911ストーリー(ATE) ― 2013年12月21日 12:55
911ストーリー(ATE)
ポール・フレール(PF)著、「PORSCHE 911 STORY eighth edition」を読み始めた。
というより、何度目かの読み初めを、また、始めたというのが正確な表現になる。
なにしろ、本が重い(ハードカバー上質紙550ページ)ので、寝転んで読むわけにはいかないし、背筋をピンと伸ばして読むに値する内容なので、近所のモスバーガーに行ったりした時に、少しずつ読むことにしている。
PFは、カーグラでお馴染みだったが、惜しいことに亡くなった。
(ポール・フレール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB
2007年にニュルで事故って重症を負い、それが元で亡くなったようだが、90歳でニュルをシビック・タイプRで爆走していたというのは、たまげた話である。
イニシャルDでお馴染みの、「溝落とし」が、PFの本(ハイスピードドライビング)に書いてあるというのも、初めて知った(今度、読んでみっか・・・)。
元F1パイロットであり、ルマン優勝経験もある一流のドライバーなのだが、浮沈子は、レーサーとしての活動は知らない。
ただ、これまた、この間亡くなった小林章太郎と懇意で、CGなどを読むと、ドライバーとしての的確な指摘に溢れた記事が読者を唸らせる。
そのPFが書いたポルシェの、それも、911の本なのだから、期待せずにはいられない。
(最新版 ポルシェ911ストーリー (CG BOOKS) [単行本])
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%89%88-%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7911%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC-BOOKS-%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/4544400430/ref=pd_sim_b_4
すでに、このブログでも取り上げている。
(RRとは何か)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/05/27/6825037
この5月に買って、拾い読みをして、そのままにしていたわけだ。
今日は、1つだけ、初めの方に書かれていることを紹介する。
ご存知の方も多いだろうが、ベンツのW124型500Eのブレーキキャリパーには、当時、ブレンボとアーテの2種類があった。
アルミの分割式キャリパーを採用した初期のブレンボ製の中には、キャリパーが開いてきてしまうというトラブルが発生するものが出た(後に、鋳鉄製に変わる)。
対策部品としてのアーテ社のものは、そのようなことがなかったと聞いている。
(制動力)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/07/08/6504260
ここで引用している記事によれば、アーテ社のキャリパーは、後期型(93年以降)に採用されているようだ。
アーテ社というのは、我が国では、余り聞かない。
(Welcome to ATE)
http://www.ate-brakes.com/www/ate_de_en/
(Alfred Teves:創業者)
http://de.wikipedia.org/wiki/Alfred_Teves
アフターパーツ市場では、結構出回っているようだ。
(ATEセラミックパッド)
http://abeshokai.jp/spare_parts/parts19.html
「アーテは1906年にシュツットガルトで創業したブレーキシステムの専門メーカー。ユーロ圏を中心に世界22カ所の工場ラインを持ち、1日にキャリパ11万、ブレーキホース13万、ABSシステム3万ユニットを生産しています。 アーテ製ブレーキは多くのヨーロッパ、日本の自動車メーカーの純正ブレーキに選ばれています。また、アフターマーケット補修用に純正品質のパッド、ディスク、ブレーキフルードを生産しており、ドイツのブレーキ・アフターマーケット補修部品市場ではトップシェアを誇っています。」
そのアーテの記述が、PFの本にあった。
「ポルシェはレース用のキャリパーを最初自社開発したが、356以来の量産社のディスクブレーキは全面的にATE(アルフレッドテベス)社に依存し、1964年からレース用もATE社に切り換えた。」とある(P.20)。
古くから、信頼性の高いメーカーであるな。
(Original ATE brake calipers and remanufactured calipers)
http://www.ate-brakes.com/www/download/ate_de_en/themes/10_products/20_hydraulic-parts/download_download_channel_download_channel/sa_praesentation_pdf_100205_en.pdf
最近は、コンチネンタルと協業しているようだ。
奇を衒わずに、地道に技術を磨き続ける、ドイツクラフツマンシップのお手本のような会社であるな。
ポール・フレール(PF)著、「PORSCHE 911 STORY eighth edition」を読み始めた。
というより、何度目かの読み初めを、また、始めたというのが正確な表現になる。
なにしろ、本が重い(ハードカバー上質紙550ページ)ので、寝転んで読むわけにはいかないし、背筋をピンと伸ばして読むに値する内容なので、近所のモスバーガーに行ったりした時に、少しずつ読むことにしている。
PFは、カーグラでお馴染みだったが、惜しいことに亡くなった。
(ポール・フレール)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB
2007年にニュルで事故って重症を負い、それが元で亡くなったようだが、90歳でニュルをシビック・タイプRで爆走していたというのは、たまげた話である。
イニシャルDでお馴染みの、「溝落とし」が、PFの本(ハイスピードドライビング)に書いてあるというのも、初めて知った(今度、読んでみっか・・・)。
元F1パイロットであり、ルマン優勝経験もある一流のドライバーなのだが、浮沈子は、レーサーとしての活動は知らない。
ただ、これまた、この間亡くなった小林章太郎と懇意で、CGなどを読むと、ドライバーとしての的確な指摘に溢れた記事が読者を唸らせる。
そのPFが書いたポルシェの、それも、911の本なのだから、期待せずにはいられない。
(最新版 ポルシェ911ストーリー (CG BOOKS) [単行本])
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%89%88-%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7911%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC-BOOKS-%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/4544400430/ref=pd_sim_b_4
すでに、このブログでも取り上げている。
(RRとは何か)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/05/27/6825037
この5月に買って、拾い読みをして、そのままにしていたわけだ。
今日は、1つだけ、初めの方に書かれていることを紹介する。
ご存知の方も多いだろうが、ベンツのW124型500Eのブレーキキャリパーには、当時、ブレンボとアーテの2種類があった。
アルミの分割式キャリパーを採用した初期のブレンボ製の中には、キャリパーが開いてきてしまうというトラブルが発生するものが出た(後に、鋳鉄製に変わる)。
対策部品としてのアーテ社のものは、そのようなことがなかったと聞いている。
(制動力)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/07/08/6504260
ここで引用している記事によれば、アーテ社のキャリパーは、後期型(93年以降)に採用されているようだ。
アーテ社というのは、我が国では、余り聞かない。
(Welcome to ATE)
http://www.ate-brakes.com/www/ate_de_en/
(Alfred Teves:創業者)
http://de.wikipedia.org/wiki/Alfred_Teves
アフターパーツ市場では、結構出回っているようだ。
(ATEセラミックパッド)
http://abeshokai.jp/spare_parts/parts19.html
「アーテは1906年にシュツットガルトで創業したブレーキシステムの専門メーカー。ユーロ圏を中心に世界22カ所の工場ラインを持ち、1日にキャリパ11万、ブレーキホース13万、ABSシステム3万ユニットを生産しています。 アーテ製ブレーキは多くのヨーロッパ、日本の自動車メーカーの純正ブレーキに選ばれています。また、アフターマーケット補修用に純正品質のパッド、ディスク、ブレーキフルードを生産しており、ドイツのブレーキ・アフターマーケット補修部品市場ではトップシェアを誇っています。」
そのアーテの記述が、PFの本にあった。
「ポルシェはレース用のキャリパーを最初自社開発したが、356以来の量産社のディスクブレーキは全面的にATE(アルフレッドテベス)社に依存し、1964年からレース用もATE社に切り換えた。」とある(P.20)。
古くから、信頼性の高いメーカーであるな。
(Original ATE brake calipers and remanufactured calipers)
http://www.ate-brakes.com/www/download/ate_de_en/themes/10_products/20_hydraulic-parts/download_download_channel_download_channel/sa_praesentation_pdf_100205_en.pdf
最近は、コンチネンタルと協業しているようだ。
奇を衒わずに、地道に技術を磨き続ける、ドイツクラフツマンシップのお手本のような会社であるな。
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