パンケーキ2014年03月23日 07:02

パンケーキ
パンケーキ


TUSAのIQ-700が「今川焼き」なら、SUUNTOのZoopは、さしずめパンケーキといったところか。

(大根買い行こ!:画像が不鮮明で申し訳ない)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/22/7251186

買ってきてから、同梱されているCDの中にあるマニュアルと格闘している。

タバタと違って、(日本語のマニュアルは)オンラインでは公開していないので、内容をお示しするわけにはいかないのだが、翻訳調の解説で浮沈子には分かりづらい。

エフエルコーポレーションは、このマニュアルだけで食ってるんだから、がんばって欲しい。

スントは、フィンランドの会社である。

(スント)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B3%E3%83%88

(エフエル・コーポレーション)
http://www.flcorp.co.jp/aboutus.html

「株式会社エフエル・コーポレーションは1988年8月8日より、スント社(フィンランド国)のスクーバダイビング器材などの総輸入元及び、卸業として営業を始めました。」

まあ、こんなところか。

スントのダイコンには、RGBMというアルゴリズム(計算手法)に基づいたマイクロバブルの発生に留意した減圧プログラムが導入されている。

(スント アルゴリズム)
http://www.suunto.com/ja-JP/support/-1/

「DR. Bruce Wienke(ブルース ウィンケ博士)のコメント:
“RGBMは科学的にとても現実的なモデルです。パラメーターは何千ものダイビングのデータに関連付けられており非常に有効なものとなります。私は90年代からSuuntoと共にRGBMの開発に携わってきました。Suunto RGBMからTechnical RGBMへ、そして現在Suunto Fused™RGBMへと開発が進んだのはダイバーをより安全に、そしてニーズに応えるため以外のなにものでもありません。最新のアルゴリズムはあらゆるタイビングをカバーする素晴らしいモデルです。”」

自分が素晴らしいと思って開発しなければ、素晴らしいものは生まれないというのは当たり前だ。

最近は、テクニカルにも手を出して、従来のRGBMとくっつけて売り出しているようだな。

前にも書いたが、リブリーザー対応のモデルもあるらしいが、何をどう対応させているのかが分からない。

ガスの消費や実際のPO2を監視しないで、どうやってCCRダイビングの安全を監視しようをというのか。

まあいい。

エフエルコーポレーションにメールで問い合わせをしても返事はなかった。

この会社は、あくまでも輸入販売が仕事なので、本社に聞くしかないが、そのうち聞いてみよう。

さて、マニュアルと格闘するうちに、このダイコンを着けて潜ると、レクリエーショナルダイビングのガチガチのルールに拘束されてしまうということが分かってくる。

デコ出し厳禁でディープもダメ、過去の窒素の蓄積も監視されて、次のダイビングに上乗せされる。

安全のためには必要な措置だし、それで減圧症にならずに済むのだからいいことなのだが、いささか窮屈だな。

昔のアラジンみたいに、24時間のペナルティを食うということはないようだ(浮沈子は、これに対抗するために、2台持ってますが:意味なし)。

機器の故障の場合は、48時間の水面休息時間を推奨している。

次回のプール講習がデビューとなる。

普通のダイバーみたいに潜るということが、とても新鮮な感じだ。

もちろん、ナイトロックスモードが付いているので、50パーセントまでのナイトロックスが使用できる。

サイドマウントとかはダイコンとは関係ないが、トランスミッターを使う機種については、ダブルタンクの対応を考慮する必要があるだろう。

これからのダイビングは、1本のタンクで行うということがスタンダードではなくなるに違いない(ホントかあ?)。

で、帰ってきてから、MIC21のチラシを見たら、SPROのエクステンダー5(生産終了品)が、3月9日限定で、29800円だったんだと!。

その日はプーケットにいたので、手も足も出ないのだが、ちょっと悔しい。

まさかね!2014年03月23日 13:14

まさかね!


マレーシア機失踪事件を利用して、中国が各国の軍事機密を探ろうとしている。

しかも、断りもなく、他国の領海で活動しているというから呆れる。

(軍事機密探られる…インド、中国の捜索応援拒否)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140323-OYT1T00166.htm?from=tw

「インドが、インド洋の軍事的要衝となるアンダマン・ニコバル諸島周辺での中国の捜索応援を拒否していたことがわかった。」

「国防省幹部は読売新聞の取材に「捜索を口実に軍事機密を探る可能性があるためだ」と語った。」

「国防省関係者によると、中国はフリゲート艦など4隻を捜索の応援で派遣することへの許可をインドに求めたが、インドは「必要ない」と回答した。」

「その後、中国海軍が無断でインド領海での捜索活動をしたことが判明」とある。

ミサイルでもおみまいしてやればいいのに。

マレーシアは、それがいやだから、南シナ海から捜索区域を外すのに躍起だった。

この事件の裏では、中国の海洋進出と周辺各国との軍事的な摩擦がどろどろと渦を巻いている。

今までは、なかなか表面化しなかったが、読売は報道した。

浮沈子は、多くの国民が搭乗していたMH370の捜索に中国が熱心なのは当然だと考えている。

しかし、この機に乗じて、自国の利益を最大限に追求しようというのは、何処の国も当然のこととして行っている。

我が国なんか、誰一人として搭乗していないにも拘らず、航空機を送り込んで捜索を行っている。

先方からの要請ということになっているが、本当のところは分からない。

オーストラリアは、大丈夫なんだろうか。

各国からの航空機を受け入れて、自国の防衛機密を晒してしまうんじゃないんだろうかと、人事ながら心配になる。

インドが取った行動をどう見るかは、立場によって異なるかもしれないが、遭難や失踪の対応として適切なのかという見方もある。

どーせ、レーダーのスイッチ切ってるんだったら、捜索させてもいいんじゃね?。

まあいい。

衛星で発見された浮遊物については、南シナ海に続いて3回目となった。

いずれも、航空機や船舶による確認は行われていない。

南シナ海の画像は、間違いだったとかいう報道もあるが、今回のは本当なんだろうか。

絶海のど真ん中で発見されるという、出来過ぎたストーリーを書いたヤツがいるのか、天網恢恢疎にして漏らさずのとおり、中国軍を追っ払う天の配剤なのか。

軍の思惑とは別にして、多くの乗客の家族はくたびれ切っているのに違いない。

半月が過ぎ、情報もまばらになってきている(当初から、小出しでしたが)。

(中国衛星も「大きな物体」発見、不明機残骸か インド洋南部)
http://www.cnn.co.jp/world/35045541.html

「この海域に貨物船から落ちた積荷などが浮いているのは珍しいことではなく、浮遊物がマレーシア機の残骸だったかどうかの判断も難しいという。
米航空宇宙局(NASA)はこうした報告を受け、米衛星が観測した同海域のデータを調べるとともに、NASAの地球観測衛星EO-1や国際宇宙センター(ISS)のカメラシステムを使って捜索に協力すると表明した。」

ISSのコマンダーは日本人だったはずだ。

何か手がかりになるものが見つかるといいんだが。

今川焼き2014年03月23日 14:21

今川焼き
今川焼き


IQ-700と並べてみると、Zoopはそれほど大きくはない。

実は、厚みも殆ど同じだ。

今川焼きとパンケーキといっても、それほど変わるところはない。

IQ-700については、取り説をダウンロードすることが出来る。

(取扱説明書ダウンロード:マルチレベルダイビングコンピューター(IQ700)取扱説明書[第6版]参照)
http://www.tusa.net/manual/index2.html

読み返してみると、スントのマニュアルよりも読みやすい。

理由はいくつかあるが、画像と説明文との関連が密で、画像中心に説明が行われている感じがする。

この手のインスツルメントは、表示機能が限られているために、画面表示ごとに詳細な説明が必要になる。

書いてありゃいい、ってもんじゃないんだ!。

タバタは、そこんとこをしっかり分かっている。

浮沈子がこのモデルを選んだのは、ゲージモードを持っていたからであって、一番安かったからではない!(まあ、それもあるんですが)。

ナイトロックスにも対応しているし、100mまでの耐圧性能もある。

普通に使うには、十分だな。

浮沈子は、普通には使いませんが・・・。

ゲージモードだけ。

今回、普通のダイビングを続けて行うに際して、予備機として使用することも考え、ゲージモード以外の使い方も見ておこうと、再度取り説をダウンロードした。

今までは、ゲージモードの設定以外のところは、読んでいなかった(ファイルも削除してしまった!)。

よく読むと、まともなダイコンであることが分かる(まあ、そうでしょうな)。

これならZoop買わなくても良かったんじゃね?。

後悔先に立たず・・・。

今川焼きでもパンケーキでもいいが、どちらも日常腕に着けているわけにはいかない大きさと厚さである(ダイビングに行くときには、高所移動の履歴を反映させるために、飛行機では手荷物に入れておきます)。

ダイコンは、一種の生体モデルである。

ダイバーが晒されている環境を反映、記録し、その限界を管理し続ける分身のようなものだ。

もう一人の自分が、この中にいる(どれどれ)。

今川焼きでもパンケーキでも、食ってしまう方がいいんだが、ダイコンは食えない。

食えないどころか、ダイビングの最中は、こいつに命預けているわけだ。

今川焼きの方は、カバーのプラスチックがキズだらけである。

そのうち、カバーだけでも換えてやろうかな。

ダイコンは、年々進化していて、ガリレオ・ソルなどは、心拍数を元に、運動量を計算したり、エアの消費をトランスミッターでモニターして、高度な管理を行っている。

(ガリレオ・ソル)
http://www.scubapro.com/ja-JP/JPN/instruments/computers/products/galileo-sol.aspx

「Galileoはハートレートモニターを導入した最初にして唯一のダイブコンピュータです。心拍と運動量をを統合し、あなたのダイビングへの減圧計算を行っています。」

「Smartトランスミッターを使えばタンク圧と残り潜水可能時間(RBT)が画面表示されます。」

余計なお世話だが、それが有難かったりする。

そのうち、血中酸素飽和度とかも計測して、電波で飛ばして管理するようになるだろう。

センサーの位置は、耳たぶかな。

まあいい。

眼球の動きから、意識の状態を管理することも有効かもしれない。

居眠り運転ならぬ、居眠りダイビングの防止だ(マスクにカメラ仕込むのかあ?)。

何度も書いているように、浮沈子はバディシステムというのは、実際のダイビングでは十分には機能しないと考えている。

それを補うのは、こういったダイバー監視機器であると思う。

低廉なコストで運用できるように、メーカーには更なる努力を期待したいな。

マレーシア機発見!2014年03月23日 19:38

マレーシア機発見!
マレーシア機発見!


(マレーシア機捜索、「貨物パレットとストラップを発見」 豪当局)
http://www.afpbb.com/articles/-/3010834?utm_source=google&utm_medium=news&utm_campaign=recommend-rss

「MH370便についてオーストラリア当局は23日、インド洋(Indian Ocean)上空からの捜索で22日に貨物パレットとベルトまたはストラップとみられる物体が発見されたことを明らかにした。」

「「これまでの捜索で初めて目視された」物体だとしている。」

「23日に捜索を行う軍用機4機と民間機4機は、目撃地点でこれらの物体の再発見に努めるという。」

「木製パレットは海運業界でも使用されていると述べ、目撃されたパレットがマレーシア航空機と関係がない可能性もあるという見方を示した。」

まだ、確認されたわけではなく、不発に終わる可能性も高いが、貴重な情報だ。

今日中には、続報が入るだろう。

パレットとストラップが発見されたということになると、それ以外の浮力がある残骸が発見される可能性もある。

周辺海域の引き続いての捜索と、墜落の原因の決め手となるフライトレコーダーの発見が急務だ。

音波発信の期限は、あと2週間余りになっている。

自衛隊機による捜索が始まるのは明日からだが、何らかの手がかりを得て、この事件の解決に繋げて欲しい。

息が詰まるような、半月が過ぎ、ようやく真相解明への手掛かりが出てきたように思う。

UFOなのか、ステルス機なのか、テロやハイジャックなのか、それとも・・・。

しかし、どうして、この情報が24時間も遅れて報道されているのか。

この辺りの疑惑の解明は、失踪の解明より困難かもしれないな。

(「多数の浮遊物」民間機が視認 マレーシア機関連か:追加)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2300C_T20C14A3000000/

(機体発見の手掛かり?複数の浮遊物確認 豪首相:追加)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000023698.html

(不明機捜索16日目、中国機浮遊物発見:追加)
http://japanese.cri.cn/881/2014/03/23/141s218896.htm

(フランスの衛星も浮遊物体撮影=マレーシア機:追加)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014032300206

500Eの味2014年03月23日 21:03

500Eの味
500Eの味


別に、舐めたわけじゃないが、500Eには独特の味がある。

(Driving impression of my 500E)
http://www015.upp.so-net.ne.jp/FIREandSILK/500E_driving_impression.html

「乗りごこちは不快なほど固くもなく、揺り返しが来るほどブカブカでもなく、しっとりしなやかでノイズも小さい。」

例によって、助手席インプレッションになるが、それだけクルマの挙動に集中していられるので、運転席より敏感になる。

愚弟は、普段RX-7(FD)に乗っているので、足回りにはうるさい。

エンジンパワーと車重のバランスについても辛口だが、500Eについては、文句を言わずにアッシー君を買って出てくれる。

首都高速や下道なので、それほど飛ばすわけではないのだが、人のガソリンだと思って、良く踏む。

まあ、どうでもいいんですが。

そんな時でも、助手席の浮沈子に不快な印象は殆どない。

もちろん、MRの03ボクスターに比べれば、加速時のスクワットはないとはいえないし、ハードブレーキングの際にはしっかりと前が沈む。

しかし、唐突な感じは皆無で、じわっとくるのだ。

この辺は、300Eから乗り換えた浮沈子がいうのだから、間違いない。

燃費こそ6kmいけばいい方だが、8キロは堅かった300Eに乗り換える気はさらさらない。

12年も乗った古女房のような300Eだったが、薄情なもので、500Eに乗り換えてから思い出すことすらない。

トランクが若干狭いとか、5人乗れない(4人乗りです)とかいっても、後席が荷物置き場になっている浮沈子の92年型500Eの場合は、全くデメリットがない。

300Eの時と違って、そんなに距離を乗らなくなったこともあって、燃費のことを気にしたことも(初めはありましたが)、最近は全くない。

このクルマの決定的な欠点があるとすれば、日常運用速度が、オーナーの予想を遥かに超えて、(我が国では)とんでもない速度域に達していることに「気づかない」ことである。

たとえば、150kmくらいで巡航しているときに、慣れてくると100kmくらいにしか感じられなくなるのだ。

もちろん、周りのクルマとの相対的な速度差があるので、「気づかない」ことはないし、そもそもスピードメーターをしっかりと確認していれば、そんなことは有り得ないのだが、ゆったりと、空いた高速を車に任せて走っていると、いつの間にかとんでもない速度になっていることは確かだ。

生まれた国が違うし、その国では250km前後で走ることが当たり前の交通環境なので、これは、もちろんクルマのせいではない。

しかし、同じく250km近く出るであろう03ボクスターにしても、「気づかない」ということはない。

エンジン音の高まりや、風切音の増加で、それなりの速度で走っていることは容易に感得できる。

スポーツカーというのはそういうクルマであり、快適に移動することを目的にしたセダンとは作りが違うのである。

助手席に身を沈めて、クルマの挙動に任せていると、500Eという機械の出来の良さを、改めて感じる。

5リットルV8エンジンの特性や、強化されたボディ剛性、リアの足回りの設計など、全ての造作が必然であり、合理性に満ちていることを、ただ理詰めでなく、乗り味として感じることが出来る。

むろん、現代の技術でこの乗り味を出そうと思えば、出来ないことはないだろうし、より広いシチュエーションに適したアレンジメントを展開することも可能だろう。

22年後に、比べることが出来ないのが残念なのだが。

そう、このクルマが作られたのは、20世紀末、機械の王国が厳として聳え立っていた頃、鉄とガラスと樹脂とゴムとで作られた自動車が、スマホと間違えられるようなことがなかった時代なのである(今だって、間違えっこないんだが・・・)。

まあいい。

先日、助手席試乗したスカイライン(V37ハイブリッド)も、いい車だった。

500Eと比較してはいけないのだろうが、ボディ剛性といい、足回りといい、決して劣ることのない「性能」を発揮している。

エンジンだって、システム出力は360馬力といっていた。

車両重量は、1.8トンから1.9トンと、スカイラインの方が重いくらいである。

堂々たるセダンなのだ。

しかし、乗り味という点では、残念ながら500Eには一歩及ばない。

車両価格(3分の1ですな)を考えれば、むしろ、この値段でこの性能(乗り味含めて)を良く実現できたと感心する。

しかも、500Eが逆立ちしても実現できない環境性能も備えている(燃費なんか、3倍のリッター18.2km!)。

21世紀になって、クルマの価値基準は変わった。

安全で快適で地球に優しいクルマが偉くて、爆音でサス締め上げて臭い排気ガスを撒き散らして走るようなクルマは、肩身が狭くなったのだ。

大きい車と小さい車が衝突したとき、大きい車が勝つような設計は許されない。

クラッシャブルゾーンにゆとりがある大きい車が積極的に壊れることによって、そのゆとりのない小さい車の安全を図る時代になった。

クルマが社会に受け入れられ続けるための、真剣な模索が始まっているのだ。

500Eは、幸か不幸か、それ以前の価値観を持って作られた車である。

重いエンジンを支える頑丈な骨格、高速コーナーでも腰砕けしない足回り。

最善か無かという言葉通りに作られたクルマの、最後の残照・・・(それでも、幾分コストを削ったという話もありますが)。

そんなクルマの乗り味を、午後の残照の中で味わう。

二度と作られることがない、また、その必要もないクルマ。

これは、これでいいのだ。

21世紀の人類は、21世紀のクルマに乗るべきである。

それが正義だと、最近、浮沈子も納得している。

だから、20世紀の人類である浮沈子は、20世紀の価値観を愛でるために、20世紀のクルマに乗るのだ。