🐱スターシップ:IFT-4:5月? ― 2024年03月22日 00:08
スターシップ:IFT-4:5月?
(スペースXのスターシップはいつ4回目の試験飛行を行うのでしょうか?)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-ift-4-timeframe/
「グウィン・ショットウェル氏はサテライト2024カンファレンスで講演し、スターシップロケットの4回目の試験飛行は最短で6週間以内に実施できる可能性があると述べた。」
「同社は年末までにスーパーヘビーとスターシップの両方を回収したいと考えているが、その前にスーパーヘビーを水面直上に着水させることに成功し、宇宙にいる間にスターシップの制御を維持できることを示す必要がある。」
この件については、塚本氏も記事にしている。
(「スターシップ」4回目の飛行試験、5月初旬の可能性–「着陸地点に降下」に集中)
https://uchubiz.com/article/new42854/
「Gwynne Shotwell氏は、3月18~21日に米ワシントンDCで開催された人工衛星に特化したカンファレンス「Satellite 2024」で「できれば6週間ほどで飛行テストに戻りたい」と発言。」
「次のフライトで衛星を打ち上げることはないだろう。再突入を成功させ、着陸地点に降下させることに集中する」(ショットウェル氏)
極めて現実的、建設的、論理的、保守的、ある意味でS社らしからぬ石橋を叩いて渡る目標設定だ。
普段は、石橋を叩いて壊しているとは思えない(そうなのかあ?)。
「降下中に喪失したロケットの上下ステージについては「飛行データを分析している」と語った。」(同上)
やはり、飛行中の制御が問題だった可能性がある。
「IFT-3中に見られたように、シップ25は均一な温度分布を確保するためにスピンを開始した(未確認)。」(テスララティ)
「しかし、スターシップが史上初の大気圏突入を開始する時期が来たとき、シップ 25 は正しい方向を向くことができませんでした。結局、熱シールドの半分だけがプラズマの蓄積に面した状態で侵入し、最終的には転がってバラバラになりました。」(同上)
リチャードアングルは、再突入についてそう書いているけど、S社もその点を問題視しているだろうな。
制御不能な状態での再突入だ。
回収を前提とした宇宙機としては、あってはならない事態で、本質的な問題でもある。
4回目の統合飛行テストで、そこに特化してクリアしようというのは悪くない。
浮沈子的には、ラプターの再点火の方が重要度は高いと見ているんだが(周回軌道への投入に必要な要件)、S社としてはどうなんだろうな。
もちろん、軌道上(投入は弾道軌道:たぶん)で姿勢制御が確保できたら、再点火テストをやるかも知れない(未確認)。
打ち上げ認可についても新たな情報が出ている。
「打ち上げごとの承認から脱却し、さまざまな打ち上げに承認を与えたい」(FAAの商業宇宙輸送担当副長官ケビン・コールマン氏:テスララティ)
「スペースXとFAAがライセンスプロセスを調整できれば、スペースXは年末までにスターシップを6~9機打ち上げるという目標を達成できるだろう。」(テスララティ)
纏めて認可ということなわけだが、それを確実にするためにも、安定した飛行は必要だ。
「4回目の試験飛行は約6週間以内に行われると思いますか、それとも別の時間枠で行われると思いますか?」
浮沈子は、早期の打ち上げについては楽観的だ。
前にも書いたけど、今回の問題点は、ほぼ純粋にロケット側の問題だからな(環境的問題は報道されていない)。
S社の技術的対応が終われば、飛行許可は下りるだろう。
もっとも、それが簡単とは思えない。
グウィンショットウェルの発言通り、衛星(V2フル)を積まないということなら、ペイロードベイのペッツドア(っつーのかあ?)は、完全には機能していなかったということになる。
4回目の試験飛行で、その開閉を再度試すかどうかは知らない(やらない方が無難なんじゃね?)。
浮沈子的には、軌道上での姿勢制御が上手くいかなかったことが気になっている。
止まらなかった回転が、温度制御のためというのも怪しい・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
今年は、スターシップの当たり年になりそうな気がしてきた。
本当に、ほぼ毎月見られそうな予感がしている。
3月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月(合計9回)。
墜落激突爆発炎上木っ端微塵!。
楽しみだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(4回目のスターシップ統合飛行)
https://www.elonx.cz/ctvrty-integrovany-let-starship/
「最高高度約 235 km、近地点が低い不完全な軌道」
「この試験ミッションの計画はまだわかりませんが、前回の試験飛行と同じになる可能性があります。」
「スーパーヘビーロケットは打ち上げ後3分以内に分離し、アフターバーナーを使用して陸地に向かって部分的に帰還し、数十キロ沖合のメキシコ湾海域への模擬着陸を試みる。」
「スターシップは目標の準軌道に到達し、宇宙飛行中にいくつかのことをテストする予定です。最後に、船は 1 隻のラプターで再点火テストを実施し、その後スターシップは大気圏に突入し、そこで船の熱シールドと空力制御がテストされることになりました。その後、船は海に転落します。」
前回と同じ弾道軌道の場合、軌道上での再点火テストは、軌道要素に積極的な変更を加えることが目的ではない。
放っておいても、勝手に再突入する。
つまり、再点火テストは、独立したテストで、前回は行わなかっただけの話だ。
「最先端のスターシップ S29 とスーパーヘビー B11 プロトタイプがこのミッションで飛行します。」
前回のS28とB10の組み合わせから何かが違っているわけじゃない。
それでもいくつかの改良点があるようだ。
「タンクトップがより平坦になり、実用的なボリュームが増加」
「ラプター エンジンには初めて油圧式ではなく電動チルトが搭載」
この点では、スーパーヘビーB10が先行した。
スーパーヘビーB11の改良点については、具体的な言及はない。
前回のIFT-3では、ランディングバーンの点火が遅れ、また、不十分に終わって空中で爆発した。
何らかの改良が施されなければ、成功はおぼつかない。
ラプターの再着火(再々着火?)の問題ということになれば、対策に時間を要する可能性もある(スーパーヘビーはイグナイターに拘らなくてもいいような気がするんだがな:毎回、回収することになるし)。
まあいい。
2段目の点火試験が3月25日(タイムスタンプは日本時間)に終了したようだ。
「2024/03/26 06:33 ピーター・メレチン
SpaceXによるS29テストの公式ビデオ。 6基のエンジンすべてに点火しました。」
打ち上げの準備は着々と進んでいるようだな・・・。
(スペースXのスターシップはいつ4回目の試験飛行を行うのでしょうか?)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-ift-4-timeframe/
「グウィン・ショットウェル氏はサテライト2024カンファレンスで講演し、スターシップロケットの4回目の試験飛行は最短で6週間以内に実施できる可能性があると述べた。」
「同社は年末までにスーパーヘビーとスターシップの両方を回収したいと考えているが、その前にスーパーヘビーを水面直上に着水させることに成功し、宇宙にいる間にスターシップの制御を維持できることを示す必要がある。」
この件については、塚本氏も記事にしている。
(「スターシップ」4回目の飛行試験、5月初旬の可能性–「着陸地点に降下」に集中)
https://uchubiz.com/article/new42854/
「Gwynne Shotwell氏は、3月18~21日に米ワシントンDCで開催された人工衛星に特化したカンファレンス「Satellite 2024」で「できれば6週間ほどで飛行テストに戻りたい」と発言。」
「次のフライトで衛星を打ち上げることはないだろう。再突入を成功させ、着陸地点に降下させることに集中する」(ショットウェル氏)
極めて現実的、建設的、論理的、保守的、ある意味でS社らしからぬ石橋を叩いて渡る目標設定だ。
普段は、石橋を叩いて壊しているとは思えない(そうなのかあ?)。
「降下中に喪失したロケットの上下ステージについては「飛行データを分析している」と語った。」(同上)
やはり、飛行中の制御が問題だった可能性がある。
「IFT-3中に見られたように、シップ25は均一な温度分布を確保するためにスピンを開始した(未確認)。」(テスララティ)
「しかし、スターシップが史上初の大気圏突入を開始する時期が来たとき、シップ 25 は正しい方向を向くことができませんでした。結局、熱シールドの半分だけがプラズマの蓄積に面した状態で侵入し、最終的には転がってバラバラになりました。」(同上)
リチャードアングルは、再突入についてそう書いているけど、S社もその点を問題視しているだろうな。
制御不能な状態での再突入だ。
回収を前提とした宇宙機としては、あってはならない事態で、本質的な問題でもある。
4回目の統合飛行テストで、そこに特化してクリアしようというのは悪くない。
浮沈子的には、ラプターの再点火の方が重要度は高いと見ているんだが(周回軌道への投入に必要な要件)、S社としてはどうなんだろうな。
もちろん、軌道上(投入は弾道軌道:たぶん)で姿勢制御が確保できたら、再点火テストをやるかも知れない(未確認)。
打ち上げ認可についても新たな情報が出ている。
「打ち上げごとの承認から脱却し、さまざまな打ち上げに承認を与えたい」(FAAの商業宇宙輸送担当副長官ケビン・コールマン氏:テスララティ)
「スペースXとFAAがライセンスプロセスを調整できれば、スペースXは年末までにスターシップを6~9機打ち上げるという目標を達成できるだろう。」(テスララティ)
纏めて認可ということなわけだが、それを確実にするためにも、安定した飛行は必要だ。
「4回目の試験飛行は約6週間以内に行われると思いますか、それとも別の時間枠で行われると思いますか?」
浮沈子は、早期の打ち上げについては楽観的だ。
前にも書いたけど、今回の問題点は、ほぼ純粋にロケット側の問題だからな(環境的問題は報道されていない)。
S社の技術的対応が終われば、飛行許可は下りるだろう。
もっとも、それが簡単とは思えない。
グウィンショットウェルの発言通り、衛星(V2フル)を積まないということなら、ペイロードベイのペッツドア(っつーのかあ?)は、完全には機能していなかったということになる。
4回目の試験飛行で、その開閉を再度試すかどうかは知らない(やらない方が無難なんじゃね?)。
浮沈子的には、軌道上での姿勢制御が上手くいかなかったことが気になっている。
止まらなかった回転が、温度制御のためというのも怪しい・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
今年は、スターシップの当たり年になりそうな気がしてきた。
本当に、ほぼ毎月見られそうな予感がしている。
3月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月(合計9回)。
墜落激突爆発炎上木っ端微塵!。
楽しみだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(4回目のスターシップ統合飛行)
https://www.elonx.cz/ctvrty-integrovany-let-starship/
「最高高度約 235 km、近地点が低い不完全な軌道」
「この試験ミッションの計画はまだわかりませんが、前回の試験飛行と同じになる可能性があります。」
「スーパーヘビーロケットは打ち上げ後3分以内に分離し、アフターバーナーを使用して陸地に向かって部分的に帰還し、数十キロ沖合のメキシコ湾海域への模擬着陸を試みる。」
「スターシップは目標の準軌道に到達し、宇宙飛行中にいくつかのことをテストする予定です。最後に、船は 1 隻のラプターで再点火テストを実施し、その後スターシップは大気圏に突入し、そこで船の熱シールドと空力制御がテストされることになりました。その後、船は海に転落します。」
前回と同じ弾道軌道の場合、軌道上での再点火テストは、軌道要素に積極的な変更を加えることが目的ではない。
放っておいても、勝手に再突入する。
つまり、再点火テストは、独立したテストで、前回は行わなかっただけの話だ。
「最先端のスターシップ S29 とスーパーヘビー B11 プロトタイプがこのミッションで飛行します。」
前回のS28とB10の組み合わせから何かが違っているわけじゃない。
それでもいくつかの改良点があるようだ。
「タンクトップがより平坦になり、実用的なボリュームが増加」
「ラプター エンジンには初めて油圧式ではなく電動チルトが搭載」
この点では、スーパーヘビーB10が先行した。
スーパーヘビーB11の改良点については、具体的な言及はない。
前回のIFT-3では、ランディングバーンの点火が遅れ、また、不十分に終わって空中で爆発した。
何らかの改良が施されなければ、成功はおぼつかない。
ラプターの再着火(再々着火?)の問題ということになれば、対策に時間を要する可能性もある(スーパーヘビーはイグナイターに拘らなくてもいいような気がするんだがな:毎回、回収することになるし)。
まあいい。
2段目の点火試験が3月25日(タイムスタンプは日本時間)に終了したようだ。
「2024/03/26 06:33 ピーター・メレチン
SpaceXによるS29テストの公式ビデオ。 6基のエンジンすべてに点火しました。」
打ち上げの準備は着々と進んでいるようだな・・・。
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