続けている。」
規模は、NASAの10分の1。
しかも、たぶん、購買力平価ベースで見れば、20分の1位かも知れない(日本の宇宙関係って、物価高いですから)。
この中で、きぼうなどの有人宇宙開発や、HⅡAなどのメインストリームのローンチ、個体燃料ロケットのサブストリーム、人工衛星、探査機など、セコく、賢く、チマチマとやっている。
米国の1割というのは、絶対額で見れば、かなりな規模の予算ではある。
何を、どれだけ、というのも大切なんだが、浮沈子的には、そろそろ、「何故?」という視点を持って、考えていかなければならないだろうと感じている。
我々の生活にとって、なぜ、宇宙開発が必要なのか。
一文の得にもならないことに、税金をぶち込むわけである。
(宇宙科学・探査に係る予算要求に関するJAXAの考え方)
http://www8.cao.go.jp/space/comittee/kagaku-dai3/siryou1.pdf
(来年度予算を見てみよう)
http://teardrop.weblogs.jp/satelliko/2013/03/20130309.html
「つまりリスクを伴う1号機の製作と打上げ運用はJAXAが担い、プロジェクトが安定する2号機以降の運用や費用負担はユーザーとなる官庁が引き受ける、という流れが生まれつつあります。」とある。
公共投資としては、健全な在り方だが、目先の有用性だけに囚われて、長期的な視野を失う恐れもある。
何事もそうなんだが、バランスが大切だな。
コア・コンピタンス・アンド・アライアンスというR&Dの基本を押さえつつ、チマチマとやるのがよろしい。
「宇宙開発なんて夢とロマンに税金を投入するなんて・・・という人も昔に比べれば減ってきましたが、マスコミでさえいまだにこのイメージを持っている方が少なくありません。」
マスコミこそ、そういう視点が必要なのではないか。
「夢とロマン」は、放って置くと、それこそ宇宙サイズに膨張しかねない。
ビジョンとしては、長期的解決の方策がないではない。
地球経済圏からの離脱である。
宇宙での活動の自己完結性を追及することだ。
太陽エネルギーを元に、他の天体の鉱物資源を活用して、一切の予算を使わずに、宇宙での活動を維持し、開発までも行ってしまう。
まあ、人件費と、地球からの通信にかかるコストだけは、どうしようもないんだが。
自己完結型(自己増殖型)の宇宙開発が可能になれば、小うるさい財務当局のコントロールに縛られずに、やりたい放題できると考えている研究者がいるかもしれない。
しかし、そうではない。
そこは、厳しい宇宙環境である。
究極の自己責任が問われる。
宇宙に於けるエコシステム(生産手段や生産プロセス)を維持すること自体が、とてつもない制約を生む。
1000年後の宇宙開発にだって、ストレスはかなりありそうだな。
キングジムの日 ― 2014年01月16日 19:06
キングジムの日
いつか、どこかがやると思っていたが、やっぱ、キングジムか。
(カメラ付マウス:CMS10 クロ)
http://www.kingjim.co.jp/sp/cms10/
マウスと他のガジェットとのコラボは、昔からあり、テンキーやらスキャナーやら、いろいろな組み合わせが試行錯誤されてきた。
カメラというのは、意外な盲点だったかも。
だって、何撮るの?。
浮沈子は、このブログに掲載する画像を取るときに、充電用にUSB接続しているスマホで撮って、転送するということをよくやる。
まあ、似たような使い方だが、マウスにカメラが付いていれば、簡単に操作できそうでいいか。
200万画素と、まあ、最近の超高画質デジカメに比べればショボイが、添付資料用と考えれば十分。
問題は、むしろ、マウス本来の性能であろう。
ヒューマンインターフェースとしてのマウスの使い勝手が悪ければ、肩凝り、頭痛、筋肉痛、心身症の原因になる。
込み込みで4000円のガジェットに、そこまで要求していいものかどうか・・・。
かく言う浮沈子愛用のマウスは、アキバで中古100円のミニマウスなので、偉そうなことはいえないが、使い勝手の悪さに伴う症状については、実証済みである。
すぐに飽きられて、アキバに中古で出回るのは時間の問題と思われるが、100円になるまでには、時間がかかりそうだな。
いつか、どこかがやると思っていたが、やっぱ、キングジムか。
(カメラ付マウス:CMS10 クロ)
http://www.kingjim.co.jp/sp/cms10/
マウスと他のガジェットとのコラボは、昔からあり、テンキーやらスキャナーやら、いろいろな組み合わせが試行錯誤されてきた。
カメラというのは、意外な盲点だったかも。
だって、何撮るの?。
浮沈子は、このブログに掲載する画像を取るときに、充電用にUSB接続しているスマホで撮って、転送するということをよくやる。
まあ、似たような使い方だが、マウスにカメラが付いていれば、簡単に操作できそうでいいか。
200万画素と、まあ、最近の超高画質デジカメに比べればショボイが、添付資料用と考えれば十分。
問題は、むしろ、マウス本来の性能であろう。
ヒューマンインターフェースとしてのマウスの使い勝手が悪ければ、肩凝り、頭痛、筋肉痛、心身症の原因になる。
込み込みで4000円のガジェットに、そこまで要求していいものかどうか・・・。
かく言う浮沈子愛用のマウスは、アキバで中古100円のミニマウスなので、偉そうなことはいえないが、使い勝手の悪さに伴う症状については、実証済みである。
すぐに飽きられて、アキバに中古で出回るのは時間の問題と思われるが、100円になるまでには、時間がかかりそうだな。
SMS50ゲット ― 2014年01月16日 20:22
SMS50ゲット
MIC21でSMS50を取り寄せてもらい、今、取りに行ってきたところだ。
現物は、明日弄くることにして、今日は、オマケのCDだけ部屋に持ってきた(ブツは、500Eの助手席に置いてけぼり・・・)。
さて、画像のCDでも見るか・・・。
CDだっていうから、いやな予感はしてたんだが、的中した。
(S.M.S.50 Harness – User Guide (Doc. No.12-4088) )
http://www.hollis.com/media/wysiwyg/HO/manuals/SMS50HarnessGuide12-4088.pdf
このPDFファイルが1個入っていただけ・・・。
リファレンスの動画とか、出てくるかと期待していたのだが、見事に外された。
まあいい。
リンク先のビデオも、観ることは出来ない。
ちぇっ!。
現物を見ると、バンジーはぶっといゴム紐で、スナップへの固定部分はきちんとカバーして加工してあるし、インフレーター用の中圧ホースも、短いものが付属しているなど、「 Ready to dive out of the box (RTD)」と宣伝するだけのことはある。
もちろん、ハーネスもきちんと組んであって、後はアジャストすればいいようになっているし、タンクベルトも、金属製のバックルで、スナップボルトもセットされている。
バルブ側のスナップさえも付いている。
RTDだな。
これで666ドルは、安いかもしれない(MIC21扱いだと、83000円税込)。
ホリスは、American Underwater Productsのブランドの一つで、データマスクでも知られる(知られてない?)Oceanicというブランドでも有名だ。
(American Underwater Products)
http://www.divers-hi.com/yogo/yogo.cgi
(データマスクHUD:オマケ)
http://www.oceanic.jp/pg201.html
ホリスの、我が国に於ける正規輸入代理店はここ。
(ハイテックダイブ)
http://www.hi-techdive.com/index.html
以前はOMSだったが、今はホリス一色・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
MIC21品川店でも、こっから取り寄せたんだろうな。
池田さんとこにでも、在庫があったのかも。
(ダイビングショップ&スクール【ココナッツ】中野店)
http://www.coconut.co.jp/nakano/
あとで、イントラにどうやって説明しようか・・・。
MIC21でSMS50を取り寄せてもらい、今、取りに行ってきたところだ。
現物は、明日弄くることにして、今日は、オマケのCDだけ部屋に持ってきた(ブツは、500Eの助手席に置いてけぼり・・・)。
さて、画像のCDでも見るか・・・。
CDだっていうから、いやな予感はしてたんだが、的中した。
(S.M.S.50 Harness – User Guide (Doc. No.12-4088) )
http://www.hollis.com/media/wysiwyg/HO/manuals/SMS50HarnessGuide12-4088.pdf
このPDFファイルが1個入っていただけ・・・。
リファレンスの動画とか、出てくるかと期待していたのだが、見事に外された。
まあいい。
リンク先のビデオも、観ることは出来ない。
ちぇっ!。
現物を見ると、バンジーはぶっといゴム紐で、スナップへの固定部分はきちんとカバーして加工してあるし、インフレーター用の中圧ホースも、短いものが付属しているなど、「 Ready to dive out of the box (RTD)」と宣伝するだけのことはある。
もちろん、ハーネスもきちんと組んであって、後はアジャストすればいいようになっているし、タンクベルトも、金属製のバックルで、スナップボルトもセットされている。
バルブ側のスナップさえも付いている。
RTDだな。
これで666ドルは、安いかもしれない(MIC21扱いだと、83000円税込)。
ホリスは、American Underwater Productsのブランドの一つで、データマスクでも知られる(知られてない?)Oceanicというブランドでも有名だ。
(American Underwater Products)
http://www.divers-hi.com/yogo/yogo.cgi
(データマスクHUD:オマケ)
http://www.oceanic.jp/pg201.html
ホリスの、我が国に於ける正規輸入代理店はここ。
(ハイテックダイブ)
http://www.hi-techdive.com/index.html
以前はOMSだったが、今はホリス一色・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
MIC21品川店でも、こっから取り寄せたんだろうな。
池田さんとこにでも、在庫があったのかも。
(ダイビングショップ&スクール【ココナッツ】中野店)
http://www.coconut.co.jp/nakano/
あとで、イントラにどうやって説明しようか・・・。
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