24時間以内だあ?2017年03月31日 19:52

24時間以内だあ?


(米スペースX、再利用ロケット打ち上げと洋上着陸に成功)
http://jp.reuters.com/article/space-spacex-launch-idJPKBN1720RD

文句なしの完璧な成功に沸く、ファルコン9の再使用1段目での打ち上げ成功。

1段目の再回収にも無事に成功し、衛星の打ち上げも成功。

次の目標は、24時間以内の再打ち上げで、年内達成可能とぶち上げる余裕も。

「次の目的は、ロケットを24時間以内に再打ち上げすることだとし、今年末までに実現される見通しだと語った。」

ふざけていっているとは思えないしな。

例の、ブロック5というやつなんだろう。

今回の打ち上げでは、4か月の整備期間を掛けている。

文字通り、航空機並みの運用を目指しているんだろうが、ある程度の実績を見なければ、点検整備を短時間に済ませるというのは困難だろう。

今回回収したロケットを分析して、再使用に伴う修理箇所を徹底的に調べる方が先だと思うんだがな。

地上燃焼テストだけでは判明しない、ストレス下での修理箇所が出ている可能性もあるしな。

航空機のように、当日再打ち上げが出来ればそれに越したことはない。

しかし、地上設備側の問題もあるしな。

打ち上げで傷んだ設備を当日直せるんだろうか?。

ひょっとしたら、そっちの方がボトルネックになるかも知れない。

他に何かあるだろうか?。

人間の問題もあるかもな。

ロケットの打ち上げが、毎日2回続くと考えただけで、しんどくなる。

そんなに打ち上げ需要があるのかは分からないが、使い捨て当たり前、1年に2回か3回の打ち上げしかない我が国では、考えられない話だ。

やっぱ、21世紀になったということだな。

これからは、そういう時代だ。

毎日2回飛び立つ再使用ロケット(既に、そういう呼び方もなくなるだろう)。

そんな時代に、ようやく今のファルコン9くらいのコスパのロケットを月に2回打ち上げるのがせいぜいの三菱重工。

もう、競争とか言う話ではない。

官需以外は、全く取れないというのが実際の話だろう。

ただ打ち上げるだけなら、老舗のロシアや新興インドもある。

中国だって、黙ってはいないだろう。

東南アジア諸国やアラブ諸国、アフリカなどの需要を取り込めるのは、何と言っても価格と実績だからな。

ミニ衛星を100機上げるインドや、3桁の実績を誇るロシアの相手ではない。

それでも、1機100億円のH2Aを使い続けるよりは、開発費を投じてもH3を作った方がいいんだろう。

(隼はふたたび飛び立った - 「ファルコン9」ロケット、再使用打ち上げに成功)
http://news.mynavi.jp/articles/2017/03/31/falcon9_ses10/

「ロケットの再使用による人工衛星の打ち上げは、2011年に引退したスペース・シャトル以来約6年ぶり。ファルコン9のような垂直に離着陸できるロケットに限れば世界初の出来事」」

スペースシャトルを引き合いに出して、公平に記述しているのは、鳥嶋さんの記事だけだ。

「第1段を再使用するファルコン9の場合、10%の割引で提供する」

「新品のファルコン9は6200万ドル(約69億円)で販売されているため、再使用の場合はおおよそ5580万ドル(約62億円)ということになる。」

そんだけかよ・・・。

それでも、十分過ぎるほど安いけどな。

「今回の打ち上げではさらに、衛星フェアリングの回収も試みられた」

これだって、数億円するわけだから、バカには出来ない。

「現在は点検やメンテナンスなどにため、機体の回収から再打ち上げまで約4か月かかるものの、いずれは24時間にまで短縮したい」

飛行機でいえば、ようやく離陸に成功した程度か。

着陸は失敗の連続で、やっと着陸したものの、次回使えるかどうかは分からない状況だ。

初めて再使用して、やっと出来て良かったねという感じ。

ジャンボジェットのように、再使用は当たり前、スケールメリットを追求して価格を下げるというのは、まさに今後にかかっている。

コストだって、10パーセント引きじゃだめで、99パーセント引きにしなければならない。

浮沈子的には、99.99パーセント引き(コスト万分の1)くらいがいいんだがな。

100万円くらいで、静止軌道に上げられれば、宇宙は様変わりするだろう。

これは、あくまでも、試算の話だ。

実際、どれだけの費用逓減が図れるかは、需要と供給、さらには競争もかかわって来る。

ブルーオリジンには、ぜひともニューグレンを成功させてもらいたいもんだ。

ULAだって、エンジンだけの再使用を考えているようだしな(うまくいくのかあ?)。

ボールは投げ返された。

他社がもたもたすれば、スペースXは独走態勢に入る。

有人宇宙飛行でNASAと張り合う実力を身に付けたら、そして、それを100分の1のコストで成し遂げたら、世界は音を立てて崩れ、新しい秩序が生まれる。

火星移住は冗談としても、無人探査機を送り込むところまでは行くに違いない。

月面だって、たやすいだろう。

そこで何をするかが問題だがな。

当然、24時間以内に、月面からの再使用打ち上げしなくっちゃな・・・。

頭の皮を剥ぐ2017年03月31日 20:45

頭の皮を剥ぐ


別に、スプラッターな話ではない。

ロタツアーに行って、ショップからポイントまでの間、スイミングキャップをかぶっていたら、頭頂部が焼けてしまった。

そう、頭のてっぺんが日焼けしたあと、剥がれてきた皮をそーっと剥がして快感に浸っている。

おお、デカいのが剥がれたぞ!。

アホか・・・。

おでこには、生地が厚くなっているスイミングキャップのゴムの部分がくっきりと白い鉢巻きで残っている。

初めのうちは、頭頂部は焼けてなかったのにな。

いつものように、おでこから上が白い状態になるかと思ってたんだがな。

今回は、ことのほか、陽射しが強かったのかもしれない。

ダイビング最終日の後に、ランドツアーに行った際に、夕日で焼けた可能性もある(ちょっと油断して、地肌を露出させていた)。

まあいい。

こういうこともあるということだ。

こぼれたミルクを嘆いても仕方ないということわざがある。

抜けてしまった頭髪は、二度と元には戻らない(たぶん)。

薄い茶色に染まった薄皮を、丁寧に剥がしていく・・・。

ちょっと人前ではできない。

ハゲオヤジの、密かな楽しみ・・・。