ハイペース ― 2015年05月07日 08:20
ハイペース
今年になってからのファルコン9の打ち上げは、既に5回になった。
来月には、6回目が予定されている。
半年で6回というのは、異例の回数だな。
昨年は、1年間で6回だった。
単純に、2倍のペースということになる。
(Previous Launches)
http://spacexstats.com/previous.php
「Time & Date (UTC) Payload Payload Contractor Vehicle Launch Site:
・10 Jan 2015 09:47:10 SpaceX CRS-5 NASA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・11 Feb 2015 23:03:32 DSCOVR NOAA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・2 Mar 2015 03:50:00 Eutelsat 115W B & ABS-3A Asia Broadcast Satellite Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・14 Apr 2015 20:10:41 SpaceX CRS-6 NASA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・27 Apr 2015 23:03:00 TurkmenÄlem 52E Thales Alenia Space (Turkmenistan) Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・15 Jun 2015 SpaceX CRS-7 NASA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida(予定)」
今年は、後半にも予定が目白押しだ。
(Upcoming Launches)
http://spacexstats.com/upcoming.php
「Time & Date (UTC) Payload Payload Contractor Vehicle Launch Site:
・15 Jul 2015 SES-9 SES World Skies Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・22 Jul 2015 07:22:00 Jason 3 NOAA, Eumetsat, NASA, & CNES Falcon 9 v1.1 SLC-4E, Vandenberg, California
・H1 2015 Falcon Heavy Test Flight SpaceX Falcon Heavy LC-39A, Florida
・Mid 2015 Orbcomm OG2 Launch 2 Orbcomm Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・2 Sep 2015 SpaceX CRS-8 NASA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・Q3 2015 AMOS-6 Spacecom Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・Q4 2015 Eutelsat 117W B & ABS-2A Asia Broadcast Satellite Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・Late 2015 JCSAT-14 SKY Perfect JSAT Corparation Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・2015 SAOCOM 1A CONAE (Argentina) Falcon 9 v1.1 SLC-4E, Vandenberg, California
・2015 SAOCOM 1B CONAE (Argentina) Falcon 9 v1.1 SLC-4E, Vandenberg, California」
ファルコンヘビーの試験飛行1回を除いても9回予定されていて、年間で15回(!)ということになる。
これって、とんでもない回数で、我が国のH2Aと比較すると、最も多かった昨年(と2006年)の4回の、およそ4倍ということになる。
(H-IIAロケットの実績)
http://h2a.mhi.co.jp/mission/results/index.html
あれっ?、政府関連ミッションは、写真まで削除かあ?。
まあ、どうでもいいんですけど。
内容を見てみよう(カッコ内は、号機番号)。
・政府関連ミッション:10回(5、6、10、12、16、19、20、22、27、28)
・探査機:3(13、17、26)
・気象衛星:3(7、9、25)
・技術試験衛星:1(11)
・地球観測衛星:6(4、8、15、21、23、24)
・GPS衛星:1(18)
・インターネット衛星:1(14)
・データ中継衛星:1(3)
・その他(1、2)
区分に対する異議は認めない(!)。
つまり、純然たる商業衛星は、皆無だということだ。
ファルコンは、今年に限っても、静止軌道への通信衛星をいくつも上げる。
この辺りも、彼我の差なんだろうな。
まあ、ファルコン9も、後半に全部が上がるわけではないだろうが、話半分としても、今年のトータルで二桁に達する。
いやあ、繁盛してますなあ!。
H2Aの暦年別打ち上げは以下の通り。
2001年:1回
2002年:3回
2003年:2回
2004年:0回
2005年:1回
2006年:4回
2007年:2回
2008年:1回
2009年:2回
2010年:2回
2011年:2回
2012年:1回
2013年:1回
2014年:4回
1回と2回がそれぞれ5年と最も多く、4回が2年、3回と0回がそれぞれ1年となっている。
ショボイ・・・。
今年中には、打ち上げ回数で逆転され、3年後にはダブルスコアにされているかもしれない(H2Aが35回(今後7回)、ファルコン9が70回(今後47回)!?)。
まあいい。
世界最強のコストパフォーマンスと打ち上げ能力のある会社だ。
比較しても仕方ないが、先々考えると暗くなるな。
次期主力ロケットのH3(仮称)も、有人飛行を睨んでいて、商業打ち上げに最適化されているとはいえない。
ましてや、再使用については、殆ど考慮されていない(たぶん)。
彼我の差は、開くばかりである。
ファルコン9やファルコンヘビーの次には、何が来るんだろうか?。
衛星の大型化が進めば、ファルコンスーパーヘビー(1段目に5本束ねて打ち上げ?)、小型化すればファルコン1の復活もあるかもしれない。
アリアンのように、衛星を2機纏めて打ち上げるという方法もあるし。
何でもありだな。
しかも、再使用ということになれば、燃料を調整して、ファルコン9のままでも、どうにでもなるかもしれない。
スペースXの勢いを止めることが出来るのは、金と政治力に糸目を付けないボーイングだけなんだろうか?。
今年になってからのファルコン9の打ち上げは、既に5回になった。
来月には、6回目が予定されている。
半年で6回というのは、異例の回数だな。
昨年は、1年間で6回だった。
単純に、2倍のペースということになる。
(Previous Launches)
http://spacexstats.com/previous.php
「Time & Date (UTC) Payload Payload Contractor Vehicle Launch Site:
・10 Jan 2015 09:47:10 SpaceX CRS-5 NASA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・11 Feb 2015 23:03:32 DSCOVR NOAA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・2 Mar 2015 03:50:00 Eutelsat 115W B & ABS-3A Asia Broadcast Satellite Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・14 Apr 2015 20:10:41 SpaceX CRS-6 NASA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・27 Apr 2015 23:03:00 TurkmenÄlem 52E Thales Alenia Space (Turkmenistan) Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・15 Jun 2015 SpaceX CRS-7 NASA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida(予定)」
今年は、後半にも予定が目白押しだ。
(Upcoming Launches)
http://spacexstats.com/upcoming.php
「Time & Date (UTC) Payload Payload Contractor Vehicle Launch Site:
・15 Jul 2015 SES-9 SES World Skies Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・22 Jul 2015 07:22:00 Jason 3 NOAA, Eumetsat, NASA, & CNES Falcon 9 v1.1 SLC-4E, Vandenberg, California
・H1 2015 Falcon Heavy Test Flight SpaceX Falcon Heavy LC-39A, Florida
・Mid 2015 Orbcomm OG2 Launch 2 Orbcomm Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・2 Sep 2015 SpaceX CRS-8 NASA Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・Q3 2015 AMOS-6 Spacecom Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・Q4 2015 Eutelsat 117W B & ABS-2A Asia Broadcast Satellite Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・Late 2015 JCSAT-14 SKY Perfect JSAT Corparation Falcon 9 v1.1 SLC-40, Florida
・2015 SAOCOM 1A CONAE (Argentina) Falcon 9 v1.1 SLC-4E, Vandenberg, California
・2015 SAOCOM 1B CONAE (Argentina) Falcon 9 v1.1 SLC-4E, Vandenberg, California」
ファルコンヘビーの試験飛行1回を除いても9回予定されていて、年間で15回(!)ということになる。
これって、とんでもない回数で、我が国のH2Aと比較すると、最も多かった昨年(と2006年)の4回の、およそ4倍ということになる。
(H-IIAロケットの実績)
http://h2a.mhi.co.jp/mission/results/index.html
あれっ?、政府関連ミッションは、写真まで削除かあ?。
まあ、どうでもいいんですけど。
内容を見てみよう(カッコ内は、号機番号)。
・政府関連ミッション:10回(5、6、10、12、16、19、20、22、27、28)
・探査機:3(13、17、26)
・気象衛星:3(7、9、25)
・技術試験衛星:1(11)
・地球観測衛星:6(4、8、15、21、23、24)
・GPS衛星:1(18)
・インターネット衛星:1(14)
・データ中継衛星:1(3)
・その他(1、2)
区分に対する異議は認めない(!)。
つまり、純然たる商業衛星は、皆無だということだ。
ファルコンは、今年に限っても、静止軌道への通信衛星をいくつも上げる。
この辺りも、彼我の差なんだろうな。
まあ、ファルコン9も、後半に全部が上がるわけではないだろうが、話半分としても、今年のトータルで二桁に達する。
いやあ、繁盛してますなあ!。
H2Aの暦年別打ち上げは以下の通り。
2001年:1回
2002年:3回
2003年:2回
2004年:0回
2005年:1回
2006年:4回
2007年:2回
2008年:1回
2009年:2回
2010年:2回
2011年:2回
2012年:1回
2013年:1回
2014年:4回
1回と2回がそれぞれ5年と最も多く、4回が2年、3回と0回がそれぞれ1年となっている。
ショボイ・・・。
今年中には、打ち上げ回数で逆転され、3年後にはダブルスコアにされているかもしれない(H2Aが35回(今後7回)、ファルコン9が70回(今後47回)!?)。
まあいい。
世界最強のコストパフォーマンスと打ち上げ能力のある会社だ。
比較しても仕方ないが、先々考えると暗くなるな。
次期主力ロケットのH3(仮称)も、有人飛行を睨んでいて、商業打ち上げに最適化されているとはいえない。
ましてや、再使用については、殆ど考慮されていない(たぶん)。
彼我の差は、開くばかりである。
ファルコン9やファルコンヘビーの次には、何が来るんだろうか?。
衛星の大型化が進めば、ファルコンスーパーヘビー(1段目に5本束ねて打ち上げ?)、小型化すればファルコン1の復活もあるかもしれない。
アリアンのように、衛星を2機纏めて打ち上げるという方法もあるし。
何でもありだな。
しかも、再使用ということになれば、燃料を調整して、ファルコン9のままでも、どうにでもなるかもしれない。
スペースXの勢いを止めることが出来るのは、金と政治力に糸目を付けないボーイングだけなんだろうか?。
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