不明のまま?2014年03月22日 08:39

不明のまま?
不明のまま?


MH370便が行方不明になってから、2週間がたった。

浮沈子がロタに出発した日だ(しかも、同じB777-200で)。

この事件(事故?)について、とうとう長期化を予想する記事が出た。

(マレーシア機不明 次々生まれる謎 真相解明は「年単位」 豪西部沖に浮遊物)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140321/dst14032107450001-n1.htm

現在は、各国が協力して捜索に当たっているが、いつかは打ち切らざるを得ない。

フライトレコーダーの音響が途切れる30日か、各国の判断、特にマレーシアの判断が問われる日が、刻々と近づいている。

その後は、偶然何かの手がかりが発見されるか、何の手がかりもなく行方不明のままとなるかである。

(「行方不明になった航空機」はこんなに多い)
http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/17/missing-malaysia-airlines_0_n_4983977.html

「Aviation Safety Network(航空安全ネットワーク)が編纂したデータに基づいて作成されたリストによると、1948年以降行方不明が宣言された定員14人以上の航空機の数は83機に上る。」

そんなにあるのかと、驚く数字だ。

「平均すると1年に1.2機の飛行機が行方不明になっているが、1960年代までの事故が多く、1985年以降は数がかなり減っていた。」

まあ、そうだろうな。

「最近起こった大型機の行方不明事故は、2009年6月に起きたエールフランス447便の事故(乗客216人、乗員12人)だ。同機は、6月1日2時14分ごろに「機内の与圧が低下した」という最後の交信を行った後、消息を絶った。3週間以上かけて大西洋が捜索され、600点近い機体の残骸と51人の遺体が回収されたが、6月26日には、これ以上の捜索を打ち切ると発表された。約2年後に、水深4000mの海底からフライトレコーダーが回収された。」

この事件は、トランスポンダが切られるという事態はなく、墜落位置の特定も行われている(翌週には残骸が発見されている)。

むしろ、その後の捜索の打ち切り時期の判断が困難だったろう。

3週間か・・・。

(エールフランス447便墜落事故)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9447%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85

「なお、ブラックボックスの捜索及び回収はフランス軍主導で7月2日まで続けられた後に一旦打ち切られたが、その後2010年2月よりブラックボックスの捜索を再開、2011年4月3日にエンジン及び主翼の一部を発見したことをフランス運輸相が発表し、続いて5月1日にブラックボックスの回収成功が発表された。」

フランスの威信をかけて回収したということか。

この事故の悲惨さは、機器の故障時の乗務員の対応の不手際によることだ。

これらは全てフライトレコーダーの回収によって判明した。

今回のMH370便の事案は、遥かに混迷を極め、たとえフライトレコーダーが(奇跡的に)発見されたとしても、真相が明らかになるかどうかは分からない。

そもそも、当局が真相を明らかにしようとしているかどうかも分からん状況だ!。

時間との戦いが続いている。

そして、次々と報道される様々な情報に振り回され、混乱し、疲れがたまってくる・・・。

この件について、発生から2週間、ずっとフォローし続けているが、そろそろ限界だ。

決定的な情報があれば、また書くが、このまま不明になる可能性が高くなってきていると、浮沈子は見ている。

UFO説(南シナ海で、UFOによって異次元空間に送り込まれてしまった)を、未だに半分信じている(その後の航跡や人工衛星の受信した機器情報の通信は、全て当局のでっち上げ!)。

どこかに着陸して、みんな元気でいるという希望も、既になくなりつつある。

誰に知られることもなく、ひっそりと消えてしまった航空機と239人の乗員乗客。

その行方は、杳として知れない。

羽田発2014年03月22日 10:13

羽田発
羽田発


(タイ国際航空、羽田/バンコク線増便でダブルデイリー化)
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=60245

「タイ国際航空(TG)は2014年3月30日からの夏期スケジュールで、羽田/バンコク線を増便する。」

「運航機材はエアバスA330-300型機で、ビジネスクラス36席、エコノミークラス263席。」

「・新規就航
TG683便 HND 10時35分発/BKK 15時05分着
TG682便 BKK 22時45分発/HND 06時55分着※翌日」

5月にピピ島へ行く際に、乗っていくことになった便である。

2009年のエールフランス機の墜落事故については、さっき書いたばかりだが、あっちはA330-200だし、こっちはA330-300で、少し違うからいいか・・・。

(エアバスA330)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%B9A330

「A340とほぼ同時期に開発が始められた双発エンジンのワイドボディ機で、エンジン数を除いては基本的な構造はA340とほぼ同じ。A340が洋上飛行の制約を受けない、航続距離13,000km以上の4発長距離機であるのに対し、A330は航続距離13,000km以下の中・長距離機となっている。」

「A330の操縦装置は、基本的にA340と同じくA320で確立されたフライ・バイ・ワイヤ (FBW) 方式を採用し、エアバス社の相互乗員資格 (CCQ) の対象となっている。これにより、操縦装置に互換性を持つ機種のパイロットは数日程度の訓練期間でA330の操縦資格を得ることができる。」

そりゃあいいんだけど、「高高度における”計器速度の誤表示”への対応と、マニュアルでの機体操作訓練」は、ちゃんと受けといてね。

(エールフランス447便墜落事故:事故原因)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9447%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85#.E4.BA.8B.E6.95.85.E5.8E.9F.E5.9B.A0

まあいい。

「標準型のA330-300は全長63.6 m(208フィート)、航続距離10,500 km(5,650海里)。」とある。

「ボーイング社製の同級の航空機である777-200に比べると貨物室の搭載容量が大きく、一部の航空会社では夜間に乗客を乗せずに貨物専用便として運航している。」

この航空機は、リビアでの着陸の際にも人為的なミスから墜落している。

(アフリキヤ航空771便墜落事故)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%A4%E8%88%AA%E7%A9%BA771%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85

こんなことじゃあ、泣くに泣けないな。

機材の件はともかく、午前10時35分羽田発ということは、朝の7時半頃家を出れば余裕で間に合うということだ。

成田へ行くより、時間も費用も節約できる(片道500円未満!)。

今回は、バックマウントのコンフィギュレーションでのダイビングになるので、標準器材をレンタルできる。

何を使っても大して変わらないので、借りることにした。

というわけで、荷物はカメラと水着と着替え、そしてこのパソコン(一番重い!)だけになる。

手荷物として、前席の座席下に収まってしまうので、プーケットで降りたらそのまま出られる(入国審査はバンコクで行うため)。

身軽なバックパッカー気分でダイビング旅行というわけだな(お土産はありません!)。

今回は講習を受けるというのがメインなので、のんびりとはしていられない。

たぶん、試験(!)とかもあるに違いない・・・。

なるべくその他のストレスを減らして、集中できる環境を作るというのがベストだ(ドミトリーに泊まるのも?)。

なんか、ピピでホテルに泊まっているという方が、不釣合いなんじゃないかという気もする。

安アパートに長期滞在するか、ドミに泊まるかというところか。

またミスターローカルに泊まれたらいいな。

ドラゴントライアングル2014年03月22日 16:15

ドラゴントライアングル
ドラゴントライアングル


行方不明機は、海上で無線連絡をした後、忽然と姿を消した。

(ヴァリグ・ブラジル航空機遭難事故)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E6%95%85

「墜落後も電波を発し続けるフライトレコーダーやボイスレコーダー、海面に漂う燃料はおろか、一切の機体残骸を発見することができず行方不明のままとなり、事故後30年以上経過した現在に至るまで残骸などは全く発見されていない。」

「行方不明になった地点において事故機は、巡航高度10,000メートル前後を飛行していたと考えられ、そこから緊急信号や地上への連絡を発することもなく突然墜落、消息不明に至り遺留品が全く発見されないのは大きな謎として残った。」

「また、機体の破片はおろか遺留品すら発見されなかった上に、「ドラゴントライアングル」と呼ばれるエリア内であったことから、「何らかの超常現象によるものではないか」、「未確認飛行物体に拉致されたのではないか」という報道もあった。しかしながら、いずれの説も事故機の機体の破片を発見出来なかった為に、推測の域を出ないものとなっている。」

やっぱ、UFO説もあったんだな。

「なお、同様に海上を飛行していたものの、地上への連絡もなく突然墜落したエールフランス447便墜落事故やエジプト航空990便墜落事故、さらに大韓航空機爆破事件においても、事故後の捜索で機体の破片や遺留品、ボイスレコーダーやフライトレコーダーなどが発見され、その後の事故原因の解決につながっており、大型ジェット機の事故で機体の破片や遺留品が全く発見されていないケースはほとんどない。」

ほかにはどんな事故があったのか。

(フライング・タイガー・ライン739便失踪事故)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3739%E4%BE%BF%E5%A4%B1%E8%B8%AA%E4%BA%8B%E6%95%85

「グアムとフィリピンとの間を飛行中に失踪した航空事故である。機体が発見できなかったため結局真相がわからなかった。」

「経由地であるグアムからフィリピンのマニラにあるクラーク空軍基地に向けて離陸後、夜間飛行をしていた最中に18000フィート(5500メートル)を巡航しているとの交信を最後に失踪した。ただちに大規模な捜索が多くの航空機と船舶を動員して1週間にわたり捜索したが一切の痕跡を発見することが出来なかった。そのため107名全員は死亡したものと判断された。」

このぐらいなのだ。

洋上で消失し、何の手がかりもなかった航空機事故というのは、実際にはそう多くはない。

何らかの痕跡を残しており、原因の特定にいたらなくても、遺留品は見つかる。

記事中に出てくる、ドラゴントライアングルというのはこれ。

(海難事故多発地域!! 日本版バミューダトライアングルの正体とは)
http://npn.co.jp/article/detail/67843806/

(ドラゴントライアングル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB

「バミューダトライアングルと同様に船舶や航空機が突如行方不明となるとされる海域である。また北太平洋の広い海域を対象にしてフォルモサトライアングル(フォルモサは台湾の別称)と呼称する場合もある。いずれにしても、事実や科学的裏付けはない。」

まあ、この手の話は、概ねこういうものだ。

浮沈子が唱えるUFO異次元転送説と、なんら変わるところはない。

世の中には説明がつかない不可解な出来事があり、神様仏様UFO様(?)の仕業として、恐れおののき、いい子にしていないと鬼が来て連れて行かれるという話は、洋の東西を問わず、いつの時代にもあるのだ。

今回のマレーシア航空機の失踪については、ただ消えただけではなくて、通信を遮断し、方向を転換し、さらに意図的に行方を眩まそうとしたが、衛星に電波を補足され、さらに行方不明になったという複雑な話だ。

マレーシア当局のでっち上げではないのか?。

南シナ海では、今でも密かに捜索が行われていて、インド洋に展開する捜索隊は、それを隠蔽する芝居をしているだけではないのか。

この捜索劇(創作劇?)に幕引きする時というのは、南シナ海でフライトレコーダが発見されたときである。

もちろん、当局がそのことを公にするかどうかというのは、保証の限りではない。

忽然と消えた航空機の謎。

次々と出てくる怪しげな情報(軍のレーダーのデータなんて、でっち上げられたってわかりゃしない!)、中国のときは即座に否定したくせに、オーストラリアの時は、大歓迎したマレーシア政府の態度。

中国のときより、残骸の大きさは大きいのに・・・。

(マレーシア機不明:機体捜索で米に海底探査機要請 マレーシア国防相)
http://mainichi.jp/shimen/news/20140322dde041040034000c.html

「米国防総省は、哨戒機による上空からの捜索に参加している。支援に想定していた400万ドル(約4億1000万円)のうち、艦船や航空機の運用で約250万ドル(約2億6000万円)を使っており、4月初旬に予算が底を突く見通しという。」

金の切れ目が縁の切れ目、たぶんインド洋でのフライトレコーダーの発見は、ギリギリで成功するに決まっている。

だって、シナリオにはそう書いてあるから。

マレーシア政府は、ヘーゲル国防長官に対し、「これから、秘密工作員が、偽のデータを書き込んだフライトレコーダーを沈めに行きますから」と付け加えるのを忘れなかった。

「消息を絶っているマレーシア航空機の捜索を巡って、マレーシアのヒシャムディン国防相と電話で協議した。米国防総省によると、ヒシャムディン国防相は、米国の捜索支援に謝意を表したうえで新たに海底探査機器の提供も要請し、ヘーゲル長官は検討を約束した。」

もちろん、沈める場所も伝えてあるので、余程のヘマをしない限り、発見されるのは時間の問題である。

この提案をしたということは、南シナ海でのフライトレコーダーの回収に、成功したということなのかもしれない。

だって、2個発見さっれちゃったら、まずいでしょ?。

ドラマの終局は近いと見た。

予算の範囲内で事業を完結させるというのは、優秀な官僚の腕の見せ所である。

シナリオを書いたのが、実は米国国防総省だったとしたら、マレーシア当局も被害者なのかもしれない。

やっぱ、米軍のステルス機が、間違えて(故意に?)撃墜しちゃったんじゃね?。

もちろん、UFOという説も捨てがたい。

それほど奇妙な現象なのだ。

(アングル:軍事情報の共有渋る関係国、マレーシア機捜索難航に拍車:追加)
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2014/03/122549.php

大根買い行こ!2014年03月22日 18:06

大根買い行こ!
大根買い行こ!


浮沈子がゲージモード専用で運用しているTUSAのダイコン(画像はスントノのZoop)。

2万円でゲットした、IQ-700。

(IQ-700)
http://www.tusa.net/gear/instruments/iq700.html

これって、地味でね?。

どうせ、減圧ダイビングするときは、CCRで行うわけで、その際はvisionコンピューターに内蔵されたAPDの減圧プログラムを頼りに(頼りにしているだけで、全然守らなくって)、遅い組織にたっぷりと窒素を溜め込んでからエキジットしてしまうプロファイルで潜るのだから、ダイコンは、あくまでバックアップのゲージでいいわけで、プレートに(適当に)書いた複数の減圧スケジュールを実行するために使う。

減圧は、長きが故に尊からず。

適切な水深で、適切な呼吸ガスを用いて、適切な時間減圧するというのが正しい。

浮力のコントロール、中性浮力の維持、時間管理、水面が荒れているときの深度調節と、時間管理の変更、マーカーブイの射出その他は、全て正確な減圧管理を行い、安全な減圧ダイビングを楽しむためのスキルである。

だから、レクリエーショナルダイビングという怪しげなマルチレベルダイビング(適当に深度を変更して、適当にエキジットする)なんて、ガイドが持ってるダイコンに合わせて潜っていればいいような気がするんだが。

しかし、真っ黒な色気のない、「今川焼き」のようなダイコンを持ってダイビングするというのも、いささか味気ない(ずーっと、ゲージモードのまま)。

(今川焼き)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E5%B7%9D%E7%84%BC%E3%81%8D

まあ、どうでもいいんですが。

ダイコンなんてピンキリで、20まんえん以上もする「世界初の時計サイズの CCR ダイブコンピュータ」から、浮沈子の持っている世界最安ダイコンまである。

(SUUNTO DX TITANIUM)
http://www.suunto.com/ja-JP/Dive-Collections/Watch-sized-dive-computers/

浮沈子には、このダイコンがCCR対応という意味が、いまいちよく分からんのだ。

ガスをモニターしないで、どうやって管理しようというのか。

まあいい。

どうせ買わない(買えない)んだから。

で、一番安いスントくださーい!。

(スントZoop)
http://www.flcorp.co.jp/pdf/zoop.pdf

Zoopというのは、動物プランクトンという意味だそうだ。

(Zooplankton)
http://en.wikipedia.org/wiki/Zooplankton

じゃあ、植物プランクトンは?。

(Phytoplankton)
http://en.wikipedia.org/wiki/Phytoplankton

覚えましたねえ。

まあ、ダイコンなんて、中身はみんなシチズンだし、ハッキリ言って、これに頼ったダイビングをすると、一定の確率で必ず減圧症になることが保障されているのだから、控えめな潜水計画を立ててダイコンに頼らないで潜るのが正しい。

潜行速度と浮上速度の管理や、潜水時間、現在の深度の確認、ゲージとの組み合わせによるガスの消費速度の確認などに使用する程度だ。

陸上では、航空機搭乗までの時間管理と、ログ付けの時くらいしか役には立たない。

減圧ダイビングでのペナルティなどは、ハッキリ言って不要だ。

ゲージモードで十分である。

特に重要なのは、控えめな潜水計画ということだな。

ダイビングはそれでなくても肉体にとって過酷だ。

これは、人間の身体の特性によるものであって、鍛えようがない。

本数をこなしたからといって、減圧症になりにくくなるということはない。

マッチョのシールズ隊員が、特に減圧症になりにくいわけでもない。

個人差はあっても、誰もが同じように減圧症になりうるのだ。

10m未満でも、減圧症になる。

先日亡くなられた真野先生によれば、8メートルでの報告もある。

5mからの浮上速度も重要で、浅いからといって馬鹿にしてはいけない。

そういったことを踏まえて、安全側にとった潜水計画を立て、確実に履行できるスキルを磨き続けることが大切である。

15mくらいまでの深度に一瞬行ったら、あとは10mくらいにキープして、5mで10分くらい過ごして、1m1分くらいで上がってくるダイビングを、1日1本だけやって、陸上では過激な運動を避け、のんびり過ごし、特に脱水にならないように水分補給を十分に行い、航空機搭乗が必要な場合は、最後のダイビングから30時間以上空けて乗ることが推奨される。

これでも、減圧症にならない保障は一切ない。

もちろん、クウキなどという毒ガスは水中では吸わない。

この潜水計画なら、40パーセントのナイトロックスでもいい(調合できればね:20mでPO2が1.2)。

通常の器材でも、十分対応できる。

浮沈子的には、暖かく明るい南の海という前提が必要だな。

アフターダイブは木陰のハンモックで、マンゴーシェイクを戴きながら、うつらうつらと過ごすことが大切だ。

器材の洗浄とか、ログ付けとか、そういったことはなるべくならしないで、もちろん、水中カメラなんていう面倒くさいものは持ち込まない。

あれは、ないほうがいいな。

そういう怠惰なダイビングを志す浮沈子には、ズープくらいがちょうどいい。

吠える40度2014年03月22日 23:01

咆える40度
吠える40度


(吠える40度)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%A0%E3%81%88%E3%82%8B40%E5%BA%A6

「このように呼ばれる理由は、吠える40度の海域では西寄りの卓越風が吹いているからである。この風を弱める陸地が少ないため、この風は南半球で特に強い。その中でもインド洋南部では特に強い。」

オーストラリアのパースから南西に2500kmというと、だいたいこの辺だな(画像参照)。

「赤道付近で暖められて上昇した空気は、極地方から赤道付近へとやってきた冷たい空気に押し出されるようにして極地方へと向かう。これがハドレー循環と呼ばれる大気循環である。赤道付近から極地方へと向かう空気は緯度30度付近で下降し、そこからは地表近くを通りながら引き続き、極地方へと向かうが(フェレル循環)、緯度60度付近で極渦の影響を受けて再び上昇する。この緯度30~60度付近における大気の循環と地球の自転が組み合わさることで西から東へ向かう空気の流れ、つまり偏西風が生じている。」

「北半球とは違って南半球の緯度40度帯は、タスマニア島やニュージーランド、南米南部を除けば、大きな面積が開けた大洋となっており、南米南部では非常に速い風「吠える40度」が生まれている。より南極に近い領域ではさらに強い風が吹いており、狂う50度(南緯50度~60度帯)、絶叫する60度(南緯60度以上)と呼ばれる。吠える40度・狂う50度・絶叫する60度の緯度は一定ではなく、南半球が夏期の際には南極へ近づき冬期には赤道に近づく。」

南半球ってのは、吠えたり、狂ったり、絶叫したりと、大変なとこだな。

(中国の衛星、インド洋で浮遊物発見 マレーシア機か)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG22029_S4A320C1CC1000/

中国の衛星が、まーた、ゴミを見つけたらしいが、今度はマレーシアもシナリオどおりのところで見つけてくれたので喜んでいるようだ。

しかし、その場所というのが、上記の「吠える40度」だという。

「中国の衛星がとらえた浮遊物は長さ約22メートル、幅約13メートルで、位置は南緯44度57分、東経90度13分。」

おまけに、嵐が近づいているようだ。

(中国衛星が浮遊物捕捉、画像公開 インド洋南部の海上)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140322/asi14032220340001-n1.htm

「中国からの情報提供を受け、23日も捜索が続く見通しだ。ただ、ヒシャムディン氏は、同海域にサイクロン警報が発令されたとして、悪天候による捜索の難航に懸念を示した。」

ホントは、中国機が嵐の中で遭難してくれた方がいいなんて思ってんじゃね?。

まあ、どうでもいいんですが。

世界で最も過酷な海域で発見されるというオチまでついたMH370便だが、この話の本当の結末は、もう着いているような気がしてならない。

二次災害が起こらなければいいんだが・・・。