大災害2015年02月15日 06:36

大災害


太陽は、荒ぶる星であり、数百年に1回は大規模な荷電粒子などのシャワーを地球に降り注ぐ。

(太陽嵐)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%B5%90

「太陽嵐により到達したプラズマ粒子等が溜まって磁気圏内に生成された電気エネルギーは、電離層に強い電流を流し、それによって激しい地磁気変動が発生する。さらにそれによる誘導電流が送電線に生成されると、この誘導電流が正弦波交流電流を乱し、電力関係の機器が壊れたり、発電所や変電所などの電力施設が破壊されて停電になるなど、大規模な被害が発生する。」

「太陽嵐により放出される電磁波などは、その速度の違いによって、3段階に渡って別々に到達する。まず、最初に到達するのが電磁波で、これは光速度で伝わるためわずか8分程度で到達する。これは主に電波障害を起こし、多くの通信システム(人工衛星、飛行機の無線など)が使用できなくなってしまう。」

「次に来るのが放射線で、これは数時間で到達する。宇宙飛行士などは放射線を遮蔽できるような施設内に避難しないと被曝してしまう。」

「最後に来るのがCME(コロナガス噴出、コロナ質量放出)と呼ばれるもので、2-3日後に到達する。この影響が最も危険であり、これに伴って磁気圏内に生成される電気エネルギーが原因となって発生した誘導電流が送電線に混入すると電流が乱れ、停電、電力システムの破壊を招く。これを防止するには、発電所などを停止して送電をストップし、強制停電を行うことが必要になると考えられている。大都市を中心に世界的に電力供給に影響が出ることが見込まれ、復旧に莫大な資金がかかり、経済的な損失を招くことになる。」

実際に起こった現象としては、キャリントン・イベントというのがある。

(1859年の太陽嵐)
http://ja.wikipedia.org/wiki/1859%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%B5%90

「ヨーロッパ及び北アメリカ全土の電報システムは停止した。電信用の鉄塔は火花を発し、電報用紙は自然発火した」

コンピューターとか、通信衛星とか、電力関係の方にとっては、悪夢以外の何ものでもない。

(12年の強力な太陽風、地球をニアミス NASA)
http://www.afpbb.com/articles/-/3021481

「2012年に地球のそばをかすめた強力な太陽風は、地球を直撃していれば「現代文明を18世紀に後退させる」ほどの威力があるものだったと、米航空宇宙局(NASA)が23日、発表した。」(2014年07月25日の記事)

2年経ってから言われてもねえ・・・。

まあ、今回打ち上げられた探査機は、この現象を事前に察知して警告してくれるはずだ。

15分くらい前だけど・・・。

その間に、出来ることがあれば、やってしまおう(ブログを保存して、PCから全てのケーブルを抜いて金網で覆うとかあ?)。

まあ、家のブレーカーを落として、身体から金属を外すというのもいいかもしれない。

前歯のインプラントはダメだな。

宇宙現象に限らない。

(南海トラフ震源域から上昇=海底泥火山を掘削分析―海洋機構など)
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E9%9C%87%E6%BA%90%E5%9F%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E4%B8%8A%E6%98%87%EF%BC%9D%E6%B5%B7%E5%BA%95%E6%B3%A5%E7%81%AB%E5%B1%B1%E3%82%92%E6%8E%98%E5%89%8A%E5%88%86%E6%9E%90%E2%80%95%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%A9%9F%E6%A7%8B%E3%81%AA%E3%81%A9/ar-AA9npdb

(東海・東南海・南海地震)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E3%83%BB%E6%9D%B1%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%BB%E5%8D%97%E6%B5%B7%E5%9C%B0%E9%9C%87

東日本大震災が起こってしまったので、自棄になって、纏めて最大級で起こったらどーする的発想なんだろうが、大きく想定しとけばいいというもんじゃないだろう?。

(南海トラフ巨大地震)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87

「2011年8月に内閣府に設置された「南海トラフの巨大地震モデル検討会」が検討した、南海トラフ沿いで発生すると想定される最大クラスの地震も「南海トラフ巨大地震」と称する。」

伊豆半島を初めとして、日本列島自体が太平洋プレートなどが運んできた付加体で形成されていて、プレートの沈み込みがなければ国土自体もないわけだから、この島国の存亡にかかわるのである。

地震位は、ガマンしなくっちゃ!(そういうことじゃ、ないんじゃない?)。

まあいい。

関東地方に住む浮沈子にとっては、富士山の大噴火(磐梯山のように、山体が崩壊するようなヤツ)も懸念材料だな。

(富士山は「数年以内に大噴火」するか)
http://wired.jp/2013/08/08/mount-fuji/

「2011年の2度の地震で、富士山のマグマ溜りには、300年前の宝永大噴火のときより大きな圧力が加わったとされている。」

「12年5月には、琉球大学の木村政昭名誉教授が、いくつかの要因により、3年以内に大噴火が起こる可能性があると警告を発した。」

(御嶽山噴火を的中させた地震学者が警告!木村政昭・琉球大学名誉教授「富士山は『5年以内』に必ず噴火する」)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40761?page=3

まあねえ、出所が週刊現代ですからねえ・・・。

「木村名誉教授は、こう話す。
「私は、御嶽山について予測を書いた同じ本で、私は富士山について、2014年±5年、という分析結果を掲載しているんです」」

基になっているデータは同一なんだが、解釈は千差万別なんだろう。

もとより、太陽や地球のことが少しずつでも分かるようになったのは、つい最近のことだし、特定の理論(プレートテクトニクスのような)が認められるようになったのは、今世紀以降の話だ。

細かい地域の動きや、地震・火山連動については、確立した理論は殆どない。

文字通り、手探り状態といっていい。

太陽なんて、石炭が燃えているにしては、ずいぶん長く輝いているなどといわれた時代から、そう時が経っているわけではない。

核融合なんてのは、つい最近の概念で、ようやく何故あれ程のエネルギーが出て来るかという説明が出来るようになったばかりで、いつ、どこら辺でエネルギーの纏まった放出があるかなんて予報は出来ていない。

こういった予測不能の大災害は、いつおこってもおかしくないし、当面起こらなくても不都合は無い。

一定程度の備えはするが、まあ、起こったとしても、我が身だけに起こるのではないから、気が楽だ。

大災害に対して気が楽とはもってのほかだが、交通事故とか病気のように、自分だけご不幸で、人様はぴんぴんしているというのは面白くない(概ね、逆の場合を「密の味」などという!)。

(Schadenfreude(シャーデンフロイデ)なる単語(人の不幸は蜜の味))
http://kzhk.hatenablog.com/entry/2012/05/14/214321

まあ、どうでもいいんですが。

いつ起こるかわからない大災害を気にして、日々の生活を悶々と悩んで過ごすというのはばかげている。

そりゃあ、ある程度の災害備蓄は必要かもしれないし、わざわざ崖っぷちに家を建てるようなことをするというのは論外だが、数百年に1回の災害を理由に日常生活を放棄するというのは有り得ない。

それは、運命と諦めて、豊かな日常生活を送ることが大切だ。

どこまで想定し、備えをするかというのは難しい。

地域によって異なるし、行政の対応もまちまちである。

自然災害とは限らないしなあ。

原発事故とかは、人間が何とかするしかないし、福島のように自然災害と複合して発生することもある。

崖崩れや洪水による災害は、人間の居住選択と自然の猛威の合わせ技だ。

我が国では毎年数千人が死んでいる交通事故は災害ではない。

100パーセント人間の選択だ。

利便性と引き換えに、リスクを負い、受容している。

感電死する人がどのくらいいるかは知らないが、電気を使うことをやめるわけにもいくまい。

そういうことは、せいぜい気をつけて安全に使っていくしかないだろう。

そうでない大災害については、半ば諦めというか、起こった後のことに全力を尽くすしかない。

予防や避難といっても、出来ることに限界はある。

その限界については、動的に変わり得るものだし、不断の見直しが必要だ。

しかし、それが100パーセント機能するとは限らない。

原発だって、津波を予想しないわけではなかったが、防波堤の高さがちっとばっか足りなかったために、想定外の事故に発展してしまった。

人間が出来ることには限りがある。

それが大前提で、絶対の安全とか、完璧な対応は、元から出来っこないのだ。

そのために、いろいろな仕組を整え、事故が起こったときの対応をとる。

誰が悪いとか、いくら払えとか、刑務所にぶち込めとか・・・。

しかし、大災害の時は、そんなことは言っていられない。

明らかな瑕疵があれば別だが、太陽のせいにしたって仕方ないじゃん!?。

将来は、何らかの対応が出来るようになるかも知れず、その時は、その対応を怠ったということで責任問題が発生するということはあるが、まあ、今のところそういう対策を立てるという段階ではなかろう。

その時点で、出来ることを精一杯やるしかない。

そう腹を括って、元気に日常生活を送るのがよろしい。

このブログでは、杞憂という言葉をよく使う。

(杞憂)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/12/18/6248832

「ちなみに、表題の「杞憂」については、このページ。
http://www.katch.ne.jp/~kojigai/kiyu.htm
天のことはNASAにでも心配してもらって、凡人は地に足の着いた生活をしているのが一番だ。」

人類は、何らかの原因でやがては滅びるかもしれない。

しかし、それを気に病んで、自分の人生を台無しにするというのは論外だ。

まあ、もっとも、大災害の研究者とかは、それはそれで充実しているんだろうが・・・。

電気駆動2015年02月15日 19:46

電気駆動


今は、まだ、電気駆動の潜水器(ざっくりいって、ECCRとか、ESCRですが)の信頼性が、その部品である減圧弁(レギュレーター)の信頼性を上回るなんて思っていない。

だいたい、冗長化しているならともかく、システムの信頼性が、構成部品のそれを上回るなんてことは、論理的に無いわけだな。

例えば、ポセイドンのように、残圧計を圧電素子と電子部品に置き換えてしまった場合は別だ。

今のところ、この仕掛けがトラぶったことはない。

まあ、仕掛け上、ホースがぶち切れたりしなければ、高信頼性が保てるんじゃなかろうかと思っている(もっと普及して、人柱が増えるといいんだが)。

シンプルで信頼性が高い減圧弁を、電子化するという時代になるかどうかは別にして、当分の間、オープンサーキットの方が、単体での信頼性は高いだろう。

構成としては、CCRを2組持っていくか、OCによるバックアップ(ベイルアウト用オフボードシリンダー)で冗長化しなければ、恐くて運用できない。

どこがどう壊れるかということにもよるが、電子部品が完全にイカレて、モニターが真っ白になっちまった場合でも、呼吸回路内に浸水していなければ、フルスペックのCCRなら、手動によるSCR運用で、相当程度安全性を確保しつつ浮上することは可能だ。

純酸素を持ち込んでいるので、仕上げの窒素抜きのことを考えれば、下手なOCよりも安全性は高い(減圧用に50パーセントナイトロックス持ち込んでいる場合も含めて)。

まあ、運用次第ということになるし、PADIのレクリエーショナルレベルでは、この辺りは教えてくれない(だいたい、タイプRはマニュアルで酸素入れられない)。

CCRの弱点は、電子部品の信頼性というよりは、呼吸回路が環境圧になっていて、穴が開いたりすると、すぐに漏れちまうという点にある。

呼吸回路の中の浸水は、少量なら短時間では問題にならないことが多いが、長時間に及ぶと、漏れ方にもよるが、リブリーザーとしての運用を放棄せざるを得なくなる。

思いっきりドバドバ入ったら、躊躇うことなく、直ちにオープンサーキットに切り替える必要がある。

こればかりは、どうしようもないのだ。

電子部品の信頼性がどれだけ向上したとしても、回路内への多量の浸水ではお手上げである。

いくつかの機種は、この浸水に対して対応策が取られているが、程度問題ということになる。

事前のチェックをどれだけ完璧にやったとしても、予期せぬ事態で浸水が起こることを避ける方法は無い。

そして、その場合は2台目のCCRに切り替えるか、オープンサーキットに切り替えるかしかない。

水中でのリペアがどうなのかは、浮沈子は知らない。

気の利いたバディが、リペア出来る場合もあるかもしれないが、当てにはならない。

こうしてみてくると、CCRは電気の不具合よりも、浸水の方が致命的な気がするんだが、浮沈子は、有り難いことに、そういう事態になったことは無い。

警告は出続けたが、PO2はマトモで、無事に浮上は出来た。

致命的な浸水の経験は無い。

そもそも、浮沈子の場合、オープンサーキットに切り替えたからといって、無条件に安全というわけではない。

水深40mから、ステージボトルだけで上がって来いといわれたって、おたおたしてる間にガスはどんどんなくなるし、安全停止をする時間なんて取れなくなるかもしれない。

やっぱ、もう1台CCR持ってくのが正解だな。

そっちがイカレたらどーする?。

その時のための(?)バディである。

しかし、予備のCCRをバディからもらうのは大変そうだな。

まあ、どうでもいいんですが。

電気駆動ということになると、最近では自動車がそんな感じになってきた。

(4大テーマで進む自動車の電子化、製造コスト比で2015年に40%へ)
http://e2a.jp/trend/070521.shtml

「自動車の4大技術テーマである「快適」、「安全」、「環境」、「信頼」を実現するために、エレクトロニクス技術が不可欠になってきたから」

記事の中身には、あまり新味なものはない。

運転支援、CO2削減、プリクラッシュセーフティ、道路インフラとの協調、カーナビの普及とパーソナル化などというサエナイ話ばかりだ。

しかし、これを踏まえてこの記事を読むと、おおっ!、となること請け合いである。

(米アップルが電気自動車を開発、日産自・テスラに対抗=報道)
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPKBN0LI00F20150214

まあ、これだけならガセネタかもしれないと思ったんだが、こんな記事があった。

(アップルの自動車開発のカギを握る?メルセデス開発拠点責任者の転身)
http://iphone-mania.jp/news-62462/

「Jungwirth氏はメルセデスベンツで、クルマとITを融合する技術部門で20年以上の経験を積んでおり、自動車産業に関心を持つアップルが引き抜くには絶好の人材と言えるでしょう。」

自動車の開発が、一朝一夕で出来るはずがないと高を括っていると、テスラみたいな話ばっかしになって、気付いたら東芝もパナソニックもソニーも、倒産寸前のシャープでさえ自動車メーカーになってたなんてことになりかねないのだ。

クルマの命はボディーだとか寝言いってると、そんなもんは中国辺りでカーボンで作って輸入することになるかもしれない。

サスペンションからエンジン(モーター?)まで、制御するのは電気だし、ハンドルなんてスカイラインではタイヤと物理的な繋がりすらない。

ホンダのブレーキは、電気で作動させるし、アクセルとエンジンが物理的に繋がっているクルマを探す方が難しいだろう。

電気信号とセンサーと車内ネットワークと制御装置とアクチュエイターの連動で動く。

ソフトウェアの世界だ。

コンピューターのソフトを書き換えるだけで、フェラーリになったりランボルギーニにになったりする(外見も、多少は変えないと→3Dプリンターで?)。

どーせ、エンジンなんて中身は同じだ。

(N13型スペック BMW 4-cyl Turbo)
http://bmwfun.x0.com/bmw/engine-bmw4.htm#n13

BMの1シリーズに搭載されているエンジンだが、116と120で同じエンジンを使っている。

多少の違いがあるのかもしれないが、片や136ps/4,400-6,450rpm:116、此方170ps/4,800-6,450rpm:120iとなっていて、当然、クルマの値段も違う。

ソフトだけが違うといってもいい。

浮沈子は、試乗した時に、詐欺じゃないかと訝った。

もはや、クルマがガソリンで走るというコマーシャルは流せないな。

クルマは、ソフトウェアで走る。

全てのハードウェアは、そのソフトウェアを走らせるためのデバイスに過ぎない。

アップルがクルマを作る時代になった。

世も末と嘆く暇があったら、コンピューターなどと縁のない時代のクルマを見つけることだろうな。

もはや、そんなクルマは皆無だろうが。

ダイビングだって、減圧表片手に潜っているダイバーなんて皆無だ。

みんな、ダイコンはめている。

そのうち、峠を越えようとすると、クルマのソフトと通信して、あと1時間は窒素が抜けないからダメですとか、言われるようになるんだろうな。

まあいい。

何にでもコンピューターが入って、人間の生活を快適にしてくれるのは、結構な話だ。

時計じかけのオレンジという映画があったが、電気仕掛けのリンゴというわけだ。

(時計じかけのオレンジ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E8%A8%88%E3%81%98%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8

「それはまるで中身が機械でできている人間、『時計じかけの“オレンジ”』のようであった。」

映画は、はちゃめちゃな内容で、このブログとは関係ない。

浮沈子は、クルマが快適で安全で環境に優しく、その信頼性が上がることに異議を唱えているわけではない。

電気仕掛けのクルマが、それを実現するならそれでいい。

シンプルで、素材の選択や構造的に信頼性を高めた機械ではなく、人間の頭で考えた仕掛けを、電気の力で操って、思いのままに物理の法則を捻じ曲げて欲望を満たすというのも、それが流行というなら受け入れよう。

CCRだって、正にそういう機械だし・・・。

流行じゃないけど・・・。

だが、クルマを選択する基準が、色とか、内装のデザインとか、気の利いた小物でなされ、足回りの安定性やハンドルの操作特性、スピードに応じた乗り心地や、必要にして十分なパワーでなくなっているのは解せない。

移動の自由を獲得するための大きな買い物なのに、その物としての固有の価値より、提供してくれるサービスがリーズナブルかどうかで選ばれる。

道具なのである。

仕掛けであり、表面が大事で、裏方がどうであれ外面さえ良ければそれでいいということなのだ。

ある程度快適なのは当たり前。

安全で信頼性高く、環境に優しいのも当たり前。

より快適に、より安全に・・・。

もっともっとを追求して、クルマは堕落した・・・。

そういって悪ければ、人に寄り添うようになった。

商品としては、それでいいのかもしれない。

売れれば正義である。

その結果、クルマがスマホになってしまっても、文句を言う筋合いのものではない。

金属とガラスと樹脂とゴムとで出来た機械、だったはずだが、既にそれだけではクルマは走らない。

目には見えないコード(プログラム)が走る、動く(移動する)コンピューターである。

いつか、パソコンのように、高度にパーソナライズされたクルマが走り出すに違いない。

今だって、シートの位置くらいは覚えている。

空調の加減、ミラーの位置、エンジンやブレーキの特性、サスペンションの固さ・・・。

お気に入りの音楽やラジオ局、車内の照明、香り(?)。

運転中の視線移動などから、今の体調や健康状態まで管理してくれるかもしれない。

周りのクルマや道路の仕掛けと通信して、安全で渋滞知らずのドライビングを楽しめて、故障しそうなデバイスがあれば、予め警告して修理を促がす。

そのデバイスには、もちろん、ドライバーも含まれているのだ。

そう、クルマは、ドライバーを部品のように扱うことになる。

間違いを犯し、不安定で、正確さを欠き、機械にとっては概ね好ましくない不良な部品・・・。

早晩、二眼カメラや画像解析ソフト、自動ブレーキや自動ハンドルに取って代わられる運命にあることは明らかだ。

自動車が、いつまで人間をドライバーにさせておいてくれるかは疑問だな。

気に入らんヤツは、乗らなくて結構!。

ああ、嫌な時代に生まれちまったな・・・。

気になるクルマ2015年02月15日 21:59

気になるクルマ
気になるクルマ


今、気になるクルマを、徒然に書いておく。

マツダ・ロードスター(ND)、NISSAN GT-R LM NISMO(ルマン・カー)、ケイマンGT4、ボクスターRSスパイダー(?)。

全て2座のスポーツカー(日産はレーシングカー)である。

FR、FF(!)、MRと、構成も様々だ。

(FFハイブリッド1270ps!?日産ル・マン/WEC LMP1 GT-R LM NISMO)
http://carislife.hatenablog.com/entry/2015/02/02/212713

「このスペックでどこまで戦えるのか…分かる人はまだいないね」

「ブレーキ、舵、加速のすべてを受け持つフロントタイヤが、1200ps超えの出力、長丁場の耐久レースで、どれほどの性能を出し続けられるのかが、GT-Rル・マンマシンのポイントになりそうだ」

「・全長×全幅×全高:4645×1900×1030mm
・パワートレイン:V型6気筒 3L ガソリン・ツインターボ+モーター
(エネルギー回生は、フライホイール方式運動エネルギー回生機構を採用)
・システム最大出力:1267ps
・トランスミッション:前進5速+後退 シーケルシャルギアボックス+ニューマチックパドルシフトシステム
・駆動:FF
・車両重量:880kg
・燃料タンク容量:68L
・シャシー:カーボン製
・タイヤ(前/後):ミシュラン製 前14インチ/後9インチ
・重量配分、ダウンフォースは、駆動するフロントに多く割り振られている」

ビデオを見て感じたのは、熱的に相当厳しいだろうな、ということ。

走り込んではいるのだろうが、実践でどこまで通用するのか。

そもそもレースになるのかどうか。

公式テストまでは、ベールに包まれている。

(日産よ!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/cat/car/?offset=5

次は、GT4。

(The new Porsche Cayman GT4 on track:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=GC-ZQmkxBwk

(MRポルシェ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/cat/car/?offset=5

「新型ケイマンGT4は、911 GT3のコンポーネントを備えた ケイマン のGTスポーツカー。」

「ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは7分40秒」

「浮沈子的に驚いた点は、「Acceleration from 0 - 200 km/h」という項目で、たぶん、ポルシェの諸元の中に登場するのは初めてではないか(ガヤルドとかでは、見たことあるんですが)。 」

サーキット走行を意識したモデルだな。

限定ではないだろうが、実質的に作られる期間は限られているだろう。

浮沈子は、一応ボクスターのスペシャルモデル(ボクスターRSスパイダー(?))を狙っている。

ゲットしたい!。

03ボクスターと、交換したい!。

無理だな・・・。

最後は、これ。

(2016 Mazda MX-5 Miata First Look - Kelley Blue Book:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=inr5Ns09-nU

マツダ・ロードスター(ND)。

くるくる回るハンドリングに仕立ててあるようだ。

(【感激!】マツダ新型ロードスターに一番乗り! #LOVECARS:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=sR1KqnShXSg

河口まなぶの雄叫びと共に、登場!。

しかし、まだ生産型ではない。

それなのに、自動車評論家をバンバン乗せている。

大丈夫なのかなあ・・・。

そこそこ売れるだろうが、石油価格が暴落しているので、ちっこいクルマがバカ売れすることはないだろう。

ゼットとか、ボクスターとかがいいんじゃね?。

今までで一番出来のいいエンジンというが、今までが酷過ぎたともいえる。

どこまで良くなったのかは、乗ってみるまでわからないな。

このクルマは、必ず試乗する。

しかし、きっと買わないだろうな。

以前乗っていたNBの1600で、素性は分かっている。

マツダが作りそうなクルマだ。

この市場を見つけただけでいい。

それを埋めるのは、他のメーカーだろう。

台数は捌くかもしれないが、本命じゃない。

ライトウエイトスポーツは、違う感性だ。

特にオープンは・・・。

03ボクスターに乗ると、この手のクルマに何が必要なのかが分かる。

振り回す感覚と低い限界、それを楽しいと感じるかどうかの問題もある。

常用速度域の違いや、ボディ剛性の違い、サスペンションのセッティングの違い、そして、エンジンの違いもある。

それでも、楽しくないかといわれれば、そんなことはない。

小さく、俊敏に動き、操っている感覚を与えてくれるクルマは、何でも楽しいのだ。

それで満足かあ?。

浮沈子は、そうではなかった。

それだけである。

オープンだからこその高い剛性感、しっかりしたエンジンパワー、高い直進安定性、それがあって、初めて軽快感とかフットワークが語れる。

箱根に行くのに、着くまでの高速で疲れてしまっては洒落になるまい・・・。

NDに微かに期待はするが、それが裏切られたとしても落胆はしないだろう。

こうしてみると、やっぱ、浮沈子が今、最も気になっているのがボクスターRSスパイダーだということが分かる。

まだ、情報は少ないが、しっかりキャッチしていきたいな。

(Porsche Boxster RS Spyder Spied)
http://www.automobilemag.com/features/news/1412-porsche-boxster-rs-spyder-spied/