コンピューターとクルマ ― 2015年10月22日 11:06
コンピューターとクルマ
今日のネタは、きっと、どこかで同じようなことを書いている方がいると思う。
それでも、考えを纏めるために書いておく。
従来の電子機器と違って、コンピューターはある特定の作業を繰り返すだけでなく、ソフトウェア(プログラム)を入れ替えると、全く別の動きをさせることができる。
その仕組みを、外部デバイス(まあ、ここでは、プリンターとか画面以外)のコントロールに割り振れば、入力に対して様々な出力を好きなようにコントロールできる「何か」が作れる。
関数のようなもんだな。
自動販売機でもいい。
100円玉入れて、好きなボタンを押せば、飲み物(や、おつまみ)が出てくる。
あれ?、でも、昔の販売機はコンピューターなんて使ってなかったんじゃね?。
まあいい。
で、そういう有難い「何でもマシーン」を作ることができるコンピューターを核にして、いろいろなものが作られるようになってきた。
一番分かりやすいのがパソコン・・・。
って、コンピューターその物なんだが、山ほど入出力デバイスが付いていて、録音とか、音声コントロールとか、カメラとか(浮沈子のX220には付いてませんが)、ステレオで音楽聞けたり、動画見れたり、外部出力端子でいろいろなものをコントロールすることも出来る、立派な「何でもマシーン」だ。
もちろん、ウインドウズ10などを初めとして、山のようなソフトウェアが動いている。
そのパソコンによく似たのが、最近流行のスマホ。
元は電話なんだろうが、電話で使うよりも、ウェブアプリケーション(ゲームとか含む)で使う方が多い。
何より、持ち運びできるというのがスゴイ(ノートパソコンを持ち運ぶというのは20世紀の話で、21世紀はスマホがパーソナルガジェットになっている)。
最近では、スマートなんとかという名前のガジェットが、ヒューマンセンサー技術を搭載して流行りだした。
身体の動きや脈拍を検知して、運動量を算出したり、メールが(スマホに)届いたことを教えてくれたりするらしい(浮沈子は持ってません)。
今のところ、スマホやパソコンと連携して動作するらしいが、そのうち、スマホがそうなったように、単独でネットと接続して動くようになるに違いない。
こういった、コンピューターその物といってもいい「何か」ではなく、従来から世の中にあるものの中にコンピューターが入り込んで、高機能化するという流れもある。
自動車の中にコンピューターが入り始めたのは、20世紀の話だが、今ではエンジンのみならず、サスペンションやハンドル、ブレーキにも使われていて、それらが連携して安全で快適なドライブを実現する。
エアコンや騒音対策なども、コンピューターが行っているらしい。
どころか、自動運転なとという恐ろしい話を聞くことも多くなってきた。
何もかも自動化されて、人間が何かを操作するということは、徐々に少なくなってきている。
一人一人が、王様になっていくわけだ。
何百人もの家来に傅かれて、全ての自由を独り占めにしていた時代の王様。
ドアは家来が開けてくれるし、食事はコックが作ってくれるし、どこへ行くにも御者付きの馬車で行かれて、用を足せば・・・(以下、略!)。
食って寝て出すだけの生活だな(浮沈子と同じじゃん!?)。
それを可能にしてくれるテクノロジー。
挙句の果てには、ブログを書くというワケワカの行為をして、世の中を煙に巻くわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
物の中にコンピューターが入って、人間がやっていたことを肩代わりしたり、人間にはできないことをやりだしたり、もっとうまく(概ね、高速かつ正確に)行ったりする。
これからも、いろいろな物にコンピューターが入っていくに違いないが、今まではなかった物も出てくるに違いない。
人間の体の中に埋め込まれて、一生共に過ごすコンピューターとか、地上に張り巡らされたセンサーを通じて、誰がどこにいるのかをたちどころに知ることができる仕組みとか(地球がコンピューターになったようなもんか)。
あらゆるところにコンピューターが埋め込まれ、ネットワークで繋がれば、そこで何かをすれば、その行為が記録され、それを元に管理することが可能になる。
ビッグデータとかは、それをマスとして見るんだろうが、特定の個人をトレースすることだってできる。
既に、カード社会ではそうなってるしな。
バーコードとか出てきた時も、そういう話はあった。
あらゆる取引が、コンピューターに記録され、物流や消費が一元管理されるとか。
コストの問題で、どこまで実現できるかということはあるが、あらゆるものの中にコンピューターが仕込まれれば、バーコードを読むという人間が関与する行為を経ることなく、通信によって全てを把握できるようになるだろう。
さて、個人の考えや思想とかはどうなんだろうか?。
行為をトレースすることによって、ある程度は推測できるのかもしれないが、やはりそこは聖域になるんじゃないのか。
ただし、その思想を育む過程でコンピューターが関与しているという点は見過ごせない。
人間が人間を教育する中での揺らぎのようなものが消えて、あるプログラムが規定する考え方だけが教え込まれれば、効率的に教育することが可能になるだろう。
まあ、コンピューターなんてなくても、人間を使って同じようなことが可能になるという歴史的な事例には事欠かないけどな。
あらゆるものの中にコンピューターが仕込まれ、それが通信することによって、人や物や金がどうなっているかを把握することが容易になる時代が目前になってきた。
今までは、人間が介在するというバッファがあって、そこで多数の意思が関与することによりバランスが保たれてきたのに、それが無くなってダイレクトになる。
そのうち、デバイス同士が多数決とかして、システムの運用を決定することになるかもしれない。
そんでもって、デバイスの王様(大統領でもいいんですが)とかが選ばれたりするのかあ?。
全自動運転になって、交通事故は減るかもしれないが、移動本来の自由は制限される。
王様には、馬車の運転は出来ない。
家来がみんな何百人もの王様だけになって、それぞれに馬車を駆るようになれば、それも仕方ないかもしれない。
交通ルールがあるといっても、それをどの程度守らせるかということも含めて、その時代の社会が許容できる範囲に収めている。
浮沈子は、交通事故が全自動運転の普及によって無くなることはないと考えている。
原理的には、起こり得ないはずなのに、きっとそれは起こる。
システムのバグとかではなく、現実が理論通りには動かなくなるに違いないと思うからだ。
もちろん、全自動運転でも、一定のバッファ(ここでは余裕の意)を持たせて設計されるに違いないが、複雑な現実の中で、バッファオーバーフローを起こすに違いないと感じている。
それを絶対に起こさないような設計をすれば、おそらくクルマは走ることすらできない。
ただし、致命的な事故を減少させることは出来るかもしれない。
それは、現在でも、交通ルールを人間が守れば可能ということだ。
全自動運転によって、完全に交通ルールを守るようにするだけでも、その効果は期待できる。
まあ、コンピューターの制御だから、VWの例を持ち出すまでもなく、どうにでもなるんだろうけどな。
特権を持つ者だけが、制限速度を超えて走ることができるとか・・・。
で、その特権が、高値で取引されるとか・・・。
話は変わるが、IDについても高度化されて、個人を特定するのに脳波とか使うようになるかもしれない。
あるいは、行動をトレースして、今、そのデバイスからアクセスしようとしている個人が、過去の行動から推測される人物と同じかどうかを判定するという仕組みも出来るかもしれない(一部では、既にあるようですが)。
同じパスワードを打ち込んでも、キーの押し方の癖(強さ、押す間隔、打ち込む時間)を判定するとか。
全自動運転と、これらの行動分析が組み合わされれば、全自動運転の便利さを享受しながら、ある条件下では手動運転(いわゆる、普通の運転)ができるような仕組みも考えられる。
まあ、そん時でも、危険な時にはシステムが介入してくるんだろうがな。
それは、今でも行われているが、他のクルマとの関係を含めて拡張されるということだろう。
スポーツカーとかは、そういう機能を持たせたクルマということになり、その他のクルマは全自動運転しかできないシロモノになるわけだ。
もっとも、たいていの場合、全自動運転の方が速かったりするんだがな。
自動車レースとかも様変わりするだろう。
これについては、そのうち別稿で書こうと思ってるんだが、全自動運転が適用されるならレースが一番ふさわしいと思うんだがな。
(ロボットカー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/09/20/6988359
「サーキットで、人間が運転する競技車両をぶっちぎって、表彰台を独占するのか(表彰台には、開発者が上がるのか?)。」
イメージ的には、そういうことだな。
この記事には、コンプライアンス上、不適当な記述もあるが、良い子はマネしないでね。
完全自動運転車については、乗り物としての観点だけでは不足だと考えている。
大規模な自動システムを野に放つわけだから、人間社会に対する影響を、もっと詳細に検討すべきだろうし、波及する他のシステムについても網羅的に調べておく必要がある。
心理的な問題などは、おそらくまともに検討されていないのではないか。
部分的な完全自動運転を行った場合の、飲酒運転との絡みもある。
高速降りて、すぐ自宅とかの場合、抑止効果が薄れたりするんじゃないのか。
法令で定めれば良しとするのではなく、その実効性も含めて検討されなければならないだろう。
アルコールセンサーは、乗る前の飲酒には有効かもしれないが、車内で飲まれたら終わりだ。
パーシャルな自動運転は、どこかで人間の介在を認めることになる。
完全自動運転にするか、補助的なもの(駐車時とか)にせざるを得ない。
研究開発段階ではなんでもアリだろうが、社会に出す段階になれば、様々な問題をクリアしていかなければならないだろう。
そもそも、自動車を個人で所有するという形態が時間の問題のような気もする。
自動運転する車を所有したいと思うんだろうか?。
移動の自由といったって、それは、自分が運転するからこそ、その手段を所有したいんじゃないのか。
タクシーみたいに、気軽に使える自動運転車なら、それこそスマホで呼び出せば(自動運転で)すぐ来てくれるしな。
その意味では、完全自動運転車は、もはやロボットだ。
公道を無人のクルマが走り回る時代だ。
正確を期すためにも、完全自動運転車は、無人運転車、あるいは、無人車とすべきではないのか。
いや、こんなこなれない言葉が普及する前に、クルマといえば無人車を指す時代が来るに違いない(最近は、限定解除というと、4輪のオートマ免許から、マニュアル免許への書き換えを指すらしい・・・)。
そうなれば、逆に、人間が運転する車を指す言葉を再定義しなければならないな。
人動車とかあ?。
(人動車)
https://www.jsdc.or.jp/safe/instructor21.pdf
この文章は、暫くすると、記念碑的文章になる可能性があるな。
今日は、この辺で。
今日のネタは、きっと、どこかで同じようなことを書いている方がいると思う。
それでも、考えを纏めるために書いておく。
従来の電子機器と違って、コンピューターはある特定の作業を繰り返すだけでなく、ソフトウェア(プログラム)を入れ替えると、全く別の動きをさせることができる。
その仕組みを、外部デバイス(まあ、ここでは、プリンターとか画面以外)のコントロールに割り振れば、入力に対して様々な出力を好きなようにコントロールできる「何か」が作れる。
関数のようなもんだな。
自動販売機でもいい。
100円玉入れて、好きなボタンを押せば、飲み物(や、おつまみ)が出てくる。
あれ?、でも、昔の販売機はコンピューターなんて使ってなかったんじゃね?。
まあいい。
で、そういう有難い「何でもマシーン」を作ることができるコンピューターを核にして、いろいろなものが作られるようになってきた。
一番分かりやすいのがパソコン・・・。
って、コンピューターその物なんだが、山ほど入出力デバイスが付いていて、録音とか、音声コントロールとか、カメラとか(浮沈子のX220には付いてませんが)、ステレオで音楽聞けたり、動画見れたり、外部出力端子でいろいろなものをコントロールすることも出来る、立派な「何でもマシーン」だ。
もちろん、ウインドウズ10などを初めとして、山のようなソフトウェアが動いている。
そのパソコンによく似たのが、最近流行のスマホ。
元は電話なんだろうが、電話で使うよりも、ウェブアプリケーション(ゲームとか含む)で使う方が多い。
何より、持ち運びできるというのがスゴイ(ノートパソコンを持ち運ぶというのは20世紀の話で、21世紀はスマホがパーソナルガジェットになっている)。
最近では、スマートなんとかという名前のガジェットが、ヒューマンセンサー技術を搭載して流行りだした。
身体の動きや脈拍を検知して、運動量を算出したり、メールが(スマホに)届いたことを教えてくれたりするらしい(浮沈子は持ってません)。
今のところ、スマホやパソコンと連携して動作するらしいが、そのうち、スマホがそうなったように、単独でネットと接続して動くようになるに違いない。
こういった、コンピューターその物といってもいい「何か」ではなく、従来から世の中にあるものの中にコンピューターが入り込んで、高機能化するという流れもある。
自動車の中にコンピューターが入り始めたのは、20世紀の話だが、今ではエンジンのみならず、サスペンションやハンドル、ブレーキにも使われていて、それらが連携して安全で快適なドライブを実現する。
エアコンや騒音対策なども、コンピューターが行っているらしい。
どころか、自動運転なとという恐ろしい話を聞くことも多くなってきた。
何もかも自動化されて、人間が何かを操作するということは、徐々に少なくなってきている。
一人一人が、王様になっていくわけだ。
何百人もの家来に傅かれて、全ての自由を独り占めにしていた時代の王様。
ドアは家来が開けてくれるし、食事はコックが作ってくれるし、どこへ行くにも御者付きの馬車で行かれて、用を足せば・・・(以下、略!)。
食って寝て出すだけの生活だな(浮沈子と同じじゃん!?)。
それを可能にしてくれるテクノロジー。
挙句の果てには、ブログを書くというワケワカの行為をして、世の中を煙に巻くわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
物の中にコンピューターが入って、人間がやっていたことを肩代わりしたり、人間にはできないことをやりだしたり、もっとうまく(概ね、高速かつ正確に)行ったりする。
これからも、いろいろな物にコンピューターが入っていくに違いないが、今まではなかった物も出てくるに違いない。
人間の体の中に埋め込まれて、一生共に過ごすコンピューターとか、地上に張り巡らされたセンサーを通じて、誰がどこにいるのかをたちどころに知ることができる仕組みとか(地球がコンピューターになったようなもんか)。
あらゆるところにコンピューターが埋め込まれ、ネットワークで繋がれば、そこで何かをすれば、その行為が記録され、それを元に管理することが可能になる。
ビッグデータとかは、それをマスとして見るんだろうが、特定の個人をトレースすることだってできる。
既に、カード社会ではそうなってるしな。
バーコードとか出てきた時も、そういう話はあった。
あらゆる取引が、コンピューターに記録され、物流や消費が一元管理されるとか。
コストの問題で、どこまで実現できるかということはあるが、あらゆるものの中にコンピューターが仕込まれれば、バーコードを読むという人間が関与する行為を経ることなく、通信によって全てを把握できるようになるだろう。
さて、個人の考えや思想とかはどうなんだろうか?。
行為をトレースすることによって、ある程度は推測できるのかもしれないが、やはりそこは聖域になるんじゃないのか。
ただし、その思想を育む過程でコンピューターが関与しているという点は見過ごせない。
人間が人間を教育する中での揺らぎのようなものが消えて、あるプログラムが規定する考え方だけが教え込まれれば、効率的に教育することが可能になるだろう。
まあ、コンピューターなんてなくても、人間を使って同じようなことが可能になるという歴史的な事例には事欠かないけどな。
あらゆるものの中にコンピューターが仕込まれ、それが通信することによって、人や物や金がどうなっているかを把握することが容易になる時代が目前になってきた。
今までは、人間が介在するというバッファがあって、そこで多数の意思が関与することによりバランスが保たれてきたのに、それが無くなってダイレクトになる。
そのうち、デバイス同士が多数決とかして、システムの運用を決定することになるかもしれない。
そんでもって、デバイスの王様(大統領でもいいんですが)とかが選ばれたりするのかあ?。
全自動運転になって、交通事故は減るかもしれないが、移動本来の自由は制限される。
王様には、馬車の運転は出来ない。
家来がみんな何百人もの王様だけになって、それぞれに馬車を駆るようになれば、それも仕方ないかもしれない。
交通ルールがあるといっても、それをどの程度守らせるかということも含めて、その時代の社会が許容できる範囲に収めている。
浮沈子は、交通事故が全自動運転の普及によって無くなることはないと考えている。
原理的には、起こり得ないはずなのに、きっとそれは起こる。
システムのバグとかではなく、現実が理論通りには動かなくなるに違いないと思うからだ。
もちろん、全自動運転でも、一定のバッファ(ここでは余裕の意)を持たせて設計されるに違いないが、複雑な現実の中で、バッファオーバーフローを起こすに違いないと感じている。
それを絶対に起こさないような設計をすれば、おそらくクルマは走ることすらできない。
ただし、致命的な事故を減少させることは出来るかもしれない。
それは、現在でも、交通ルールを人間が守れば可能ということだ。
全自動運転によって、完全に交通ルールを守るようにするだけでも、その効果は期待できる。
まあ、コンピューターの制御だから、VWの例を持ち出すまでもなく、どうにでもなるんだろうけどな。
特権を持つ者だけが、制限速度を超えて走ることができるとか・・・。
で、その特権が、高値で取引されるとか・・・。
話は変わるが、IDについても高度化されて、個人を特定するのに脳波とか使うようになるかもしれない。
あるいは、行動をトレースして、今、そのデバイスからアクセスしようとしている個人が、過去の行動から推測される人物と同じかどうかを判定するという仕組みも出来るかもしれない(一部では、既にあるようですが)。
同じパスワードを打ち込んでも、キーの押し方の癖(強さ、押す間隔、打ち込む時間)を判定するとか。
全自動運転と、これらの行動分析が組み合わされれば、全自動運転の便利さを享受しながら、ある条件下では手動運転(いわゆる、普通の運転)ができるような仕組みも考えられる。
まあ、そん時でも、危険な時にはシステムが介入してくるんだろうがな。
それは、今でも行われているが、他のクルマとの関係を含めて拡張されるということだろう。
スポーツカーとかは、そういう機能を持たせたクルマということになり、その他のクルマは全自動運転しかできないシロモノになるわけだ。
もっとも、たいていの場合、全自動運転の方が速かったりするんだがな。
自動車レースとかも様変わりするだろう。
これについては、そのうち別稿で書こうと思ってるんだが、全自動運転が適用されるならレースが一番ふさわしいと思うんだがな。
(ロボットカー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/09/20/6988359
「サーキットで、人間が運転する競技車両をぶっちぎって、表彰台を独占するのか(表彰台には、開発者が上がるのか?)。」
イメージ的には、そういうことだな。
この記事には、コンプライアンス上、不適当な記述もあるが、良い子はマネしないでね。
完全自動運転車については、乗り物としての観点だけでは不足だと考えている。
大規模な自動システムを野に放つわけだから、人間社会に対する影響を、もっと詳細に検討すべきだろうし、波及する他のシステムについても網羅的に調べておく必要がある。
心理的な問題などは、おそらくまともに検討されていないのではないか。
部分的な完全自動運転を行った場合の、飲酒運転との絡みもある。
高速降りて、すぐ自宅とかの場合、抑止効果が薄れたりするんじゃないのか。
法令で定めれば良しとするのではなく、その実効性も含めて検討されなければならないだろう。
アルコールセンサーは、乗る前の飲酒には有効かもしれないが、車内で飲まれたら終わりだ。
パーシャルな自動運転は、どこかで人間の介在を認めることになる。
完全自動運転にするか、補助的なもの(駐車時とか)にせざるを得ない。
研究開発段階ではなんでもアリだろうが、社会に出す段階になれば、様々な問題をクリアしていかなければならないだろう。
そもそも、自動車を個人で所有するという形態が時間の問題のような気もする。
自動運転する車を所有したいと思うんだろうか?。
移動の自由といったって、それは、自分が運転するからこそ、その手段を所有したいんじゃないのか。
タクシーみたいに、気軽に使える自動運転車なら、それこそスマホで呼び出せば(自動運転で)すぐ来てくれるしな。
その意味では、完全自動運転車は、もはやロボットだ。
公道を無人のクルマが走り回る時代だ。
正確を期すためにも、完全自動運転車は、無人運転車、あるいは、無人車とすべきではないのか。
いや、こんなこなれない言葉が普及する前に、クルマといえば無人車を指す時代が来るに違いない(最近は、限定解除というと、4輪のオートマ免許から、マニュアル免許への書き換えを指すらしい・・・)。
そうなれば、逆に、人間が運転する車を指す言葉を再定義しなければならないな。
人動車とかあ?。
(人動車)
https://www.jsdc.or.jp/safe/instructor21.pdf
この文章は、暫くすると、記念碑的文章になる可能性があるな。
今日は、この辺で。
スピード78 ― 2015年10月22日 16:41
スピード78
(Ebola Situation Report - 21 October 2015)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-21-october-2015
シエラレオネの感染確定者は、5週連続して計上されていない。
ギニアは、今週また、違う感染経路で患者が発生した。
死亡してからの確定で、その子供にも感染していたという。
英国の看護師(後期後遺症(晩期後遺症とも)の発症)は、危機を脱したという記事も出た。
(WHO notes 3 Ebola cases in Guinea as UK nurse improves)
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2015/10/who-notes-3-ebola-cases-guinea-uk-nurse-improves
「Her condition, though, has now improved enough for her to converse, use an iPad, and sit up in bed, The Guardian reported today.」
うーん、ガーディアンの記事が出所らしいので、続報を待とう。
シエラレオネは、もうすぐ6週目を迎えて、終息宣言を出せるかもしれない。
いつ、患者からウイルスが消えたかは分からないが、その後42日というのが現在の基準だから(6週間×7日=42日)。
しかし、いろいろ報道されているのを見ると、9か月経って感染したとか言ってるしな。
その場合は、新たな感染ということになるんだろうか?。
今のところ、リベリアの再感染について、別計上にするかどうかは、ハッキリしていないようだ。
WHOのシチュエーションレポートは、区別してるが一緒に表の中にぶち込んでるしな。
(エボラ、実は消えていなかった:感染のロングテール)
https://wired.jp/2015/10/19/ebola-is-coming-back/
ワイヤードがいい記事を載せている。
「治療しているのはエボラ出血熱による「通常では起きない後天性の合併症」だという。」
(Ebola Is Coming Back—But It Never Really Went Away:元記事?)
http://www.wired.com/2015/10/ebola-is-coming-backbut-it-never-really-went-away/
「late complication」を後天性の合併症と訳しているのはいかがなものか。
まあいい。
ワイヤードにその辺のところを期待してはいけない。
治療終了後の、とか、治療の副反応(後遺症)による、などとするのが正しい様だ。
小児がんなどの治療の影響が、大人になってから出るなどという場合に使われるようだ。
1万7千人余りの感染者(感染者引く死者)は、多かれ少なかれ、このリスクを負っている。
誤訳に触発されたわけではないが、「後天的」ではなく、「先天的」な感染者が出ないかも心配である。
性交渉による水平感染は、エビデンスがある。
しかし、垂直感染の事例は、未だに聞かない(浮沈子が知らないだけかも)。
エボラが、RNAを遺伝子としたウイルスであることは知られた話だ。
(RNAウイルス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/RNA%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
「ゲノムRNAからDNAを介さずに遺伝情報が発現するタイプのウイルスと、ゲノムRNAをいったん逆転写酵素によってDNAとしてコピーしそのDNAから遺伝情報を読み出すタイプのものとがある。後者をとくにレトロウイルスと呼ぶ。」
(ウイルスの分類:RNAウイルスのみ抽出)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%88%86%E9%A1%9E
・第4群 (Group IV) - 1本鎖RNA +鎖
・・SARSウイルスなど
・第5群 (Group V) - 1本鎖RNA -鎖
・・エボラウイルスなど
・第6群 (Group VI) - 1本鎖RNA+鎖逆転写
・・HIV-1など
・・HTLV-1など
HTLV-1(成人T細胞白血病の原因ウイルス)などでは、垂直感染が見られるが、その感染経路は現在は母乳が主であるとされている。
(HTLV-1感染症)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k2011/2011-07/2011k07.html
「感染経路・予防:
(前略)現在では、母子感染、特に母乳を介した感染が主要な感染経路と考えられている。(後略)」
遺伝的な伝播は見られないということだ。
が、エボラが同じかどうかは分からない。
HIV(エイズですな)は、胎盤期、産道(分娩時)、授乳期に起こるとされている。
(HIV の垂直感染とその予防)
http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-224.pdf
「妊娠中期から抗レトロウイルス薬を投与し選択的帝王切開術を施行,出産後は断乳のうえ児に zidovudine(AZT)シロップを 6 週間予防的に投与することによって垂直感染を起こす例は極めて少ない.」
アジドチミジンなんて、懐かしい名前を見たな。
(ジドブジン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%89%E3%83%96%E3%82%B8%E3%83%B3
「核酸系逆転写酵素阻害薬の一種で、HIV の治療薬として用いられる。別名は アジドチミジン (azidothymidine, AZT) 」
レトロウイルスの増殖には不可欠の逆転写酵素を阻害する治療薬で、エイズの特効薬として華々しく登場した。
「投与により骨髄抑制が現れるので血液検査などを行い、患者の状態を十分に観察する必要がある。」
「(前略)ウイルスは核酸系逆転写酵素剤に対し多剤耐性を示す。」
万能薬というわけではない。
「他の抗HIV薬と併用して、ジドブジンとして1日量500~600mgを2~6回に分けて経口投与する。」
カクテル療法というやつだ。
(カクテル療法)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AB%E7%99%82%E6%B3%95
「AIDSの原因ウイルスであるHIVを、完全に体内から除去する治療法は、現在確立されていない。HIVの増殖を抑える治療法として有効とされているのが、このカクテル療法(HAART療法)であ。HIV-1感染症に対するカクテル療法では、核酸系逆転写酵素阻害剤、非核酸系逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤を数種類組み合わせた投与が行われる。」
しつこく調べているのは、エボラもまたRNAウイルスである以上、ある程度共通の治療が有効になるのではないかと考えられるからだが、もちろん違いもあるだろう(だいぶ違うかもしれない)。
この感染症が、風土病となることなく、完全に抑制されるためには、垂直感染の予防も重要だ。
この話、もう少し調べたらまた書く。
(Ebolavirus cycle:追加:画像参照)
http://viralzone.expasy.org/all_by_species/5016.html
エボラの場合、RNAベースで複写され、核内には入らない。
逆転写酵素は持たず、AZTとかは効かないようだ。
(Ebola Situation Report - 21 October 2015)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-21-october-2015
シエラレオネの感染確定者は、5週連続して計上されていない。
ギニアは、今週また、違う感染経路で患者が発生した。
死亡してからの確定で、その子供にも感染していたという。
英国の看護師(後期後遺症(晩期後遺症とも)の発症)は、危機を脱したという記事も出た。
(WHO notes 3 Ebola cases in Guinea as UK nurse improves)
http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2015/10/who-notes-3-ebola-cases-guinea-uk-nurse-improves
「Her condition, though, has now improved enough for her to converse, use an iPad, and sit up in bed, The Guardian reported today.」
うーん、ガーディアンの記事が出所らしいので、続報を待とう。
シエラレオネは、もうすぐ6週目を迎えて、終息宣言を出せるかもしれない。
いつ、患者からウイルスが消えたかは分からないが、その後42日というのが現在の基準だから(6週間×7日=42日)。
しかし、いろいろ報道されているのを見ると、9か月経って感染したとか言ってるしな。
その場合は、新たな感染ということになるんだろうか?。
今のところ、リベリアの再感染について、別計上にするかどうかは、ハッキリしていないようだ。
WHOのシチュエーションレポートは、区別してるが一緒に表の中にぶち込んでるしな。
(エボラ、実は消えていなかった:感染のロングテール)
https://wired.jp/2015/10/19/ebola-is-coming-back/
ワイヤードがいい記事を載せている。
「治療しているのはエボラ出血熱による「通常では起きない後天性の合併症」だという。」
(Ebola Is Coming Back—But It Never Really Went Away:元記事?)
http://www.wired.com/2015/10/ebola-is-coming-backbut-it-never-really-went-away/
「late complication」を後天性の合併症と訳しているのはいかがなものか。
まあいい。
ワイヤードにその辺のところを期待してはいけない。
治療終了後の、とか、治療の副反応(後遺症)による、などとするのが正しい様だ。
小児がんなどの治療の影響が、大人になってから出るなどという場合に使われるようだ。
1万7千人余りの感染者(感染者引く死者)は、多かれ少なかれ、このリスクを負っている。
誤訳に触発されたわけではないが、「後天的」ではなく、「先天的」な感染者が出ないかも心配である。
性交渉による水平感染は、エビデンスがある。
しかし、垂直感染の事例は、未だに聞かない(浮沈子が知らないだけかも)。
エボラが、RNAを遺伝子としたウイルスであることは知られた話だ。
(RNAウイルス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/RNA%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
「ゲノムRNAからDNAを介さずに遺伝情報が発現するタイプのウイルスと、ゲノムRNAをいったん逆転写酵素によってDNAとしてコピーしそのDNAから遺伝情報を読み出すタイプのものとがある。後者をとくにレトロウイルスと呼ぶ。」
(ウイルスの分類:RNAウイルスのみ抽出)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%88%86%E9%A1%9E
・第4群 (Group IV) - 1本鎖RNA +鎖
・・SARSウイルスなど
・第5群 (Group V) - 1本鎖RNA -鎖
・・エボラウイルスなど
・第6群 (Group VI) - 1本鎖RNA+鎖逆転写
・・HIV-1など
・・HTLV-1など
HTLV-1(成人T細胞白血病の原因ウイルス)などでは、垂直感染が見られるが、その感染経路は現在は母乳が主であるとされている。
(HTLV-1感染症)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k2011/2011-07/2011k07.html
「感染経路・予防:
(前略)現在では、母子感染、特に母乳を介した感染が主要な感染経路と考えられている。(後略)」
遺伝的な伝播は見られないということだ。
が、エボラが同じかどうかは分からない。
HIV(エイズですな)は、胎盤期、産道(分娩時)、授乳期に起こるとされている。
(HIV の垂直感染とその予防)
http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-224.pdf
「妊娠中期から抗レトロウイルス薬を投与し選択的帝王切開術を施行,出産後は断乳のうえ児に zidovudine(AZT)シロップを 6 週間予防的に投与することによって垂直感染を起こす例は極めて少ない.」
アジドチミジンなんて、懐かしい名前を見たな。
(ジドブジン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%89%E3%83%96%E3%82%B8%E3%83%B3
「核酸系逆転写酵素阻害薬の一種で、HIV の治療薬として用いられる。別名は アジドチミジン (azidothymidine, AZT) 」
レトロウイルスの増殖には不可欠の逆転写酵素を阻害する治療薬で、エイズの特効薬として華々しく登場した。
「投与により骨髄抑制が現れるので血液検査などを行い、患者の状態を十分に観察する必要がある。」
「(前略)ウイルスは核酸系逆転写酵素剤に対し多剤耐性を示す。」
万能薬というわけではない。
「他の抗HIV薬と併用して、ジドブジンとして1日量500~600mgを2~6回に分けて経口投与する。」
カクテル療法というやつだ。
(カクテル療法)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AB%E7%99%82%E6%B3%95
「AIDSの原因ウイルスであるHIVを、完全に体内から除去する治療法は、現在確立されていない。HIVの増殖を抑える治療法として有効とされているのが、このカクテル療法(HAART療法)であ。HIV-1感染症に対するカクテル療法では、核酸系逆転写酵素阻害剤、非核酸系逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤を数種類組み合わせた投与が行われる。」
しつこく調べているのは、エボラもまたRNAウイルスである以上、ある程度共通の治療が有効になるのではないかと考えられるからだが、もちろん違いもあるだろう(だいぶ違うかもしれない)。
この感染症が、風土病となることなく、完全に抑制されるためには、垂直感染の予防も重要だ。
この話、もう少し調べたらまた書く。
(Ebolavirus cycle:追加:画像参照)
http://viralzone.expasy.org/all_by_species/5016.html
エボラの場合、RNAベースで複写され、核内には入らない。
逆転写酵素は持たず、AZTとかは効かないようだ。
近い! ― 2015年10月22日 21:19
近い!
この小惑星は、近いな。
(巨大小惑星、ハロウィーンの日に地球最接近 天文学者ら)
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20151022033383a
「サッカー場程の大きさの小惑星「2015 TB145」は、時速12万6000キロという「異常に高い」速度で移動している。天文学専門サイト「アース・アンド・スカイ」には、初期の試算で直径約470メートルと掲載された。」
「約50万キロという、安全が十分に保たれる距離で地球のそばを通過する」
「最接近する時間は、米東部時間10月31日午前11時14分(日本時間11月1日午前0時14分)」
この時間、浮沈子はパラオにいる。
正確には、まだ飛行機の中だ。
まあ、何かあったら、地上でも大気圏内でも同じだけどな。
(ハロウィーンに小惑星が地球に大接近 愛称はグレート・パンプキン!)
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/1/11237.html
「研究チームは小惑星に「グレート・パンプキン」と愛称をつけ、その日を待っている。」
「「2015 TB145」は今月10日、ハワイ大学の観測施設が発見されたばかりの小惑星」
「これほど大きな天体の大接近が、次に観測されるのは2027年8月」
おかしいな。
だって、今年の10月まで見つかってなかったわけで、今後、同じくらいの天体は、いつ現れてもおかしくないってことじゃないのかあ?。
いい加減な記事は、載せないでもらいたいな。
まあ、分かっている範囲では、ということなんだろう。
(小惑星、ハロウィーンに地球に接近 月までの距離と同程度)
http://www.cnn.co.jp/fringe/35072320.html
「「今回の接近は、この天体の物理的特性を観測する絶好の機会になる」とNASAの専門家は期待する。」
そんなこと言ってる場合なんだろうか?。
(小惑星の命名法:仮符号の付け方参照)
http://moonstation.jp/ja/hayabusa/asteroid_name.html
「仮符号は、以下の3つの部分に分解できます。
1 最初の4文字(発見年:西暦4桁)
2 次の1文字(半月番号)
A:1月1日〜15日
B:1月16日〜31日
C:2月1日〜15日
D:2月16日〜29日
E:3月1日〜15日
F:3月16日〜31日
G:4月1日〜15日
H:4月16日〜30日
J:5月1日〜15日
K:5月16日〜31日
L:6月1日〜15日
M:6月16日〜30日
N:7月1日〜15日
O:7月16日〜31日
P:8月1日〜15日
Q:8月16日〜31日
R:9月1日〜15日
S:9月16日〜30日
T:10月1日〜15日
U:10月16日〜31日
V:11月1日〜15日
W:11月16日〜30日
X:12月1日〜15日
Y:12月16日〜31日
3 順序符号
上の半月番号の期間内の何番めに発見されたかを示す順番
・その期間内に発見された1番目から25番目までの小惑星には、I(アイ)を除く25個のアルファベットを順番に割り当てます。例えばAは1番目、Yは24番目ということになります。
・26個以上発見された場合、今度はまたAへと戻りますが、その後ろに1という数字をつけます。例えば、A1となった場合には26番目、B1となれば27番目、…Z1となれば50番目となります。
・51個以上発見された場合、数字は2となります。51番目はA2,52番目はB2、…となります。
・このようにして、25個ずつ、アルファベットを繰り返しながら数字を増やし、小惑星の順番通りに仮符号を作っていきます。」
少々ややっこしいが、2015TB145というのは、今年(2015年)の10月1日から15日までに発見された小惑星のうち、25×145+2番目の星ということになる。
「小惑星番号:
仮符号がつけられた小惑星は、あくまで「仮」であり、その後のより詳細な観測によって、前に発見された小惑星と同じであると認定されたり、実は彗星など別の天体であった、ということになる可能性もあります。」
「何回かの観測によって、その天体の軌道が決定され、これまでに発見されていない天体であると小惑星センターで認定された時点で、「小惑星番号」が付与されます。この時点で、小惑星は1つの新しい天体として登録されたことになります。」
「小惑星の場合、正式に呼ぶ場合には次のようになります。」
「・小惑星 25143 イトカワ (1998 SF36)
・Asteroid 25143 Itokawa (1998 SF36) …英語の場合」
まだ見つかったばかりで、仮符号状態ということになる。
48万キロとか言ってるが、これって宇宙的距離としてはめちゃくちゃ近い。
しかも、400m位の大きさといえば、重量も大きい(比重2(ケレスの比重)とした場合、6万7千トンくらい)。
見つかってから20日程度で最接近ということは、避けようもないし、手も足も出ない。
海上に落ちれば大津波は間違いないし、陸上でも人口密集地なら大災害だ。
軌道計算に誤りのないことを祈るのみだな。
人類(その他の全ての生物含め)に出来ることは、それだけだろう。
ノアの箱舟は、どこを探してもないし。
悲惨なのは、ISSの乗組員だろう。
目の前で大惨事が起こるのを見なければならないし、下手をすれば、帰るところが無くなる。
進むも死、留まるも死、というところか。
彗星のような長円軌道というが、揮発成分がないので小惑星に分類されているんだろう。
「なお、小惑星番号は、「小惑星」という名前がついていますが、彗星や準惑星にも付与されます。」
最近では、はやぶさ2が向かっている小惑星に、竜宮とかいう怪しげな名前が付いたようだ。
(探査機「はやぶさ2」が目指す小惑星の名前は「リュウグウ」)
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/10/05ryugu/index-j.shtml
「小惑星探査機「はやぶさ2」が2018年の到着を目指している小惑星 (162173)(仮符号 1999JU3)の名称が「Ryugu」(リュウグウ)に決定した。」(仮符号は、ミスプリを修正)
先ほどの命名規則によれば、この小惑星は1999年の5月1日から15日の間に見つかった小惑星(候補)の25×3+20番目の天体であることが分かる。
(リュウグウ (小惑星))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A6_(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)
「発見日 1999年5月10日」
当たり!(はやぶさ2が、当たって欲しくはないですが・・・)。
どうやら、最後の数字は、右下に小さく添え字で書くのが正しい様だ。
(仮符号:小惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E7%AC%A6%E5%8F%B7#.E5.B0.8F.E6.83.91.E6.98.9F
「仮符号の表記に添字が使えないなどの技術的理由がある場合には添字も他の文字と同じ大きさで表され、1950 FC1 などと表記される。」
もちろん、この天体は、1950年3月16日から31日までに発見された天体の25×1+3番目に当たる。
まあ、どうでもいいんですが。
いずれにしても、グレート・パンプキン(仮称)の近さは半端ではない。
画像の軌道図(変なもんが見えるのは、気のせいでしょう!)で、太陽からの距離が、仮に15cmくらいなら、50万キロというのは0.5mmということになる(合ってます?)。
かすってるなあ。
地球近傍で、未発見の天体にでもぶち当たって、方向が変わったりしたら大事だ。
浮沈子にとっては、青天の霹靂である。
(青天の霹靂)
http://kotowaza-allguide.com/se/seitennohekireki.html
「「霹靂」とは激しい雷鳴のこと」
落ちてきたりしたら、雷鳴どころではないだろう。
またまた、眠れない夜が続くな・・・。
(Earth Impact Effects Program:追加:衝突シミュレーター)
http://impact.ese.ic.ac.uk/ImpactEffects/
直径400mの密度2の隕石が、秒速35kmで真上から固い岩盤に衝突するとこうなる。
(上記の前提で入力した結果)
http://impact.ese.ic.ac.uk/cgi-bin/crater.cgi?dist=1000&distanceUnits=1&diam=400&diameterUnits=1&pdens=2000&pdens_select=0&vel=35&velocityUnits=1&theta=90&wdepth=&wdepthUnits=1&tdens=2750
「最終的なクレーターの直径 :8.6 キロ
最終的なクレーターの深さ :566 メートル」
この小惑星は、近いな。
(巨大小惑星、ハロウィーンの日に地球最接近 天文学者ら)
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20151022033383a
「サッカー場程の大きさの小惑星「2015 TB145」は、時速12万6000キロという「異常に高い」速度で移動している。天文学専門サイト「アース・アンド・スカイ」には、初期の試算で直径約470メートルと掲載された。」
「約50万キロという、安全が十分に保たれる距離で地球のそばを通過する」
「最接近する時間は、米東部時間10月31日午前11時14分(日本時間11月1日午前0時14分)」
この時間、浮沈子はパラオにいる。
正確には、まだ飛行機の中だ。
まあ、何かあったら、地上でも大気圏内でも同じだけどな。
(ハロウィーンに小惑星が地球に大接近 愛称はグレート・パンプキン!)
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/1/11237.html
「研究チームは小惑星に「グレート・パンプキン」と愛称をつけ、その日を待っている。」
「「2015 TB145」は今月10日、ハワイ大学の観測施設が発見されたばかりの小惑星」
「これほど大きな天体の大接近が、次に観測されるのは2027年8月」
おかしいな。
だって、今年の10月まで見つかってなかったわけで、今後、同じくらいの天体は、いつ現れてもおかしくないってことじゃないのかあ?。
いい加減な記事は、載せないでもらいたいな。
まあ、分かっている範囲では、ということなんだろう。
(小惑星、ハロウィーンに地球に接近 月までの距離と同程度)
http://www.cnn.co.jp/fringe/35072320.html
「「今回の接近は、この天体の物理的特性を観測する絶好の機会になる」とNASAの専門家は期待する。」
そんなこと言ってる場合なんだろうか?。
(小惑星の命名法:仮符号の付け方参照)
http://moonstation.jp/ja/hayabusa/asteroid_name.html
「仮符号は、以下の3つの部分に分解できます。
1 最初の4文字(発見年:西暦4桁)
2 次の1文字(半月番号)
A:1月1日〜15日
B:1月16日〜31日
C:2月1日〜15日
D:2月16日〜29日
E:3月1日〜15日
F:3月16日〜31日
G:4月1日〜15日
H:4月16日〜30日
J:5月1日〜15日
K:5月16日〜31日
L:6月1日〜15日
M:6月16日〜30日
N:7月1日〜15日
O:7月16日〜31日
P:8月1日〜15日
Q:8月16日〜31日
R:9月1日〜15日
S:9月16日〜30日
T:10月1日〜15日
U:10月16日〜31日
V:11月1日〜15日
W:11月16日〜30日
X:12月1日〜15日
Y:12月16日〜31日
3 順序符号
上の半月番号の期間内の何番めに発見されたかを示す順番
・その期間内に発見された1番目から25番目までの小惑星には、I(アイ)を除く25個のアルファベットを順番に割り当てます。例えばAは1番目、Yは24番目ということになります。
・26個以上発見された場合、今度はまたAへと戻りますが、その後ろに1という数字をつけます。例えば、A1となった場合には26番目、B1となれば27番目、…Z1となれば50番目となります。
・51個以上発見された場合、数字は2となります。51番目はA2,52番目はB2、…となります。
・このようにして、25個ずつ、アルファベットを繰り返しながら数字を増やし、小惑星の順番通りに仮符号を作っていきます。」
少々ややっこしいが、2015TB145というのは、今年(2015年)の10月1日から15日までに発見された小惑星のうち、25×145+2番目の星ということになる。
「小惑星番号:
仮符号がつけられた小惑星は、あくまで「仮」であり、その後のより詳細な観測によって、前に発見された小惑星と同じであると認定されたり、実は彗星など別の天体であった、ということになる可能性もあります。」
「何回かの観測によって、その天体の軌道が決定され、これまでに発見されていない天体であると小惑星センターで認定された時点で、「小惑星番号」が付与されます。この時点で、小惑星は1つの新しい天体として登録されたことになります。」
「小惑星の場合、正式に呼ぶ場合には次のようになります。」
「・小惑星 25143 イトカワ (1998 SF36)
・Asteroid 25143 Itokawa (1998 SF36) …英語の場合」
まだ見つかったばかりで、仮符号状態ということになる。
48万キロとか言ってるが、これって宇宙的距離としてはめちゃくちゃ近い。
しかも、400m位の大きさといえば、重量も大きい(比重2(ケレスの比重)とした場合、6万7千トンくらい)。
見つかってから20日程度で最接近ということは、避けようもないし、手も足も出ない。
海上に落ちれば大津波は間違いないし、陸上でも人口密集地なら大災害だ。
軌道計算に誤りのないことを祈るのみだな。
人類(その他の全ての生物含め)に出来ることは、それだけだろう。
ノアの箱舟は、どこを探してもないし。
悲惨なのは、ISSの乗組員だろう。
目の前で大惨事が起こるのを見なければならないし、下手をすれば、帰るところが無くなる。
進むも死、留まるも死、というところか。
彗星のような長円軌道というが、揮発成分がないので小惑星に分類されているんだろう。
「なお、小惑星番号は、「小惑星」という名前がついていますが、彗星や準惑星にも付与されます。」
最近では、はやぶさ2が向かっている小惑星に、竜宮とかいう怪しげな名前が付いたようだ。
(探査機「はやぶさ2」が目指す小惑星の名前は「リュウグウ」)
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/10/05ryugu/index-j.shtml
「小惑星探査機「はやぶさ2」が2018年の到着を目指している小惑星 (162173)(仮符号 1999JU3)の名称が「Ryugu」(リュウグウ)に決定した。」(仮符号は、ミスプリを修正)
先ほどの命名規則によれば、この小惑星は1999年の5月1日から15日の間に見つかった小惑星(候補)の25×3+20番目の天体であることが分かる。
(リュウグウ (小惑星))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A6_(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)
「発見日 1999年5月10日」
当たり!(はやぶさ2が、当たって欲しくはないですが・・・)。
どうやら、最後の数字は、右下に小さく添え字で書くのが正しい様だ。
(仮符号:小惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E7%AC%A6%E5%8F%B7#.E5.B0.8F.E6.83.91.E6.98.9F
「仮符号の表記に添字が使えないなどの技術的理由がある場合には添字も他の文字と同じ大きさで表され、1950 FC1 などと表記される。」
もちろん、この天体は、1950年3月16日から31日までに発見された天体の25×1+3番目に当たる。
まあ、どうでもいいんですが。
いずれにしても、グレート・パンプキン(仮称)の近さは半端ではない。
画像の軌道図(変なもんが見えるのは、気のせいでしょう!)で、太陽からの距離が、仮に15cmくらいなら、50万キロというのは0.5mmということになる(合ってます?)。
かすってるなあ。
地球近傍で、未発見の天体にでもぶち当たって、方向が変わったりしたら大事だ。
浮沈子にとっては、青天の霹靂である。
(青天の霹靂)
http://kotowaza-allguide.com/se/seitennohekireki.html
「「霹靂」とは激しい雷鳴のこと」
落ちてきたりしたら、雷鳴どころではないだろう。
またまた、眠れない夜が続くな・・・。
(Earth Impact Effects Program:追加:衝突シミュレーター)
http://impact.ese.ic.ac.uk/ImpactEffects/
直径400mの密度2の隕石が、秒速35kmで真上から固い岩盤に衝突するとこうなる。
(上記の前提で入力した結果)
http://impact.ese.ic.ac.uk/cgi-bin/crater.cgi?dist=1000&distanceUnits=1&diam=400&diameterUnits=1&pdens=2000&pdens_select=0&vel=35&velocityUnits=1&theta=90&wdepth=&wdepthUnits=1&tdens=2750
「最終的なクレーターの直径 :8.6 キロ
最終的なクレーターの深さ :566 メートル」
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