🐱ウクライナ降伏不可避:国益2024年02月28日 04:06

ウクライナ降伏不可避:国益


(ロシア報道官 NATO加盟国の部隊ウクライナ派遣を強くけん制)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240227/k10014372801000.html

「可能性ではなく必然となる。自分たちの国益に合致するか自問すべきだ」(ロシア大統領府のペスコフ報道官:NATOの加盟国がウクライナに部隊を派遣した場合のロシアとNATOとの紛争の可能性について記者団からの質問に答えて)

もちろん、マクロンも国益を考えて発言している。

「いかなることも排除されるべきではない」(フランスのマクロン大統領:欧米側がウクライナへ地上部隊を派遣する可能性について質問されたのに対し)

国家は国益で動く。

正義では動かない。

ああ、もちろん、義理や人情でもな・・・。

まあいい。

マクロンの考えている国益と、ペスコフが考えている国益はビミョーにずれている。

程度や選択の問題ではなく、質的な違いがある。

国益の中の国益は、国家の存続だ。

これに議論の余地はない。

ウクライナは、まさにこれをかけて戦っているわけで、戦争という究極の手段に訴えているのは、その是非はともかくとして、理解できない話じゃない。

ロシアも国益を考えて戦争(特別軍事作戦?)に及んだけど、こっちの方は戦争しなくても国家の存続を脅かされていたわけじゃないからな。

スラブ民族の国家共同体を作り、領域支配を確実にしたいというプーチンのビジョン(価値)を追求することを国益として掲げた。

まあ、その後、西側の抵抗と支援(参戦?)によって、国益のすり替えが行われているということはあるかも知れない(安全保障上の脅威として)。

国内動員をかけるとか大増税するとか、国民に多大な負担を求める時には、追及している国益が何なのかを明示的に示さなければ統治を有効に行うことはできない。

専制主義的独裁国家では、あんま関係ないかも知れないけど、それでも統治コストを許容範囲(政治的敵対者の投獄程度?)に維持するためには、たとえでっち上げであれすり替えであれ、やらないよりやった方がいいことは確かだ。

で、その時に、死活的に重要な国益(国家存亡の危機)のためなのか、そうじゃないのかという点はドンパチ始めるにあたって極めて重要になる。

もちろん、グラデーションはあるわけで、隣国で蹂躙されている同胞を守るためというのは、ある程度、順位が高いかもしれない。

しかし、世界の警察官を気取って、自国の価値観を押し付けるためにドンパチしまくるというのは、死活的国益を通り越している気がするけどな。

ペスコフは、欧州各国(特にフランス?)に対して、ウクライナ問題は貴国にとって死活的に重要な国益なのかを十分に考えて行動すべきといっているのだ(つまり、そうじゃないだろうってことなわけだ)。

マクロンは、ロシアとドンパチやることが(んでもって敗戦に追い込むことが)、欧州各国にとって死活的に重要と考えていて、したがってフランスが派兵することは国益に適うと考えたわけだ。

さて、どっちが正しいんだろうか?。

ポイントは、ロシアが将来的に欧州に攻め込んできて、蹂躙しまくるかどうかという認識にある。

ペスコフは、もちろん、それを前提にはしていないからな(実際どうかは別としても)。

つまり、フランスの派兵に伴う国益は、ウクライナにおける権益とか、欧州におけるフランスの影響力といった二次的なものに留まる一方、失う国益はロシアの欧州へのリアルな軍事報復となることに注意を喚起している。

割に合わないだろうというわけだ。

しかし、もし仮に、数年後にロシアが欧州に実際に侵攻してくるとすれば、ここで(ウクライナ紛争で)徹底的に叩いておいて、その野望を挫くことができれば、ウクライナ派兵は「死活的」国益と見做されても、あながち間違いじゃないことになる。

えーっと、ウクライナで叩くことが出来ればという条件付きだがな。

ウクライナの兵力では、米国陸軍の見立ての通り、とてもとても、侵略された領土を奪還することはできないからな。

ぶっちゃけ、NATOの全力を投入して出来るかどうかというレベルだ(未確認)。

もしできなければ、そこで貴重な戦力を失うのはNATOの方になる。

ロシアは既に、ウクライナだけではなく、来るべき欧州大戦争に向けて、兵器の備蓄を始め、軍隊の増強も図っている。

戦争を継続するための生産設備への投資も盛んだ。

西側には、その能力はない。

もちろん、生産力自体は旺盛だが、嬉しいことに市民の生活を豊かにすることに熱心で、弾薬を作ったりする話には関心がないからな。

それは、いいことだろう!?。

ウクライナ派兵は、太平の眠りを覚ます効果は期待できるかも知れない。

もちろん、政治的リスクも伴う。

マクロンは、必ずしも全面的に支持されているわけではない。

が、こういう時には危機バネが一番効くからな。

と書いてきて気付いたんだが、米国はマクロンにアドバルーン上げさせて、米軍派遣を検討しているのではないのか。

バーンズのキエフ訪問のタイミングといい、うさん臭さ満載のこの状況で、何かやらかすとしたらそれしかない気がする。

もっとも、支援予算すら通せない状況の中で、そんなことが可能なのかどうかは知らない。

少なくとも上院で弾劾される恐れはないから、大統領の伝家の宝刀を抜いて、兵器付きの米軍を派兵するという「暴挙」に打って出る可能性はゼロではない。

戦争は、政治の道具だしな。

しかしなあ、それこそヤバ過ぎるだろう。

ペスコフも、マスコミ相手にリップサービスしているどころではなくなる。

プーチンは、弾道ミサイルのボタンに手をかけて眠らなくてはならなくなる(まあ、あくまで例えです)。

確認しておこう。

国益には、国家の存亡がかかった死活的国益と、そうでない、二次的、相対的な国益とがある。

国民の大きな犠牲を伴う決断を行うに当たっては、一般的に、追及する国益について明らかにされなければならない。

ウクライナ派兵については、ロシアの欧州侵攻が「今そこにある危機」であるかどうか、ウクライナ派兵が、それに対抗する方法として妥当かどうかを慎重に評価する必要がある。

ウクライナ派兵のニュースで目が覚めた浮沈子だが、米国が派兵するということになれば、夜も眠れなくなるだろう。

1962年、キューバ危機の際には、浮沈子は4歳くらいで、何も知らずにすやすや寝てたが、既に他界した両親からは、ほとんど眠れなかったと聞いた。

浮沈子は、当初から、ウクライナ紛争は米ロの代理戦争に違いないと見ていたけど、ロシアはドンバスの国家を承認後併合し、当事国になっちまった。

既に、タガが一つ外れている。

米国の派兵は決定的だ。

例え、通常兵器を用いた局地戦であっても、核超大国同士の直接交戦は、何としても避けなければならない。

絶対的至上的最優先的不可避的命題だ。

かろうじて期待できるのは、プーチン政権が比較的安定していて、外交的ギャンブルに走らなくても国内統治に問題ないように見える点だな。

ウクライナ支援予算を凍結され、トランプ再選の恐怖に駆られて半分パニクっているバイデン政権とは異なる。

最近、日足が延びてきて、朝も明るくなるのが早くなってきた。

眠ることが出来るのも、今のうちかもしれないからな・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(ロシアに大量の制裁対象品 EU加盟国から流入 米メディア)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240227/k10014372821000.html

「2023年1月からの9か月間で、金額にして4億5000万ユーロ、日本円で、およそ730億円に相当する制裁対象品が、EUの加盟国からロシアに流入した」(当局者:ブルームバーグ)

んなもんは、氷山の一角だろう。

「多くの制裁対象品はEU加盟国から、トルコや中国、それに旧ソビエトの中央アジアの国々といった第3国を経由してロシアに輸出されていましたが、全体の4分の1は、EU加盟国から直接ロシアに流入」

「ウクライナ侵攻後、EUからロシアへの制裁対象品の直接の輸出は統計上は大きく減少しているものの、ロシア以外の国への輸出は大きく増え、減少分を補っている」

こんな状況で、「経済制裁下だから、ロシアの主要兵器は増産出来ない」などという指摘をしている専門家は、余程お目出度い人種ということになる。

わが国だって、自由で開かれたナントカカントカ(インド太平洋です!)って言ってるからな。

ミサイルの中には、メイドインジャパンも山のように詰まっているに決まっている(<また追加>参照)。

ただ、自由に行き来させることに比べれば、多少は制裁効果がないわけではないだろう。

それを膨らませて、さも、有効に機能していると見せかける話ばかりが報道される中、久々にまともな話を聞いた気がした。

全ての国が貿易を止め、自国内生産だけで食っていくことにすれば、経済制裁は、多少効果があるかも知れない。

ロシアは自国だけで生きていけるだけの資源や、生産手段を持っているからな。

そんな、世界経済が崩壊し、我が国の6割が餓死する状況(自給率は4割)を作ったとしても、平然としてウクライナを攻撃し続けるだろう。

第三国経由の流入も含めて、完全に閉ざさない限り、抜け道はいくらもあり、合法・非合法の手段での調達に困ることはない。

ロシアは、必要なものはすべて手に入れるだろう。

その一方で、西側はウクライナに必要なものは何一つ供給できない(まあ、それ程ではないとは思いますけど)。

(NATO各国、地上部隊のウクライナ派遣を否定 マクロン仏大統領の発言受け)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cq5xj0zkjjzo

おたくは、ウクライナ派兵に賛成ですかあ?。

・フランス:賛成
・米国:反対
・ドイツ:反対
・イギリス:反対
・イタリア:反対
・スペインやポーランド、チェコといった多くのNATO加盟国:反対
・NATO:反対(今のところ?)

まあいい。

この他にも、スロバキアが反対、オランダなどは、議題にもならなかったとばっくれている。

ポーランドが反対というのは、ちょっと意外だったな。

リアル過ぎるからな・・・。

複数の国が賛成といってたんだが、ふたを開けてみるとフランスだけのような感じもする(バルト3国は、必ずしも反対ではないようですが)。

各国の発言をよーく読むと、ビミョーな違いも見て取れるんだが、今のところ、そこんとこは重要じゃない。

「26日のパリでの会議にビデオリンクで参加したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「ロシアの侵略から身を守るために我々が共同で行うことはすべて、今後数十年にわたり、我々に真の安全保障をもたらすものだ」と述べた。」

そーか、ウクライナも参加してたんだな・・・。

ちょっと気になる発言もあった。

(米、ウクライナへの派兵案を否定 仏大統領の発言受け)
https://sp.m.jiji.com/article/show/3175726

「ウクライナに自国の部隊を派遣するかどうかは、フランスなど北大西洋条約機構(NATO)加盟国が「主権に基づいて決定」する問題」

ほほう、そういう認識なわけだ。

で、そこがロシアに攻撃されたら、米国はどーする!?。

主権に基づいて決定された場合は、NATO第5条は発動されないんだろうか(未確認)。

勝手に決めちまっていいのかあ?。

この話は、表面上立ち消えになるかも知れないが、水面下での動きは続きそうだ。

砲弾などの供与が滞る中、ウクライナ支援は暗礁に乗り上げている。

(「防空装備」に最も期待 日本の支援でウクライナ大使)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024022700801&g=int#goog_rewarded

「(日本に期待するのは)第一に防空装備、第二に経済支援、第三に戦後復興だ」(ウクライナのコルスンスキー駐日大使)

「ミサイルやドローンに対する防衛装備は人を殺すのではなく、命を守る。日本の平和原則に矛盾するとは思わない」

ウクライナは、その防衛用のミサイルをぶっ放して、ロシアの航空機を撃墜しているけど、まあ、それは成り行きだからしょうがないか(そういうことかあ?)。

殺傷能力がある兵器に、防御用も攻撃用もない。

ドイツが最初に供与したヘルメットだって、頭突きを食らわせば攻撃にも使えるしな(そうなのかあ?)。

まあいい。

ウクライナの状況はドツボにハマってきて、精神的支援以外は地に落ちている。

米国の支援が再開されたとしても、それがいつまで続くのか(もしトラだしな)、どの程度有効なのかは見通せない。

砲弾の絶対数は、間違いなく足りない。

しかも、今後数年間にわたって、回復することはない。

ウクライナに支援するなら今しかないだろう。

いや、浮沈子的には逆張りだと思うけど、タイミングとしては最適だ。

防御兵器で、ロシアの航空機などにはぶっ放さないという名目上の約束の下なら、供与したってかまわないのではないか。

砲弾だって、北朝鮮に負けずに24時間体制でフル稼働させて支援すべきだろう(そうなのかあ?)。

わが国の工業力を総動員して、自由と民主主義のために、一肌脱ぐ時だろう(人間中心主義じゃなかったっけ?)。

もちろん、ウクライナに直接渡すわけにはいかない。

ドイツは、インドから調達しようとしているから、インド辺りが丁度いいかもしれない。

第三国経由で密輸(!)すれば、平和主義の原則に抵触せずに、ウクライナに必要な砲弾を渡せる。

なんなら、黒海辺り(ルーマニアの領海沿い)へ得意の掃海艇(機雷除去のための艦船)を派遣して、ロシアが敷設した機雷を取り除いて、航路の安全を確保するというのも手だ(紛争地域だから、実際の派遣は難しいかも)。

地雷除去の機材を送ることにしたという話もあるが、当分は役に立たないだろうしな(反転攻勢失敗しちまって、ロシアが地雷を埋めたところには、もう進軍できないし・・・)。

あと、10年くらい粘れば、ロシアに対する経済制裁の長期的効果が出てきて、軍需産業が崩壊するかもしれないし、その頃にはラインメタルの工場も完成して、砲弾の生産も軌道に乗って、ウクライナに対する支援が思い通りになるかも知れない(そう上手くいくのかあ?)。

今年来年辺りは、少なくとも苦しい。

もしトラなら、向こう5年間は絶望的だ。

軍事支援にはいろいろ問題が多いということなら、いっそ、北朝鮮に仕掛けてはどうか(ヤバ過ぎじゃね?)。

最近も、数百万発の砲弾を送ったらしいから、そういうのを阻止するだけでも大いに貢献できる。

わが国の憲法には、紛争解決の手段じゃなければ、戦争してもいいって書いてあるしな(そうだったっけえ?)。

「第9条:
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

ほら、ウクライナを間接支援する分には、何の問題もない(そんなあ!)。

別に、拉致問題とか核兵器問題とか弾道ミサイルの開発を阻止して、我が国との間の懸案を片付けようというわけではない。

砲弾の製造を阻止するだけの話だ・・・。

うーん、今日の妄想は危ないなあ。

東京に、核弾頭積んだ弾道ミサイルが10発くらい落ちてきてもおかしくない話だ。

ロシアとの間で事を構えると、あとあとややっこしいが、北朝鮮なら問題ないだろう。

国際的な非難を浴びることもない。

どーせ、ショボい工場で、防空システムもないだろうから、敵基地攻撃能力(「反撃」じゃないところに注意だな)をフルに発揮して、我が国の弾道ミサイルを発射すればいい。

えっ、そんなものはないって?。

鹿児島には、そのための打ち上げ施設が整備されている。

固体燃料ロケットもあるし、あとは、プログラムをちょろっとパソコンで弄って変更すればいいだけだ(そのために、打ち上げ方法の簡素化を進めてきたわけだからな:そうなのかあ?)。

何も、わざとらしく直接狙うことはない。

ベトナムの衛星を打ち上げるふりして、トラブルに見せかけて落とせばいいだけだ。

特別の弾頭などは必要ないだろう。

再突入体のノウハウは、はやぶさのカプセルで実証されている(浮沈子は宇宙研に見学に行ってきました)。

壊しちゃった工場に対しては、ねんごろに弔って、補償もたっぷり与えれば問題はない。

わが国には、ウクライナを支援する十分な能力がある(そうなのかあ?)。

あとは、やる気次第だけだな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(焦点:仏大統領のウクライナ派兵巡る発言、NATO諸国に大きな波紋)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/3B73ZDQRQBOAXAL5FQNXWI527E-2024-02-28/

「フランス外交筋は西側がウクライナに対して武器提供やその他の支援を宣言するだけの現在の方針を続ければ、ロシアのプーチン大統領に西側は弱いとの印象を与えかねないと主張。」

浮沈子的には、それは十分あり得る話だと思った。

マクロンの頭の中に、チェンバレンの亡霊が浮かんだことは間違いない。

ロシアによる核の威嚇に怯んでいていいのか。

抑制的な対応に留まることになれば、ロシアの思うつぼに嵌りかねない。

「現実問題として、全欧州がロシアの勝利を目の当たりにする大きなリスクを背負おうとしている」

浮沈子は、この問題を別の視点で捉えている。

欧州は、死に体になったウクライナからの、新たな投資の回収方法を見つけたのだと。

つまりだな、ロシアがまるっと手に入れる前に軍事介入して、ロシアから少しでも多くの領土をせしめようというわけだ。

ウクライの領土としてではなく、これまで投資してきた欧州自身の支配地域ということなわけだ(そんなあ!)。

西側から進行したNATO軍は、そのままウクライナに居座る。

もちろん、安全保障とかなんとか、もっともらしい理屈はいくらでも付けられるだろう。

で、居座って、傀儡政権を牛耳り、長期に渡って投資の回収に当たるわけだ。

ロシアは、ウクライナのせいぜい2割しか支配できないが、欧州は8割を手に出来る。

悪い話ではない・・・。

軍隊を送り込んで、統治の実効性を高め、傀儡政権を自在に操って利益を上げるという話は、別に特殊な話じゃないからな。

つーか、ロシアは、最終的にウクライナ全域をそういう状態にしたいわけだ。

その目論見に楔を打つ。

戦略として、直ちに否定できないところがミソだ。

もちろん、問題は山のようにあり、現状で具体な話が進まないというのはもっともだ。

そもそも、リスクがデカすぎる。

ロシアの核の脅しは、単なる恫喝に留まらない。

実効性のあるリアルな話だ。

しかしだな、虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。

マクロンは、それを承知している。

浮沈子は、一連の話の中で、米国のスタンスに注目した。

米国は派兵しない・・・。

米国の領土的利益は、ウクライナにはないからな。

だが、欧州が派兵するなら、反対はしない(そうなのかあ?)。

NATOの派兵じゃないから、第5条の適用はない(未確認)。

米国には、核超大国としての自覚がちゃんとある。

外交上のツールとして、ちびっとしか核兵器持ってないフランスとは違う。

その自覚はロシアにもある。

あり過ぎて、困るくらいあるけどな(乱用してるし!)。

ロシアが通常兵器だけ使うということなら、ウクライナ派兵は選択肢の一つとして、具体に検討されてもいい。

が、核兵器の使用を伴うことが前提となる欧州大戦争の引き金になりかねないリスクは、バッチリ組み込まれている(ペスコフもそう言ってるしな)。

米国は、呆れているかもしれない。

やるなら、欧州だけでやってくれ・・・。

だが、それは、あくまで表向きの話だ。

本当に影で糸を引いているのは、米国に違いない。

マクロンは、猿回しのサルに過ぎない(サルに失礼!?)。

現場が膠着状態で、外交的には暇こいてるに違いない(そうなのかあ?)。

欧州域内では、調整が大変だろうけどな。

なんかネタはないのかあ???。

元々、軍事顧問団がいたわけだから、ロシア侵攻のクリティカルフェーズが一段落した今、それらを元に戻すというのは不自然な話じゃないし、ロシアだって、それを理由に核兵器ぶっ放したりはしない。

モーレツ反発して、口先だけではなく、何か実効性のある反撃することは間違いないけどな。

<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ戦争の停戦ラインを自衛隊の元幹部が徹底分析)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/79651?page=6

「ウクライナ軍の戦力が急速に低下し、早期にロシアの戦力が回復すれば、ロシア軍にドニプロ川の線まで進出され、オデーサまでとられることになる可能性が高まる。」

記事の著者には申し訳ないんだが、浮沈子にはこれが最もありそうなシナリオに思える。

記事の標題には「停戦ライン」と掲げているけど、そもそも大西洋まで停戦はないというのが浮沈子の見立てだから(そうだったっけえ?)、ウクライナの国内に停戦ラインが引かれることはない。

まあ、どうでもいいんですが。

プロの目から見たバランスラインが、どの辺にあるかというのを整理するのには参考になった。

ウクライナ側の戦力を過大に見積もったり、将来の実現時期が不確かで効果が不正確な戦力を織り込んだりしている点、ロシア側の損失補填能力や将来の増産能力、北朝鮮やイランなどからの膨大な調達力を一切織り込んでいない点は、仮にそれが意図的であったとしても怠慢のそしりを免れないだろう。

浮沈子的注目は、例によって重箱の隅の方にある・・・。

「バルト3国が直接侵攻されれば、NATOの航空支援を受けたとしても、1日か1週間で占領されることになるだろう。」

そんなに短期間で占領されちゃうのかあ?。

浮沈子は素人だから、この見立てについて正確な評価はできないけど、NATO第5条の発令で、全軍総動員で加勢に来る頃には、戦争は終わっちまってるということなわけだ。

俄かには信じられない。

バルト海にはスウェーデン艦隊もいるし(NATO加盟、おめでとうございます!)、北からはフィンランドもにらみを利かせている。

記事では、ポーランドの名前が出てこないので気になるが、スバルキギャップを挟んで、最も効果的に支援を提供できるはずだ。

バルト3国は、南のリトアニアはベラルーシと国境を接し、真ん中のラトビアも半分はベラルーシだ。

一番北のエストニアは、東側国境線はすべてロシア。

ここって、ヤバい気がする。

ということを踏まえて、次の記事を読んだ。

(エストニア首相、ウクライナ支援に「全ての選択肢を」 欧米派兵否定すべきでないと強調)
https://www.sankei.com/article/20240229-TI5ZSSEDJRMZNCWVF2F6MTBAUA/

「欧米諸国による自国の地上部隊のウクライナ派兵を排除すべきでない」(ロシアの隣国エストニアのカラス首相)

「米欧の首脳や高官からは派兵に否定的な見解が相次いだ。カラス氏の発言は、こうした米欧の態度に直接反論するものだ。」

「欧米諸国は「自らが持つ力を恐れてはならない」」「ウクライナの防衛に向けて支援を強化することはプーチン露大統領が主張するような「戦闘のエスカレート」にはつながらない」(カラス首相)

まあ、フランスだけならいいけど(そうなのかあ?)、米国はまずいだろう。

エストニアが、地政学的に同調する気持ちは分かるんだがな(「1日か1週間で占領されることになる」し・・・)。

欧州は、ぐらぐらと揺れている。

つーか、マクロンが揺らしている(間違いない!)。

(仏大統領は「ナポレオン気取り」、プーチン氏側近が派兵発言非難)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/NKUJMBXCOZIP3DDCNVXE2PZR6Q-2024-02-29/

「200年前に引きちぎられた黄金の肩章をつけようとする(ナポレオン・)ボナパルトの小心で悲劇的な後継者たちはナポレオン並みの復讐を熱望し、狂暴で極めて危険なたわ言を吐いている」(メドベージェフ安全保障会議副議長(前大統領))

相変わらずな暴言だが、いささか聞き飽きてきた気もする。

まあいい。

国家は国益で動く。

復讐では動かない。

莫大なウクライナへの投資を、どう回収するか。

このまま、ごっそりロシアに持っていかれるのか、「派兵」というさらに大きな追加投資を入れて、8割を頂く算段をするのか。

フランスは、懸命にソロバンを弾いているに違いない・・・。

<また追加>ーーーーーーーーーー

(北朝鮮ミサイルに欧米の電子部品 日本企業も、英研究所報告)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/310487

「CARは1月2日にウクライナ東部ハリコフに落下した弾道ミサイルの残骸を分析」(「CAR:英国の紛争兵器研究所)

・75・5%は米国企業
・11・9%はドイツ企業
・3・1%は日本企業

これって、ハイテクや航空宇宙分野における世界の趨勢を示しているようで、なんか、悲しい・・・。

中国ブランドがほとんどないというのは意外だ(信頼性に問題かあ?)。

「多くは最近3年間に製造」

「国外からの電子部品が290以上確認され、商標などから米国やドイツ、シンガポール、日本、スイス、中国などに本社を置く26社に関係する部品であることを確認」

この並び順から考えると、日本製よりシンガポール製の方が多いのかもしれないな(未確認)。

もっと、北朝鮮に使ってもらえるような、優秀かつコスパの高い(ここ、重要です!)部品を生産する必要がある(そういうことかあ?)。

米国からの部品が多くを占める状況は、経済制裁というのが何なのかを如実に示している。

「CARはミサイルについて昨年3月より前に組み立てられたものではないと結論」

つまり、ウクライナ紛争開始後に作られたものだ。

今日、この瞬間も、世界中から武器の材料が運び込まれている。

国家は国益で動くが、企業は国益だけでは動かない。

自社の利益にそぐわないと思えば、簡単に国境を超えて消えてゆく。

国家も、そのことは分かっている。

魚心あれば水心・・・。

米国の旗振りに騙されて、真面目に輸出規制に取り組む企業など皆無だ(そうなのかあ?)。

程度の差はあれ、どこかで合法・非合法の裏道を探して、販路を開拓する。

メイドインジャパンは3パーセントぽっちかあ。

もちっと使われてると思ったんだがな・・・。

<またまた追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ派兵は核戦争リスク、プーチン大統領が演説 西側非難)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/YSI4O5KZUBKQJKNOZNH665GQVE-2024-02-29/

「内政干渉を許さないと表明」

「西側がロシアを内部から破壊しようとしている」

はて、ウクライナはロシア国内だったっけ?。

浮沈子が睨んだ通り、ロシアはウクライナ紛争を国内問題として捉えているわけだ(そうなのかあ?)。

内戦だな。

もちろん、それはレトリックだと承知の上だ。

ドンバス地方の独立を承認したり、併合したり、占領地(全部は占領してないけど)を併合したりしているわけだから、ウクライナが独立国家だってことは分かってやっている。

それでも、特別軍事作戦で、侵攻ではないと言ってみたり、西側とのインタビューでも内政問題だという認識を示したりして、そういうスキームで捉えたがっている。

まあ、それはいいとして(よかぁないですが・・・)、いきなり核戦争に踏み込むというのはいかがなものか。

「核兵器が使用され、文明が破壊されるかもしれない。それがわからないのか」(プーチン氏)

マクロンの投じた一石は、ロシアの痛いところに当たった感じだ。

してやったりだな・・・。

ウクライナ紛争を見る限り、現在のロシアには通常兵器を使ってNATOと戦闘を長期間継続できるだけの軍備はない。

生産能力、国外からの調達能力で経戦出来るのは、せいぜいウクライナ程度の軍事力ということになる。

大したことはない。

ロシアの攻撃パターンとしては、短期集中で戦果を挙げて、さっと手じまいして軍事的圧力を賭けるしかない。

さもなければ、第三次世界大戦にいきなり持ち込まれるわけだ(そうなのかあ?)。

グラデーションなしだな。

いきなり全開なスイッチが入っちまう。

やれやれ・・・。

戦略的には、NATOが先制攻撃掛けるというのが正解だろう。

が、こっちも砲弾足りないしな。

やれやれ・・・。

で、舌戦はやるけど、交戦はできないわけだ。

平和で何よりなことだ(ウクライナでの「内戦」は続いてますけど)。

米国は、もちろん、この反応を想定していただろう(未確認)。

欧州が勝手に二国間で派兵し、ロシアに報復攻撃されても反撃しない(とまでは言ってませんが)抑制的スタンスを明らかにしている。

開戦の発端を少し細かく見ると、ドンバス地方のウクライナ内戦(えーと、こっちはちゃんとした内戦)には、当時、ロシアが軍事支援を行っていた。

一部部隊が越境してドンバスに入り、軍事支援を行っていたことも分かっている(その中で、持ち込んだ地対空ミサイルで、マレーシア航空機が撃墜されたしな)。

他国の内政に干渉する点では、ロシアの方が上手だ(そういうことかあ?)。

欧州参戦の話は、舌戦に留まり、少なくとも今回の騒動は収まるだろう(たぶん)。

是非とも、そうしなければならない。

エマニュエルボナパルト(エマニュエルは、マクロンのファーストネーム)の勇み足だ。

もっとも、周到に計算された勇み足の可能性もある。

サウンドというやつだな。

今頃、評価チームは大忙しだろう・・・。

<もっと追加>ーーーーーーーーー

(「露軍が新たな領土解放」 プーチン氏が年次教書演説 大統領選前に優勢アピール)
https://www.sankei.com/article/20240229-EJ4QHHMWWJPAPJC75M7534VFGA/

「欧米側はウクライナに対して行ったのと同様、ロシアの内部からの弱体化を狙ったが失敗した」(ロシアのプーチン大統領)

ロシアの内戦干渉というのは、一連の経済制裁やらなにやらの話のようだな。

まあいい。

この記事のポイントは違うような気がした。

「プーチン氏はロシアの軍事力の増強にも言及。原子力推進式のミサイル「ブレベスニク」や魚雷「ポセイドン」の試験が完了しつつあるとした。」

(9M730 ブレヴェストニク)
https://en.wikipedia.org/wiki/9M730_Burevestnik

「ロシアが開発中の原子力推進、核武装巡航ミサイル」

「このミサイルの射程は本質的に無制限」

以前にも調べた記憶があるんだが、原子力推進のミサイルって何よ!?。

「ブレヴェストニク(海鳥のストームミズナギドリと訳される)」

「ミサイルは取り外し可能なロケットブースターを使用した傾斜発射装置から発射される。」

カタパルトとブースターが必要なわけで、ある程度の初速を得て機能するエンジンのようだ。

「空気が原子炉によって加熱される可能性が最も高い場所に特徴的な突起」

空気の過熱だってえ?。

「固体燃料ブースターエンジンを搭載した核熱ロケットです。」

それにしたって、なんか燃やさないと(あるいは、後方に放り投げる質量物質がないと)進めないんじゃないのかあ?。

「ブレヴェストニクの設計にはラムジェットエンジンが使用されており、従来の核兵器の推進システムとは異なり、運用全体を通して放射性物質が排出されることになる」

熱交換器で加熱された空気は、放射化してるからな。

一種の高温ガス炉(空冷の原子炉)みたいなもんだろう(テキトーです)。

「プーチン大統領は、8月8日の爆発で死亡した科学者らが「比類のない」兵器の実験を行っていたと述べた。」(2019年の事故)

「今後数十年間、ロシアの主権と安全を確保するための兵器設計に関する技術的アイデアと解決策を検討する必要がある」

「兵器は何があろうとも完成されるべきである」

「2023年10月5日、ウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアがブレヴェストニクの実験に成功したと述べた。」

ヤッバ!。

出来ちゃったんだ・・・。

前方から大気を取り込み、エアインテークで圧縮後、原子炉周りで加熱膨張させて、後方のノズルから勢いよく噴き出すラムジェット推進で飛ぶ。

想像力を逞しくすると、そんな感じか。

で、お約束の核弾頭載っけて打ち込む。

そんなもんが実現できれば、常時、大気圏を飛ばせておいて、好きな時に打ち込むことだってできるかも知れない(危ない気もするけど)。

宇宙空間に核兵器置いちゃまずいかもしれないが、大気圏内を飛んでる分には条約違反には問われないだろうからな(そうなのかあ?)。

浮沈子的に想像したのは、ダモクレスの剣だ。

(ダモクレス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9

「栄華の最中にも危険が迫っていることや、そのような危険、または、常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。」

空を見上げれば、そこにはいつも怪鳥(ブレヴェストニク:海鳥のストームミズナギドリ)が飛んでいるわけだ。

もう一つのポセイドンは、マジヤバだな・・・。

(ステータス-6 海洋多目的システム)
https://en.wikipedia.org/wiki/Status-6_Oceanic_Multipurpose_System

「「ポセイドン」 は、生産されていると報告されている自律型原子力無人水中飛行体です。ルービン設計局によるもので、通常弾頭と核弾頭の両方を搭載可能。」

こっちは、もう出来ているらしい。

「2023年1月16日、兵器の最初のバッチが製造されたと報告された。」

「無人機はスタンドオフ射程で非常に大きな弾頭を爆発させる可能性があり、その飛行速度のせいで対潜水艦戦部隊は反応する時間がほとんどありません。」

ヤバいな・・・。

ヤバ過ぎ!。

「主なステルス機能は、目標エリアに到達するまでの速度が非常に遅いこと」

「高速モードは、ドローンの検出確率がかなり高くなる短いフィニッシュ距離 (2 ~ 3 キロメートル) に到達するとアクティブになります。敵の港湾都市に向けて数週間にわたって移動でき、最終段階でのみ高速に達する可能性がある。」

数週間だってえ!?。

「ドローンの探知半径は時速55キロ(時速34マイル)で約2~3キロ(1.2~1.9マイル)になると見積もった。」

実際には、もっと遅いだろう。

それは、次の項目でも推察できる。

「2 番目に重要なステルス機能は、民間船の騒音を模倣するために無人機の音響特性をクリアするためのポンプ ジェットの特別な設計です。」

民間船は、そんなに早く走らないからな。

「米情報当局者はCNBCに対し、ポセイドンは探知が難しく、ステルスモードで狙うのは難しいと語った。」

うーん、今はやりのAIで音紋解析されたら、一発で探知されそうな気がするんだがな。

まあいい。

もちろん、通常弾頭だけではなく、核弾頭も積める。

しかも、デカいヤツ!。

「ロシアはすでにアメリカ沿岸の特定の港湾都市をミサイルで標的にする潜在能力を持っていると述べ、したがってポセイドンは「戦略的バランスは全く変わらない」(米国防総省)

そうなのかあ?。

ミサイルの場合は、上手く迎撃できれば防げる可能性があるからな。

核魚雷ではそうはいかないかも。

「将来のユーザー:
ロシア海軍- 30隻以上が計画されている」

やれやれ・・・。

プーチンは、年次教書の中で、欧州への侵攻はないと明言している。

「プーチン氏は、ロシアがウクライナに続き欧州を攻撃する可能性があるとの観測を「ナンセンスだ」と否定。」

そんなこと、いったい誰が信じるかよ!?。

2年前、ウクライナへの侵攻はないと、あれ程言っていながら、ちゃっかり侵攻したからな。

特別軍事作戦が聞いて呆れる。

まあ、どうでもいいんですが。

ロシアは、核超大国だ。

しかも、いつでも使う気でいる。

ポセイドンを黒海なんかで爆発させたら、大変なことになるからな。

クリミアだって、一瞬で瓦礫の山になっちまう。

使えねー・・・。

ロシアは、そういう使えない兵器ばっか作って、戦場ではソ連時代の戦車をニコイチにして回している変な国だ。

原子力推進の核ミサイルだって、そんなに長距離飛ばさなくても、欧州大戦争で使うには、十分飛ぶ奴があるからな。

意味ねー・・・。

マクロンの不規則発言が尾を引いて、欧州は大混乱!。

ゼレンスキーは、事の成り行きにビビってるだろう。

ウクライナ紛争がきっかけで、第三次世界大戦にエスカレートしかねない。

ショボい前線でドンパチやったり、怪しげな水上ドローンでボロ船撃沈しているのとはわけが違う。

本物の戦争、人類がかつて経験したことのない全面核戦争の引き金を、自分が引く羽目になる。

歴史に名を残すことは間違いない。

もっとも、そうなれば、人類に歴史なんて残らんけどな・・・。

<もっともっと追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ、ロシアが夏までに防御を突破する恐れを懸念-関係者)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-29/S9M3QXT1UM0W00

「ロシアのプーチン大統領はキーウやオデーサを含むウクライナ主要都市を制圧するという当初の目標をあきらめていないと、ウクライナ情報当局は分析している。」(非公表の問題を話しているとして匿名を要請した関係者)

人類文明の滅亡を語った後では、なんとなくショボい話題に感じるが、(浮沈子の妄想でない)リアルワールドでは、大きな問題だ。

「ロシア軍がオデーサに到達すれば、ウクライナにとって極めて重要な黒海経由で穀物を輸出するルートが断たれ、ロシアは親ロシア派が一部地域を支配するモルドバまで地続きで占領地を広げられる可能性が開ける。」

南部の黒海沿岸は、ウクライナにとって死活的に重要だ。

ドンバスやクリミアより大切な地域でもある。

ある意味では、キエフより重要かもな。

首都なんて、ロシアでもベラルーシでもくれてやってもいいが(そうなのかあ?)、プーチンがどれだけ欲しがったとしても、オデッサはまずいだろう。

リビウあたりに遷都してでも、南部回廊は守り切らなければならない。

「モルドバ東部のトランスニストリアは28日、ロシアに政治的な支援を呼び掛けた。」(トランスニストリア:沿ドニエストル共和国:って、国際的にはほとんど承認されてないけど)。

ここと地続きになれば理想だが、ウクライナとして、そう簡単には譲れない。

「ロシアは現在の攻勢の結果次第で、ゆっくりとした進軍を継続するか、より激しい攻撃を仕掛けて今夏にウクライナの防衛線を破るため資源を蓄えるかを決めるだろう」(ウクライナ指導部に近い関係者)

「今年はウクライナが戦争で負け始める年になり得る」(カーネギー国際平和財団のロシア・ウクライナ専門家、マイケル・コフマン氏)

飛行機を何機落としたとか、大型艦船を何隻沈めたとか、装甲車両をどんだけぶっ壊したとか、ドローンで何人ぶっ殺したとか、そういう生々しい話じゃないが、重要度は桁違いに高い。

戦争は、指導者の意思で行われる。

作戦を承認し、リソースを割り当て、命令を下す。

たまにはボタンを押したりもするかも知れない(そ、それだけは、かんべんしてくれ!)。

敵の破壊が手段だから、壊したり壊されたり、殺したり殺されたりはある。

戦争とは、そういうものだ。

で、優勢になれば、領域(陣地や領土・領海・領空)を支配し、周辺に目配りして、可能なら更に破壊を繰り返す。

ウクライナ当局は、ロシアが夏の攻勢に向けて、リソースを蓄える時期が訪れると見ているようだが、ウクライナの防衛線は、んなことしなくても腐って落ちる(そうなのかあ?)。

ザルジニーが昨年狙ったのと真逆に、1000kmの全線で圧力をかけ続ければ、ウクライナ軍は防御しきれなくなって崩れる。

ロシアは、既に時間を味方に付けている。

急速な侵攻を進める理由はない。

ウクライナは、後退する度に、新たな防衛線の構築に追われることになる。

撤退戦の宿命だが、それが十分に完成する前に叩くことが出来れば、着実で限られたリソースの中で攻め取ることが出来る。

ロシアが、リソースを蓄えているのは事実だろうが、それは来るべき欧州大戦争用であって、ウクライナ戦のためじゃない。

そもそも、この記事自体が、情報戦の匂いがプンプンしている。

「非公表の問題を話しているとして匿名を要請した関係者」

「ウクライナ指導部に近い関係者」

まあ、どうでもいいんですが。

まあ、プーチンだって、ウクライナ侵攻を隠すために、自国民まで欺いたからな(今でも、おんなじですけど)。

敵を騙すにはまず味方から、というのは情報戦の鉄則だ。

浮沈子は、モルドバの話は陽動だと見ている。

火のない所に、一生懸命煙を立てようとしている。

見え見えだ。

が、ウクライナの動きについては用心した方がいいかもな。

NATOに蚕食されないように、そっちの方も気を配らなければならない。

欧州は、ウクライナへの投資を回収するために、何をやらかすか分からないからな。

それに対する対抗措置として、ウクライナが隣国に干渉する可能性はある。

そう、防御ラインを国境超えて下げる可能性だってあるのだ(そうなのかあ?)。

モルドバは、NATO非加盟だからな(分からんぞお?)。

何が起こってもおかしくない。

沿ドニエストル共和国の動き自体はブラフだとしても、その背景にきな臭い話がないとは言えない。

ウクライナ紛争を、この地域にとどめておくことは、欧州にとって重要だ。

マクロンが狼煙を上げても、誰一人として追従しない。

逆に言えば、そのヤバさを全員が分かっている。

だが、それ以上にロシアのヤバさが分かり始めてきているわけで、事態は急速に流動化しつつある。

戦場で勝てないウクライナに、どう対応すべきなのか。

浮沈子は、さっさと損切りして、一刻も早く自国の兵を養うべきだと思うけど、麗しき民主主義国は、なかなかそうはいかないだろう。

その時間をどう稼ぐか。

ウクライナに支援を続けるのか、(核戦争の)ヤバさ承知で派兵するのか、損切りか。

それとも、西からウクライナに侵攻して、少しでも多くの領土を分捕り、ロシアと仲良く分け合うのか(そんなあ!)。

マクロンがジタバタしても、欧州は動かない(動けない?)。

プーチンは、それを見透かしているだろう。

バルト3国の運命は決まったようなもんだ。

浮沈子は、NATO第5条の発動は、事実上ないと見ている。

つーか、出来ないだろう。

やっぱ、モルドバは陽動だろうな。

黒海でポセイドン爆発させれば別だがな・・・。

<ついでに追加>ーーーーーーーーーー

(ウクライナ軍兵士は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれただけ)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-soldiers-were-simply-taken-to-the-field-rather-than-to-a-prepared-position/

「兵士は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれただけ」「準備された陣地に撤退したという発表だけで防衛ラインは構築できない」(ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏やDEEP STATE)

んなことじゃないかと思ってたんだがな。

アウディーイウカ陥落から、そろそろ2週間が経つ。

この間、スホーイの撃墜やらA-50の撃墜が相次いで、地上戦力に対する航空支援が減少しているはずなんだが、アウディーイウカの西側の「陣地」を巡っては、ロシア軍の侵攻が続いているようにも見える。

アウディーイウカは、10km進むのに130日かかったと言われている。

その後、同じ程度の距離を進むのに、13日程度なわけで、侵攻の速度が衰えているとは到底思えない。

まあ、航空支援が十全に得られていれば、1日100km進んでいたかもしれないからな(そうなのかあ?)。

航空支援無き陸上戦は辛いところだ。

まあいい。

ウクライナ軍が、後方陣地を整備していないというのは、記事を読む限り事実のようだ。

「最も前線に近いアウディーイウカではドンパス戦争勃発後に防御陣地が構築されたため、本格的な侵攻後もドネツク方面やヤシヌヴァタ方面からの攻勢を阻止し続けてきた」

「アウディーイウカは「最も厳重に要塞化された街」と呼ばれ、多くの人々は「10年間も強化されてきたアウディーイウカを落とすのは難しい」と予想した」

「この街の要塞化作業はドネツクやヤシヌヴァタと接する南方向に集中」

つまりだな、アウディーイウカ陥落の衝撃は、難攻不落の要塞が、間抜けなロシア軍の肉弾攻撃で、いとも簡単に落とされたところにある。

もちろん、事実は異なる(適切なリソース(砲弾と肉弾)を投入することによって、落ちるべくして落ちている)が、ウクライナ軍の認識としてそういうショッキングな出来事なわけだ。

アウディーイウカが落ちるなんて、想定の範囲外!。

したがって、後方陣地なんてものは作っていない。

「工兵司令官の命令や軍司令官決議34号(2017年7月付け)に従い防御陣地は「木材補強」か「コンクリート補強」で建設され、必要な資材や建設機械は当該作戦軍(アウディーイウカならタブリア作戦軍)が供給し、第2防衛ラインは木材補強された陣地、第3防衛ラインはコンクリート補強された陣地で建設する必要があった。しかし旅団に防御陣地を建設する意志がなく、作戦軍も必要な資金がなかったため何も実現しなかった。東部戦線のどの旅団も防御陣地に関する計画を作戦群に提出していない」

「我々には合意されたプロセスも、強制的なプロセスも、必要な装備を購入するためのプロセスもないが、ロシア人は手段を選ばす実行してくる。我々が民主的なプロセスを模索している間にロシア人は要塞を建設している。このプロセスを管理するのは指揮官の責任であり、アウディーイウカから「新たな陣地」に移動した兵士自身が取り組むべきプロセスではない。準備された陣地に撤退したという発表だけで防衛ラインを構築することは不可能だ」

最後の捨て台詞は、なかなか味わい深いものがあるな・・・。

「政府が要塞建設に資金を割り当てるという良い兆しもある。しかし、この資金の流れと要求される手続きには目を疑うようなステップが待っている。政府の資金は地方議会に移転され、入札や契約といったお役所仕事が時間を無駄にする。もう一つの問題はこの資金を最前線でどのように使うのかだ。軍の技術者は資材も機材もない中で仕事を行い、兵士達は戦闘と同時並行で「準備された防衛ライン」の構築を余儀なくされている」

なんか、やりきれない思いがするんだが、この後の話はそれに輪をかけている。

「2022年5月にウクライナ軍の予備役中尉はTimes紙の取材に「塹壕を補強する材料を約2万ドル分購入したのに材料は届かず資金も消えた」「予備役で構成された部隊は不正を行う格好のターゲットで、予算がついても何に使ったのか分からないまま資金だけが消える」と語った」

現在の状況は分からないが、ウクライナという国は、そういう国だということだ。

「防衛ラインの問題は「軍事的意志の欠如」だけでなく「組織的な欠陥」も影響を及ぼしているのだろう。」(ブログ管理人)

浮沈子は、「組織的な欠陥」というより、薄汚い腐り切った社会だと認識している。

もちろん、どんな社会であれ、同じようなことは起こり得るし、指導者が思い描くように国家が一斉に右向け右で動く方が恐ろしい気もするけど、戦争遂行に直接かかわる事案で汚職やサボタージュが横行しているということは、この国に戦い続ける能力があるのかを深く考えさせられる。

(軍事アナリスト、ニコライ・ベレスコフ氏「今年前半は戦線守れる、問題は後半」ウクライナ侵略2年)
https://www.sankei.com/article/20240301-37MJ7WXSTZMLRBDRUU3ZWU4MCU/

「当然、ドローン(無人機)だけで戦線を守れるはずもなく、効果的な防御のためには何より重火器が求められる。」

「これから3~5カ月間、つまり今年の前半は米国の支援がなくても今の戦線を守れるだろうが、今年後半は問題になる。砲弾も防空ミサイルも、欧州諸国が米国の分を補填(ほてん)することはできないからだ。」

「問題になる」ということは、端的に言って、戦線を維持できないということであり、軍隊が組織として機能しない、つまり、ぶっちゃけ、敗走するということなわけだ。

現代は歩兵といえども、装甲車で移動するからな(駐屯地から戦場まで、歩いていくことはありません)。

兵站が追い付けるかどうかは大問題だが、1日で100kmの進軍も可能だ(未確認)。

10日もあれば、ウクライナ全土を席巻することが出来る(そうなのかあ?)。

現在の状況が、一見、膠着状態にあるからといって、あるいは、昨年以降の戦線が停滞しているからといって、戦力が拮抗しているとか、ロシア軍の戦力が打撃を受けて迅速な展開が出来なくなっているとかいう希望的観測は危険だ。

この件は後述する。

浮沈子的に、この記事に注目したのは以下のくだり。

「米戦闘機F16が供与されるが、年内に整うのは1飛行隊のみだ。戦術を変えることにはなり、(航空戦力整備の)始まりとしてはよいが、戦局を大きく変えることは期待できない。一つの兵器だけでインパクトを与えられることはまれで、高機動ロケット砲システム「ハイマース」の効果が大きかったのは例外だ。」

供与の時期については、春先という話もあるが、実戦投入されて効果が発揮されるまでには時間が掛かる。

「昨年の反攻作戦が不調だった最大の理由は「時間」だ。2023年6月の開始では遅すぎた。ロシアが防御線構築や動員の時間を与えられたのに対し、ウクライナへの全ての支援は遅れ、量も足りなかった。」

今年もまた、同じことが繰り返されようとしている。

「戦争の最も重要な論理はテンポを失ってはいけないということだ。攻撃したら敵に再編の時間を与えてはいけない。バイデン政権はそこが分かっていない。」

いやいや、分かっていないのはウクライナの方だろう。

「少なくともウクライナを負けさせてはならないというコンセンサスは西側に残っている」

今では、それもリップサービスだけになった。

当初から、ウクライナに完全な勝利を与えようという気は、米国をはじめとしたパートナーにはさらさらない。

NATOに加盟させる気もなければ、ひょっとしたらEUに加盟させる気もないかも知れない(ロシアは認めるって言ってるけど、EUの方がお断りかもな)。

ウクライナは、それを承知で戦争に踏み切った。

最初から、綱渡りを続ける気なのだ。

バイデンは、国内防衛産業のための支援だと明言している。

ロシアを刺激し過ぎないようにしながら、ウクライナを勝ち過ぎないようにしつつ、「可能な限り」の支援を行うだけだ。

議会が予算を通さなければ、それまでの話。

ジョンソン下院議長だけの問題ではない。

トランプの息の掛かった共和党強硬派(20人程度?)でもなければ、当のトランプだけの問題じゃない。

全米の1億人(7千万人の有権者:前回選挙での獲得票数)の支持者の問題だ。

民主党支持者や無党派層にも、ウクライナへの支援に反対する米国人は多い。

ウクライナは、そういうパートナーと組んで、専制主義的独裁国家と戦争を始めた。

開戦当初、トルコで和平調停の機会があったけど、それを蹴ったのはウクライナだからな。

ある意味では、自業自得だ(そんなあ!)。

ウクライナは、追加の大規模動員に踏み切ることはできない。

そして、その逼塞状態のまま、国家としての存在を失うだろう。

(プーチン氏は戦争をやめない!再びキーウ侵攻?侵攻2年を分析)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2024/03/01/38045.html

「ロシア側も、大規模かつ調整された攻勢を行う能力がないだろうと思います。」

「なぜならこの2年の戦争で、ロシア軍の中でも現場で指揮官を務められるような職業軍人が相当犠牲になっているからです。」

「兵器は増産できて足りているので、現場の1つ1つの局面でみると、おそらくロシア軍は依然として強いはずです。」

ただ、数の相乗効果をなすような組織化が、相当弱いんじゃないかというふうに私にはみえます。」

定性的分析としては、まあ、ないこともないだろうが、希望的観測に終始しているようにも思える。

兵器の量産、兵士の調達が十分に行えれば、「相乗効果」なんてのは、必要不可欠ではないだろう。

この手の話は、砲弾の数の時にも出てきている。

数の差を論じても意味はない、西側の兵器は優秀で命中率も高く、ロシア側の数の優位に勝るとか、なんとかな。

んなことはない。

「ロシア軍が今後もじわりじわりと支配地域を広げて進めていくとは思いますが、戦局を一気に変えるような決定的な行動をとることは、これから先もしばらく難しいのではないかと考えています。」

しばらくというのが、装甲車両の展開が困難な春先の泥濘期に限られた話なら、何をかいわんやだ。

「北朝鮮は100万発、またはもっと多いと言われています。仮に100万発だとすると、ロシア軍が1日に1万発くらい榴弾砲を撃っていると言われていますから、大体100日分くらいにはなります。3か月半くらいのロシア軍の戦闘を支えるだけの弾の供給になるので、これは相当大きいですよね。」

ロシアの年間生産量は、400万発といわれている。北朝鮮は、現在フル稼働で増産に励んでいるから、この先も安定供給が続くだろう(えーと、電力さえあればね)。

つーことはだな、供給500万発に対して、365万発の消費だとすると、毎年毎年、100万発余りが在庫として積み増されていくということになる。

もちろん、初年度に1000万発撃ったということなら、まだまだ足りないけどな。

小泉氏の見立ては、敵の戦力を十分見込んでいないのではないか。

「ロシア軍は兵士の数は集め直したものの、現場の指揮能力は相当低いと思われるので、今年の夏に発動できるかというと、ちょっと厳しいのではないかという気はします。」

浮沈子は、やると見ているし、ロシアの夏の大規模攻勢についてはウクライナも懸念を表明している。

「いまロシア軍がおし始めている状況は悪くはない、とみているとすると、「ではこの先2年でも3年でも続ければいいのではないか」というような話になる可能性は高い。」

「どちらも決定打を得られなくて、おそらく4年目にもつれ込むことが確実なんじゃないかということが、私も含めて多くの軍事専門家が考えているんですよね。」

開戦当初、この戦争が2年も続くと予想した専門家は、ほとんどいなかったな。

皆無ではなかった。

当初のロシアの動員数が10万程度だったことを見て、あまりに少なすぎるので、短期に決着はつかないだろうとしていた。

70万人くらいを動員し直し、ドニエプル川東岸の支配を確立して、南部オデッサを占領し、ウクライナを内陸国化して弱体化させ、政治目的を達成させるというビジョンを描いた米国の退役軍人がいた。

実際の展開は、それに近い形で進んでいる。

ロシアがウクライナ戦線に回しているのは60万人余りといわれている。

戦況は、ドニエプル川東岸の支配を目指してロシア軍が押し込んでいる。

南部への攻撃は水上ドローンや巡航ミサイルによって封じられているが、浮沈子は時間の問題と見ている(短期物量作戦で押し切られれば防ぎきれない)。

4年目があるかどうかは、プーチンの腹一つだろう。

開戦当初、中国に対して、5年間は戦争を続けると言っていたそうだから、確かにその程度は覚悟しているに違いないが、ウクライナが持つかどうかは別問題だ。

浮沈子は、良くて年内、早ければ秋までに決着がついてしまうと見ている。

「ウクライナ側からみると、そもそもウクライナという国家そのものが存続できるかどうかという瀬戸際」

「ウクライナ側としては、ロシアと話し合いに持っていくためにも軍事的に有利な状況を1回つくるしかない、というのが私の考えです。」

浮沈子的にも、そういう状況が作れない限り、停戦交渉には至らないだろうと考えている。

つーか、ゼレンスキーがそう言ってるからな。

「勝利が欲しい」って。

ああ、でもそれって、大規模追加動員するにあたっての話だったか。

まあいい。

<振り出し>
追加動員不発
→戦線の後退
→勝利が見えない
→追加動員掛けるに掛けられず
→さらに戦線の後退
→さらに勝利が見えない
→ますます追加動員掛けられず
→さらにさらに戦線の後退
・・・
ウクライナ軍崩壊
<上がり>

戦闘機の供与が戦況に変化をもたらし、ロシアをアットーして誇るべき戦果(クリミア奪還とかな)を得ることが出来ればよし、大した戦果を挙げられずに戦線の後退が続くようだと、上記の悪循環が続いて、やがてウクライナ軍は崩壊する。

ウクライナには、もう、選択の余地はないのではないか。

というより、自ら選択することなく、その存在を失うことになるのではないか。

沿ドニエストル共和国に侵攻し、それをネタにロシアと取引するとか(そうなのかあ?)、マクロンにもろ手を挙げて賛成し、ウクライナの領土を餌に核戦争のリスクを取らせてNATOを引きずり込むとか(そんなあ!)。

ウクライナ消滅不可避か。

政権は、リスクを取って、大規模動員に踏み切るべきだろう。

ウクライナが自ら火中の栗を拾わない限り、パートナーは静観するだけだ。

ウクライナの軍事専門家は、ウクライナを負けさせないコンセンサスがあると言うが、それは口先だけだからな。

このまま行けば、ウクライナに欧州各国が、軍隊と共になだれ込んでくる(そうなのかあ?)。

ロシアと戦うためじゃない。

ウクライナ軍と戦い、西側からその領土を割譲するためだ。

それは、たやすく成功するに違いない。

だって、陣地なんて絶対作ってないからな・・・。