パワードランディング ― 2017年07月26日 00:51
パワードランディング
逆噴射しながら降りてくるアレだ。
ファルコン9で見飽きたヤツ。
しかし、今度は、ドラゴン2でも見られると期待してたんだがな。
どうやら、それは叶わないらしい。
(イーロン・マスクが弱音を吐露 - 一進一退するスペースXの宇宙開発)
http://news.mynavi.jp/articles/2017/07/25/elon_musk/
「ドラゴン2は他の宇宙船のようにパラシュートを使って降下し、海に着水することになる」
なんだってえ!?。
そりゃあ、裏切りというもんじゃね?。
「安全性と、NASAからの認証の問題」
そんなことは、最初から分かっていたはずだ。
「着陸には使わないものの、エンジンそのものは残し、脱出システムの機能は保ったままにする」
ったくなあ、期待してたんだがな。
ガッカリだ。
「もしかしたらいずれ、(エンジンによる着陸は)復活させることになるかもしれない。ただ、現時点でこのやり方を適用するのは正しいとは思えない」
まあいい。
いろいろ事情があるんだろう。
記事には、ファルコンヘビーの事も出てくる。
これについてはすでに書いたが、浮沈子はそれ程悲観的には見ていない。
つーか、これは、何としても成功させる必要がある。
既にデルタ4ヘビーで成功しているので、原理的に出来ることは分かっている。
それを、再使用という新しいパラダイムに乗せることが出来るかどうかが問われている。
さらには、束ねた27個のエンジンをコントロールすることが出来るかどうかも課題だ。
しかし、スペースXが構想している次期ロケットは、42基もの新開発のエンジンを同時に制御しなければならないわけだから、それに比べれば朝飯前ではないのか。
宇宙船が、地球のような濃い大気の惑星に着陸するのにパワードランディングをする必要があるかどうかというのとは、次元の違う話である。
ヘビーについては、スペースXに選択肢はない。
やるしかないのだ。
初めから完璧な成功を期待しているものはいないだろう(むしろ、逆かあ?)。
この1年くらいは、ド派手な爆発やドローン船での転倒、激突などのイベントがない。
再使用ロケットの打ち上げといっても、どこがどう違うかは見ただけじゃあ分からんしな。
ビジュアル的に、インパクトに欠ける。
この辺りで、一発、スペースX恒例の大爆発でも起こしてくれた方が、見物している方にとっては憂さ晴らしになるというものだ。
LC-39A発射台を、跡形もなく破壊してしまった方が、いろいろスッキリするような気がする。
形あるものは、全て壊れる。
破壊の中から新しい形が生まれる。
ドラゴン2は、宇宙船の新しい形を示すことは出来なかった。
緊急脱出用ロケットとして、エンジンと燃料という余分な重量を抱えたまま飛び出すことになり、宇宙船としての性能は、むしろ下がってしまうことになる。
ダサい話になったもんだな。
それでも、再使用という枠組みから見れば、一応、一定の成果を上げた形にはなっている。
通常の緊急脱出用ロケットは、打ち上げごとに使い捨てだからな。
それは、一定の評価を得るだろうし、コストの削減にもつながっていく。
NASAは、別にスペースXを虐めているわけではないんだろう。
安全と乗員の乗り心地との兼ね合いの中で、リスクを最低にするための選択をしただけだ。
回収コストは減らないが、安全性は保たれる。
だが、そうだろうか?。
海面に着水したカプセルが、事故なく回収されるかどうかは分からない。
今までは上手くいっていたかもしれないが、今後もそうなるとは限らんしな。
運用の自由度は減ることになる。
NASAの請負仕事とは別に、スペースX独自の事業でパワードランディングを行うことは有り得る。
無人機の場合など、リスクを許容できる状況で開発を継続することは可能だ。
そもそも、ドラゴン2を使った貨物輸送が実現した後に、有人機への適用を行うスケジュールだったはずだ。
まあ、どうでもいいんですが。
イーロンマスクは含みを残しているが、事実上の撤退だ。
宇宙船がパワードランディングを行うシーンは、当分先になった。
ガッカリだが、仕方ないだろう。
着陸というのは、ある意味で離陸より難しい。
離陸では、地球の重力と推力との差分になるが、着陸は宇宙船の位置エネルギーと運動エネルギーをもろに減じていかなければならない。
そこには、常に重力が働いているしな。
引き算じゃなく、足し算になる。
地球の大気を使って、全てを熱エネルギーに変えて減速するというのは、当たり前のようだが、なかなか上手いやり方なのだ。
そして、スペースシャトルのような滑空型の機体を使えば、ピンポイントの着陸も可能になる。
再び、有翼機体への期待が高まるかもしれない。
ともあれ、鳥嶋さんは、記事の中では、これは後退ではないとしている。
「彼らが思い描く、こうした自社と、そして人類の宇宙開発の未来が、はたしてすべて実現するのか、あるいはさらにあきらめざるを得ないことが起こるのか」
浮沈子は、火星移民は撤退した方がいいと思ってるんだがな。
逆噴射しながら降りてくるアレだ。
ファルコン9で見飽きたヤツ。
しかし、今度は、ドラゴン2でも見られると期待してたんだがな。
どうやら、それは叶わないらしい。
(イーロン・マスクが弱音を吐露 - 一進一退するスペースXの宇宙開発)
http://news.mynavi.jp/articles/2017/07/25/elon_musk/
「ドラゴン2は他の宇宙船のようにパラシュートを使って降下し、海に着水することになる」
なんだってえ!?。
そりゃあ、裏切りというもんじゃね?。
「安全性と、NASAからの認証の問題」
そんなことは、最初から分かっていたはずだ。
「着陸には使わないものの、エンジンそのものは残し、脱出システムの機能は保ったままにする」
ったくなあ、期待してたんだがな。
ガッカリだ。
「もしかしたらいずれ、(エンジンによる着陸は)復活させることになるかもしれない。ただ、現時点でこのやり方を適用するのは正しいとは思えない」
まあいい。
いろいろ事情があるんだろう。
記事には、ファルコンヘビーの事も出てくる。
これについてはすでに書いたが、浮沈子はそれ程悲観的には見ていない。
つーか、これは、何としても成功させる必要がある。
既にデルタ4ヘビーで成功しているので、原理的に出来ることは分かっている。
それを、再使用という新しいパラダイムに乗せることが出来るかどうかが問われている。
さらには、束ねた27個のエンジンをコントロールすることが出来るかどうかも課題だ。
しかし、スペースXが構想している次期ロケットは、42基もの新開発のエンジンを同時に制御しなければならないわけだから、それに比べれば朝飯前ではないのか。
宇宙船が、地球のような濃い大気の惑星に着陸するのにパワードランディングをする必要があるかどうかというのとは、次元の違う話である。
ヘビーについては、スペースXに選択肢はない。
やるしかないのだ。
初めから完璧な成功を期待しているものはいないだろう(むしろ、逆かあ?)。
この1年くらいは、ド派手な爆発やドローン船での転倒、激突などのイベントがない。
再使用ロケットの打ち上げといっても、どこがどう違うかは見ただけじゃあ分からんしな。
ビジュアル的に、インパクトに欠ける。
この辺りで、一発、スペースX恒例の大爆発でも起こしてくれた方が、見物している方にとっては憂さ晴らしになるというものだ。
LC-39A発射台を、跡形もなく破壊してしまった方が、いろいろスッキリするような気がする。
形あるものは、全て壊れる。
破壊の中から新しい形が生まれる。
ドラゴン2は、宇宙船の新しい形を示すことは出来なかった。
緊急脱出用ロケットとして、エンジンと燃料という余分な重量を抱えたまま飛び出すことになり、宇宙船としての性能は、むしろ下がってしまうことになる。
ダサい話になったもんだな。
それでも、再使用という枠組みから見れば、一応、一定の成果を上げた形にはなっている。
通常の緊急脱出用ロケットは、打ち上げごとに使い捨てだからな。
それは、一定の評価を得るだろうし、コストの削減にもつながっていく。
NASAは、別にスペースXを虐めているわけではないんだろう。
安全と乗員の乗り心地との兼ね合いの中で、リスクを最低にするための選択をしただけだ。
回収コストは減らないが、安全性は保たれる。
だが、そうだろうか?。
海面に着水したカプセルが、事故なく回収されるかどうかは分からない。
今までは上手くいっていたかもしれないが、今後もそうなるとは限らんしな。
運用の自由度は減ることになる。
NASAの請負仕事とは別に、スペースX独自の事業でパワードランディングを行うことは有り得る。
無人機の場合など、リスクを許容できる状況で開発を継続することは可能だ。
そもそも、ドラゴン2を使った貨物輸送が実現した後に、有人機への適用を行うスケジュールだったはずだ。
まあ、どうでもいいんですが。
イーロンマスクは含みを残しているが、事実上の撤退だ。
宇宙船がパワードランディングを行うシーンは、当分先になった。
ガッカリだが、仕方ないだろう。
着陸というのは、ある意味で離陸より難しい。
離陸では、地球の重力と推力との差分になるが、着陸は宇宙船の位置エネルギーと運動エネルギーをもろに減じていかなければならない。
そこには、常に重力が働いているしな。
引き算じゃなく、足し算になる。
地球の大気を使って、全てを熱エネルギーに変えて減速するというのは、当たり前のようだが、なかなか上手いやり方なのだ。
そして、スペースシャトルのような滑空型の機体を使えば、ピンポイントの着陸も可能になる。
再び、有翼機体への期待が高まるかもしれない。
ともあれ、鳥嶋さんは、記事の中では、これは後退ではないとしている。
「彼らが思い描く、こうした自社と、そして人類の宇宙開発の未来が、はたしてすべて実現するのか、あるいはさらにあきらめざるを得ないことが起こるのか」
浮沈子は、火星移民は撤退した方がいいと思ってるんだがな。
成田は曇り ― 2017年07月26日 16:34
成田は曇り
やっぱ忘れ物した。
デジカメの充電コード。
うーん、抜けてる。
文字通りだな。
コードも抜けてた。
まあいい。
充電してある電池の分は撮れるわけだしな。
ユナイテッドのラウンジはだだっ広く、静かでいい。
満席に近いけど、お行儀が悪い客はいない。
浮沈子が、一番行儀悪いかあ?。
窓際の席で、メールやネットのチェックをして、ブログを書き始めた。
あっ、電動髭剃りも忘れた・・・。
まあいい。
旅行キットの中には、T字型の髭剃りもある。
荷物は、30kgと23kg。
手荷物を軽くしようと、隙間にガンガン突っ込む。
ビジネスクラスは、32kg2個までOKだそうだ。
高い金を取るだけのことはある。
エコノミーなら超過料金だな。
ラウンジは食器を片付ける音くらいしか聞こえない。
曇り空の成田は、大勢のスタッフが立ち働く巨大空港だ。
が、世界規模で見れば、もっとデカいところはいくらもあるだろう。
調和のとれた作業を眺めているだけでも楽しい。
トリプルセブンの搭乗が終わって、ラウンジは空いてきた。
グアム行きは、あと30分ほどで搭乗開始予定だ。
もう一杯、コーヒーが飲めるかな。
午前中、水泳教室でガンガン泳がされた。
平泳ぎのコンビネーション、手の搔き方、キックのカタチ、トリムの注意。
今月はこれでおしまい。
来月からは、バタフライだそうだ。
浮沈子は、腕が回せず、未だに羽化できないでいる。
芋虫状態のまま、ドルフィンキックでもそもそと進むだけ。
さっきから、モーレツな眠気が襲ってくる。
バナナとハムとチーズとロールパン2個で、お腹いっぱい。
機内食は別腹だが、寝てしまいそうだな。
一人旅の気安さを満喫する。
みんなでワイワイするのも楽しいが、やはり、旅は一人が一番だ。
周りの世界と自分自身を見つめ直す。
それで何かが変わるわけではないけれど、そういう機会は滅多にない。
おかわりのコーヒーでも貰いに行こうかな・・・。
やっぱ忘れ物した。
デジカメの充電コード。
うーん、抜けてる。
文字通りだな。
コードも抜けてた。
まあいい。
充電してある電池の分は撮れるわけだしな。
ユナイテッドのラウンジはだだっ広く、静かでいい。
満席に近いけど、お行儀が悪い客はいない。
浮沈子が、一番行儀悪いかあ?。
窓際の席で、メールやネットのチェックをして、ブログを書き始めた。
あっ、電動髭剃りも忘れた・・・。
まあいい。
旅行キットの中には、T字型の髭剃りもある。
荷物は、30kgと23kg。
手荷物を軽くしようと、隙間にガンガン突っ込む。
ビジネスクラスは、32kg2個までOKだそうだ。
高い金を取るだけのことはある。
エコノミーなら超過料金だな。
ラウンジは食器を片付ける音くらいしか聞こえない。
曇り空の成田は、大勢のスタッフが立ち働く巨大空港だ。
が、世界規模で見れば、もっとデカいところはいくらもあるだろう。
調和のとれた作業を眺めているだけでも楽しい。
トリプルセブンの搭乗が終わって、ラウンジは空いてきた。
グアム行きは、あと30分ほどで搭乗開始予定だ。
もう一杯、コーヒーが飲めるかな。
午前中、水泳教室でガンガン泳がされた。
平泳ぎのコンビネーション、手の搔き方、キックのカタチ、トリムの注意。
今月はこれでおしまい。
来月からは、バタフライだそうだ。
浮沈子は、腕が回せず、未だに羽化できないでいる。
芋虫状態のまま、ドルフィンキックでもそもそと進むだけ。
さっきから、モーレツな眠気が襲ってくる。
バナナとハムとチーズとロールパン2個で、お腹いっぱい。
機内食は別腹だが、寝てしまいそうだな。
一人旅の気安さを満喫する。
みんなでワイワイするのも楽しいが、やはり、旅は一人が一番だ。
周りの世界と自分自身を見つめ直す。
それで何かが変わるわけではないけれど、そういう機会は滅多にない。
おかわりのコーヒーでも貰いに行こうかな・・・。
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