ロケットは頭の中に:3Dプリンターで作る使い捨てロケットは再使用の夢を見るか? ― 2020年07月13日 09:44
ロケットは頭の中に:3Dプリンターで作る使い捨てロケットは再使用の夢を見るか?
イリジウムが契約をしたというので大注目になった記事は読んだ。
(イリジウムの発売を最大6回まで相対性理論で予約、ヴァンデンバーグパッドの計画を明らかに)
https://spaceflightnow.com/2020/06/24/relativity-books-up-to-six-launches-for-iridium-announces-plans-for-vandenberg-pad/
「相対性理論によると、Terran 1ロケットの95%が3Dプリントされる予定」
「Terran 1ロケットの高さは約115フィート(35メートル)で、最大2,755ポンド(1,250キログラム)の貨物を低高度の軌道に運ぶことができます。」
「各イリジウムNEXT衛星の重量は、約1,896ポンド(860キログラム)」
「イリジウムは、テララン1のミッションごとに1,200万ドルという相対性理論の宣伝された発射価格よりも低い「良い価格」を得たと語った。」
まだ打ち上げられてもいないロケットに、過剰な期待をしているのではないか。
そう思って放置していたんだが、鳥嶋さんの記事を読んで考え直した。
(ロケットを丸ごと3Dプリントする米ベンチャー、イリジウムから打ち上げ受注)
https://news.mynavi.jp/article/20200706-1113379/
「部品数を従来のロケットの約100分の1にするとともに、製造にかかる人員や工具も大幅に減らすことができ、低コスト化を図っている。また、品質向上も図れるとともに、製造にかかる時間も従来の約10分の1にまで短縮。」
彼らが目指しているのは、単にコスト削減ではない。
ロケット製造(開発含めて)における革命なのだと気付いた。
そのことを裏付ける以前の記事も見つけた。
(巨大な3Dプリンターを搭載したロケットを製造する新興企業は、3500万ドルの資金を獲得しました)
https://www.cnbc.com/2018/03/27/relativity-space-series-b-round-3-d-printing-rockets-gets-35-million.html
「3D印刷の利点の1つは、テスト、データの収集、新しいバージョンの印刷、および数か月ではなく数週間での再テストができることです」
3Dプリンターによる製造というのは、おそらく表層に見えている形に過ぎない。
製造コストや打ち上げ価格についても、ファルコン9でまとめて打ち上げる価格に対抗できるとは思えないしな。
年に3回打ち上げる相乗り打上げ極軌道のスケジュールに合わせた方が、割安になるに決まっている。
3Dプリンターを使って毎回その都度製造できるメリットは、改良や変更を直ちに取り入れられる点にある。
開発中の使い捨てロケットには向いているともいえる。
しかし、安定して飛行できるようになれば、そのメリットは失われる。
製造品質の安定と部品点数の削減によるコストの低減や製造期間の短縮にしかならない(それでも、十分過ぎるメリットはあるけどな)。
その安定版ロケットを、再使用化したらどうなるんだろうな。
鬼に金棒か。
もちろん、現在のサイズでパワードランディングさせて1段目2段目もろとも回収するわけにはいかないだろう。
そこに拘って性能を犠牲にすることはない。
サイズアップしてチャレンジするしかない。
物理の神様は公平だからな。
しかし、頭の中にあるロケットをコンピューターの助けを借りて3Dプリンターで製造して飛ばすというのは新しいアプローチだ。
スターシップがブリキ細工(ブリキではありませんが)でシコシコと組み上げ、設計や製造の瑕疵で吹っ飛んでいるのを見ると、彼我の差に愕然とする。
もちろん、テラン1だって、そういう限界を知るための破壊検査は行うことになるかも知れないが、その修正は遥かにスマートに行われるに違いない(たぶん)。
端末からパラメーターの数字をちょろっと入れ替えておしまい・・・。
後は、3Dプリンターが良きに計らってくれる。
そういう時代になったのかも知れないし、航空機や船舶、それこそ自動車だってそうやって作られることになるかも知れない。
多品種少量生産向き限定だった製造方法が、どこかで板金プレスに取って代わる時が来る。
スターシップが毎週1機作られる時代になれば、ひょっとして3Dプリンターが大活躍しているかもしれないしな。
レラティビティ・スペースが再使用ロケットを作るのが先か、スペースXが3Dプリンターでスターシップを作るのが先か。
ロケットの時代は、すぐそこに来ている。
まあ、そういわれ続けて半世紀たっちまったしな。
当てにはならない。
しかし、今度こそ本物の予感がする。
再使用と3Dプリンターのコラボだ。
100万点の部品を人間の手で組み上げる時代は終わった。
10万点の統合化された部品をロボットの助けを借りて組み上げ、コンピューターで制御しながら飛ばす時代になった。
これからは、1000点の部品をロボットだけで組み上げて、そのまま発射台に据え付けることになるんだろう。
電装品の配線だって、初めから作り込まれているに違いない(未確認)。
テラン1の初号機は来年飛ぶらしいが、その一見何の変哲もない打ち上げは、ファルコン9の第一段目がパワードランディングしたのと同じように、時代を画する打ち上げになるに違いない。
有象無象のミニロケット会社(IST含む?)とは異なる、本物の匂いがする。
無事に飛んだらめっけもんだな・・・。
イリジウムが契約をしたというので大注目になった記事は読んだ。
(イリジウムの発売を最大6回まで相対性理論で予約、ヴァンデンバーグパッドの計画を明らかに)
https://spaceflightnow.com/2020/06/24/relativity-books-up-to-six-launches-for-iridium-announces-plans-for-vandenberg-pad/
「相対性理論によると、Terran 1ロケットの95%が3Dプリントされる予定」
「Terran 1ロケットの高さは約115フィート(35メートル)で、最大2,755ポンド(1,250キログラム)の貨物を低高度の軌道に運ぶことができます。」
「各イリジウムNEXT衛星の重量は、約1,896ポンド(860キログラム)」
「イリジウムは、テララン1のミッションごとに1,200万ドルという相対性理論の宣伝された発射価格よりも低い「良い価格」を得たと語った。」
まだ打ち上げられてもいないロケットに、過剰な期待をしているのではないか。
そう思って放置していたんだが、鳥嶋さんの記事を読んで考え直した。
(ロケットを丸ごと3Dプリントする米ベンチャー、イリジウムから打ち上げ受注)
https://news.mynavi.jp/article/20200706-1113379/
「部品数を従来のロケットの約100分の1にするとともに、製造にかかる人員や工具も大幅に減らすことができ、低コスト化を図っている。また、品質向上も図れるとともに、製造にかかる時間も従来の約10分の1にまで短縮。」
彼らが目指しているのは、単にコスト削減ではない。
ロケット製造(開発含めて)における革命なのだと気付いた。
そのことを裏付ける以前の記事も見つけた。
(巨大な3Dプリンターを搭載したロケットを製造する新興企業は、3500万ドルの資金を獲得しました)
https://www.cnbc.com/2018/03/27/relativity-space-series-b-round-3-d-printing-rockets-gets-35-million.html
「3D印刷の利点の1つは、テスト、データの収集、新しいバージョンの印刷、および数か月ではなく数週間での再テストができることです」
3Dプリンターによる製造というのは、おそらく表層に見えている形に過ぎない。
製造コストや打ち上げ価格についても、ファルコン9でまとめて打ち上げる価格に対抗できるとは思えないしな。
年に3回打ち上げる相乗り打上げ極軌道のスケジュールに合わせた方が、割安になるに決まっている。
3Dプリンターを使って毎回その都度製造できるメリットは、改良や変更を直ちに取り入れられる点にある。
開発中の使い捨てロケットには向いているともいえる。
しかし、安定して飛行できるようになれば、そのメリットは失われる。
製造品質の安定と部品点数の削減によるコストの低減や製造期間の短縮にしかならない(それでも、十分過ぎるメリットはあるけどな)。
その安定版ロケットを、再使用化したらどうなるんだろうな。
鬼に金棒か。
もちろん、現在のサイズでパワードランディングさせて1段目2段目もろとも回収するわけにはいかないだろう。
そこに拘って性能を犠牲にすることはない。
サイズアップしてチャレンジするしかない。
物理の神様は公平だからな。
しかし、頭の中にあるロケットをコンピューターの助けを借りて3Dプリンターで製造して飛ばすというのは新しいアプローチだ。
スターシップがブリキ細工(ブリキではありませんが)でシコシコと組み上げ、設計や製造の瑕疵で吹っ飛んでいるのを見ると、彼我の差に愕然とする。
もちろん、テラン1だって、そういう限界を知るための破壊検査は行うことになるかも知れないが、その修正は遥かにスマートに行われるに違いない(たぶん)。
端末からパラメーターの数字をちょろっと入れ替えておしまい・・・。
後は、3Dプリンターが良きに計らってくれる。
そういう時代になったのかも知れないし、航空機や船舶、それこそ自動車だってそうやって作られることになるかも知れない。
多品種少量生産向き限定だった製造方法が、どこかで板金プレスに取って代わる時が来る。
スターシップが毎週1機作られる時代になれば、ひょっとして3Dプリンターが大活躍しているかもしれないしな。
レラティビティ・スペースが再使用ロケットを作るのが先か、スペースXが3Dプリンターでスターシップを作るのが先か。
ロケットの時代は、すぐそこに来ている。
まあ、そういわれ続けて半世紀たっちまったしな。
当てにはならない。
しかし、今度こそ本物の予感がする。
再使用と3Dプリンターのコラボだ。
100万点の部品を人間の手で組み上げる時代は終わった。
10万点の統合化された部品をロボットの助けを借りて組み上げ、コンピューターで制御しながら飛ばす時代になった。
これからは、1000点の部品をロボットだけで組み上げて、そのまま発射台に据え付けることになるんだろう。
電装品の配線だって、初めから作り込まれているに違いない(未確認)。
テラン1の初号機は来年飛ぶらしいが、その一見何の変哲もない打ち上げは、ファルコン9の第一段目がパワードランディングしたのと同じように、時代を画する打ち上げになるに違いない。
有象無象のミニロケット会社(IST含む?)とは異なる、本物の匂いがする。
無事に飛んだらめっけもんだな・・・。
飛ばないスペースX:しかたがないので、スターリンクの地上ネタ ― 2020年07月16日 09:55
飛ばないスペースX:しかたがないので、スターリンクの地上ネタ
先月に次世代GPS衛星を上げたきり、スペースXのロケットが飛ばない。
スターリンクV1L9(57機:ブラックスカイ衛星2基と相乗り)の延期が続く中(チェックアウト期間が必要と言われている)、韓国の軍事偵察衛星の打ち上げまで延期になった(2段目のハードウェアの故障らしい)。
(ファルコン9韓国の軍事衛星の打ち上げは延期)
https://spaceflightnow.com/2020/07/13/falcon-9-launch-of-south-korean-military-satellite-postponed/
「発射機の第2ステージの問題に対処し、必要に応じてハードウェアを交換する可能性」
「7月14日更新、7月19日日曜日の発売予定日」
(SpaceXが連続してFalcon 9とStarshipロケットの遅延でヒット)
https://www.teslarati.com/spacex-falcon-9-starship-back-to-back-delays/
「SpaceXが7月11日に「チェックアウトのためのより多くの時間」を許容するために無期限の遅延を発表した後、Starlink-9は最高で数日間しか起動しないと予想されます。7月13日、SpaceXは、NETの7月14日の打ち上げを目標とする別の夏のミッションも無期限に延期され、チームがFalcon 9ロケットの上段を検査し、ハードウェアを交換する可能性があることを発表しました。」
「7月13日、それらの後退のいくつかを詳述するSpaceflight Nowの記事に対応して、マスクはSpaceXが「余分な偏執狂的」であることを明らかにしました-おそらく最近の遅延のほとんどの原因です。ムスクによれば、SpaceXにとって「打ち上げ成功の確率を最大にすること」が最も重要です–衝撃的な啓示ではありませんが、それでも聞くのは良いことです。」
まあいい。
事前のチェックに引っかかる体制が出来ているというのは、悪い話じゃない。
全部を3Dプリンターで作っているわけじゃないファルコン9は、部品の統合、組み立て、配線、接続、その他諸々を人手によって行っている。
最近、スターシップに入れ込んでいて、そのせいもあるかも知れないし、1段目の再使用が軌道に乗ってきて2段目の製造ペースを上げたのが影響しているのかも知れない。
「サウステキサスチームは、最初のウェットドレスリハーサル(WDR)のためにロケットをライブプロペラントと最初のラプターエンジン点火テスト(つまり、静的火災)で準備しているため、Starship SN5は徐々に遅れをとっています。」
スターシップの作業も遅延が出てきているようだな。
もっとも、こっちの遅れというのはSN5の寿命が延びることと等価だからな(そうなのかあ?)。
ラプターを3つ付けて燃焼させた途端に吹っ飛ぶ公算は高い。
しかし、別記事によればSN6はすでに出来上がっているようだし、先日ぶっ壊したSN7に次ぐSN8の組み立ても始まっているようだから、安心してぶっ壊すことができるだろう。
いずれにしても、スターシップを含めてスペースXは飛べない日々が続いている。
浮沈子的には、雨が続いて思うようにフィットネスに行けない日々が続いている(これ幸いと爆食を重ね、減り始めていた体重は元の木阿弥・・・)。
昨日は水泳教室だけ行って、夜のフィンスイムはサボった。
霧雨が降り続いていたし、体調も優れなかったからな。
最近飛んだのは、昨日のミノタウロス4(オライオン38付)だけだ。
ICBMであった引退したピースキーパーを改良して、固体燃料ロケットだけで軍事衛星を打ち上げるという廃品利用ロケットだ(そんなあ!)。
2トン弱の衛星を低軌道に送れるらしい。
打ち上げ場所も、コディアック:LP-1(アラスカ)、バンデンバーグ:SLC-8(カリフォルニア)、ワロップス中部大西洋地域宇宙港:LP-0B(バージニア)、ケープカナベラル:SLC-46(フロリダ)と多彩だ。
(ミノタウロスロケットが軌道に4つのNRO衛星を配備することに成功)
https://spaceflightnow.com/2020/07/15/minotaur-rocket-successfully-deploys-four-nro-satellites-in-orbit/
「ノースロップグラマンによれば、ミノタウロス4ロケットは最大3,814ポンド(1,730キログラム)のペイロードを低地球軌道に運ぶことができます。」
(ミノタウロスIV)
https://en.wikipedia.org/wiki/Minotaur_IV
「ミノタウロスIVの発売がから行われているSLC-8でヴァンデンバーグ空軍基地、LP-0Bで中部大西洋地域宇宙基地、SLC-46のケープカナベラル空軍基地とアラスカ-太平洋宇宙港コンプレックスパッドの1 太平洋宇宙港がコンプレックス-アラスカ州(PSCA)。」
我が国の誇る固体燃料ロケットイプシロンは、ちょっと役不足か。
(イプシロンロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「低軌道:1,200 kg(試験機)、1,500 kg(2号機以降)」
安物のイプシロンS(SRB-3等使用:LEO軌道 1,400kg以上)になると、諸元上はちっと落ちる感じだが、まあ、ほぼ同等だ。
これで、価格は目標30億円だからな。
ピースキーパーの流用であるミノタウロス4は3800万ドル(110円として42億円弱)とあるから、それを下回ることになる(イプシロン3号機では45億円)。
「政府は、NROL-129の打ち上げにNorthrop Grummanに3,800万ドルを支払いました。」(スペースフライトナウの記事より)
もちろん、ピースキーパー代は含まれていないだろうから単純な比較は無意味だ。
いずれにしても、スペースXが上がっていないことは間違いない。
やれやれ・・・。
代わりに、スターリンクの地上ネタが記事になっていた。
(衛星通信サービスStarlinkがベータテスト参加希望者に住所提出を依頼、利用可能地域の正確な把握のため)
https://jp.techcrunch.com/2020/07/15/2020-07-14-spacexs-starlink-asks-potential-service-testers-for-addresses-says-private-beta-starts-this-summer/
「以前要求していた郵便番号に代わり、具体的な住所をテスト参加者に要求している。ネットワークの利用可能地域を正確に知るするため」
(SpaceXの「Starlink」で使われるルーターを当局が承認、人工衛星によるインターネット網の実現へさらなる一歩)
https://gigazine.net/news/20200715-starlink-router-approved/
「2020年7月14日、FCCは「Starlinkルーター」の運用を承認しました。」
(FCCによって承認されたSpaceX「Starlinkルーター」)
https://www.teslarati.com/spacex-starlink-wifi-router-fcc-approval/
「SpaceXの次のスターリンクの発売は、6月中旬以降慢性的に遅れていますが、7月20日から25日までに発売される予定」
うーん、当てにはできないな(韓国の衛星(静止軌道)が19日に予定だし)。
フェアリングの回収を前提とすれば、回収海域が異なるので1週間くらい空ける必要がある。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は、スターリンク計画が立ち上がった当初、スペースXが事業化に慎重なのではないかと考えていた。
V0.9L1が上がった去年の5月、いきなりパネル型の衛星60機を投入してきたのには驚いた。
これは、本物だと・・・。
S社は、やる気なんだと・・・。
衛星に改良を続けながら昨年11月から次々と打ち上げてはきたものの、実際に使い物になるのかはなかなか見えてこなかった。
ベータテストの開始は、様々な疑問に答えるだろう。
莫大な投資が実を結ぶのか、スペースXの足を引っ張る最悪の事業になるのか。
ライバルのワンウェブは英国に救済される様だが、今後がどうなるかの見通しはない。
(ソフトバンクが投資を止め破産申請中の通信衛星OneWebを英政府とインドのBharti Globalが買収し再建へ)
https://jp.techcrunch.com/2020/07/04/2020-07-03-the-uk-government-to-acquire-satellite-company-oneweb-in-deal-funded-in-part-by-indias-bharti-global/
「BharatiはOneWebの衛星ネットワークによる世界的インターネット接続サービスの構築を続行させたいと考えている。一方、英国はブレグジットの結果、2020年1月からEUが運営する衛星ナビゲーションリソースにアクセスできなくなったため、PNT(位置情報、ナビゲーション、計時)サービスのためにOneWebの衛星コンステレーションを利用したいという背景があった。」
同床異夢というところか。
衛星コンステレーションの完成が何時になるのかも分からないし、どんなサービスになるかも見えていない。
アマゾンの進出(プロジェクトカイパー)も不透明なままだ。
投資リスクの高いビジネスに、世界は息をつめてスターリンク事業の行方を見守っている。
莫大な利益を生むのか、20世紀に続いて21世紀も破産倒産の連続に終わるのか。
既に、ベータテストの開始に必要な衛星数(400機程度)には達していると言われている(現在500機以上)。
まさかとは思うが、スターリンク衛星の打ち上げが、事業の成否を見極めるまで保留される可能性も皆無ではない。
スターシップのテスト遅延、立て続けのファルコン9の打ち上げ延期、スターリンクの公的資金獲得断念・・・。
気分は滅入るばかりだ。
今日は、東京地方は雨の予報はない(こっちも、当てにはなりませんが)。
気晴らしに、フィットネスでも行って来ようかな・・・。
先月に次世代GPS衛星を上げたきり、スペースXのロケットが飛ばない。
スターリンクV1L9(57機:ブラックスカイ衛星2基と相乗り)の延期が続く中(チェックアウト期間が必要と言われている)、韓国の軍事偵察衛星の打ち上げまで延期になった(2段目のハードウェアの故障らしい)。
(ファルコン9韓国の軍事衛星の打ち上げは延期)
https://spaceflightnow.com/2020/07/13/falcon-9-launch-of-south-korean-military-satellite-postponed/
「発射機の第2ステージの問題に対処し、必要に応じてハードウェアを交換する可能性」
「7月14日更新、7月19日日曜日の発売予定日」
(SpaceXが連続してFalcon 9とStarshipロケットの遅延でヒット)
https://www.teslarati.com/spacex-falcon-9-starship-back-to-back-delays/
「SpaceXが7月11日に「チェックアウトのためのより多くの時間」を許容するために無期限の遅延を発表した後、Starlink-9は最高で数日間しか起動しないと予想されます。7月13日、SpaceXは、NETの7月14日の打ち上げを目標とする別の夏のミッションも無期限に延期され、チームがFalcon 9ロケットの上段を検査し、ハードウェアを交換する可能性があることを発表しました。」
「7月13日、それらの後退のいくつかを詳述するSpaceflight Nowの記事に対応して、マスクはSpaceXが「余分な偏執狂的」であることを明らかにしました-おそらく最近の遅延のほとんどの原因です。ムスクによれば、SpaceXにとって「打ち上げ成功の確率を最大にすること」が最も重要です–衝撃的な啓示ではありませんが、それでも聞くのは良いことです。」
まあいい。
事前のチェックに引っかかる体制が出来ているというのは、悪い話じゃない。
全部を3Dプリンターで作っているわけじゃないファルコン9は、部品の統合、組み立て、配線、接続、その他諸々を人手によって行っている。
最近、スターシップに入れ込んでいて、そのせいもあるかも知れないし、1段目の再使用が軌道に乗ってきて2段目の製造ペースを上げたのが影響しているのかも知れない。
「サウステキサスチームは、最初のウェットドレスリハーサル(WDR)のためにロケットをライブプロペラントと最初のラプターエンジン点火テスト(つまり、静的火災)で準備しているため、Starship SN5は徐々に遅れをとっています。」
スターシップの作業も遅延が出てきているようだな。
もっとも、こっちの遅れというのはSN5の寿命が延びることと等価だからな(そうなのかあ?)。
ラプターを3つ付けて燃焼させた途端に吹っ飛ぶ公算は高い。
しかし、別記事によればSN6はすでに出来上がっているようだし、先日ぶっ壊したSN7に次ぐSN8の組み立ても始まっているようだから、安心してぶっ壊すことができるだろう。
いずれにしても、スターシップを含めてスペースXは飛べない日々が続いている。
浮沈子的には、雨が続いて思うようにフィットネスに行けない日々が続いている(これ幸いと爆食を重ね、減り始めていた体重は元の木阿弥・・・)。
昨日は水泳教室だけ行って、夜のフィンスイムはサボった。
霧雨が降り続いていたし、体調も優れなかったからな。
最近飛んだのは、昨日のミノタウロス4(オライオン38付)だけだ。
ICBMであった引退したピースキーパーを改良して、固体燃料ロケットだけで軍事衛星を打ち上げるという廃品利用ロケットだ(そんなあ!)。
2トン弱の衛星を低軌道に送れるらしい。
打ち上げ場所も、コディアック:LP-1(アラスカ)、バンデンバーグ:SLC-8(カリフォルニア)、ワロップス中部大西洋地域宇宙港:LP-0B(バージニア)、ケープカナベラル:SLC-46(フロリダ)と多彩だ。
(ミノタウロスロケットが軌道に4つのNRO衛星を配備することに成功)
https://spaceflightnow.com/2020/07/15/minotaur-rocket-successfully-deploys-four-nro-satellites-in-orbit/
「ノースロップグラマンによれば、ミノタウロス4ロケットは最大3,814ポンド(1,730キログラム)のペイロードを低地球軌道に運ぶことができます。」
(ミノタウロスIV)
https://en.wikipedia.org/wiki/Minotaur_IV
「ミノタウロスIVの発売がから行われているSLC-8でヴァンデンバーグ空軍基地、LP-0Bで中部大西洋地域宇宙基地、SLC-46のケープカナベラル空軍基地とアラスカ-太平洋宇宙港コンプレックスパッドの1 太平洋宇宙港がコンプレックス-アラスカ州(PSCA)。」
我が国の誇る固体燃料ロケットイプシロンは、ちょっと役不足か。
(イプシロンロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「低軌道:1,200 kg(試験機)、1,500 kg(2号機以降)」
安物のイプシロンS(SRB-3等使用:LEO軌道 1,400kg以上)になると、諸元上はちっと落ちる感じだが、まあ、ほぼ同等だ。
これで、価格は目標30億円だからな。
ピースキーパーの流用であるミノタウロス4は3800万ドル(110円として42億円弱)とあるから、それを下回ることになる(イプシロン3号機では45億円)。
「政府は、NROL-129の打ち上げにNorthrop Grummanに3,800万ドルを支払いました。」(スペースフライトナウの記事より)
もちろん、ピースキーパー代は含まれていないだろうから単純な比較は無意味だ。
いずれにしても、スペースXが上がっていないことは間違いない。
やれやれ・・・。
代わりに、スターリンクの地上ネタが記事になっていた。
(衛星通信サービスStarlinkがベータテスト参加希望者に住所提出を依頼、利用可能地域の正確な把握のため)
https://jp.techcrunch.com/2020/07/15/2020-07-14-spacexs-starlink-asks-potential-service-testers-for-addresses-says-private-beta-starts-this-summer/
「以前要求していた郵便番号に代わり、具体的な住所をテスト参加者に要求している。ネットワークの利用可能地域を正確に知るするため」
(SpaceXの「Starlink」で使われるルーターを当局が承認、人工衛星によるインターネット網の実現へさらなる一歩)
https://gigazine.net/news/20200715-starlink-router-approved/
「2020年7月14日、FCCは「Starlinkルーター」の運用を承認しました。」
(FCCによって承認されたSpaceX「Starlinkルーター」)
https://www.teslarati.com/spacex-starlink-wifi-router-fcc-approval/
「SpaceXの次のスターリンクの発売は、6月中旬以降慢性的に遅れていますが、7月20日から25日までに発売される予定」
うーん、当てにはできないな(韓国の衛星(静止軌道)が19日に予定だし)。
フェアリングの回収を前提とすれば、回収海域が異なるので1週間くらい空ける必要がある。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は、スターリンク計画が立ち上がった当初、スペースXが事業化に慎重なのではないかと考えていた。
V0.9L1が上がった去年の5月、いきなりパネル型の衛星60機を投入してきたのには驚いた。
これは、本物だと・・・。
S社は、やる気なんだと・・・。
衛星に改良を続けながら昨年11月から次々と打ち上げてはきたものの、実際に使い物になるのかはなかなか見えてこなかった。
ベータテストの開始は、様々な疑問に答えるだろう。
莫大な投資が実を結ぶのか、スペースXの足を引っ張る最悪の事業になるのか。
ライバルのワンウェブは英国に救済される様だが、今後がどうなるかの見通しはない。
(ソフトバンクが投資を止め破産申請中の通信衛星OneWebを英政府とインドのBharti Globalが買収し再建へ)
https://jp.techcrunch.com/2020/07/04/2020-07-03-the-uk-government-to-acquire-satellite-company-oneweb-in-deal-funded-in-part-by-indias-bharti-global/
「BharatiはOneWebの衛星ネットワークによる世界的インターネット接続サービスの構築を続行させたいと考えている。一方、英国はブレグジットの結果、2020年1月からEUが運営する衛星ナビゲーションリソースにアクセスできなくなったため、PNT(位置情報、ナビゲーション、計時)サービスのためにOneWebの衛星コンステレーションを利用したいという背景があった。」
同床異夢というところか。
衛星コンステレーションの完成が何時になるのかも分からないし、どんなサービスになるかも見えていない。
アマゾンの進出(プロジェクトカイパー)も不透明なままだ。
投資リスクの高いビジネスに、世界は息をつめてスターリンク事業の行方を見守っている。
莫大な利益を生むのか、20世紀に続いて21世紀も破産倒産の連続に終わるのか。
既に、ベータテストの開始に必要な衛星数(400機程度)には達していると言われている(現在500機以上)。
まさかとは思うが、スターリンク衛星の打ち上げが、事業の成否を見極めるまで保留される可能性も皆無ではない。
スターシップのテスト遅延、立て続けのファルコン9の打ち上げ延期、スターリンクの公的資金獲得断念・・・。
気分は滅入るばかりだ。
今日は、東京地方は雨の予報はない(こっちも、当てにはなりませんが)。
気晴らしに、フィットネスでも行って来ようかな・・・。
他山の石とココア ― 2020年07月18日 09:10
他山の石とココア
誤った使い方をしやすいことわざのいくつか・・・。
(情けは人の為ならず)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E3%81%91%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%82%BA%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A
「情けをかけることは、結局その人の為にならない(ので、すべきではない)」(誤り)
「情けは人の為だけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよ」(正しい)
(「復讐するは我にあり」の本当の意味)
https://sites.google.com/a/mytougane.com/tontororinohitorigotoa/zong-jiao/6kirisuto-jiao/-fu-chousuruha-woniari-no-ben-dangno-yi-wei
「復讐するのは私だ」(誤り)
「あなた自ら復讐をしてはいけない。
あなたの手や心をそれで汚すことはしてはいけない。それはあなたが苦しむことにもなる。
あなたの復讐は私(神)が行う。私も怒っているのだ。私に任せなさい。」(ちょっと長いけど、正しい)
(「天に唾(つば)する」とどうなるのか?)
https://japanknowledge.com/articles/blognihongo/entry.html?entryid=303
「自分より上位に立つような存在を、冒し汚すような行為をする」(誤り)
「人に害を与えようとすれば、かえって自分自身に害がふりかかる」(正しい)
米国の新型コロナの状況を見ていて、他山の石とすべきだと思ったんだが、これも曲者だな・・・。
(「他山の石」の意味)
https://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2011_10/series_08/series_08.html
「他人の良い言行は自分の行いの手本となる」(誤り)
「他人の誤った言行も自分の行いの参考となる」(正しい)
ことわざ・警句の由来はそれぞれの記事にあるので参照されたい。
ネタを調べるきっかけとなった、米国感染者数の増加についてはこちら・・・。
(米 1日の感染者数はじめて7万人超 死者も増加 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012521821000.html
「アメリカで16日に報告された新たな感染者の数はおよそ7万7000人と、これまでで最も多くなりました。」
「死者の数も900人を超え、先月上旬以来の水準となっています。」
やれやれ・・・。
我が国の新規確認感染者数は、せいぜい100分の1程度だし、死者数は累計で1000人未満に留まっている(米国は13万人超)。
(【国内感染】17日の新たな感染確認は597人 新型コロナウイルス)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012521661000.html
「全国で597人の感染者」
「国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め2万4254人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2万4966人」
「亡くなった人は、国内で感染した人が985人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて998人」
おおっ、死者数は今日辺り大台に乗るかもな。
「重症者は、17日時点で39人」
無事に回復されることを祈るばかりだ。
米国の累計感染者数は350万人を超え(今日辺り360万人超え?。ちょっと目を離すと10万人くらい増えているからな)、おそらくピークアウトしたブラジル(累計感染者200万人超え)や指数関数的に新規確認感染者数が増加し続けているインド(100万人超え)をぶっちぎって増え続けている。
緊急事態宣言を出すとか出さないとか揉めているようだが、とりあえず対象を絞って24条要請で凌ごうとしているようだ。
行政手腕が問われるところだが、浮沈子的には東京在住者のGOTO対象が外れたことが痛いな。
不要不急の都外移動に、待ったが掛かったりしたら目も当てられない。
静岡県は県外来訪者にウェルカムじゃないしな。
特に東京もんは、これからキビシー視線にさらされることになるだろう。
まあいい。
昨日から、コーヒーの代わりにココア味のミロを飲み始めた。
(「ココア」と「ミロ」の違いは?)
https://lowch.com/archives/4001
「「ミロ」には原材料としてココアパウダーが含まれているため、「ココア」の風味がします。」
成分にカフェインは(殆ど)含まれていないので、コーヒーの代わりにはならない。
(ココアに含まれるカフェインの量とは?コーヒーや紅茶と比較してみた)
https://loohcs.jp/articles/2203
「ココアに含まれるカフェインの量は、コーヒーの1/10程度と、はるかに少ない数値ですが、カフェインの摂取量が気になる人は、注意が必要です。」
仕方がないのでコカ・コーラのエナジードリンクで補っている(意味ねー・・・)。
以前、デカフェでも試したんだが、カフェインがないと全く効果はない。
手は震え、頭痛がしてイライラしてくる。
完全に中毒(依存症)だな。
ココアと言えば、こんな記事もあった・・・。
(SpaceXがフロリダスターシップMk2プロトタイプを廃棄)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-mk2-prototype-florida-scrapped/
「SpaceXが昨年末までに実質的にほとんどのStarship Mk2を完成させた」
「Mk2は、フロリダ州ココアからケープカナベラルまで、縦型の宇宙船と同じ大きさのものを輸送するのに必要な費用と労力を保証するために、テスト中に非常に貴重なものを提供できなければなりません。」
つまり、運賃が嵩んでしまうので、運ぶ代わりに解体撤去に及んだというわけだ。
成果として何か残せたのかどうかは知らない。
「今のところ、SpaceXのスターシッププログラムはほぼ独占的にサウステキサスに配置され、そこでは手に入るようです。」
「Starship SN5は現在、7月17日(今日)の午前8時(CDT)(13:00 UTC)に、最初のウェットドレスリハーサル(WDR)と静的火災テストを行う予定です。」
結果についてはまだ報じられていない。
ココアといえば、こんなのもあったな・・・。
(コロナ接触確認アプリ、陽性報告は19件)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1266235.html
「厚生労働省は17日、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)を使った陽性登録件数が19件になったことを明らかにした。」
「接触確認アプリの7月17日17時時点でのダウンロード数は約741万件(iOS/Androidの合計)。」
国民の6割が登録しないと効果が期待できないそうだが、稼働している対象バージョンのスマホ自体が6割しかないから、可能な方が100パーセント登録して持ち歩かない限り意味はない。
初めから、エクスキューズなアプリなわけだ(我が国でも取り組んでいるぞというカッコだけ?)。
原型となったシンガポールでは、とっくに諦めて専用のトークン(小型のハードウェア)の配布に切り替えている(スマホアプリも併用しているようです:最近ニュースになってないのが気になる)。
浮沈子のスマホはOSのバージョンが古くてインストールできないことから、国産のトークンに期待しているんだが当分の間は無理だろうな。
新型コロナの時代に、ロケットの廃棄とカフェイン不足か。
もう一杯、ミロでも飲んでのんびりするかな・・・。
誤った使い方をしやすいことわざのいくつか・・・。
(情けは人の為ならず)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E3%81%91%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%82%BA%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A
「情けをかけることは、結局その人の為にならない(ので、すべきではない)」(誤り)
「情けは人の為だけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよ」(正しい)
(「復讐するは我にあり」の本当の意味)
https://sites.google.com/a/mytougane.com/tontororinohitorigotoa/zong-jiao/6kirisuto-jiao/-fu-chousuruha-woniari-no-ben-dangno-yi-wei
「復讐するのは私だ」(誤り)
「あなた自ら復讐をしてはいけない。
あなたの手や心をそれで汚すことはしてはいけない。それはあなたが苦しむことにもなる。
あなたの復讐は私(神)が行う。私も怒っているのだ。私に任せなさい。」(ちょっと長いけど、正しい)
(「天に唾(つば)する」とどうなるのか?)
https://japanknowledge.com/articles/blognihongo/entry.html?entryid=303
「自分より上位に立つような存在を、冒し汚すような行為をする」(誤り)
「人に害を与えようとすれば、かえって自分自身に害がふりかかる」(正しい)
米国の新型コロナの状況を見ていて、他山の石とすべきだと思ったんだが、これも曲者だな・・・。
(「他山の石」の意味)
https://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2011_10/series_08/series_08.html
「他人の良い言行は自分の行いの手本となる」(誤り)
「他人の誤った言行も自分の行いの参考となる」(正しい)
ことわざ・警句の由来はそれぞれの記事にあるので参照されたい。
ネタを調べるきっかけとなった、米国感染者数の増加についてはこちら・・・。
(米 1日の感染者数はじめて7万人超 死者も増加 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012521821000.html
「アメリカで16日に報告された新たな感染者の数はおよそ7万7000人と、これまでで最も多くなりました。」
「死者の数も900人を超え、先月上旬以来の水準となっています。」
やれやれ・・・。
我が国の新規確認感染者数は、せいぜい100分の1程度だし、死者数は累計で1000人未満に留まっている(米国は13万人超)。
(【国内感染】17日の新たな感染確認は597人 新型コロナウイルス)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200718/k10012521661000.html
「全国で597人の感染者」
「国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め2万4254人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2万4966人」
「亡くなった人は、国内で感染した人が985人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて998人」
おおっ、死者数は今日辺り大台に乗るかもな。
「重症者は、17日時点で39人」
無事に回復されることを祈るばかりだ。
米国の累計感染者数は350万人を超え(今日辺り360万人超え?。ちょっと目を離すと10万人くらい増えているからな)、おそらくピークアウトしたブラジル(累計感染者200万人超え)や指数関数的に新規確認感染者数が増加し続けているインド(100万人超え)をぶっちぎって増え続けている。
緊急事態宣言を出すとか出さないとか揉めているようだが、とりあえず対象を絞って24条要請で凌ごうとしているようだ。
行政手腕が問われるところだが、浮沈子的には東京在住者のGOTO対象が外れたことが痛いな。
不要不急の都外移動に、待ったが掛かったりしたら目も当てられない。
静岡県は県外来訪者にウェルカムじゃないしな。
特に東京もんは、これからキビシー視線にさらされることになるだろう。
まあいい。
昨日から、コーヒーの代わりにココア味のミロを飲み始めた。
(「ココア」と「ミロ」の違いは?)
https://lowch.com/archives/4001
「「ミロ」には原材料としてココアパウダーが含まれているため、「ココア」の風味がします。」
成分にカフェインは(殆ど)含まれていないので、コーヒーの代わりにはならない。
(ココアに含まれるカフェインの量とは?コーヒーや紅茶と比較してみた)
https://loohcs.jp/articles/2203
「ココアに含まれるカフェインの量は、コーヒーの1/10程度と、はるかに少ない数値ですが、カフェインの摂取量が気になる人は、注意が必要です。」
仕方がないのでコカ・コーラのエナジードリンクで補っている(意味ねー・・・)。
以前、デカフェでも試したんだが、カフェインがないと全く効果はない。
手は震え、頭痛がしてイライラしてくる。
完全に中毒(依存症)だな。
ココアと言えば、こんな記事もあった・・・。
(SpaceXがフロリダスターシップMk2プロトタイプを廃棄)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-mk2-prototype-florida-scrapped/
「SpaceXが昨年末までに実質的にほとんどのStarship Mk2を完成させた」
「Mk2は、フロリダ州ココアからケープカナベラルまで、縦型の宇宙船と同じ大きさのものを輸送するのに必要な費用と労力を保証するために、テスト中に非常に貴重なものを提供できなければなりません。」
つまり、運賃が嵩んでしまうので、運ぶ代わりに解体撤去に及んだというわけだ。
成果として何か残せたのかどうかは知らない。
「今のところ、SpaceXのスターシッププログラムはほぼ独占的にサウステキサスに配置され、そこでは手に入るようです。」
「Starship SN5は現在、7月17日(今日)の午前8時(CDT)(13:00 UTC)に、最初のウェットドレスリハーサル(WDR)と静的火災テストを行う予定です。」
結果についてはまだ報じられていない。
ココアといえば、こんなのもあったな・・・。
(コロナ接触確認アプリ、陽性報告は19件)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1266235.html
「厚生労働省は17日、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)を使った陽性登録件数が19件になったことを明らかにした。」
「接触確認アプリの7月17日17時時点でのダウンロード数は約741万件(iOS/Androidの合計)。」
国民の6割が登録しないと効果が期待できないそうだが、稼働している対象バージョンのスマホ自体が6割しかないから、可能な方が100パーセント登録して持ち歩かない限り意味はない。
初めから、エクスキューズなアプリなわけだ(我が国でも取り組んでいるぞというカッコだけ?)。
原型となったシンガポールでは、とっくに諦めて専用のトークン(小型のハードウェア)の配布に切り替えている(スマホアプリも併用しているようです:最近ニュースになってないのが気になる)。
浮沈子のスマホはOSのバージョンが古くてインストールできないことから、国産のトークンに期待しているんだが当分の間は無理だろうな。
新型コロナの時代に、ロケットの廃棄とカフェイン不足か。
もう一杯、ミロでも飲んでのんびりするかな・・・。
アナシス2上がる:久々のファルコン9打ち上げ ― 2020年07月21日 09:01
アナシス2上がる:久々のファルコン9打ち上げ
(ANASIS-II Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1320&v=TshvZlQ7le8&feature=emb_logo
以下は、打ち上げのスケジュールだ。
秒読み
すべての時間は概算です
時間/分/秒 イベント
00:38:00 SpaceX Launch Directorが推進剤の積載を確認
00:35:00 RP-1(ロケット級灯油)搭載中
00:35:00 第1ステージのLOX(液体酸素)のロードが進行中
00:16:00 第2段階のLOXの読み込みが進行中です
00:07:00 ファルコン9は打ち上げ前にエンジン冷却を開始します
00:01:00 飛行前の最終チェックを開始するように飛行コンピュータに命令する
00:01:00 飛行圧力への推進剤タンク加圧が始まります
00:00:45 SpaceX Launch Directorが発売の準備を確認
00:00:03 エンジンコントローラーは、エンジンの点火シーケンスに開始を命令します
00:00:00 ファルコン9リフトオフ
打ち上げ、着陸、配備
すべての時間は概算です
時間/分/秒 イベント
00:01:12 最大Q(ロケットのピーク機械応力の瞬間)
00:02:32 1段目メインエンジンカットオフ(MECO)
00:02:36 第1ステージと第2ステージが分かれています
00:02:43 2段目エンジン始動(SES-1)
00:03:34 フェアリング展開
00:06:46 第1段階のエントリの書き込みが完了しました
00:08:06 2段エンジンカットオフ(SECO-1)
00:08:31 第1段階の着陸
00:26:32 2段エンジン始動(SES-2)
00:27:28 2段エンジンカットオフ(SECO-2)
00:32:29 ANASIS-IIの導入
まあ、だいたい予定通りな感じだったな(軍事衛星なので、フェアリングのデプロイとか軌道投入時の映像は出ません)。
実況は早朝だったので、生で見ようとしていたんだが寝坊して録画で見た(最近のパターンだな)。
まあいい。
外連味のない、ありきたりの打ち上げだ。
1段目の回収は、ジャストリードザインストラクションズだった。
つーことは、オブコースアイスティルラブユーのお出ましが控えているということになる。
スターリンクV1L9(ブラックスカイ2機:スターリンク57機)の打ち上げが近い。
ああ、フェアリングの回収はどうなるんだろうな。
今回は、2隻(ミスツリー、ミスチーフ)ともお出ましだったからな。
両船とも高速船だから、ピストン輸送で回収海域に戻るのかも知れない。
それにしても、数日はかかるだろう。
今月中には打ち上げられるに違いない。
それにしても、久しぶりの打ち上げで、喉のつかえが下りた気分になった。
スターシップ(SN5)のテストは、遅々として進まず、スターリンク事業の続報もショボい。
(SpaceX Starshipが忙しい週のテストを開始し、フライトデビューの準備をします)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-test-week-flight-debut-prep/
「SpaceXは、7月20日月曜日のCDT午前8時から午後5時までのウィンドウ期間中に、Starship SN5を最初の燃料テストにかける予定」(19日から延期?)
「成功した場合、Starship SN5はおそらく数日後、唯一のRaptorエンジンを静的に発射しようとすることが予想されます」
「最初のテストが完全に成功し、ロケットとラプターエンジンのSN25が健全で、まとまったユニットとして動作していることが証明された場合、SpaceXの次の目標は、本格的な宇宙船の飛行デビューです。」
タラレバな話ばっか・・・。
(SpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」のベータテストに関する詳細)
https://jp.techcrunch.com/2020/07/16/2020-07-15-leak-reveals-details-of-spacexs-starlink-internet-service-beta-program/
「ローンチ前のテスト期間中は、なるべく人の目に触れさせたくないという意図が明らかに見てとれる。」
まあ、そうはいっても、近所の人とかの情報として、いろいろ出回ってくるのは確実だ。
「同社は最初のサービス対象地域となるアメリカ北部とカナダでのオープンベータテストに拡大したいと考えている。来年、さらに多くの衛星が打ち上げられれば、サービス対象地域も広げられる。」
衛星インターネットの時代が開くかどうか。
次回以降の打ち上げにも注目だな。
以下、追加ーーーーーーーーーー
(SpaceX、宇宙から降ってきたFalcon 9先端カバーx2を初めて同時回収)
https://japanese.engadget.com/spacex-fairing-catch-033533126.html
「SpaceXが、ファルコン9ロケットの打ち上げで初めて、先端部カバー(フェアリング)2つの同時回収に成功しました。」
ほほう・・・。
「これまでフェアリング回収が成功したことはありませんでした。」
「2つに分離して降下してくるフェアリングを初めて海に落とすことなく回収できたことを明らかにしました。」
そうかあ?(海に落とすことなく、2個同時というのは無かったかも)。
「今後はブースター回収と同様、あたりまえのように成功するようになっていくのかもしれません。」
獲らぬ狸・・・。
(SpaceX Falcon 9がNASAシャトルの再利用記録を破り、ロケットノーズコーンを完全にキャッチ)
https://www.teslarati.com/spacex-falcon-9-shuttle-record-nosecone-catch/
「数十年前のNASAスペースシャトルの再利用記録を打ち破りました。」
スペースシャトルは有人の宇宙機で、ファルコン9の1段目はタダのブースターだ(高度は100kmを超えているかもしれないが、地球周回軌道には達していない)。
比較するのには、やや無理がある。
金と手間はべらぼーにかかったかもしれないが、スペースシャトルは本物の再使用だ。
耐熱タイルの件さえなければ、今でも飛んでいたかもしれない。
地球低軌道の限界は超えられなかったけどな。
それと比較されるとすれば、スターシップなんだろうが、まあ、この調子では10年くらい先の話になりそうだ・・・。
(SpaceXがアップグレードされたStarshipプロトタイプの構築を開始)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-sn8-upgraded-prototype/
「完全に301より優れていることがすでに証明されている304Lアロイから完全に構築されたSN8は、プロトタイプの黄金のガチョウかもしれません。」
いやはや、こっちも獲らぬ狸のようだな・・・。
(ANASIS-II Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1320&v=TshvZlQ7le8&feature=emb_logo
以下は、打ち上げのスケジュールだ。
秒読み
すべての時間は概算です
時間/分/秒 イベント
00:38:00 SpaceX Launch Directorが推進剤の積載を確認
00:35:00 RP-1(ロケット級灯油)搭載中
00:35:00 第1ステージのLOX(液体酸素)のロードが進行中
00:16:00 第2段階のLOXの読み込みが進行中です
00:07:00 ファルコン9は打ち上げ前にエンジン冷却を開始します
00:01:00 飛行前の最終チェックを開始するように飛行コンピュータに命令する
00:01:00 飛行圧力への推進剤タンク加圧が始まります
00:00:45 SpaceX Launch Directorが発売の準備を確認
00:00:03 エンジンコントローラーは、エンジンの点火シーケンスに開始を命令します
00:00:00 ファルコン9リフトオフ
打ち上げ、着陸、配備
すべての時間は概算です
時間/分/秒 イベント
00:01:12 最大Q(ロケットのピーク機械応力の瞬間)
00:02:32 1段目メインエンジンカットオフ(MECO)
00:02:36 第1ステージと第2ステージが分かれています
00:02:43 2段目エンジン始動(SES-1)
00:03:34 フェアリング展開
00:06:46 第1段階のエントリの書き込みが完了しました
00:08:06 2段エンジンカットオフ(SECO-1)
00:08:31 第1段階の着陸
00:26:32 2段エンジン始動(SES-2)
00:27:28 2段エンジンカットオフ(SECO-2)
00:32:29 ANASIS-IIの導入
まあ、だいたい予定通りな感じだったな(軍事衛星なので、フェアリングのデプロイとか軌道投入時の映像は出ません)。
実況は早朝だったので、生で見ようとしていたんだが寝坊して録画で見た(最近のパターンだな)。
まあいい。
外連味のない、ありきたりの打ち上げだ。
1段目の回収は、ジャストリードザインストラクションズだった。
つーことは、オブコースアイスティルラブユーのお出ましが控えているということになる。
スターリンクV1L9(ブラックスカイ2機:スターリンク57機)の打ち上げが近い。
ああ、フェアリングの回収はどうなるんだろうな。
今回は、2隻(ミスツリー、ミスチーフ)ともお出ましだったからな。
両船とも高速船だから、ピストン輸送で回収海域に戻るのかも知れない。
それにしても、数日はかかるだろう。
今月中には打ち上げられるに違いない。
それにしても、久しぶりの打ち上げで、喉のつかえが下りた気分になった。
スターシップ(SN5)のテストは、遅々として進まず、スターリンク事業の続報もショボい。
(SpaceX Starshipが忙しい週のテストを開始し、フライトデビューの準備をします)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-test-week-flight-debut-prep/
「SpaceXは、7月20日月曜日のCDT午前8時から午後5時までのウィンドウ期間中に、Starship SN5を最初の燃料テストにかける予定」(19日から延期?)
「成功した場合、Starship SN5はおそらく数日後、唯一のRaptorエンジンを静的に発射しようとすることが予想されます」
「最初のテストが完全に成功し、ロケットとラプターエンジンのSN25が健全で、まとまったユニットとして動作していることが証明された場合、SpaceXの次の目標は、本格的な宇宙船の飛行デビューです。」
タラレバな話ばっか・・・。
(SpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」のベータテストに関する詳細)
https://jp.techcrunch.com/2020/07/16/2020-07-15-leak-reveals-details-of-spacexs-starlink-internet-service-beta-program/
「ローンチ前のテスト期間中は、なるべく人の目に触れさせたくないという意図が明らかに見てとれる。」
まあ、そうはいっても、近所の人とかの情報として、いろいろ出回ってくるのは確実だ。
「同社は最初のサービス対象地域となるアメリカ北部とカナダでのオープンベータテストに拡大したいと考えている。来年、さらに多くの衛星が打ち上げられれば、サービス対象地域も広げられる。」
衛星インターネットの時代が開くかどうか。
次回以降の打ち上げにも注目だな。
以下、追加ーーーーーーーーーー
(SpaceX、宇宙から降ってきたFalcon 9先端カバーx2を初めて同時回収)
https://japanese.engadget.com/spacex-fairing-catch-033533126.html
「SpaceXが、ファルコン9ロケットの打ち上げで初めて、先端部カバー(フェアリング)2つの同時回収に成功しました。」
ほほう・・・。
「これまでフェアリング回収が成功したことはありませんでした。」
「2つに分離して降下してくるフェアリングを初めて海に落とすことなく回収できたことを明らかにしました。」
そうかあ?(海に落とすことなく、2個同時というのは無かったかも)。
「今後はブースター回収と同様、あたりまえのように成功するようになっていくのかもしれません。」
獲らぬ狸・・・。
(SpaceX Falcon 9がNASAシャトルの再利用記録を破り、ロケットノーズコーンを完全にキャッチ)
https://www.teslarati.com/spacex-falcon-9-shuttle-record-nosecone-catch/
「数十年前のNASAスペースシャトルの再利用記録を打ち破りました。」
スペースシャトルは有人の宇宙機で、ファルコン9の1段目はタダのブースターだ(高度は100kmを超えているかもしれないが、地球周回軌道には達していない)。
比較するのには、やや無理がある。
金と手間はべらぼーにかかったかもしれないが、スペースシャトルは本物の再使用だ。
耐熱タイルの件さえなければ、今でも飛んでいたかもしれない。
地球低軌道の限界は超えられなかったけどな。
それと比較されるとすれば、スターシップなんだろうが、まあ、この調子では10年くらい先の話になりそうだ・・・。
(SpaceXがアップグレードされたStarshipプロトタイプの構築を開始)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-sn8-upgraded-prototype/
「完全に301より優れていることがすでに証明されている304Lアロイから完全に構築されたSN8は、プロトタイプの黄金のガチョウかもしれません。」
いやはや、こっちも獲らぬ狸のようだな・・・。
おらが町の新型コロナ:ヤバいのは新宿だけなのか ― 2020年07月23日 01:05
おらが町の新型コロナ:ヤバいのは新宿だけなのか
池袋を擁する豊島区がヤバいとか言っても、グラフを見ると一目瞭然。
むしろ、大規模な繁華街とかがないにもかかわらず、ジワリと増加している世田谷区の方が気になる。
東京都は梯子をはずされたまま、GOTOが今日からスタートした。
このところ、ダイビング関係の記事を書いていない。
7月は、5、6、7、19と潜っていて、明日も潜りに行く。
都知事は、4連休中の外出を(できれば、できるだけ)控えるように要請している(国の方は、そういうメッセージは出していない)。
テキトーだな・・・。
連日、200人を超える感染者を出している今の状況が第二波(武漢からの感染を入れれば、第三波?)でなければ、第二波なんて永遠に来ない。
それでも、太平洋を隔てたお隣の米国(隣かあ?)では、連日6万人とか7万人とかいうスゴイ数の感染者が出ていて、とうとう新規死者数が増加に転じてしまった。
新規感染者数の増加は、今週に入って少し勢いを削がれているけど、まだまだ予断を許さない。
累計感染者数は400万人に迫っている。
もちろんダントツ世界一位。
二位のブラジルは200万人台だし、猛追している三位のインドはようやく100万人台に乗ったところだ。
4位のロシア(70万人台)は、すでにピークアウトしていて、だらだらとした増加が続いているし、5位に躍り出てきた南アフリカは、30万人台に過ぎない。
米国の首位は揺るぎないし、年内には800万人に達する公算が高い。
死者は、単純推計でも20万人を超える。
冬が来て流行が本格的になれば、目を覆うような数字が計上されるに違いない。
来年の話をしても仕方ないが、その頃にはワクチンの話でもちきりになっているだろう。
既に第三相試験に入っていると言われているが、生産を考えれば年内に何らかの効果を発揮するとは思えない。
ワクチンが流行に影響を与えるのは、どんなに早くても来年後半以降だ。
コロナウイルス全般に、長期に渡るワクチンの効果が確認されたことはない。
一度(たぶん、2回接種になると思われる)接種しても、数か月で効果が消えてしまっては困るし、重症化しやすいと言われる高齢者についてはワクチンの付きが悪いのではないかともいわれている。
免疫の老化というヤツだな。
今、新宿を中心に感染しまくっている若者にバンバン接種して、バリアを作ってもらわないとな。
世界の感染者は、およそ1500万人に達している(4万人くらい少ない)。
毎日、23万人くらいのペースだから、10万単位で把握していると数日で感覚が狂うことになる。
100万単位で認識ていた方がズレがない。
やれやれ・・・。
世界の新規感染者自体が増加しているから、それも当てにはならない。
今月中に、下手をすると毎日30万人とか40万人のペースになるかも知れない。
そうすると、100万単位では3日もすればズレてしまうからな。
2000万人に達するのに、あと1か月足らずというところか。
年末までには、相当の数字が出てくるに違いない。
1億に達するかどうかはビミョーだが、5000万人は堅いところだ。
来年のどこかで1億人の大台に乗る。
その後は?。
ワクチンのキレと持ち次第だな。
その頃に、東京都がどうなっているかは分からない。
全世界で1億人が感染したとしても、集団免疫の成立はない。
そもそも、集団免疫ができるかどうかという問題もあるが、ワクチンの助けを借りて、早急にその状態に持ち込む必要がある。
特効薬の開発も待たれるところだが、今のところこれといった決定打はない。
ウイルスの変異の過程の中で、弱毒化や感染力の衰えに期待するしかないのが現状かも知れない。
WHOは、更に先の状況を想定しているようだが、仮に10倍の10億人が罹患したとしても、集団免疫には程遠い。
10億人の感染者が出るということは、現在の致死率(4パーセント程度)を考えれば、4000万人が亡くなることを意味する。
マジか・・・。
現在の死者数は60万人台だからな。
60倍とか70倍になるということだ。
我が国の死者数が1000人程度なことを考えれば、数万人の死者を計上するということになるが、そんなもんで済むかどうか。
暗澹たる思いだが、希望がないわけではない。
高齢者等への感染を上手く防ぎ、重症に至るプロセスをブロックすることができれば、大部分の社会活動を維持できることは確かだからな。
旅行でも、イベントでも行ってくれ!(そうなのかあ?)。
高齢者施設でクラスターが発生しない手立てを、積極的に講じてもらいたいもんだ。
莫大なコストがかかるだろうが、それが新型コロナの時代の必要経費になる。
在宅で過ごす場合は、当然、座敷牢に閉じ込めておくことになる(そんなあ!)。
そうやって嵐が過ぎ去るのを待っているうちに、新型コロナ以外の病気や老衰で亡くなることができれば幸せだ(そういうことかあ?)。
問題は、その嵐がいつ過ぎ去るかだろう。
来年かも知れないし、10年後かもしれない。
人類がこのウイルスと共存する能力を身に付けるという点では、数百年、数千年以上の時間が必要だ。
隣町の町長さんであるトランプさんは、いつか消えてなくなると言っているらしい。
それは、ある意味で正しいのだ。
「いつか」がいつなのかが問題なわけだからな。
まあ、1万年くらいのスパンで見積もれば、概ね正しいと言ってもいい。
人類の免疫機構が、このウイルスと折り合いをつけ、現在の風邪のウイルスのように上手く付き合うことができるようになれば、新型コロナの時代は終わる。
まあ、終わるというより、細く長く永遠に続くことになるわけだ。
今年は、その最初の年になる(正確には、昨年だがな)。
ヤバいのは、新宿だけじゃない。
もちろん、東京都だけでもない。
全世界が、おらが町になるのだ。
幸い、今のところ、海外からの輸入感染は顕著にはなっていない。
一定数は入っているんだろうが、表層には出てきていない。
しかし、それはいつまでも続くわけではない。
いつか、再び海外からの輸入感染を契機として、大規模な流行(現在の少なくとも10倍以上)に見舞われることになるのだ。
現在の流行は、そういう桁外れの話ではない。
小さな余波のようなもんだな。
ここは、しっかりと食い止めておくに越したことはない。
そして、その間に、手を抜くことなく本物の第二波に向けた準備を整えることだ。
それが、今できることの全てだからな・・・。
池袋を擁する豊島区がヤバいとか言っても、グラフを見ると一目瞭然。
むしろ、大規模な繁華街とかがないにもかかわらず、ジワリと増加している世田谷区の方が気になる。
東京都は梯子をはずされたまま、GOTOが今日からスタートした。
このところ、ダイビング関係の記事を書いていない。
7月は、5、6、7、19と潜っていて、明日も潜りに行く。
都知事は、4連休中の外出を(できれば、できるだけ)控えるように要請している(国の方は、そういうメッセージは出していない)。
テキトーだな・・・。
連日、200人を超える感染者を出している今の状況が第二波(武漢からの感染を入れれば、第三波?)でなければ、第二波なんて永遠に来ない。
それでも、太平洋を隔てたお隣の米国(隣かあ?)では、連日6万人とか7万人とかいうスゴイ数の感染者が出ていて、とうとう新規死者数が増加に転じてしまった。
新規感染者数の増加は、今週に入って少し勢いを削がれているけど、まだまだ予断を許さない。
累計感染者数は400万人に迫っている。
もちろんダントツ世界一位。
二位のブラジルは200万人台だし、猛追している三位のインドはようやく100万人台に乗ったところだ。
4位のロシア(70万人台)は、すでにピークアウトしていて、だらだらとした増加が続いているし、5位に躍り出てきた南アフリカは、30万人台に過ぎない。
米国の首位は揺るぎないし、年内には800万人に達する公算が高い。
死者は、単純推計でも20万人を超える。
冬が来て流行が本格的になれば、目を覆うような数字が計上されるに違いない。
来年の話をしても仕方ないが、その頃にはワクチンの話でもちきりになっているだろう。
既に第三相試験に入っていると言われているが、生産を考えれば年内に何らかの効果を発揮するとは思えない。
ワクチンが流行に影響を与えるのは、どんなに早くても来年後半以降だ。
コロナウイルス全般に、長期に渡るワクチンの効果が確認されたことはない。
一度(たぶん、2回接種になると思われる)接種しても、数か月で効果が消えてしまっては困るし、重症化しやすいと言われる高齢者についてはワクチンの付きが悪いのではないかともいわれている。
免疫の老化というヤツだな。
今、新宿を中心に感染しまくっている若者にバンバン接種して、バリアを作ってもらわないとな。
世界の感染者は、およそ1500万人に達している(4万人くらい少ない)。
毎日、23万人くらいのペースだから、10万単位で把握していると数日で感覚が狂うことになる。
100万単位で認識ていた方がズレがない。
やれやれ・・・。
世界の新規感染者自体が増加しているから、それも当てにはならない。
今月中に、下手をすると毎日30万人とか40万人のペースになるかも知れない。
そうすると、100万単位では3日もすればズレてしまうからな。
2000万人に達するのに、あと1か月足らずというところか。
年末までには、相当の数字が出てくるに違いない。
1億に達するかどうかはビミョーだが、5000万人は堅いところだ。
来年のどこかで1億人の大台に乗る。
その後は?。
ワクチンのキレと持ち次第だな。
その頃に、東京都がどうなっているかは分からない。
全世界で1億人が感染したとしても、集団免疫の成立はない。
そもそも、集団免疫ができるかどうかという問題もあるが、ワクチンの助けを借りて、早急にその状態に持ち込む必要がある。
特効薬の開発も待たれるところだが、今のところこれといった決定打はない。
ウイルスの変異の過程の中で、弱毒化や感染力の衰えに期待するしかないのが現状かも知れない。
WHOは、更に先の状況を想定しているようだが、仮に10倍の10億人が罹患したとしても、集団免疫には程遠い。
10億人の感染者が出るということは、現在の致死率(4パーセント程度)を考えれば、4000万人が亡くなることを意味する。
マジか・・・。
現在の死者数は60万人台だからな。
60倍とか70倍になるということだ。
我が国の死者数が1000人程度なことを考えれば、数万人の死者を計上するということになるが、そんなもんで済むかどうか。
暗澹たる思いだが、希望がないわけではない。
高齢者等への感染を上手く防ぎ、重症に至るプロセスをブロックすることができれば、大部分の社会活動を維持できることは確かだからな。
旅行でも、イベントでも行ってくれ!(そうなのかあ?)。
高齢者施設でクラスターが発生しない手立てを、積極的に講じてもらいたいもんだ。
莫大なコストがかかるだろうが、それが新型コロナの時代の必要経費になる。
在宅で過ごす場合は、当然、座敷牢に閉じ込めておくことになる(そんなあ!)。
そうやって嵐が過ぎ去るのを待っているうちに、新型コロナ以外の病気や老衰で亡くなることができれば幸せだ(そういうことかあ?)。
問題は、その嵐がいつ過ぎ去るかだろう。
来年かも知れないし、10年後かもしれない。
人類がこのウイルスと共存する能力を身に付けるという点では、数百年、数千年以上の時間が必要だ。
隣町の町長さんであるトランプさんは、いつか消えてなくなると言っているらしい。
それは、ある意味で正しいのだ。
「いつか」がいつなのかが問題なわけだからな。
まあ、1万年くらいのスパンで見積もれば、概ね正しいと言ってもいい。
人類の免疫機構が、このウイルスと折り合いをつけ、現在の風邪のウイルスのように上手く付き合うことができるようになれば、新型コロナの時代は終わる。
まあ、終わるというより、細く長く永遠に続くことになるわけだ。
今年は、その最初の年になる(正確には、昨年だがな)。
ヤバいのは、新宿だけじゃない。
もちろん、東京都だけでもない。
全世界が、おらが町になるのだ。
幸い、今のところ、海外からの輸入感染は顕著にはなっていない。
一定数は入っているんだろうが、表層には出てきていない。
しかし、それはいつまでも続くわけではない。
いつか、再び海外からの輸入感染を契機として、大規模な流行(現在の少なくとも10倍以上)に見舞われることになるのだ。
現在の流行は、そういう桁外れの話ではない。
小さな余波のようなもんだな。
ここは、しっかりと食い止めておくに越したことはない。
そして、その間に、手を抜くことなく本物の第二波に向けた準備を整えることだ。
それが、今できることの全てだからな・・・。
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