🐼味わい深いESAのイラスト:ドラゴン1とスターライナーの図2021年07月23日 08:00

味わい深いESAのイラスト:ドラゴン1とスターライナーの図
味わい深いESAのイラスト:ドラゴン1とスターライナーの図


(7月21日深夜打ち上げ予定、ISS新モジュール「ナウカ」を搭載したロケットが発射台に設置される)
https://sorae.info/space/20210721-iss-nauka.html

まあ、プロトンMによるナウカの打ち上げは、予定通り成功して、29日(日程は別記事で確認)のズヴェズダとのドッキングに向けて順調に飛行している。

23日(今日じゃん!)には、長年接続されていたピアースが離脱廃棄され、その後にナウカが収まる予定だ。

まあ、そっちは、どうでもいいんですが。

浮沈子的には、ソラエの記事に添えられていたESAのイラストが気になったな。

エア漏れして、後部からドッキングできないプログレスはいいとしても、前方にドッキングしているスターライナーとドラゴン1の組み合わせはあり得ない。

ドラゴン1は既に引退して、カーゴドラゴン(ドラゴン2)に更新済みだし、スターライナーは、もちろん、まだISSにドッキングしたことはない。

イラストは、かなり前に描かれたと思われるが、いろいろ味わい深いな。

ちなみに、2代目カーゴドラゴンは、ハーモニーの天底ポートにはドッキングできない。

まあいい。

コロンバス側(スターボード側)から見た図は貴重だ。

ポート側(ユニティの向こう側)にあるトランクウィリティー(ノード3)の天底に取り付けられたキューポラが、ちょこっと描かれているなど、芸が細かい(キューポラはESAが設置)。

ピアースが離脱して、ナウカがドッキングしたら、ISS絡みの記事はまた書く。

🐼変異種:米国とイスラエルの違い:真実は何処にあるのか2021年07月23日 19:04

変異種:米国とイスラエルの違い:真実は何処にあるのか
変異種:米国とイスラエルの違い:真実は何処にあるのか


(米国、再びマスク着用求めるか検討 デルタ株で感染者増)
https://www.asahi.com/articles/ASP7R2JLPP7QUHBI02V.html

「米ホワイトハウスが新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人に再びマスク着用を求めるかの検討を始めたと、複数の米メディアが22日までに報じた。」

おおっ!。

浮沈子の予想を覆して、マスク再着用に動き出したか・・・。

が、しかし、どうも、そう簡単な話ではないようだな。

「米紙ワシントン・ポストによると、米政権はマスク着用を求めるかについての予備的な議論を始め・・・」

「米CNNも、ホワイトハウスが予備的な議論をしていると伝えた。」

トランプ政権にくそみそに叩かれたメディアも、バイデン政権とは上手くやっているようだ。

「ワクチン接種を完了した人にも、未接種の人と交わる可能性があるショッピングモールや映画館などではマスク着用を求める案」(ポスト)

「政権が判断するのではなく、科学的な見解に基づいて判断することを強調」(CNN)

ずいぶん、しおらしいな。

科学的見解とやらはどうなんだあ?。

「ワクチンを接種していない人はマスクを着用する必要がある。ワクチン接種を完了した人は(感染しても)重症化することからは守られている。CDCの推奨は変わっていない」

米国の感染者は再び増加に転じているが、死者は微増にとどまっている。

新型コロナ2.0の世界だ。

新しい世界にどう対応していくかは、時の政権によって決まる(科学者は助言するだけ)。

マスク一つとっても、英国では完全に取っ払っちまった(病院内とか、一部で例外はあるかも知れませんが:未確認)。

米国は、ワクチン未接種者だけ。

イスラエルは、既に接種者に対するマスク再着用に踏み切っている。

デルタの感染力や病原性が、国によって違うわけではないだろう(民族差とかは、若干あるかも知れませんが)。

この3か国は、やや差はあるものの、ワクチン接種の先進国だからな。

対応の差は、政権の政策選択のなせる業だ。

(イスラエルが行動制限再導入 ワクチン接種者、新規感染の半数超に)
https://mainichi.jp/articles/20210723/k00/00m/030/029000c

「行動制限措置を29日以降に再導入すると発表」

「レストランやスポーツジムに入る際にワクチンの接種証明書が必要となるほか、30日から感染者が急増している英国やトルコなどへの渡航が禁止」

いよいよ、ワクチン接種が行動のパスポートになってきたか・・・。

その良し悪しについては、今後、様々な議論があるだろうが、長期的安全性も分からず(世界で誰一人として知らない)、国も義務化に踏み切れず(何百人も死んでるしな)、効果も限定的な(メーカーは変異種に対しては半年しか持たないと明言)怪しげなワクチン(ロシア製や中国製もあるし)を、社会行動のパスポートとして運用するというのは如何なものかとも思うけどな。

ちなみに、風疹ワクチンをうってないと、妊娠可能な女性に近づいてはならないという社会規制はないからな。

浮沈子的には、そういうのにはあまり関心がない。

出るか出ないか分からないサイトカインストームに怯えながら命懸けでワクチンうって、半年間生き延びるので精いっぱいだ。

ファイザー2回目後、4日目になり、今日辺りから急速に抗体値が上がり始めるハズ(希望的観測)。

昨日から、やや体温は高めで、今朝は35.5度、18時過ぎでは36.1度になっている(平熱は、35.0度:我が家の安物体温計による)。

身体が、ワクチンに過剰に反応して、なにやら余計なことを始めなければいいんだがな。

東京都は、スポーツの日で休日。

新規確認感染者数も少し減った(1359人)。

4連休中は、暫く安泰だろう(休み明けの爆増が怖いけどな)。

当局の集計は別にして、実態としての感染拡大は続いている。

(羽田空港、4連休初日の朝は多くの人で賑わう。緊急事態宣言後も予約が増加、窮屈な東京から脱出する動きも)
https://news.yahoo.co.jp/byline/toriumikotaro/20210722-00249232

「7月12日の緊急事態宣言発令以降、各航空会社ではキャンセルよりも新規予約の方が上回る異例の状態」

「多く聞かれたのが窮屈な東京から脱出をしたいという声」

「都内で4連休を過ごすよりは、コロナ対策をした上で、人との接触は最小限にしながら旅行に出て羽根を伸ばしたいという声」

「オリンピック無観客で観戦チケットの返金見込んで旅行に行く人も」

「新型コロナウイルスの観戦者が拡大している東京にいるよりも、仕事も4日間休みになることで、東京を離れてゆっくり過ごしたい」(観戦者→感染者?)

「五輪関係者や要人の県を跨いだ移動をしている姿がメディアで報道されていることも、政府や自治体が自粛を呼びかけても説得力がないという声も」

オリパラは特別だ。

特に、オリンピックは、国の威信をかけて行う世紀の大事業で、下々が犠牲になるのはトーゼンだろう!?。

滅私奉公して、成功させなければならない時に、その関係者(来訪者や上級国民)の真似をして、都県境を越えるとはもってのほか。

と言ってはみたものの、東京脱出を果たした人々の頭の中には、あの歌が鳴り響いているに違いない・・・。

(日本全国酒飲み音頭)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%A8%E5%9B%BD%E9%85%92%E9%A3%B2%E3%81%BF%E9%9F%B3%E9%A0%AD

「歌詞はなにかしら理由をつけて「酒が飲めるぞ」という内容になっている。」

当然、行った先では浴びるように酒を飲み、かつ食らい、大声で談笑しながら新型コロナをばら撒き、あるいはうつしあって、連休明けには東京都に戻って来るわけだ。

やれやれ・・・。

まあ、その間は、東京都の人口がそれなりに減るわけだから、感染の勢いもやや衰えるかもしれないけどな。

数字を見れば、今日の感染者は昨日に比べて減っているが、昨日の新宿区(日本有数の繁華街を抱えている)の感染者は100人を超え、今日の感染者の中には、5人の渡航歴がある人々が含まれている。

海外からの流入の流れも加速しているに違いない(我が国の検疫はザルだからな)。

今日は、東京五輪の開幕らしい。

ブルーインパルスが半世紀前と同じように飛んで、夏空に五輪マークをスモークで描いたらしい(長野の冬季オリンピックも飛んだらしい:札幌は飛ばなかったんだな)。

まあ、どうでもいいんですが。

この展示飛行を見るために、都内は暑い中、人出が増えたそうだ(密です!)。

やめちまえばよかったのに・・・。

🐼変異種:イスラエルの憂鬱:ワクチンうってもデルタに罹る:未接種者と同程度の感染を確認2021年07月23日 21:54

変異種:イスラエルの憂鬱:ワクチンうってもデルタに罹る:未接種者と同程度の感染を確認
変異種:イスラエルの憂鬱:ワクチンうってもデルタに罹る:未接種者と同程度の感染を確認


ワクチンには、感染予防効果、発症予防効果、重症化予防効果があるとされる。

感染予防効果は、接種者群と非接種者群の一人一人に、継続的に、感染したかどうかの検査を続けなければならいから、数万人の規模になる第三相試験において、それを証明することは困難だ。

概ね、発症予防効果で判断して、それなり(新型コロナの場合は、大甘で50パーセント:WHO)でОKにしている。

インフルエンザワクチンは、そもそも重症化予防効果くらいしかないようだが、それでも十分とされている。

ファイザーやモデルナなどのワクチンは、極めて効果が高く、従来の変異種(旧欧州産や英国産アルファ)に対しては、9割を超える発症予防効果を発揮している。

スッゲーッ!。

しかしだな、少数(500人規模)を対象としたオックスフォードの研究はとりあえず棚上げにして、イスラエルの記事を読むと、ちょっとビビる話が見えてくる。

(ワクチン証明、国内で再導入 デルタ株拡大のイスラエル―新型コロナ)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072300469&g=int

「国内で2回の接種を終えたのは現在も全体の6割程度」

おおっ!、さすがにワクチン先進国(我が国は3割強)。

「今月21日には1300人以上の新規感染が確認され、このうち過半数が2回のワクチン接種を済ませた人だった。」

マジか!?。

ウィキでデータをチェックすると、死者数はせいぜい3人程度で増えてはいないから、今のところ重症化が予防されていることは確かなようだ。

まあ、もう少し様子を見ないと何とも言えないけどな。

問題は、ワクチン接種完了割合が6割で、感染者の過半数が接種者という事実だ。

接種後の未発症者とかも検査しているようだから、そのグループをそもそも検査対象から外している米国CDCに比べれば、実態を正確に反映していると言えよう。

このことが事実なら、由々しき事態ということになる。

ワクチンには、デルタに対する感染予防効果はないということなわけだからな。

人口900万人のイスラエルで示された、不都合な真実。

もちろん、発症予防効果(未確認)や、重症化予防効果はある。

だが、さらに気になるのは、その接種後に感染したステルス感染者を含む集団が、未接種者に襲い掛かって感染を拡大させていることだ。

「接種を拒否する人は自身や周囲の人々、全イスラエル市民の自由を危険にさらしている」

首相が強く訴えるのももっともな話だ。

ワクチン接種者は、未発症や軽症で済むかもしれないが、デルタで発症すれば重量化リスクは高まるかも知れない(病原性は高いと言われている)。

感染者の属性(年齢性別持病持ちなど)によっても影響は異なるけど、今後、死者数が増えてくることだって十分考えられる。

未接種者は、若年者が多いと言われるが、その中にいるハイリスクグループが全て捕捉されて接種しているわけじゃないからな。

死にたくなければワクチンをうて!。

イスラエルは、免疫弱者に対するブースト接種を開始するとともに、マスクの着用、行動規制を導入した。

グリーンカードと言われる接種証明書の提示で、集会やレストランへの入場をコントロールすることを再開したわけだ。

感染の状況によっては、さらに規制が強まる可能性もある。

が、まあ、健全なアプローチだろうな。

羽目を外し過ぎれば、自重するしかない。

ファイザーは、ブースト接種の話を出した際に、高齢者に対する懸念も表明している。

そこは、政策選択の余地がある。

限られたワクチンを、余命いくばくもないジジババのブースト接種に回すのか、まだ、1回も接種していない4割の国民に半強制的にうつのかという選択だな。

感染制御的には、比較考量が必要だが、4割の未接種者の首根っこ押さえてうっちまうのが正解だろう(接種部位は、上腕の筋肉ですが:首根っこではありません)。

我が国は、大昔(といっても、数か月前ですが)のアルファの時の経験をもとに、米国や英国、イスラエルの後を追いかけて、ワクチン接種に驀進している。

1回目の接種の割合が、国民の4割に達する頃から感染者が減り始めるってな。

しかし、ワクチン先進国を見習うつもりなら、5割を超えて6割程度になると、再び感染者が増え始めているという点にも注目しなければならない。

過去の経験だけに頼っていては、道を誤る。

イスラエルは、身をもってお手本を示している。

ワクチン一択では、万全じゃないって。

デルタに対する重症化予防効果が高いことは、不幸中の幸いだ。

米国のデータと比較すると、発症予防効果も相当残っていると思われる。

しかし、感染予防効果は消えた。

米国CDCが、ワクチン接種者のマスク義務を外したのは、感染予防効果が確認されたからで、ワクチンが見えないマスクとなり得るとする判断からだ。

感染者が急増し始めたロサンゼルス郡などでは、既にマスクの再着用が始まっている。

空気感染するデルタに対して、どれ程有効かは知らない。

しかし、我々は、間もなく、そして、否応なく知ることになるだろう。

人類は、ダースベイダーのように、へパフィルターの付いたマスクを一生着け続けることになるのだ。

シュコーッ、シュコーッ・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ファイザー製ワクチン、デルタ株の予防効果低いが重症化防ぐ-調査)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-23/QWOTA6DWX2PU01

「デルタ変異株に対する感染予防率は39%」

そんなにあるのかなあ?。

「ファイザー・ビオンテック製ワクチンは入院する確率を88%、重症化を91%の確率で防ぐ。」

イスラエルでも、東京都で言うところの中等症(酸素吸入は必要だが、人工呼吸器やエクモに繋ぐ必要はない)で、入院させてるんだろうな(未確認)。

「重症化の数も増えているが、今年初めのピーク時との比較では少数にとどまっている。」

米国でも、死者数がジワリと増え始めている。

重症化予防効果は100パーセントじゃないし、重症化する感染者の多くは未接種者だろうから、死者数が全く増えないことはあり得ない(高齢者に比べれば圧倒的に少ない)。

英国でも増えていることは増えている。

我が国の今後の推移を占う上でも、重症者数と死者数の変化には要注意だ。

数か月後の我が国の姿が、英米イスラエルの中に見える気がする。

おそらく、致命率(感染者数に対する死者数の割合)がインフルエンザ並みの0.01パーセント(1日1万人の感染者でも、1人しか死なない)程度に落ちれば、新型コロナは収束と見做されるだろう(浮沈子は、新型コロナ2.0と呼んでいる)。

まあ、終息じゃないけど、もう、ロックダウンとかはしなくていいからな。

ふつーの病気だ。

毎年、1000万人がインフルエンザに罹っていても、誰も気にしないようにな。

季節の前にワクチンうって、罹ったら薬飲んで寝てればいい。

もう少し時間が掛かるかも知れない。

英国が成功すれば、他も真似する。

イスラエルは、ちょっと早過ぎて、デルタの洗礼を受けている。

米国は、少し遅れて追いかけ始めた。

我が国は、1周遅れだが、ポジションとしては悪くない。

後出しじゃんけんのメリットもある。

マスク外していいとは、誰も言ってないしな(暑いから外しちゃってるけど)。

オリパラがなければ、大規模な感染拡大を経ずに、収束状態に持ち込めたかもしれない。

バカな決定したもんだ・・・。