乾燥剤 ― 2015年02月24日 14:07
乾燥剤
これが事実としたら、オービタル・サイエンシズ社は災難だったことになる。
(燃料タンクの乾燥剤が原因か=昨年10月の米ロケット爆発)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201502/2015022100136&g=int
「昨年10月、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ米国の無人補給船を載せたロケット「アンタレス」が打ち上げ時に爆発した事故で、ロイター通信は20日、燃料タンク内に不注意で残された乾燥剤がエンジンに入ったのが原因だった可能性があると伝えた。」
(Exclusive: Orbital explosion probe said to find debris in engine: sources:元記事?)
http://www.reuters.com/article/2015/02/20/us-orbital-atk-gencorp-explosion-idUSKBN0LO28P20150220
「One of the sources familiar with the probe said investigators found particles of a crystallized desiccant, or drying agent, in the turbo pump and other parts of the AJ-26 engine.」
「Desiccants are often used to control moisture in fuel tanks but need to be removed before takeoff, the sources said.」
(desiccant:乾燥剤)
http://ejje.weblio.jp/content/desiccant
なんでまた、乾燥剤を入れっぱなしにしてたんだあ?。
まあいい。
燃料タンクの製造過程で入れられたものなんだろうから、40年前のエンジンとは無関係ということになる。
(アンタレス・ロケットの打ち上げ失敗とソ連からやってきたロケットエンジン)
http://news.mynavi.jp/series/antares/001/
「第1段のタンクはウクライナのユージュノイェ社から購入しており、またその設計はウクライナのゼニート・ロケットのものを短くしたものだ。」
あれま、こいつもロシア製(今のウクライナ製)だったんですねえ・・・。
(ゼニット (ロケット))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88_%28%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%29
構造欠陥による打ち上げの失敗は明記されていないので、燃料タンク自体の設計には問題はなかろう。
で、乾燥剤ねえ・・・。
ウクライナ製とはいえ、まあ、ロシア製みたいなもんでしょ?。
(ユージュノエ設計局)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8E%E3%82%A8%E8%A8%AD%E8%A8%88%E5%B1%80
「この企業はドニプロペトロウシクで機械を生産するユージュマシュと密接に協力する。ユージュマシュはユージュノエ設計局の開発した機種の主生産組織である。」
(ユージュマシュ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5
「ウクライナの宇宙ロケットや農業機械やバスやトロリーバスや路面電車や風車や人工衛星の製造会社である。」
いえいえ、れっきとしたウクライナの企業である。
ああ、やっぱ、ウクライナもだめなんだあ・・・。
旧ソ連製のエンジンは、今回は犯人ではなさそうな感じだが、まだ、最終決着しているわけではない。
タンク内の異物によるトラブルといえば、こんな話もあったな。
(汚染水浄化装置停止 ゴム製敷物 原因か)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013093002100023.html
「東京電力福島第一原発で試験運転されている、ALPS(アルプス)と呼ばれる新たな汚染水の除染装置で発生したトラブルで、東電は二十九日、水処理用のタンク内から、作業時に使った、はしごを固定するゴム製の敷物が見つかったと発表した。」
「東電は、この敷物が配管に詰まり、トラブルにつながった可能性が高いとみている。」
タンク内の忘れ物には、注意しないといけないという教訓を生かせなかったわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
こういうトラブルって、傍から見ていると信じられない気がするんだが、システムが高度化して複雑になればなるほど、簡単で思いも拠らないミスが起こり、重大な結果を引き起こすことになる。
どうすれば、この手のシンプルなミスを防ぐことが出来るんだろうか。
手順書の作成と、それに伴うチェックリストを使った検査の徹底しかないのかあ?。
浮沈子は、CCRのプレダイブチェックの際、記憶に頼ることは絶対しない(特に最近は)。
覚えて分かってはいるし、実際に記憶で順番にやっても問題はないだろうが、周りから呆れられても、時間が掛かってバディがイライラしてても、絶対にチェックリストを見ながら行う。
理想をいえば、ダブルチェックが望ましい。
そうして、1項目でも抜かしたことが分かれば(飛ばしちゃうことって、実際あるんですな、これが!)、もう一度最初から見直す。
コンピューター殿にも出来ない、人間にだけ可能なチェック項目って、絶対にあって、少なくともロケットとかCCRといったシロウト向けではない機材(器材)の場合には、相当あるだろう。
ポセイドンでも、呼吸回路のホース付けたかとか、ネガティブチェックしたかとかは、人間でしか分からない(まあ、ホースのつけ忘れはエラー吐きますが)。
人間が行うべきことの確認を、どのように管理するか、その精度や重複度(ダブルチェック、トリプルチェック)をどうするかというのは、極めて重要だということだ。
最新のシステムでも、そういうことはあるんだろうし、自動化されている部分にもエラーは潜んでいる(イプシロンの時にも、プログラムエラーでカウントダウンが止まったような記憶が・・・)。
最後のところは人間が何とかするしかないのだ。
乾燥剤ねえ・・・。
お菓子の袋を切る度に、ロケット事故のことを思い出すことになるんだろうな。
これが事実としたら、オービタル・サイエンシズ社は災難だったことになる。
(燃料タンクの乾燥剤が原因か=昨年10月の米ロケット爆発)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201502/2015022100136&g=int
「昨年10月、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ米国の無人補給船を載せたロケット「アンタレス」が打ち上げ時に爆発した事故で、ロイター通信は20日、燃料タンク内に不注意で残された乾燥剤がエンジンに入ったのが原因だった可能性があると伝えた。」
(Exclusive: Orbital explosion probe said to find debris in engine: sources:元記事?)
http://www.reuters.com/article/2015/02/20/us-orbital-atk-gencorp-explosion-idUSKBN0LO28P20150220
「One of the sources familiar with the probe said investigators found particles of a crystallized desiccant, or drying agent, in the turbo pump and other parts of the AJ-26 engine.」
「Desiccants are often used to control moisture in fuel tanks but need to be removed before takeoff, the sources said.」
(desiccant:乾燥剤)
http://ejje.weblio.jp/content/desiccant
なんでまた、乾燥剤を入れっぱなしにしてたんだあ?。
まあいい。
燃料タンクの製造過程で入れられたものなんだろうから、40年前のエンジンとは無関係ということになる。
(アンタレス・ロケットの打ち上げ失敗とソ連からやってきたロケットエンジン)
http://news.mynavi.jp/series/antares/001/
「第1段のタンクはウクライナのユージュノイェ社から購入しており、またその設計はウクライナのゼニート・ロケットのものを短くしたものだ。」
あれま、こいつもロシア製(今のウクライナ製)だったんですねえ・・・。
(ゼニット (ロケット))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88_%28%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%29
構造欠陥による打ち上げの失敗は明記されていないので、燃料タンク自体の設計には問題はなかろう。
で、乾燥剤ねえ・・・。
ウクライナ製とはいえ、まあ、ロシア製みたいなもんでしょ?。
(ユージュノエ設計局)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8E%E3%82%A8%E8%A8%AD%E8%A8%88%E5%B1%80
「この企業はドニプロペトロウシクで機械を生産するユージュマシュと密接に協力する。ユージュマシュはユージュノエ設計局の開発した機種の主生産組織である。」
(ユージュマシュ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5
「ウクライナの宇宙ロケットや農業機械やバスやトロリーバスや路面電車や風車や人工衛星の製造会社である。」
いえいえ、れっきとしたウクライナの企業である。
ああ、やっぱ、ウクライナもだめなんだあ・・・。
旧ソ連製のエンジンは、今回は犯人ではなさそうな感じだが、まだ、最終決着しているわけではない。
タンク内の異物によるトラブルといえば、こんな話もあったな。
(汚染水浄化装置停止 ゴム製敷物 原因か)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013093002100023.html
「東京電力福島第一原発で試験運転されている、ALPS(アルプス)と呼ばれる新たな汚染水の除染装置で発生したトラブルで、東電は二十九日、水処理用のタンク内から、作業時に使った、はしごを固定するゴム製の敷物が見つかったと発表した。」
「東電は、この敷物が配管に詰まり、トラブルにつながった可能性が高いとみている。」
タンク内の忘れ物には、注意しないといけないという教訓を生かせなかったわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
こういうトラブルって、傍から見ていると信じられない気がするんだが、システムが高度化して複雑になればなるほど、簡単で思いも拠らないミスが起こり、重大な結果を引き起こすことになる。
どうすれば、この手のシンプルなミスを防ぐことが出来るんだろうか。
手順書の作成と、それに伴うチェックリストを使った検査の徹底しかないのかあ?。
浮沈子は、CCRのプレダイブチェックの際、記憶に頼ることは絶対しない(特に最近は)。
覚えて分かってはいるし、実際に記憶で順番にやっても問題はないだろうが、周りから呆れられても、時間が掛かってバディがイライラしてても、絶対にチェックリストを見ながら行う。
理想をいえば、ダブルチェックが望ましい。
そうして、1項目でも抜かしたことが分かれば(飛ばしちゃうことって、実際あるんですな、これが!)、もう一度最初から見直す。
コンピューター殿にも出来ない、人間にだけ可能なチェック項目って、絶対にあって、少なくともロケットとかCCRといったシロウト向けではない機材(器材)の場合には、相当あるだろう。
ポセイドンでも、呼吸回路のホース付けたかとか、ネガティブチェックしたかとかは、人間でしか分からない(まあ、ホースのつけ忘れはエラー吐きますが)。
人間が行うべきことの確認を、どのように管理するか、その精度や重複度(ダブルチェック、トリプルチェック)をどうするかというのは、極めて重要だということだ。
最新のシステムでも、そういうことはあるんだろうし、自動化されている部分にもエラーは潜んでいる(イプシロンの時にも、プログラムエラーでカウントダウンが止まったような記憶が・・・)。
最後のところは人間が何とかするしかないのだ。
乾燥剤ねえ・・・。
お菓子の袋を切る度に、ロケット事故のことを思い出すことになるんだろうな。
ブログネタ ― 2015年02月24日 22:54
ブログネタ
今、書きたいことはたくさんあるが、気力と時間がないので、何を書きたいかだけ書いておく。
福島第一で、2号機建屋の屋上から、高濃度の汚染水が確認されたということ。
少なくとも昨年春からは、外洋に直接放水されていることを知りながら、何ら対策を採らず公表もしていなかった。
(福島第一、屋根の雨水に高濃度放射性物質…海へ:読売)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150224-OYT1T50115.html
リンクが貼られてから、暫くの間、読売の記事は読めなかった。
差し替えしたのかもしれない。
他紙が報じた、東電は昨年から知っていたこととか、隠していた理由を「原因調査をして結果が出てから公表しようと考えた」としていることなども書かれていない。
まあ、我が国に原発を導入した張本人の新聞だからな。
訂正:後刻参照したら、以下の部分などが追加されていた。
「東電は昨年5月頃、排水路での値が他の調査地点より高いことに気付いていたが、十分に対策を講じず、公表もしていなかった。」
「東電は「原因が判明してから公表しようと考えていた」と釈明している。」
(福島第1・2号機:建屋屋上の汚染水、外洋へ流出:毎日)
http://mainichi.jp/select/news/20150225k0000m040087000c.html
この件については、何かあれば再度書く。
次、行こう。
(カレーライスにマヨネーズかけるよね?変じゃないよね?)
http://www.gurum.biz/articles/3457.html
大井町駅の近くの「大井町東口店」で、本来ならメインメニューである「すためし」に掛けるマヨネーズが置いてある。
浮沈子は、あろうことか、それをスタミナカレーに掛けたわけだな。
スタミナカレーは、焼肉とタマゴが乗っているので、「違反」ではないのだろうが、面白がってカレーの方にも掛けてみた。
これが、イケルのよ!。
で、ネットで調べたら、こんな言葉を見つけた。
(マヨラー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A8%E3%83%A9%E3%83%BC
「マヨラーとは、マヨネーズを好物とする人を指す新語。マヨネーズを大量にかけて食べたり、あらゆる食品にマヨネーズを使用する人に対して用いられる。」
幼少の頃、キューピーと味の素のマヨネーズをこよなく愛し、チューブから出しては舐めていた浮沈子は、半世紀ぶりにマヨラーとして復活を果たしたわけだ。
で、この話をあるところでしたら、大顰蹙を買ってしまった。
次、行こう。
(エボラ出血熱「4月までの終息は困難」)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150224/k10015690831000.html
「支援活動がさらに困難となる雨季を迎える4月までにできるだけ感染者を減らしたいとしながらも、「人々が期待しているよりは終息までにもっと時間がかかるだろう」と述べ、今のままではことし4月までに流行を終息させることは難しい」
国際機関からの正式な要請がなければ、指一本動かさないどこかの国の話は別にして、やはり、雨季に入るまでの終息を睨んでいたんだと分かる。
「100を10に減らすより10からゼロにするほうがはるかに難しい」
そうなんだよな、やっぱ・・・。
その他にも、燃料電池自動車のことや、宇宙の暗黒面(ダーク・マターや、ダーク・エネルギーのこと)とか、もう、目白押しなんだが。
時間と気力が無くなったので、きょうはここまで。
今、書きたいことはたくさんあるが、気力と時間がないので、何を書きたいかだけ書いておく。
福島第一で、2号機建屋の屋上から、高濃度の汚染水が確認されたということ。
少なくとも昨年春からは、外洋に直接放水されていることを知りながら、何ら対策を採らず公表もしていなかった。
(福島第一、屋根の雨水に高濃度放射性物質…海へ:読売)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150224-OYT1T50115.html
リンクが貼られてから、暫くの間、読売の記事は読めなかった。
差し替えしたのかもしれない。
他紙が報じた、東電は昨年から知っていたこととか、隠していた理由を「原因調査をして結果が出てから公表しようと考えた」としていることなども書かれていない。
まあ、我が国に原発を導入した張本人の新聞だからな。
訂正:後刻参照したら、以下の部分などが追加されていた。
「東電は昨年5月頃、排水路での値が他の調査地点より高いことに気付いていたが、十分に対策を講じず、公表もしていなかった。」
「東電は「原因が判明してから公表しようと考えていた」と釈明している。」
(福島第1・2号機:建屋屋上の汚染水、外洋へ流出:毎日)
http://mainichi.jp/select/news/20150225k0000m040087000c.html
この件については、何かあれば再度書く。
次、行こう。
(カレーライスにマヨネーズかけるよね?変じゃないよね?)
http://www.gurum.biz/articles/3457.html
大井町駅の近くの「大井町東口店」で、本来ならメインメニューである「すためし」に掛けるマヨネーズが置いてある。
浮沈子は、あろうことか、それをスタミナカレーに掛けたわけだな。
スタミナカレーは、焼肉とタマゴが乗っているので、「違反」ではないのだろうが、面白がってカレーの方にも掛けてみた。
これが、イケルのよ!。
で、ネットで調べたら、こんな言葉を見つけた。
(マヨラー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A8%E3%83%A9%E3%83%BC
「マヨラーとは、マヨネーズを好物とする人を指す新語。マヨネーズを大量にかけて食べたり、あらゆる食品にマヨネーズを使用する人に対して用いられる。」
幼少の頃、キューピーと味の素のマヨネーズをこよなく愛し、チューブから出しては舐めていた浮沈子は、半世紀ぶりにマヨラーとして復活を果たしたわけだ。
で、この話をあるところでしたら、大顰蹙を買ってしまった。
次、行こう。
(エボラ出血熱「4月までの終息は困難」)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150224/k10015690831000.html
「支援活動がさらに困難となる雨季を迎える4月までにできるだけ感染者を減らしたいとしながらも、「人々が期待しているよりは終息までにもっと時間がかかるだろう」と述べ、今のままではことし4月までに流行を終息させることは難しい」
国際機関からの正式な要請がなければ、指一本動かさないどこかの国の話は別にして、やはり、雨季に入るまでの終息を睨んでいたんだと分かる。
「100を10に減らすより10からゼロにするほうがはるかに難しい」
そうなんだよな、やっぱ・・・。
その他にも、燃料電池自動車のことや、宇宙の暗黒面(ダーク・マターや、ダーク・エネルギーのこと)とか、もう、目白押しなんだが。
時間と気力が無くなったので、きょうはここまで。
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