2台に1台は電気自動車2017年07月09日 00:12

2台に1台は電気自動車
2台に1台は電気自動車


ポルシェのCEOの発言だからな。

浮沈子のヨタ記事とは、訳が違う。

(ポルシェ、50%を電気自動車に CEOが「2023年までに生産台数の半分をEVに」と発言)
https://zuuonline.com/archives/161362

2050年までに、ガソリン自動車を作るのを止めるといったトヨタ。

蓋を開ければ、ハイブリットは含まれないんだそうだ。

あれは、単なるガソリン自動車だ。

ついでに言えば、ノートハイブリッドも同じ穴の狢だ。

みーんな、ガソリンがなければ、1mmも動けない。

プラグインハイブリッドは、まやかしの電気自動車だ。

まあ、過渡的に両方の原動機を積んでいるだけ。

EVというのは、ガソリンを一滴も使わない自動車の事を指す。

「2023年までに、年間生産台数の50%を電気自動車(EV)にする」

ポルシェの並々ならぬ決意を感じる。

これまでも、環境性能は、ポルシェの原動機にドラスティックな変更をもたらしてきた。

長年の空冷エンジンを捨てて、水冷エンジンになったのは、騒音規制をクリアできなかったからだ。

排ガス規制の際には、北米への輸出が激減し、エミッションコントロールに追われることになる。

いま、ゼロエミッションのクルマを一定割合売らなければ、地方政府から莫大な金を取られる時代になった。

排ガスや燃費に厳しいスポーツカーを作るメーカーとしては、死活問題なわけだ。

しかし、50パーセントというのは、冗談では済まない話だ。

「「今後6年以内に生産台数の半分をEVに移行」という計画は、早くからEVや自動運転車の開発に取り組んでいたライバル企業よりもはるかに規模が大きく、早急という印象すら受ける。」

記事では、ミッションEとか、マカンのEVモデルとか言っているが、半分ということになれば、スポーツモデル以外の全てに及ぶ話になる。

カイエンやパナメーラも例外ではない。

そして、充電という不便を呑んでもらうために、戦略的な価格で販売することになる。

充電スポットの設置などのインフラも作らなければならない。

それも、世界中に。

あと、6年しかないのだ。

できんのかあ?。

まあいい。

言っちまったわけだからな。

やるっきゃない。

電池積むことを考えれば、デカい車種の方が有利だ。

マカンに積めれば、カイエンは楽勝だろう。

まさかな、プラグインハイブリッドを、EVの勘定に入れるなどという姑息な話じゃないよなあ?。

レンジエクステンダーも、認めるわけにはいかない。

お隣のフランスでは、姉さん女房のおかげで(?)大統領になったマキロン(もとい、マクロン)率いる政権が、ガソリン・ディーゼル車を消し去ると豪語しているしな。

(フランス、40年までにガソリン・ディーゼル車の販売終了へ)
http://www.afpbb.com/articles/-/3134820

まあ、走ってるのは、そのままになるんだろう。

「「パリ協定(Paris Agreement)」の目標達成に向けた野心的な計画の一環として、フランスは2040年までにガソリン車とディーゼル車の販売を終了させると発表」

政治的な臭いがプンプンする話だが、ポルシェの話を合わせて考えると、「んなバカな・・・」と笑い飛ばすことは出来ない。

電気自動車、燃料電池車が、それだけの期間に普及するかどうかは分からないが、浮沈子は関係ないな。

2040年には免許証を取り上げられてしまうだろう。

80歳過ぎると、免許更新の際に、実技試験が課せられることになりそうだ。

(高齢ドライバーに「追試」と「限定免許」 その中身とは?)
http://bunshun.jp/articles/-/3223

「運転に問題がある80歳以上のドライバーに実技試験を課すなどの対策を検討することを政府の交通対策本部で表明」

「試験の成績次第で、(1)そのまま免許更新、(2)安全機能付き車両での限定免許交付、(3)免許取り消し、の3通り」

「対象となりそうなのは80歳以上のうち事故や交通違反を繰り返した高齢者。」

うーん、ペーパードライバーのまま、ゴールドカードで更新するのは、チェックからごっそり漏れるという大問題があるけどな。

「世界的に自動運転の実用化が進められており、近い将来、高齢者どころか人間が運転をしなくなる。そうなれば高齢者の交通問題は自ずと解決だ」

取り締まり当局の警察庁からして、こういう発想をしているようじゃ、世も末だな。

ポルシェのガソリン車(しかも、マニュアル。パワステ・ABSなし、ついでにエアコンもなし)を乗り回している浮沈子だが、せいぜい安全運転に努めて、免許証を取り上げられないように技量の維持・増進に努めよう。

次回の、サーキット走行は、何時になるんだろうか(って、そういうことなのかあ?)。

キノコ2017年07月09日 20:22

キノコ
キノコ


ふつーは、食えるかどうかしか関心がない対象だな。

(キノコ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B3

「菌類のうちで比較的大型の子実体を形成するもの、あるいはその子実体そのもの」

子実体というのは、胞子を作ってばらまくための仕掛けだ。

つまり、キノコは、子孫繁栄の象徴であるわけで、男の子(元男の子?)である浮沈子的には、ミョーに納得してしまったりする(えーと、女の子は、分かんなくていいです!)。

「700種が食用とされ、約100種が毒キノコであるといわれている」

毒キノコって、100種類もあるのかあ・・・。

「語源的には、「木+の+子」と分析できる。」

ホントかあ?。

まあいい。

で、ふつーなら、「食えない話だ」とか書いて、おしまいにしてもいいんだが、これが2千万年前のキノコが生き返ったということになると、到底ふつーでは済まない。

(2000万年前のキノコ蘇る 八戸沖で発見、培養)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170630-00010000-dtohoku-l02

「地球深部探査船「ちきゅう」が2012年に八戸沖の海底下から取り出した地層から、約2千万年前に陸地と一緒に海に沈んだとみられる菌類が採取」

「69の菌類が見つかり、このうち「スエヒロタケ」の一種を培養すると子実体(キノコ)を形成した。」

「人類の誕生以前の菌類」

「古代の森林や湿地に生息していた菌類の胞子が海底下で保存され、研究室での培養でよみがえったとみられる。」

(2千万年前のキノコ、復活? 海底下の菌類、培養に成功:画像のみ)
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170706004475.html

まあな、人類誕生以前のキノコだからな、あまり子孫繁栄の象徴というイメージはない。

どっちかというと、浮沈子的には昨日公開された映画ライフの主人公(?)に近いイメージだな。

(火星で地球外生命体と出会うSFスリラー映画「ライフ」予告編:画像のみ)
http://www.gizmodo.jp/2016/11/life-trailer-1.html#cxrecs_s

培地の上で成長する生命体。

人工の環境で育成され、栄養をコントロールされて、シャーレの外では生きられない命。

まあな、そう思っているのは研究者だけかもしれないけどな。

2千万年前のキノコは、海底下2500m(より浅い地層)で見つかっているらしい。

「必要最小限のエネルギーで長期生存できる胞子の形で生き残り、ちきゅうに掘り出されて生存できる環境に戻った結果、2千万年ぶりによみがえったのではないか」

人類にとって、未知の生命ということになる(2千万年前って、人類誕生以前ですから)。

今回、掘り出されなければ、さらに長い間地中(海底下)に埋もれていたわけで、子実体を形成することなく、胞子のまま地球深部に留まっていたことになる。

そして、マントルの対流により、地殻下に送られて、生命としての存在を失い、原子に還元されてしまう。

掘削船に掘り出されるなどということを期待していたわけではないだろうから、彼らにとっては青天の霹靂のようなもんだろう。

まるで、火星環境からひっぺがされて、宇宙船の中で培養された「ライフ」のようなもんだな。

大丈夫なのかあ?。突然変異して、ジャムステックの研究室を飛び出して、環境下で繁殖したりしないんだろうか?。

まあな、キノコだからな、繁殖の象徴だ。

人類誕生以前の生命だから、人間なんて珍しくて仕方ないかもしれない。

でもって、片っ端から○〇○して・・・。

(このブログは、下ネタ厳禁なのでこれ以上は書けません。)

まあ、どうでもいいんですが。

キノコといえば、こんな記事も見つけた。

(世界最古のキノコの化石が発見された)
https://irorio.jp/sophokles/20170609/404087/

絵面的には、こっちの方がキノコらしい。

「ブラジルで発掘されたその化石は、今から1億1,500万年前のもの。」

柔らかい子実体が、化石として残ることは極めて珍しいという。

もちろん、こっちは化石化しているので、培養して蘇ったりはしない。

46億年の地球の歴史からすれば、1億5千万年なんて、つい最近の話だが、大陸のカタチは現在とは全く異なっている。

(パンゲア大陸)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%82%A2%E5%A4%A7%E9%99%B8

「1億8000万年前のジュラ紀になると、南北に分裂し、北はローラシア大陸、南はゴンドワナ大陸となった。両大陸は、更に分裂していった。」

パンゲア大陸の分裂が始まっていたころの話ということになる。

地球内部の熱流動と、軽い大陸地殻のおかげで、地球表面はプレートに乗って常に動いている。

何千万年か経てば、今とは異なる配置となった大陸の陰で、新たな知的生命体が大陸辺縁の地中から、何かを掘り出すかもしれない。

学者たちは、珍しい発見に驚き、そして首を傾げる。

キノコに似ているんだがな。

ちょっと違うような気がする・・・。

(このブログは、下ネタ厳禁なのでこれ以上は書けません。)

研究者たちは、学術的な興味から、これからも地面を掘り返しては珍しい生き物や、その化石を掘り出していくんだろう。

人類誕生以前の生命や、その痕跡。

しかし、人類は、やがて滅びるに違いない。

文明の痕跡は地中深く埋もれ、やがて発掘される側になる。

新たな知的生命体が、首を傾げるような話はたくさんあるだろう(キノコ以外にも)。

発掘される側の発想というのも、必要なのかもしれない。

生命は、食うか食われるかの存在だが、浮沈子は食う側の発想しかない。

これからは、食われる側の発想も大事になるかもな。

で、結局は、食えない話で今日はおしまい・・・。

深宇宙時代2017年07月09日 21:55

深宇宙時代


地上での電磁波の影響を管理するために、我が国では200万キロ以上を深宇宙と定義しているらしい。

太陽ー地球系のラグランジュ点L1やL2は、それ程遠くない(150万キロくらい)ので、電波法上は深宇宙ではない。

日常的には(あまり、日常で使うことはないだろうが)、地球周辺よりも遠い宇宙空間の事と理解されている(たぶん)。

月は、38万キロしか離れていないが、地上3万6千キロの静止衛星軌道の10倍も遠いので、この際、深宇宙ということにしよう。

この半世紀の間、人類は深宇宙から撤退していた。

地球周回軌道に宇宙ステーション(有人人工衛星:宇宙船)を浮かべ、そことの往復に留まっている。

そこから先ヘは、1mmも進んでいない。

月面基地計画を華々しくぶち上げたブッシュ政権が終わると、バラクオバマは経費削減を理由に、その計画をぶっ潰した。

月(探査や基地計画)は、常に政争の道具にされ続けている(そうなのかあ?)。

それはつまり、どうでもいいということの裏返しだ。

やっても、やらなくても同じ。

我々の日常生活が大きく変わることはないのだ。

地球周辺の宇宙空間の利用は、GPSや通信・放送衛星を通じて、分かりやすい変化を日常生活にもたらしている。

地球観測衛星のおかげで、雲の様子や降雨の状況をリアルタイムで見ることが出来る。

(世界の雨分布リアルタイム)
http://sharaku.eorc.jaxa.jp/GSMaP_NOW/index_j.htm

「毎時0分、30分頃に、「実時間の」降雨分布を作成します。」

実に21世紀的だな。

月面基地が出来たって、何かが変わるわけじゃない。

有人である必要もない。

宇宙空間に不向きな人類が、わざわざ出向く必要はないのだ。

それでも、有人探査、月面基地に拘る人々はいる。

火星にだって行きたいし、住みたい(!)。

浮沈子は、アホかと思うが、個人の自由だろう。

しかし、米国は、再び月を目指すという。

(VP Pence promises return to the Moon, boots on Mars during KSC speech)
http://www.spaceflightinsider.com/organizations/nasa/vp-pence-promises-return-moon-boots-mars-ksc-speech/

「NASA would “return our nation to the Moon, put boots on Mars, and go still further.”」

火星より先の話は、眉唾だからな。

しかし、月への回帰は、現政権の期間中に具体化するだろう。

実際に行われるとしても、10年は先の話になる。

飛び道具のSLSは遅れに遅れているからな。

言葉通りに読めば、月への着陸とは言っていない。

プット・オン・ブーツは、火星だけだ。

今、発表されている計画では、月軌道上に宇宙ステーションを設置して、そこをベースにした深宇宙探査を目指している。

月からの資源の供給が成功すれば、ロジスティクスの効率が高まることが期待される。

我が国は、そこに一枚咬みたいようだが、話半分にしておいた方がいいような気がするな。

年に1機しか打ち上げられないSLSで、継続的に何かが出来るとは思われない。

今年の夏に発表される計画では、もう少しマシな方針が出るだろう。

キーワードは、民間宇宙船の利用だ。

「We need government and commercial entities.」

文脈では、米国内サプライヤーを意識しているんだろうが、NASAより先に月周回するとか、NASAの有人探査より先に火星に移民するとかいっているどっかの民間企業があるわけだから、その活力を利用しないという手はない。

月から資源を得るより、アマゾンに頼んで、軌道上の宇宙ステーションに配達してもらった方が安上がりなんじゃないのか。

火星植民でも何でもしておいてもらって、NASAの宇宙飛行士が火星に辿り着いたら、レストランで火星料理(イカの燻製?)出してもらう方がいい(そうなのかあ?)。

火星以遠の惑星探査ということになると、さすがに具体的な手段を持つ企業は限られている。

ファルコンヘビーが実用化されれば、生き死には別にして、人類を太陽系の中のどこにでも送り込めるようになる。

ああ、もちろん片道だけ。

SLSで、火星以遠の有人計画というのは、まだ発表されていない。

宇宙飛行士を冬眠でもさせない限りは、片道10年とかいう宇宙飛行は無理だ。

そういう荒唐無稽な話とは別に、月面探査は手の届く、丁度いい目標になる。

我が国は、米国の宇宙船に便乗して、美味い汁を吸おうとしているようだが、そう上手くいくかどうか。

ISSのイメージだろうが、2匹目のドジョウが月にいるとは限らない。

今日は、満月。

ややおぼろ月で上がってきたが、真ん丸のお月様は、いつ見てもきれいだ。

人類が地球周回軌道を離れ、深宇宙へと進出していくのか、それとも、途中で放り出して戻って来るのか。

月は、その重要な試金石である。

当面の目標は火星。

そして、月を(ゲートウエイとして)利用する。

そこへのロジスティクスは民間。

深宇宙時代が始まるかどうか。

黄色く輝く月は、アホな人間どもの所業を、静かに見守るだけだ・・・。