死に至る病 ― 2012年07月27日 20:57
死に至る病
「己に絶望する」ことが、あらゆる艱難辛苦、「死」そのものよりも人間を苦しめる。
私自身は、絶望するほど大したもんじゃないので、たぶん大丈夫だろう。
(死に至る病)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AB%E8%87%B3%E3%82%8B%E7%97%85
(第49回 エヴァ雑記「第拾六話 死に至る病、そして」)
http://style.fm/as/05_column/animesama49.shtml
ま、本題は、残念ながら、人間の根源的な絶望と、そこからの回帰の話ではなく、「熱中症」のことである。
(熱中症)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%B8%AD%E7%97%87
いままで、他人事だと思っていたら、エアコンの不調により、わが身に降りかかってきた。
かかりやすい原因として、「肥満」が挙げられている。
「己に絶望する」・・・。
症状は、軽度であり、補水と休養で事なきを得たのだが、先週末が涼しかっただけに、油断したのがまずかった。
今年は既に50人が亡くなっている。
(熱中症で死亡 今夏50人に)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120727/k10013910531000.html
半分近くが屋内である(ビニールハウスは、別扱いのようだ)。
お年寄りが多い。気の毒に・・・。
来月上旬まで、この暑さは続くという。
それ以降は、涼しくなるのだろうか?。
グリーンランドの氷床が溶け出すくらいだから、どうなるか分かったもんじゃない。
(Satellites See Unprecedented Greenland Ice Sheet Surface Melt)
http://www.nasa.gov/topics/earth/features/greenland-melt.html
(悲惨な)自動翻訳で読むと、150年に1回はこういうことがあるそうだが、来年も起きたらどう説明するつもりなのかね?。
なにしろ、寒い時は暖をとる方法はいくらもあるが、熱い時は脱ぐにしても限界がある(肉布団、脱げば?)。
地球の営みも、緩やかな死に向かっている。
温暖化とかじゃなくて、熱的な死である。太陽からのエネルギーが枯渇すれば、地熱に頼るほかはなく、それもなくなれば、氷の惑星になる。
その前に、超巨星化した太陽に、軌道ごと飲み込まれるかもしれない(最近では、ぎりぎりセーフということになっているらしい)。
宇宙は、希望も絶望もしない。
ただそこに存在する。
「死に至る病ではない」といって、ラザロを復活させたイエスは、2000年後に脳死判定に伴う混乱を引き起こすなんて、考えてもみなかったろう。
(ラザロ徴候)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%AD%E5%BE%B4%E5%80%99
しかし、残念ながら、熱中症での死には甦りはない。
21世紀の高度文明社会の日本で、暑さで死ぬ人がいること自体、驚くべきことである。こんな未来を、誰が予想したろうか。
人類の未来なんて、大したことはないのかもしれない。半世紀以上生きてきたが、あんまり本質的な進歩はないようだし。これから先も、だらだらと生存していくだけだったりして。
そうして、己自身に絶望することで、「死に至る病」を得るのかもしれない。
「己に絶望する」ことが、あらゆる艱難辛苦、「死」そのものよりも人間を苦しめる。
私自身は、絶望するほど大したもんじゃないので、たぶん大丈夫だろう。
(死に至る病)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AB%E8%87%B3%E3%82%8B%E7%97%85
(第49回 エヴァ雑記「第拾六話 死に至る病、そして」)
http://style.fm/as/05_column/animesama49.shtml
ま、本題は、残念ながら、人間の根源的な絶望と、そこからの回帰の話ではなく、「熱中症」のことである。
(熱中症)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%B8%AD%E7%97%87
いままで、他人事だと思っていたら、エアコンの不調により、わが身に降りかかってきた。
かかりやすい原因として、「肥満」が挙げられている。
「己に絶望する」・・・。
症状は、軽度であり、補水と休養で事なきを得たのだが、先週末が涼しかっただけに、油断したのがまずかった。
今年は既に50人が亡くなっている。
(熱中症で死亡 今夏50人に)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120727/k10013910531000.html
半分近くが屋内である(ビニールハウスは、別扱いのようだ)。
お年寄りが多い。気の毒に・・・。
来月上旬まで、この暑さは続くという。
それ以降は、涼しくなるのだろうか?。
グリーンランドの氷床が溶け出すくらいだから、どうなるか分かったもんじゃない。
(Satellites See Unprecedented Greenland Ice Sheet Surface Melt)
http://www.nasa.gov/topics/earth/features/greenland-melt.html
(悲惨な)自動翻訳で読むと、150年に1回はこういうことがあるそうだが、来年も起きたらどう説明するつもりなのかね?。
なにしろ、寒い時は暖をとる方法はいくらもあるが、熱い時は脱ぐにしても限界がある(肉布団、脱げば?)。
地球の営みも、緩やかな死に向かっている。
温暖化とかじゃなくて、熱的な死である。太陽からのエネルギーが枯渇すれば、地熱に頼るほかはなく、それもなくなれば、氷の惑星になる。
その前に、超巨星化した太陽に、軌道ごと飲み込まれるかもしれない(最近では、ぎりぎりセーフということになっているらしい)。
宇宙は、希望も絶望もしない。
ただそこに存在する。
「死に至る病ではない」といって、ラザロを復活させたイエスは、2000年後に脳死判定に伴う混乱を引き起こすなんて、考えてもみなかったろう。
(ラザロ徴候)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%AD%E5%BE%B4%E5%80%99
しかし、残念ながら、熱中症での死には甦りはない。
21世紀の高度文明社会の日本で、暑さで死ぬ人がいること自体、驚くべきことである。こんな未来を、誰が予想したろうか。
人類の未来なんて、大したことはないのかもしれない。半世紀以上生きてきたが、あんまり本質的な進歩はないようだし。これから先も、だらだらと生存していくだけだったりして。
そうして、己自身に絶望することで、「死に至る病」を得るのかもしれない。
DBW ― 2012年07月27日 23:34
DBW
ドライブバイワイヤー。
この前から、頭の中にこびりついている「おこげ」である。気になってしょうがない。
その中でも、特に気になることがある。
機械制御と同じフィーリングで操作できることが望ましい、という「価値観」である。
(いまさら聞けない シャシー設計入門(12):車側の意思でハンドルを回転させる!? EPS (3/3):電子制御技術と機械式のフィーリングの項参照)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1102/23/news013_3.html
「電子制御が追い求める理想像の基本は、あくまでも「機械式のフィーリング」です。」とある。
そうだろうか?。
(TAG Heuer presents ENGINE THE HOT100 2012年夏版! ENGINE HOT 100 車名別ランキング発表!1位-10位|NEW CARS with the Ranking|2012年 夏:HOT7ポルシェ・ボクスター:金子浩久氏のコメント参照)
http://engine-online.jp/hot100/2012/index.html
「新採用の電動式パワー・ステアリングの完成度の高さに魅せられた。直進状態から切り始める時の滑らかさとアシスト量の漸進的な変化の仕方が、その存在を感じさせないくらいにナチュラルだ。正確な上に、路面とクルマからのフィードバックをすべて手の平に伝えてくれる。」とある。
ナチュラルだあ?。工業製品相手に、このオッサン(失礼!)は、何いってんだ!?。
そもそも、「エンジン」という芸のない誌名の自動車雑誌の8月号を、たまたま買って持っていたが、HOT1がニュー・ボクスターである(画像参照)。
どうなってんだか・・・。
んなこたぁ、どうだっていい!。
機械相手に、「ナチュラル」といってしまったり、ハンドリングに「機械式」のフィーリングが理想といってしまったりする感覚が、既に「異常」である。
馬車から発展した自動車のハンドリングの原点は、「手綱」だろうが!。
しかし、いまここで、ボンネットに馬の首を付けて、電動パワーステアリングのヒューマンインターフェースを、ハミから引っ張った手綱にしろと言っている訳ではない(それじゃあ、HOT1にはなれないでしょうなあ)。
飛行機の操縦桿がハンドルになり、ジョイスティックになっていったように、自動車のハンドルが、ゲームコントローラーやWiiのスティック(あれ、なんていうんだっけ?→Wiiリモコン)になったとしても、何の不思議もない。
つまり、人間は、その驚くべき適応力で、何でも乗りこなしてしまうわけだ。
これから自動車の設計を行う世代は、完全にコンピューターゲームの世代である。箸(チョップスティックス)の使い方を覚える前に、ジョイスティックの操作を覚えて育ったやつらだ。悔しかったら、絹ごしの豆腐を箸で食ってみろ。
だからきっと、かれらにとって「ナチュラル」や、「理想のフィーリング」というのは、「+」のカタチをしたボタンとか、「○△□×」を選択することなのだ(PSP派なので)。
これからは、「運転かわってくれ」、といわれて、アイフォーンを受け取って、両手でもって目の前でくるくる回すようになるかもしれない(世も末だな)。
なに?、路面情報が伝わらないのが寂しいだって?。
心配無用、そのころは自動車はみんな宙に浮いて走ってるさ・・・。
ドライブバイワイヤー。
この前から、頭の中にこびりついている「おこげ」である。気になってしょうがない。
その中でも、特に気になることがある。
機械制御と同じフィーリングで操作できることが望ましい、という「価値観」である。
(いまさら聞けない シャシー設計入門(12):車側の意思でハンドルを回転させる!? EPS (3/3):電子制御技術と機械式のフィーリングの項参照)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1102/23/news013_3.html
「電子制御が追い求める理想像の基本は、あくまでも「機械式のフィーリング」です。」とある。
そうだろうか?。
(TAG Heuer presents ENGINE THE HOT100 2012年夏版! ENGINE HOT 100 車名別ランキング発表!1位-10位|NEW CARS with the Ranking|2012年 夏:HOT7ポルシェ・ボクスター:金子浩久氏のコメント参照)
http://engine-online.jp/hot100/2012/index.html
「新採用の電動式パワー・ステアリングの完成度の高さに魅せられた。直進状態から切り始める時の滑らかさとアシスト量の漸進的な変化の仕方が、その存在を感じさせないくらいにナチュラルだ。正確な上に、路面とクルマからのフィードバックをすべて手の平に伝えてくれる。」とある。
ナチュラルだあ?。工業製品相手に、このオッサン(失礼!)は、何いってんだ!?。
そもそも、「エンジン」という芸のない誌名の自動車雑誌の8月号を、たまたま買って持っていたが、HOT1がニュー・ボクスターである(画像参照)。
どうなってんだか・・・。
んなこたぁ、どうだっていい!。
機械相手に、「ナチュラル」といってしまったり、ハンドリングに「機械式」のフィーリングが理想といってしまったりする感覚が、既に「異常」である。
馬車から発展した自動車のハンドリングの原点は、「手綱」だろうが!。
しかし、いまここで、ボンネットに馬の首を付けて、電動パワーステアリングのヒューマンインターフェースを、ハミから引っ張った手綱にしろと言っている訳ではない(それじゃあ、HOT1にはなれないでしょうなあ)。
飛行機の操縦桿がハンドルになり、ジョイスティックになっていったように、自動車のハンドルが、ゲームコントローラーやWiiのスティック(あれ、なんていうんだっけ?→Wiiリモコン)になったとしても、何の不思議もない。
つまり、人間は、その驚くべき適応力で、何でも乗りこなしてしまうわけだ。
これから自動車の設計を行う世代は、完全にコンピューターゲームの世代である。箸(チョップスティックス)の使い方を覚える前に、ジョイスティックの操作を覚えて育ったやつらだ。悔しかったら、絹ごしの豆腐を箸で食ってみろ。
だからきっと、かれらにとって「ナチュラル」や、「理想のフィーリング」というのは、「+」のカタチをしたボタンとか、「○△□×」を選択することなのだ(PSP派なので)。
これからは、「運転かわってくれ」、といわれて、アイフォーンを受け取って、両手でもって目の前でくるくる回すようになるかもしれない(世も末だな)。
なに?、路面情報が伝わらないのが寂しいだって?。
心配無用、そのころは自動車はみんな宙に浮いて走ってるさ・・・。
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