見積書 ― 2012年07月04日 20:00
見積書
994,342円!。
ギャフン・・・。
で、とても全部はできない・・・。
そこで、最低どこまでやるべきかを聞いてみた。
25万円ほど。
なんだ、大したことないじゃん。
もう少しいってもいいかな。
いろいろ相談して、53万円位で今回は勘弁してもらうことにした。
松、竹、梅で、竹になった。
想定の範囲内である。
見かけに拘らず、内容で勝負である。吸気ダクトなんて、ビニールテープ(!)で補修したままである。多少錆が出ているという排気管も見送る(まだ、落ちる気配はない!)。
(9番が、交換推奨部品)
http://www.neoriginal.ru/cat/mb/part__1_F_44T_124_036_/49_015
スロットルアクチュエーターというのが、コンピュータの故障履歴にあるという。ヤナセプライスだと20万円を超える!。
これは困ったが、正常に稼動しているようなので、様子を見ることにした。サービスアドバイザーの方も、それで構わないという。
(こいつです!)
http://www.r-c-parts.jp/pitem/126323135
部品代が、市価のほぼ倍の値段になっている。部品の市場が活気付くわけだ。巷のショップは、使える社外品や、正規ルートで入手した純正品や、時には中古品、リビルド品を組み合わせて、工賃安く、トータルで半値くらいで提供しているのだろう。
今回は、授業料としてこのままのコースで行ってみようと思う。
166万円の500Eが出来上がるわけである。
これで、とりあえず走ることは走るわけだ(ハズカシイのでボンネット開けられません・・・)。
細かいところで見送った部品もある。ヘッドランプのワイパーブレード(使わないだろうから、いいや)、フロントウインドウウォッシャリザーバ(上部が欠けているが、満タンにしなければ大丈夫)、その他もろもろ。
小物は、次回、車検の時にまとめて面倒見ることに。今回は、走りの根幹に関わるところと、安全上の消耗品の交換に止める。
大物がなくて幸いである。
エンジンマウントや、AT、エアコン、リアサブフレームのマウント、コンパニオンプレート、ブレーキそのもの、各アーム類、ショックアブソーバー、ハンドル回り、エンジンそのもの、冷却系(ラジエータとか)、コンピュータ、ケーブル類、パイプ類、えとせ、えとせ・・・。
全部OKである。
ということは、それらがいつか壊れていくということだ。
でも、それは乗って走った証である。500Eは床の間に飾っておくものではない。何十万キロも走って、タイヤをすり減らし、オイルを汚し、樹脂や塗料を劣化させ、金属を削り、ゴムを硬化させる。
へたった部品は換えてやる。修理が可能なら治してやる。
そうして、また、走って走って、走りまくる。ミッションをオーバーホールし、エアコンを交換し、エンジンを載せ換え(!)、足回りを取替え、全塗装し、ボディを補強し、シートを替えて、ガラスも替えて、ワイパーもコンピュータも替えて、あれも替えて、これも替えて、そうして走り続ける。
11万2千2百40kmと書いてある。この数字が一桁増えるくらいまで、平気で走り続ける。
ドライバーも代わるだろう。
そして、新しい見積書が作成される。
松、竹、梅、どれにしますか?。
994,342円!。
ギャフン・・・。
で、とても全部はできない・・・。
そこで、最低どこまでやるべきかを聞いてみた。
25万円ほど。
なんだ、大したことないじゃん。
もう少しいってもいいかな。
いろいろ相談して、53万円位で今回は勘弁してもらうことにした。
松、竹、梅で、竹になった。
想定の範囲内である。
見かけに拘らず、内容で勝負である。吸気ダクトなんて、ビニールテープ(!)で補修したままである。多少錆が出ているという排気管も見送る(まだ、落ちる気配はない!)。
(9番が、交換推奨部品)
http://www.neoriginal.ru/cat/mb/part__1_F_44T_124_036_/49_015
スロットルアクチュエーターというのが、コンピュータの故障履歴にあるという。ヤナセプライスだと20万円を超える!。
これは困ったが、正常に稼動しているようなので、様子を見ることにした。サービスアドバイザーの方も、それで構わないという。
(こいつです!)
http://www.r-c-parts.jp/pitem/126323135
部品代が、市価のほぼ倍の値段になっている。部品の市場が活気付くわけだ。巷のショップは、使える社外品や、正規ルートで入手した純正品や、時には中古品、リビルド品を組み合わせて、工賃安く、トータルで半値くらいで提供しているのだろう。
今回は、授業料としてこのままのコースで行ってみようと思う。
166万円の500Eが出来上がるわけである。
これで、とりあえず走ることは走るわけだ(ハズカシイのでボンネット開けられません・・・)。
細かいところで見送った部品もある。ヘッドランプのワイパーブレード(使わないだろうから、いいや)、フロントウインドウウォッシャリザーバ(上部が欠けているが、満タンにしなければ大丈夫)、その他もろもろ。
小物は、次回、車検の時にまとめて面倒見ることに。今回は、走りの根幹に関わるところと、安全上の消耗品の交換に止める。
大物がなくて幸いである。
エンジンマウントや、AT、エアコン、リアサブフレームのマウント、コンパニオンプレート、ブレーキそのもの、各アーム類、ショックアブソーバー、ハンドル回り、エンジンそのもの、冷却系(ラジエータとか)、コンピュータ、ケーブル類、パイプ類、えとせ、えとせ・・・。
全部OKである。
ということは、それらがいつか壊れていくということだ。
でも、それは乗って走った証である。500Eは床の間に飾っておくものではない。何十万キロも走って、タイヤをすり減らし、オイルを汚し、樹脂や塗料を劣化させ、金属を削り、ゴムを硬化させる。
へたった部品は換えてやる。修理が可能なら治してやる。
そうして、また、走って走って、走りまくる。ミッションをオーバーホールし、エアコンを交換し、エンジンを載せ換え(!)、足回りを取替え、全塗装し、ボディを補強し、シートを替えて、ガラスも替えて、ワイパーもコンピュータも替えて、あれも替えて、これも替えて、そうして走り続ける。
11万2千2百40kmと書いてある。この数字が一桁増えるくらいまで、平気で走り続ける。
ドライバーも代わるだろう。
そして、新しい見積書が作成される。
松、竹、梅、どれにしますか?。
御先祖様 ― 2012年07月04日 23:15
御先祖様
500Eには様々な御先祖様がいる。
エンジンでは、何度か取り上げているように、M119HLエンジンが直系のご先祖様である。C9に搭載されて、1989年のルマンでワンツーフィニッシュを飾っている。
ベンツは、1955年の事故以来、ルマンから、いや、モータースポーツから撤退していたのだが、30年ぶりに復帰したわけだ。そのころの、記念すべきエンジンである。
(Sauber Mercedes C9 - 24 Hours Le Mans 1989 Winners (1st, 2nd and 5th places))
http://www.autoconcept-reviews.com/cars_reviews/mercedes/mercedes-sauber-c9-le-mans-winner-1989/cars_reviews-mercedes-sauber-c9-le-mans-winner-1989.html
いやあ、痺れますなあ、このカーボン製のインテーク!。
さて、車体の方はもちろんW124なので、300Eとかもご先祖様になる(兄弟か?)。
足回りは、R129から移植されているので、SL500とも縁が深い。エンジンも共用である。
あちこちから良いものを集めてきて、ポルシェの技術で組み上げた車である。当時のポルシェは、悩んでいた。
(ポルシェ:ロードカー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7#.E3.83.AD.E3.83.BC.E3.83.89.E3.82.AB.E3.83.BC
フロントエンジンのシリーズが鳴かず飛ばずで、売り上げが低迷し、空冷エンジンの911も、限界を露呈し始めていたのだ。この窮地を救うのは、我が愛車986型のボクスターなのだが、500Eとは関係ない。
500Eのカタログには、ポルシェの「ポ」の字も出てこないのだという(見たわけじゃないので)。
ベンツの意地というわけではないだろう。元々、ポルシェは、スポーツカーメーカーであると同時に、他社のクルマの開発にも深く関わってきた。
興味深いのは、1990年、91年に活躍したC11のファイナルセッティングにポルシェが関わっていることである。エンジンはもちろん、M119である。ロードカーだけでなく、競技車両の世界でもベンツとの付合いがあったわけだ。
(メルセデスベンツ・C11)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BBC11
ポルシェとベンツの蜜月は終わる。
500Eは、設計と生産をポルシェが行ったことで箔が付いたわけだが、それは、後付の話なのだろう。ベンツだって、優れた車を作っているわけだし。
まあ、繰り返しになってしまうが、ポルシェの作ったベンツは売れるかもしれないが、逆はない。
(編集後記というか筆者放談)
http://mercedesbenznetcom.blog81.fc2.com/blog-entry-1.html
しかし、ベンツのATはポルシェにも供給されていたという記事もある。
(メルセデス・ベンツ:その他)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84#.E3.81.9D.E3.81.AE.E4.BB.96
なんだかんだ言っても、ベンツの歴史は自動車の歴史そのものなのだから、ポルシェの作ったベンツであっても、御先祖様はやっぱりベンツでしょうな。
500Eには様々な御先祖様がいる。
エンジンでは、何度か取り上げているように、M119HLエンジンが直系のご先祖様である。C9に搭載されて、1989年のルマンでワンツーフィニッシュを飾っている。
ベンツは、1955年の事故以来、ルマンから、いや、モータースポーツから撤退していたのだが、30年ぶりに復帰したわけだ。そのころの、記念すべきエンジンである。
(Sauber Mercedes C9 - 24 Hours Le Mans 1989 Winners (1st, 2nd and 5th places))
http://www.autoconcept-reviews.com/cars_reviews/mercedes/mercedes-sauber-c9-le-mans-winner-1989/cars_reviews-mercedes-sauber-c9-le-mans-winner-1989.html
いやあ、痺れますなあ、このカーボン製のインテーク!。
さて、車体の方はもちろんW124なので、300Eとかもご先祖様になる(兄弟か?)。
足回りは、R129から移植されているので、SL500とも縁が深い。エンジンも共用である。
あちこちから良いものを集めてきて、ポルシェの技術で組み上げた車である。当時のポルシェは、悩んでいた。
(ポルシェ:ロードカー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7#.E3.83.AD.E3.83.BC.E3.83.89.E3.82.AB.E3.83.BC
フロントエンジンのシリーズが鳴かず飛ばずで、売り上げが低迷し、空冷エンジンの911も、限界を露呈し始めていたのだ。この窮地を救うのは、我が愛車986型のボクスターなのだが、500Eとは関係ない。
500Eのカタログには、ポルシェの「ポ」の字も出てこないのだという(見たわけじゃないので)。
ベンツの意地というわけではないだろう。元々、ポルシェは、スポーツカーメーカーであると同時に、他社のクルマの開発にも深く関わってきた。
興味深いのは、1990年、91年に活躍したC11のファイナルセッティングにポルシェが関わっていることである。エンジンはもちろん、M119である。ロードカーだけでなく、競技車両の世界でもベンツとの付合いがあったわけだ。
(メルセデスベンツ・C11)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%BBC11
ポルシェとベンツの蜜月は終わる。
500Eは、設計と生産をポルシェが行ったことで箔が付いたわけだが、それは、後付の話なのだろう。ベンツだって、優れた車を作っているわけだし。
まあ、繰り返しになってしまうが、ポルシェの作ったベンツは売れるかもしれないが、逆はない。
(編集後記というか筆者放談)
http://mercedesbenznetcom.blog81.fc2.com/blog-entry-1.html
しかし、ベンツのATはポルシェにも供給されていたという記事もある。
(メルセデス・ベンツ:その他)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84#.E3.81.9D.E3.81.AE.E4.BB.96
なんだかんだ言っても、ベンツの歴史は自動車の歴史そのものなのだから、ポルシェの作ったベンツであっても、御先祖様はやっぱりベンツでしょうな。
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