セリ、ナズナ・・・ ― 2016年01月07日 17:12
セリ、ナズナ・・・
(七草がゆ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E8%8D%89%E3%81%8C%E3%82%86
「人日の節句(1月7日)の朝に食べられている日本の行事食(料理)である。」
「セリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」
「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」
「唐土の鳥」って、何なんだあ?。
(唐土の鳥)
http://www.toroia.info/dict/index.php?%E6%97%A5%E6%9C%AC%2F%E5%94%90%E5%9C%9F%E3%81%AE%E9%B3%A5
「正月七日に中国からやってくるとされた怪鳥」
「中国・梁代の『荊楚歳時記』(6世紀)に、同日(正月七日)夜に鬼鳥(鬼車鳥)という怪鳥が飛んでくるのを、床を打つなどして追い払う習俗が記述されており、この鬼鳥が(ほとんど形骸化したかたちで)日本に伝わったものではないかと考えられている。」
(鎌倉の寺で無病息災願う七草がゆ)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160107/k10010363971000.html
「大船観音寺では、毎年1月7日に七草がゆをふるまっていて、7日ははじめに春の七草を仏前に供えて経を読み上げことし1年の無病息災を祈願しました。」
何でも柔軟に取り入れる我が国ならではの歳時である。
たぶん、仏教とは、何の関係もないんだろう。
(人日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%97%A5
「古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた。そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていた。」
「また、この日は新年になって初めて爪を切る日ともされ、七種を浸した水に爪をつけて、柔かくしてから切ると、その年は風邪をひかないと言われている。」
ほう、初めて聞いたな。
爪は、とっくに切ったけどな(サイドマウントでは、爪の手入れも重要です)。
浮沈子は、特に七草粥を食べた記憶はない。
正月明けは、1月4日という生活が長く、歳時を祝ったこともない。
この習慣に関しては、春の七草を覚えるくらいが関の山だった。
・セリ
・ナズナ:ペンペングサ
・ゴギョウ:ハハコグサ
・ハコベラ:ハコベ
・ホトケノザ
・スズナ:カブ
・スズシロ:ダイコン
春の七草に対して、秋の七草というのもある。
(七草:秋の七草)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E8%8D%89#.E7.A7.8B.E3.81.AE.E4.B8.83.E8.8D.89
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」
「「朝貌の花」が何を指すかについては、朝顔、木槿(むくげ)、桔梗、昼顔など諸説あるが、桔梗とする説が最も有力である。」
・ハギ
・ススキ:オバナ
・クズ
・ナデシコ
・オミナエシ
・フジバカマ
・キキョウ:アサガオ?
「春の七種と違い、秋の七草に直接何かをする行事は特にない。」
「覚え方:
“ハスキーなクフ王”」
まあ、どうでもいいんですが。
季節の移ろいの中で、草花を愛で、食し、楽しむ。
四季を有する豊かな国土に恵まれた我が国は、それに相応しい文化を持つにいたった。
レストランのランチメニューばっか食ってる浮沈子は、少し反省せねばならんな。
(七草がゆ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E8%8D%89%E3%81%8C%E3%82%86
「人日の節句(1月7日)の朝に食べられている日本の行事食(料理)である。」
「セリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」
「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」
「唐土の鳥」って、何なんだあ?。
(唐土の鳥)
http://www.toroia.info/dict/index.php?%E6%97%A5%E6%9C%AC%2F%E5%94%90%E5%9C%9F%E3%81%AE%E9%B3%A5
「正月七日に中国からやってくるとされた怪鳥」
「中国・梁代の『荊楚歳時記』(6世紀)に、同日(正月七日)夜に鬼鳥(鬼車鳥)という怪鳥が飛んでくるのを、床を打つなどして追い払う習俗が記述されており、この鬼鳥が(ほとんど形骸化したかたちで)日本に伝わったものではないかと考えられている。」
(鎌倉の寺で無病息災願う七草がゆ)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160107/k10010363971000.html
「大船観音寺では、毎年1月7日に七草がゆをふるまっていて、7日ははじめに春の七草を仏前に供えて経を読み上げことし1年の無病息災を祈願しました。」
何でも柔軟に取り入れる我が国ならではの歳時である。
たぶん、仏教とは、何の関係もないんだろう。
(人日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%97%A5
「古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていた。そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていた。」
「また、この日は新年になって初めて爪を切る日ともされ、七種を浸した水に爪をつけて、柔かくしてから切ると、その年は風邪をひかないと言われている。」
ほう、初めて聞いたな。
爪は、とっくに切ったけどな(サイドマウントでは、爪の手入れも重要です)。
浮沈子は、特に七草粥を食べた記憶はない。
正月明けは、1月4日という生活が長く、歳時を祝ったこともない。
この習慣に関しては、春の七草を覚えるくらいが関の山だった。
・セリ
・ナズナ:ペンペングサ
・ゴギョウ:ハハコグサ
・ハコベラ:ハコベ
・ホトケノザ
・スズナ:カブ
・スズシロ:ダイコン
春の七草に対して、秋の七草というのもある。
(七草:秋の七草)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E8%8D%89#.E7.A7.8B.E3.81.AE.E4.B8.83.E8.8D.89
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」
「「朝貌の花」が何を指すかについては、朝顔、木槿(むくげ)、桔梗、昼顔など諸説あるが、桔梗とする説が最も有力である。」
・ハギ
・ススキ:オバナ
・クズ
・ナデシコ
・オミナエシ
・フジバカマ
・キキョウ:アサガオ?
「春の七種と違い、秋の七草に直接何かをする行事は特にない。」
「覚え方:
“ハスキーなクフ王”」
まあ、どうでもいいんですが。
季節の移ろいの中で、草花を愛で、食し、楽しむ。
四季を有する豊かな国土に恵まれた我が国は、それに相応しい文化を持つにいたった。
レストランのランチメニューばっか食ってる浮沈子は、少し反省せねばならんな。
バランス ― 2016年01月07日 22:17
バランス
CCRのソレノイドバルブを正常に作動させるためには、バランス式のファーストステージでなければならない(もちろん、酸素側)。
なぜなら、ソレノイドバルブは、作動圧力の範囲が決まっていて、中圧値にビンカンなのだ。
今では、殆どのファーストステージはバランス式になっているようだから、中圧値を調整して、作動範囲になるようにしなければならない。
インスピの場合、通常よりも少し低い値になっているようだ(詳しくは知りません)。
バランス式とか、知ったかぶりしているが、何と何とがバランスしているんだか、浮沈子は詳しく知らなかった(器材、苦手なんで・・・)。
少し、真面目に勉強してみようかと、この有り難いページを見つけて熟読する。
( レギュレーターの基本構造と作動原理 Ⅰ)
http://www.piston-diaphragm.com/doyknow/principle1st.html
ハンドルネームが、ピストンアンドダイヤフラムというのがいいな。
まんまや!!。
文章と図が、浮沈子の環境では、ずれてしまって、ビミョーに分かり辛いが、色分けとか枠で囲ったりして、なるべく分かるように書かれている。
バランスしているのは、中圧室と、周囲圧室の値であると分かった。
ここに、高圧室側の差圧が掛かると、中圧室の値にノイズが混じることになって、タンクの残圧が影響してしまう。
バランス式というのは、この影響を排除する構造を採用し、タンクの残圧に関わらず、中圧値を一定に保つ方式のことと分かった。
まあ、そうでなければ、敏感に作動させる必要があるソレノイドバルブを、正常に動かすことは出来ないだろう。
なーる(ほど)!。
で、浮沈子的に疑問だったのは、周囲圧と中圧の関係だ。
深度が増えていくと、周囲圧も増すので、中圧値は増えちゃうんじゃなかろうか。
正解。
しかし、ソレノイドバルブは、呼吸回路内で作動する。
だから、正確には、周囲圧との差が、一定値に収まっていればいいということになる。
ここが、分かっていなかったわけだ。
解説の6には、こうある。
「水中における中圧室内の圧力(一次減圧値)は周囲圧の増加に伴い 陸上よりも高い値になりますが、この時の周囲圧と比較すると その値は一定に保たれています。」
「周囲圧:中圧室内圧:差圧
・陸上(水深0m)1気圧:10気圧(仮定):9気圧
・(水深10m)2気圧:11気圧:9気圧
・(水深20m)3気圧:12気圧:9気圧
・(水深30m)4気圧:13気圧:9気圧
(備考) 周囲圧=絶対圧」
ここでは、設定圧がゲージ圧で10気圧ということになる。
これが、大気圧で放出される時には、差圧の9気圧がソレノイドバルブを作動させる圧力となり、水中でもその差圧は不変だ。
そりゃそうだろう。
でなければ、オープンサーキットだって、深いところでは呼吸が苦しくなる(ウウッ!)。
バランス式と、アンバランス式で、細部の構造の違いが、タンクの圧力差に影響されないようにする仕組みについては、残念ながら浮沈子にはピンとこない。
ダイヤフラム式では、気密室を作ったりしているし、ピストン式では、バルブシートの当たり方を変えているようだ。
(アンバランスダイアフラム式ファーストステージ:ページ中央辺りに、ピストン式の図があります)
http://www.piston-diaphragm.com/somosan-seppa/unbalance1st_diaphragm.html
いずれにしても、バランス式は、タンクの残圧に影響されない方式であるということが確認できたわけだな。
それで充分である。
セカンドステージについても詳細な解説があるが、浮沈子には難解で、何回読んでも分からん(なんちゃって!)。
まあいい。
もう一つ、誤解を招きかねない話がある。
大深度下では、ソレノイドバルブが開く時間が長くなるという話だ(うわさ?)。
人間の呼吸によって消費される酸素量(酸素分子の数)は、原則として深度に依存しない。
だから、吐出される酸素の分子数は、同一だ。
ソレノイドバルブの実際の作動圧は、先ほどの例では差圧の9気圧になる(インスピでは、これより低いですが)。
この作動圧で吐出される分子数は、吐出速度が一定になっているので、作動時間は変わらないはずである。
インスピ(ビジョン)の吐出量の制御は、かなり正確に行われている(PO2がセットポイントから0.1バール下回ると、とりあえず3秒間作動し、PO2を再計測後に、セットポイントに達するのに必要な吐出量を計算して、その秒数だけ再作動するという、凝った仕様だ:マニュアルより)。
一定の酸素を与えて、どのくらい使うかを見定めてから吐出している。
浮沈子よりも、賢いことは確かだな・・・。
ポセイドンの吐出量制御がどうなっているかは知らないが、まあ、あんま変わらないんだろう(後発機種だから、改良されているかも知れない)。
高圧下では、血液中に溶解する酸素量が増える(ヘンリーの法則:消費量は変わらなくても)など、生理的要素も単純ではないので、実際のところがどうかは分からないが、物理的な理屈の上では、ソレノイドバルブは、深度に関わりなく、作動するはずだ。
実際には、むしろ浅いところでPO2の設定が高い時に、作動時間が長くなるような気がするんだがな(もちろん、浮上の際は、酸素分圧が下がるのでPO2を維持するための作動は当然増える)。
深度のコントロールがうまくいっていないわけで、これは、また、別の話だ。
まあ、どうでもいいんですが。
とりあえず、ソレノイドバルブを作動させる圧力を一定に保つために、バランス式のファーストステージが必要なことは分かった。
気相と液相が動的隔壁で隣り合い、それぞれが変化しながら、バネの圧力で一定の効果を得るというのは、シトロエンのハイドロのようだ。
(ハイドロニューマチック・サスペンション)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
「エアスプリングと油圧シリンダーおよび油圧ポンプを組み合わせた自動車用サスペンション機構の一種で、エアサスペンションの一種である。」
「サスペンションを構成する機構の一部であり、一般的な金属スプリングのサスペンションのスプリングとショックアブソーバーの部分に相当し、双方の機能を併せ持っている。」
「油圧シリンダーに掛ける油圧を加減することにより、荷重の変化にかかわらず、車高を一定に保つことができ、車高の調整も可能であるが、そのためのポンプが必須である。」
500Eの後輪にも、車高調として使用されている(アキュムレータとかいうやつ)。
ダイビングと500Eを、無理やり繋げた感じだな。
というわけで、今日のお勉強はここまで(セカンドステージも、知っとかなくっちゃいけないんだが、もちっと後でもいいや・・・)。
CCRのソレノイドバルブを正常に作動させるためには、バランス式のファーストステージでなければならない(もちろん、酸素側)。
なぜなら、ソレノイドバルブは、作動圧力の範囲が決まっていて、中圧値にビンカンなのだ。
今では、殆どのファーストステージはバランス式になっているようだから、中圧値を調整して、作動範囲になるようにしなければならない。
インスピの場合、通常よりも少し低い値になっているようだ(詳しくは知りません)。
バランス式とか、知ったかぶりしているが、何と何とがバランスしているんだか、浮沈子は詳しく知らなかった(器材、苦手なんで・・・)。
少し、真面目に勉強してみようかと、この有り難いページを見つけて熟読する。
( レギュレーターの基本構造と作動原理 Ⅰ)
http://www.piston-diaphragm.com/doyknow/principle1st.html
ハンドルネームが、ピストンアンドダイヤフラムというのがいいな。
まんまや!!。
文章と図が、浮沈子の環境では、ずれてしまって、ビミョーに分かり辛いが、色分けとか枠で囲ったりして、なるべく分かるように書かれている。
バランスしているのは、中圧室と、周囲圧室の値であると分かった。
ここに、高圧室側の差圧が掛かると、中圧室の値にノイズが混じることになって、タンクの残圧が影響してしまう。
バランス式というのは、この影響を排除する構造を採用し、タンクの残圧に関わらず、中圧値を一定に保つ方式のことと分かった。
まあ、そうでなければ、敏感に作動させる必要があるソレノイドバルブを、正常に動かすことは出来ないだろう。
なーる(ほど)!。
で、浮沈子的に疑問だったのは、周囲圧と中圧の関係だ。
深度が増えていくと、周囲圧も増すので、中圧値は増えちゃうんじゃなかろうか。
正解。
しかし、ソレノイドバルブは、呼吸回路内で作動する。
だから、正確には、周囲圧との差が、一定値に収まっていればいいということになる。
ここが、分かっていなかったわけだ。
解説の6には、こうある。
「水中における中圧室内の圧力(一次減圧値)は周囲圧の増加に伴い 陸上よりも高い値になりますが、この時の周囲圧と比較すると その値は一定に保たれています。」
「周囲圧:中圧室内圧:差圧
・陸上(水深0m)1気圧:10気圧(仮定):9気圧
・(水深10m)2気圧:11気圧:9気圧
・(水深20m)3気圧:12気圧:9気圧
・(水深30m)4気圧:13気圧:9気圧
(備考) 周囲圧=絶対圧」
ここでは、設定圧がゲージ圧で10気圧ということになる。
これが、大気圧で放出される時には、差圧の9気圧がソレノイドバルブを作動させる圧力となり、水中でもその差圧は不変だ。
そりゃそうだろう。
でなければ、オープンサーキットだって、深いところでは呼吸が苦しくなる(ウウッ!)。
バランス式と、アンバランス式で、細部の構造の違いが、タンクの圧力差に影響されないようにする仕組みについては、残念ながら浮沈子にはピンとこない。
ダイヤフラム式では、気密室を作ったりしているし、ピストン式では、バルブシートの当たり方を変えているようだ。
(アンバランスダイアフラム式ファーストステージ:ページ中央辺りに、ピストン式の図があります)
http://www.piston-diaphragm.com/somosan-seppa/unbalance1st_diaphragm.html
いずれにしても、バランス式は、タンクの残圧に影響されない方式であるということが確認できたわけだな。
それで充分である。
セカンドステージについても詳細な解説があるが、浮沈子には難解で、何回読んでも分からん(なんちゃって!)。
まあいい。
もう一つ、誤解を招きかねない話がある。
大深度下では、ソレノイドバルブが開く時間が長くなるという話だ(うわさ?)。
人間の呼吸によって消費される酸素量(酸素分子の数)は、原則として深度に依存しない。
だから、吐出される酸素の分子数は、同一だ。
ソレノイドバルブの実際の作動圧は、先ほどの例では差圧の9気圧になる(インスピでは、これより低いですが)。
この作動圧で吐出される分子数は、吐出速度が一定になっているので、作動時間は変わらないはずである。
インスピ(ビジョン)の吐出量の制御は、かなり正確に行われている(PO2がセットポイントから0.1バール下回ると、とりあえず3秒間作動し、PO2を再計測後に、セットポイントに達するのに必要な吐出量を計算して、その秒数だけ再作動するという、凝った仕様だ:マニュアルより)。
一定の酸素を与えて、どのくらい使うかを見定めてから吐出している。
浮沈子よりも、賢いことは確かだな・・・。
ポセイドンの吐出量制御がどうなっているかは知らないが、まあ、あんま変わらないんだろう(後発機種だから、改良されているかも知れない)。
高圧下では、血液中に溶解する酸素量が増える(ヘンリーの法則:消費量は変わらなくても)など、生理的要素も単純ではないので、実際のところがどうかは分からないが、物理的な理屈の上では、ソレノイドバルブは、深度に関わりなく、作動するはずだ。
実際には、むしろ浅いところでPO2の設定が高い時に、作動時間が長くなるような気がするんだがな(もちろん、浮上の際は、酸素分圧が下がるのでPO2を維持するための作動は当然増える)。
深度のコントロールがうまくいっていないわけで、これは、また、別の話だ。
まあ、どうでもいいんですが。
とりあえず、ソレノイドバルブを作動させる圧力を一定に保つために、バランス式のファーストステージが必要なことは分かった。
気相と液相が動的隔壁で隣り合い、それぞれが変化しながら、バネの圧力で一定の効果を得るというのは、シトロエンのハイドロのようだ。
(ハイドロニューマチック・サスペンション)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
「エアスプリングと油圧シリンダーおよび油圧ポンプを組み合わせた自動車用サスペンション機構の一種で、エアサスペンションの一種である。」
「サスペンションを構成する機構の一部であり、一般的な金属スプリングのサスペンションのスプリングとショックアブソーバーの部分に相当し、双方の機能を併せ持っている。」
「油圧シリンダーに掛ける油圧を加減することにより、荷重の変化にかかわらず、車高を一定に保つことができ、車高の調整も可能であるが、そのためのポンプが必須である。」
500Eの後輪にも、車高調として使用されている(アキュムレータとかいうやつ)。
ダイビングと500Eを、無理やり繋げた感じだな。
というわけで、今日のお勉強はここまで(セカンドステージも、知っとかなくっちゃいけないんだが、もちっと後でもいいや・・・)。
憲法改正 ― 2016年01月08日 00:01
憲法改正
今年、憲法改正が発議される可能性が高くなってきた。
衆参同時選挙が行われ、改憲勢力が3分の2を超える見通しもある。
(憲法改正 野党内での立場の違い 鮮明に)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160106/k10010361971000.html
「民主党や共産党などは、与党が衆議院に続いて参議院でも憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を確保すれば、早期改正につながりかねないとして、参議院選挙に向けて、安倍政権の下での憲法改正を阻止する姿勢を明確に打ち出していく考え」
「おおさか維新の会は、代表を務める大阪府の松井知事が「憲法改正発議の勢力で3分の2の議席の獲得を目指す」」
与党内でも意見は割れている。
(「いきなり憲法改正は傲慢」 公明・山口代表)
http://www.asahi.com/articles/ASJ16741XJ16UTFK016.html
「自民党は憲法改正そのものが目標になっているが、本当に改正するためには、やはり国会で大多数の合意が作られないといけない。」
「(参院選でも)いきなり(改憲勢力で)3分の2を取って、憲法改正をしようというのは傲慢(ごうまん)だ。」
憲法を改正するかどうかについては、別にどうでもいい。
問題は、どこをどう変えようとしているのかであって、変えるか変えないかは、それを見なければ判断はできない。
そう、決めるのは、議員のセンセーではなく、国民なのである。
(国民投票制度の概要を紹介します。)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/kokumin_touhyou/kokkai.html
発議自体も、内容において関連する事項ごとに区分して発議されるとある。
内容ありきなのであって、改正ありきではない。
70年間も一字一句変わらない憲法なんて、珍しいのではないか。
(憲法改正)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3
「各国の憲法改正:
・日本:1回(大日本帝国憲法→日本国憲法:それぞれにおいては、改正なし)
・アメリカ合衆国:18回
・ドイツ:51回
・イタリア:14回
・メキシコ:408回
・スイス:140回以上
・デンマーク:回数不明(最終改正は1953年)
・韓国:9回」
まあ、形式的には、我が国も憲法改正を行ってることになる。
(日本国憲法改正案一覧)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%A1%88%E4%B8%80%E8%A6%A7
政治家たちが、どういう改正を目論んでいるかが、端的にわかる。
「・96条先行改正(国民投票の変更)
・9条改正
・一院制移行
・天皇制(浮沈子の注目する内容:オマケ)」
(憲法改正論議)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3%E8%AB%96%E8%AD%B0
「・憲法規範の性格と人権制約の原理
・・憲法規範の性格
・・公益及び公の秩序
・・国民の義務規定
・天皇の地位(こっちには出てるじゃん!?)
・日本国憲法第9条、自衛隊
・・徴兵制の導入
・新しい人権
・首相公選制
・両院制
・軍事裁判所
・国家緊急権
・憲法裁判所
・公金による私学助成」
なんか、玉石混合のような論点だが、現行憲法が現実とのすり合わせを必要としていることが浮き彫りになるな。
改憲手続きが規定されている以上、これに則って改正が行われるというのは、別に忌むべきことではない。
宗教の教義じゃないんだし、人間が人間を統べるために作ったものなのだから、それを変えて悪いということ自体がおかしい。
大切なことは、憲法は政治家や役人のためにあるのではなく、国民のためにあるということだ。
それを守るのも、変えるのも、本来の統治者である国民が決める。
そこを見誤らない限り、浮沈子は、変えるべき点があれば、どんどん変えていいと考えている。
(2016年参院選情勢――野党共闘にかかわらず与党過半数がすでに濃厚。閣外改憲勢力と合わせて3分の2までの到達の可能性も。改憲か護憲か、接戦区と比例で最後の1議席の勝負に:野党共闘がなければ国会は改憲勢力で埋まる:参照)
http://harunosippo.blog.fc2.com/blog-entry-61.html
「試算では自公が146だけど、閣外改憲勢力をあわせれば優勢なのが168議席あるからこれを超えてしまう。」
参院で、改憲勢力が3分の2を超えるのは、まず間違いない。
(2016年衆院選(解散想定)・野党共闘の議席試算――5党の協力で過半数をめぐる争いに:共闘が実現しない場合は:参照)
http://harunosippo.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
「共闘がないと参院選のほうも圧倒的多数となるかもしれなくて、そうなった場合には自公だけで憲法改正の発議をすることが可能になってしまいます。」
情勢分析には早いが、流れは改憲に動いている。
先の国民投票法の解説にはこうある。
「国民投票は、憲法改正の発議をした日から起算して60日以後180日以内において、国会の議決した期日に行われます。」
早ければ、年内にも憲法改正に関する国民投票が行われる。
最後の審判は、国民が下す。
しかし、憲法改正を発議する国会議員を選んだ、当の国民の判断になるということを、忘れてはいけない。
年内にも、憲法改正が行われる可能性だって、十分ある。
いや、浮沈子は、その可能性の方が高いとみている。
遠い将来の話ではない。
この国の形、この国の未来を、どうしていくのか。
我々、一人ひとりの選択が問われる。
今年は、そういう年だということだ。
今年、憲法改正が発議される可能性が高くなってきた。
衆参同時選挙が行われ、改憲勢力が3分の2を超える見通しもある。
(憲法改正 野党内での立場の違い 鮮明に)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160106/k10010361971000.html
「民主党や共産党などは、与党が衆議院に続いて参議院でも憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を確保すれば、早期改正につながりかねないとして、参議院選挙に向けて、安倍政権の下での憲法改正を阻止する姿勢を明確に打ち出していく考え」
「おおさか維新の会は、代表を務める大阪府の松井知事が「憲法改正発議の勢力で3分の2の議席の獲得を目指す」」
与党内でも意見は割れている。
(「いきなり憲法改正は傲慢」 公明・山口代表)
http://www.asahi.com/articles/ASJ16741XJ16UTFK016.html
「自民党は憲法改正そのものが目標になっているが、本当に改正するためには、やはり国会で大多数の合意が作られないといけない。」
「(参院選でも)いきなり(改憲勢力で)3分の2を取って、憲法改正をしようというのは傲慢(ごうまん)だ。」
憲法を改正するかどうかについては、別にどうでもいい。
問題は、どこをどう変えようとしているのかであって、変えるか変えないかは、それを見なければ判断はできない。
そう、決めるのは、議員のセンセーではなく、国民なのである。
(国民投票制度の概要を紹介します。)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/kokumin_touhyou/kokkai.html
発議自体も、内容において関連する事項ごとに区分して発議されるとある。
内容ありきなのであって、改正ありきではない。
70年間も一字一句変わらない憲法なんて、珍しいのではないか。
(憲法改正)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3
「各国の憲法改正:
・日本:1回(大日本帝国憲法→日本国憲法:それぞれにおいては、改正なし)
・アメリカ合衆国:18回
・ドイツ:51回
・イタリア:14回
・メキシコ:408回
・スイス:140回以上
・デンマーク:回数不明(最終改正は1953年)
・韓国:9回」
まあ、形式的には、我が国も憲法改正を行ってることになる。
(日本国憲法改正案一覧)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%A1%88%E4%B8%80%E8%A6%A7
政治家たちが、どういう改正を目論んでいるかが、端的にわかる。
「・96条先行改正(国民投票の変更)
・9条改正
・一院制移行
・天皇制(浮沈子の注目する内容:オマケ)」
(憲法改正論議)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%86%B2%E6%B3%95%E6%94%B9%E6%AD%A3%E8%AB%96%E8%AD%B0
「・憲法規範の性格と人権制約の原理
・・憲法規範の性格
・・公益及び公の秩序
・・国民の義務規定
・天皇の地位(こっちには出てるじゃん!?)
・日本国憲法第9条、自衛隊
・・徴兵制の導入
・新しい人権
・首相公選制
・両院制
・軍事裁判所
・国家緊急権
・憲法裁判所
・公金による私学助成」
なんか、玉石混合のような論点だが、現行憲法が現実とのすり合わせを必要としていることが浮き彫りになるな。
改憲手続きが規定されている以上、これに則って改正が行われるというのは、別に忌むべきことではない。
宗教の教義じゃないんだし、人間が人間を統べるために作ったものなのだから、それを変えて悪いということ自体がおかしい。
大切なことは、憲法は政治家や役人のためにあるのではなく、国民のためにあるということだ。
それを守るのも、変えるのも、本来の統治者である国民が決める。
そこを見誤らない限り、浮沈子は、変えるべき点があれば、どんどん変えていいと考えている。
(2016年参院選情勢――野党共闘にかかわらず与党過半数がすでに濃厚。閣外改憲勢力と合わせて3分の2までの到達の可能性も。改憲か護憲か、接戦区と比例で最後の1議席の勝負に:野党共闘がなければ国会は改憲勢力で埋まる:参照)
http://harunosippo.blog.fc2.com/blog-entry-61.html
「試算では自公が146だけど、閣外改憲勢力をあわせれば優勢なのが168議席あるからこれを超えてしまう。」
参院で、改憲勢力が3分の2を超えるのは、まず間違いない。
(2016年衆院選(解散想定)・野党共闘の議席試算――5党の協力で過半数をめぐる争いに:共闘が実現しない場合は:参照)
http://harunosippo.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
「共闘がないと参院選のほうも圧倒的多数となるかもしれなくて、そうなった場合には自公だけで憲法改正の発議をすることが可能になってしまいます。」
情勢分析には早いが、流れは改憲に動いている。
先の国民投票法の解説にはこうある。
「国民投票は、憲法改正の発議をした日から起算して60日以後180日以内において、国会の議決した期日に行われます。」
早ければ、年内にも憲法改正に関する国民投票が行われる。
最後の審判は、国民が下す。
しかし、憲法改正を発議する国会議員を選んだ、当の国民の判断になるということを、忘れてはいけない。
年内にも、憲法改正が行われる可能性だって、十分ある。
いや、浮沈子は、その可能性の方が高いとみている。
遠い将来の話ではない。
この国の形、この国の未来を、どうしていくのか。
我々、一人ひとりの選択が問われる。
今年は、そういう年だということだ。
NDL ― 2016年01月08日 09:37
NDL
CCRネタを書いていると、自分の陥穽に落ち込んでしまって、どこを切っても金太郎飴になりがちな今日この頃(ずーっとそうだったんじゃね?)。
まあ、CCRはコンスタントPO2なので、それでいいということに・・・。
が、しかし、バット、たまには違う観点からの記事を読みたいと、探していたらこんな記事が・・・。
(無理なくノーストップダイビングの潜水可能な時間を延ばすには)
http://www.3da.us/archives/26570
グアムでお世話になっている、3DAの上田さんが書いている。
セットポイント1.2だからといって、ポセイドンを舐めてかかってはいけない。
EAN36と比較しても、その威力は絶大である。
記事では、EAD(イクイバレント・エア・デプス)を計算して、その凄さを説明している。
「・空気:15m
・EAN36:10.3m
・CCR:6.5m」
「CCRに至っては、空気を吸っているオープンサーキットのダイバーが安全停止に入る深度とほぼ同じ深度でダイビングをしているような計算となるわけです。」
計算式は、省略した(算数、苦手なんで)。
でも、やっぱ、やってみよう!。
「呼吸するガスの窒素を減らすことによって、実際にどのようなことが起きているかというとEAD(空気換算深度)というものを比較すると顕著に表れます。」
「EADの計算式: EAD = (深度 + 10) × 窒素分率 / 0.79 − 10」
EAN32で15mだと、どうなるか。
(15+10)×(1-0.32)÷0.79-10=11.51898734177215
約11.5mとなる(計算、合ってます?)。
窒素分率というのは、酸素分率を1から引いて求めている。
初めに10を足したり、最後に引いたりしているのは、大気圧を考慮しているため。
大気圧を含めた絶対圧で、窒素の低減率(窒素分率 / 0.79)を反映させる必要があるからだ。
で、やっぱ、PO2一定のCCRは、浅いところで、より一層効果が表れることになる。
オープンサーキットのナイトロックスでは、最大運用深度(MOD:Maximum Operating Depth)付近ではCCRと変わらないか、むしろ有利(PO2を1.4で運用した場合)だが、浅くなれば、タンクの中身は同じなので、PO2は下がってしまう。
CCRでは、ここで酸素をシコシコ足して、濃いナイトロックスを作ってくれるわけだな。
まあ、15mより浅くなると、ポセイドンの場合は、徐々にPO2のセットポイントを下げて、最終的に0.5とか(事前の設定で変更可能)にするので、浅けりゃいいってもんでもない。
しかし、それだって、水面でも50パーセントのナイトロックス吸ってるわけだから、効果は絶大だ。
「このリブリーザーの写真の表示を見ると、30mへの潜降後、15.5mで潜水時間が60分に達していますが、ノーストップリミットが199分となりほぼ無制限と言っていい時間をその深度で滞在することを許可しています。」
ポセイドンのNDL表示は、199(分)が最大で、これ以上の時間を表示できない。
二酸化炭素除去剤の限界である3時間ものあいだ、ずーっと潜っていることができる(腹減るけどな)。
まあいい。
エンリッチド・エア・ナイトロックスの水中製造機であるCCRは、レクリエーショナルレベルのダイビング(40m以浅)でこそ、その真価を発揮すると、浮沈子は評価している。
もちろん、深度が増えたら増えたで、ガス持ちがいいというメリットが(強烈に)出てくるんだがな。
おっと、いけない!。
いつものパターンに落ちるところだった。
PADIのリブリーザーコースでは、エンリッチドエアー・ナイトロックス認定が、前条件(受講の前に、整えておかなければならない条件)の一つとなっている。
(リブリーザーダイバーコース)
http://www.poseidon-j.com/#!training/czxn
「PADIでは、オープン・ウォーター・ダイバー認定+25ダイブ経験+エンリッチドエアー・ナイトロックス認定があればリブリーザーコースに入ることができます。」
その知識をベースにして、CCRの知識とスキルを身に着けていくわけだ。
「その先のCCRへ進むと一気にその潜水可能な時間が延び、オープンサーキットでのダイビングとは全く違うグアムの海を楽しめるようになります。」
途中で断念したタモン湾縦断(前回は3分の2で、3時間16分)も、夢ではないな。
いつか、きっとリベンジするぞ!。
CCRネタを書いていると、自分の陥穽に落ち込んでしまって、どこを切っても金太郎飴になりがちな今日この頃(ずーっとそうだったんじゃね?)。
まあ、CCRはコンスタントPO2なので、それでいいということに・・・。
が、しかし、バット、たまには違う観点からの記事を読みたいと、探していたらこんな記事が・・・。
(無理なくノーストップダイビングの潜水可能な時間を延ばすには)
http://www.3da.us/archives/26570
グアムでお世話になっている、3DAの上田さんが書いている。
セットポイント1.2だからといって、ポセイドンを舐めてかかってはいけない。
EAN36と比較しても、その威力は絶大である。
記事では、EAD(イクイバレント・エア・デプス)を計算して、その凄さを説明している。
「・空気:15m
・EAN36:10.3m
・CCR:6.5m」
「CCRに至っては、空気を吸っているオープンサーキットのダイバーが安全停止に入る深度とほぼ同じ深度でダイビングをしているような計算となるわけです。」
計算式は、省略した(算数、苦手なんで)。
でも、やっぱ、やってみよう!。
「呼吸するガスの窒素を減らすことによって、実際にどのようなことが起きているかというとEAD(空気換算深度)というものを比較すると顕著に表れます。」
「EADの計算式: EAD = (深度 + 10) × 窒素分率 / 0.79 − 10」
EAN32で15mだと、どうなるか。
(15+10)×(1-0.32)÷0.79-10=11.51898734177215
約11.5mとなる(計算、合ってます?)。
窒素分率というのは、酸素分率を1から引いて求めている。
初めに10を足したり、最後に引いたりしているのは、大気圧を考慮しているため。
大気圧を含めた絶対圧で、窒素の低減率(窒素分率 / 0.79)を反映させる必要があるからだ。
で、やっぱ、PO2一定のCCRは、浅いところで、より一層効果が表れることになる。
オープンサーキットのナイトロックスでは、最大運用深度(MOD:Maximum Operating Depth)付近ではCCRと変わらないか、むしろ有利(PO2を1.4で運用した場合)だが、浅くなれば、タンクの中身は同じなので、PO2は下がってしまう。
CCRでは、ここで酸素をシコシコ足して、濃いナイトロックスを作ってくれるわけだな。
まあ、15mより浅くなると、ポセイドンの場合は、徐々にPO2のセットポイントを下げて、最終的に0.5とか(事前の設定で変更可能)にするので、浅けりゃいいってもんでもない。
しかし、それだって、水面でも50パーセントのナイトロックス吸ってるわけだから、効果は絶大だ。
「このリブリーザーの写真の表示を見ると、30mへの潜降後、15.5mで潜水時間が60分に達していますが、ノーストップリミットが199分となりほぼ無制限と言っていい時間をその深度で滞在することを許可しています。」
ポセイドンのNDL表示は、199(分)が最大で、これ以上の時間を表示できない。
二酸化炭素除去剤の限界である3時間ものあいだ、ずーっと潜っていることができる(腹減るけどな)。
まあいい。
エンリッチド・エア・ナイトロックスの水中製造機であるCCRは、レクリエーショナルレベルのダイビング(40m以浅)でこそ、その真価を発揮すると、浮沈子は評価している。
もちろん、深度が増えたら増えたで、ガス持ちがいいというメリットが(強烈に)出てくるんだがな。
おっと、いけない!。
いつものパターンに落ちるところだった。
PADIのリブリーザーコースでは、エンリッチドエアー・ナイトロックス認定が、前条件(受講の前に、整えておかなければならない条件)の一つとなっている。
(リブリーザーダイバーコース)
http://www.poseidon-j.com/#!training/czxn
「PADIでは、オープン・ウォーター・ダイバー認定+25ダイブ経験+エンリッチドエアー・ナイトロックス認定があればリブリーザーコースに入ることができます。」
その知識をベースにして、CCRの知識とスキルを身に着けていくわけだ。
「その先のCCRへ進むと一気にその潜水可能な時間が延び、オープンサーキットでのダイビングとは全く違うグアムの海を楽しめるようになります。」
途中で断念したタモン湾縦断(前回は3分の2で、3時間16分)も、夢ではないな。
いつか、きっとリベンジするぞ!。
全自動 ― 2016年01月08日 16:04
全自動
今日も、須賀次郎氏のブログに触発される。
(0108 80-80-3)
http://jsuga.exblog.jp/25249970/
「エアバスはオートパイロットについて、先進であり絶対の自信をもっている。ボーイングの方は、最後の最後は人間だと言う思想、フィロソフィーソフィーを持っているらしい。」
「リブリーザについて、全自動化がよいのか、手動が良いのかという問題とつながる。」
うーん、浮沈子より上手の連想だな。
「手動が良いと僕は思ってしまう」
「自動か手動かを論じないで済むシンプルを求めるべき」
「全自動、すべて機械が、コンピューターがやってくれるというと、人間は何もしなくても良いと思ってしまう。ところが全自動を扱うのは絶対的な訓練が必要であり、そして全自動のハードと、そのハードを作った人の思想を理解しなければいけない。」
そんなことはない。
切符を買うのに、自動販売機の仕組みや設計思想、ハードウェアなどの詳細やそれを制御しているコンピューターの仕組み、走っているソフトウェア(OSやアプリケーション)を理解する必要はない。
ダイビングについてだって、浮沈子は昨日までファーストステージのバランス式が、どのように作動してタンクの残圧の影響をキャンセルしているか知らなかった(まあ、それはそれで、問題だがな)。
レギュレーターは、浮沈子にとっては、十分複雑な器械だ。
全自動である。
水中で直すこともできない。
電子制御のリブリーザーと、一体どこが違うのか。
バネのレートや、ピストンの径、肉厚、材質の詳細やバルブシートの耐久性については、完全にブラックボックスである。
そんなもんに、命預けていいのかあ?。
タンクのバルブを、手動で開けたり閉めたりしないで、なぜ全自動のデマンドバルブシステムを使っているんだあ?。
内部に深く浸水して、塩嚙みすれば、作動しなくなる代物である。
ようは、程度問題で、レギュレーターだって、立派な全自動器械だ。
浮沈子は、自動車に興味があって、このブログでも多くの記事を書いているが、電子の帝国が機械の王国を蹂躙するというストーリーには、共通のものがある。
懐古的に機械の王国を称賛することはあっても、トレンドとして電子の帝国が覇権を握っていることは、灯を見るより明らかだ。
オープンサーキットは、確かに実績もあり、優れた仕組みであるが、やがてCCRにとってかわられる運命にある。
22世紀になって、リブリーザーが普及していないわけがない。
電子の帝国は、水中にもその触手を伸ばしている。
まあ、どうでもいいんですが。
ファーストステージはともかく、セカンドステージは、よくフリーフローする。
ダイビングの指導団体の初級のトレーニングでは、かならず、その対処方法について練習する。
運用で、ハードウェアの欠点(?)をカバーしているのだ。
正しいトレーニングを受け、確実に対応できなければ、水中で呼吸ガスを失い、事故にもつながる。
じゃあ、絶対にフリーフローしないセカンドステージを作ればいいのか。
そうではない。
思いっきり作動を制限して、ガスが来なくなるトラブルを抱えるくらいなら、どーせトラブるなら、フリーフローさせた方が安全という設計思想がそこにはある。
それは運用でカバーすべきだという、明確な方針だ。
CCRの故障時の手順は、これと同じようなものだと浮沈子は考えている。
やや複雑さは増してはいるが、そういう器材であると認識すべきだろう。
もちろん、その中には、手動でPO2を一定に保つという運用も含まれている。
PADIがいうところの、タイプTのCCRは、全て手動で運用することができるようになっている。
rEvo(ベルギー製のCCR)は、ハイブリッドCCRと謳っていて、手動での使い勝手を良くして、どっちでも使いやすいようになっているようだ(詳しくは知りません)。
全自動と手動のどちらがいいかということではなく、どちらでも使いこなせるようにしておくのがいいのだ。
全自動の時の全ての機構やロジックを理解しなければ使えないと思うなら、使わなければいいだけである。
それは、ダイバーの自由だし、他人に強制すべきではない。
完全自動運転が、具体的なスケジュールとして上がってきている。
(ルノー・日産アライアンス、4年間で自動運転技術を10モデル以上に導入へ)
http://news.mynavi.jp/news/2016/01/08/341/
「2020年までに交差点を含む一般道でドライバーが運転に介入しない自動運転技術を導入するとしている。」
東京モーターショーで提示されたコンセプトでは、自動運転か手動運転(?)かは、ドライバーが判断するということになっている。
まあ、電子制御式CCRで、最初から手動モードで運用するやつはいないと思うけどな。
人が作りしものは、必ず壊れる運命にある。
それに命預けて潜る時に、壊れた時の対応が出来ないままというのは、単なる博打である。
それができないのであれば、使うことは出来ない。
フリーフローの対応が出来ないダイバーを認定することが出来ないのと、同じ理屈である。
それを、器材の欠陥として挙げることが不適切という点でも共通だ。
フリーフローの対応が出来なくても、サイドマウントで手動でタンクバルブを開閉して、フェザリングすりゃあいいじゃんとかいう突っ込みは、なしだな。
まあ、CCRの故障時の手順としては、酸素側のタンクバルブを手動でコントロールしてPO2を一定に保つというのは、通常のトレーニングとしてあるとしてもだ(レクリエーショナルレベルではありません)。
もちろん、セカンドステージにしても、CCRにしても、改善の余地はある。
それを否定しているわけでは、もちろん、ない。
現行のCCRだって、未だに改良が続いているわけだしな。
インスピは、ヘッドユニットの中身は、8年前とは似ても似つかなくなっている(液晶式ヘッドマウントディスプレイ対応、バッテリーはリチウムイオン充電式、二酸化炭素センサー使用可能:高いけど)。
見かけだって、バックマウントカウンターラングで、すっかり違ってしまった。
浮沈子は、BOV付きマウスピースも導入せずに、8年前の仕様のままで行く。
ああ、これだって、時代に取り残されている証左のようなもんだ。
まあいい。
浮沈子は、テクノロジーの信奉者で、自身のスキルを上げるよりも、器材に頼ろうとする。
もちろん、器材を使いこなすスキルは最低限必要なんだがな。
そこには、それが故障した時の対応も、当然含まれている。
その器材が使えるかどうか、そのダイビングの目的に適っているかどうか。
問題は、それだけだろう。
運用目的によって、最適な器材は変わる。
その運用方法を含めて、器材の最適な選択を行えるかどうかが、本当のスキルなんだろう。
それは、運用者の能力を含めた、トータルなものだ。
CCRは、鬼面人を嚇すような器材ではない。
ごくごくふつーのダイビングギアで、世界中で何万人もが使っている(たぶん)。
我が国でのシェアは、1パーセントくらいか(まだまだ、伸びしろがあるということだな)。
それを使うのに、相応しいシーンがあれば、運用者のスキルの範囲で普通に使えばいい。
浮沈子は、そうしている。
全自動か、手動かということでもない。
全自動でも、手動でも使えるようにしておくべきだろう(レクリエーショナルレベルでは、何かあったらベイルアウトだがな)。
ああ、それにしても、早くオーバーホールが終わらないかなあ・・・(21日以降だそうです)。
今日も、須賀次郎氏のブログに触発される。
(0108 80-80-3)
http://jsuga.exblog.jp/25249970/
「エアバスはオートパイロットについて、先進であり絶対の自信をもっている。ボーイングの方は、最後の最後は人間だと言う思想、フィロソフィーソフィーを持っているらしい。」
「リブリーザについて、全自動化がよいのか、手動が良いのかという問題とつながる。」
うーん、浮沈子より上手の連想だな。
「手動が良いと僕は思ってしまう」
「自動か手動かを論じないで済むシンプルを求めるべき」
「全自動、すべて機械が、コンピューターがやってくれるというと、人間は何もしなくても良いと思ってしまう。ところが全自動を扱うのは絶対的な訓練が必要であり、そして全自動のハードと、そのハードを作った人の思想を理解しなければいけない。」
そんなことはない。
切符を買うのに、自動販売機の仕組みや設計思想、ハードウェアなどの詳細やそれを制御しているコンピューターの仕組み、走っているソフトウェア(OSやアプリケーション)を理解する必要はない。
ダイビングについてだって、浮沈子は昨日までファーストステージのバランス式が、どのように作動してタンクの残圧の影響をキャンセルしているか知らなかった(まあ、それはそれで、問題だがな)。
レギュレーターは、浮沈子にとっては、十分複雑な器械だ。
全自動である。
水中で直すこともできない。
電子制御のリブリーザーと、一体どこが違うのか。
バネのレートや、ピストンの径、肉厚、材質の詳細やバルブシートの耐久性については、完全にブラックボックスである。
そんなもんに、命預けていいのかあ?。
タンクのバルブを、手動で開けたり閉めたりしないで、なぜ全自動のデマンドバルブシステムを使っているんだあ?。
内部に深く浸水して、塩嚙みすれば、作動しなくなる代物である。
ようは、程度問題で、レギュレーターだって、立派な全自動器械だ。
浮沈子は、自動車に興味があって、このブログでも多くの記事を書いているが、電子の帝国が機械の王国を蹂躙するというストーリーには、共通のものがある。
懐古的に機械の王国を称賛することはあっても、トレンドとして電子の帝国が覇権を握っていることは、灯を見るより明らかだ。
オープンサーキットは、確かに実績もあり、優れた仕組みであるが、やがてCCRにとってかわられる運命にある。
22世紀になって、リブリーザーが普及していないわけがない。
電子の帝国は、水中にもその触手を伸ばしている。
まあ、どうでもいいんですが。
ファーストステージはともかく、セカンドステージは、よくフリーフローする。
ダイビングの指導団体の初級のトレーニングでは、かならず、その対処方法について練習する。
運用で、ハードウェアの欠点(?)をカバーしているのだ。
正しいトレーニングを受け、確実に対応できなければ、水中で呼吸ガスを失い、事故にもつながる。
じゃあ、絶対にフリーフローしないセカンドステージを作ればいいのか。
そうではない。
思いっきり作動を制限して、ガスが来なくなるトラブルを抱えるくらいなら、どーせトラブるなら、フリーフローさせた方が安全という設計思想がそこにはある。
それは運用でカバーすべきだという、明確な方針だ。
CCRの故障時の手順は、これと同じようなものだと浮沈子は考えている。
やや複雑さは増してはいるが、そういう器材であると認識すべきだろう。
もちろん、その中には、手動でPO2を一定に保つという運用も含まれている。
PADIがいうところの、タイプTのCCRは、全て手動で運用することができるようになっている。
rEvo(ベルギー製のCCR)は、ハイブリッドCCRと謳っていて、手動での使い勝手を良くして、どっちでも使いやすいようになっているようだ(詳しくは知りません)。
全自動と手動のどちらがいいかということではなく、どちらでも使いこなせるようにしておくのがいいのだ。
全自動の時の全ての機構やロジックを理解しなければ使えないと思うなら、使わなければいいだけである。
それは、ダイバーの自由だし、他人に強制すべきではない。
完全自動運転が、具体的なスケジュールとして上がってきている。
(ルノー・日産アライアンス、4年間で自動運転技術を10モデル以上に導入へ)
http://news.mynavi.jp/news/2016/01/08/341/
「2020年までに交差点を含む一般道でドライバーが運転に介入しない自動運転技術を導入するとしている。」
東京モーターショーで提示されたコンセプトでは、自動運転か手動運転(?)かは、ドライバーが判断するということになっている。
まあ、電子制御式CCRで、最初から手動モードで運用するやつはいないと思うけどな。
人が作りしものは、必ず壊れる運命にある。
それに命預けて潜る時に、壊れた時の対応が出来ないままというのは、単なる博打である。
それができないのであれば、使うことは出来ない。
フリーフローの対応が出来ないダイバーを認定することが出来ないのと、同じ理屈である。
それを、器材の欠陥として挙げることが不適切という点でも共通だ。
フリーフローの対応が出来なくても、サイドマウントで手動でタンクバルブを開閉して、フェザリングすりゃあいいじゃんとかいう突っ込みは、なしだな。
まあ、CCRの故障時の手順としては、酸素側のタンクバルブを手動でコントロールしてPO2を一定に保つというのは、通常のトレーニングとしてあるとしてもだ(レクリエーショナルレベルではありません)。
もちろん、セカンドステージにしても、CCRにしても、改善の余地はある。
それを否定しているわけでは、もちろん、ない。
現行のCCRだって、未だに改良が続いているわけだしな。
インスピは、ヘッドユニットの中身は、8年前とは似ても似つかなくなっている(液晶式ヘッドマウントディスプレイ対応、バッテリーはリチウムイオン充電式、二酸化炭素センサー使用可能:高いけど)。
見かけだって、バックマウントカウンターラングで、すっかり違ってしまった。
浮沈子は、BOV付きマウスピースも導入せずに、8年前の仕様のままで行く。
ああ、これだって、時代に取り残されている証左のようなもんだ。
まあいい。
浮沈子は、テクノロジーの信奉者で、自身のスキルを上げるよりも、器材に頼ろうとする。
もちろん、器材を使いこなすスキルは最低限必要なんだがな。
そこには、それが故障した時の対応も、当然含まれている。
その器材が使えるかどうか、そのダイビングの目的に適っているかどうか。
問題は、それだけだろう。
運用目的によって、最適な器材は変わる。
その運用方法を含めて、器材の最適な選択を行えるかどうかが、本当のスキルなんだろう。
それは、運用者の能力を含めた、トータルなものだ。
CCRは、鬼面人を嚇すような器材ではない。
ごくごくふつーのダイビングギアで、世界中で何万人もが使っている(たぶん)。
我が国でのシェアは、1パーセントくらいか(まだまだ、伸びしろがあるということだな)。
それを使うのに、相応しいシーンがあれば、運用者のスキルの範囲で普通に使えばいい。
浮沈子は、そうしている。
全自動か、手動かということでもない。
全自動でも、手動でも使えるようにしておくべきだろう(レクリエーショナルレベルでは、何かあったらベイルアウトだがな)。
ああ、それにしても、早くオーバーホールが終わらないかなあ・・・(21日以降だそうです)。
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