コネクター ― 2013年02月22日 01:51
コネクター
メス側は、「"EZ" QD Adapter」というのだそうだ。
(hose_adapters:P/N AC900参照)
http://www.xsscuba.com/hose_adapters.html
画像のオス側は、ファーストステージとかに付けるオス側エンドに、手でねじ込むだけ。先端は、BCのインフレーター側の形状である。
こんなもんに、命預けていいのかあ?。
メス側は、マニュアルインフレーターボタンのオス側にもぴったり合う。普通のコネクターでは、短すぎて「カチャッ」という、例の音がしない。引っ張ると取れてしまう。危険である。
これなら安心と、例によって「カチャカチャ」遊ぶ。
水中でこのアイテムが外れるというのは、想定外である。ガスが来なくなり、オス側には浸水する。
嬉しくない。
実際に水中での運用を行ってみなければわからないが、ここは本来水中では外れて欲しくないところに使う。
ディリュエントとか酸素とか、生死に関わるガスが通るところだ。
浸水については、オス側にもシャットオフバルブが欲しいところではある。やって出来ないことはないのだろうが、既存のアダプター類を使うとややこしいことになる。
純正の構成から外れて、中圧ホースを途中からちょん切るなんてことを考えると、どこかに破綻が生じる。
全部まとめて運んでしまえば、それでも、長さを調整するだけで足りる。
酸素側とディリュエント側を、タンクから切り離そうともがいている。コネクターの数だけリスクは増える。シンプルではないし、エビデンスもない。
人柱以外の何物でもない。
3mのプールでなら試すことは容易だが、こいつで60mとか80m行くというのは度胸が必要だ。完璧なベイルアウトと、信頼できるバディがいなければ、命の保障はない。
もちろん、規格上は問題ない。試してみる価値はありそうだし、まあ、うまくいく公算は高い。
プールで試せるのは3日間だけ。
ちょっと真剣になる。
メス側は、「"EZ" QD Adapter」というのだそうだ。
(hose_adapters:P/N AC900参照)
http://www.xsscuba.com/hose_adapters.html
画像のオス側は、ファーストステージとかに付けるオス側エンドに、手でねじ込むだけ。先端は、BCのインフレーター側の形状である。
こんなもんに、命預けていいのかあ?。
メス側は、マニュアルインフレーターボタンのオス側にもぴったり合う。普通のコネクターでは、短すぎて「カチャッ」という、例の音がしない。引っ張ると取れてしまう。危険である。
これなら安心と、例によって「カチャカチャ」遊ぶ。
水中でこのアイテムが外れるというのは、想定外である。ガスが来なくなり、オス側には浸水する。
嬉しくない。
実際に水中での運用を行ってみなければわからないが、ここは本来水中では外れて欲しくないところに使う。
ディリュエントとか酸素とか、生死に関わるガスが通るところだ。
浸水については、オス側にもシャットオフバルブが欲しいところではある。やって出来ないことはないのだろうが、既存のアダプター類を使うとややこしいことになる。
純正の構成から外れて、中圧ホースを途中からちょん切るなんてことを考えると、どこかに破綻が生じる。
全部まとめて運んでしまえば、それでも、長さを調整するだけで足りる。
酸素側とディリュエント側を、タンクから切り離そうともがいている。コネクターの数だけリスクは増える。シンプルではないし、エビデンスもない。
人柱以外の何物でもない。
3mのプールでなら試すことは容易だが、こいつで60mとか80m行くというのは度胸が必要だ。完璧なベイルアウトと、信頼できるバディがいなければ、命の保障はない。
もちろん、規格上は問題ない。試してみる価値はありそうだし、まあ、うまくいく公算は高い。
プールで試せるのは3日間だけ。
ちょっと真剣になる。
フローストップ ― 2013年02月22日 23:21
フローストップ
シャットオフバルブとか、呼び方はどうでもよい。
ガスの流れを、黒いスライドバルブを上下させて、手動で開けたり閉めたりしてコントロールする。
上にスライドさせた「ON」が開、下にスライドさせた「OFF」が閉(画像は「OFF]の状態)。
その下に付いている鼻の穴のようなものが、分岐用の、まあ、マニフォールドのようなものだ。
通常のマニフォールドと違うのは、フローストップが付いているところが、メス側コネクターの受け口になっているというところだ。
で、フローストップの上のところは、同じようにメス側コネクターの受け口になっている。
だから、フローストップを、直列多段式にすることもできる(意味ないかも・・・)。常時閉になっているところなら、両方とも開にしないと開かないというフェイルセーフにはなるが。
残念ながら、これを使うところは常時開のところだ。誤って閉にしないような工夫をする必要がある(詳細は後述)。
さて、呼吸回路内にタンクからの酸素を供給するソレノイドバルブが故障して、開きっぱなしになってしまった時に、スタンダードなインスピでは、酸素側タンクのバルブを手動で開閉し、PO2の表示とにらめっこしながら浮上していくという、離れ業をしなければならない。
インスピのエマージェンシー・オペレーションの中で、ひときわ高度なテクニックを要する。自分のタンクのバルブのクセを、熟知していないとうまくいかない。呼吸によるタイムラグもあり、想定したPO2に保つのは至難のワザである。
まあ、これがうまくできれば、インスピの第一段階の免許皆伝というくらい厄介な技である。6mより浅いところでは、多少景気良く出しても問題はないが、深いところで出し過ぎ続けると、酸素中毒の急性症状が出て、オダブツになる危険がある。
このややっこしいコントロールをお任せにするために、高い金払ってコンピューターで制御してるんだから、そう簡単に壊れたりしないでもらいたいのだが、ソレノイドバルブの故障は、リブリーザーを使う限り、避けて通れないリスクであり、手動でのスキルは必修項目である(幸運なことに、浮沈子はまだ故障の経験がない)。
もっとも、何か不味いことが起これば、即座にベイルアウト用のオープンサーキットに切り替えて浮上することができるようなダイビングの場合は、それでも良い。
ややっこしいことが嫌いで、「寄らばベイルアウトの陰」と固く信じている浮沈子の場合、実際に水中でソレノイドがイカレたら、ステージボトルのお世話になる確率は高い(たぶん・・・)。
それでも、手動のスキルが使えると、PO2を適正に保ったまま、身体に優しいナイトロックスダイビングができるわけで、せっかくインスピで潜っているなら、これを活かさないともったいない。
そもそも、コンピューターなんて当てにしていないリブリーザーもあり、人間が直接マニュアルでPO2を保つ仕掛けのタイプもあるらしい。
もちろん、そういったリブリーザーは、さすがにタンクのバルブを開け閉めしてPO2を調節する訳ではなく、ちゃんとした手動バルブや、必要最小限の酸素を供給し続ける仕掛けも備わっているらしい。
浮沈子は、そういうリブリーザーを良く知らないので、このくらいにする。
長々と、この話を引っ張ったのは、画像の二又分岐とフローストップを組み合わせて、シャットオフバルブ付きのソレノイドホースを自作し、純正品に頼らずに、この難しいオペレーションをなんとかしようとしているからだ。
シャットオフバルブの上のメス受けに、メス側を付けたホースをねじ込み、ソレノイドへ送る(途中にカプラー付けます)。
下にある鼻の穴には、片側にタンクからの酸素を入れ、もう一方に、酸素側マニュアルインフレーターに至る既存の純正ホースを入れる。
仕掛けとしては、同じになるハズである。
初めに書いたとおり、普段は「開」になっているので、鼻の穴から入った酸素は、フローストップを通り抜けてソレノイドバルブに至る。
ソレノイドが壊れたら?。
フローストップを「閉」にして、ソレノイドバルブへの道を断ち切り、マニュアルインフレーターをピコピコ押して、カウンターラング内=呼吸回路内に酸素を送り込む。
これは、ソレノイドが閉になったまま故障した時の対応と同じになる。
ご推察のとおり、酸素タンクのバルブを開け閉めしてPO2を一定に保つよりも、マニュアルインフレーターの緑のボタンをピコピコ押してコントロールするほうが、はるかに簡単である。
そう、このフローストップと分岐を組み合わせた仕掛けは、ソレノイドが「開」になったまま故障した時の手動対応を、「閉」になったまま故障した時の対応と同じように簡単にすることができる優れものなのである。
当然、純正品を使うのが正しい!。
特に重要なのはこの仕掛けは、常時「開」になっている必要があるということだ。でないと、酸素がソレノイドへ送られないので、ハイポキシア(低酸素症)になる可能性がある。
純正品は、そこのところをよーく心得ていて、黄色いストッパーが付いている。
(こんなの見っけ!:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/01/02/6677772
画像の中にも書いてあるとおり、この状態は、バルブを閉じた状態である。開いた時には、黄色いストッパーを黒いスライドバルブの下に付けておくことになる。
同じような仕掛けを考えておく必要があるわけだ(そのうち、純正に変えてしまうかもしれない)。
このバルブには、もう一つの役目がある。
浮沈子のサイドマウントインスピでは、畏れ多くも、酸素タンクとソレノイドバルブを繋ぐ中圧ホースを途中で分断することになる。
水中で繋ぐなんてヤバイ事は考えていないが、波がある水面で運用した時には、多少なりとも中圧ホース内に海水が入る可能性はある。
それを、フローストップで遮断して、酸素側マニュアルインフレーターボタンをピコピコ押して、酸素側カウンターラング内に吹き飛ばしてから、おもむろにフローストップを開ける。
そして、祈るような気持ちでソレノイドの作動音と、ガルバニ電池の酸素センサーが発電する電流が流れてPO2の値が上がるのを待つわけだ。
あっちゃーっ!、全然動かないじゃん!?。
今日のダイビングは、断念!。かつ、ソレノイドバルブ1個オャカだあ!。
・・・とはならない。
ソレノイドバルブの方はどうなるか分からないが、既に書いたとおり、マニュアルインフレーションボタンによるオペレーションで、多少潜水計画を変更して潜ることは出来る。
もちろん、酸素の代わりに塩水を食わされたマニュアルインフレーションボタン周りの塩による固着や、コネクターの詰まりで、酸素が来なくなるという恐れは十分にある(まあ、そんときゃ、ベイルアウト吸って上がるしかない)。
もう、こうなると、サイドマウントにして、タンクを分離するなんて芸当は、ほとんど命がけだということが分かる。
もちろん、タンクを分離しなければ、こんなことにはならないし、その必要がなければ、繋いだままの運用で差し支えない。
たとえば、ボートダイビングなどでは、器材一式を船の上で組み上げたら、ドボンと水中に放り込んで、水中で着ればいいのだ。
セブのコンチキのように、ショップから器材を運んでビーチダイビングをする場合や、浮沈子のように、プールで練習するなどの特殊な場合に限ってのタンクの分離である。
今後、カウンターラングをブラダーから分離して、
①本体とカウンターラング(呼吸回路一式、酸素・ディリュエント各マニフォールドへのコネクター(オス)付き中圧ホース)
②タンク2本(ファースト、ゲージ、コネクター(メス)付き中圧ホース各1本含む)
③ブラダー(ハーネス、プレート、小物付き)
の3パーツに分解できるようにしようと考えている。
これが、右側に来て、左には従来どおりのベイルアウト用ステージボトルが来る。
さらには、ステージボトルが、サブマティックスのベイルアウト用CCRになったりするわけだな。
もう1台インスピを手に入れて、完全なデュアルインスピにする方が、運用上は簡単である。同じ操作なので混乱がない(ホントかあ?)。
まあ、フローストップと二又のマニフォールドを手に入れただけで、これほど盛り上がるとは思わなかった。
現段階で、ホース類の部品は、殆んど揃っている。
明日、両端がメスになったショートホース(これは、ソレノイドに差し込むコネクターを純正のホースのまま使うために、どーしても必要なスペシャルパーツ)を、Xs Scubaさんに取りに行くだけ。
あとは、セブで製作中の特注スクラバーケースと、今日メールで注文した、亀の子プレート(デュアルブラダーが広がらないように、上側に付けるアルミプレート)ができあがれば、世界初のサイドマウントインスピの部品は、フック類を残して全て揃う。
思いの他、物入りになったが、浮沈子スペシャルなので仕方ない。
もっとシンプルにサイドマウント化を行うことも、可能ではある。
市販のトラベルフレームを買ってきて、タンクなどを分離しないで構成すれば、基本的にはディリュエント側のマニフォールドにファーストから送る、両端がオスの中圧ホース1本あればできるのではないか(蛇腹ホースも、うまくすれば1本でいいかも知れない)。
金額的にも、たぶん10万円くらいでできるかもしれない(今回は、いったいいくらになるのだろう?)。
最終的には、そんな簡単な改造で、手軽にインスピのサイドマウント化ができるような構成を提案できたらいい。
3リットルタンクでは、さすがに重いだろうが、アルミの2リットルタンクを使えば、レクリエーショナルダイビングでは、お釣りが来るほどの長時間潜っていられる。
身体にも優しい。腰痛持ちには福音である。
インスピ補完計画は、いよいよ佳境に差し掛かりつつある。
シャットオフバルブとか、呼び方はどうでもよい。
ガスの流れを、黒いスライドバルブを上下させて、手動で開けたり閉めたりしてコントロールする。
上にスライドさせた「ON」が開、下にスライドさせた「OFF」が閉(画像は「OFF]の状態)。
その下に付いている鼻の穴のようなものが、分岐用の、まあ、マニフォールドのようなものだ。
通常のマニフォールドと違うのは、フローストップが付いているところが、メス側コネクターの受け口になっているというところだ。
で、フローストップの上のところは、同じようにメス側コネクターの受け口になっている。
だから、フローストップを、直列多段式にすることもできる(意味ないかも・・・)。常時閉になっているところなら、両方とも開にしないと開かないというフェイルセーフにはなるが。
残念ながら、これを使うところは常時開のところだ。誤って閉にしないような工夫をする必要がある(詳細は後述)。
さて、呼吸回路内にタンクからの酸素を供給するソレノイドバルブが故障して、開きっぱなしになってしまった時に、スタンダードなインスピでは、酸素側タンクのバルブを手動で開閉し、PO2の表示とにらめっこしながら浮上していくという、離れ業をしなければならない。
インスピのエマージェンシー・オペレーションの中で、ひときわ高度なテクニックを要する。自分のタンクのバルブのクセを、熟知していないとうまくいかない。呼吸によるタイムラグもあり、想定したPO2に保つのは至難のワザである。
まあ、これがうまくできれば、インスピの第一段階の免許皆伝というくらい厄介な技である。6mより浅いところでは、多少景気良く出しても問題はないが、深いところで出し過ぎ続けると、酸素中毒の急性症状が出て、オダブツになる危険がある。
このややっこしいコントロールをお任せにするために、高い金払ってコンピューターで制御してるんだから、そう簡単に壊れたりしないでもらいたいのだが、ソレノイドバルブの故障は、リブリーザーを使う限り、避けて通れないリスクであり、手動でのスキルは必修項目である(幸運なことに、浮沈子はまだ故障の経験がない)。
もっとも、何か不味いことが起これば、即座にベイルアウト用のオープンサーキットに切り替えて浮上することができるようなダイビングの場合は、それでも良い。
ややっこしいことが嫌いで、「寄らばベイルアウトの陰」と固く信じている浮沈子の場合、実際に水中でソレノイドがイカレたら、ステージボトルのお世話になる確率は高い(たぶん・・・)。
それでも、手動のスキルが使えると、PO2を適正に保ったまま、身体に優しいナイトロックスダイビングができるわけで、せっかくインスピで潜っているなら、これを活かさないともったいない。
そもそも、コンピューターなんて当てにしていないリブリーザーもあり、人間が直接マニュアルでPO2を保つ仕掛けのタイプもあるらしい。
もちろん、そういったリブリーザーは、さすがにタンクのバルブを開け閉めしてPO2を調節する訳ではなく、ちゃんとした手動バルブや、必要最小限の酸素を供給し続ける仕掛けも備わっているらしい。
浮沈子は、そういうリブリーザーを良く知らないので、このくらいにする。
長々と、この話を引っ張ったのは、画像の二又分岐とフローストップを組み合わせて、シャットオフバルブ付きのソレノイドホースを自作し、純正品に頼らずに、この難しいオペレーションをなんとかしようとしているからだ。
シャットオフバルブの上のメス受けに、メス側を付けたホースをねじ込み、ソレノイドへ送る(途中にカプラー付けます)。
下にある鼻の穴には、片側にタンクからの酸素を入れ、もう一方に、酸素側マニュアルインフレーターに至る既存の純正ホースを入れる。
仕掛けとしては、同じになるハズである。
初めに書いたとおり、普段は「開」になっているので、鼻の穴から入った酸素は、フローストップを通り抜けてソレノイドバルブに至る。
ソレノイドが壊れたら?。
フローストップを「閉」にして、ソレノイドバルブへの道を断ち切り、マニュアルインフレーターをピコピコ押して、カウンターラング内=呼吸回路内に酸素を送り込む。
これは、ソレノイドが閉になったまま故障した時の対応と同じになる。
ご推察のとおり、酸素タンクのバルブを開け閉めしてPO2を一定に保つよりも、マニュアルインフレーターの緑のボタンをピコピコ押してコントロールするほうが、はるかに簡単である。
そう、このフローストップと分岐を組み合わせた仕掛けは、ソレノイドが「開」になったまま故障した時の手動対応を、「閉」になったまま故障した時の対応と同じように簡単にすることができる優れものなのである。
当然、純正品を使うのが正しい!。
特に重要なのはこの仕掛けは、常時「開」になっている必要があるということだ。でないと、酸素がソレノイドへ送られないので、ハイポキシア(低酸素症)になる可能性がある。
純正品は、そこのところをよーく心得ていて、黄色いストッパーが付いている。
(こんなの見っけ!:画像参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/01/02/6677772
画像の中にも書いてあるとおり、この状態は、バルブを閉じた状態である。開いた時には、黄色いストッパーを黒いスライドバルブの下に付けておくことになる。
同じような仕掛けを考えておく必要があるわけだ(そのうち、純正に変えてしまうかもしれない)。
このバルブには、もう一つの役目がある。
浮沈子のサイドマウントインスピでは、畏れ多くも、酸素タンクとソレノイドバルブを繋ぐ中圧ホースを途中で分断することになる。
水中で繋ぐなんてヤバイ事は考えていないが、波がある水面で運用した時には、多少なりとも中圧ホース内に海水が入る可能性はある。
それを、フローストップで遮断して、酸素側マニュアルインフレーターボタンをピコピコ押して、酸素側カウンターラング内に吹き飛ばしてから、おもむろにフローストップを開ける。
そして、祈るような気持ちでソレノイドの作動音と、ガルバニ電池の酸素センサーが発電する電流が流れてPO2の値が上がるのを待つわけだ。
あっちゃーっ!、全然動かないじゃん!?。
今日のダイビングは、断念!。かつ、ソレノイドバルブ1個オャカだあ!。
・・・とはならない。
ソレノイドバルブの方はどうなるか分からないが、既に書いたとおり、マニュアルインフレーションボタンによるオペレーションで、多少潜水計画を変更して潜ることは出来る。
もちろん、酸素の代わりに塩水を食わされたマニュアルインフレーションボタン周りの塩による固着や、コネクターの詰まりで、酸素が来なくなるという恐れは十分にある(まあ、そんときゃ、ベイルアウト吸って上がるしかない)。
もう、こうなると、サイドマウントにして、タンクを分離するなんて芸当は、ほとんど命がけだということが分かる。
もちろん、タンクを分離しなければ、こんなことにはならないし、その必要がなければ、繋いだままの運用で差し支えない。
たとえば、ボートダイビングなどでは、器材一式を船の上で組み上げたら、ドボンと水中に放り込んで、水中で着ればいいのだ。
セブのコンチキのように、ショップから器材を運んでビーチダイビングをする場合や、浮沈子のように、プールで練習するなどの特殊な場合に限ってのタンクの分離である。
今後、カウンターラングをブラダーから分離して、
①本体とカウンターラング(呼吸回路一式、酸素・ディリュエント各マニフォールドへのコネクター(オス)付き中圧ホース)
②タンク2本(ファースト、ゲージ、コネクター(メス)付き中圧ホース各1本含む)
③ブラダー(ハーネス、プレート、小物付き)
の3パーツに分解できるようにしようと考えている。
これが、右側に来て、左には従来どおりのベイルアウト用ステージボトルが来る。
さらには、ステージボトルが、サブマティックスのベイルアウト用CCRになったりするわけだな。
もう1台インスピを手に入れて、完全なデュアルインスピにする方が、運用上は簡単である。同じ操作なので混乱がない(ホントかあ?)。
まあ、フローストップと二又のマニフォールドを手に入れただけで、これほど盛り上がるとは思わなかった。
現段階で、ホース類の部品は、殆んど揃っている。
明日、両端がメスになったショートホース(これは、ソレノイドに差し込むコネクターを純正のホースのまま使うために、どーしても必要なスペシャルパーツ)を、Xs Scubaさんに取りに行くだけ。
あとは、セブで製作中の特注スクラバーケースと、今日メールで注文した、亀の子プレート(デュアルブラダーが広がらないように、上側に付けるアルミプレート)ができあがれば、世界初のサイドマウントインスピの部品は、フック類を残して全て揃う。
思いの他、物入りになったが、浮沈子スペシャルなので仕方ない。
もっとシンプルにサイドマウント化を行うことも、可能ではある。
市販のトラベルフレームを買ってきて、タンクなどを分離しないで構成すれば、基本的にはディリュエント側のマニフォールドにファーストから送る、両端がオスの中圧ホース1本あればできるのではないか(蛇腹ホースも、うまくすれば1本でいいかも知れない)。
金額的にも、たぶん10万円くらいでできるかもしれない(今回は、いったいいくらになるのだろう?)。
最終的には、そんな簡単な改造で、手軽にインスピのサイドマウント化ができるような構成を提案できたらいい。
3リットルタンクでは、さすがに重いだろうが、アルミの2リットルタンクを使えば、レクリエーショナルダイビングでは、お釣りが来るほどの長時間潜っていられる。
身体にも優しい。腰痛持ちには福音である。
インスピ補完計画は、いよいよ佳境に差し掛かりつつある。
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