🐱クロームブック:お触り禁止! ― 2024年04月15日 00:05
クロームブック:お触り禁止!
(Chromebookの誤作動対策! タッチスクリーンを無効にする方法【今日のワークハック】)
https://www.lifehacker.jp/article/2404how-to-disable-the-touchscreen-on-a-chromebook/
「【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】
Chromebookユーザーで、タッチスクリーンを無効にしたい人」
殆どの時間はクロームブックではなく、クロームタブレットとして使っている浮沈子としては、いささか気になる機能ではある。
慣れないタッチパッドでぐりぐりするより、画面をこすった方がきもちいーっ!。
ああ、えーと、子供は分かんなくていいです。
それを無効にするというのは、記事にもある通り、ノートパソコンの誤動作防止なんだろうが、逆に、キーボード入力を無効にする機能が欲しい人もいるんじゃないのかあ?。
まあ、そういう機種にはそういう機能が付いているのかもしれない。
で、さっそく試してみる。
おっ、ちゃんと作動するようだ。
「1.まず、ChromebookでGoogle Chromeを開き、検索バーに「chrome://flags」と入力してEnterキーを押す。
2.Chrome Flagsメニューが表示され、検索ボックスが表示される。
3.検索ボックスに「debugging keyboard shortcuts」と入力。ドロップダウンメニューをクリックし、有効(Enabled)に切り替える。
4.その後、画面上の青い再起動ボタンを使ってChromeまたはChromebookを再起動する。
5.キーボードの[検索]+[Shift]+[T]キーを押して、タッチスクリーンを有効/無効にする。」
一応、同じショートカットを再度押すと、切り替えが出来ることは確認した。
キーボードを外しても、一度タッチスクリーンの機能を無効にしてしまうと元に戻ることはない。
キーボードを付けて、再度ショートカットキーを押すしかない。
ちなみに、このショートカットキーは、画面に表示されるマニュアルには出ていない。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
しかも、再起動しても元には戻らない!。
例外は、起動した際のパスワードやPINコードを入力する画面だけだ。
起動後は、電源ボタンとボリュームコントロール(いずれも物理ボタン)以外は、うんともすんとも言わないままだ。
やれやれ・・・。
キーボードを付け、おまじないのショートカットキーを押さない限り、画面タッチは復活しない。
タブレット端末には不要な機能だな。
ちなみに、画面の縦横切替すら出来なくなっている(横置き状態のまま)。
もし、こういう使い方に何か価値を見出すとしたら、同じビデオを延々と繰り返して流すようなデジタルサイネージとか、環境ビデオのようなもんか。
けどな、そういうのは専用のデバイスがあるだろうしな。
映像の配信も、遠隔で行えるようになっていたり、それなりの仕掛けが施されているんだろう(未確認)。
浮沈子の使い方では、ほとんど価値がない(タブレットでタッチ操作できなくてどーする!?)。
しかも、この開発者向けなフラグをイネイブルにした場合、間違ったショートカットキーを押すと、ヤバいことになりかねない。
(ショートカット)
https://support.google.com/chromebook/thread/76881460/shortcuts?hl=en
「これはソース コードから抽出した内容の非公式リストですので、その点に留意してください。」
「Chrome OS で Ash をデバッグするためのアクセラレータのリスト」
「以下は、Chrome OS で Ash をデバッグするために使用されるアクセラレータの簡単なリストです。
これは、パッチをテストして Ash に送信する開発者にとって役立ちます。また、次のものが含まれます。
機能を切り替えるための気の利いたショートカット。」
・Wi-Fi のオン/オフを切り替える:
Ctrl + Shift + Alt + N
● これにより、開発者は Chrome OS で Wi-Fi をすばやくオンまたはオフに切り替えることができます。
・トースト テスト メッセージを表示:
Ctrl + Shift + Alt + O
● 画面の下部に小さなテスト メッセージが一時的に表示されます。
・タッチスクリーンのオン/オフを切り替える:
Shift + Search + T
● これにより、タッチスクリーンを備えた一部の Chromebook でタッチスクリーンが無効または有効になります。 Chromebook のタッチスクリーンにホストのタッチの問題が発生している場合に役立つ可能性があります。
・タッチパッドのオン/オフを切り替える:
Shift + Search + P
● これにより、Chromebook のタッチパッドが無効または有効になります。 Chromebook のキーボードでの入力を妨げたくない場合に便利です。
・タブレット モードのオン/オフを切り替える:
Ctrl + Alt + Shift + T
● Chrome OS でタブレット モードとクラムシェル モードを切り替えます。これは、開発者がデバイスやエミュレータでタブレット モードの機能をテストするのに役立ちます。個人的には、これはシェルフのクイック設定で切り替える必要があると思います。
注: 外部マウスを使用すると、タブレット モードが無効になります。
・壁紙のデバッグを切り替えてレイアウトをテストする ON/OFF:
Ctrl + Alt + B
● 現在の壁紙をテスト画像に置き換えます。これは、Chrome OS で壁紙を適用するときに中央 + トリミングされた背景ロジックをテストするために使用されます。
・HUD 表示の切り替え:
Ctrl + Alt + Shift + G
● これは、CPU 使用率のグラフを表示する最小限の HUD を表示します。グラフが下に行くほど、Chromebook の CPU 使用率が高くなります。
・FPS カウンターのオン/オフを切り替える:
Ctrl + Alt + Shift + F
● これにより、現在のフレーム レート、GPU ラスタライズのスループット ステータス、および使用されている GPU メモリをグラフで表示する気の利いた HUD が追加されます。これは、開発者が画面上にレンダリングされた要素の GPU 情報を確認するのに役立ちます。
・UI デバッグ境界線のオン/オフを切り替える:
Ctrl + Alt + Shift + B
● これは、Chrome OS にコンポーネント上に境界線をレンダリングし、アプリケーション ウィンドウのビューを虹色に着色するように指示します。これは、各コンポーネント (Shelf アプリのアイコンや Chrome ウィンドウなど) の端を確認したい開発者にとって便利です。
・ネイティブ ディスプレイ解像度のスケーリングのオン/オフを切り替える:
Ctrl + Alt + Shift + D
● これにより、開発者はディスプレイ スケーリングをネイティブ ディスプレイ解像度にすばやく切り替えることができます。たとえば、Pixel Slate のネイティブ解像度は 3000x2000 です。ネイティブのディスプレイ解像度に切り替えると、すべてがかなり縮小されます。
・コンポーネントの四角形のオン/オフを切り替えます:
Ctrl + Alt + Shift + P
● カーソルが画面上のどこにあるかに応じて、UI コンポーネントに四角形を描画します。これは、ウィジェットとヒット テスト領域の関係を確認したい開発者にとって役立ちます。
・クラッシュを強制します:
Ctrl + Alt + Shift + K
●気をつけてください!これによりセッションがクラッシュします!!!!
・レイヤー階層情報を開発者ログに追加します:
Ctrl + Alt + Shift + L
●目立った影響はありません。
・印刷ビュー階層情報を開発者ログに追加します:
Ctrl + Alt + Shift + V
●目立った影響はありません。
・印刷ウィンドウの階層情報を開発者ログに追加します:
Ctrl + Alt + Shift + W
●目立った影響はありません。
ざっと以上だ。
強制クラッシュという項目があるのにビビった!。
このフラグは、確かに開発者用に特化したものだろう。
用がない浮沈子は、早速フラグを元に戻した。
用もないのに、素人が手を出さない方がいいだろうな・・・。
(Chromebookの誤作動対策! タッチスクリーンを無効にする方法【今日のワークハック】)
https://www.lifehacker.jp/article/2404how-to-disable-the-touchscreen-on-a-chromebook/
「【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】
Chromebookユーザーで、タッチスクリーンを無効にしたい人」
殆どの時間はクロームブックではなく、クロームタブレットとして使っている浮沈子としては、いささか気になる機能ではある。
慣れないタッチパッドでぐりぐりするより、画面をこすった方がきもちいーっ!。
ああ、えーと、子供は分かんなくていいです。
それを無効にするというのは、記事にもある通り、ノートパソコンの誤動作防止なんだろうが、逆に、キーボード入力を無効にする機能が欲しい人もいるんじゃないのかあ?。
まあ、そういう機種にはそういう機能が付いているのかもしれない。
で、さっそく試してみる。
おっ、ちゃんと作動するようだ。
「1.まず、ChromebookでGoogle Chromeを開き、検索バーに「chrome://flags」と入力してEnterキーを押す。
2.Chrome Flagsメニューが表示され、検索ボックスが表示される。
3.検索ボックスに「debugging keyboard shortcuts」と入力。ドロップダウンメニューをクリックし、有効(Enabled)に切り替える。
4.その後、画面上の青い再起動ボタンを使ってChromeまたはChromebookを再起動する。
5.キーボードの[検索]+[Shift]+[T]キーを押して、タッチスクリーンを有効/無効にする。」
一応、同じショートカットを再度押すと、切り替えが出来ることは確認した。
キーボードを外しても、一度タッチスクリーンの機能を無効にしてしまうと元に戻ることはない。
キーボードを付けて、再度ショートカットキーを押すしかない。
ちなみに、このショートカットキーは、画面に表示されるマニュアルには出ていない。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
しかも、再起動しても元には戻らない!。
例外は、起動した際のパスワードやPINコードを入力する画面だけだ。
起動後は、電源ボタンとボリュームコントロール(いずれも物理ボタン)以外は、うんともすんとも言わないままだ。
やれやれ・・・。
キーボードを付け、おまじないのショートカットキーを押さない限り、画面タッチは復活しない。
タブレット端末には不要な機能だな。
ちなみに、画面の縦横切替すら出来なくなっている(横置き状態のまま)。
もし、こういう使い方に何か価値を見出すとしたら、同じビデオを延々と繰り返して流すようなデジタルサイネージとか、環境ビデオのようなもんか。
けどな、そういうのは専用のデバイスがあるだろうしな。
映像の配信も、遠隔で行えるようになっていたり、それなりの仕掛けが施されているんだろう(未確認)。
浮沈子の使い方では、ほとんど価値がない(タブレットでタッチ操作できなくてどーする!?)。
しかも、この開発者向けなフラグをイネイブルにした場合、間違ったショートカットキーを押すと、ヤバいことになりかねない。
(ショートカット)
https://support.google.com/chromebook/thread/76881460/shortcuts?hl=en
「これはソース コードから抽出した内容の非公式リストですので、その点に留意してください。」
「Chrome OS で Ash をデバッグするためのアクセラレータのリスト」
「以下は、Chrome OS で Ash をデバッグするために使用されるアクセラレータの簡単なリストです。
これは、パッチをテストして Ash に送信する開発者にとって役立ちます。また、次のものが含まれます。
機能を切り替えるための気の利いたショートカット。」
・Wi-Fi のオン/オフを切り替える:
Ctrl + Shift + Alt + N
● これにより、開発者は Chrome OS で Wi-Fi をすばやくオンまたはオフに切り替えることができます。
・トースト テスト メッセージを表示:
Ctrl + Shift + Alt + O
● 画面の下部に小さなテスト メッセージが一時的に表示されます。
・タッチスクリーンのオン/オフを切り替える:
Shift + Search + T
● これにより、タッチスクリーンを備えた一部の Chromebook でタッチスクリーンが無効または有効になります。 Chromebook のタッチスクリーンにホストのタッチの問題が発生している場合に役立つ可能性があります。
・タッチパッドのオン/オフを切り替える:
Shift + Search + P
● これにより、Chromebook のタッチパッドが無効または有効になります。 Chromebook のキーボードでの入力を妨げたくない場合に便利です。
・タブレット モードのオン/オフを切り替える:
Ctrl + Alt + Shift + T
● Chrome OS でタブレット モードとクラムシェル モードを切り替えます。これは、開発者がデバイスやエミュレータでタブレット モードの機能をテストするのに役立ちます。個人的には、これはシェルフのクイック設定で切り替える必要があると思います。
注: 外部マウスを使用すると、タブレット モードが無効になります。
・壁紙のデバッグを切り替えてレイアウトをテストする ON/OFF:
Ctrl + Alt + B
● 現在の壁紙をテスト画像に置き換えます。これは、Chrome OS で壁紙を適用するときに中央 + トリミングされた背景ロジックをテストするために使用されます。
・HUD 表示の切り替え:
Ctrl + Alt + Shift + G
● これは、CPU 使用率のグラフを表示する最小限の HUD を表示します。グラフが下に行くほど、Chromebook の CPU 使用率が高くなります。
・FPS カウンターのオン/オフを切り替える:
Ctrl + Alt + Shift + F
● これにより、現在のフレーム レート、GPU ラスタライズのスループット ステータス、および使用されている GPU メモリをグラフで表示する気の利いた HUD が追加されます。これは、開発者が画面上にレンダリングされた要素の GPU 情報を確認するのに役立ちます。
・UI デバッグ境界線のオン/オフを切り替える:
Ctrl + Alt + Shift + B
● これは、Chrome OS にコンポーネント上に境界線をレンダリングし、アプリケーション ウィンドウのビューを虹色に着色するように指示します。これは、各コンポーネント (Shelf アプリのアイコンや Chrome ウィンドウなど) の端を確認したい開発者にとって便利です。
・ネイティブ ディスプレイ解像度のスケーリングのオン/オフを切り替える:
Ctrl + Alt + Shift + D
● これにより、開発者はディスプレイ スケーリングをネイティブ ディスプレイ解像度にすばやく切り替えることができます。たとえば、Pixel Slate のネイティブ解像度は 3000x2000 です。ネイティブのディスプレイ解像度に切り替えると、すべてがかなり縮小されます。
・コンポーネントの四角形のオン/オフを切り替えます:
Ctrl + Alt + Shift + P
● カーソルが画面上のどこにあるかに応じて、UI コンポーネントに四角形を描画します。これは、ウィジェットとヒット テスト領域の関係を確認したい開発者にとって役立ちます。
・クラッシュを強制します:
Ctrl + Alt + Shift + K
●気をつけてください!これによりセッションがクラッシュします!!!!
・レイヤー階層情報を開発者ログに追加します:
Ctrl + Alt + Shift + L
●目立った影響はありません。
・印刷ビュー階層情報を開発者ログに追加します:
Ctrl + Alt + Shift + V
●目立った影響はありません。
・印刷ウィンドウの階層情報を開発者ログに追加します:
Ctrl + Alt + Shift + W
●目立った影響はありません。
ざっと以上だ。
強制クラッシュという項目があるのにビビった!。
このフラグは、確かに開発者用に特化したものだろう。
用がない浮沈子は、早速フラグを元に戻した。
用もないのに、素人が手を出さない方がいいだろうな・・・。
🐱ウクライナ降伏不可避:自国領 ― 2024年04月15日 15:23
ウクライナ降伏不可避:自国領
(プーチン氏「核戦争の準備はできている」…特異な世界観とロシアの核戦略 危ぶまれる「核軍縮」の期限)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/320176
「(2022年)9月にはウクライナ東・南部の4州全域を「併合」し「あらゆる手段」で自国領を守ると宣言した。」
「ロシアが想定するのは出力の小さな戦術核の局地利用だが、徹底抗戦を掲げるウクライナが降伏する公算は小さい。」
うーん、そうも言ってられなくなりつつあるのではないか。
(勢いづくロシア軍、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク西郊外で前進)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/growing-russian-forces-advance-in-bakhmut-audiiivka-and-western-suburbs-of-donetsk/
「バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面でロシア軍が前進し、ウクライナ軍はじわじわと支配地域を削られている。」
そんな中で、ロシアの軍事侵攻について、新たな焦点が浮かび上がってきている。
(ロシア、5月9日までにチャソフヤール占領目指す=ウクライナ総司令官)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/XX7FYCOXTVO23JPKXFV5LWDZB4-2024-04-14/
「ロシア軍の最高指導部が5月9日までに東部ドネツク州チャソフヤールを占領する任務を部隊に課した」
別に、ロシアがそう宣言したわけじゃないけどな。
攻撃される側が、勝手に推測して、少し厳しめの目標を掲げ、それを阻止すれば味方の勝利と位置付ける話はよくある。
この町(チャソフヤール:バフムトの西5km程のところにある:チャシブヤールとも)の軍事的な位置づけがどうなっているのかは知らない。
昨年の今頃は、隣町のバフムトの話でもちきりだったから、この方面のロシア軍の進軍は、年間5km程度と緩やかだ。
100年戦争が続いても、500kmほどしか進まない計算になる(そういうことかあ?)。
もっとも、その間にはウクライナ軍の「反転攻勢」があり、今頃は全ロシア軍を占領地から叩き出して、ウクライナのアットーテキ有利な条件の元、和平交渉に臨んでいたはずだったんだがな。
目論見は潰え、今や、ロシアがウクライナ全域における非軍事化を目指して、西側の影響を削ぎ落しに掛かっている。
核兵器による恫喝は、その手段の一つとされている。
しかし、浮沈子的には、それは単なる恫喝ではなく、実際に行使しうる軍事的手段の一つに過ぎないと見ている。
実際、米国は既に、我が国に対して2度までも繰り返して実施したからな。
そして、未だに戦争終結を早め、双方の被害を最小限に食い止めたとして正当化している。
ロシアが、同じストーリーを描くことに疑問の余地はない。
ドニエプル川西岸は、いわば本土決戦だ。
抵抗は激しく、双方の被害の増加が見込まれるだろう。
戦略核をちらつかせて西側の支援をけん制しつつ、戦術核の使用によるアットーテキ破壊力で、戦争の早期終結、無条件降伏を引き出す。
都市部への中距離弾道ミサイルを使った、破壊力の大きい核兵器の使用も、当然想定される。
乃木希典がステッセルに迫ったように、やるわけだな(古くね?)。
「イエスかノーか!」
(第5回 旅順と乃木希典)
https://nagahara.jimdofree.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E7%AC%AC%EF%BC%95%E5%9B%9E-%E6%97%85%E9%A0%86%E3%81%A8%E4%B9%83%E6%9C%A8%E5%B8%8C%E5%85%B8/
「山下はパーシパル将軍に降伏を迫って、「イエスかノーか」と、机をドンと叩いた」
ああ、あれは山下(太平洋戦争でシンガポールを攻略した山下奉文)だったか・・・。
「パーシパルが愚図愚図している。そこで「どうなんだ」と通訳に間いたら、通訳がいきなり「イエスかノーか」とやってしまった。つまり通訳の言葉が山下の言葉になってしまった」
例によって、浮沈子の勘違いだな。
まあ、どうでもいいんですが。
わが国は、その後、太平洋戦争に敗れ、無条件降伏した。
その戦後はいまだに続いており、戦勝国が作り上げた国際連合では、敵国条項が厳然と存在している。
ロシアによる北方領土の不法占拠は続いており、戦後は終わってなどいない。
そして、核の傘の名のもとに、我が国は米国との軍事同盟の中で、近隣諸国に対して核兵器による恫喝を行っている。
核非保有国である我が国が、米国の核兵器による抑止力を謳う限り、そこには厳然とした恫喝があるのだ。
シンプルな被害者意識だけでは解決できない、現実世界のさまざまなしがらみ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
ちょっと確認しておきたいんだが、戦術核の使用には抑止力はない。
戦場での破壊力があるだけだ。
だから、ロシアによる核抑止の情報戦に於いて、戦術核を使うという話は出てこない。
米国のバーンズCIA長官は、実際に核兵器が使われた時の米国の対応について、自身のカウンターパートであるロシアのナルイシキン対外情報局(SVR)長官に、直接、面対で懸念を伝えている。
核超大国同士の、人類に対する責任は果たしているわけだ。
と同時に、このことは、この戦争で核兵器が使われることが現実の懸念であることの裏返しでもある。
「ウクライナ東・南部の4州全域を「併合」し「あらゆる手段」で自国領を守ると宣言した。」(再掲)
その手段の中には当然、核兵器の使用が含まれている。
今後、併合地域が増加していくにつれ、その懸念は膨らみこそすれ、減ずることはない。
ウクライナ紛争は、どこかの時点で転換点を迎えることになる。
(ウクライナは今年、負けるかもしれないと英軍元司令官 それはどのように)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c51nml7rvvko
「自分たちは勝てないと、ウクライナが思うようになるかもしれないからだ」
「その状態にウクライナが達した時点で、守り切れないものを守るだけのために戦い、死ぬことを、大勢が望むだろうか」
それって、気の持ちようということなのかあ?。
「前線のロシア軍は銃弾、砲弾、人員の数で5対1の比率で相手に勝っている。それに加えて、新しめの兵器の導入で、優勢が強化されている。これを利用してロシア軍は徹底的に(ウクライナ軍を)たたいている」
「「新しめの兵器」には、FAB滑空爆弾も含まれる。旧ソヴィエト連邦時代の無誘導爆弾を改良したもので、安定翼やGPS誘導装置を備え、爆薬1500キロを積み、ウクライナ軍の防衛態勢を大混乱に陥れている。」
「今年の夏、ロシア側がある時点で、大規模な攻勢を仕掛けると予想される。わずかに相手をたたいて前進するだけでなく、ウクライナ軍の前線を本格的に突破しようとするかもしれない」
「もしそうなれば、ロシア軍が突破侵入し、ウクライナ軍がそれを阻止できない位置までウクライナ領内に入り込み、それを拠点にして利用しようとするかもしれない」
「前線はとても長い。そしてウクライナはそのすべてを防衛しなくてはならない」
BBCは、ハルキウ、ドンバス、ザポリッジャの3つを掲げているけど、浮沈子は南部のハリコフが怪しいと見ている。
一度は占領し、斬鬼の思いで撤退した州都を奪還する。
オデッサ攻略への道でもあるしな。
海上輸送路を遮断され、内陸国化したウクライナは、単独での戦闘継続能力を完全に奪われる。
逆に、ロシア軍は陸海空の戦力統合を行いやすくなり、侵攻能力の安定度が増加する。
黒海における軍事活動の確保は、ウクライナ戦線における一方の要だ。
ロシアは、この夏の大攻勢で、一気にそこを狙ってくるに違いない(そうなのかあ?)。
例によって、当てにはならないけどな。
東部戦線で、ちまちま占領地域を増やしていることは、もちろん継続する。
時間がロシアに味方していることを、内外に示す必要があるからな。
南部戦線の大規模侵攻は、必ずしも戦果を挙げるとは限らない。
ギャンブルなところがある。
疲弊した黒海艦隊が、どこまで戦力になるかという点にも疑問が生じる。
リスクも高い(無人艇とかあるからな)。
それでも、軍事目標としては、その犠牲を払う価値はあるだろう。
先にBBCが掲げた3つの都市などより、はるかに大きい。
もう一つには、南部はロシア語話者の割合が比較的高いということもある。
占領地として統治する上でも、そのことは重要だ。
ロシアは1年半ほど前、ヘルソンの放棄を決定した。
南部戦線での州都奪還は、ロシアの反転攻勢のもう一つの象徴でもある(1つはハルキウ:ハリコフとも)。
さてさて、ロシアの進軍は、どっち方面だろうか。
重要なことは、それをロシアが選ぶことが出来るという点だろう。
一方の焦点であるイランイスラエル紛争は、イランからの攻撃の大部分をイスラエル米国連合が阻止したと伝えられている。
ゼレンスキーは、ウクライナにだって防空支援は必要だと訴えているようだが、99パーセントの撃墜率を誇る中東での防空能力が喉から手が出るほど欲しいだろう。
米国にとって、直接軍事力を展開して共同作戦を行うイスラエルと、議会で予算が通らない限り、びた一文支援できないウクライナのどちらが重要かは明らかだ。
ウクライナは、米国の同盟国じゃない。
軍事支援は、あくまでも政策的な判断に基づくパーシャルなものだ。
しかも、現在明らかなように、予算の制約も受ける。
ウクライナは、米国を脅してみても始まらないことに、ようやく気が付きつつある。
欧州を脅して何が出てくるかを、もう暫くは期待していいかもしれない。
が、今年の夏が過ぎれば、それも怪しくなるだろう。
欧州は、とっくに戦場で勝てないウクライナに見切りをつけている。
これからは、どうやってその投資を回収するかを真剣に考えながら行動することになるだろう。
敢えて、早期の損切りに出ることはしなかったが、長期的な抱え込みを続けるかどうかは考え物だ。
時間は、確実にロシアに味方しているしな。
米国の支援が復活しても、ウクライナの経戦能力には不安が付きまとっている。
浮沈子にしてみれば、総崩れしないで持ち堪えているのが不思議なくらいだ。
が、それも時間の問題かもしれない。
徴兵開始年齢の引き下げで、30万人ほど増員が見込めると言われるが、ぶっちゃけ、それは新兵の話だ。
即戦力じゃないし、動員解除(復員)の話もお流れになった。
兵力を維持することができなくなるからな。
今後数年間は、厳しい状態が続くことになる。
しかも、国内産業の疲弊が進めば、軍事費を自前で賄うことも叶わなくなっていく。
ウクライナは、今後どういう展開になるにせよ、国家の行く末を自ら決めることが出来なくなっていく。
短期的には、選挙の先送りも問題だしな。
アウディーイウカのあと、次の焦点であるチャシブヤールがどうなるかが当面の注目だ。
ウクライナ側が、自ら防衛目標を据えたわけだからな。
ガチな防衛戦になるだろう。
当面は、そこに注目だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ国防相、東部拠点の戦況「切迫」)
https://www.afpbb.com/articles/-/3514911
「オレクサンドル・シルスキー(Oleksandr Syrsky)軍総司令官は、仮にロシア軍がチャシウヤールを制圧すれば、交通の要衝クラマトルスク(Kramatorsk)方面への「大きな前進に向けた条件が整う」ことになると指摘」
「クラマトルスクはウクライナ軍にとって鉄道網と兵たんの拠点で、チャシウヤールから30キロの地点」
「ロシア軍はここ数週間、インフラに対する攻撃も強めている。」
「第2の都市ハルキウ(Kharkiv)から住民を追い出すのがロシアの狙い」
クラマトルスクは、ドネツク州のウクライナ側の仮の州都だ(ドネツクはロシアに占領さてるからな)。
ここを奪われるというのは、いささか沽券にかかわる。
まあ、だからといって、ウクライナが敗北するわけじゃない。
ブログ本文に出てきたBBCの記事で、「気の持ちよう」が大事(そうなのかあ?)という話が思い出される。
「自分たちは勝てないと、ウクライナが思うようになるかもしれないからだ」(再掲)
「その状態にウクライナが達した時点で、守り切れないものを守るだけのために戦い、死ぬことを、大勢が望むだろうか」(再掲)
ウクライナの経戦能力における最大の懸念事項はそこだ。
昨年の反転攻勢が不発に終わり、ロシアの逆反転攻勢(=単なる攻勢!?)を受け続けている状況が如何にヤバいかということだな。
戦争は、今のところ、ほとんど人間が行っている
将来的には、ロボットがドンパチやるだけになるのかも知れないけど。
人間の行為であるからには、前向きの意欲がなければ成果は望めない。
まして、命が関わる事となればなおさらだ。
しかも、新たに前線に投入されるのは、自ら望んで志願した兵士ではないからな。
これまでは、高い戦闘意欲が前線を支えてきた。
これからは、ロシアを笑うことが出来ない状況が、いくらでも起こるだろう。
浮沈子的には、ウクライナ側の兵力の問題が短期的に解決されるとは思えない。
数年単位、或いは10年越しの問題だからな。
100万人のオーダーの軍隊の中では、どんなことでも起こり得る。
ただし、たとえ問題を抱えていても、不断の努力で解決し続けようと試み、実践を止めないことが重要だ。
目的は、不祥事をゼロにすることではなく、結果を出すために必要なパフォーマンスを維持することだからな。
負けが込んでいる時は、特にそれが重要だ。
モチベーションを維持するだけでも、組織的には、相当なエネルギーを消耗するだろう。
加えて、新兵に教練を与えたり、練度を上げるための訓練を重ねていかなければならない。
動員された予備役に対するブラッシュアップも必要だ。
西側の兵器に精通したり、現場で編み出した戦法を駆使することにもなる。
やるべきことは山のようにあり、時間はあまりにも少ない。
で、毎週のように、味方の陣地は後退し、政治目的として掲げられた「領土奪還」は、永遠にたどり着けない遥か彼方に、日々追いやられていく。
やれやれ・・・。
それは、時間が経てば解決するわけでは決してなく、逆に困難さが増加していく。
そういう状況を、英軍元司令官は憂えているのだ。
まあいい。
同じ問題は、ロシア側も抱えている。
侵略された方は、「戦闘の動機」で苦労することはない。
が、ロシアは意味もなく隣国に押し入り、蹂躙しているわけだからな。
そこに意味を与え、正当化し、命を捧げるに値する行為に昇華させる必要がある。
それが上手くいっているのかは知らない。
が、少なくとも兵力で劣ることだけはない。
数で勝負なら負けないだろうからな・・・。
(プーチン氏「核戦争の準備はできている」…特異な世界観とロシアの核戦略 危ぶまれる「核軍縮」の期限)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/320176
「(2022年)9月にはウクライナ東・南部の4州全域を「併合」し「あらゆる手段」で自国領を守ると宣言した。」
「ロシアが想定するのは出力の小さな戦術核の局地利用だが、徹底抗戦を掲げるウクライナが降伏する公算は小さい。」
うーん、そうも言ってられなくなりつつあるのではないか。
(勢いづくロシア軍、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク西郊外で前進)
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/growing-russian-forces-advance-in-bakhmut-audiiivka-and-western-suburbs-of-donetsk/
「バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面でロシア軍が前進し、ウクライナ軍はじわじわと支配地域を削られている。」
そんな中で、ロシアの軍事侵攻について、新たな焦点が浮かび上がってきている。
(ロシア、5月9日までにチャソフヤール占領目指す=ウクライナ総司令官)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/XX7FYCOXTVO23JPKXFV5LWDZB4-2024-04-14/
「ロシア軍の最高指導部が5月9日までに東部ドネツク州チャソフヤールを占領する任務を部隊に課した」
別に、ロシアがそう宣言したわけじゃないけどな。
攻撃される側が、勝手に推測して、少し厳しめの目標を掲げ、それを阻止すれば味方の勝利と位置付ける話はよくある。
この町(チャソフヤール:バフムトの西5km程のところにある:チャシブヤールとも)の軍事的な位置づけがどうなっているのかは知らない。
昨年の今頃は、隣町のバフムトの話でもちきりだったから、この方面のロシア軍の進軍は、年間5km程度と緩やかだ。
100年戦争が続いても、500kmほどしか進まない計算になる(そういうことかあ?)。
もっとも、その間にはウクライナ軍の「反転攻勢」があり、今頃は全ロシア軍を占領地から叩き出して、ウクライナのアットーテキ有利な条件の元、和平交渉に臨んでいたはずだったんだがな。
目論見は潰え、今や、ロシアがウクライナ全域における非軍事化を目指して、西側の影響を削ぎ落しに掛かっている。
核兵器による恫喝は、その手段の一つとされている。
しかし、浮沈子的には、それは単なる恫喝ではなく、実際に行使しうる軍事的手段の一つに過ぎないと見ている。
実際、米国は既に、我が国に対して2度までも繰り返して実施したからな。
そして、未だに戦争終結を早め、双方の被害を最小限に食い止めたとして正当化している。
ロシアが、同じストーリーを描くことに疑問の余地はない。
ドニエプル川西岸は、いわば本土決戦だ。
抵抗は激しく、双方の被害の増加が見込まれるだろう。
戦略核をちらつかせて西側の支援をけん制しつつ、戦術核の使用によるアットーテキ破壊力で、戦争の早期終結、無条件降伏を引き出す。
都市部への中距離弾道ミサイルを使った、破壊力の大きい核兵器の使用も、当然想定される。
乃木希典がステッセルに迫ったように、やるわけだな(古くね?)。
「イエスかノーか!」
(第5回 旅順と乃木希典)
https://nagahara.jimdofree.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E7%AC%AC%EF%BC%95%E5%9B%9E-%E6%97%85%E9%A0%86%E3%81%A8%E4%B9%83%E6%9C%A8%E5%B8%8C%E5%85%B8/
「山下はパーシパル将軍に降伏を迫って、「イエスかノーか」と、机をドンと叩いた」
ああ、あれは山下(太平洋戦争でシンガポールを攻略した山下奉文)だったか・・・。
「パーシパルが愚図愚図している。そこで「どうなんだ」と通訳に間いたら、通訳がいきなり「イエスかノーか」とやってしまった。つまり通訳の言葉が山下の言葉になってしまった」
例によって、浮沈子の勘違いだな。
まあ、どうでもいいんですが。
わが国は、その後、太平洋戦争に敗れ、無条件降伏した。
その戦後はいまだに続いており、戦勝国が作り上げた国際連合では、敵国条項が厳然と存在している。
ロシアによる北方領土の不法占拠は続いており、戦後は終わってなどいない。
そして、核の傘の名のもとに、我が国は米国との軍事同盟の中で、近隣諸国に対して核兵器による恫喝を行っている。
核非保有国である我が国が、米国の核兵器による抑止力を謳う限り、そこには厳然とした恫喝があるのだ。
シンプルな被害者意識だけでは解決できない、現実世界のさまざまなしがらみ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
ちょっと確認しておきたいんだが、戦術核の使用には抑止力はない。
戦場での破壊力があるだけだ。
だから、ロシアによる核抑止の情報戦に於いて、戦術核を使うという話は出てこない。
米国のバーンズCIA長官は、実際に核兵器が使われた時の米国の対応について、自身のカウンターパートであるロシアのナルイシキン対外情報局(SVR)長官に、直接、面対で懸念を伝えている。
核超大国同士の、人類に対する責任は果たしているわけだ。
と同時に、このことは、この戦争で核兵器が使われることが現実の懸念であることの裏返しでもある。
「ウクライナ東・南部の4州全域を「併合」し「あらゆる手段」で自国領を守ると宣言した。」(再掲)
その手段の中には当然、核兵器の使用が含まれている。
今後、併合地域が増加していくにつれ、その懸念は膨らみこそすれ、減ずることはない。
ウクライナ紛争は、どこかの時点で転換点を迎えることになる。
(ウクライナは今年、負けるかもしれないと英軍元司令官 それはどのように)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c51nml7rvvko
「自分たちは勝てないと、ウクライナが思うようになるかもしれないからだ」
「その状態にウクライナが達した時点で、守り切れないものを守るだけのために戦い、死ぬことを、大勢が望むだろうか」
それって、気の持ちようということなのかあ?。
「前線のロシア軍は銃弾、砲弾、人員の数で5対1の比率で相手に勝っている。それに加えて、新しめの兵器の導入で、優勢が強化されている。これを利用してロシア軍は徹底的に(ウクライナ軍を)たたいている」
「「新しめの兵器」には、FAB滑空爆弾も含まれる。旧ソヴィエト連邦時代の無誘導爆弾を改良したもので、安定翼やGPS誘導装置を備え、爆薬1500キロを積み、ウクライナ軍の防衛態勢を大混乱に陥れている。」
「今年の夏、ロシア側がある時点で、大規模な攻勢を仕掛けると予想される。わずかに相手をたたいて前進するだけでなく、ウクライナ軍の前線を本格的に突破しようとするかもしれない」
「もしそうなれば、ロシア軍が突破侵入し、ウクライナ軍がそれを阻止できない位置までウクライナ領内に入り込み、それを拠点にして利用しようとするかもしれない」
「前線はとても長い。そしてウクライナはそのすべてを防衛しなくてはならない」
BBCは、ハルキウ、ドンバス、ザポリッジャの3つを掲げているけど、浮沈子は南部のハリコフが怪しいと見ている。
一度は占領し、斬鬼の思いで撤退した州都を奪還する。
オデッサ攻略への道でもあるしな。
海上輸送路を遮断され、内陸国化したウクライナは、単独での戦闘継続能力を完全に奪われる。
逆に、ロシア軍は陸海空の戦力統合を行いやすくなり、侵攻能力の安定度が増加する。
黒海における軍事活動の確保は、ウクライナ戦線における一方の要だ。
ロシアは、この夏の大攻勢で、一気にそこを狙ってくるに違いない(そうなのかあ?)。
例によって、当てにはならないけどな。
東部戦線で、ちまちま占領地域を増やしていることは、もちろん継続する。
時間がロシアに味方していることを、内外に示す必要があるからな。
南部戦線の大規模侵攻は、必ずしも戦果を挙げるとは限らない。
ギャンブルなところがある。
疲弊した黒海艦隊が、どこまで戦力になるかという点にも疑問が生じる。
リスクも高い(無人艇とかあるからな)。
それでも、軍事目標としては、その犠牲を払う価値はあるだろう。
先にBBCが掲げた3つの都市などより、はるかに大きい。
もう一つには、南部はロシア語話者の割合が比較的高いということもある。
占領地として統治する上でも、そのことは重要だ。
ロシアは1年半ほど前、ヘルソンの放棄を決定した。
南部戦線での州都奪還は、ロシアの反転攻勢のもう一つの象徴でもある(1つはハルキウ:ハリコフとも)。
さてさて、ロシアの進軍は、どっち方面だろうか。
重要なことは、それをロシアが選ぶことが出来るという点だろう。
一方の焦点であるイランイスラエル紛争は、イランからの攻撃の大部分をイスラエル米国連合が阻止したと伝えられている。
ゼレンスキーは、ウクライナにだって防空支援は必要だと訴えているようだが、99パーセントの撃墜率を誇る中東での防空能力が喉から手が出るほど欲しいだろう。
米国にとって、直接軍事力を展開して共同作戦を行うイスラエルと、議会で予算が通らない限り、びた一文支援できないウクライナのどちらが重要かは明らかだ。
ウクライナは、米国の同盟国じゃない。
軍事支援は、あくまでも政策的な判断に基づくパーシャルなものだ。
しかも、現在明らかなように、予算の制約も受ける。
ウクライナは、米国を脅してみても始まらないことに、ようやく気が付きつつある。
欧州を脅して何が出てくるかを、もう暫くは期待していいかもしれない。
が、今年の夏が過ぎれば、それも怪しくなるだろう。
欧州は、とっくに戦場で勝てないウクライナに見切りをつけている。
これからは、どうやってその投資を回収するかを真剣に考えながら行動することになるだろう。
敢えて、早期の損切りに出ることはしなかったが、長期的な抱え込みを続けるかどうかは考え物だ。
時間は、確実にロシアに味方しているしな。
米国の支援が復活しても、ウクライナの経戦能力には不安が付きまとっている。
浮沈子にしてみれば、総崩れしないで持ち堪えているのが不思議なくらいだ。
が、それも時間の問題かもしれない。
徴兵開始年齢の引き下げで、30万人ほど増員が見込めると言われるが、ぶっちゃけ、それは新兵の話だ。
即戦力じゃないし、動員解除(復員)の話もお流れになった。
兵力を維持することができなくなるからな。
今後数年間は、厳しい状態が続くことになる。
しかも、国内産業の疲弊が進めば、軍事費を自前で賄うことも叶わなくなっていく。
ウクライナは、今後どういう展開になるにせよ、国家の行く末を自ら決めることが出来なくなっていく。
短期的には、選挙の先送りも問題だしな。
アウディーイウカのあと、次の焦点であるチャシブヤールがどうなるかが当面の注目だ。
ウクライナ側が、自ら防衛目標を据えたわけだからな。
ガチな防衛戦になるだろう。
当面は、そこに注目だな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(ウクライナ国防相、東部拠点の戦況「切迫」)
https://www.afpbb.com/articles/-/3514911
「オレクサンドル・シルスキー(Oleksandr Syrsky)軍総司令官は、仮にロシア軍がチャシウヤールを制圧すれば、交通の要衝クラマトルスク(Kramatorsk)方面への「大きな前進に向けた条件が整う」ことになると指摘」
「クラマトルスクはウクライナ軍にとって鉄道網と兵たんの拠点で、チャシウヤールから30キロの地点」
「ロシア軍はここ数週間、インフラに対する攻撃も強めている。」
「第2の都市ハルキウ(Kharkiv)から住民を追い出すのがロシアの狙い」
クラマトルスクは、ドネツク州のウクライナ側の仮の州都だ(ドネツクはロシアに占領さてるからな)。
ここを奪われるというのは、いささか沽券にかかわる。
まあ、だからといって、ウクライナが敗北するわけじゃない。
ブログ本文に出てきたBBCの記事で、「気の持ちよう」が大事(そうなのかあ?)という話が思い出される。
「自分たちは勝てないと、ウクライナが思うようになるかもしれないからだ」(再掲)
「その状態にウクライナが達した時点で、守り切れないものを守るだけのために戦い、死ぬことを、大勢が望むだろうか」(再掲)
ウクライナの経戦能力における最大の懸念事項はそこだ。
昨年の反転攻勢が不発に終わり、ロシアの逆反転攻勢(=単なる攻勢!?)を受け続けている状況が如何にヤバいかということだな。
戦争は、今のところ、ほとんど人間が行っている
将来的には、ロボットがドンパチやるだけになるのかも知れないけど。
人間の行為であるからには、前向きの意欲がなければ成果は望めない。
まして、命が関わる事となればなおさらだ。
しかも、新たに前線に投入されるのは、自ら望んで志願した兵士ではないからな。
これまでは、高い戦闘意欲が前線を支えてきた。
これからは、ロシアを笑うことが出来ない状況が、いくらでも起こるだろう。
浮沈子的には、ウクライナ側の兵力の問題が短期的に解決されるとは思えない。
数年単位、或いは10年越しの問題だからな。
100万人のオーダーの軍隊の中では、どんなことでも起こり得る。
ただし、たとえ問題を抱えていても、不断の努力で解決し続けようと試み、実践を止めないことが重要だ。
目的は、不祥事をゼロにすることではなく、結果を出すために必要なパフォーマンスを維持することだからな。
負けが込んでいる時は、特にそれが重要だ。
モチベーションを維持するだけでも、組織的には、相当なエネルギーを消耗するだろう。
加えて、新兵に教練を与えたり、練度を上げるための訓練を重ねていかなければならない。
動員された予備役に対するブラッシュアップも必要だ。
西側の兵器に精通したり、現場で編み出した戦法を駆使することにもなる。
やるべきことは山のようにあり、時間はあまりにも少ない。
で、毎週のように、味方の陣地は後退し、政治目的として掲げられた「領土奪還」は、永遠にたどり着けない遥か彼方に、日々追いやられていく。
やれやれ・・・。
それは、時間が経てば解決するわけでは決してなく、逆に困難さが増加していく。
そういう状況を、英軍元司令官は憂えているのだ。
まあいい。
同じ問題は、ロシア側も抱えている。
侵略された方は、「戦闘の動機」で苦労することはない。
が、ロシアは意味もなく隣国に押し入り、蹂躙しているわけだからな。
そこに意味を与え、正当化し、命を捧げるに値する行為に昇華させる必要がある。
それが上手くいっているのかは知らない。
が、少なくとも兵力で劣ることだけはない。
数で勝負なら負けないだろうからな・・・。
🐱AI:アップル参入:ReALM ― 2024年04月15日 17:55
AI:アップル参入:ReALM
(アップルが開発した「GPT-4を凌ぐ」AIとは…「ReALM」はコンテキストを理解する)
https://www.businessinsider.jp/post-284896
「「Reference Resolution As Language Modeling(言語モデルとしてのリファレンス解決)」の略」
「Siriのようなバーチャルアシスタントとの対話をより直感的にできる」
「人間の会話には通常、『they』や『that』といった曖昧な表現が含まれるが、その意味は文脈(コンテキスト)を考えれば(人間には)明らかだ」
高齢者として、既に2年目に突入している浮沈子にとって、「あれ」とか「それ」を多用することが日常化している現在、こういった文脈理解型のAIモデルの登場は画期的に映る(そういうことかあ?)。
「このようなリファレンスを含むコンテキストを理解できることは、ユーザーが自然に自分の要求をエージェントに自然に伝えたり、エージェントと会話できることを目的とする会話アシスタントにとっては不可欠だ」
同感だな。
「OpenAI の GPT-3.5 はテキスト入力しか受け付けない。GPT-4 は画像のコンテキスト化も可能だが、スクリーンショットではなく、主に自然な実世界の画像で訓練された大規模なシステム」
「画面上の情報を理解する上ではReALM をの方が優れている」
つまり、この仕掛けの大部分は、アイフォーンなどの端末側で処理しようとしているのではないのか。
エッジサイドのAIというわけだ(未確認)。
「アップルは長い間、対話型AIの開発において、マイクロソフト(Microsoft)、グーグル(Google)、アマゾン(Amazon)に後れを取っていると見られてきた」
「ReALMの機能が披露されたことで、アップルはこの競争に本格的に参入する準備を整えつつあるようだ。」
「2024年後半には、現在我々が進めているAIの詳細を共有できることを楽しみにしている」(ティムクックCEO)
うーん、どうやら慎重のあまり、出遅れは否めないタイミングになりそうだ。
「iPhoneメーカーは、新製品を慎重に、慎重に開発することで定評がある。この戦略は消費者の信頼を得るのにはうまくいっているが、ペースの速いAI競争では、不利になる可能性がある」
ただ、アップルはエッジ側のチップを内製している点にも注意だ。
どれ程の規模のデータセンターを運営しているかは知らないけど、グーグルに勝るとも劣らないリソースを展開することが可能だ。
(Appleはストレージ容量でGoogleの最大クラウド顧客)
https://cafe-dc.com/cloud/report-apple-is-googles-largest-cloud-customer-for-storage/
「Appleは現時点で、Google Cloudのストレージにおける最大の顧客であると報じられています。」(2021.07.01)
ちっと古いけど、まあ、ざっくり分かればいい。
「AppleがGoogleのクラウド上に保存しているデータの総量は8エクサバイト以上に上ります。」
浮沈子には、ダントツ&べらぼーという程度しか認識できない容量だけど、それで十分。
しかし、驚くのは早い。
「このように大規模なクラウド利用顧客であるにもかかわらず、Appleはかなり規模の大きいデータセンターも保有しています。同社は、ネバダ州、オレゴン州、ノースカロライナ州などの米国内に多数のデータセンターを保有しているほか、デンマークのヴィボルグにもキャンパスを構え、また、中国国内のパートナー企業であるGuizhou Cloudが運営する中国国内の施設もあります。」
こんな記事も上がっている。
(【EMS/ODM】「SiriGPT」噂のアップルAIサーバー製造、鴻海FIIベトナム工場が独占 台湾報道)
http://www.emsodm.com/html/2023/08/07/1691378558988.html#gsc.tab=0
「AI(人工知能)分野の取り組みを強化している米アップル(Apple)で、AIサーバー及びデータセンター需要が激増」
「台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が、アップルのAIサーバー組立受注を独占、中国子会社FII(Foxconn Industrial Internet=工業富聯)のベトナム工場で生産、出荷している」
おそらく、年内の発表では、これらの自前のデータセンターにおける超べらぼーな処理能力の話も出てくるに違いない。
そこでは、クラウドサイドAIチップがうなりを上げ、今年10月発表予定といわれるエッジサイドのA4チップと連携して、比類ないエクスペリエンスを展開するわけだ。
後出しじゃんけんの強みを発揮して、市場総ざらえになるかもしれない。
ユーザーインターフェイスは、Siriの愛想が多少良くなり、物分かり良く、的確な回答をする程度かも知れないが、それが末端消費者の行動に与える影響を考えれば、そのサービスを手に入れるためだけにアイフォーンを買うかもしれないからな。
浮沈子は、イメージ的にAIとの会話というと、2001年宇宙の旅に出てくる「HAL 9000」を思い出す。
独特の抑揚の乾いた口調・・・。
(AIボイスの元祖「HAL 9000」の声優が90歳で死去)
https://www.gizmodo.jp/2018/11/gouglas-rain-dies-at-90.html
「あの優しく抑揚のあるコンピューターボイスを担当した俳優ダグラス・レインさんが11月11日の朝(現地時間)、カナダのオンタリオにある病院で亡くなりました。90歳でした。」(2018年の記事)
「HAL 9000は今やAIを代表するキャラクターとなり、私たちがAIやコンピューターを使い続ける限り語り継がれることでしょう。」
浮沈子は、Siriやグーグルアシスタントを使っていないので何とも言えない。
アップルが展開するAIの質感はどんな感じだろうか?。
浮沈子は、先日、子育てをAIがする可能性に触れ、生涯を見守るサポーターとしての存在にも言及した。
電子データの全てを管理し、常に寄り添い、助言し、戒め、支援することを止めない。
決して裏切らず、違法賭博に手を染めたりすることもなく(誰?)、欺いたり騙したりすることはない。
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ[#「朿ヲ」はママ]負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
まあ、どうでもいいんですが。
この世知辛い21世紀の浮世で、浮沈子はAIの存在に期待している。
人類に地球は任せられない。
互いにドンパチして殺し合い、核兵器をちらつかせて脅し合っている。
国連の中満氏は核兵器のコントロールにAIを咬ませるべきじゃないというけど、浮沈子的には逆だろうと感じる。
ただ、問題がないわけではない。
そう、データセンターでは、莫大な電力を食うからな。
(AI、クラウド…爆増するデータセンターの電力需要。脱炭素化が遠のく電力事業者「再エネでは安定供給できない」)
https://www.businessinsider.jp/post-276545
「今後、データセンターの新規顧客はAIアプリケーションが主流になっていくことが予想されるため、AIの演算ニーズと莫大な電力消費に特化して設計された新世代の施設が必要となる可能性がある。マッキンゼー(McKinsey)の試算では、アメリカのデータセンターが必要とする電力供給量は、2030年までに2倍以上になるとされている。」
「こうした負担増を受けて、SRPをはじめとする企業は、発電の際の燃料構成から石油、ガス、さらには石炭を排除することに慎重になっている。」
地球温暖化対策としての脱炭素化にとって、AIの普及は脅威だ。
「将来の需要に鑑みれば、今後もたらされる需要に対応できる電力容量がなければいけません。データセンターのそうした負荷に対応できる電力容量を確保するために、あらゆる手段を実行することになります」
「化石燃料からの脱却に消極的なこうした姿勢は、気候危機を回避するためにいち早く送電網の脱炭素化を進める必要があるとの科学者らの指摘に逆行するものだ。」
やれやれ・・・。
終末戦争から逃れられたと思ったら、地球温暖化でAIもろとも滅びかねない。
締めとして、今日もAI先生(r+)に訊いてみよう。
(CohereForAI/c4ai-command-r-plus)
https://huggingface.co/spaces/CohereForAI/c4ai-command-r-plus
「Q:AIの普及に伴う地球温暖化にどのように対応すべきですか」
「A:AIの普及に伴うエネルギー消費の増加は、温室効果ガスの排出量を増大させ、地球温暖化を加速させる可能性があります。この問題に対応するためには、いくつかの取り組みが考えられます。
まず、AIアルゴリズムのエネルギー効率を高めることが重要です。AI開発者は、より少ない計算資源で高いパフォーマンスを発揮できるアルゴリズムを設計することが求められます。また、ハードウェアの面でも、消費電力が少なく環境に優しいAI専用チップの開発が進められています。
次に、再生可能エネルギーやカーボンオフセットの活用が挙げられます。AI計算タスクに必要な電力を再生可能エネルギーで賄ったり、カーボンオフセットを利用して排出される二酸化炭素の量を相殺したりすることで、AIによる環境への影響を軽減することができます。
さらに、AI自体を活用して地球温暖化対策を強化することもできます。AIは、エネルギー消費の最適化、サプライチェーンの効率化、気候変動予測の改善など、さまざまな分野で活用することができ、地球温暖化対策に貢献する可能性を秘めています。
地球温暖化は人類が直面する喫緊の課題であり、AIの普及に伴うエネルギー消費の問題は無視できないものです。AIの開発者、利用者、政策立案者は、AIが環境に与える影響を常に意識し、責任ある開発・利用を行うとともに、AIを活用した温暖化対策を積極的に推進していく必要があります。」
相変わらず、真正面からのガチな答えが返ってくる。
のらりくらりと回答を躱したり、意図的なすれ違い答弁を行ったりする政治家や官僚とは異なる。
AI自体を、地球温暖化対策に有効活用する観点は重要だな。
前向きなご答弁、ありがとうというところか。
おっと、この質問に答えるために、「r+」がどんだけ資源を使ったかも、ちっとは考えないとな・・・。
(アップルが開発した「GPT-4を凌ぐ」AIとは…「ReALM」はコンテキストを理解する)
https://www.businessinsider.jp/post-284896
「「Reference Resolution As Language Modeling(言語モデルとしてのリファレンス解決)」の略」
「Siriのようなバーチャルアシスタントとの対話をより直感的にできる」
「人間の会話には通常、『they』や『that』といった曖昧な表現が含まれるが、その意味は文脈(コンテキスト)を考えれば(人間には)明らかだ」
高齢者として、既に2年目に突入している浮沈子にとって、「あれ」とか「それ」を多用することが日常化している現在、こういった文脈理解型のAIモデルの登場は画期的に映る(そういうことかあ?)。
「このようなリファレンスを含むコンテキストを理解できることは、ユーザーが自然に自分の要求をエージェントに自然に伝えたり、エージェントと会話できることを目的とする会話アシスタントにとっては不可欠だ」
同感だな。
「OpenAI の GPT-3.5 はテキスト入力しか受け付けない。GPT-4 は画像のコンテキスト化も可能だが、スクリーンショットではなく、主に自然な実世界の画像で訓練された大規模なシステム」
「画面上の情報を理解する上ではReALM をの方が優れている」
つまり、この仕掛けの大部分は、アイフォーンなどの端末側で処理しようとしているのではないのか。
エッジサイドのAIというわけだ(未確認)。
「アップルは長い間、対話型AIの開発において、マイクロソフト(Microsoft)、グーグル(Google)、アマゾン(Amazon)に後れを取っていると見られてきた」
「ReALMの機能が披露されたことで、アップルはこの競争に本格的に参入する準備を整えつつあるようだ。」
「2024年後半には、現在我々が進めているAIの詳細を共有できることを楽しみにしている」(ティムクックCEO)
うーん、どうやら慎重のあまり、出遅れは否めないタイミングになりそうだ。
「iPhoneメーカーは、新製品を慎重に、慎重に開発することで定評がある。この戦略は消費者の信頼を得るのにはうまくいっているが、ペースの速いAI競争では、不利になる可能性がある」
ただ、アップルはエッジ側のチップを内製している点にも注意だ。
どれ程の規模のデータセンターを運営しているかは知らないけど、グーグルに勝るとも劣らないリソースを展開することが可能だ。
(Appleはストレージ容量でGoogleの最大クラウド顧客)
https://cafe-dc.com/cloud/report-apple-is-googles-largest-cloud-customer-for-storage/
「Appleは現時点で、Google Cloudのストレージにおける最大の顧客であると報じられています。」(2021.07.01)
ちっと古いけど、まあ、ざっくり分かればいい。
「AppleがGoogleのクラウド上に保存しているデータの総量は8エクサバイト以上に上ります。」
浮沈子には、ダントツ&べらぼーという程度しか認識できない容量だけど、それで十分。
しかし、驚くのは早い。
「このように大規模なクラウド利用顧客であるにもかかわらず、Appleはかなり規模の大きいデータセンターも保有しています。同社は、ネバダ州、オレゴン州、ノースカロライナ州などの米国内に多数のデータセンターを保有しているほか、デンマークのヴィボルグにもキャンパスを構え、また、中国国内のパートナー企業であるGuizhou Cloudが運営する中国国内の施設もあります。」
こんな記事も上がっている。
(【EMS/ODM】「SiriGPT」噂のアップルAIサーバー製造、鴻海FIIベトナム工場が独占 台湾報道)
http://www.emsodm.com/html/2023/08/07/1691378558988.html#gsc.tab=0
「AI(人工知能)分野の取り組みを強化している米アップル(Apple)で、AIサーバー及びデータセンター需要が激増」
「台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が、アップルのAIサーバー組立受注を独占、中国子会社FII(Foxconn Industrial Internet=工業富聯)のベトナム工場で生産、出荷している」
おそらく、年内の発表では、これらの自前のデータセンターにおける超べらぼーな処理能力の話も出てくるに違いない。
そこでは、クラウドサイドAIチップがうなりを上げ、今年10月発表予定といわれるエッジサイドのA4チップと連携して、比類ないエクスペリエンスを展開するわけだ。
後出しじゃんけんの強みを発揮して、市場総ざらえになるかもしれない。
ユーザーインターフェイスは、Siriの愛想が多少良くなり、物分かり良く、的確な回答をする程度かも知れないが、それが末端消費者の行動に与える影響を考えれば、そのサービスを手に入れるためだけにアイフォーンを買うかもしれないからな。
浮沈子は、イメージ的にAIとの会話というと、2001年宇宙の旅に出てくる「HAL 9000」を思い出す。
独特の抑揚の乾いた口調・・・。
(AIボイスの元祖「HAL 9000」の声優が90歳で死去)
https://www.gizmodo.jp/2018/11/gouglas-rain-dies-at-90.html
「あの優しく抑揚のあるコンピューターボイスを担当した俳優ダグラス・レインさんが11月11日の朝(現地時間)、カナダのオンタリオにある病院で亡くなりました。90歳でした。」(2018年の記事)
「HAL 9000は今やAIを代表するキャラクターとなり、私たちがAIやコンピューターを使い続ける限り語り継がれることでしょう。」
浮沈子は、Siriやグーグルアシスタントを使っていないので何とも言えない。
アップルが展開するAIの質感はどんな感じだろうか?。
浮沈子は、先日、子育てをAIがする可能性に触れ、生涯を見守るサポーターとしての存在にも言及した。
電子データの全てを管理し、常に寄り添い、助言し、戒め、支援することを止めない。
決して裏切らず、違法賭博に手を染めたりすることもなく(誰?)、欺いたり騙したりすることはない。
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ[#「朿ヲ」はママ]負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
まあ、どうでもいいんですが。
この世知辛い21世紀の浮世で、浮沈子はAIの存在に期待している。
人類に地球は任せられない。
互いにドンパチして殺し合い、核兵器をちらつかせて脅し合っている。
国連の中満氏は核兵器のコントロールにAIを咬ませるべきじゃないというけど、浮沈子的には逆だろうと感じる。
ただ、問題がないわけではない。
そう、データセンターでは、莫大な電力を食うからな。
(AI、クラウド…爆増するデータセンターの電力需要。脱炭素化が遠のく電力事業者「再エネでは安定供給できない」)
https://www.businessinsider.jp/post-276545
「今後、データセンターの新規顧客はAIアプリケーションが主流になっていくことが予想されるため、AIの演算ニーズと莫大な電力消費に特化して設計された新世代の施設が必要となる可能性がある。マッキンゼー(McKinsey)の試算では、アメリカのデータセンターが必要とする電力供給量は、2030年までに2倍以上になるとされている。」
「こうした負担増を受けて、SRPをはじめとする企業は、発電の際の燃料構成から石油、ガス、さらには石炭を排除することに慎重になっている。」
地球温暖化対策としての脱炭素化にとって、AIの普及は脅威だ。
「将来の需要に鑑みれば、今後もたらされる需要に対応できる電力容量がなければいけません。データセンターのそうした負荷に対応できる電力容量を確保するために、あらゆる手段を実行することになります」
「化石燃料からの脱却に消極的なこうした姿勢は、気候危機を回避するためにいち早く送電網の脱炭素化を進める必要があるとの科学者らの指摘に逆行するものだ。」
やれやれ・・・。
終末戦争から逃れられたと思ったら、地球温暖化でAIもろとも滅びかねない。
締めとして、今日もAI先生(r+)に訊いてみよう。
(CohereForAI/c4ai-command-r-plus)
https://huggingface.co/spaces/CohereForAI/c4ai-command-r-plus
「Q:AIの普及に伴う地球温暖化にどのように対応すべきですか」
「A:AIの普及に伴うエネルギー消費の増加は、温室効果ガスの排出量を増大させ、地球温暖化を加速させる可能性があります。この問題に対応するためには、いくつかの取り組みが考えられます。
まず、AIアルゴリズムのエネルギー効率を高めることが重要です。AI開発者は、より少ない計算資源で高いパフォーマンスを発揮できるアルゴリズムを設計することが求められます。また、ハードウェアの面でも、消費電力が少なく環境に優しいAI専用チップの開発が進められています。
次に、再生可能エネルギーやカーボンオフセットの活用が挙げられます。AI計算タスクに必要な電力を再生可能エネルギーで賄ったり、カーボンオフセットを利用して排出される二酸化炭素の量を相殺したりすることで、AIによる環境への影響を軽減することができます。
さらに、AI自体を活用して地球温暖化対策を強化することもできます。AIは、エネルギー消費の最適化、サプライチェーンの効率化、気候変動予測の改善など、さまざまな分野で活用することができ、地球温暖化対策に貢献する可能性を秘めています。
地球温暖化は人類が直面する喫緊の課題であり、AIの普及に伴うエネルギー消費の問題は無視できないものです。AIの開発者、利用者、政策立案者は、AIが環境に与える影響を常に意識し、責任ある開発・利用を行うとともに、AIを活用した温暖化対策を積極的に推進していく必要があります。」
相変わらず、真正面からのガチな答えが返ってくる。
のらりくらりと回答を躱したり、意図的なすれ違い答弁を行ったりする政治家や官僚とは異なる。
AI自体を、地球温暖化対策に有効活用する観点は重要だな。
前向きなご答弁、ありがとうというところか。
おっと、この質問に答えるために、「r+」がどんだけ資源を使ったかも、ちっとは考えないとな・・・。
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