2.0秒2015年05月02日 08:25

2.0秒
2.0秒


(ブガッティ・シロンは最高時速463キロに)
http://media.yucasee.jp/posts/index/14723?la=nr2

「最大出力  1500PS
最大トルク 1106LB
最高時速  288MPH
100キロ到達 2.0秒」

(Bugatti Chiron: meet the new 2016 Veyron hypercar successor:元記事)
http://www.carmagazine.co.uk/spy-shots/bugatti/bugatti-chiron-meet-the-new-2016-veyron-hypercar-successor/

もはや、最高速なんて全く意味のない世界に突入しており、パワーとトルクも、何の数字だか分からなくなっている(桁が違うような気が・・・)。

唯一、理解出来るのは0-100kmだが、これすら、2秒といわれてピンと来る数字ではない。

慎重なクラッチワーク(浮沈子は、アイドリングで繋いでいます)を要求される83タルガの場合、2秒で出せる速度は、せいぜい10kmくらいか・・・。

軽トラに煽られながら発進している・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

1000馬力から1500馬力になったといっても、最高速の伸びはたったの60km程度だから、動力性能の殆どが、空気抵抗に食われているのが分かる。

発進加速も0.5秒しか縮まらない。

タイヤの限界の方が問題なんだろうな。

こんな性能は、もちろん公道では出せない。

その性能の余裕を持って、半分くらいの動力性能で走るわけだ(それだって、230km、4秒というとんでもない性能ですが)。

つまり、実用性のカケラもなく、普段は、無駄にデカイエンジンを運んでいるようなものだ。

ランボルギーニ・アヴェンタドールとか見たときもそう思ったけどな。

デカイエンジン運んでる輸送車だと・・・。

このところ、スーパーカー関係の書籍を2冊、自動車評論を1冊読んだので、人間がこの手のクルマに掛ける情熱の凄さを思い知っているが、テストコースでしか出せないような最高速や、たった2秒で終わってしまうような加速に現を抜かすというのは、もはや限度を超えている。

浮沈子の83タルガなら、100kmまでなら20秒くらい加速を楽しめる!。

まあいい。

これで終わりになるなんてことはなく、最高速は500kmを超え、0-100加速は1秒を切るかもしれない。

もちろん、その時の運転はコンピューターによる自動運転で、人間はスイッチであるアクセルをペタンと踏むだけ。

そんなクルマが普段使いで楽しいかどうかは、別の話だ。

安全な速度で楽しめるクルマ、日常の世界で味わうことの出来る高性能。

それで、十分な気がする。

が、そうでない方のためのクルマもなくならないだろうな。

もう、空を飛ぶしかないのではないか。

(27.離陸速度)
http://www3.famille.ne.jp/~yokota/sky/report27.htm

「例) 国際線 B747-400:
V2=180kt(333km/h):V2(安全離陸速度)
飛行機が空中に舞い上がってから安全に上昇飛行できる最小の速度。」

ジャンボの安全離陸速度を遥かに超えるスピードなんである。

ブガッティ・シロン。

このクルマを運転するのに要求されるドライバーの最大の資質は、自制心以外の何ものでもないだろう。

ダークホース2015年05月02日 18:46

ダークホース
ダークホース


(ダークホース)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%B9

「競馬で番狂わせを起こすウマ。実力は未知だが有力と思われるウマを指すこともある。」

「上記から転じて、上位ではないが隠れた実力者を指すことがある。」

(ブルー・オリジン社、新型ロケット「ニュー・シェパード」の試験飛行を初めて実施)
http://www.sorae.jp/030707/5510.html

「推進モジュールには、BE-3という液体酸素と液体水素を推進剤とするロケット・エンジンが装備されている。推進モジュールは打ち上げ後、地表に垂直に着陸することができるように造られており、BE-3は推力を変えられる(スロットリング)能力を持つ。」

「推進モジュールも垂直に着陸することで回収される予定だったものの、油圧系統に問題が発生したため叶わなかったという。」

(ブルーオリジン 新型宇宙船のエンジン試験を完了)
http://senews.jp/business/2015/04/08/536

(Amazon創設者の宇宙ベンチャー、RD-180代替のロケット・エンジンを開発へ)
http://www.sorae.jp/030803/5300.html

「BE-4は液化天然ガス(LNG)と液体酸素を推進剤とし、エンジン・サイクルには酸素リッチの二段燃焼方式を採用する。」

(宇宙打ち上げ機の海上着陸及び関連のシステム及び方法)
http://www.ekouhou.net/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%89%93%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%92%E6%A9%9F%E3%81%AE%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E7%9D%80%E9%99%B8%E5%8F%8A%E3%81%B3%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E5%8F%8A%E3%81%B3%E6%96%B9%E6%B3%95/disp-A,2012-530020.html

再使用ロケットに御執心なのは、スペースXだけではないようだな。

しかし、鳴かず飛ばずの会社が、急に脚光を浴びるというのも変な話だ。

この業界は、怪しい動きが多過ぎる。

(衛星打上ビジネス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/12/21/7133812

(自衛隊と米軍の宇宙協力を深化…ワーキンググループ設置)
http://response.jp/article/2015/05/01/250269.html

「宇宙に関する政策や情報共有、訓練・机上演習、宇宙関連要員の育成、教育交流、他府省や民間部門との協力などを議論する。」

一体で協力しましょうというわけだ。

まあ、どうでもいいんですが。

ブルーオリジンが、米国の次期基幹ロケットのエンジンを製作するなんて、なんかおかしい。

何の実績もなく、しかもLNG燃料を使うという新しいエンジンだ。

また裏でボーイングが画策してるんじゃなかろうか?。

米軍の需要に群がる怪しい集団に、我が国の優秀な三菱とかIHIの技術をタダでくれてやるんだろうか?。

それはともかく、ブルーオリジンが、再使用ロケットを開発し、試験とはいえ、それに実機でチャレンジしているというのは喜ばしい限りだ。

バージンギャラクティックの事故以来、弾道軌道の再使用ロケットは消えてなくなってしまった。

(ブルーオリジン、有人宇宙船打ち上げ試験実施)
http://zapzapjp.com/44540358.html

リンクされている動画を見ると、なかなか安定しているように見える。

油圧系統がコケタとか言い訳しているブースターが、地上に激突してぶっ壊れる映像も、是非公開してもらいたいな。