超人の代償2015年02月01日 10:14

超人の代償
超人の代償


生身の人間ができることには限りがある。

走るといったって、100mを10秒近くも掛かるし、水中では息が出来ない。

空を飛ぶといっても、まあ、2mちょっとの高さしか飛べない。

世界最高レベルでこんなもんだ。

体育の成績が、常に通信簿の最低だった浮沈子に至っては、おそらく100m20秒、走り高跳び1m、というのがいいところだろう。

もちろん、そんなことをやった日には、息切れして使い物になるまい・・・。

新幹線に乗って300kmで走行したり、飛行機に乗って高度1万メートルを飛行したりするというのは、人様に運転していただいているという点はあるが、とんでもない速度と高さである。

浮沈子自身の運転ということになると、ここにはちょっと書けない速度で、高速道路を爆走したことはある。

空を飛ぶ夢は、まだ叶っていないが、そのうちきっとチャレンジする。

水団の術については、現在修行中だが、150分くらいは連続して潜ったことがある(もちろん、CCRで)。

そのうち、100mくらいまでは潜れるようになるかもしれない(今のところは、ノーモキシックトライミックスで45mくらい:練習中)。

超人だな。

器材のおかげで、ジジイになっても、とんでもない速度で移動したり、水中に留まったりすることができるようになった。

まあ、水中では、あまり移動したくないんですが(疲れちゃうんで・・・)。

浮沈子なので、許していただきたい!。

で、そこんとこを何とかしようとして、導入に踏み切ったのがDPV(ダイバー・プロパルジョン・ビークル:潜水夫推進乗り物?)である。

画像は、内緒でコピーしていただいた取説。

「*附属のバッテリーおよび別売のアポロ指定バッテリー以外のご使用は、絶対にお止めください。」

良い子は、メーカーの指示に従い、専用バッテリーを使用しましょう!。

間違っても、秋月で仕入れた格安バッテリーを使うなどということはしないように!。

(買ってみました)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/17/7540866

(稼動確認完了)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/18/7541051

浮沈子も、正規のバッテリーを購入した。

ダイビングの際には、そちらを使用することにしようと考えている。

格安バッテリーは、あくまでも動作確認用である(陸上では、10秒以上回さないようにとマニュアルに注意書がある)。

当分持つな。

取説には、充電の限度は200回と書かれている。

鉛蓄電池は、まあ、そんなもんだろう。

消耗品なのである。

ユーザーが出来る修理は限られていて、基本的にはバッテリーの交換とOリング関係だけだ。

それ以外は、販売店を通じたメーカー修理になる。

メーカーが生き残っていて、有償であれ、修理が可能というのが嬉しいな!。

命を預ける機械には、それなりの敬意を払わなければならない。

超人になるためには、いろいろ手間、暇、金が掛かるのである。

考えてみれば、CCRと似たところがある。

Oリングによって密閉された空間があり、そこへの浸水に対しては、十分な配慮が必要だ。

モーターハウジングや、バッテリーハウジングへの浸水は、致命的である。

アポロの場合(他は知りません)、クラッチハウジングへの浸水を許容し、ダイビング後のメンテナンスの際に排水することによって、性能を維持するという発想だ。

ベンツのコンパニオンプレートのようなもんだな。

意識的に弱い部分を作って、そこさえ小まめにメンテナンスすれば、大きい修理コストが削減できる。

その他にも、モーターの発熱対策やシャフトへの過大な抵抗を逃がす機構など、配慮された設計になっている。

売りっぱなしにしない、いいものを長く使ってもらおうという姿勢が見られる。

型落ち中古とはいえ、いい買い物をした。

もちろん、最新型は、リチウムイオンバッテリーが使えて、パワーも航続距離も増大している。

それでも不足なら、手作り工芸品のavxという、究極の選択もある(最大水深150m、航続距離40km!)。

一番高いの、持ってこい!(100万円以上:メーカー希望小売価格)。

CCRを買うか、avxを買うかだな。

ランニングコストはCCRの方が掛かるだろうが、どちらか片方では超人ダイビングは成立しない。

超人になるには、やっぱ、それなりの代償が必要なわけだ・・・。

限定水域2015年02月01日 12:45

限定水域
限定水域


ダイビングの講習には、PADIの場合、限定水域と、オープンウォーターの実習がある。

(ダイビングを始めよう!)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/whatsdiving_index.asp#course

「プール(限定水域)ダイブとは、海洋実習に行く前に、安全で穏やかな場所で水慣れを行ない、ダイビングで必要となる「スキル」を習得する場です。」

この限定水域での講習計画を立てるという宿題を貰っている。

「プール(限定水域)ダイブでは
●ダイビングを楽しむときに必ず使う基本的なテクニック
●水中で困ったり問題が起きないようにするための安全テクニック
●万が一何か問題が起きた時に備えた確実な対処テクニック
として、下に紹介するスキルを習得します。」

何年も前にダイバーになった浮沈子は、PADIではなかったので、どんなことを教えるのかという、それ自体が分かっていない。

「PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースのプール(限定水域)ダイブで習得するスキル:
・器材のセットアップ、装着と調節
・水面でBCDへの給気/排気
・レギュレーター・クリア-息を吐く方法とパージ・ボタンを使う方法
・レギュレーター・リカバリー-アームスイープ法とリーチ法
・少し水の入ったマスクのクリア
・バックアップ空気源の使用
・潜降と圧平衡
・ハンド・シグナル
・水中を泳ぐ
・ゲージの使い方と残圧のチェック
・浮上
・水面でBCDに給気(オーラル)
・プレダイブ・セーフティ・チェック(BWRAF)
・ディープ・ウォーター・エントリー
・適切なウエイト量とウエイトのチェック
・スノーケル/レギュレーター交換
・水面を泳ぐ-正しい水面習慣
・ファイブ・ポイント潜降
・中性浮力-パワー・インフレーター
・全部に水の入ったマスクのクリア
・マスクの脱着とクリア
・マスクなし呼吸
・エアが少なくなってきたときの対応
・エア・マネージメント-20bar/300psiの誤差の範囲
・こむらがえりの除去-自分とバディ
・視標を使った潜降
・ホバリング-30秒間
・水平に泳ぐ-トリムの調整
・バックアップ空気源の使用
・バックアップ空気源を使って泳ぐ/浮上する
・コントロールされた緊急スイミング・アセント
・バディとウエイト量とトリムの調整
・疲労ダイバー曳行-25メートル/ヤード
・スクーバ・キットの脱着-水面
・潜降-着底しない
・傷つきやすい水底の上を泳ぐ
・オーラル・インフレーションでホバリング-1分間
・フリーフロー・レギュレーターからの呼吸
・マスクなしで泳ぐ
・水底に着かないで浮上
・スクーバ・キットの脱着-水中
・ウエイトの脱着-水中
・エキジット
・スキン・ダイビング・スキル
・インフレーター・ホースの取り外し
・緩んだシリンダー・バンドの締め直し
・ウエイトの脱着-水面
・エマージェンシー・ウエイト・ドロップ」

「上記スキルに加え、プール(限定水域)ダイブでは、泳力の確認も行なわれます。
・足がつかない深さの水域の水面で、水泳具を使用せずに10分以上落ち着いて浮いていられる能力。
・水泳具を使用せずに200メートル/200ヤードの距離をノンストップで泳ぐか、またはマスク、フィン、スノーケルを使用して300メートル/300ヤードを泳げるという能力。」

海洋(オープンウォーター)実習に行くまでに、知識開発(PADI語:座学ですな)の試験にもパスしなければならない。

海洋実習では、基本的にはプール実習で習得したスキルを、実際の環境下で行うことになる。

「PADIでは、ダイビングに必要なスキルが自信を持ってできるようになるには、実技講習であるプール(限定水域)ダイブと海洋(オープンウォーター)ダイブで少なくとも3日間はかける必要があると考えています。」

えーと、2日で取れるCカードとかの場合、どこかで手抜きをするか、余程優秀な講習生を集めているということになる。

海洋実習ならではの項目は、以下の通り。

・ダイビング・ポイントの探検
・ダイブ・プランニング・スレートを使ってダイビングを計画する
・ターン・プレッシャー
・シグナルチューブの使い方
・コンパス・ナビゲーション

PADIのホームページで見ているだけで、厳密には他にもあるかもしれないが、まあ、こんなもんでしょ。

ダイビングの基礎は、プール(限定水域)実習で殆どを身に着けることになる。

ここがちゃんとできているかどうかということが、後々、楽しくダイビングを行うことができるか、苦労するかの分かれ道なのである。

教える方としては、ヒヨコ達(失礼!)の安全管理はもちろん、楽しく充実した実習になるように気を配らなくてはならない。

環境を整え、学習する意欲を掻き立てることが出来れば、実習は8割がた終わったようなものだ。

誰に強制されてきたわけでもない、自分の意思で参加しているわけだし。

そこに注ぎ込む内容は、指導団体によってパターン化され、効率よく配置されている。

もちろん、基準を逸脱しない範囲で、柔軟に行うことも出来る。

しかし、限定水域でのスキルと、座学が終わらない限りは、実際の海に行くことはできない。

限定水域のスキルを海で行うこともある。

波が穏やかで流れの殆どない、透視度が十分あるところなら、プールに準じた環境ということで限定水域のスキル学習を行うことも可能だ。

PADIではなかったが、浮沈子もいきなり海に浸かった。

耳抜きに苦労した記憶がある。

これからダイビングを始められるという方は、実習の一つ一つが初体験なわけで、毎回がチャレンジである。

不安と焦りと、絶望と落胆の連続かもしれない・・・。

身体的、精神的問題で、やむを得ず断念されることがあるかもしれない。

しかし、それでも、楽しく講習を受けることが出来れば、それはいい経験になる。

身体的、精神的な問題が解決できれば、再びチャレンジすることも出来る。

他人との競争ではなく、自分自身の能力を身に着けるという1点に集中することが大切だな。

世の中には、運動神経だけで生きている方(失礼!)も多い。

そんな講習生だけなら、インストラクターも苦労はしない。

そんな人と、自分を比較して悩んでみても始まらない。

根性だけでは上達は出来ないし、知識だけでも実践はできない。

楽しく、上達することが出来れば、講習そのものがレクリエーショナルなものになる。

48のスキルに泳力テストという、盛り沢山の内容だが、今考えると、結構楽しかったな。

当時は、必死で覚えようとしたし、また、なんとか食らい付いて、1発でCカードを取得した(テニアンで、3日掛かりました)。

ダイバーになろうという、純粋な情熱があった。

CCRなどという、わけの分からんものに手を出すことなど、思いもしなかった頃だ。

実際に教えることがあるかどうかは別として、あの頃の自分に教えるとしたら、どうするか、どんな配慮をして欲しいだろうかとか、どこで躓くかとかをイメージしながら講習計画を立てよう。

まっさらな受講生が、ダイビングというカンバスに、どのような夢を描くことができるか。

初心に還って、受講する立場も考えながら書いていこう。

安全運転支援2015年02月01日 22:20

安全運転支援
安全運転支援


限定水域実習の宿題があるにも拘らず、セブ土産(正確には、成田土産)を持って、お世話になっているプレステージとJ-AUTOへ。

で、J-AUTOに行ったついでに、レーダー探知機の取り付けについて、金川さんと相談する。

(レーダー探知機)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E6%8E%A2%E7%9F%A5%E6%A9%9F

「速度取締装置が発するレーダー波を探知し、無線受信機能が本装置にある場合は受信可能な無線を可能な限り受信し、GPS受信機能が本装置にある場合は情報が本装置に登録済みの附近にある固定型取締装置や過去に取締が行われていた取締ポイントなどを通知し、ドライバーに安全運転を促す装置である」

お店で扱っている機種は、これ。

(SLS PRO EM-820:32184円:税込)
http://www.j-e-s.co.jp/em820.html

既に、発売から3年経っているが、後継機種が出ないために、未だに「最強」かつ「最新」である。

500Eの場合、ミラーに付けるタイプについては、サンバイザーを使えるようにするために、幅が27cm程度という制約がある。

この機種は、そこが売りだったわけだな。

従来の幅広のミラータイプを使っていたユーザーが、軒並み付け替えたという。

で、各社からも、それに準じるタイプが出ており、最新機種がごろごろある。

(GPS&レーダー探知機 GWM105sd ワンボディミラータイプ:ユピテル:2月27日発売予定:予約受付中:35,640円)
http://www.yupiteru.co.jp/products/radar/gwm105sd/

(ユピテル(YUPITERU) スーパーキャット超高感度GPSアンテナ搭載ミラー一体型レーダー探知機 GWM95sd:現行品:18,848円)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A6%E3%83%94%E3%83%86%E3%83%AB-YUPITERU-GWM95sd-%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88%E8%B6%85%E9%AB%98%E6%84%9F%E5%BA%A6GPS%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A%E6%90%AD%E8%BC%89%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%B8%80%E4%BD%93%E5%9E%8B%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E6%8E%A2%E7%9F%A5%E6%A9%9F/dp/B00IQJ5X04/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1422791795&sr=8-1&keywords=gwm95

(レーダー探知機 ZERO 85M:コムテック:22,952)
http://www.e-comtec.co.jp/0_radar/zero85m.html

(AR-161GM:コムスター:24,998円)
http://www.cellstar.co.jp/products/gps/ar/ar-mirror/ar-161gm.html

(AR-262GM:コムスター:2月発売予定:価格不明)
http://www.cellstar.co.jp/products/gps/ar/ar-mirror/ar-262gm.html

どうも、ユピテルは会費を払ってダウンロードするようだな。

その代わり、更新頻度が高そうだ。

その他の機種のデータ更新が、どの程度の頻度で行われているかは不明だ(コムスターは毎月)。

だいたい、こんなもんに頼らなければ、安全運転ができないというのも情けない話だ。

帰りに、教えてもらった246沿いのイエローハットで、ユピテルのGWM95sd、コムスターのAR-161GMを見た。

どれも、同じに見えるんだが・・・。

今時のレーダー探知機は、クルマのデータバス(OBDⅡ)から情報を貰って表示する機能や、バックカメラのモニター、ドライブレコーダーとの連携など、一昔前の怪しげな雰囲気を一掃して、安全運転を支援するいい子ちゃんに成り下がっている(!)。

もっと、ワルっぽいのがいいんですけど。

宣伝ビデオにギャルがでるようになっちゃあ、世も末だな・・・。

まあいい。

ミラーに付けるタイプにしたのは、浮沈子の所有車3台で使い回しをしようと考えているから。

シガーソケットから給電出来るというのも嬉しい。

そんなに根性入れて走ってないで、安全運転に徹すればいいんですが。

値段は、どれをとっても、それ程変わらないし、機能も、まあ、同じと言えば同じである。

どこに重点を置くかによっても変わってくる。

松本代表は、必要ないときにモニター表示を消せるという機能に拘っているし、金川さんは、寄らば大樹の陰で、大手ユピテルに軍配を上げる。

浮沈子が気に入っている機能は、J-AUTO扱いのEM-820のETC感応機能なのだが、今時のGPSの精度は高いので、それ程アドバンテージはないという意見もある。

AR-161GMの自動更新機能も煩わしさを解消してくれるような気がする。

アマゾンには、各社の機種の比較表がある。

(タイプ別:レーダー探知機スペック比較表:ミラータイプ)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E6%8E%A2%E7%9F%A5%E6%A9%9F%E2%80%90%E8%BB%8A%E2%80%90%E6%AF%94%E8%BC%83%E2%80%90%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E2%80%90%E9%80%9A%E8%B2%A9/b/ref=amb_link_63710169_11?ie=UTF8&node=2362037051&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=center-1&pf_rd_r=1CW0YRJWAY1PRFDYSTH5&pf_rd_t=101&pf_rd_p=159121609&pf_rd_i=2362037051#mirror

こんな表があるということは、それだけ悩んでる人がいるということなんじゃなかろうか。

液晶を非表示にできると謳っているのは、EM-820とZERO 85M、AR-161GMで、GWM105sdはミラー機能にしたときには警告はしない。

消えたな。

情報更新が、事実上有料というのも、この手のアイテムに対する浮沈子のポリシーに反する。

浮沈子的には、コムスターのAR-161GMに傾いている(新型は必要ないな)。

データ更新が無料なのと、無線LANから自動で更新してくれるという、ズボラ仕様が気に入っている。

ZERO 85Mも更新料無料なのだが、マイクロSDカードというのは、今風ではない。

モーションセンサーで画面を切り替えられるというが、OBDⅡが使えない車種では、宝の持ち腐れだろう。

リモコンを本体に収納出来るのは、ユピテルとコムテックだ。

本質的な意味はないだろうが、こういう小技も気になる。

まあ、もう少し情報を集めてから決めてもいい。

何より、こんなもんに頼らずに、安全運転を心がけるのが一番だ。

極悪非道2015年02月01日 23:28

極悪非道


決着が付くまでは黙っていようと思ったが、人質2人を殺害したので、言いたいことは言ってしまわないと。

イスラム国は、日本人1億2千万人を、完全に敵に回したということを思い知るべきだろう。

そりゃあ、人道支援に徹するといったって、米国がやっている空爆とか、イラク軍に対する軍事援助など、イスラム国に対する有形無形の攻撃に賛同しているんだから、一蓮托生というのは分かる。

我が国が人道支援しかしていなくても、グルになってる国々と同じ扱いを受けるのは仕方ない。

及び腰で有志連合に加入している連中をビビらせるには、穏健な国に対して過酷な仕打ちをするのが効果的だ。

イスラム国は、数千キロ離れているから、日本には何をしても安心だと思ったのかもしれない。

大きな誤りを犯したのは、彼らの方だ。

これからの対応が、彼らにとってどれ程過酷なことになるか。

日本人が、大人しく黙っていると思ったら大間違いだ。

この国の国民は、恨みについては世界一流である。

今後、どのような手段で報復することになるのか、最後の一人まで徹底的に追い詰めて、裁判を受けさせ、償いをさせるまで、その手を緩めることはあるまい。

直接の実行犯はもちろん、そのシンパや先導者、追随する今後の協力者全てが対象となる。

同胞を救えなかった思いは、万里を超える。

売られた喧嘩は買うしかない。

今、日本はイスラム国との戦争に突入したといってもいい。

経済的に締め上げ、軍事的に追い詰め、息の根を止めるまでそれは続く。

何百年掛かったとしても、何世代掛かったとしても、この恨みを忘れることはない。

特定の民族や、特定の宗教とは関係なく、イスラム国を名乗るもの全てが敵になった。

実際の話、おそらく今回と同様の犠牲は、これからも出るに違いない。

人道支援で日本人が赴けば、その中からも犠牲者が出る。

日本国内でも、犠牲者が出る可能性が高い。

彼らの論理の前では、個人の正義は存在しないし、人道のかけらもない価値観の前には、人道支援も鉄砲玉も同じに映るんだろう。

じゃあ、やっぱ、鉄砲玉食らわすしかないんじゃないのかあ?。

2億ドルの人道支援も結構だが、20億ドルくらいの鉄砲玉でも支援してはどうか。

10倍返しだ!。

どうせ、我が国もテロの標的になることになったのだから、ただ手を拱いているだけではダメだろう。

テロを未然に防ぐことは、余程の幸運がなければできない。

当面は、2020年の東京オリンピックということになるんだろうが、逆にテロリストの首を100首ほど、聖火台に晒すくらいで丁度いいだろう(まあ、これはないな)。

しかし、斬首というのは、我が国の十八番である。

見ているがいい。

ショボイナイフの代わりに、日本刀の切れ味を味あわせてやる・・・。

今日の浮沈子は、いささか狂っているかもしれない。

いや、心ある日本人は、皆、同じ思いのはずだ。

まあ、喉元過ぎればということはあるかもしれないが、おそらくそんなことはないだろう。

次々と犠牲者が出ることで、恨みつらみは増しこそすれ、消えてなくなることはない。

舐めた真似をしてくれたな。

まずは、手始めに、ヨルダンの死刑囚の処刑から始めてもらおう。

空軍の兵士が捕われているというが、どうせ助かる当てはないのだ。

こうなったら、下手な駆け引きなんかしないで、やるべきことをやってもらうのがいい。

目には目を、歯には歯を、剣には剣を。

このブログが標的にされて、浮沈子も吊るされるかもしれない。

まあ、そん時ゃ、そん時。

どうせ、どこにいても、テロから身を守ることなんて出来ないのだ。

安全が唯では手に入らないことは分かっている。

日本も、ようやく目が覚めて、安全を贖うために、命差し出す時が来たことを知るのだ。

犠牲となった方には、気の毒なことになったと言うしかない。

危険と分かっている地域に、死を覚悟して赴いたのだから、その結果を受け入れるしかないのだ。

それでも、やりきれない思いは募る。

同胞の死に、これ程憤るのは初めてかもしれない。

今回は、恨みをぶつける対象があるという理由もある。

唯の殺人ではないのだ。

ビジネスライクに、淡々と殺されてしまった。

その余りの素っ気無さが、余計に腹立たしい。

同じ時期に、名古屋の大学生の殺人事件が取り上げられている。

人を殺してみたかったという。

これも、やりきれない話だ。

極悪非道の輩は、自らが極悪非道という認識がないので困る。

今回の報道のために現地を訪れていた報道陣などのアテンドをしていた日本人が、交通事故で亡くなったという。

それもまた、やりきれない話である。

マスククリアー2015年02月02日 08:39

マスククリアー
マスククリアー


ダイビング用の水中眼鏡のことを、マスクという。

ガラス製のレンズがあって、樹脂の枠があって、ゴムのスカートが付いていて顔面と密着する。

伸縮性のあるストラップを頭の後ろに回し、張力を調整することで、密着度合いを調整する。

余りきつく締めると、顔が痛いし、マスクのあとがくっきりと残ってしまう。

緩すぎると、スカートの縁から水が入ってくる。

ストラップを適切な位置にしないと、正しい位置にマスクを維持できず、だんだんとずれてくる。

耳に掛かって痛くなることもある。

具合のいいマスクを手に入れて、上手に使いこなすことは、簡単に見えて結構難しい。

そんなことを考えたこともなく、快適に潜られている方は幸せである。

マスクの中にいつも水が入っていて、鼻からそれを吸い込んでいるようでは、快適なダイビングとはいえないな。

また、しょっちゅうマスククリアーをしているようでは、リブリーザーをやる時にディリュエントガスを無駄にすることにもなる。

鼻からの排気を前提とした運用を行うリブリーザーでは、自分に合ったマスクを使うことの重要性は極めて高い。

ここまでの話でもわかるように、ダイビングで使うマスクは、鼻が覆われている。

水中でレギュレーターを介して呼吸するのは、口からであり、通常、息を吐く時にはレギュレーターに向かって口から吐く。

普段、鼻が詰まったりしていなければ、陸上では口から息をするということは少ない。

激しい運動をしたりすれば別だが、まあ、普段は鼻で呼吸するだろう。

水中では、それはしない。

まず、口で呼吸するという練習(?)をするわけだな。

それに慣れたと思ったら、マスククリアーでは鼻から息を出せと言われる。

頭の中は大混乱で、マスクの中に入れた水を鼻から吸い込んだりして大騒ぎだ。

吸うのは口から、吐くのは鼻から。

陸上では、逆はあるが、こんなことは普通しない。

鼻をかむ時くらいだな。

さらに、このスキルを難しくしているのは、排水を行う際に、マスクの前面の上の方を押さえて、スカートの上から、吐いた息が漏れないようにしなければならない。

鼻からマスク内に呼気を吐き出すのは、その圧力によって水を押し出すためだ。

何もしなければ、水より軽い空気は、マスクのスカートの上から出て行ってしまい、マスク内の水を押し出す働きはしない。

その経路を遮断して、マスクのスカートの下から、マスク内の水を押し出させるためには、マスクの上部(レンズ枠の上の縁)に指を当てて、その状態のまま鼻から排気しなければならない。

また、それを補助するために、排気しながらやや上方を見上げて、マスクスカートの下部が顔面から離れやすくするという動作も必要だ。

マスク内の排水が終われば、呼吸は当然口からになる。

口で吸い、口から吐く。

排水のために、鼻から吐くのは、通常は一息だけ。

肺の容積に比べれば、マスク内の水の体積は僅かである。

何度も排気しなければ水が抜けないというのは、排気がうまくできていないか、マスクの縁から新たな水の浸入があるかだ。

マスククリアーが出来るようになったら、マスク脱着というスキルもある。

これは、マスクを完全に外して、再度着け直し、マスククリアーして、中の水を排水するという技である。

この際には、当然、髪の毛がスカートに挟まったり、スカートがめくれて隙間ができるなどの原因で、マスク内に新たな水が入ってきて、マスククリアーがうまくいかないということが考えられる。

有り得ないと思われがちだが、マスクの上下を逆さまに着けてしまうということもある(浮沈子は、これをやってしまったことがある)。

ノーズポケットの位置を確認してから、再装着するという手順を学ぶわけだが、こんなスキルが実際役に立つんだろうか?。

立派に役立つと、浮沈子は断言する。

流れが強い所では、なるべく前を泳ぐダイバーの陰になっていた方が疲れないで済む。

で、浮沈子は、そんな時は前のダイバーにくっついて泳ぐようにしている。

すると、まあ、一定の確率で、フィンがマスクに当ることがある。

また、ガイドが何か見つけて、引率されているダイバーが殺到する時なども、ケリを喰らうことがある。

マスクがずれて、水が入ってくるし、場合によっては、取れてしまうこともある。

エントリーの際に、外れてしまったり、衝撃で水が入ってくるということもある。

さっき述べたように、リブリーザーでは、鼻から息を出してマスクから排気することによって、呼吸回路の容積を微調整(「鼻」調整?)するので、その際に若干浸水することもある。

人によっては、上手にマウスピースと唇の間から排気することができるようだが、これはマスク越しに出すよりも回路内に浸水しやすい(浮沈子は、現在練習中です)。

マスクから出せば、仮にマスク内に浸水しても、マスククリアーして回路内には浸水させないで済む。

マスクが、バッファーの役割を果たしているわけだな。

もちろん、これを頻繁に行わなければならないとなると、それでなくても少ないディリュエントガスを無駄にするわけで、場合によっては安全にもかかわることになる。

リブリーザーの運用にとっても、マスククリアーというのは、基本的だが重要なスキルになってくるわけだ。

マスククリアーは、ダイビングのスキルの中では、基本中の基本だが、奥の深いスキルでもある。

スノーケリングの時にも使うし、CCRで潜る時にも使うわけで、レベルを問わず、お役立ちということになる。

こんなことを書いているのは、もちろん、限定水域での実習に絡めて復習しているからだが(実習のお題は、マスク脱着)、改めて書いてみると、初心者にとっては、意外にハードルが高いようにも思える。

「マスククリアーくらい、出来なくてどーする!」

「これが出来ないようじゃあ、ダイバー失格だな!」

「こんな簡単なことが、なんでできないの?」

グサグサと突き刺さるようなセリフだけは、決して吐くまい。

吐くのは、鼻からの排気だけにしよう・・・。