あれって、どうなった? ― 2012年03月24日 13:52
あれって、どうなった?
一時話題になった、「電力線通信」。
(電力線搬送通信)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%B7%9A%E6%90%AC%E9%80%81%E9%80%9A%E4%BF%A1
このところ、さっぱりうわさを聞かなくなった。
(HD-PLC)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HD-PLC
(電力線通信「HD-PLC」がデジタル家電ネットワークDLNAの標準方式に)
http://dime.jp/genre/9317/
パナソニックが一人でがんばっているが、「家庭内」の家電をネットワーク化する技術として活路を見出していくといった感じか。
仕事の関係で、少し調べていたらこんな記事もあった。
(手軽に導入できる緊急通報システム)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/navi/08/index2.html
どうやら、地味ではあるが特定用途では、しっかりと定着しつつあるようだ。
(PLC(Power Line Communication)とは)
http://hd-plcmag.com/information/plc.html
90Mbpsという理論上の伝送速度が、実際の製品でどのくらいになってしまうのかが気になるが、ちょっとした用途であれば(インターネットの閲覧とか)なら十分だ。
これからの、ネットワーク製品のコモディティ化を加速する起爆剤になる可能性がある。なにしろ、電源に差し込むだけでいいのだから、モバイル機器だって関係あるのだ(充電するし)。
リアルタイムでやり取りする場合を除いて、インターネットからの情報を事前に取り込んでおいて、モバイルガジェットで楽しむという使い方なら、いちいちネットワークに接続する手間をかけずに済む。
あらゆる電気製品がPLCチップを内蔵して、ネットワークでつながるという構想のようだ。部屋の電灯、テレビ、ラジオ、洗濯機、掃除機、お風呂、冷蔵庫、もちろんパソコン。
これらの機器を監視し、統合制御するマネージメント機能も必要だ。むしろ、こっちが本命かもしれない。家政婦さんのように、家の中のことは何でもお任せできる。
そのマネージメント機能のヒューマンインターフェイスとしての家政婦ロボットのようなものも考えられる。
「ぼっちゃん、お風呂ですよ!」とか・・・。
テレビゲームに夢中になっていて、言うことを聞かなければ、ネットワークを経由して、ゲーム機器の電源を遮断してしまう。一度で言うことを聞けば、ゲームの点数を加算するなんて芸当も可能だ(飴と鞭ですな。ガキの操縦方法の基本です)。
そうか、PLCは意外といけるかもしれないな。スピードや移動体への適用は限界があるが、電源という遍在性の強みを活かして身近なサービスへと展開が可能なわけだ。
一部では、無線LANとの競争になるだろうな。屋内の移動体では無線が強いかもしれないが、廊下とかエレベーターで使う機器は限られている。パーソナルデバイスとの連携では、どうなのだろうか。デバイスという概念も覆るかもしれない。
特定の人がそこに行けばその人向けのパーソナルサービスが提供される。家庭や企業を超えて、人間の生活空間がパーソナルデバイスになる。それを支えるインフラが電気であるとすれば、全ての電源が同時に情報コンセントになるというのは、ある意味で当然だし、無線技術とは相補ってユビキタス化を実現するだろう。
コンピューター達に囲まれた生活、いや、巨大なコンピューターの中で暮らす生活・・・。
一時話題になった、「電力線通信」。
(電力線搬送通信)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%B7%9A%E6%90%AC%E9%80%81%E9%80%9A%E4%BF%A1
このところ、さっぱりうわさを聞かなくなった。
(HD-PLC)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HD-PLC
(電力線通信「HD-PLC」がデジタル家電ネットワークDLNAの標準方式に)
http://dime.jp/genre/9317/
パナソニックが一人でがんばっているが、「家庭内」の家電をネットワーク化する技術として活路を見出していくといった感じか。
仕事の関係で、少し調べていたらこんな記事もあった。
(手軽に導入できる緊急通報システム)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/navi/08/index2.html
どうやら、地味ではあるが特定用途では、しっかりと定着しつつあるようだ。
(PLC(Power Line Communication)とは)
http://hd-plcmag.com/information/plc.html
90Mbpsという理論上の伝送速度が、実際の製品でどのくらいになってしまうのかが気になるが、ちょっとした用途であれば(インターネットの閲覧とか)なら十分だ。
これからの、ネットワーク製品のコモディティ化を加速する起爆剤になる可能性がある。なにしろ、電源に差し込むだけでいいのだから、モバイル機器だって関係あるのだ(充電するし)。
リアルタイムでやり取りする場合を除いて、インターネットからの情報を事前に取り込んでおいて、モバイルガジェットで楽しむという使い方なら、いちいちネットワークに接続する手間をかけずに済む。
あらゆる電気製品がPLCチップを内蔵して、ネットワークでつながるという構想のようだ。部屋の電灯、テレビ、ラジオ、洗濯機、掃除機、お風呂、冷蔵庫、もちろんパソコン。
これらの機器を監視し、統合制御するマネージメント機能も必要だ。むしろ、こっちが本命かもしれない。家政婦さんのように、家の中のことは何でもお任せできる。
そのマネージメント機能のヒューマンインターフェイスとしての家政婦ロボットのようなものも考えられる。
「ぼっちゃん、お風呂ですよ!」とか・・・。
テレビゲームに夢中になっていて、言うことを聞かなければ、ネットワークを経由して、ゲーム機器の電源を遮断してしまう。一度で言うことを聞けば、ゲームの点数を加算するなんて芸当も可能だ(飴と鞭ですな。ガキの操縦方法の基本です)。
そうか、PLCは意外といけるかもしれないな。スピードや移動体への適用は限界があるが、電源という遍在性の強みを活かして身近なサービスへと展開が可能なわけだ。
一部では、無線LANとの競争になるだろうな。屋内の移動体では無線が強いかもしれないが、廊下とかエレベーターで使う機器は限られている。パーソナルデバイスとの連携では、どうなのだろうか。デバイスという概念も覆るかもしれない。
特定の人がそこに行けばその人向けのパーソナルサービスが提供される。家庭や企業を超えて、人間の生活空間がパーソナルデバイスになる。それを支えるインフラが電気であるとすれば、全ての電源が同時に情報コンセントになるというのは、ある意味で当然だし、無線技術とは相補ってユビキタス化を実現するだろう。
コンピューター達に囲まれた生活、いや、巨大なコンピューターの中で暮らす生活・・・。
暑い10年 ― 2012年03月24日 21:30
暑い10年
世界の気温は上昇し続けているが、この10年は以前にも増して気温の上昇が激しかった(相当、意訳?)と、書いてあるのはこのページ。
(Climate change accelerated in 2001-2010, according to preliminary assessment:報道発表)
http://www.wmo.int/pages/mediacentre/press_releases/pr_943_en.html
正式なステートメントはPDF形式で発表されている。
( WMO statement on the status of the global climate in 2011:全部英語・・・ )
http://www.wmo.int/pages/publications/showcase/documents/WMO_1085_en.pdf
興味のある方は読んでください。
(世界の平均気温 過去最高に:日本語(NHK))
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120324/k10013943311000.html
ただ高かっただけではない。上昇の割合も大きい(1901年以来、2番目)。
(3番目のグラフの傾きに注目!)
http://www.wmo.int/pages/mediacentre/press_releases/documents/943_en-figure1-3.pdf
WMOの事務局長さんはこんな表現をしている。
「The world is warming because of human activities and this is resulting in far-reaching and potentially irreversible impacts on our Earth, atmosphere and oceans」
「irreversible(イリバーシブル)」とは、取消できない、という意味だそうだが、取り消せないんじゃしょうがないじゃん?(←こういう態度はケシカラン!)。
WMOホームページ訪問記念に、iPhoneアプリをゲットする(おみやげ感覚)。
(MyWorldWeather)
http://itunes.apple.com/hk/app/myworldweather/id453654229?mt=8
なかなか粋な計らいだと思いませんか?。できれば、アンドロイド版もよろしく!。
世界の気温は上昇し続けているが、この10年は以前にも増して気温の上昇が激しかった(相当、意訳?)と、書いてあるのはこのページ。
(Climate change accelerated in 2001-2010, according to preliminary assessment:報道発表)
http://www.wmo.int/pages/mediacentre/press_releases/pr_943_en.html
正式なステートメントはPDF形式で発表されている。
( WMO statement on the status of the global climate in 2011:全部英語・・・ )
http://www.wmo.int/pages/publications/showcase/documents/WMO_1085_en.pdf
興味のある方は読んでください。
(世界の平均気温 過去最高に:日本語(NHK))
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120324/k10013943311000.html
ただ高かっただけではない。上昇の割合も大きい(1901年以来、2番目)。
(3番目のグラフの傾きに注目!)
http://www.wmo.int/pages/mediacentre/press_releases/documents/943_en-figure1-3.pdf
WMOの事務局長さんはこんな表現をしている。
「The world is warming because of human activities and this is resulting in far-reaching and potentially irreversible impacts on our Earth, atmosphere and oceans」
「irreversible(イリバーシブル)」とは、取消できない、という意味だそうだが、取り消せないんじゃしょうがないじゃん?(←こういう態度はケシカラン!)。
WMOホームページ訪問記念に、iPhoneアプリをゲットする(おみやげ感覚)。
(MyWorldWeather)
http://itunes.apple.com/hk/app/myworldweather/id453654229?mt=8
なかなか粋な計らいだと思いませんか?。できれば、アンドロイド版もよろしく!。
人工と自然 ― 2012年03月24日 22:36
人工と自然
コンピューターに囲まれた生活、朝起きてから寝るまで(CPAPを使っている方は寝ている間も)、全ての行動にネットワーク化されたコンピューターが関わり、携帯電話によって位置を把握され、ひょっとしたら予期せぬ第三者に知らされ、希にハッキングされて世界中に公表されるかもしれない生活・・・。
これは、人間にとってかつてない環境である。こんなことはかつてなかった。人類は自然の環境ではなく、人工の環境の中に生まれるのである(マトリックス宛ら・・・)。
犬や猫を知るのも、実物や絵本ではなく、iPadの高精細ディスプレイを通してであり、勉強するのも、先生が教科書を使って教室で行う代わりに、自宅のパソコンの画面からインターネットのデータを参照しつつ行われ、テストやレポートの作成までネットワークで行われる。
それって、いったいなんだろう?。
そもそも、人間が自然の一部であるから人工も自然の一部である、と考えるのが自然だ。
小鳥の巣、ビーバーのダム、広大な森、全地球の生態系・・・。それらと、ワールドワイドウェッブは、単なる概念上の類似ではなく、実際に同じもの、脳という自然物が作り出した「電子の巣」、そこに繋がる脳を要素とする「メタ脳」である。
脳が脳を作る。そこには、生命が根源的に持っている永続性への希求、異性体を獲得した種の再結合への欲求、社会性を持った生物の求心力が射影されているのではないか。
70億2875万(これを書いているときの世界の人口)の脳。
(世界の人口)
http://arkot.com/jinkou/
キャメロンが提示した集合生命体「エイワ」のように、密結合した人類の意識は包括されて、一つの人格を作り出す。
人間ははるか昔から「神」という名の超生命体を作り出してきた。全知全能、絶対無二の存在である(多神教の場合は、マルチ・コア?)。(たぶん)人間の脳が作り出したビジョンだが、70億余の脳は幻影に実体を与えるかもしれない。
預言のとおり最後の審判の時が訪れ、天使ガブリエルのラッパが響き渡る。
(ガブリエル/Gabriel)
http://beelzebuborgan.client.jp/archives/angel/gabriel.html
地球の歴史上、最も栄えた種が突如滅びたことは何度もある。その原因は様々だが、脳の発達を制御できなくなった時に、人類は滅亡すると信じて疑わない(まあ、私なんぞはそうならないように、あまり発達しないことで貢献しているはずなんだが・・・)。
コンピューターに囲まれた生活、朝起きてから寝るまで(CPAPを使っている方は寝ている間も)、全ての行動にネットワーク化されたコンピューターが関わり、携帯電話によって位置を把握され、ひょっとしたら予期せぬ第三者に知らされ、希にハッキングされて世界中に公表されるかもしれない生活・・・。
これは、人間にとってかつてない環境である。こんなことはかつてなかった。人類は自然の環境ではなく、人工の環境の中に生まれるのである(マトリックス宛ら・・・)。
犬や猫を知るのも、実物や絵本ではなく、iPadの高精細ディスプレイを通してであり、勉強するのも、先生が教科書を使って教室で行う代わりに、自宅のパソコンの画面からインターネットのデータを参照しつつ行われ、テストやレポートの作成までネットワークで行われる。
それって、いったいなんだろう?。
そもそも、人間が自然の一部であるから人工も自然の一部である、と考えるのが自然だ。
小鳥の巣、ビーバーのダム、広大な森、全地球の生態系・・・。それらと、ワールドワイドウェッブは、単なる概念上の類似ではなく、実際に同じもの、脳という自然物が作り出した「電子の巣」、そこに繋がる脳を要素とする「メタ脳」である。
脳が脳を作る。そこには、生命が根源的に持っている永続性への希求、異性体を獲得した種の再結合への欲求、社会性を持った生物の求心力が射影されているのではないか。
70億2875万(これを書いているときの世界の人口)の脳。
(世界の人口)
http://arkot.com/jinkou/
キャメロンが提示した集合生命体「エイワ」のように、密結合した人類の意識は包括されて、一つの人格を作り出す。
人間ははるか昔から「神」という名の超生命体を作り出してきた。全知全能、絶対無二の存在である(多神教の場合は、マルチ・コア?)。(たぶん)人間の脳が作り出したビジョンだが、70億余の脳は幻影に実体を与えるかもしれない。
預言のとおり最後の審判の時が訪れ、天使ガブリエルのラッパが響き渡る。
(ガブリエル/Gabriel)
http://beelzebuborgan.client.jp/archives/angel/gabriel.html
地球の歴史上、最も栄えた種が突如滅びたことは何度もある。その原因は様々だが、脳の発達を制御できなくなった時に、人類は滅亡すると信じて疑わない(まあ、私なんぞはそうならないように、あまり発達しないことで貢献しているはずなんだが・・・)。
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