またも寸止め ― 2014年04月15日 11:30
またも寸止め
「Today’s launch has been scrubbed due to a Helium leak on Falcon 9’s first stage. A fix will be implemented by the next launch opportunity on Friday April 18, though weather on that date isn’t ideal. Check back here for updates.」
ロケットの第1段にヘリウム積んでたなんて、聞いてないんだけど・・・。
18日になるってことは、日本時間では19日になってしまうので、浮沈子はひょっとすると生では見られないわけだ(トゥバタハリーフ行くので)。
残念だな。
天候もぱっとしないらしいが、それにしてもロケット側の障害で打ち上げられなかったわけで、情けないというか、仕方ないというか。
上記のコメントがアップされたのは、打ち上げの2時間ほど前だから、燃料注入も終わっていたはずだ。
ヘリウムを使っているとすると、タンク内の燃料を加圧するのに使用していることになる。
(圧送式サイクル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A7%E9%80%81%E5%BC%8F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
ファルコン9のマーリン1Dロケットエンジンは、圧送式ではなかったと記憶している。
(マーリン (ロケットエンジン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
ガス発生器サイクルとある。
(ガス発生器サイクル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B9%E7%99%BA%E7%94%9F%E5%99%A8%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
ここのところには、ヘリウムによる燃料タンクの加圧は書かれていない。
しかし、我が国のLEー7Aエンジンにも、ヘリウム加圧タンクは存在する。
(ロケットについてのFAQ(よくある質問と回答):Q1H-IIAロケットは何でできているのですか?)
http://www.jaxa.jp/pr/inquiries/qa/rockets.html#01
「第1段にはタンクのほか、メインエンジンである高性能なLE-7Aエンジンや各種搭載電子機器、ヘリウム加圧タンクなどがあります。」
まあ、確かに発射する時は垂直だが、加速している時には水平になっているタンクから燃料を汲み出すのに、地球の重力に頼っているわけにもいかず、燃料や酸化剤のタンクの隙間を不活性ガスで充填加圧してやらなければいけないというのは理解できる。
「商用ロケットの1つであるファルコン1の上段エンジン、ケストレルはガス押し式サイクルの一例である。」
「圧送式サイクルに使用されるガスはヘリウムや窒素等の低温でも気体の状態を維持し、酸化剤や燃料と反応しない不活性なガスが主に用いられる。一方、再生冷却によって気化した燃料や酸化剤をそれぞれのタンクの加圧に用いる例もある。」
「ドラコ
ドラゴンやファルコン9に使用される。」
ファルコン9では、第2段エンジンも、マーリン1D(たぶん)の改良型のマーリンバキュームロケットエンジンを使用している。
(ファルコン9)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B39
しかし、ドラコって、なんたるネーミングなんだあ?。
(ドラコ (ロケットエンジン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B3_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「18基のドラコスラスタがドラゴン宇宙船の姿勢制御と機動に使用される。4基のドラコスラスタがファルコン9の第2段の姿勢制御に使用される予定である」
今は使われていないが、ケストレルも見ておこう。
(ケストレル (ロケットエンジン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%AB_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「ケストレルはマーリンエンジンと共通したピントル構造を中心に設計されているが、マーリンのようなターボポンプは装備せず、タンクの加圧によって推進剤を送り出す単純な圧送式サイクルを採用している。」
「アブレーション材とニオブの境界にはチタン熱交換器が取り付けられ、ヘリウムによる推進剤の加圧の効率を高めている」
スペースXのホームページには、ファルコン1のスケジュールはなく、既に半分引退してしまったロケットである。
(ファルコン1)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B31
「2010年以降は、機体全長を延長し、燃料搭載量を増やしてペイロードの搭載重量を増加させたファルコン1eが計画されていたが、小型衛星市場が拡大しなかった上、Space X社はファルコン9ロケットとファルコン9ヘビーロケットの開発と製造に注力するために、ファルコン1の製造は中断することにした。製造を再開するかどうかは2012年以降に改めて判断する予定」
引用元はリンク切れだが、低軌道に670kgの打ち上げ能力じゃあ、開発コストの元は取れないな。
当分の間は復活しないだろう。
2018年までのスケジュールに、ファルコン1の名はない。
ドラコなどの姿勢制御用に使われる、自己着火式エンジンの燃料についても見ておこう。
(ハイパーゴリック推進剤)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%89%A4
「ハイパーゴリック推進剤は初期に設計されたロケットのエンジンや、スペースシャトルなどの宇宙機の軌道制御や姿勢制御に使う再着火回数要求が多いエンジン(静止衛星の軌道投入用のアポジエンジンなど)に使われている。」
さて、これらのエンジンは、ヘリウムなどの不活性ガスの加圧タンクを装備し、その圧力によって燃料を押し出す仕組をとる。
また、ターボポンプによって汲み出す方式の場合でも、タンクを加圧するために使用される(たぶん)。
貴重なヘリウムを、駄々漏れさせたスペースXの罪軽からずというところか。
液体窒素でもいいんだろうが、重いので嫌われているのだろう。
18日の打ち上げまでに、漏洩の原因が分かるといいんだが。
「Today’s launch has been scrubbed due to a Helium leak on Falcon 9’s first stage. A fix will be implemented by the next launch opportunity on Friday April 18, though weather on that date isn’t ideal. Check back here for updates.」
ロケットの第1段にヘリウム積んでたなんて、聞いてないんだけど・・・。
18日になるってことは、日本時間では19日になってしまうので、浮沈子はひょっとすると生では見られないわけだ(トゥバタハリーフ行くので)。
残念だな。
天候もぱっとしないらしいが、それにしてもロケット側の障害で打ち上げられなかったわけで、情けないというか、仕方ないというか。
上記のコメントがアップされたのは、打ち上げの2時間ほど前だから、燃料注入も終わっていたはずだ。
ヘリウムを使っているとすると、タンク内の燃料を加圧するのに使用していることになる。
(圧送式サイクル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A7%E9%80%81%E5%BC%8F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
ファルコン9のマーリン1Dロケットエンジンは、圧送式ではなかったと記憶している。
(マーリン (ロケットエンジン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
ガス発生器サイクルとある。
(ガス発生器サイクル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B9%E7%99%BA%E7%94%9F%E5%99%A8%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
ここのところには、ヘリウムによる燃料タンクの加圧は書かれていない。
しかし、我が国のLEー7Aエンジンにも、ヘリウム加圧タンクは存在する。
(ロケットについてのFAQ(よくある質問と回答):Q1H-IIAロケットは何でできているのですか?)
http://www.jaxa.jp/pr/inquiries/qa/rockets.html#01
「第1段にはタンクのほか、メインエンジンである高性能なLE-7Aエンジンや各種搭載電子機器、ヘリウム加圧タンクなどがあります。」
まあ、確かに発射する時は垂直だが、加速している時には水平になっているタンクから燃料を汲み出すのに、地球の重力に頼っているわけにもいかず、燃料や酸化剤のタンクの隙間を不活性ガスで充填加圧してやらなければいけないというのは理解できる。
「商用ロケットの1つであるファルコン1の上段エンジン、ケストレルはガス押し式サイクルの一例である。」
「圧送式サイクルに使用されるガスはヘリウムや窒素等の低温でも気体の状態を維持し、酸化剤や燃料と反応しない不活性なガスが主に用いられる。一方、再生冷却によって気化した燃料や酸化剤をそれぞれのタンクの加圧に用いる例もある。」
「ドラコ
ドラゴンやファルコン9に使用される。」
ファルコン9では、第2段エンジンも、マーリン1D(たぶん)の改良型のマーリンバキュームロケットエンジンを使用している。
(ファルコン9)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B39
しかし、ドラコって、なんたるネーミングなんだあ?。
(ドラコ (ロケットエンジン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B3_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「18基のドラコスラスタがドラゴン宇宙船の姿勢制御と機動に使用される。4基のドラコスラスタがファルコン9の第2段の姿勢制御に使用される予定である」
今は使われていないが、ケストレルも見ておこう。
(ケストレル (ロケットエンジン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%AB_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「ケストレルはマーリンエンジンと共通したピントル構造を中心に設計されているが、マーリンのようなターボポンプは装備せず、タンクの加圧によって推進剤を送り出す単純な圧送式サイクルを採用している。」
「アブレーション材とニオブの境界にはチタン熱交換器が取り付けられ、ヘリウムによる推進剤の加圧の効率を高めている」
スペースXのホームページには、ファルコン1のスケジュールはなく、既に半分引退してしまったロケットである。
(ファルコン1)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B31
「2010年以降は、機体全長を延長し、燃料搭載量を増やしてペイロードの搭載重量を増加させたファルコン1eが計画されていたが、小型衛星市場が拡大しなかった上、Space X社はファルコン9ロケットとファルコン9ヘビーロケットの開発と製造に注力するために、ファルコン1の製造は中断することにした。製造を再開するかどうかは2012年以降に改めて判断する予定」
引用元はリンク切れだが、低軌道に670kgの打ち上げ能力じゃあ、開発コストの元は取れないな。
当分の間は復活しないだろう。
2018年までのスケジュールに、ファルコン1の名はない。
ドラコなどの姿勢制御用に使われる、自己着火式エンジンの燃料についても見ておこう。
(ハイパーゴリック推進剤)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E6%8E%A8%E9%80%B2%E5%89%A4
「ハイパーゴリック推進剤は初期に設計されたロケットのエンジンや、スペースシャトルなどの宇宙機の軌道制御や姿勢制御に使う再着火回数要求が多いエンジン(静止衛星の軌道投入用のアポジエンジンなど)に使われている。」
さて、これらのエンジンは、ヘリウムなどの不活性ガスの加圧タンクを装備し、その圧力によって燃料を押し出す仕組をとる。
また、ターボポンプによって汲み出す方式の場合でも、タンクを加圧するために使用される(たぶん)。
貴重なヘリウムを、駄々漏れさせたスペースXの罪軽からずというところか。
液体窒素でもいいんだろうが、重いので嫌われているのだろう。
18日の打ち上げまでに、漏洩の原因が分かるといいんだが。
EoT ― 2014年04月15日 14:01
EoT
2014年度から導入された、LMP1クラスの技術均衡策である。
(来季LMP1、技術的な均衡を図る“EoT”導入へ)
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=53323
「FIAは各マニュファクチャラーに対し、今年12月から来年2月までのデータを提供するように要請。まずはル・マン24時間を含む来季の第3戦までのEoTを設定する計画だ。」
詳細は不明だが、どうやら燃料消費量を規制することによって、性能均衡を図るようだ。
(WEC前半3戦のEoT発表。トヨタ&ポルシェに恩恵)
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=55853
「ガソリンエンジンを搭載するトヨタとポルシェはともに6MJを選択しているが、1周あたりの“燃料での放出エネルギー量”が、これまで公表されていた137.5MJから、139.5MJへと上昇(=1周あたりの燃料使用量が増加)。また、燃料搭載量も66.9リッターから68.3リッターへと僅かに上昇している。」
「一方、アウディはディーゼルエンジンを搭載し、2MJを選択しているが、1周あたりの“燃料での放出エネルギー量”は140.2MJから138.7MJへと減少(=1周あたりの燃料消費量が減少)。燃料搭載量も54.8リッターから54.3リッターへ縮小されている。」
これを見ると、ディーゼルエンジンのアウディの性能を引き摺り下ろし、ガソリンエンジンのポルシェ、トヨタに下駄を履かせるというものだ。
しかし、“燃料での放出エネルギー量”でみると、殆ど変わらない。
0.8MJというエネルギー量について、どの程度の差があるものかは定かではないが、0.6パーセント程の差である。
燃料搭載量の差は、車両総重量の差になってくるので、軽いディーゼル車のアウディに有利に働くともいえる。
主催者側が、レースを面白く見せるために、性能差を解消し、白熱した戦いを演出しようとしているのだ。
「この数値は、今年のル・マン24時間終了後まで継続される。数値の再設定は、ル・マン後から9月の第4戦オースティンまでの間に変更がなされ、そこで決定した数値は15年のル・マン24時間終了時まで継続することとなる。」
しばらくは、この方式が継続するだろう。
与えられた燃料で、ベストを尽くすしかない。
常勝アウディを引き摺り下ろすことができるのか、出来るとしたら、3年目の正直(?)のトヨタなのか、ここで会ったが14年目(?)のポルシェなのか。
それとも、今やポルシェの販売する殆どのクルマの外装や中身を供給する、技術のカタマリ=アウディ帝国の地位は磐石なのだろうか。
4月20日に行われるシスバーストンの行方が気になる(船の上なので、結果は分かりませんが)。
(シルバーストン・サーキット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88
「1991年に大改修が施され、複合コーナーが多数配置された高速テクニカル・サーキットに生まれ変わった。その後も1997年や2000年などにもレイアウトに小変更が加えられた。」
浮沈子のイメージは、この大改修以前のもので、星型の高速サーキットで、エンジンやタイヤに対する負担が大きいというものであった。
今でも、高速サーキットには違いないが、シケインやコーナーが増設され、テクニカルな要素が盛り込まれた近代的なサーキットに生まれ変わっている。
いずれにしても、こんなところを6時間もぐるぐる回るのは、大変なことには違いない。
ルマンに向けての皮切りの第1戦である。
第2戦は、スパ・フランコルシャンだ。
(スパ・フランコルシャン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3
「スパとフランコルシャンにまたがっていることから、この名称が名付けられている。」
24時間レースも行われているサーキットである。
「ベルギーの首都ブリュッセルの東南東、ドイツとの国境に近いアルデンヌの森に位置する。高低差104mという激しいアップダウンの間に難易度の高い高速コーナーが連続しており、コースに対し高い評価を与えるドライバーは多い。」
ここも6時間のレースだ。
平坦なシルバーストンに比べて、アップダウンがあり、気候も変化するので難コースとして知られる。
ここもちょこちょこ改修されているようだな。
メインイベントのサルテサーキットについては、稿を改めて書く。
2014年度から導入された、LMP1クラスの技術均衡策である。
(来季LMP1、技術的な均衡を図る“EoT”導入へ)
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=53323
「FIAは各マニュファクチャラーに対し、今年12月から来年2月までのデータを提供するように要請。まずはル・マン24時間を含む来季の第3戦までのEoTを設定する計画だ。」
詳細は不明だが、どうやら燃料消費量を規制することによって、性能均衡を図るようだ。
(WEC前半3戦のEoT発表。トヨタ&ポルシェに恩恵)
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=55853
「ガソリンエンジンを搭載するトヨタとポルシェはともに6MJを選択しているが、1周あたりの“燃料での放出エネルギー量”が、これまで公表されていた137.5MJから、139.5MJへと上昇(=1周あたりの燃料使用量が増加)。また、燃料搭載量も66.9リッターから68.3リッターへと僅かに上昇している。」
「一方、アウディはディーゼルエンジンを搭載し、2MJを選択しているが、1周あたりの“燃料での放出エネルギー量”は140.2MJから138.7MJへと減少(=1周あたりの燃料消費量が減少)。燃料搭載量も54.8リッターから54.3リッターへ縮小されている。」
これを見ると、ディーゼルエンジンのアウディの性能を引き摺り下ろし、ガソリンエンジンのポルシェ、トヨタに下駄を履かせるというものだ。
しかし、“燃料での放出エネルギー量”でみると、殆ど変わらない。
0.8MJというエネルギー量について、どの程度の差があるものかは定かではないが、0.6パーセント程の差である。
燃料搭載量の差は、車両総重量の差になってくるので、軽いディーゼル車のアウディに有利に働くともいえる。
主催者側が、レースを面白く見せるために、性能差を解消し、白熱した戦いを演出しようとしているのだ。
「この数値は、今年のル・マン24時間終了後まで継続される。数値の再設定は、ル・マン後から9月の第4戦オースティンまでの間に変更がなされ、そこで決定した数値は15年のル・マン24時間終了時まで継続することとなる。」
しばらくは、この方式が継続するだろう。
与えられた燃料で、ベストを尽くすしかない。
常勝アウディを引き摺り下ろすことができるのか、出来るとしたら、3年目の正直(?)のトヨタなのか、ここで会ったが14年目(?)のポルシェなのか。
それとも、今やポルシェの販売する殆どのクルマの外装や中身を供給する、技術のカタマリ=アウディ帝国の地位は磐石なのだろうか。
4月20日に行われるシスバーストンの行方が気になる(船の上なので、結果は分かりませんが)。
(シルバーストン・サーキット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88
「1991年に大改修が施され、複合コーナーが多数配置された高速テクニカル・サーキットに生まれ変わった。その後も1997年や2000年などにもレイアウトに小変更が加えられた。」
浮沈子のイメージは、この大改修以前のもので、星型の高速サーキットで、エンジンやタイヤに対する負担が大きいというものであった。
今でも、高速サーキットには違いないが、シケインやコーナーが増設され、テクニカルな要素が盛り込まれた近代的なサーキットに生まれ変わっている。
いずれにしても、こんなところを6時間もぐるぐる回るのは、大変なことには違いない。
ルマンに向けての皮切りの第1戦である。
第2戦は、スパ・フランコルシャンだ。
(スパ・フランコルシャン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3
「スパとフランコルシャンにまたがっていることから、この名称が名付けられている。」
24時間レースも行われているサーキットである。
「ベルギーの首都ブリュッセルの東南東、ドイツとの国境に近いアルデンヌの森に位置する。高低差104mという激しいアップダウンの間に難易度の高い高速コーナーが連続しており、コースに対し高い評価を与えるドライバーは多い。」
ここも6時間のレースだ。
平坦なシルバーストンに比べて、アップダウンがあり、気候も変化するので難コースとして知られる。
ここもちょこちょこ改修されているようだな。
メインイベントのサルテサーキットについては、稿を改めて書く。
ルマン ― 2014年04月15日 16:14
ルマン
ルマンについては、このブログでも散々取り上げてきた。
(ミッドシップポルシェ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/04/07/7269391
ここには浮沈子の力作(?)、「レーシングポルシェの系譜」のリンク一覧を載せている。
この中でも取り上げているし、他にも何度か取り上げてはいる。
(917K)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/04/11/6774757
(911GT1)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/19/6870999
後の記事は、ハズカシイ内容だが、ノーテンキにNA多気筒エンジンを崇拝している浮沈子の浅はかさを、敢えて披瀝しておく。
917Kは、ポルシェがルマンで初優勝(総合優勝)したクルマ、GT1は、今のところ、最後に優勝したクルマとして掲げた。
(サルト・サーキット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88
どうも、現地語(フランス語)の発音では、サルトになるらしい。
(Sarthe:発音言語: フランス語)
http://ja.forvo.com/word/sarthe/#fr
「フランスのサルト県ル・マン市郊外にあるサーキット。正式名称はCircuit des 24 Heures du Mans(ルマン24時間サーキット)」
「コースはル・マン市街地から南に下ったところにあり、2/3の区間は普段は地方道 (Route départementale) として使われている一般公道を閉鎖して走行する。ピット施設と周辺の常設区間は、2輪レースを行う「ブガッティ・サーキット」と共用する。1周の距離は13.629kmあり、ニュルブルクリンク24時間レースが開催されるニュルブルクリンク北コース(全長20.832km)と並んで、往時のロングコースの伝統を残している。」
「ル・マン名物のロングストレートはユノディエール(Les Hunaudières)もしくはミュルサンヌ・ストレートと呼ばれる。普段はル・マンとトゥールを結ぶ地方道338号線 (D338) であり、ガードレールに挟まれた直線道路を北から南へと下っていく。かつては全長約6kmもあり、アクセル全開時間が1分間ほど続いた。1988年にはWM・プジョーが405km/hという最高速記録をマークしたが、国際自動車スポーツ連盟 (FISA) が安全面から「2km以上の直線を持つサーキットは公認しない」とルール化したため、1990年には途中に2ヵ所のシケインを設け、ストレートを3分割した。現行レイアウトでは、第1シケイン手前で最高速を記録する」
このストレートは、マシンに対する負担も相当大きかったようだな。
2か所のシケインは、興ざめだが仕方ない。
これがあることによって、安全が担保されたのか、いささか疑問ではある。
「ユノディエールの南端には、右直角コーナーのミュルサンヌ・コーナーが待ち構える。」
「ブレーキングゾーン手前に視界を遮る路面の隆起があり、分岐路を右へ入りつつトップスピードから急減速するためブレーキングが難しい。」
まあ、浮沈子が何となく分かっているのはこのくらいである。
詳しくは、動画でどうぞ。
(ルマン24時間レース サルトサーキットを中野信治が解説します)
https://www.youtube.com/watch?v=5lfr2brthjs
テルトルルージュから、ポルシェコーナーまでを解説している。
実際に走行しているドライバーならではの解説なので、興味深い。
(PORSCHE・956 ルマン サルトサーキット オンボード)
https://www.youtube.com/watch?v=tSawCoCMhGc
「岡田 秀樹 選手の解説付」とある。
シケインが出来る前のユノディエールのド迫力の映像だ。
パーマネントコースを含めた1周が、あっという間である。
ウィキの記事と地図から、おさらいしてみよう。
「常設区間1:
・ホームストレート
・ダンロップ・カーブ(右)
・ダンロップ・シケイン(左・右)
・ダンロップブリッジ(歩道橋を潜る)
・森のエス(Esses de la Foret:左・右)
・テルトル・ルージュ(右)」
「公道区間:
・ユノディエール(ミュルサンヌ・ストレート)
・第1シケイン(右・左・右)
・第2シケイン(左・右・左)
・ミュルサンヌ・コーナー(右)
・インディアナポリス・コーナー(左)
・アルナージュ・コーナー(右)」
「常設区間2:
・ポルシェ・カーブ(右)
・ポント(Virage du Pont)(左?)
・コルベット(Virage Corvette)(左?)
・カーティング(Virage du Karting)(右?)
・メゾン・ブランシュ(Chicane Maison-Blanche)(左・右)
・フォード・シケイン(Chicane Ford)(左・右)
・ホームストレート」
ポルシェ・カーブの後のコーナーは、ちょっと特定できないのでいい加減である。
2007年以降の現行レイアウトでは、13.629kmとなっている。
ここを、3分20秒位で走り抜けるわけで、アベレージは245kmを超える。
ロングコースとして名高いニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)のアベレージが170km位(7分として)だから、いかに高速サーキットであるかということだ(ニュルの絶対記録でも202kmに過ぎない)。
(ニュルブルクリンク:モータースポーツでの主なコースレコード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF#.E3.83.A2.E3.83.BC.E3.82.BF.E3.83.BC.E3.82.B9.E3.83.9D.E3.83.BC.E3.83.84.E3.81.A7.E3.81.AE.E4.B8.BB.E3.81.AA.E3.82.B3.E3.83.BC.E3.82.B9.E3.83.AC.E3.82.B3.E3.83.BC.E3.83.89
まあ、どうでもいいんですが。
とにかく、サルテサーキット(サルトサーキット?)は、クルマにとって過酷なコースであることは間違いない。
こんなコースを24時間も走るというレースを考え出した主催者の発想は、常軌を逸している。
それを許容する社会も、浮沈子から見れば異様だ。
ヨーロッパが、高速なクルマによる移動に如何に依存しているかを、文化の面から見せ付けられる思いだ。
我が国では、24時間レースがトップカテゴリーとして開催されたことはない(訂正:十勝での開催があったようです)。
自由な移動は、為政者にとっては好ましくなく、移動を規制することが統治の手段として用いられてきた歴史を持つ。
この国では、未来永劫、24時間レースなんて開催できないだろうな。
ルマンについては、このブログでも散々取り上げてきた。
(ミッドシップポルシェ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/04/07/7269391
ここには浮沈子の力作(?)、「レーシングポルシェの系譜」のリンク一覧を載せている。
この中でも取り上げているし、他にも何度か取り上げてはいる。
(917K)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/04/11/6774757
(911GT1)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/19/6870999
後の記事は、ハズカシイ内容だが、ノーテンキにNA多気筒エンジンを崇拝している浮沈子の浅はかさを、敢えて披瀝しておく。
917Kは、ポルシェがルマンで初優勝(総合優勝)したクルマ、GT1は、今のところ、最後に優勝したクルマとして掲げた。
(サルト・サーキット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88
どうも、現地語(フランス語)の発音では、サルトになるらしい。
(Sarthe:発音言語: フランス語)
http://ja.forvo.com/word/sarthe/#fr
「フランスのサルト県ル・マン市郊外にあるサーキット。正式名称はCircuit des 24 Heures du Mans(ルマン24時間サーキット)」
「コースはル・マン市街地から南に下ったところにあり、2/3の区間は普段は地方道 (Route départementale) として使われている一般公道を閉鎖して走行する。ピット施設と周辺の常設区間は、2輪レースを行う「ブガッティ・サーキット」と共用する。1周の距離は13.629kmあり、ニュルブルクリンク24時間レースが開催されるニュルブルクリンク北コース(全長20.832km)と並んで、往時のロングコースの伝統を残している。」
「ル・マン名物のロングストレートはユノディエール(Les Hunaudières)もしくはミュルサンヌ・ストレートと呼ばれる。普段はル・マンとトゥールを結ぶ地方道338号線 (D338) であり、ガードレールに挟まれた直線道路を北から南へと下っていく。かつては全長約6kmもあり、アクセル全開時間が1分間ほど続いた。1988年にはWM・プジョーが405km/hという最高速記録をマークしたが、国際自動車スポーツ連盟 (FISA) が安全面から「2km以上の直線を持つサーキットは公認しない」とルール化したため、1990年には途中に2ヵ所のシケインを設け、ストレートを3分割した。現行レイアウトでは、第1シケイン手前で最高速を記録する」
このストレートは、マシンに対する負担も相当大きかったようだな。
2か所のシケインは、興ざめだが仕方ない。
これがあることによって、安全が担保されたのか、いささか疑問ではある。
「ユノディエールの南端には、右直角コーナーのミュルサンヌ・コーナーが待ち構える。」
「ブレーキングゾーン手前に視界を遮る路面の隆起があり、分岐路を右へ入りつつトップスピードから急減速するためブレーキングが難しい。」
まあ、浮沈子が何となく分かっているのはこのくらいである。
詳しくは、動画でどうぞ。
(ルマン24時間レース サルトサーキットを中野信治が解説します)
https://www.youtube.com/watch?v=5lfr2brthjs
テルトルルージュから、ポルシェコーナーまでを解説している。
実際に走行しているドライバーならではの解説なので、興味深い。
(PORSCHE・956 ルマン サルトサーキット オンボード)
https://www.youtube.com/watch?v=tSawCoCMhGc
「岡田 秀樹 選手の解説付」とある。
シケインが出来る前のユノディエールのド迫力の映像だ。
パーマネントコースを含めた1周が、あっという間である。
ウィキの記事と地図から、おさらいしてみよう。
「常設区間1:
・ホームストレート
・ダンロップ・カーブ(右)
・ダンロップ・シケイン(左・右)
・ダンロップブリッジ(歩道橋を潜る)
・森のエス(Esses de la Foret:左・右)
・テルトル・ルージュ(右)」
「公道区間:
・ユノディエール(ミュルサンヌ・ストレート)
・第1シケイン(右・左・右)
・第2シケイン(左・右・左)
・ミュルサンヌ・コーナー(右)
・インディアナポリス・コーナー(左)
・アルナージュ・コーナー(右)」
「常設区間2:
・ポルシェ・カーブ(右)
・ポント(Virage du Pont)(左?)
・コルベット(Virage Corvette)(左?)
・カーティング(Virage du Karting)(右?)
・メゾン・ブランシュ(Chicane Maison-Blanche)(左・右)
・フォード・シケイン(Chicane Ford)(左・右)
・ホームストレート」
ポルシェ・カーブの後のコーナーは、ちょっと特定できないのでいい加減である。
2007年以降の現行レイアウトでは、13.629kmとなっている。
ここを、3分20秒位で走り抜けるわけで、アベレージは245kmを超える。
ロングコースとして名高いニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)のアベレージが170km位(7分として)だから、いかに高速サーキットであるかということだ(ニュルの絶対記録でも202kmに過ぎない)。
(ニュルブルクリンク:モータースポーツでの主なコースレコード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF#.E3.83.A2.E3.83.BC.E3.82.BF.E3.83.BC.E3.82.B9.E3.83.9D.E3.83.BC.E3.83.84.E3.81.A7.E3.81.AE.E4.B8.BB.E3.81.AA.E3.82.B3.E3.83.BC.E3.82.B9.E3.83.AC.E3.82.B3.E3.83.BC.E3.83.89
まあ、どうでもいいんですが。
とにかく、サルテサーキット(サルトサーキット?)は、クルマにとって過酷なコースであることは間違いない。
こんなコースを24時間も走るというレースを考え出した主催者の発想は、常軌を逸している。
それを許容する社会も、浮沈子から見れば異様だ。
ヨーロッパが、高速なクルマによる移動に如何に依存しているかを、文化の面から見せ付けられる思いだ。
我が国では、24時間レースがトップカテゴリーとして開催されたことはない(訂正:十勝での開催があったようです)。
自由な移動は、為政者にとっては好ましくなく、移動を規制することが統治の手段として用いられてきた歴史を持つ。
この国では、未来永劫、24時間レースなんて開催できないだろうな。
ルマン観戦 ― 2014年04月15日 18:08
ルマン観戦
百「文」は一見に如かず。
6月のメインイベントは、ルマン観戦!(最少催行人員に達していないので、まだ未定かも)。
(ル・マン24時間レース観戦の旅)
http://www.pacific-f-1.com/nittei14/lemans_p.htm
初めてのヨーロッパ、初めてのパリ、そしてもちろん、初めてのルマン!。
「☆決勝観戦は24時間お好きな時間に行って頂けます。
決勝レース観戦時は24時間、お好きな時間に観戦へ行って頂けるように、サーキットに隣接した専用の駐車場での「車中泊」となります。
観戦時の送迎車は、40~55名乗りの大型バスを15~20名前後のお客様でゆったりとご利用頂きます。
駐車場には洗面設備等の他に、24時間開いているレストランもあります。」
「☆パリでの宿泊ホテル
瀟洒な駅舎で名高いパリのリヨン駅に隣接する4つ星のホテル「メルキュール・パリ・ガール・ド・リヨン」を確保してあります。
立地のよさからも人気の高いホテルです。」
「☆フリータイムを利用して6月12日木曜日の夜から深夜にかけて行われる「予選観戦」、6月13日金曜日の夕方に行われる「ドライバーパレード」等に行くことが可能です。」
「☆フリータイムを利用して「モン・サン・ミッシェルの日帰り観光」や「ベルサイユ宮殿の半日観光」、「ルーブル美術館の半日観光」等のオプショナルツアーにご参加頂くことも可能です。」
「日程:
・6/11(水):
午前 成田発 (航空機) パリへ
夕刻 パリ到着後、ホテルへ (送迎車)
・6/12(木):
午前 パリ市内観光 (送迎車)
午後 フリータイム
・6/13(金):
終日 フリータイム
・6/14(土):
午前 パリよりル・マンへ (送迎車)
終日 ル・マン24時間レース観戦
・6/15(日):
終日 ル・マン24時間レース観戦
レース観戦後、パリへ (送迎車)
・6/16(月):
ホテルより空港へ (送迎車)
午前~午後 パリより (航空機) 帰国の途に
・6/17(火):
午前 成田着」
かなりヘビーなスケジュールだ。
パリ観光は適当にして、予選とか、ドライバーズパレードを見てみたいな。
パドックには入らなくていいから、グランドスタンドでのんびり観戦したい。
電話で問い合わせると、10人くらいは既に申し込みがあるという(もう少し増えないと確定しないらしい:担当の杉山さん:談)。
何だかんだで、50万円位かかってしまうが、二度と行くことはないだろうから、一生の思い出として行ってみよう。
ヨーロッパ自体は、この先に何度か行くことがあるだろうからいいとして、ルマンは何度も行けないだろう。
安い欧州旅行のパッケージでは、なかなか行き届いた旅は難しかろう。
(メルキュール パリ ガール ド リヨン:パリ観光旅行ガイド パリナビ)
http://paris.navi.com/hotel/36/
地図で見ると、本当にリヨン駅に隣接している。
夕方には近所の店が閉まってしまうとあるが、まあ、何とかなるだろう。
旅慣れた方とお知り合いになれるといいな。
でも、まあ、ルマン観戦のツアーに参加するということは、花より団子(?)、旅よりレース(!)が得意な面々が集うことになるのだろう。
楽しみ楽しみ!。
何よりも、ダイビングの道具を持ち歩かなくてもいいのが有難い(そんなもん、持ってかね!)。
バックパッカーもびっくりの軽装で行くことができる(というより、何持ってくんだあ?)。
レースそのものの写真とかドキュメントは、日本でもいくらでも手に入るだろうから、臨場感とか、それらの公式データでは手に入らないティップスを見てこよう。
(一度は訪れたい! ルマン24時間レースの楽しみ方:去年の記事)
http://allabout.co.jp/gm/gc/422780/
「世界三大レースのひとつ「ルマン24時間レース」の魅力を観客目線でレポート。90周年の記念大会となった2013年のレースを通じて、伝統と歴史が育んだ素晴らしいレース文化を紹介します。」
「世界中のモータースポーツファンが国籍関係無く、最後は頑張るチーム、ドライバー、人々を応援する「ルマン24時間レース」。90年の歴史と伝統は日本のレースとはひと味もふた味も違った雰囲気を味合わうことができる。来年、2014年は最高峰のLMP1クラスに耐久王ポルシェも参戦。アウディ、トヨタと対決する。早速来年に向けて観戦計画を立ててみてはいかがだろう?」
というわけで、6月は、たぶん、ルマン観戦だな(最少催行人員になれば・・・)。
百「文」は一見に如かず。
6月のメインイベントは、ルマン観戦!(最少催行人員に達していないので、まだ未定かも)。
(ル・マン24時間レース観戦の旅)
http://www.pacific-f-1.com/nittei14/lemans_p.htm
初めてのヨーロッパ、初めてのパリ、そしてもちろん、初めてのルマン!。
「☆決勝観戦は24時間お好きな時間に行って頂けます。
決勝レース観戦時は24時間、お好きな時間に観戦へ行って頂けるように、サーキットに隣接した専用の駐車場での「車中泊」となります。
観戦時の送迎車は、40~55名乗りの大型バスを15~20名前後のお客様でゆったりとご利用頂きます。
駐車場には洗面設備等の他に、24時間開いているレストランもあります。」
「☆パリでの宿泊ホテル
瀟洒な駅舎で名高いパリのリヨン駅に隣接する4つ星のホテル「メルキュール・パリ・ガール・ド・リヨン」を確保してあります。
立地のよさからも人気の高いホテルです。」
「☆フリータイムを利用して6月12日木曜日の夜から深夜にかけて行われる「予選観戦」、6月13日金曜日の夕方に行われる「ドライバーパレード」等に行くことが可能です。」
「☆フリータイムを利用して「モン・サン・ミッシェルの日帰り観光」や「ベルサイユ宮殿の半日観光」、「ルーブル美術館の半日観光」等のオプショナルツアーにご参加頂くことも可能です。」
「日程:
・6/11(水):
午前 成田発 (航空機) パリへ
夕刻 パリ到着後、ホテルへ (送迎車)
・6/12(木):
午前 パリ市内観光 (送迎車)
午後 フリータイム
・6/13(金):
終日 フリータイム
・6/14(土):
午前 パリよりル・マンへ (送迎車)
終日 ル・マン24時間レース観戦
・6/15(日):
終日 ル・マン24時間レース観戦
レース観戦後、パリへ (送迎車)
・6/16(月):
ホテルより空港へ (送迎車)
午前~午後 パリより (航空機) 帰国の途に
・6/17(火):
午前 成田着」
かなりヘビーなスケジュールだ。
パリ観光は適当にして、予選とか、ドライバーズパレードを見てみたいな。
パドックには入らなくていいから、グランドスタンドでのんびり観戦したい。
電話で問い合わせると、10人くらいは既に申し込みがあるという(もう少し増えないと確定しないらしい:担当の杉山さん:談)。
何だかんだで、50万円位かかってしまうが、二度と行くことはないだろうから、一生の思い出として行ってみよう。
ヨーロッパ自体は、この先に何度か行くことがあるだろうからいいとして、ルマンは何度も行けないだろう。
安い欧州旅行のパッケージでは、なかなか行き届いた旅は難しかろう。
(メルキュール パリ ガール ド リヨン:パリ観光旅行ガイド パリナビ)
http://paris.navi.com/hotel/36/
地図で見ると、本当にリヨン駅に隣接している。
夕方には近所の店が閉まってしまうとあるが、まあ、何とかなるだろう。
旅慣れた方とお知り合いになれるといいな。
でも、まあ、ルマン観戦のツアーに参加するということは、花より団子(?)、旅よりレース(!)が得意な面々が集うことになるのだろう。
楽しみ楽しみ!。
何よりも、ダイビングの道具を持ち歩かなくてもいいのが有難い(そんなもん、持ってかね!)。
バックパッカーもびっくりの軽装で行くことができる(というより、何持ってくんだあ?)。
レースそのものの写真とかドキュメントは、日本でもいくらでも手に入るだろうから、臨場感とか、それらの公式データでは手に入らないティップスを見てこよう。
(一度は訪れたい! ルマン24時間レースの楽しみ方:去年の記事)
http://allabout.co.jp/gm/gc/422780/
「世界三大レースのひとつ「ルマン24時間レース」の魅力を観客目線でレポート。90周年の記念大会となった2013年のレースを通じて、伝統と歴史が育んだ素晴らしいレース文化を紹介します。」
「世界中のモータースポーツファンが国籍関係無く、最後は頑張るチーム、ドライバー、人々を応援する「ルマン24時間レース」。90年の歴史と伝統は日本のレースとはひと味もふた味も違った雰囲気を味合わうことができる。来年、2014年は最高峰のLMP1クラスに耐久王ポルシェも参戦。アウディ、トヨタと対決する。早速来年に向けて観戦計画を立ててみてはいかがだろう?」
というわけで、6月は、たぶん、ルマン観戦だな(最少催行人員になれば・・・)。
TGV ― 2014年04月15日 21:01
TGV
パリからルマンまで、ツアーでは当然送迎バスだが、12日(木)夜の予選や、13日(金)のドラーバーズパレードを見るためには、自前でルマンまで行かなければならない。
足としては、TGVがモンパルナス駅から出ているようだ。
(フランスの超特急「TGV」に乗ってみました!:パリの出発駅は4カ所)
http://paris.navi.com/special/5036983
「・モンパルナス駅発着の主な行き先:
ル・マン、レンヌ、ナント、トゥール、ボルドー」とある。
リヨン駅からは3kmくらい離れている。
移動はメトロになるのかな。
その場でも買えるようなので、現地で買ってもいいかも(ネットからは日本語で事前に買えるらしい:未調査)。
「日本の新幹線は方向に合わせて回転できる機能を持っているのですが、TGVはまったくの固定式。運が悪いと逆向きのまま300キロの走行に耐えねばなりません。」
まあ、それでもいいんじゃないかと考えてしまう浮沈子。
「300キロは確かに速い!:
TGVは高速鉄道線を300キロ近いスピードで走っています。左右に揺れたり、小刻みに振動したり、騒音が大きかったりといった問題を感じないのが意外です。速度感はどんなものかとデッキに出て、ドアの窓越しに沿線風景を撮ってみようと思いますが、とても速過ぎて何か撮ろうにもうまくいきません。300キロで走っているときにバーで立ってコーヒーを飲もうとすると、どこかに飛ばされそうになって、なかなか怖いです。」
これは、外の景色が速い事からの感想であって、空気漏れとかではない。
「食事はサンドウィッチやラップなど3種類、コーヒーや各種飲み物も選べます。たとえ列車の中でもさすがフランス、おいしいバケットサンドやカフェオレが楽しめます。」
コーヒーの味にうるさい浮沈子としては、フランスのコーヒーも楽しみにしている。
さて、そもそもTGVって、何なのさ?。
(TGV)
http://ja.wikipedia.org/wiki/TGV
「最初の計画では、ガスタービンエンジンの出力回転軸を発電機に接続し電力に変換して車軸に接続したモーターを駆動する電気式ガスタービン動力車が考案された。ガスタービンは小型であり、長時間にわたって高いパフォーマンスを発揮するためである。」
知らなかったな。
「しかし、1973年には石油ショックの影響を受けて燃料の価格が急激に上昇したため、ガスタービンによる駆動方式は実用性を失った。計画は動力車内のガスタービンで発電する方式から架線から電力を得る架空電車線方式に変更され、その電力はフランス国内に新設された原子力発電所から供給された。」
「1981年9月27日、初のTGV営業路線としてパリ - リヨン間のLGV南東線が開業、最高速度260km/h(のちに270km/h)での営業運転が開始された。」
新幹線よりは、ずいぶん後だったんだな。
(LGV大西洋線)
http://ja.wikipedia.org/wiki/LGV%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E7%B7%9A
「LGV南東線に続くフランスの新たな高速鉄道路線として、1989年9月にル・マンまで、1990年9月にトゥールまでそれぞれ開業した。」
(ル・マン駅)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E9%A7%85
「TGVによりパリ・モンパルナス駅と55分で結ばれる。TGVは西方向へはレンヌ経由サン・マロ、ブレスト方面、およびアンジェ経由ナント方面へ直通している。なおレンヌやナントへのTGVの中にはル・マン駅を通過するものもある。」
ルマンを通り越してしまうヤツに乗らないようにしないといけない。
そもそも、ルマン市って、どこにあるんだあ?(そんなことも知らないで、どーする?)。
(ル・マン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3
「ル・マン(Le Mans)は、フランスの西部に位置する都市で、サルト県の県庁所在地である。」
地図で見ると、パリの西南西約200kmにある(距離は、大体)。
(ル・マン市について)
http://afjsakura.wifeo.com/presentation-du-mans-en-jap.php
パリから、180kmだそうだ。
「三重県鈴鹿市と友好提携協約を結んでいます。」とある。
「ルマンといえば、耐久レースの次に思い出すのがこのリエット。豚の胸肉や肩肉に水と塩を加えて煮ること数時間、今は手間暇かけずとも、スーパー、豚肉屋さん、朝市でも大中小のポットに入ったリエットが買えます。」
(リエット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88
「リエット(Rillettes)は、パテに似たフランスの肉料理である。豚のバラ肉や肩肉を角切りまたはみじん切りにし、強めに塩を振って、脂肪(ラード)の中で簡単にほぐれるまで弱火でゆっくりと加熱し、脂肪分がペースト状になるまで冷やす。通常は、室温に戻してパンやトーストに塗って食べる。壺等に入れて数ヶ月間は保存できる。
リエットは、豚肉の他に、ガチョウ、アヒル、鶏、野禽、ウサギの肉や、イワシ、マグロ、サケ等の魚が使われることもある。
サルト県のル・マン、トゥール (アンドル=エ=ロワール県)、アンジュー等がリエットの産地として有名である。」
なんか、どんどん脇道に逸れてしまうな。
TGVに戻ろう。
「軌道:
LGV地中海線の軌道:
TGVがその性能を発揮し高速走行が可能な専用軌道はLGV(Ligne à Grande Vitesse:高速線の意)と呼ばれ、軌間は1,435mm(標準軌)でSNCFの在来線と同一である。車両限界なども在来線とほぼ共通の設計になっているため、用地買収の難しい都市部において新線建設の必要がないのが特徴である。このため都市部では既存の線路を走行し、市街地を出ると線形の良いLGVに入って高速走行することが可能で、ターミナル駅は在来線と共用していることも多い。またフランスを含むヨーロッパの多くの国でも標準軌が採用されているため、多くの場合TGVは他国に直通運転することが可能である。」
「2007年に開業したLGV東ヨーロッパ線などは通常の営業運転において320km/hの最高運転速度が許容されている。」
「駅:
TGVはパリなどの列車の起点、終点となる都市部では在来線に乗り入れるため、既存の在来線の駅がそのままTGVの発着駅として用いられる。」
「駅を誘致した地方自治体は、新駅が新たなビジネスの拠点となることを期待していたが、その目論見はほとんどの場合外れている」
何処も同じかあ・・・。
「車両:
TGVは基本的に10両固定編成であり、編成の両端2両の動力車と中間の付随客車により組成される動力集中方式である。動力集中方式は客車部分の製造コストが低く、騒音元となるモーターなどが基本的に搭載されていないために客室部の静粛化が図られるなどのメリットがある反面、加減速性能が劣る等のデメリットがある。」
「動力車以外は連接台車とし、台車数を減らし、転がり抵抗を減じている。」
(連接台車)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E6%8E%A5%E5%8F%B0%E8%BB%8A
「連接台車(れんせつだいしゃ)とは、鉄道車両において車体の連接部に設置して2つの車体を支える台車を言う。欧米を中心に採用されている」
画像には、路線図を掲げた。
パリ北部の結節点はリール、南部はリヨンである。
浮沈子が面白いと思ったのは、パリに於ける起点(終点?)の駅が、ばらばらなこと。
「パリのターミナルは基本的に、南東線・地中海線系統はリヨン駅、大西洋線系統はモンパルナス駅、北ヨーロッパ線系統はパリ北駅、東ヨーロッパ線はパリ東駅である。」とある。
隣接しているパリ北とパリ東はともかく、リヨン駅、モンパルナス駅は、シテ島を中心とした正三角形の頂点になる。
新幹線の駅が、上野だろうと東京だろうと品川だろうと大して変わらず、電車の乗り継ぎも簡単なのに、パリはそんなことも考えていないんだろうか。
考えてないんだろうな。
というより、陸上は過密でどうしようもないし、地下も大深度でないと一杯なんだろうし、人間様に動いてもらえばいいじゃんということになったのかも知れない。
「フランスの場合、国土面積が日本の約1.5倍 (643,427km2) 、可住地面積が日本の約2倍 (72.1%) であるのに対し、人口は日本の約半分(約6,544万人)である。数十万から百万人規模の「都市共同体」と呼ばれる都市圏が国内に点在している一方で、都市圏以外の人口密度が極めて少ないのが特徴である。また、政治的・経済的に、フランスは首都パリへの一極集中型で、地方都市圏においても、パリとの結びつきが強い。そのため、鉄道運営上の観点からはパリ(あるいは都市圏)と都市圏を結ぶ「線輸送」が主体となり、この点は日本やドイツと異なる。そして多くの「都市圏」は、首都パリから500km、あるいはそれ以上離れていることが多い(リヨンで約400km、マルセイユで約700km)。」
日本の新幹線も、こういった都市間交通の切り札として発展してきた。
しかし、地方に行くほど建設コストに見合う収益を上げることが困難で、航空機との競争というより、潰し合いの様相を呈している。
「国内航空網は、パリとこれらの都市圏を、ほぼ1時間程度で結び、便数も1日に数十便が、定員150人程度の小型機で運航されている。そのため、空港アクセス時間を考慮すると、鉄道が航空網よりも優位に立つためには、これらの都市圏をおおむね3時間以内で結ぶ必要がある。その一方で、比較的短距離の都市相互間の連絡は、TGVではあまり重視されていない。」
「アルストムはTGVに代わる高速列車としてAGV (Automotrice à Grande Vitesse) を開発した。日本の新幹線やDBのICE 3(シーメンスの製品名ではヴェラロ (Velaro) )のような動力分散方式を採用し、主電動機は各車両に装備されている。また、編成の製造コストと安全基準は現行のTGVと同程度とすることとしている。AGVは200mの従来のTGVと同じ編成長で旅客定員を450名に増やすことに成功し、目標となる最高速度は350km/hとなっている。」
「フランスは日本などに比較すると人口密度が低いことからTGVの騒音問題はあまり深刻な問題ではないと一部で見られがちだが、SNCFはLGVが通過する町村における騒音問題を緩和する目的で沿線に防音壁などを設置している。また、LGV大西洋線のパリ郊外区間では騒音の影響を最小限にするため、わざわざトンネル区間を設け最高速度も200km/hに落として運行している。しかし、対策が施されていない箇所では未だに抗議運動が起こっている。」
何処も同じ話はここにもあるな。
TGVに乗るのも楽しみである。
パリからルマンまで、ツアーでは当然送迎バスだが、12日(木)夜の予選や、13日(金)のドラーバーズパレードを見るためには、自前でルマンまで行かなければならない。
足としては、TGVがモンパルナス駅から出ているようだ。
(フランスの超特急「TGV」に乗ってみました!:パリの出発駅は4カ所)
http://paris.navi.com/special/5036983
「・モンパルナス駅発着の主な行き先:
ル・マン、レンヌ、ナント、トゥール、ボルドー」とある。
リヨン駅からは3kmくらい離れている。
移動はメトロになるのかな。
その場でも買えるようなので、現地で買ってもいいかも(ネットからは日本語で事前に買えるらしい:未調査)。
「日本の新幹線は方向に合わせて回転できる機能を持っているのですが、TGVはまったくの固定式。運が悪いと逆向きのまま300キロの走行に耐えねばなりません。」
まあ、それでもいいんじゃないかと考えてしまう浮沈子。
「300キロは確かに速い!:
TGVは高速鉄道線を300キロ近いスピードで走っています。左右に揺れたり、小刻みに振動したり、騒音が大きかったりといった問題を感じないのが意外です。速度感はどんなものかとデッキに出て、ドアの窓越しに沿線風景を撮ってみようと思いますが、とても速過ぎて何か撮ろうにもうまくいきません。300キロで走っているときにバーで立ってコーヒーを飲もうとすると、どこかに飛ばされそうになって、なかなか怖いです。」
これは、外の景色が速い事からの感想であって、空気漏れとかではない。
「食事はサンドウィッチやラップなど3種類、コーヒーや各種飲み物も選べます。たとえ列車の中でもさすがフランス、おいしいバケットサンドやカフェオレが楽しめます。」
コーヒーの味にうるさい浮沈子としては、フランスのコーヒーも楽しみにしている。
さて、そもそもTGVって、何なのさ?。
(TGV)
http://ja.wikipedia.org/wiki/TGV
「最初の計画では、ガスタービンエンジンの出力回転軸を発電機に接続し電力に変換して車軸に接続したモーターを駆動する電気式ガスタービン動力車が考案された。ガスタービンは小型であり、長時間にわたって高いパフォーマンスを発揮するためである。」
知らなかったな。
「しかし、1973年には石油ショックの影響を受けて燃料の価格が急激に上昇したため、ガスタービンによる駆動方式は実用性を失った。計画は動力車内のガスタービンで発電する方式から架線から電力を得る架空電車線方式に変更され、その電力はフランス国内に新設された原子力発電所から供給された。」
「1981年9月27日、初のTGV営業路線としてパリ - リヨン間のLGV南東線が開業、最高速度260km/h(のちに270km/h)での営業運転が開始された。」
新幹線よりは、ずいぶん後だったんだな。
(LGV大西洋線)
http://ja.wikipedia.org/wiki/LGV%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E7%B7%9A
「LGV南東線に続くフランスの新たな高速鉄道路線として、1989年9月にル・マンまで、1990年9月にトゥールまでそれぞれ開業した。」
(ル・マン駅)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E9%A7%85
「TGVによりパリ・モンパルナス駅と55分で結ばれる。TGVは西方向へはレンヌ経由サン・マロ、ブレスト方面、およびアンジェ経由ナント方面へ直通している。なおレンヌやナントへのTGVの中にはル・マン駅を通過するものもある。」
ルマンを通り越してしまうヤツに乗らないようにしないといけない。
そもそも、ルマン市って、どこにあるんだあ?(そんなことも知らないで、どーする?)。
(ル・マン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3
「ル・マン(Le Mans)は、フランスの西部に位置する都市で、サルト県の県庁所在地である。」
地図で見ると、パリの西南西約200kmにある(距離は、大体)。
(ル・マン市について)
http://afjsakura.wifeo.com/presentation-du-mans-en-jap.php
パリから、180kmだそうだ。
「三重県鈴鹿市と友好提携協約を結んでいます。」とある。
「ルマンといえば、耐久レースの次に思い出すのがこのリエット。豚の胸肉や肩肉に水と塩を加えて煮ること数時間、今は手間暇かけずとも、スーパー、豚肉屋さん、朝市でも大中小のポットに入ったリエットが買えます。」
(リエット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88
「リエット(Rillettes)は、パテに似たフランスの肉料理である。豚のバラ肉や肩肉を角切りまたはみじん切りにし、強めに塩を振って、脂肪(ラード)の中で簡単にほぐれるまで弱火でゆっくりと加熱し、脂肪分がペースト状になるまで冷やす。通常は、室温に戻してパンやトーストに塗って食べる。壺等に入れて数ヶ月間は保存できる。
リエットは、豚肉の他に、ガチョウ、アヒル、鶏、野禽、ウサギの肉や、イワシ、マグロ、サケ等の魚が使われることもある。
サルト県のル・マン、トゥール (アンドル=エ=ロワール県)、アンジュー等がリエットの産地として有名である。」
なんか、どんどん脇道に逸れてしまうな。
TGVに戻ろう。
「軌道:
LGV地中海線の軌道:
TGVがその性能を発揮し高速走行が可能な専用軌道はLGV(Ligne à Grande Vitesse:高速線の意)と呼ばれ、軌間は1,435mm(標準軌)でSNCFの在来線と同一である。車両限界なども在来線とほぼ共通の設計になっているため、用地買収の難しい都市部において新線建設の必要がないのが特徴である。このため都市部では既存の線路を走行し、市街地を出ると線形の良いLGVに入って高速走行することが可能で、ターミナル駅は在来線と共用していることも多い。またフランスを含むヨーロッパの多くの国でも標準軌が採用されているため、多くの場合TGVは他国に直通運転することが可能である。」
「2007年に開業したLGV東ヨーロッパ線などは通常の営業運転において320km/hの最高運転速度が許容されている。」
「駅:
TGVはパリなどの列車の起点、終点となる都市部では在来線に乗り入れるため、既存の在来線の駅がそのままTGVの発着駅として用いられる。」
「駅を誘致した地方自治体は、新駅が新たなビジネスの拠点となることを期待していたが、その目論見はほとんどの場合外れている」
何処も同じかあ・・・。
「車両:
TGVは基本的に10両固定編成であり、編成の両端2両の動力車と中間の付随客車により組成される動力集中方式である。動力集中方式は客車部分の製造コストが低く、騒音元となるモーターなどが基本的に搭載されていないために客室部の静粛化が図られるなどのメリットがある反面、加減速性能が劣る等のデメリットがある。」
「動力車以外は連接台車とし、台車数を減らし、転がり抵抗を減じている。」
(連接台車)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E6%8E%A5%E5%8F%B0%E8%BB%8A
「連接台車(れんせつだいしゃ)とは、鉄道車両において車体の連接部に設置して2つの車体を支える台車を言う。欧米を中心に採用されている」
画像には、路線図を掲げた。
パリ北部の結節点はリール、南部はリヨンである。
浮沈子が面白いと思ったのは、パリに於ける起点(終点?)の駅が、ばらばらなこと。
「パリのターミナルは基本的に、南東線・地中海線系統はリヨン駅、大西洋線系統はモンパルナス駅、北ヨーロッパ線系統はパリ北駅、東ヨーロッパ線はパリ東駅である。」とある。
隣接しているパリ北とパリ東はともかく、リヨン駅、モンパルナス駅は、シテ島を中心とした正三角形の頂点になる。
新幹線の駅が、上野だろうと東京だろうと品川だろうと大して変わらず、電車の乗り継ぎも簡単なのに、パリはそんなことも考えていないんだろうか。
考えてないんだろうな。
というより、陸上は過密でどうしようもないし、地下も大深度でないと一杯なんだろうし、人間様に動いてもらえばいいじゃんということになったのかも知れない。
「フランスの場合、国土面積が日本の約1.5倍 (643,427km2) 、可住地面積が日本の約2倍 (72.1%) であるのに対し、人口は日本の約半分(約6,544万人)である。数十万から百万人規模の「都市共同体」と呼ばれる都市圏が国内に点在している一方で、都市圏以外の人口密度が極めて少ないのが特徴である。また、政治的・経済的に、フランスは首都パリへの一極集中型で、地方都市圏においても、パリとの結びつきが強い。そのため、鉄道運営上の観点からはパリ(あるいは都市圏)と都市圏を結ぶ「線輸送」が主体となり、この点は日本やドイツと異なる。そして多くの「都市圏」は、首都パリから500km、あるいはそれ以上離れていることが多い(リヨンで約400km、マルセイユで約700km)。」
日本の新幹線も、こういった都市間交通の切り札として発展してきた。
しかし、地方に行くほど建設コストに見合う収益を上げることが困難で、航空機との競争というより、潰し合いの様相を呈している。
「国内航空網は、パリとこれらの都市圏を、ほぼ1時間程度で結び、便数も1日に数十便が、定員150人程度の小型機で運航されている。そのため、空港アクセス時間を考慮すると、鉄道が航空網よりも優位に立つためには、これらの都市圏をおおむね3時間以内で結ぶ必要がある。その一方で、比較的短距離の都市相互間の連絡は、TGVではあまり重視されていない。」
「アルストムはTGVに代わる高速列車としてAGV (Automotrice à Grande Vitesse) を開発した。日本の新幹線やDBのICE 3(シーメンスの製品名ではヴェラロ (Velaro) )のような動力分散方式を採用し、主電動機は各車両に装備されている。また、編成の製造コストと安全基準は現行のTGVと同程度とすることとしている。AGVは200mの従来のTGVと同じ編成長で旅客定員を450名に増やすことに成功し、目標となる最高速度は350km/hとなっている。」
「フランスは日本などに比較すると人口密度が低いことからTGVの騒音問題はあまり深刻な問題ではないと一部で見られがちだが、SNCFはLGVが通過する町村における騒音問題を緩和する目的で沿線に防音壁などを設置している。また、LGV大西洋線のパリ郊外区間では騒音の影響を最小限にするため、わざわざトンネル区間を設け最高速度も200km/hに落として運行している。しかし、対策が施されていない箇所では未だに抗議運動が起こっている。」
何処も同じ話はここにもあるな。
TGVに乗るのも楽しみである。
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