🐱ウクライナ降伏不可避:不可能 ― 2023年12月22日 23:39
ウクライナ降伏不可避:不可能
(大統領と軍部との対立、ゼレンスキーが軍事作戦や指揮に介入したのが原因)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/conflict-between-the-president-and-the-military-caused-by-zelenskys-interference-in-military-operations-and-command/
「(ウクライナの)参謀本部の試算によると大統領が設定した「全占領地の解放」を実行するには3,500億ドル~4,000億ドル相当の戦力と手段が必要」
「11月にオースティン国防長官がキーウを訪問した際、ウクライナ側から1,700万発の砲弾が必要だと聞かされて驚いた。それだけの砲弾を世界中から集められる訳がないからだ」(米国防総省の高官)
浮沈子は、これを読んだ時に、ウクライナ紛争の結末を確信した。
米国や欧州がどれ程支援しようとも、「物理的に」ウクライナがロシアに占領された領土を取り返すことはできない。
不可能だ。
砲弾や軍資金の問題だけではない。
(ウクライナ軍、兵士50万人追加動員を提示 大統領「慎重に検討」)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/5I4BBNUJXJPYRAQFZH5QAC6HOI-2023-12-19/
「軍がロシアとの戦闘で45万─50万人の追加動員を提案」
「年末の記者会見で、「非常に慎重に扱うべき」問題であり、軍と政府が議論して議会に提示するかを決定する」(ゼレンスキー大統領)
結論から言えば、達成不可能な数字ということなわけだ。
ウクライナ軍は戦争の専門集団だからな。
政治的配慮が皆無とは言わないが、技術的に必要な数をはじき出している。
もちろん、ロシアを領土から排除するという戦略目標が前提になっているんだろう。
だが、そもそも、兵員が何百万人いたとしても、資金的にも武器弾薬からも達成不可能な目標に対して、必要な兵員を算出すること自体が無意味だ。
双方が膠着状態に陥っている陣地戦に持ち込まれ、どちらが先に消耗するかという戦況において、資金や砲弾の数自体についても11月の時点とは状況が異なっているだろう。
何兆ドルかけても、何億発の砲弾をつぎ込んだとしても、この戦争を勝ち切ることはできない。
それは、ロシアも同じだ。
が、戦況が大きく変わる要素はある。
(露勝利なら「高い代償」支援継続が「欧米の利益」 米戦争研究所)
https://www.sankei.com/article/20231216-AZAIVBFUJZMLVKIODXT5T3V3CE/
「ロシアが勝利した場合、ロシア軍は侵攻前より大規模で、戦闘経験が豊富な兵力を擁することになる」
「欧米の制裁は弱り、ロシアは経済を回復し軍装備品を充実させて、北大西洋条約機構(NATO)に脅威を与える存在になり得る」
まあ、ここまでは想定内だ。
問題は次だな・・・。
「米国はロシアの攻撃に備え、東欧にかなりの規模の陸上戦力を配置し、欧州にステルス航空機を多数配備する必要に迫られる」
「台湾や同盟国の防衛のためにアジアで戦力を維持するのか、ロシアの攻撃を防ぐために欧州に戦力を移すのかという厳しい選択を迫られる」
米国は、躊躇うことなく欧州を切り捨てるだろうし、東アジアで中国に対抗するプレゼンスを維持することも出来なくなる。
ペスコフは、ロシアが停戦に応じる可能性を否定していないが、その条件は厳しいものになるに違いない。
(ウクライナとの和平交渉に根拠なし=クレムリン)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/X7REVJ5ML5K4JD7L4TCMGWKHK4-2023-12-20/
「ウクライナが提案した和平案はロシアを排除した不合理なものと述べた。」
もっといえば、停戦はロシアの条件を丸呑みする形でしか行われない可能性もある。
領土の割譲(4州とクリミアだけとは限らない)、ウクライナの非武装化(当然、NATO非加盟)、現政権の撤退と親ロシア政権の樹立、首都の移転(メドベージェフはそう言ってたからな)、エトセエトセだ。
EU加盟はあり得るな。
復興資金も西側の金がつぎ込まれるかもしれない。
で、ロシアはNATOと心置きなく対峙する。
暫くは、軍事産業の成長を待つ必要があるだろうが、東欧に手を出すのは時間の問題だ(別記事では、6年から10年という観測が出ている:3年という説も:<以下追加>参照)。
非武装化されたはずのウクライナは、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアとの最前線になる。
スバルキギャップについては、もっと早い段階で動きがあるかも知れない。
バルト3国が併合されるのは、あっという間だろう。
ドイツは、そのことを分かっているようだ。
(ドイツ軍トップ、いつかロシアとの戦争を余儀なくされる可能性に言及)
https://grandfleet.info/european-region/german-military-chief-mentions-possibility-of-being-forced-to-go-to-war-with-russia-someday/
「我々はいつか(ロシアとの)防衛戦争を戦うことを余儀なくされるという考えに慣れなければならない」
欧州が対ロシア戦に備えて軍備を整える前に、既に戦時経済にかじを切っているロシアが先んじることは灯を見るよりも明らかだ。
その時期は2027年。
4年後には、台湾、朝鮮半島に火の手が上がるからな。
浮沈子がメキシコで潜っている間に、ウクライナを巡っては大きな動きがあった。
米国の支援は途絶え、欧州も先が見通せない状況になっている。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
世界は、二度と元に戻ることはなく、新しい現実を受け入れざるを得なくなるのだ。
侵略者は、新たな統治者として振舞い、それを不正義だと言っていた国家は不承不承認めざるを得なくなる。
もちろん、表向きは非難し続け、形式的には制裁が続くだろうが、魚心あれば水心だからな。
実質的には制裁も解除されていくんだろう。
面白くはないけど、それが現実だ。
米国は、おそらく我が国からも、遅かれ早かれ撤退する。
自国中心主義は、米国のトレンドとして定着している。
今日のウクライナは、明日の日本かも知れない。
米国は、前方展開して自国の安全保障を維持することが、徐々に出来なくなりつつある。
ウクライナへの支援が消えてなくなるのは、ある意味で当然だろう。
欧州の問題は、欧州が対応してくれ。
NATO第5条の発動もない。
戦争研究所の懸念は無用だ。
米国は、世界から撤退しようとしている。
法と正義が支配する世界から、武力やそれによる脅しが支配する世界へ。
もっとも、法と正義を守らせるための力の実態は武力だがな。
まあ、どうでもいいんですが。
早ければ、来年にもウクライナ紛争は終結するだろう。
別に、トランプさんが大統領にならなくても、麗しき民主主義のルールで、ウクライナへの支援はとん挫する。
欧州も同じだ。
いくら支援を続けても、砲弾は物理的に足りないし、ウクライナで戦う兵士の数も足りない。
ロシアが、ウクライナ軍の前線を突破して深く進攻するようなことになれば、ドミノゲームのような事態が訪れる。
(ウクライナ軍がアウディーイウカで苦戦する理由、陣地を守る兵士がいない)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-reason-why-the-ukrainian-army-is-having-a-difficult-time-in-audiivka-there-are-no-soldiers-to-protect-the-position/
「戦争終結の最も悲観的なシナリオと楽観的なシナリオは?」(Ukrainska Pravda)
「最も悲観的なシナリオはロシア軍がドネツク、ザポリージャ、ドニプロペトロウシクの州境に到達して前進を停止し陣地戦に移行した場合だ。」(アウディーイウカで1年近く戦う大統領旅団(第2機械化大隊)のイーゴリ・グバレンコ司令官)
うーん、それが最も悲観的なシナリオというのは、かなり楽観的ではないのかあ?。
(ウクライナ軍、50万人の追加動員求める 「深刻な人数」とゼレンスキー氏)
https://www.bbc.com/japanese/67769086
「ウクライナは敗戦の危機にひんしているのではないか」(BBCのジェシカ・パーカー記者)
もちろん、ゼレンスキーは言下に否定している。
確認しておこう。
ウクライナに対する資金援助はとん挫している(米国も欧州も、今後の見通しはない。皆無だ。:我が国とかは数千億円出しているけどな:G7議長国としての面目があるからな)。
浮沈子的には、かなり楽観的と思える必要額は数千億ドルに達する(軍事費のみ:もちろん、そんな当てはない)。
砲弾については、1700万発と言われている(米国の担当者は、世界中からかき集めても不可能と断言:これから生産を増強したとしても、何年も先にならなければ調達できない)。
ウクライナでなければ対応できない要素としての兵員数については、新たに50万人を必要としているらしいが、ありていに言って、達成不可能な数字だ。
人も、金も、砲弾も不足する中、浮沈子は、来年中にウクライナが降伏する可能性が出てきたと見ている。
反転攻勢はおろか、防御戦でも苦戦している。
ロシアは時間を味方に付けたが、このままでいくと短期間で突破口を開くに違いない。
最大の理由は、上記3つの内の兵員不足だ。
こればかりは西側が支援しようがない。
ウクライナの「戦争疲れ」が、表面化してきたわけだ。
大規模な動員を掛ければ、ゼレンスキー政権は政治的リスクを負う。
対抗する政治勢力があるのかどうかは知らないが、そろそろ戦後の統治の問題を考える時期になってきたのかも知れないな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(次の戦争までに残された準備期間、ドイツは5年、ポーランドは3年を予想)
https://grandfleet.info/european-region/germany-expects-five-years-to-prepare-for-the-next-war-poland-expects-three-years/
「ロシアがNATOを攻撃できるレベルまで軍を再建するのに6年から10年はかかる」(諜報機関や専門家の推定)
「つまりNATOはロシアが次の戦争準備を整える1年前までに戦力を整え、クレムリンに攻撃が成功しないと認識させなければならない。」(一部表記訂正)
で、ドイツ外交問題評議会(DGAP)は5年から9年と言っているわけだ。
もちろん、その期限に間に合うはずはない(たぶん)。
ポーランドは3年と見ている。
「5年から9年というDGAPの時間枠は楽観的過ぎる。本当にロシアとの戦争を回避したいなら東欧のNATO加盟国は3年以内という時間枠を採用すべきだ。この短い期間でロシアに対する明確な抑止力を開発しなければならない」(ポーランドのヤチェク・シウィエラ国家安全保障局長)
まあ、ポーランドが攻め込まれるまではそのくらいかもしれないし、そこで粘って、ドイツが攻め込まれるのが5年ということなら辻褄は合う(そういうことかあ?)。
まあいい。
この記事で気になるのは次のくだりだ・・・。
「この時計の針はウクライナとの激しい戦争が停止すれば動き出すだろう。」(DGAP)
違うな。
時計の針は動き出している。
ロシアは、ウクライナでは使わない戦略的な兵器について、すでに製造を始めている。
ロシア軍の規模拡大も、NATOとの直接対決を見据えたものだ。
北極海から黒海まで、長大な戦線を維持しながらの戦いになる。
ウクライナ侵攻は手始めに過ぎない。
もちろん、プーチンは欧州侵略の意図はないと言うだろうけど。
侵略じゃない。
ウクライナと同じように、特別軍事作戦とかなんとか言うに決まっている。
政治と軍事産業、そして軍隊は、相互に依存しながら戦争をエスカレートさせていく。
ロシアは、戦闘国家として生まれ変わり、戦争を継続することによってのみ、国家としての存在意義を見出すようになった。
まあ、どっかの国もそうだけどな。
そう仕向けたのはその国だし、今もそうし続けている。
ウクライナ戦争は、直接的にはプーチンが始めた戦争だが、その状況を作ったのは米国だ。
因果は巡り、欧州のみならず、米国もやがてロシアと直接対決する日が来る。
21世紀もまた、戦争の世紀になるのだ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア軍が制圧地域拡大か、米紙「戦場の大半で主導権」…ウクライナ議会幹部「米国の砲弾がない」)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231223-OYT1T50128/
「米紙ニューヨーク・タイムズは22日、露軍が東部の戦線に人的犠牲をいとわず兵力を投入しており、「ロシアが戦場の大半で主導権を握っている」との見方を伝えた。」
「ウクライナは防衛態勢を強化して露軍の攻勢をしのぐ構えだ。ウクライナにとっては試練の冬となっている。」
NYTの報道は、浮沈子の認識とほぼ一致している。
ヘルソン州のドニエプル川左岸の情勢についての言及はないけど、ロシアが戦力をつぎ込んでいることは間違いない。
全線に渡って、攻勢をかけているのはロシア軍の方だ。
「米国の砲弾がなく、我々は今夏に苦労して奪還した領土を失い始めている」(ウクライナ最高会議(議会)の幹部)
「現在、前線の状況は困難で徐々に悪化している」(同上)
「試練の冬」は、終わりの始まりに過ぎない。
西側の報道では、F-16やF-18の供与が行われれば、ロシアの航空優勢が崩れ、戦況は改善すると言われている。
しかし、航空優勢を保っていると言われるロシア軍自体が攻めあぐねていることも事実だ。
「ウクライナ空軍は22日、南部でロシアの爆撃機「Su(スホイ)34」3機を撃墜したと発表した。」
損失が皆無というわけでもない。
航空万能論では、このことを異なる観点から指摘している。
(ウクライナ空軍、南部方面でロシア軍のSu-34を3機撃墜したと発表)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-air-force-says-it-has-shot-down-three-russian-su-34s-in-the-south/#google_vignette
「因みに本結果は「F-16が投入されても防空システムによる接近拒否に直面するだけ」という問題を証明したとも言える。」
うーん、そうだろうか?。
ロシアの防空体制については、浮沈子的にはいささか疑問を感じている。
少なくとも、クレムリンにドローンが到達したり、エンゲリスが攻撃されたりしたこと、セバストポリの黒海艦隊司令部が爆撃されたことなどを考えれば、穴だらけといってもいい。
長射程の空対地ミサイルを搭載したF-16や、電子戦能力を持つF-18が投入されれば、少なくとも現状に比べれば戦いやすくなるに違いないと考えている。
まあ、それが戦況を大きく変える要素につながるかどうかは別の話だがな。
軍資金、砲弾(長距離ロケット砲含む)、何より大量のウクライナ兵の動員が不可欠であることに変わりはない。
それらが全て実現し、ウクライナが再度、反転攻勢に臨むことが出来るだろうか?。
浮沈子は、ムリポと見ている。
何か、大きな変化、例えば中国が米国と協調してロシアに経済的な圧力をかけるとか、インドがロシア産石油の輸入を停止してロシア経済に決定的なダメージを食らわせるとかがない限り、ロシア軍の攻勢が衰えることはなく、ウクライナは戦線膠着を維持することさえ困難になる。
撤退に次ぐ撤退を重ね、じりじりと領土を失っていく。
敗色濃厚となれば、ロシアは更に攻勢を強めていくだろうし、西側の支援だけではなく、ウクライナ国内の政治情勢も悪化するだろう。
政治的支持基盤を失えば、戦争を継続することはできない。
ウクライナは、停戦交渉に臨むことさえかなわない可能性もある。
BBCの記者が指摘したように、軍事的敗戦に直面するわけだ。
停戦じゃない。
降伏だ。
浮沈子は、米国が初めからそういうシナリオを描いていたに違いないと妄想していたけど、今、目の前で、それが現実になろうとしている。
逆に、浮沈子の妄想は、ただの妄想に他ならなかったのではないか、米国は正義の戦争を支持して、莫大な支援を続けてきたのではないかとさえ思えてくる。
米国の世論は、支援継続に懐疑的になっているけど、議会の多くがウクライナ支持であることに変わりはない。
国内問題(メキシコとの国境は、国際問題かも)との兼ね合いで、優先順位が下がっているだけだからな。
現在の状況が一時的なもので、この冬を乗り切れば防御陣地も強化され、春の訪れとともに、西側の最新兵器が整い、再反転攻勢に転じるという見方もある。
それまでは、ロシア軍の猛攻をはねのけ、消耗を促し、ひたすら耐えて時間を稼ぐことが重要という話だ。
そうだろうか?。
それは、他に言いようがないからというだけの話ではないのか。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
欧州は、そろそろウクライナ支援の意味を考え直す時期に差し掛かっている。
NATOとロシアとの直接対峙を遅らせる時間稼ぎなのか、ウクライナをあくまで支援し続け、ロシアの軍事力を肥え太らせるのか。
もちろん、ウクライナが降伏すれば、その速度は加速し、NATOとの緊張が高まることは確実だが、ウクライナを支援し続けることも、敵対行為を続けるという意味で、ロシアに軍事力拡張の正当性を与え続けることになる。
ウクライナをさっさと降伏させて、ロシアの軍備拡張の口実を奪っちまった方が得策ではないのか。
条件を求める停戦ではない。
白旗の全面降伏だ。
ウクライナの未来はウクライナが決める。
しかし、取り得る選択肢は徐々に少なくなってきている気がする。
それが全面降伏でしかなくなった時、世界は新しい現実に直面するのだ・・・。
(大統領と軍部との対立、ゼレンスキーが軍事作戦や指揮に介入したのが原因)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/conflict-between-the-president-and-the-military-caused-by-zelenskys-interference-in-military-operations-and-command/
「(ウクライナの)参謀本部の試算によると大統領が設定した「全占領地の解放」を実行するには3,500億ドル~4,000億ドル相当の戦力と手段が必要」
「11月にオースティン国防長官がキーウを訪問した際、ウクライナ側から1,700万発の砲弾が必要だと聞かされて驚いた。それだけの砲弾を世界中から集められる訳がないからだ」(米国防総省の高官)
浮沈子は、これを読んだ時に、ウクライナ紛争の結末を確信した。
米国や欧州がどれ程支援しようとも、「物理的に」ウクライナがロシアに占領された領土を取り返すことはできない。
不可能だ。
砲弾や軍資金の問題だけではない。
(ウクライナ軍、兵士50万人追加動員を提示 大統領「慎重に検討」)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/5I4BBNUJXJPYRAQFZH5QAC6HOI-2023-12-19/
「軍がロシアとの戦闘で45万─50万人の追加動員を提案」
「年末の記者会見で、「非常に慎重に扱うべき」問題であり、軍と政府が議論して議会に提示するかを決定する」(ゼレンスキー大統領)
結論から言えば、達成不可能な数字ということなわけだ。
ウクライナ軍は戦争の専門集団だからな。
政治的配慮が皆無とは言わないが、技術的に必要な数をはじき出している。
もちろん、ロシアを領土から排除するという戦略目標が前提になっているんだろう。
だが、そもそも、兵員が何百万人いたとしても、資金的にも武器弾薬からも達成不可能な目標に対して、必要な兵員を算出すること自体が無意味だ。
双方が膠着状態に陥っている陣地戦に持ち込まれ、どちらが先に消耗するかという戦況において、資金や砲弾の数自体についても11月の時点とは状況が異なっているだろう。
何兆ドルかけても、何億発の砲弾をつぎ込んだとしても、この戦争を勝ち切ることはできない。
それは、ロシアも同じだ。
が、戦況が大きく変わる要素はある。
(露勝利なら「高い代償」支援継続が「欧米の利益」 米戦争研究所)
https://www.sankei.com/article/20231216-AZAIVBFUJZMLVKIODXT5T3V3CE/
「ロシアが勝利した場合、ロシア軍は侵攻前より大規模で、戦闘経験が豊富な兵力を擁することになる」
「欧米の制裁は弱り、ロシアは経済を回復し軍装備品を充実させて、北大西洋条約機構(NATO)に脅威を与える存在になり得る」
まあ、ここまでは想定内だ。
問題は次だな・・・。
「米国はロシアの攻撃に備え、東欧にかなりの規模の陸上戦力を配置し、欧州にステルス航空機を多数配備する必要に迫られる」
「台湾や同盟国の防衛のためにアジアで戦力を維持するのか、ロシアの攻撃を防ぐために欧州に戦力を移すのかという厳しい選択を迫られる」
米国は、躊躇うことなく欧州を切り捨てるだろうし、東アジアで中国に対抗するプレゼンスを維持することも出来なくなる。
ペスコフは、ロシアが停戦に応じる可能性を否定していないが、その条件は厳しいものになるに違いない。
(ウクライナとの和平交渉に根拠なし=クレムリン)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/X7REVJ5ML5K4JD7L4TCMGWKHK4-2023-12-20/
「ウクライナが提案した和平案はロシアを排除した不合理なものと述べた。」
もっといえば、停戦はロシアの条件を丸呑みする形でしか行われない可能性もある。
領土の割譲(4州とクリミアだけとは限らない)、ウクライナの非武装化(当然、NATO非加盟)、現政権の撤退と親ロシア政権の樹立、首都の移転(メドベージェフはそう言ってたからな)、エトセエトセだ。
EU加盟はあり得るな。
復興資金も西側の金がつぎ込まれるかもしれない。
で、ロシアはNATOと心置きなく対峙する。
暫くは、軍事産業の成長を待つ必要があるだろうが、東欧に手を出すのは時間の問題だ(別記事では、6年から10年という観測が出ている:3年という説も:<以下追加>参照)。
非武装化されたはずのウクライナは、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアとの最前線になる。
スバルキギャップについては、もっと早い段階で動きがあるかも知れない。
バルト3国が併合されるのは、あっという間だろう。
ドイツは、そのことを分かっているようだ。
(ドイツ軍トップ、いつかロシアとの戦争を余儀なくされる可能性に言及)
https://grandfleet.info/european-region/german-military-chief-mentions-possibility-of-being-forced-to-go-to-war-with-russia-someday/
「我々はいつか(ロシアとの)防衛戦争を戦うことを余儀なくされるという考えに慣れなければならない」
欧州が対ロシア戦に備えて軍備を整える前に、既に戦時経済にかじを切っているロシアが先んじることは灯を見るよりも明らかだ。
その時期は2027年。
4年後には、台湾、朝鮮半島に火の手が上がるからな。
浮沈子がメキシコで潜っている間に、ウクライナを巡っては大きな動きがあった。
米国の支援は途絶え、欧州も先が見通せない状況になっている。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
世界は、二度と元に戻ることはなく、新しい現実を受け入れざるを得なくなるのだ。
侵略者は、新たな統治者として振舞い、それを不正義だと言っていた国家は不承不承認めざるを得なくなる。
もちろん、表向きは非難し続け、形式的には制裁が続くだろうが、魚心あれば水心だからな。
実質的には制裁も解除されていくんだろう。
面白くはないけど、それが現実だ。
米国は、おそらく我が国からも、遅かれ早かれ撤退する。
自国中心主義は、米国のトレンドとして定着している。
今日のウクライナは、明日の日本かも知れない。
米国は、前方展開して自国の安全保障を維持することが、徐々に出来なくなりつつある。
ウクライナへの支援が消えてなくなるのは、ある意味で当然だろう。
欧州の問題は、欧州が対応してくれ。
NATO第5条の発動もない。
戦争研究所の懸念は無用だ。
米国は、世界から撤退しようとしている。
法と正義が支配する世界から、武力やそれによる脅しが支配する世界へ。
もっとも、法と正義を守らせるための力の実態は武力だがな。
まあ、どうでもいいんですが。
早ければ、来年にもウクライナ紛争は終結するだろう。
別に、トランプさんが大統領にならなくても、麗しき民主主義のルールで、ウクライナへの支援はとん挫する。
欧州も同じだ。
いくら支援を続けても、砲弾は物理的に足りないし、ウクライナで戦う兵士の数も足りない。
ロシアが、ウクライナ軍の前線を突破して深く進攻するようなことになれば、ドミノゲームのような事態が訪れる。
(ウクライナ軍がアウディーイウカで苦戦する理由、陣地を守る兵士がいない)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-reason-why-the-ukrainian-army-is-having-a-difficult-time-in-audiivka-there-are-no-soldiers-to-protect-the-position/
「戦争終結の最も悲観的なシナリオと楽観的なシナリオは?」(Ukrainska Pravda)
「最も悲観的なシナリオはロシア軍がドネツク、ザポリージャ、ドニプロペトロウシクの州境に到達して前進を停止し陣地戦に移行した場合だ。」(アウディーイウカで1年近く戦う大統領旅団(第2機械化大隊)のイーゴリ・グバレンコ司令官)
うーん、それが最も悲観的なシナリオというのは、かなり楽観的ではないのかあ?。
(ウクライナ軍、50万人の追加動員求める 「深刻な人数」とゼレンスキー氏)
https://www.bbc.com/japanese/67769086
「ウクライナは敗戦の危機にひんしているのではないか」(BBCのジェシカ・パーカー記者)
もちろん、ゼレンスキーは言下に否定している。
確認しておこう。
ウクライナに対する資金援助はとん挫している(米国も欧州も、今後の見通しはない。皆無だ。:我が国とかは数千億円出しているけどな:G7議長国としての面目があるからな)。
浮沈子的には、かなり楽観的と思える必要額は数千億ドルに達する(軍事費のみ:もちろん、そんな当てはない)。
砲弾については、1700万発と言われている(米国の担当者は、世界中からかき集めても不可能と断言:これから生産を増強したとしても、何年も先にならなければ調達できない)。
ウクライナでなければ対応できない要素としての兵員数については、新たに50万人を必要としているらしいが、ありていに言って、達成不可能な数字だ。
人も、金も、砲弾も不足する中、浮沈子は、来年中にウクライナが降伏する可能性が出てきたと見ている。
反転攻勢はおろか、防御戦でも苦戦している。
ロシアは時間を味方に付けたが、このままでいくと短期間で突破口を開くに違いない。
最大の理由は、上記3つの内の兵員不足だ。
こればかりは西側が支援しようがない。
ウクライナの「戦争疲れ」が、表面化してきたわけだ。
大規模な動員を掛ければ、ゼレンスキー政権は政治的リスクを負う。
対抗する政治勢力があるのかどうかは知らないが、そろそろ戦後の統治の問題を考える時期になってきたのかも知れないな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(次の戦争までに残された準備期間、ドイツは5年、ポーランドは3年を予想)
https://grandfleet.info/european-region/germany-expects-five-years-to-prepare-for-the-next-war-poland-expects-three-years/
「ロシアがNATOを攻撃できるレベルまで軍を再建するのに6年から10年はかかる」(諜報機関や専門家の推定)
「つまりNATOはロシアが次の戦争準備を整える1年前までに戦力を整え、クレムリンに攻撃が成功しないと認識させなければならない。」(一部表記訂正)
で、ドイツ外交問題評議会(DGAP)は5年から9年と言っているわけだ。
もちろん、その期限に間に合うはずはない(たぶん)。
ポーランドは3年と見ている。
「5年から9年というDGAPの時間枠は楽観的過ぎる。本当にロシアとの戦争を回避したいなら東欧のNATO加盟国は3年以内という時間枠を採用すべきだ。この短い期間でロシアに対する明確な抑止力を開発しなければならない」(ポーランドのヤチェク・シウィエラ国家安全保障局長)
まあ、ポーランドが攻め込まれるまではそのくらいかもしれないし、そこで粘って、ドイツが攻め込まれるのが5年ということなら辻褄は合う(そういうことかあ?)。
まあいい。
この記事で気になるのは次のくだりだ・・・。
「この時計の針はウクライナとの激しい戦争が停止すれば動き出すだろう。」(DGAP)
違うな。
時計の針は動き出している。
ロシアは、ウクライナでは使わない戦略的な兵器について、すでに製造を始めている。
ロシア軍の規模拡大も、NATOとの直接対決を見据えたものだ。
北極海から黒海まで、長大な戦線を維持しながらの戦いになる。
ウクライナ侵攻は手始めに過ぎない。
もちろん、プーチンは欧州侵略の意図はないと言うだろうけど。
侵略じゃない。
ウクライナと同じように、特別軍事作戦とかなんとか言うに決まっている。
政治と軍事産業、そして軍隊は、相互に依存しながら戦争をエスカレートさせていく。
ロシアは、戦闘国家として生まれ変わり、戦争を継続することによってのみ、国家としての存在意義を見出すようになった。
まあ、どっかの国もそうだけどな。
そう仕向けたのはその国だし、今もそうし続けている。
ウクライナ戦争は、直接的にはプーチンが始めた戦争だが、その状況を作ったのは米国だ。
因果は巡り、欧州のみならず、米国もやがてロシアと直接対決する日が来る。
21世紀もまた、戦争の世紀になるのだ・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(ロシア軍が制圧地域拡大か、米紙「戦場の大半で主導権」…ウクライナ議会幹部「米国の砲弾がない」)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231223-OYT1T50128/
「米紙ニューヨーク・タイムズは22日、露軍が東部の戦線に人的犠牲をいとわず兵力を投入しており、「ロシアが戦場の大半で主導権を握っている」との見方を伝えた。」
「ウクライナは防衛態勢を強化して露軍の攻勢をしのぐ構えだ。ウクライナにとっては試練の冬となっている。」
NYTの報道は、浮沈子の認識とほぼ一致している。
ヘルソン州のドニエプル川左岸の情勢についての言及はないけど、ロシアが戦力をつぎ込んでいることは間違いない。
全線に渡って、攻勢をかけているのはロシア軍の方だ。
「米国の砲弾がなく、我々は今夏に苦労して奪還した領土を失い始めている」(ウクライナ最高会議(議会)の幹部)
「現在、前線の状況は困難で徐々に悪化している」(同上)
「試練の冬」は、終わりの始まりに過ぎない。
西側の報道では、F-16やF-18の供与が行われれば、ロシアの航空優勢が崩れ、戦況は改善すると言われている。
しかし、航空優勢を保っていると言われるロシア軍自体が攻めあぐねていることも事実だ。
「ウクライナ空軍は22日、南部でロシアの爆撃機「Su(スホイ)34」3機を撃墜したと発表した。」
損失が皆無というわけでもない。
航空万能論では、このことを異なる観点から指摘している。
(ウクライナ空軍、南部方面でロシア軍のSu-34を3機撃墜したと発表)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-air-force-says-it-has-shot-down-three-russian-su-34s-in-the-south/#google_vignette
「因みに本結果は「F-16が投入されても防空システムによる接近拒否に直面するだけ」という問題を証明したとも言える。」
うーん、そうだろうか?。
ロシアの防空体制については、浮沈子的にはいささか疑問を感じている。
少なくとも、クレムリンにドローンが到達したり、エンゲリスが攻撃されたりしたこと、セバストポリの黒海艦隊司令部が爆撃されたことなどを考えれば、穴だらけといってもいい。
長射程の空対地ミサイルを搭載したF-16や、電子戦能力を持つF-18が投入されれば、少なくとも現状に比べれば戦いやすくなるに違いないと考えている。
まあ、それが戦況を大きく変える要素につながるかどうかは別の話だがな。
軍資金、砲弾(長距離ロケット砲含む)、何より大量のウクライナ兵の動員が不可欠であることに変わりはない。
それらが全て実現し、ウクライナが再度、反転攻勢に臨むことが出来るだろうか?。
浮沈子は、ムリポと見ている。
何か、大きな変化、例えば中国が米国と協調してロシアに経済的な圧力をかけるとか、インドがロシア産石油の輸入を停止してロシア経済に決定的なダメージを食らわせるとかがない限り、ロシア軍の攻勢が衰えることはなく、ウクライナは戦線膠着を維持することさえ困難になる。
撤退に次ぐ撤退を重ね、じりじりと領土を失っていく。
敗色濃厚となれば、ロシアは更に攻勢を強めていくだろうし、西側の支援だけではなく、ウクライナ国内の政治情勢も悪化するだろう。
政治的支持基盤を失えば、戦争を継続することはできない。
ウクライナは、停戦交渉に臨むことさえかなわない可能性もある。
BBCの記者が指摘したように、軍事的敗戦に直面するわけだ。
停戦じゃない。
降伏だ。
浮沈子は、米国が初めからそういうシナリオを描いていたに違いないと妄想していたけど、今、目の前で、それが現実になろうとしている。
逆に、浮沈子の妄想は、ただの妄想に他ならなかったのではないか、米国は正義の戦争を支持して、莫大な支援を続けてきたのではないかとさえ思えてくる。
米国の世論は、支援継続に懐疑的になっているけど、議会の多くがウクライナ支持であることに変わりはない。
国内問題(メキシコとの国境は、国際問題かも)との兼ね合いで、優先順位が下がっているだけだからな。
現在の状況が一時的なもので、この冬を乗り切れば防御陣地も強化され、春の訪れとともに、西側の最新兵器が整い、再反転攻勢に転じるという見方もある。
それまでは、ロシア軍の猛攻をはねのけ、消耗を促し、ひたすら耐えて時間を稼ぐことが重要という話だ。
そうだろうか?。
それは、他に言いようがないからというだけの話ではないのか。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
欧州は、そろそろウクライナ支援の意味を考え直す時期に差し掛かっている。
NATOとロシアとの直接対峙を遅らせる時間稼ぎなのか、ウクライナをあくまで支援し続け、ロシアの軍事力を肥え太らせるのか。
もちろん、ウクライナが降伏すれば、その速度は加速し、NATOとの緊張が高まることは確実だが、ウクライナを支援し続けることも、敵対行為を続けるという意味で、ロシアに軍事力拡張の正当性を与え続けることになる。
ウクライナをさっさと降伏させて、ロシアの軍備拡張の口実を奪っちまった方が得策ではないのか。
条件を求める停戦ではない。
白旗の全面降伏だ。
ウクライナの未来はウクライナが決める。
しかし、取り得る選択肢は徐々に少なくなってきている気がする。
それが全面降伏でしかなくなった時、世界は新しい現実に直面するのだ・・・。
🐱メキシコへの道:第3章:コスメル(ツバメの島) ― 2023年12月24日 01:23
メキシコへの道:第3章:コスメル(ツバメの島)
(コスメル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%AB
「メキシコのユカタン半島の東にある島。コスメルとはマヤ語でツバメの島を意味する。」
「メキシコ有数の観光地として知られ、マリンスポーツやスキューバダイビング、そしてシュノーケリングを楽しむ多くの観光客が世界中から訪れる。」
「南北約48キロ、幅16キロ」
「本土から約10キロ」
「477.961キロの陸地面積がある」(付属の小島を含む。)
「島には300を超えるホテルがあり、観光客向けの土産物屋やレストランも数多い。」
浮沈子が宿をとった(実際には竹内さんが申し込んでくれたんだが)プラヤデルカルメンの港から、45分ほどフェリーに乗っていくことが出来る世界有数の観光地。
水中洞窟ばっか潜ってて、目と鼻の先にある世界のリゾートに、行かないという選択肢はない!。
で、せっかくセノーテダイビングに連れて来てやったのにという誰かさんの心の声には耳も貸さず、連日、浮沈子のなんちゃってケーブダイビングに付き添っていただいたイグアナダイバーズの落合さんのガイドということで、12月15日朝7時30分、フェリー桟橋で落ち合う(さぶっ・・・)。
出航を待っている間に、「安全潜水実施了解声明書」などのペーパーワークをこなす(もちろん、日本語版)。
うーん、ふつーのダイビングツアーみたいだな(ふつーのダイビングツアーです!)。
風向きが悪く、プラヤの桟橋は打ち寄せる波でバシャバシャだ。
双胴船タイプのフェリーで、後で聞いたら、浮沈子たちが乗った朝8時の便の次の船は欠航したらしい。
やれやれ・・・。
接岸に苦労していた桟橋とは裏腹に、まあ、多少揺れていたとはいえ快適な航海で、あっという間にコスメル島の桟橋に着いた(こっちは、島が風よけになっていて、穏やかなもんです)。
憧れの南の島!。
「桟橋にはカリブ海のクルーズ船が定期的に就航している。」
この日も、フェリーふ頭近くにはバージンのクルーズ船(スカーレットレディ)、少し離れたふ頭にはMSC(船名未確認)などの巨大なクルーズ船が5、6隻接岸していて、やっぱ観光の王道はこっちだろう的雰囲気を漂わせている(浮沈子は、この手のクルーズをしたことはありません)。
(MSCシースケープで行くカリブ海とアンティル諸島クルーズ11日間)
https://www.cruiseplanet.co.jp/tour?id=16108
「388,000円 ~ 698,000円 大人1名様(2名1室利用)」
「旅行代金には燃油サーチャージが含まれません。別途お支払いが必要となります。空港施設使用料、諸税、船内チップが別途必要となります。」
それ程、バカ高くはない。
「MSCクルーズのプライベートアイランド、オーシャンキーMSCマリーンリザーブに寄港。島内のビュッフェとフードトラックは無料でご利用いただけます。」
まあ、どうでもいいんですが(来年は、これにしようかな・・・)。
落合さんと浮沈子は、乗り合いタクシーみたいなのに乗って、現地ダイブショップの車が待つところへ向かう。
ダイビングボートに相乗りのクルーズ船のお客さんは、時間の都合で先に出港しており、われわれをポイント近くの桟橋からピックアップしてくれるという段取りだそうだ(やり取りは、全て落合さんがスペイン語で対応してくれている:浮沈子は、ポルファボールとグラシアスしか知らない)。
ショップの車に乗り換えて、ショボい桟橋から船に乗る。
10人乗りくらいの小さな船だが、150馬力2機掛けの船外機船だ。
ショーティーのウェットスーツに着替えたんだが、結論から言えばフルスーツにしておくべきだったな(水温は24度から27度:ダイコン測定値)。
話では、29度だと聞いてたが、それほどでもなかった。
器材は何だったか忘れたけど、まあ、ふつーのダイビング器材で、タンクはもちろんアルミ。
事前の話で、塩分が濃いから浮きやすいと聞いていたが、見栄を張って4kg(ポンド玉だったが、落合さんにお任せ)にしたら、1本目は浮きまくって苦労した。
2本目は2kg増やしてもらった(快適!)。
何の苦労もない南の島定番のドリフトダイビング。
ガイドしてくれる落合さんと深度を合わせながら、フィンキックはトリムを保つためだけという楽ちんな極楽ダイビングだ。
2本目は、ウエイトを増やしたこともあってホリゾンタルトリムが取りづらくなり、バーチカルトリムで360度くるくる回転しながら、透視度の良い海中散歩を楽しんだ(潮通しが良く、30m以上は軽く抜けてます:次回来る時は、ウエイトベスト持参か)。
途中では、カメもいたしな。
カリブ海固有種や、コスメル固有種も紹介していただいたんだが、浮沈子的にはダイビングそのものがご馳走だ(うーん、満喫!)。
ホリゾンタルトリムなんて、クソくらえ!。
まあいい(2本目終わって浮上してそう叫んだら、落合さんが呆れていました!)。
やっぱ、浮沈子のダイビングのメインメニューはこっちだ!!。
洞窟じゃない(竹内さんは、この日も現地のお友達とトゥルム方面でケーブダイビング:しかも減圧!)。
まあ、人それぞれだ。
次回は、コスメル中心で、セノーテも潜るツアーにするか・・・。
(コスメル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%AB
「メキシコのユカタン半島の東にある島。コスメルとはマヤ語でツバメの島を意味する。」
「メキシコ有数の観光地として知られ、マリンスポーツやスキューバダイビング、そしてシュノーケリングを楽しむ多くの観光客が世界中から訪れる。」
「南北約48キロ、幅16キロ」
「本土から約10キロ」
「477.961キロの陸地面積がある」(付属の小島を含む。)
「島には300を超えるホテルがあり、観光客向けの土産物屋やレストランも数多い。」
浮沈子が宿をとった(実際には竹内さんが申し込んでくれたんだが)プラヤデルカルメンの港から、45分ほどフェリーに乗っていくことが出来る世界有数の観光地。
水中洞窟ばっか潜ってて、目と鼻の先にある世界のリゾートに、行かないという選択肢はない!。
で、せっかくセノーテダイビングに連れて来てやったのにという誰かさんの心の声には耳も貸さず、連日、浮沈子のなんちゃってケーブダイビングに付き添っていただいたイグアナダイバーズの落合さんのガイドということで、12月15日朝7時30分、フェリー桟橋で落ち合う(さぶっ・・・)。
出航を待っている間に、「安全潜水実施了解声明書」などのペーパーワークをこなす(もちろん、日本語版)。
うーん、ふつーのダイビングツアーみたいだな(ふつーのダイビングツアーです!)。
風向きが悪く、プラヤの桟橋は打ち寄せる波でバシャバシャだ。
双胴船タイプのフェリーで、後で聞いたら、浮沈子たちが乗った朝8時の便の次の船は欠航したらしい。
やれやれ・・・。
接岸に苦労していた桟橋とは裏腹に、まあ、多少揺れていたとはいえ快適な航海で、あっという間にコスメル島の桟橋に着いた(こっちは、島が風よけになっていて、穏やかなもんです)。
憧れの南の島!。
「桟橋にはカリブ海のクルーズ船が定期的に就航している。」
この日も、フェリーふ頭近くにはバージンのクルーズ船(スカーレットレディ)、少し離れたふ頭にはMSC(船名未確認)などの巨大なクルーズ船が5、6隻接岸していて、やっぱ観光の王道はこっちだろう的雰囲気を漂わせている(浮沈子は、この手のクルーズをしたことはありません)。
(MSCシースケープで行くカリブ海とアンティル諸島クルーズ11日間)
https://www.cruiseplanet.co.jp/tour?id=16108
「388,000円 ~ 698,000円 大人1名様(2名1室利用)」
「旅行代金には燃油サーチャージが含まれません。別途お支払いが必要となります。空港施設使用料、諸税、船内チップが別途必要となります。」
それ程、バカ高くはない。
「MSCクルーズのプライベートアイランド、オーシャンキーMSCマリーンリザーブに寄港。島内のビュッフェとフードトラックは無料でご利用いただけます。」
まあ、どうでもいいんですが(来年は、これにしようかな・・・)。
落合さんと浮沈子は、乗り合いタクシーみたいなのに乗って、現地ダイブショップの車が待つところへ向かう。
ダイビングボートに相乗りのクルーズ船のお客さんは、時間の都合で先に出港しており、われわれをポイント近くの桟橋からピックアップしてくれるという段取りだそうだ(やり取りは、全て落合さんがスペイン語で対応してくれている:浮沈子は、ポルファボールとグラシアスしか知らない)。
ショップの車に乗り換えて、ショボい桟橋から船に乗る。
10人乗りくらいの小さな船だが、150馬力2機掛けの船外機船だ。
ショーティーのウェットスーツに着替えたんだが、結論から言えばフルスーツにしておくべきだったな(水温は24度から27度:ダイコン測定値)。
話では、29度だと聞いてたが、それほどでもなかった。
器材は何だったか忘れたけど、まあ、ふつーのダイビング器材で、タンクはもちろんアルミ。
事前の話で、塩分が濃いから浮きやすいと聞いていたが、見栄を張って4kg(ポンド玉だったが、落合さんにお任せ)にしたら、1本目は浮きまくって苦労した。
2本目は2kg増やしてもらった(快適!)。
何の苦労もない南の島定番のドリフトダイビング。
ガイドしてくれる落合さんと深度を合わせながら、フィンキックはトリムを保つためだけという楽ちんな極楽ダイビングだ。
2本目は、ウエイトを増やしたこともあってホリゾンタルトリムが取りづらくなり、バーチカルトリムで360度くるくる回転しながら、透視度の良い海中散歩を楽しんだ(潮通しが良く、30m以上は軽く抜けてます:次回来る時は、ウエイトベスト持参か)。
途中では、カメもいたしな。
カリブ海固有種や、コスメル固有種も紹介していただいたんだが、浮沈子的にはダイビングそのものがご馳走だ(うーん、満喫!)。
ホリゾンタルトリムなんて、クソくらえ!。
まあいい(2本目終わって浮上してそう叫んだら、落合さんが呆れていました!)。
やっぱ、浮沈子のダイビングのメインメニューはこっちだ!!。
洞窟じゃない(竹内さんは、この日も現地のお友達とトゥルム方面でケーブダイビング:しかも減圧!)。
まあ、人それぞれだ。
次回は、コスメル中心で、セノーテも潜るツアーにするか・・・。
🐱メキシコへの道:第3章:総括 ― 2023年12月24日 07:16
メキシコへの道:第3章:総括
15日間のメキシコツアーから帰ってきて、既に4日が経過した。
浮沈子の揮発メモリー(記憶)からは、既に多くのデータが消え去っている。
同行していただいた竹内さんが撮ってくれた映像や写真、浮沈子が陸上で撮った写真、全てのダイビングに着けて行ったダイコン(初代ペトレル)のデータだけが、単なる妄想や夢(悪夢?)ではなく、本当に時差14時間のメキシコまで出かけて、22本のダイビング(うち2本はコスメルで)をこなしてきたという証拠だ。
12時間のダラスフォートワース空港までの長い長い道のり、空港のスカイリンクの故障で、乗り継ぎがぎりぎりになったこと、カンクンで降りて、迎えのバンの運転手を探すのに手間取ったこと、ホテルのトイレがなかなか流れずに往生したこと、延長コードを持ってくれば良かったと後悔したこと、朝食付きだったのに、おかわりのコーヒーの値段だと思って、2日目のチップを食事代含めて置いてしまったこと、コンビニで500ペソを出す時に、店員に200ペソ札を見つかって、小額紙幣に替えそこなったこと、前半、脱水気味のために便秘になり、トイレで苦労したこと(後半は、飲むヨーグルトの効果で快便!)、チチェン・イッツァの入場料で、最後の500ペソ2枚を出したら、釣銭がないと言われてむっとしたこと(結局、隣の窓口から調達してましたけど)、カンクンからダラスに出発する日、チケット番号を印刷してこなかったために、自動受付できずにカウンターで対応してもらったこと(予約番号では検索できなかった)、往路で観たミッションインポッシブルの続きが帰路でも見れたこと(往きはJAL、帰りはAA)などなどのインシデントは、やがて忘れてしまうに違いない。
生身の人間の旅行だからな。
既に、現地で不調だったレギュレーターは、左右ともオーバーホールに出した(ショートホース側は、ダイビング開始から5分くらいピーピー鳴くし、ロングホース側はぷくぷくとスローリークしている)。
仕上がってくるまでは、サイドマウントは出来ない。
それまでに、擦り切れている左のバンジーを、在庫の予備バンジーに付け替えておかなければな。
ケーブダイバーとしての経験値を上げるという、当初の目的の一部は実現した(ケーブダイビングを楽しむところまでは行かなかったが)。
前半のリフレッシュコース(っつーのかあ?)では、講習では短時間しかできなかったスキルを長時間こなした時の課題も見えた(ヘルメットのバックアップライトで長時間ラインを照らしていると、首が痛くなる)。
今回は練習だったが、実際にトラブった時には、ポーチの中のバックアップライトに切り替えて、手持ちの方で照らした方がいいかも。
フィンキックは、浮沈子永遠の課題だが(膝落ちと膝の開き)、今回、連続して潜ったことからすこーしだけコツが掴めた気もする。
蹴る前の引き付けの際に、膝と踵を左右でくっつけると、コンパクトかつ効率的に蹴れる気がした。
速度の調節は、グライドの時間を長くすることで、速過ぎるという欠点を克服できたしな(ハロクラインとかで焦ると、ケロッと忘れますが!)。
そのためには、丁寧な浮力調整と一定の呼吸を維持することが重要だ。
まあいい。
画像は、カーウォッシュのオープンウォーターエリアで撮っていただいたものだが、頭の起こしが足りず、膝が開いて落ちていることが分かる。
もっとも、既に書いたように、メジャーリストリクションでロストライン、ロストバディ経験後のヘロヘロ状態ということはある。
カーウォッシュのオープンウォーターエリアは綺麗だったな・・・。
次回、いつ行けることになるかは分からない。
が、いろいろ課題を克服し、是非ともコスメルを再訪したい(そっちかあ?)。
チチェン・イッツァは行ったけれど、メキシコシティの考古学博物館にも行ってみたくなった(落合さんの話)。
今回は、タクビハからドスオホスにトラバースしたけど、次回は逆にドスオホスからタクビハにトラバースしてみたいな(もちろん、お土産にドスオホスTシャツ買って!)。
松永さんに指摘された、前のダイバーとの距離を適切に保つということも課題だな。
前回は、講習をクリアし、ファンダイブをこなすことで精いっぱいだったが、今回はメキシコツアーを楽しんだ。
少なくとも、コスメルは無条件に楽しかった。
正しいメキシコツアーは、クルーズ船に乗ってコスメルで潜り、フロリダからメキシコシティに飛んで博物館を見学してから、カンクン入りしてセノーテダイビングに合流することだろう(てんこ盛りだなあ・・・)。
順序は逆でもいいけど。
コスメルからプラヤデルカルメンにフェリーで渡るというのは、欠航のリスクがあるからタイトな日程では考え物だ。
セノーテの経験値を上げるという点では、縦穴のセノーテに行っていないということもある。
(セノーテダイビング)
https://www.iguana-divers.com/cenote-diving
今回お世話になったイグアナダイバーズさんのページから引用する。
「アンヘリータ (Angelita):
30メートル付近に大きな雲のような硫化水素の層が現れ、その中に吸い込まれていくと夜の森に迷い込んでしまったような感覚になります。深度が深いためアドバンス以上のライセンスが必要になります。セノーテダイビング2日目以降にご案内可能です。」
「ピット (The Pit):
ドス・オホスから約2.8kmジャングルの奥にある深度の深いセノーテ。縦穴のセノーテで、雲のような硫化水素の層が見られるだけではなく、深く一直線に差し込む光の筋は圧巻です。水深が深いのでアドバンス以上のダイビングライセンスが必要となります。」
「ザポテ(ヘルズベルズ):
水深30メートル付近には世にも奇妙な形の釣鐘型の鍾乳石の群生があります。また、硫化水素の層もあり不思議な光景を見ることができます。セノーテの形状により浮上速度をコントロールしながら2度の安全停止をしながら浮上します。」
「マラビジャ:
直径7mほどのエントリー口から潜降していくと、びっくりするくらい大きく広がるセノーテ。水深30m近くには硫化水素の層があり、天気の良い晴れの日には見事な光の差し込みを見ることのできるセノーテです。」
経験値を上げる要素はいくらでもある。
焦ることはない。
少しずつ、時間を掛けて取り組むだけだ。
縦穴を敬遠しているのは、耳抜きが苦手ということもある。
体調管理を万全にして、同行の方に迷惑を掛けないようにする必要がある。
ケーブダイビングの奥は深い。
今の浮沈子からみれば、果てしなく深い。
今は、その入り口にいるけど、どこまで進むかは考え物だ。
が、間違いなく、コスメルには行くだろう。
次回はフルスーツで、ウエイトベスト持参だな(最初から6kg:12ポンドか)。
ケーブダイビングを楽んだとは言い切れないけど、メキシコは大いに楽しめた。
総括すれば、そういうことになる。
トレーニングダイブに同行していただいた落合さんにしても、驚異のガス持ちは別として、スキルの点でもはるかに高い。
松永さんはもちろんだ。
浮沈子が乗り越えるべき課題は満載。
何かが出来るということと、身に付いているということの間には果てしない差がある。
メキシコへ、そうたびたび通うわけにはいかないからな。
日本でのダイビングにおいて、サイドマウントでの海洋ダイビング、プール練習で練度を上げておく必要がある。
竹内さんからの課題としては、泳ぎながらいろいろなことがスムーズにできる必要があるという指摘を頂いている。
陸上での準備や後片付けの段取りも重要だ。
國富や稲取でも、手早く行うことを心がけよう。
ケーブダイビングについても、新たな視点を頂いた。
現地に行くと分かるけど、他のダイバーたちは、実に楽しそうに潜っている。
そう、彼らにとって水中洞窟に潜るということは、ふつーのレジャーダイビングなわけだ。
週末に、イベントとして1日1本だけ潜り、その後はどこかでパーティする。
探検家である必要もないし、スキルアップに血道をあげることもない。
ふつーにフルケーブダイビングの講習を受け、ルールを守って水中散歩を楽しめばいいのだ。
一般人にとって、ダイビングはレジャーだからな。
楽しまないでどーする!?。
シングルタンクで30分だけカバーンに潜って、あとはパーティ!。
それも、一つのスタイルだ。
フルケーブダイビングだって、その延長上にある。
もちろん、閉鎖環境特有のリスクはあるから、必要な器材とスキルを身に着けてからでないと潜ることはできない。
しかし、それさえ守れば、パーマネントラインを辿ることは、誰でも可能なふつーのダイビングだ。
浮沈子のようなジジイにも出来る。
日本からは遠いし、毎週末、日常的に潜ることはできない。
が、たまに行って、普段と違う緊張感の中で潜るにはちょうどいいかもしれない。
ダイビングは人それぞれだ。
楽しみ方は千差万別。
貴賤の区別もない。
器材だって、CCRもあるしスクーターもある。
浮沈子が洞窟でそれらを使うことはないだろうが、探検するには有用なツールだろう。
竹内さんや松永さんの話は、スクーター(ブラックチップとか言うやつ)のバッテリーの話が多かったな(充電器とかも)。
Tシャツ、短パン、サンダルの生活から、最低気温が0度近くまで下がる冬の東京に戻ってきた。
べらぼーめ・・・。
南の島が、浮沈子を呼んでいる気がする(幻聴かあ?)。
確認しておこう。
コスメル島の楽ちんお気楽なドリフトダイビングであれ、カーウォッシュのヘビーディストリクションなダイビングであれ、それぞれの環境に応じた器材とスキルがなければ危険なレジャーであることに変わりはない。
ダイビングには3種類ある。
少し危険か、かなり危険か、無茶苦茶危険か。
そのリスクを減らすことは出来ても、ゼロにすることはできない。
コスメルの2本目。
浮上してからボートに上がるまでの間、しばらく時間が掛かった。
周りには、他のボートが数隻いて、そのうちの1隻のボートキャプテンが無線で連絡を取ってくれたりしたけど、我々が上がるボートは遠くで別のグループを上げていたからな。
浮沈子は、南の島ばっかで潜っていたから、そういうのには慣れている。
浮力を確保し、マーカーブイを掲げているガイドさんから離れず、落ち着いてピックアップを待つ。
経験値を上げていけば、リスクを適正に評価し、正しく対応することが出来るようになり、楽しみに変えることも可能だ。
いつまでも、ダイビングを楽しむための王道だな。
好き嫌いはあるから、どんなダイビングスタイルを続けるかは人それぞれだろう。
浅く明るく温かい南の島のリゾートダイビング。
浮沈子の本籍はそこにある。
で、時々、真っ暗な穴倉に潜って、死神のご機嫌を窺いに行くわけだ。
そのためにも、サボらずフィットネスに通って、基礎体力を維持していかないとな・・・。
15日間のメキシコツアーから帰ってきて、既に4日が経過した。
浮沈子の揮発メモリー(記憶)からは、既に多くのデータが消え去っている。
同行していただいた竹内さんが撮ってくれた映像や写真、浮沈子が陸上で撮った写真、全てのダイビングに着けて行ったダイコン(初代ペトレル)のデータだけが、単なる妄想や夢(悪夢?)ではなく、本当に時差14時間のメキシコまで出かけて、22本のダイビング(うち2本はコスメルで)をこなしてきたという証拠だ。
12時間のダラスフォートワース空港までの長い長い道のり、空港のスカイリンクの故障で、乗り継ぎがぎりぎりになったこと、カンクンで降りて、迎えのバンの運転手を探すのに手間取ったこと、ホテルのトイレがなかなか流れずに往生したこと、延長コードを持ってくれば良かったと後悔したこと、朝食付きだったのに、おかわりのコーヒーの値段だと思って、2日目のチップを食事代含めて置いてしまったこと、コンビニで500ペソを出す時に、店員に200ペソ札を見つかって、小額紙幣に替えそこなったこと、前半、脱水気味のために便秘になり、トイレで苦労したこと(後半は、飲むヨーグルトの効果で快便!)、チチェン・イッツァの入場料で、最後の500ペソ2枚を出したら、釣銭がないと言われてむっとしたこと(結局、隣の窓口から調達してましたけど)、カンクンからダラスに出発する日、チケット番号を印刷してこなかったために、自動受付できずにカウンターで対応してもらったこと(予約番号では検索できなかった)、往路で観たミッションインポッシブルの続きが帰路でも見れたこと(往きはJAL、帰りはAA)などなどのインシデントは、やがて忘れてしまうに違いない。
生身の人間の旅行だからな。
既に、現地で不調だったレギュレーターは、左右ともオーバーホールに出した(ショートホース側は、ダイビング開始から5分くらいピーピー鳴くし、ロングホース側はぷくぷくとスローリークしている)。
仕上がってくるまでは、サイドマウントは出来ない。
それまでに、擦り切れている左のバンジーを、在庫の予備バンジーに付け替えておかなければな。
ケーブダイバーとしての経験値を上げるという、当初の目的の一部は実現した(ケーブダイビングを楽しむところまでは行かなかったが)。
前半のリフレッシュコース(っつーのかあ?)では、講習では短時間しかできなかったスキルを長時間こなした時の課題も見えた(ヘルメットのバックアップライトで長時間ラインを照らしていると、首が痛くなる)。
今回は練習だったが、実際にトラブった時には、ポーチの中のバックアップライトに切り替えて、手持ちの方で照らした方がいいかも。
フィンキックは、浮沈子永遠の課題だが(膝落ちと膝の開き)、今回、連続して潜ったことからすこーしだけコツが掴めた気もする。
蹴る前の引き付けの際に、膝と踵を左右でくっつけると、コンパクトかつ効率的に蹴れる気がした。
速度の調節は、グライドの時間を長くすることで、速過ぎるという欠点を克服できたしな(ハロクラインとかで焦ると、ケロッと忘れますが!)。
そのためには、丁寧な浮力調整と一定の呼吸を維持することが重要だ。
まあいい。
画像は、カーウォッシュのオープンウォーターエリアで撮っていただいたものだが、頭の起こしが足りず、膝が開いて落ちていることが分かる。
もっとも、既に書いたように、メジャーリストリクションでロストライン、ロストバディ経験後のヘロヘロ状態ということはある。
カーウォッシュのオープンウォーターエリアは綺麗だったな・・・。
次回、いつ行けることになるかは分からない。
が、いろいろ課題を克服し、是非ともコスメルを再訪したい(そっちかあ?)。
チチェン・イッツァは行ったけれど、メキシコシティの考古学博物館にも行ってみたくなった(落合さんの話)。
今回は、タクビハからドスオホスにトラバースしたけど、次回は逆にドスオホスからタクビハにトラバースしてみたいな(もちろん、お土産にドスオホスTシャツ買って!)。
松永さんに指摘された、前のダイバーとの距離を適切に保つということも課題だな。
前回は、講習をクリアし、ファンダイブをこなすことで精いっぱいだったが、今回はメキシコツアーを楽しんだ。
少なくとも、コスメルは無条件に楽しかった。
正しいメキシコツアーは、クルーズ船に乗ってコスメルで潜り、フロリダからメキシコシティに飛んで博物館を見学してから、カンクン入りしてセノーテダイビングに合流することだろう(てんこ盛りだなあ・・・)。
順序は逆でもいいけど。
コスメルからプラヤデルカルメンにフェリーで渡るというのは、欠航のリスクがあるからタイトな日程では考え物だ。
セノーテの経験値を上げるという点では、縦穴のセノーテに行っていないということもある。
(セノーテダイビング)
https://www.iguana-divers.com/cenote-diving
今回お世話になったイグアナダイバーズさんのページから引用する。
「アンヘリータ (Angelita):
30メートル付近に大きな雲のような硫化水素の層が現れ、その中に吸い込まれていくと夜の森に迷い込んでしまったような感覚になります。深度が深いためアドバンス以上のライセンスが必要になります。セノーテダイビング2日目以降にご案内可能です。」
「ピット (The Pit):
ドス・オホスから約2.8kmジャングルの奥にある深度の深いセノーテ。縦穴のセノーテで、雲のような硫化水素の層が見られるだけではなく、深く一直線に差し込む光の筋は圧巻です。水深が深いのでアドバンス以上のダイビングライセンスが必要となります。」
「ザポテ(ヘルズベルズ):
水深30メートル付近には世にも奇妙な形の釣鐘型の鍾乳石の群生があります。また、硫化水素の層もあり不思議な光景を見ることができます。セノーテの形状により浮上速度をコントロールしながら2度の安全停止をしながら浮上します。」
「マラビジャ:
直径7mほどのエントリー口から潜降していくと、びっくりするくらい大きく広がるセノーテ。水深30m近くには硫化水素の層があり、天気の良い晴れの日には見事な光の差し込みを見ることのできるセノーテです。」
経験値を上げる要素はいくらでもある。
焦ることはない。
少しずつ、時間を掛けて取り組むだけだ。
縦穴を敬遠しているのは、耳抜きが苦手ということもある。
体調管理を万全にして、同行の方に迷惑を掛けないようにする必要がある。
ケーブダイビングの奥は深い。
今の浮沈子からみれば、果てしなく深い。
今は、その入り口にいるけど、どこまで進むかは考え物だ。
が、間違いなく、コスメルには行くだろう。
次回はフルスーツで、ウエイトベスト持参だな(最初から6kg:12ポンドか)。
ケーブダイビングを楽んだとは言い切れないけど、メキシコは大いに楽しめた。
総括すれば、そういうことになる。
トレーニングダイブに同行していただいた落合さんにしても、驚異のガス持ちは別として、スキルの点でもはるかに高い。
松永さんはもちろんだ。
浮沈子が乗り越えるべき課題は満載。
何かが出来るということと、身に付いているということの間には果てしない差がある。
メキシコへ、そうたびたび通うわけにはいかないからな。
日本でのダイビングにおいて、サイドマウントでの海洋ダイビング、プール練習で練度を上げておく必要がある。
竹内さんからの課題としては、泳ぎながらいろいろなことがスムーズにできる必要があるという指摘を頂いている。
陸上での準備や後片付けの段取りも重要だ。
國富や稲取でも、手早く行うことを心がけよう。
ケーブダイビングについても、新たな視点を頂いた。
現地に行くと分かるけど、他のダイバーたちは、実に楽しそうに潜っている。
そう、彼らにとって水中洞窟に潜るということは、ふつーのレジャーダイビングなわけだ。
週末に、イベントとして1日1本だけ潜り、その後はどこかでパーティする。
探検家である必要もないし、スキルアップに血道をあげることもない。
ふつーにフルケーブダイビングの講習を受け、ルールを守って水中散歩を楽しめばいいのだ。
一般人にとって、ダイビングはレジャーだからな。
楽しまないでどーする!?。
シングルタンクで30分だけカバーンに潜って、あとはパーティ!。
それも、一つのスタイルだ。
フルケーブダイビングだって、その延長上にある。
もちろん、閉鎖環境特有のリスクはあるから、必要な器材とスキルを身に着けてからでないと潜ることはできない。
しかし、それさえ守れば、パーマネントラインを辿ることは、誰でも可能なふつーのダイビングだ。
浮沈子のようなジジイにも出来る。
日本からは遠いし、毎週末、日常的に潜ることはできない。
が、たまに行って、普段と違う緊張感の中で潜るにはちょうどいいかもしれない。
ダイビングは人それぞれだ。
楽しみ方は千差万別。
貴賤の区別もない。
器材だって、CCRもあるしスクーターもある。
浮沈子が洞窟でそれらを使うことはないだろうが、探検するには有用なツールだろう。
竹内さんや松永さんの話は、スクーター(ブラックチップとか言うやつ)のバッテリーの話が多かったな(充電器とかも)。
Tシャツ、短パン、サンダルの生活から、最低気温が0度近くまで下がる冬の東京に戻ってきた。
べらぼーめ・・・。
南の島が、浮沈子を呼んでいる気がする(幻聴かあ?)。
確認しておこう。
コスメル島の楽ちんお気楽なドリフトダイビングであれ、カーウォッシュのヘビーディストリクションなダイビングであれ、それぞれの環境に応じた器材とスキルがなければ危険なレジャーであることに変わりはない。
ダイビングには3種類ある。
少し危険か、かなり危険か、無茶苦茶危険か。
そのリスクを減らすことは出来ても、ゼロにすることはできない。
コスメルの2本目。
浮上してからボートに上がるまでの間、しばらく時間が掛かった。
周りには、他のボートが数隻いて、そのうちの1隻のボートキャプテンが無線で連絡を取ってくれたりしたけど、我々が上がるボートは遠くで別のグループを上げていたからな。
浮沈子は、南の島ばっかで潜っていたから、そういうのには慣れている。
浮力を確保し、マーカーブイを掲げているガイドさんから離れず、落ち着いてピックアップを待つ。
経験値を上げていけば、リスクを適正に評価し、正しく対応することが出来るようになり、楽しみに変えることも可能だ。
いつまでも、ダイビングを楽しむための王道だな。
好き嫌いはあるから、どんなダイビングスタイルを続けるかは人それぞれだろう。
浅く明るく温かい南の島のリゾートダイビング。
浮沈子の本籍はそこにある。
で、時々、真っ暗な穴倉に潜って、死神のご機嫌を窺いに行くわけだ。
そのためにも、サボらずフィットネスに通って、基礎体力を維持していかないとな・・・。
🐱変異種:JN.1広がる ― 2023年12月26日 08:29
変異種:JN.1広がる
(米コロナ感染、変異株「JN.1」が39─50%占めると想定=CDC)
https://jp.reuters.com/world/us/AIGLIWFFPBO5HB5XWCVJM7T4SI-2023-12-22/
「世界保健機関(WHO)は19日、JN.1を「注目すべき変異株」に分類」
「22日、国内の新型コロナウイルス新規感染者数のうち、変異ウイルス系統「JN.1」に感染している割合が23日時点で39─50%を占めるとの予測」( 米疾病対策センター(CDC))
東京都においても、既にJN.1は相当数検出されている。
(変異株について)
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/corona_portal/henikabu/screening.html
(ゲノム解析結果の推移(週別)
(令和5年12月21日12時時点))
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu0512211.pdf
CDCの元記事にもリンクを張っておく。
(CDC は JN.1 の成長を追跡し続けます)
https://www.cdc.gov/respiratory-viruses/whats-new/JN.1-update-2023-12-22.html
「JN.1 は BA.2.86 に似ていますが、スパイクタンパク質に追加の変異 (L455S) があります。」(BA.2.86:ピロラ)
「2023 年 12 月 23 日までの 2 週間では、JN.1 がすべての SARS-CoV-2 変異株の 39 ~ 50% を占めると予想されます。これは、2週間前の予想有病率15〜29%から増加した。」
「旅行者、下水、および世界中のほとんどの地域で、JN.1 によって引き起こされる感染の割合が増加していることも確認」
ワールドワイドでは、メジャーな存在というわけだ。
東京都は、11月中旬から第10波に突入しているけど、12月中旬からは一時停滞していた(22日から再度増加中)。
この停滞と再増加が、EG.5(エリス)との入れ替わりに伴う現象だったのかどうかは分からない(時期は、多少ずれている気も)。
エリスの流行に最適だった感染環境が、ビミョーに変化し、JN.1に最適な状況が生まれている可能性がある。
メキシコ行ってて分からなかったが、この間、東京都は真冬の乾季に晒されているからな(気温差20度は、ジジイの浮沈子には耐えられない!)。
昨日、かかりつけ医を受診したら、インフルの患者さんや新型コロナのワクチン接種の患者さん(正確には、患者じゃないけど)で混み合っていたからな。
冬の呼吸器系感染症の流行環境は、バッチリ整っているというわけだ。
12月23日で2か月経った帯状疱疹ワクチン(シングリックス)2回目の申し込みをしようとしたら、在庫が切れていて年明けまで待ってくれということだった。
29日には入荷するということだったが、浮沈子は東京にはいない。
年末年始は、伊豆で過ごす。
忙しいな・・・。
まあいい。
新型コロナワクチンの感染予防効果はとっくに切れてるだろうから、予防策を徹底して罹患しないように気を付けなければならない。
確認しておこう。
JN.1=ピロラ(BA.2.86)+L455S(455番目のアミノ酸がL:ロイシンからS:セリンに置き換わっているという意味)
JN.1は、世界でメジャーな変異種になりつつある。
東京都においても、第10波でこの冬の感染者が増えている中、急速に増加しているようだ(検出の実数は1週間で6例)。
まあ、どうでもいいんですが。
副反応少ないノババックスのワクチンが、在庫の有効期限が切れて、接種終了になったという話もある。
(ノババックスのワクチン 有効期限で国内接種終了へ 厚労省)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231225/k10014299201000.html
「従来株に対応したアメリカの製薬会社ノババックスのワクチンについて、厚生労働省は有効期限を迎えたため、国内での接種を終了」
新たな変異種に対応したワクチンの開発状況、国内での採用の見通しについては不明だ(未調査)。
mRNAワクチンの方も、レプリコンワクチンの登場で、副反応の減少が期待されているが、こればかりはうってみなけりゃ分らない。
ワクチンの効き目に有意差がなければ、副反応の多寡で選ばれるからな。
そこは、実際問題としては重要だ。
まあいい。
JN.1には、エリスやピロラのような二つ名は、まだないようだな・・・。
(米コロナ感染、変異株「JN.1」が39─50%占めると想定=CDC)
https://jp.reuters.com/world/us/AIGLIWFFPBO5HB5XWCVJM7T4SI-2023-12-22/
「世界保健機関(WHO)は19日、JN.1を「注目すべき変異株」に分類」
「22日、国内の新型コロナウイルス新規感染者数のうち、変異ウイルス系統「JN.1」に感染している割合が23日時点で39─50%を占めるとの予測」( 米疾病対策センター(CDC))
東京都においても、既にJN.1は相当数検出されている。
(変異株について)
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/corona_portal/henikabu/screening.html
(ゲノム解析結果の推移(週別)
(令和5年12月21日12時時点))
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/corona_portal/henikabu/screening.files/genomu0512211.pdf
CDCの元記事にもリンクを張っておく。
(CDC は JN.1 の成長を追跡し続けます)
https://www.cdc.gov/respiratory-viruses/whats-new/JN.1-update-2023-12-22.html
「JN.1 は BA.2.86 に似ていますが、スパイクタンパク質に追加の変異 (L455S) があります。」(BA.2.86:ピロラ)
「2023 年 12 月 23 日までの 2 週間では、JN.1 がすべての SARS-CoV-2 変異株の 39 ~ 50% を占めると予想されます。これは、2週間前の予想有病率15〜29%から増加した。」
「旅行者、下水、および世界中のほとんどの地域で、JN.1 によって引き起こされる感染の割合が増加していることも確認」
ワールドワイドでは、メジャーな存在というわけだ。
東京都は、11月中旬から第10波に突入しているけど、12月中旬からは一時停滞していた(22日から再度増加中)。
この停滞と再増加が、EG.5(エリス)との入れ替わりに伴う現象だったのかどうかは分からない(時期は、多少ずれている気も)。
エリスの流行に最適だった感染環境が、ビミョーに変化し、JN.1に最適な状況が生まれている可能性がある。
メキシコ行ってて分からなかったが、この間、東京都は真冬の乾季に晒されているからな(気温差20度は、ジジイの浮沈子には耐えられない!)。
昨日、かかりつけ医を受診したら、インフルの患者さんや新型コロナのワクチン接種の患者さん(正確には、患者じゃないけど)で混み合っていたからな。
冬の呼吸器系感染症の流行環境は、バッチリ整っているというわけだ。
12月23日で2か月経った帯状疱疹ワクチン(シングリックス)2回目の申し込みをしようとしたら、在庫が切れていて年明けまで待ってくれということだった。
29日には入荷するということだったが、浮沈子は東京にはいない。
年末年始は、伊豆で過ごす。
忙しいな・・・。
まあいい。
新型コロナワクチンの感染予防効果はとっくに切れてるだろうから、予防策を徹底して罹患しないように気を付けなければならない。
確認しておこう。
JN.1=ピロラ(BA.2.86)+L455S(455番目のアミノ酸がL:ロイシンからS:セリンに置き換わっているという意味)
JN.1は、世界でメジャーな変異種になりつつある。
東京都においても、第10波でこの冬の感染者が増えている中、急速に増加しているようだ(検出の実数は1週間で6例)。
まあ、どうでもいいんですが。
副反応少ないノババックスのワクチンが、在庫の有効期限が切れて、接種終了になったという話もある。
(ノババックスのワクチン 有効期限で国内接種終了へ 厚労省)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231225/k10014299201000.html
「従来株に対応したアメリカの製薬会社ノババックスのワクチンについて、厚生労働省は有効期限を迎えたため、国内での接種を終了」
新たな変異種に対応したワクチンの開発状況、国内での採用の見通しについては不明だ(未調査)。
mRNAワクチンの方も、レプリコンワクチンの登場で、副反応の減少が期待されているが、こればかりはうってみなけりゃ分らない。
ワクチンの効き目に有意差がなければ、副反応の多寡で選ばれるからな。
そこは、実際問題としては重要だ。
まあいい。
JN.1には、エリスやピロラのような二つ名は、まだないようだな・・・。
🐱減量ネタ:2023年総括:69kg→63kg ― 2023年12月27日 05:27
減量ネタ:2023年総括:69kg→63kg
タイム 体重 変化
12月 27, 2023
03:45 63.0 kg 0.4 kg ↑
12月 26, 2023
17:04 62.6 kg 0.8 kg ↓
06:33 63.4 kg 0.0 kg →
12月 25, 2023
22:35 63.4 kg 1.0 kg ↑
08:11 62.4 kg 0.4 kg ↓
01:16 62.8 kg 0.7 kg ↑
12月 24, 2023
17:04 62.1 kg 0.6 kg ↓
07:46 62.7 kg 0.6 kg ↓
12月 23, 2023
10:09 63.3 kg 0.9 kg ↑
12月 22, 2023
16:15 62.4 kg 0.4 kg ↓
08:44 62.8 kg 0.4 kg ↑
12月 21, 2023
10:25 62.4 kg 0.2 kg ↓
09:29 62.6 kg 0.5 kg ↓
12月 20, 2023
16:47 63.1 kg 0.9 kg ↓
08:36 64.0 kg 1.4 kg ↓
12月 4, 2023
05:54 65.4 kg 0.4 kg ↑
12月 3, 2023
05:32 65.0 kg 0.8 kg ↑
12月 2, 2023
04:23 64.2 kg 0.8 kg ↓
12月 1, 2023
09:17 65.0 kg 0.1 kg ↓
11月 30, 2023
05:58 65.1 kg 1.3 kg ↑
今年の1月から4月上旬までは、概ね69kgのアベレージで推移していた。
時々、70kgを超えていたけど。
爆食三昧して、運動だけで痩せようとしていたが果たせず、ヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)の値も7パーセントを超えてしまった。
それから、意識的に食事量をコントロールして減量に励み、7月中旬には63kgのアベレージに到達する。
やれやれ・・・。
6kgの減量だが、まだ、道半ばだな。
メキシコ行きでは、体重は増えなかったけど、行く前に運動量が減ったことで、一時的に増えた分(65kg)が戻っただけだ。
現在は、63kgの壁を行ったり来たりしている。
年末年始は伊豆で過ごす予定だから、増加に転じる可能性が高い(爆食必至!)。
まあいい。
年明けでフィットネスを再開したら、帳尻を合わせる(毎年、恒例ですな・・・)。
目標までは5kg。
いつまでという期限はないけど、ターゲットは見えてきている。
身長169cmの浮沈子の標準体重(適正体重)は62.8kg。
既に高齢者の仲間入りをしているから、無理な減量は慎まなければならず、筋肉を落として減量するのはご法度だ。
が、食事制限による減量は、筋肉も減るからな。
運動(筋トレ)と組み合わせて、少しずつ無理なく減らしていかなければならない。
とりあえずは、60kgの壁を目指していくことになる。
単に切りのいい数字というだけだが、いきなり5kg(しかも、標準体重からの減量)というのは厳しいからな。
中間目標が必要だ。
来年は、それを目指すことになるだろう。
えっ?、そう決めたわけじゃないのかってえ?。
いや、まあ、それは、年明けのリバウンドを見てからにしよう。
たぶん、65kgくらいに増えているだろうから、そうしたら63kgの壁に戻ることが目標になるかもしれない(そんなあ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
体重の減少は結果に過ぎず、バランスのいい控えめな食事と、中程度の継続的な運動、活動的な生活を維持することが重要だ。
年金生活に入り、生きているのが仕事の浮沈子だが(死んじまったら稼げないからな)、よりよく生きることが目的ということになる。
道楽であるダイビングを継続すること、そのために水慣れのための水泳や、筋肉量を維持する筋トレ、スタミナを維持するための有酸素運動も続ける。
自転車をこいでフィットネスに通うのも、その一環だ(もう、歩いていく元気はない!)。
年々衰える肉体に鞭打って、なけなしの気力を振り絞って運動する。
動物としての活動を続ける(動かなくなれば、「動物」ではなく「静物」になっちまうからな)。
動くことを、脳が「快」と感じられることが、運動を継続する上で重要だ。
音楽に合わせてダンスしたり、大勢で掛け声掛けながら動くメニューもあるけど、浮沈子的にはそういうのは苦手だ(ついていけない!)。
ひとりで、黙々と筋トレマシン(や、らくちんなストレッチマシン、バイブレーター)に乗って、ゆる~い運動をこなすのがいい。
自分のペースで出来るからな。
今日(もう、昨日ですが)は、メキシコから帰ってきて、徐々に増やしてきた水泳の距離を、1200mに戻した。
もちろん、連続じゃない(浮沈子は、一度に25m以上は泳げません)。
休み休み、プールの途中で何度も立ちながら、水底を蹴って浮かぶ。
前半で600m、ジムでの筋トレと有酸素運動(3セット)を挟んで、後半で600m。
今のところ、これが標準だ。
つーか、これを超えて動くことはない。
1日おきだと、体重を維持する程度で、毎日続けると減量できる。
これを下回ると、或いは隔日以上にサボると、覿面に体重が増える。
毎日の計量は、脳にフィードバックを掛けるために継続している(メキシコへは体重計持っていきませんでしたが)。
年末年始は、体重計持参で行こう。
継続は力なり(そういうことかあ?)。
新型コロナやインフルに罹患せず、リバウンドにも陥らずにこの冬を越せたら大勝利だ。
今日は、大井町のアトレ(フィットネスがある駅ビル)の入り口には、クリスマスツリーに変わって門松が飾られていた。
わが国の年末年始の、節操のない文化だな。
・クリスマス:キリスト教
・除夜の鐘:仏教
・正月:儒教
・初詣:神道
もっとも、宗教的色合いは薄く、生活の区切りやイベントとしての性格が強い。
商業的な色合いも濃厚だ。
その意味では、オレンジ色のカボチャやチョコレートが舞い飛ぶイベントもあるしな。
年末年始は、適正な食生活と運動を維持することが困難になる。
意識的に継続しなければ、リバウンドは必至だ。
仕事を離れ、毎日が日曜日(毎日が正月?)な浮沈子にとって、世界は誘惑に満ち満ちている。
わが国は平和だからな。
ガザのように、飢餓に苛まれることもない。
食料品の価格は高騰しているけど、豊富な食材に溢れている。
動物としての人間は、他の生き物の命を頂くことでしか、自らの命を維持することはできない。
既に高齢者の仲間入りをした浮沈子は、食事をして体重が増えてしまうことを嘆くより、感謝する立場になっている。
栄養が吸収できなくなれば、食事しても太れなくなっちまうからな。
今日も、フィットネスで栄養指導を受けていた高齢の女性が、筋肉量を1kg増やしたいと相談していた。
インストラクターは、筋肉量を維持する程度しか期待できないと、にべもない(言い方は、もっとソフトですが)。
筋肉量の増加は、オーバーロード掛けなければならないし、腱や関節への負担もある。
浮沈子も、右肩を痛めいて(石灰沈着性腱板炎)、一昨日も整形外科に通院した。
無理は禁物。
筋トレも、筋肉量を維持する程度しかできない(4年前の最大量から、すでに4kg減ってます)。
理想と現実との間には、常に無限の距離がある。
理想が高過ぎれば落ち込むだけだし、低すぎれば自己満足に終わる。
それを適切に保つち、理想に向かって費やす努力にやりがいを感じるか、それとも苦痛に感じるかだな。
今は、まだ、努力の成果が目に見えているけど、そのうち、どう足掻いても結果がついてこないようになる。
よりよく生きることも、楽じゃないのだ。
ポジティブな精神状態を保ちながら、衰え行く肉体と頭脳(うーん、こっちも問題だな)をだましだまし維持するしかない。
繰り返すが、減量は結果に過ぎない。
よりよく生きることが出来たかどうか。
それが問題だ。
まあ、具体的には、今日、フィットネスにサボらず通えたかどうかというだけの、卑近な話ではあるけどな・・・。
タイム 体重 変化
12月 27, 2023
03:45 63.0 kg 0.4 kg ↑
12月 26, 2023
17:04 62.6 kg 0.8 kg ↓
06:33 63.4 kg 0.0 kg →
12月 25, 2023
22:35 63.4 kg 1.0 kg ↑
08:11 62.4 kg 0.4 kg ↓
01:16 62.8 kg 0.7 kg ↑
12月 24, 2023
17:04 62.1 kg 0.6 kg ↓
07:46 62.7 kg 0.6 kg ↓
12月 23, 2023
10:09 63.3 kg 0.9 kg ↑
12月 22, 2023
16:15 62.4 kg 0.4 kg ↓
08:44 62.8 kg 0.4 kg ↑
12月 21, 2023
10:25 62.4 kg 0.2 kg ↓
09:29 62.6 kg 0.5 kg ↓
12月 20, 2023
16:47 63.1 kg 0.9 kg ↓
08:36 64.0 kg 1.4 kg ↓
12月 4, 2023
05:54 65.4 kg 0.4 kg ↑
12月 3, 2023
05:32 65.0 kg 0.8 kg ↑
12月 2, 2023
04:23 64.2 kg 0.8 kg ↓
12月 1, 2023
09:17 65.0 kg 0.1 kg ↓
11月 30, 2023
05:58 65.1 kg 1.3 kg ↑
今年の1月から4月上旬までは、概ね69kgのアベレージで推移していた。
時々、70kgを超えていたけど。
爆食三昧して、運動だけで痩せようとしていたが果たせず、ヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)の値も7パーセントを超えてしまった。
それから、意識的に食事量をコントロールして減量に励み、7月中旬には63kgのアベレージに到達する。
やれやれ・・・。
6kgの減量だが、まだ、道半ばだな。
メキシコ行きでは、体重は増えなかったけど、行く前に運動量が減ったことで、一時的に増えた分(65kg)が戻っただけだ。
現在は、63kgの壁を行ったり来たりしている。
年末年始は伊豆で過ごす予定だから、増加に転じる可能性が高い(爆食必至!)。
まあいい。
年明けでフィットネスを再開したら、帳尻を合わせる(毎年、恒例ですな・・・)。
目標までは5kg。
いつまでという期限はないけど、ターゲットは見えてきている。
身長169cmの浮沈子の標準体重(適正体重)は62.8kg。
既に高齢者の仲間入りをしているから、無理な減量は慎まなければならず、筋肉を落として減量するのはご法度だ。
が、食事制限による減量は、筋肉も減るからな。
運動(筋トレ)と組み合わせて、少しずつ無理なく減らしていかなければならない。
とりあえずは、60kgの壁を目指していくことになる。
単に切りのいい数字というだけだが、いきなり5kg(しかも、標準体重からの減量)というのは厳しいからな。
中間目標が必要だ。
来年は、それを目指すことになるだろう。
えっ?、そう決めたわけじゃないのかってえ?。
いや、まあ、それは、年明けのリバウンドを見てからにしよう。
たぶん、65kgくらいに増えているだろうから、そうしたら63kgの壁に戻ることが目標になるかもしれない(そんなあ!)。
まあ、どうでもいいんですが。
体重の減少は結果に過ぎず、バランスのいい控えめな食事と、中程度の継続的な運動、活動的な生活を維持することが重要だ。
年金生活に入り、生きているのが仕事の浮沈子だが(死んじまったら稼げないからな)、よりよく生きることが目的ということになる。
道楽であるダイビングを継続すること、そのために水慣れのための水泳や、筋肉量を維持する筋トレ、スタミナを維持するための有酸素運動も続ける。
自転車をこいでフィットネスに通うのも、その一環だ(もう、歩いていく元気はない!)。
年々衰える肉体に鞭打って、なけなしの気力を振り絞って運動する。
動物としての活動を続ける(動かなくなれば、「動物」ではなく「静物」になっちまうからな)。
動くことを、脳が「快」と感じられることが、運動を継続する上で重要だ。
音楽に合わせてダンスしたり、大勢で掛け声掛けながら動くメニューもあるけど、浮沈子的にはそういうのは苦手だ(ついていけない!)。
ひとりで、黙々と筋トレマシン(や、らくちんなストレッチマシン、バイブレーター)に乗って、ゆる~い運動をこなすのがいい。
自分のペースで出来るからな。
今日(もう、昨日ですが)は、メキシコから帰ってきて、徐々に増やしてきた水泳の距離を、1200mに戻した。
もちろん、連続じゃない(浮沈子は、一度に25m以上は泳げません)。
休み休み、プールの途中で何度も立ちながら、水底を蹴って浮かぶ。
前半で600m、ジムでの筋トレと有酸素運動(3セット)を挟んで、後半で600m。
今のところ、これが標準だ。
つーか、これを超えて動くことはない。
1日おきだと、体重を維持する程度で、毎日続けると減量できる。
これを下回ると、或いは隔日以上にサボると、覿面に体重が増える。
毎日の計量は、脳にフィードバックを掛けるために継続している(メキシコへは体重計持っていきませんでしたが)。
年末年始は、体重計持参で行こう。
継続は力なり(そういうことかあ?)。
新型コロナやインフルに罹患せず、リバウンドにも陥らずにこの冬を越せたら大勝利だ。
今日は、大井町のアトレ(フィットネスがある駅ビル)の入り口には、クリスマスツリーに変わって門松が飾られていた。
わが国の年末年始の、節操のない文化だな。
・クリスマス:キリスト教
・除夜の鐘:仏教
・正月:儒教
・初詣:神道
もっとも、宗教的色合いは薄く、生活の区切りやイベントとしての性格が強い。
商業的な色合いも濃厚だ。
その意味では、オレンジ色のカボチャやチョコレートが舞い飛ぶイベントもあるしな。
年末年始は、適正な食生活と運動を維持することが困難になる。
意識的に継続しなければ、リバウンドは必至だ。
仕事を離れ、毎日が日曜日(毎日が正月?)な浮沈子にとって、世界は誘惑に満ち満ちている。
わが国は平和だからな。
ガザのように、飢餓に苛まれることもない。
食料品の価格は高騰しているけど、豊富な食材に溢れている。
動物としての人間は、他の生き物の命を頂くことでしか、自らの命を維持することはできない。
既に高齢者の仲間入りをした浮沈子は、食事をして体重が増えてしまうことを嘆くより、感謝する立場になっている。
栄養が吸収できなくなれば、食事しても太れなくなっちまうからな。
今日も、フィットネスで栄養指導を受けていた高齢の女性が、筋肉量を1kg増やしたいと相談していた。
インストラクターは、筋肉量を維持する程度しか期待できないと、にべもない(言い方は、もっとソフトですが)。
筋肉量の増加は、オーバーロード掛けなければならないし、腱や関節への負担もある。
浮沈子も、右肩を痛めいて(石灰沈着性腱板炎)、一昨日も整形外科に通院した。
無理は禁物。
筋トレも、筋肉量を維持する程度しかできない(4年前の最大量から、すでに4kg減ってます)。
理想と現実との間には、常に無限の距離がある。
理想が高過ぎれば落ち込むだけだし、低すぎれば自己満足に終わる。
それを適切に保つち、理想に向かって費やす努力にやりがいを感じるか、それとも苦痛に感じるかだな。
今は、まだ、努力の成果が目に見えているけど、そのうち、どう足掻いても結果がついてこないようになる。
よりよく生きることも、楽じゃないのだ。
ポジティブな精神状態を保ちながら、衰え行く肉体と頭脳(うーん、こっちも問題だな)をだましだまし維持するしかない。
繰り返すが、減量は結果に過ぎない。
よりよく生きることが出来たかどうか。
それが問題だ。
まあ、具体的には、今日、フィットネスにサボらず通えたかどうかというだけの、卑近な話ではあるけどな・・・。
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