ぬいぐるみはなぜ宇宙に行くのか ― 2020年06月08日 07:54
ぬいぐるみはなぜ宇宙に行くのか
打ち上げ能力や燃料積載量といった物理的制約から、宇宙船に搭載されるペイロードはグラム単位で管理される(たぶん)。
宇宙船やロケットそのものも、それこそ身を削る思いで軽量化を施す。
地球の重力に抗って宇宙に行くために、一切の妥協は許されない。
血のにじむような努力を重ねて、知恵を絞り、軽量化と取り組む。
物理の法則は絶対だからな。
それなのに、ああ、それなのに、なぜぬいぐるみなんてのが宇宙に行くんだあ?。
(クルー・ドラゴンに乗り込んだぬいぐるみの正体が判明)
https://sorae.info/space/20200603-crewdragon-tremor.html
「歴史的な有人打ち上げを実施した米スペースXの宇宙船「クルー・ドラゴン」に同乗した、恐竜のぬいぐるみの正体が判明しました。」
「TremorはTyが製造するFlippablesシリーズのぬいぐるみ」
(Ty Flippables トレモア(恐竜) Mサイズ)
https://www.amazon.co.jp/TY-%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%BA-%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%82%A2-%E3%81%AC%E3%81%84%E3%81%90%E3%82%8B%E3%81%BF-36263/dp/B07JCCF775/ref=pd_aw_sbs_21_1/356-4932167-9837007?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B07JCCF775&pd_rd_r=211f7e7b-1d37-40e1-912b-7198edaa4bf0&pd_rd_w=IeJPl&pd_rd_wg=RqlhM&pf_rd_p=bff3a3a6-0f6e-4187-bd60-25e75d4c1c8f&pf_rd_r=SSMF6T2111FNHGG4CB9B&psc=1&refRID=SSMF6T2111FNHGG4CB9B
「価格: ¥1,100 対象商品¥2,000 以上の注文で通常配送無料」
意外と安いな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
クルードラゴンは、デモ1の時にもぬいぐるみを乗せている。
(ISSクルーは、エロンマスクの「スーパーハイテクゼロGインジケーター」で時間を楽しんでいます)
https://rocketrundown.com/iss-crew-enjoys-time-with-elon-musks-super-high-tech-zero-g-indicator/
「コネチカット州を本拠地とする玩具会社である「アースバディ」を製作するセレスティアルバディーズは、発売前にミッションにこの製品が含まれていることを知らされていませんでした。」
(Celestial Buddies Earth Celestial Earth Buddy)
https://www.amazon.co.jp/Celestial-Buddies-Earth-Buddy/dp/B005ESB6PG
「新品の出品:3¥6,398より」
ちょっと高めだな。
デモ1の時には、ダミー人形(センサー付き)として、リプリーと名付けられたマネキンも積んでいる。
こういうのは、有人宇宙船の開発上しかたないとしても、地球のぬいぐるみは不要(浮揚?)だ(ゼロGインジケーターだから、浮揚?)。
まあいい。
同じ様なことを、スターライナーでも行っている。
(CST-100 スターライナー内からスヌーピーと見る宇宙船打ち上げ)
https://sorae.info/space/20200127-boeing.html
「船内には、スヌーピーのぬいぐるみと人形ダミー人形「ロージー」が搭載されていたのです。このスヌーピーのぬいぐるみは「ゼロGインジケーター」としての役割を果たしました。」
ロージーも、リプリーと同じく、各種センサーが取り付けられたダミーだ。
ちなみに、スヌーピーの値段は調べていない。
記事には、ガガーリンも人形を持って行ったとある。
なぜ、宇宙船にぬいぐるみを積むのかは不明だ(ゼロGインジケーターでないことだけは確かだ)。
我が国では、スペースXやボーイングに先駆け、既にぬいぐるみを宇宙に打ち上げている(勝ったな・・・)。
(キティ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/08/13/7413531
「株式会社サンリオは、東京大学の超小型衛星「ほどよし3 号」にハローキティのフィギュアを搭載」
(ほどよし3:プライベートパートナーシップ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Hodoyoshi_3#Private_Partnership
「ハローキティの多くのファンの間で、スペースに対する熱意が高まることが期待されています。」
浮沈子も、思わずメッセージを投稿しようとして、辛うじて踏み止まったくらいだからな。
ぬいぐるみとか人形とかは、そもそも人間の身代わりとして位置づけられている。
リプリーやロージーは、その典型だ。
しかし、キティやスヌーピー、地球型や恐竜型には、機能的な意味などない(ゼロGセンサーじゃないし・・・)。
そんなもんに入れ込んでどーする?。
身近な存在が宇宙空間という非日常世界に行くことによって、確かに宇宙が身近に感じられるということもあるかも知れない(ぬいぐるみもバカ売れするしな)。
何の機能もない、ただのぬいぐるみ・・・。
だが、まあ、考えてみれば、ハイテクの限りを尽くした探査機だって、大人の夢を運ぶぬいぐるみのようなものかもしれない。
人間の身代わりとなって、果てしない宇宙空間に出ていく。
ぬいぐるみと異なり、下世話な機能に塗れているから、夢を育む力は逆に弱い。
想像力の介入の余地はないからな。
それどころか、探査機が送ってくる様々なデータは、金星人とか火星人に対する人類の夢を悉くぶち壊してきた。
やれやれ・・・。
言葉の本来の意味で、殺伐とした世界に人間の夢を乗せたぬいぐるみが飛ぶというのは、何か矛盾した気もする。
火星軌道を超えてぶっ飛んで行ったスターマン(ほら、真っ赤なテスラロードスターに乗ってたやつ)も、何の機能もないただのぬいぐるみみたいなマネキンだったしな。
マネキンとぬいぐるみは、ビミョーに違うのかも知れない。
地球のぬいぐるみのように、擬人化されたものとも異なる気がする。
とりとめもなく書いたが、数日前から書いては没にしてきた記事だ。
本当は、イノセンスと絡めて、人形に対する人間の思い入れや意識の問題と絡めて書くつもりだったんだが、気分が乗らなくて中途半端になった。
それでも、そこには宇宙開発に関わる人間の本質的な部分が潜んでいるような気がする。
宇宙への進出は生命の進化の必然だとか、そういう与太話の類とは違う、身近で確かな手応えを感じる。
地上では、新型コロナの猛威が世界を席巻しているが、その中でも人類は宇宙への憧憬を止めない。
ぬいぐるみと宇宙は、どこか深いところでしっかりと繋がっている気がする・・・。
打ち上げ能力や燃料積載量といった物理的制約から、宇宙船に搭載されるペイロードはグラム単位で管理される(たぶん)。
宇宙船やロケットそのものも、それこそ身を削る思いで軽量化を施す。
地球の重力に抗って宇宙に行くために、一切の妥協は許されない。
血のにじむような努力を重ねて、知恵を絞り、軽量化と取り組む。
物理の法則は絶対だからな。
それなのに、ああ、それなのに、なぜぬいぐるみなんてのが宇宙に行くんだあ?。
(クルー・ドラゴンに乗り込んだぬいぐるみの正体が判明)
https://sorae.info/space/20200603-crewdragon-tremor.html
「歴史的な有人打ち上げを実施した米スペースXの宇宙船「クルー・ドラゴン」に同乗した、恐竜のぬいぐるみの正体が判明しました。」
「TremorはTyが製造するFlippablesシリーズのぬいぐるみ」
(Ty Flippables トレモア(恐竜) Mサイズ)
https://www.amazon.co.jp/TY-%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%BA-%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%82%A2-%E3%81%AC%E3%81%84%E3%81%90%E3%82%8B%E3%81%BF-36263/dp/B07JCCF775/ref=pd_aw_sbs_21_1/356-4932167-9837007?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B07JCCF775&pd_rd_r=211f7e7b-1d37-40e1-912b-7198edaa4bf0&pd_rd_w=IeJPl&pd_rd_wg=RqlhM&pf_rd_p=bff3a3a6-0f6e-4187-bd60-25e75d4c1c8f&pf_rd_r=SSMF6T2111FNHGG4CB9B&psc=1&refRID=SSMF6T2111FNHGG4CB9B
「価格: ¥1,100 対象商品¥2,000 以上の注文で通常配送無料」
意外と安いな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
クルードラゴンは、デモ1の時にもぬいぐるみを乗せている。
(ISSクルーは、エロンマスクの「スーパーハイテクゼロGインジケーター」で時間を楽しんでいます)
https://rocketrundown.com/iss-crew-enjoys-time-with-elon-musks-super-high-tech-zero-g-indicator/
「コネチカット州を本拠地とする玩具会社である「アースバディ」を製作するセレスティアルバディーズは、発売前にミッションにこの製品が含まれていることを知らされていませんでした。」
(Celestial Buddies Earth Celestial Earth Buddy)
https://www.amazon.co.jp/Celestial-Buddies-Earth-Buddy/dp/B005ESB6PG
「新品の出品:3¥6,398より」
ちょっと高めだな。
デモ1の時には、ダミー人形(センサー付き)として、リプリーと名付けられたマネキンも積んでいる。
こういうのは、有人宇宙船の開発上しかたないとしても、地球のぬいぐるみは不要(浮揚?)だ(ゼロGインジケーターだから、浮揚?)。
まあいい。
同じ様なことを、スターライナーでも行っている。
(CST-100 スターライナー内からスヌーピーと見る宇宙船打ち上げ)
https://sorae.info/space/20200127-boeing.html
「船内には、スヌーピーのぬいぐるみと人形ダミー人形「ロージー」が搭載されていたのです。このスヌーピーのぬいぐるみは「ゼロGインジケーター」としての役割を果たしました。」
ロージーも、リプリーと同じく、各種センサーが取り付けられたダミーだ。
ちなみに、スヌーピーの値段は調べていない。
記事には、ガガーリンも人形を持って行ったとある。
なぜ、宇宙船にぬいぐるみを積むのかは不明だ(ゼロGインジケーターでないことだけは確かだ)。
我が国では、スペースXやボーイングに先駆け、既にぬいぐるみを宇宙に打ち上げている(勝ったな・・・)。
(キティ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/08/13/7413531
「株式会社サンリオは、東京大学の超小型衛星「ほどよし3 号」にハローキティのフィギュアを搭載」
(ほどよし3:プライベートパートナーシップ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Hodoyoshi_3#Private_Partnership
「ハローキティの多くのファンの間で、スペースに対する熱意が高まることが期待されています。」
浮沈子も、思わずメッセージを投稿しようとして、辛うじて踏み止まったくらいだからな。
ぬいぐるみとか人形とかは、そもそも人間の身代わりとして位置づけられている。
リプリーやロージーは、その典型だ。
しかし、キティやスヌーピー、地球型や恐竜型には、機能的な意味などない(ゼロGセンサーじゃないし・・・)。
そんなもんに入れ込んでどーする?。
身近な存在が宇宙空間という非日常世界に行くことによって、確かに宇宙が身近に感じられるということもあるかも知れない(ぬいぐるみもバカ売れするしな)。
何の機能もない、ただのぬいぐるみ・・・。
だが、まあ、考えてみれば、ハイテクの限りを尽くした探査機だって、大人の夢を運ぶぬいぐるみのようなものかもしれない。
人間の身代わりとなって、果てしない宇宙空間に出ていく。
ぬいぐるみと異なり、下世話な機能に塗れているから、夢を育む力は逆に弱い。
想像力の介入の余地はないからな。
それどころか、探査機が送ってくる様々なデータは、金星人とか火星人に対する人類の夢を悉くぶち壊してきた。
やれやれ・・・。
言葉の本来の意味で、殺伐とした世界に人間の夢を乗せたぬいぐるみが飛ぶというのは、何か矛盾した気もする。
火星軌道を超えてぶっ飛んで行ったスターマン(ほら、真っ赤なテスラロードスターに乗ってたやつ)も、何の機能もないただのぬいぐるみみたいなマネキンだったしな。
マネキンとぬいぐるみは、ビミョーに違うのかも知れない。
地球のぬいぐるみのように、擬人化されたものとも異なる気がする。
とりとめもなく書いたが、数日前から書いては没にしてきた記事だ。
本当は、イノセンスと絡めて、人形に対する人間の思い入れや意識の問題と絡めて書くつもりだったんだが、気分が乗らなくて中途半端になった。
それでも、そこには宇宙開発に関わる人間の本質的な部分が潜んでいるような気がする。
宇宙への進出は生命の進化の必然だとか、そういう与太話の類とは違う、身近で確かな手応えを感じる。
地上では、新型コロナの猛威が世界を席巻しているが、その中でも人類は宇宙への憧憬を止めない。
ぬいぐるみと宇宙は、どこか深いところでしっかりと繋がっている気がする・・・。
感染者200万人目前の米国を追撃するブラジルだが、真の脅威はインドとアフリカか ― 2020年06月08日 09:10
感染者200万人目前の米国を追撃するブラジルだが、真の脅威はインドとアフリカか
先週木曜日から体調不良で、せっかく再開したフィットネスをサボり続けている。
今日も、たぶん行かない。
宇宙とぬいぐるみの怪しい関係についての記事を上げて、喉のつかえが下りた気になっている。
本当は、もっといろいろ書きたかった気もするけど、そして、それはこのブログのテーマとして「宇宙」をカテゴライズしている本当の理由に繋がるかも知れないけど、それはまたの機会に譲ることにして、とりあえず目先のリンクを保存する意味だけでアップした。
それでいい。
自分自身の中で未消化であることをそのまま表出することも、このブログの意義だ。
昨夜も雨が降ったようで、道が濡れていた。
梅雨入りはまだのようだが、大気が不安定になって、突然雨が降ってくる。
数日でも、晴れ間を見つけてTシャツ、短パン、サンダルという浮沈子の夏の正装で、フェラーリ号(電動ママチャリの愛称)にまたがりブッ飛ばす。
気分は爽快だが、行き先がコンビニと近所のレストランだけという生活に、そろそろ終止符を打たなければならない。
巷では、夜の街関連(新宿辺りのホストクラブとかのことらしい)や、医療機関での数十人規模のクラスターが問題になっているようだが、世界では桁違いの話が進行している。
米国(感染者1,961,988人、死者111,431人)は、一両日中に200万人の節目を迎える。
そのことには、取り立てて意味はない。
1千万人だろうが、1億人だろうが、ワクチンが出来なければ、いつかは集団免疫に達するまで感染は広がっていく。
そもそも集団免疫が獲得されるかどうかというのも、確定的な話はない。
当初は、6割程度で獲得されるという話(基本再生産数2.5)が流行っていたが、一時、8割くらいに跳ね上がった。
その後、一転して4割とか2割で十分という話が出てきて、ワケワカになってしまった。
ウイルスの変異、自然免疫の強度、社会的距離政策などの防疫圧力が、実効再生産数を低下させているのかも知れない。
PCR検査に引っかかって陽性が確認されている感染者が、全体のどれだけなのか。
いや、全体が確認感染者の何倍いるのかが問題だが、全数検査を行った武漢市の結果は、バイアスがかかったザルな数字が出て来ただけだ(抗体検査とかはやっていないから、感染履歴は分からんしな)。
やれやれ・・・。
ブラジル(677,764、36,062)は、100万人目指して第二位爆走中だし、インド(246,628、6,929)は、今週中には悩める英国(286,194、40,542)をぶち抜いて第三位ロシア(467,673、5,859)を追撃する態勢に入る構えだ。
アフリカ(186,664、5,125)は、検査態勢がネックになって伸び悩んでいるようだが、爆発するのは時間の問題になってきた。
南米のチリ(113,619、13,511)は、人口当たりの感染者数が米国以上になっていて、ちょっとヤバい気がする。
(COVID-19 total cases per 100 000 population from selected countries)
https://en.wikipedia.org/wiki/COVID-19_pandemic#/media/File:Covid-19_total_cases_per_100_000_population_from_selected_countries.png
まあ、どうでもいいんですが。
全世界(6,979,789、401,848)の新規感染者数は、第2段ロケットに点火後、それまでの8万人前後から、一気に12万人前後に跳ね上がっている。
(Epidemic curve of COVID-19 by date of report)
https://en.wikipedia.org/wiki/COVID-19_pandemic#/media/File:2020_coronavirus_cases_by_date_of_report.svg
一部では、既に集団免疫を獲得したと言われているスウェーデン(44,730、4,659)は、コンスタントだった増加が、やや加速している感じだし、死者は相変わらず増え続けている(1日50人程度で横ばい)。
独自の政策が成功するのかどうかは、世界の注目の的だが、当のスウェーデンの研究者を含め、玄人には人気がないな。
全ては、ワクチンの性能と普及の時期で決まる。
キレと持ちのいいワクチンが、来年辺りから急速に普及して、それまでの間に大規模な流行が抑えられれば、スウェーデンの政策は失敗。
結局、10年間ワクチンが普及せず、特効薬も出来なければ大正解かも知れない。
それもこれも、そもそも集団免疫が獲得されるかどうかに懸かっている。
我が国(1万7202、916:クルーズ船除く)は、世界の情勢から見れば、コップの中の嵐の様相を呈している。
全国の新規感染者の半分程度を占める東京都にしても、特定のクラスターを除けば、新規の市中感染は10人程度に抑えられている。
それでも由々しき事態には違いないが、全国の重症者が100人を切り、緩やかながら低下傾向が続いていることは心強い(東京都は30人程度)。
駄々洩れの空港検疫が、曲がりなりにも機能していれば、この状況が継続してくれるに違いない(希望的観測)。
第二波を食らった北九州市も、大規模な流行には至っていないようだ。
社会生活は、徐々に平常に戻りつつあり、落ち着きを見せ始めている。
東京地方の今朝の最低気温は、19.7度。
穏やかな朝となった。
もう一日様子を見てから、フィットネス行きを再開しよう。
幸い、第2ステップからの後戻りはなさそうだからな(これも、希望的観測か)。
先週木曜日から体調不良で、せっかく再開したフィットネスをサボり続けている。
今日も、たぶん行かない。
宇宙とぬいぐるみの怪しい関係についての記事を上げて、喉のつかえが下りた気になっている。
本当は、もっといろいろ書きたかった気もするけど、そして、それはこのブログのテーマとして「宇宙」をカテゴライズしている本当の理由に繋がるかも知れないけど、それはまたの機会に譲ることにして、とりあえず目先のリンクを保存する意味だけでアップした。
それでいい。
自分自身の中で未消化であることをそのまま表出することも、このブログの意義だ。
昨夜も雨が降ったようで、道が濡れていた。
梅雨入りはまだのようだが、大気が不安定になって、突然雨が降ってくる。
数日でも、晴れ間を見つけてTシャツ、短パン、サンダルという浮沈子の夏の正装で、フェラーリ号(電動ママチャリの愛称)にまたがりブッ飛ばす。
気分は爽快だが、行き先がコンビニと近所のレストランだけという生活に、そろそろ終止符を打たなければならない。
巷では、夜の街関連(新宿辺りのホストクラブとかのことらしい)や、医療機関での数十人規模のクラスターが問題になっているようだが、世界では桁違いの話が進行している。
米国(感染者1,961,988人、死者111,431人)は、一両日中に200万人の節目を迎える。
そのことには、取り立てて意味はない。
1千万人だろうが、1億人だろうが、ワクチンが出来なければ、いつかは集団免疫に達するまで感染は広がっていく。
そもそも集団免疫が獲得されるかどうかというのも、確定的な話はない。
当初は、6割程度で獲得されるという話(基本再生産数2.5)が流行っていたが、一時、8割くらいに跳ね上がった。
その後、一転して4割とか2割で十分という話が出てきて、ワケワカになってしまった。
ウイルスの変異、自然免疫の強度、社会的距離政策などの防疫圧力が、実効再生産数を低下させているのかも知れない。
PCR検査に引っかかって陽性が確認されている感染者が、全体のどれだけなのか。
いや、全体が確認感染者の何倍いるのかが問題だが、全数検査を行った武漢市の結果は、バイアスがかかったザルな数字が出て来ただけだ(抗体検査とかはやっていないから、感染履歴は分からんしな)。
やれやれ・・・。
ブラジル(677,764、36,062)は、100万人目指して第二位爆走中だし、インド(246,628、6,929)は、今週中には悩める英国(286,194、40,542)をぶち抜いて第三位ロシア(467,673、5,859)を追撃する態勢に入る構えだ。
アフリカ(186,664、5,125)は、検査態勢がネックになって伸び悩んでいるようだが、爆発するのは時間の問題になってきた。
南米のチリ(113,619、13,511)は、人口当たりの感染者数が米国以上になっていて、ちょっとヤバい気がする。
(COVID-19 total cases per 100 000 population from selected countries)
https://en.wikipedia.org/wiki/COVID-19_pandemic#/media/File:Covid-19_total_cases_per_100_000_population_from_selected_countries.png
まあ、どうでもいいんですが。
全世界(6,979,789、401,848)の新規感染者数は、第2段ロケットに点火後、それまでの8万人前後から、一気に12万人前後に跳ね上がっている。
(Epidemic curve of COVID-19 by date of report)
https://en.wikipedia.org/wiki/COVID-19_pandemic#/media/File:2020_coronavirus_cases_by_date_of_report.svg
一部では、既に集団免疫を獲得したと言われているスウェーデン(44,730、4,659)は、コンスタントだった増加が、やや加速している感じだし、死者は相変わらず増え続けている(1日50人程度で横ばい)。
独自の政策が成功するのかどうかは、世界の注目の的だが、当のスウェーデンの研究者を含め、玄人には人気がないな。
全ては、ワクチンの性能と普及の時期で決まる。
キレと持ちのいいワクチンが、来年辺りから急速に普及して、それまでの間に大規模な流行が抑えられれば、スウェーデンの政策は失敗。
結局、10年間ワクチンが普及せず、特効薬も出来なければ大正解かも知れない。
それもこれも、そもそも集団免疫が獲得されるかどうかに懸かっている。
我が国(1万7202、916:クルーズ船除く)は、世界の情勢から見れば、コップの中の嵐の様相を呈している。
全国の新規感染者の半分程度を占める東京都にしても、特定のクラスターを除けば、新規の市中感染は10人程度に抑えられている。
それでも由々しき事態には違いないが、全国の重症者が100人を切り、緩やかながら低下傾向が続いていることは心強い(東京都は30人程度)。
駄々洩れの空港検疫が、曲がりなりにも機能していれば、この状況が継続してくれるに違いない(希望的観測)。
第二波を食らった北九州市も、大規模な流行には至っていないようだ。
社会生活は、徐々に平常に戻りつつあり、落ち着きを見せ始めている。
東京地方の今朝の最低気温は、19.7度。
穏やかな朝となった。
もう一日様子を見てから、フィットネス行きを再開しよう。
幸い、第2ステップからの後戻りはなさそうだからな(これも、希望的観測か)。
スターリンク衛星のKaバンド用パラボラアンテナが天頂を向くことができるようになっているもう一つの理由を発見? ― 2020年06月08日 23:52
スターリンク衛星のKaバンド用パラボラアンテナが天頂を向くことができるようになっているもう一つの理由を発見?
スターリンク衛星の寿命は5年から7年と言われている。
つーことは、あれだな、今打ち上げられている衛星の多くは、2024年くらいには、まだ現役で働いていることになる。
物理の神様と技術の女神様のご機嫌が良く、スペースXの思惑通りに開発が進めば、その頃にはスーパーヘビーとスターシップが完成していて、大量の衛星を打ち上げたり、月面着陸していたりするかもしれない。
なにしろ、予定では2023年に有人月周回飛行をやってのけると豪語しているからな。
無人での月面着陸も予定されている(アルテミス関係)。
まあ、そっちの方はどうでもいいんですが。
先日から、スターリンク衛星の追加されたパラボラアンテナが気になって仕方ないんだが、今日、暇に飽かせてイーロンX(いつの間にか、チェコ語から英語になってましたが)のまとめ記事を読んでいたら、はたと膝を打つ記述を見つけて記事にすることにした。
(プロジェクトdearMoon)
https://www.elonx.net/super-heavy-starship-compendium/#dearmoon
「前沢はこのアートプロジェクトをdearMoonと呼んでおり、現在の計画では2023年に月を飛び回る予定です。」
「マスク氏は、この旅はバーチャルリアリティでライブ配信されると述べた。誰もが搭乗するのがどんな感じかを見ることができるように。彼は、それまでに運用されているはずのスターリンク衛星コンステレーションは、データを転送するために使用できると付け加えた。」
ははあ、それでアンテナが天頂を向くことができるように設計されているんだ・・・。
はたして、そんなことができるんだろうか?。
パラボラ型の高利得アンテナとはいえ、せいぜい数千kmの通信を担えばいいのとはわけが違う。
38万kmの彼方からの微弱な電波を、たかだか直径40cmくらいのパラボラで受信できるんだろうか?。
それとも、多数のアンテナで受信して、そのデータをぐりぐりすると、SN比が改善出来て使えるようになるんだろうか?(浮沈子は素人なので分かりません)。
スターリンクは、そのころには光衛星間通信を実装していて、たぶん、大部分の衛星からはKaバンド用のパラボラは無くなっているかもしれない。
そうすると、パラボラは、第一期の1500機程度だけにしか付かないということになる。
半分は月を見ることができないところを回っているだろうし、効率とかも考えれば、せいぜい500機くらいが月からの電波を受信することになる。
計算すると、約9mの直径のパラボラ1基分の面積になるけど、深宇宙からの電波を受信するには心もとない。
(SELENE Projectの概要 - 地上)
http://www.selene.jaxa.jp/ja/about/about_gr_j.htm
「・臼田:64m
・鹿児島(内之浦):34m」
ほほう、コマンド系はSバンドだが、ミッション系はXバンド使ってたんだ。
それぞれ、巨大なアンテナを使って大量のデータを受信している。
ちなみに、Xバンド(8 - 12GHz)の方がKaバンド(26.5~40GHz)より周波数は低い。
Sバンドは、さらに低くて3GHz前後だ。
宇宙空間でダイレクトに受けるから、高周波数帯でも通信できるかも知れない(未確認)。
ひょっとしたら、ダイレクトにスターリンクで受けるんじゃなくて、地上局で受けたデータを、スターリンクで再分配するだけかもしれないな。
まあ、どうでもいいんですが。
イーロンXのSHS(スーパーヘビースターシップ:このホームページ上での独自の呼称らしい)のまとめ記事は初めて読んだが、ネコの目のように変わる仕様に、よく追随していると感心する。
「2019年9月、エロンマスクは蒸散冷却が開発された可能性があると説明しましたが、代わりにSpaceXは堅牢で再利用可能なタイルを採用することを決定しました。」
「(ラプターエンジンの)生産は2020年のある時点で1日あたり1つのエンジンの割合に達する」
「元々、Super Heavyは発射台に直接着陸して、すぐに再利用できるようになっていた。ただし、強力なメタン制御スラスタの使用計画は今のところ中止され(上記の「超重宇宙船システム」のセクションを参照)、ロケットには通常の低温ガススラスタのみが装備されるため、発射台に直接着陸することはできません。」
「新しいエンジンレイアウトは、荷積み脚がFalcon 9脚と同様に折りたたみ可能であることを示しています。」
「少なくとも最初は、スーパーヘビーは常にFalcon 9ブースターと同じようにドローンシップに着陸します。」
おおっ、マジか!?。
「既存のドローンシップOCISLYとJRTIが使用されるか、新しいタイプが必要になるかは不明です。」
「SpaceXは、スーパーヘビーランディング用のA Gratis of Gravitasという新しいドローンシップに取り組んでいます。」
(1段目2本とも回収したいから来月に打ち上げ延期のスターリンク7に見るスペースXの商魂)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/19/9248433
「ちなみに現在、スペースXは3隻目のASDSを建造しており、マスクさんによると、名前は「A Shortfall of Gravitas」になるという」(A Gratis of Gravitasって、たぶんこれだろう)
ははあ、貫禄不足号は、スーパーヘビー用だったんだな。
「緊急事態として、スターシップはスーパーヘビーのようなドローンシップに着陸することもできます。」
通常は、LZ-1に降りるようだし、ゆくゆくはLC-39Aのそばに、着陸パッドを作りたいようだ。
今は、テキサスのボカチカで、景気よくドカンドカンと爆発させているが、将来的にはフロリダの発射場近くで建造されることになる。
ペイロードの搭載とか、その方が何かと便利だからな。
「ラプターズをスターシップに2〜4個追加すると、ポイントツーポイントの旅行がはるかに容易になることをチームが認識した」
ブースターなしでの大陸間弾道旅客機構想なわけだが、宇宙港まで行く方が余程時間がかかるからな。
「まともなペイロードで約10,000 kmの距離は、およそマッハ20で達成可能であるようです。」
まあいい。
この他にも、スターシップ絡みの小ネタ満載のまとめ記事だ。
記事の最後には極めつけのセリフが出てくる・・・。
「エロン・マスクはまた、先を見据え続けています。彼は2019年8月に述べました 次世代の宇宙船の直径は18メートル、つまり現在のデザインの2倍のサイズになる可能性があるということです。」
やれやれ・・・。
ともあれ、スターリンクとスターシップは、密接不可分の関係にある。
今回は、英語の記事を読んだが(もちろん、自動翻訳で)、元のチェコ語のページの方がコンテンツは豊富だ。
(スターシップのすべて)
https://www.elonx.cz/vse-o-super-heavy-starship/
全てが英語版になっているわけではない。
宣伝広告がなく、読み込みが早いのも好感が持てるな。
たまには、自動翻訳に頑張ってもらって、チェコ語版を読み込んでおかないとな・・・。
スターリンク衛星の寿命は5年から7年と言われている。
つーことは、あれだな、今打ち上げられている衛星の多くは、2024年くらいには、まだ現役で働いていることになる。
物理の神様と技術の女神様のご機嫌が良く、スペースXの思惑通りに開発が進めば、その頃にはスーパーヘビーとスターシップが完成していて、大量の衛星を打ち上げたり、月面着陸していたりするかもしれない。
なにしろ、予定では2023年に有人月周回飛行をやってのけると豪語しているからな。
無人での月面着陸も予定されている(アルテミス関係)。
まあ、そっちの方はどうでもいいんですが。
先日から、スターリンク衛星の追加されたパラボラアンテナが気になって仕方ないんだが、今日、暇に飽かせてイーロンX(いつの間にか、チェコ語から英語になってましたが)のまとめ記事を読んでいたら、はたと膝を打つ記述を見つけて記事にすることにした。
(プロジェクトdearMoon)
https://www.elonx.net/super-heavy-starship-compendium/#dearmoon
「前沢はこのアートプロジェクトをdearMoonと呼んでおり、現在の計画では2023年に月を飛び回る予定です。」
「マスク氏は、この旅はバーチャルリアリティでライブ配信されると述べた。誰もが搭乗するのがどんな感じかを見ることができるように。彼は、それまでに運用されているはずのスターリンク衛星コンステレーションは、データを転送するために使用できると付け加えた。」
ははあ、それでアンテナが天頂を向くことができるように設計されているんだ・・・。
はたして、そんなことができるんだろうか?。
パラボラ型の高利得アンテナとはいえ、せいぜい数千kmの通信を担えばいいのとはわけが違う。
38万kmの彼方からの微弱な電波を、たかだか直径40cmくらいのパラボラで受信できるんだろうか?。
それとも、多数のアンテナで受信して、そのデータをぐりぐりすると、SN比が改善出来て使えるようになるんだろうか?(浮沈子は素人なので分かりません)。
スターリンクは、そのころには光衛星間通信を実装していて、たぶん、大部分の衛星からはKaバンド用のパラボラは無くなっているかもしれない。
そうすると、パラボラは、第一期の1500機程度だけにしか付かないということになる。
半分は月を見ることができないところを回っているだろうし、効率とかも考えれば、せいぜい500機くらいが月からの電波を受信することになる。
計算すると、約9mの直径のパラボラ1基分の面積になるけど、深宇宙からの電波を受信するには心もとない。
(SELENE Projectの概要 - 地上)
http://www.selene.jaxa.jp/ja/about/about_gr_j.htm
「・臼田:64m
・鹿児島(内之浦):34m」
ほほう、コマンド系はSバンドだが、ミッション系はXバンド使ってたんだ。
それぞれ、巨大なアンテナを使って大量のデータを受信している。
ちなみに、Xバンド(8 - 12GHz)の方がKaバンド(26.5~40GHz)より周波数は低い。
Sバンドは、さらに低くて3GHz前後だ。
宇宙空間でダイレクトに受けるから、高周波数帯でも通信できるかも知れない(未確認)。
ひょっとしたら、ダイレクトにスターリンクで受けるんじゃなくて、地上局で受けたデータを、スターリンクで再分配するだけかもしれないな。
まあ、どうでもいいんですが。
イーロンXのSHS(スーパーヘビースターシップ:このホームページ上での独自の呼称らしい)のまとめ記事は初めて読んだが、ネコの目のように変わる仕様に、よく追随していると感心する。
「2019年9月、エロンマスクは蒸散冷却が開発された可能性があると説明しましたが、代わりにSpaceXは堅牢で再利用可能なタイルを採用することを決定しました。」
「(ラプターエンジンの)生産は2020年のある時点で1日あたり1つのエンジンの割合に達する」
「元々、Super Heavyは発射台に直接着陸して、すぐに再利用できるようになっていた。ただし、強力なメタン制御スラスタの使用計画は今のところ中止され(上記の「超重宇宙船システム」のセクションを参照)、ロケットには通常の低温ガススラスタのみが装備されるため、発射台に直接着陸することはできません。」
「新しいエンジンレイアウトは、荷積み脚がFalcon 9脚と同様に折りたたみ可能であることを示しています。」
「少なくとも最初は、スーパーヘビーは常にFalcon 9ブースターと同じようにドローンシップに着陸します。」
おおっ、マジか!?。
「既存のドローンシップOCISLYとJRTIが使用されるか、新しいタイプが必要になるかは不明です。」
「SpaceXは、スーパーヘビーランディング用のA Gratis of Gravitasという新しいドローンシップに取り組んでいます。」
(1段目2本とも回収したいから来月に打ち上げ延期のスターリンク7に見るスペースXの商魂)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/19/9248433
「ちなみに現在、スペースXは3隻目のASDSを建造しており、マスクさんによると、名前は「A Shortfall of Gravitas」になるという」(A Gratis of Gravitasって、たぶんこれだろう)
ははあ、貫禄不足号は、スーパーヘビー用だったんだな。
「緊急事態として、スターシップはスーパーヘビーのようなドローンシップに着陸することもできます。」
通常は、LZ-1に降りるようだし、ゆくゆくはLC-39Aのそばに、着陸パッドを作りたいようだ。
今は、テキサスのボカチカで、景気よくドカンドカンと爆発させているが、将来的にはフロリダの発射場近くで建造されることになる。
ペイロードの搭載とか、その方が何かと便利だからな。
「ラプターズをスターシップに2〜4個追加すると、ポイントツーポイントの旅行がはるかに容易になることをチームが認識した」
ブースターなしでの大陸間弾道旅客機構想なわけだが、宇宙港まで行く方が余程時間がかかるからな。
「まともなペイロードで約10,000 kmの距離は、およそマッハ20で達成可能であるようです。」
まあいい。
この他にも、スターシップ絡みの小ネタ満載のまとめ記事だ。
記事の最後には極めつけのセリフが出てくる・・・。
「エロン・マスクはまた、先を見据え続けています。彼は2019年8月に述べました 次世代の宇宙船の直径は18メートル、つまり現在のデザインの2倍のサイズになる可能性があるということです。」
やれやれ・・・。
ともあれ、スターリンクとスターシップは、密接不可分の関係にある。
今回は、英語の記事を読んだが(もちろん、自動翻訳で)、元のチェコ語のページの方がコンテンツは豊富だ。
(スターシップのすべて)
https://www.elonx.cz/vse-o-super-heavy-starship/
全てが英語版になっているわけではない。
宣伝広告がなく、読み込みが早いのも好感が持てるな。
たまには、自動翻訳に頑張ってもらって、チェコ語版を読み込んでおかないとな・・・。
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