外食禁煙の流れ2017年11月28日 02:00

外食禁煙の流れ
外食禁煙の流れ


浮沈子がタバコを買わなくなってから、もうじき20年になる。

その間、1本も吸っていない。

貰いタバコもない。

その代わり、喫煙席で深呼吸することはある。

近所のレストランでも、かならず喫煙席に座る。

まあ、これは別の理由があって、禁煙席は明るい窓際から遠い奥まった席で、ポケットWi-Fiが届きにくいからな。

喫煙席は、比較的空いているし、ババやママたちのおしゃべりから遠く、店内保育園(!)の泣き声や絶叫から解放されるという利点もある。

大人の空間・・・。

落ち付いた明るい窓際での、静かな食事を楽しむことが出来る。

時間帯にもよるけどな。

夜とかは、お酒を嗜みながら、おしゃべりする人も多い。

ああ、お酒を飲まなくなってからも、10年近くになるか。

まあ、どうでもいいんですが。

分煙の環境を利用して、無料で受動喫煙が出来、混雑や喧騒を避けてこられたわけで、浮沈子的には満足する環境を得られてきたと考えていたら、世の中は完全禁煙に向けて大きく動いていた。

(サイゼリヤ、全ての店舗で“全席禁煙”へ)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20171127-00000025-jnn-bus_all

「再来年の9月を目標に、原則すべての店舗で全席を禁煙とする方針」

「現在ある店舗の喫煙席は順次廃止するほか、今後、出店する店舗では原則的に喫煙席を設けない方針」

(<すかいらーく>通勤中の喫煙ダメ 12月から社外も禁煙令)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-00000057-mai-soci

「今回の措置では、休憩の際に周辺のコンビニエンスストア前で喫煙することも併せて禁じる。」

これは、本社従業員に対してだが、勤務に関わる非拘束時間中の行動に規制を掛ける点で注目されている。

(マクドナルド、国内の全店舗で全席禁煙)
http://www.huffingtonpost.jp/2014/08/15/mcdonalds_n_5683563.html

「日本マクドナルドは15日、8月1日から全国のマクドナルド全3135店舗(2014年7月31日現在)を禁煙としたことを発表した。」

3年以上前の話で、全面禁煙の先駆けとなった事件(!)だ。

まあ、この時点で、全店舗の9割以上が全面禁煙だったからな。

(ケンタやデニーズも「全席禁煙」 分煙はバイト採れず)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171103-00000006-nikkeisty-bus_all

「日本KFCホールディングスやファミレス「デニーズ」も全店で踏み切る。」

ココでの注目は、従業員の雇用確保という観点だ。

「非喫煙の店員が喫煙席で接客するのはストレスが大きく、分煙は店舗運営上も問題になりやすい。」

浮沈子は、大井町の吉野家(牛丼店)に定期的に入るが、ここは電話室のような喫煙室が設けられていて、喫煙者は、席を離れて個室で吸うことになる。

もっとも、利用しているのは勤務を離れた従業員だったりするので、効果があるのかどうかは不明だ。

吉野家は全面禁煙には反対だしな。

(私が「受動喫煙防止」の法案に反対する理由)
http://diamond.jp/articles/-/120411

「今回の法案提出に対しては、明らかに反対の立場です。」

業界団体の代表としては、致し方ないかもしれないが、市場任せに出来ないから行政が乗り出したわけで、順序は逆のような気もする。

調べてみたら、ブータンはたばこの販売が禁じられているようだ。

(タバコ販売禁止のブータンにて初の逮捕者。しかも僧侶。)
https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-19292020110131

「仏教の教義でたばこが悪いものだとされているブータンでは、2005年からたばこの販売が禁止」

「新しい法律では、警察が家の中を捜査することが許されており、たばこを販売した人や、税関を通過した証明のない外国のたばこを所持している人は実刑判決を受ける可能性がある。」

「今回逮捕されたのは400年の歴史がある僧侶学校の24歳の生徒」

まだまだ、修行が足りないというところか。

浮沈子は、喫煙を20年以上続けていたので、その行為自体を責める気にはなれない。

吸いたい人は吸えばいい。

受動喫煙による害を及ぼさないための、公共の場における規制は当然だし、完全な喫煙室を備えた飲食店などの普及は促進されるべきだろう。

中途半端な分煙は、かえって混乱を招くかもしれないしな。

その恩恵(?)を受けられなくなる身としては、辛いところもある。

吸いたい人が、吸いたい時に(場所は限られるにしても)思いっきり吸えて、吸いたくない人が気持ちよく過ごせる社会がいいな。

既に、喫煙者は、社会的にはかなりマイノリティになり、今後はさらに減っていくようだ。

(成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査))
http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html

「成人男性の平均喫煙率は28.2%」

「成人女性の平均喫煙率は9.0%」

単純に足して2で割ると、18.6パーセントとなっていて、ピーク時(昭和41年度)に比べて男性で約3分の1、女性でちょうど2分の1になっている。

世界的には、タバコの消費は増えている。

(WHO地域別消費量)
http://www.health-net.or.jp/tobacco/oversea/ov910000.html

「たばこ対策の進んだアメリカ地域を除き殆どの地域で増加し、世界的には増加傾向」

今後も、世界的には禁煙への取り組みが続いていくんだろう。

我が国では、もう、禁煙よりも喫煙者対策が問題だな。

多くの飲食店では、全面禁煙が当たり前になり、タバコ自体が社会から消えていこうとしている。

多くの顧客を得なければならない飲食店で、2割に満たない喫煙者のための施設を、専用で設けることは困難だ。

社会は、徐々に、喫煙者を排除し始めている。

企業内部では、自己管理が出来ない落ちこぼれとみなされ、家庭内では厄介者、消費者としては員数外として切り捨てられる。

浮沈子は、もうすぐ、吸っていた期間よりも、やめてからの期間の方が長くなる。

しかし、それでも、今、このブログを書いている瞬間も、タバコが吸いたい。

煙草の記事を書くだけでも、吸いたい要求が高まる。

依存は、20年近く経った今も続いている。

おそらく、死ぬまで続くだろう。

その要求を緩和してくれていた(?)喫煙席までも消えようとしている。

隠れ受動喫煙も、終わりか・・・。

(「喫煙で毎日1200人の米国人が死亡」 米大手が新聞広告:追加)
http://www.afpbb.com/articles/-/3153063

「米たばこ各社は26日、喫煙が原因で1日平均1200人の米国人が死んでいると認める新聞広告を掲載した。」

年間にすると、438000人かあ・・・。

広告の全文は、こちら。

(Text of Court-Ordered Corrective Statements:
United States v. Philip Morris USA Inc.:追加)
https://www.tobaccofreekids.org/assets/content/what_we_do/industry_watch/doj/corrective_statements/2017_10_corrective_statements.pdf

「Adverse Health Effects of Smoking

A Federal Court has ordered Altria, R.J. Reynolds Tobacco, Lorillard, and Philip Morris USA to make this statement about the health effects of smoking.

・Smoking kills, on average, 1,200 Americans. Every day.
・More people die every year from smoking than from murder, AIDS, suicide, drugs, car crashes, and alcohol, combined.
・Smoking causes heart disease, emphysema, acute myeloid leukemia, and cancer of the mouth, esophagus, larynx, lung, stomach, kidney, bladder, and pancreas.
・Smoking also causes reduced fertility, low birth weight in newborns, and cancer of the cervix.」
(喫煙の有害な健康影響

  連邦裁判所はAltria、R.Jを命じた。 Reynolds Tobacco、Lorillard、およびPhilip Morris USAに喫煙の健康影響についての声明を発表しました。

・喫煙は、平均して1,200人のアメリカ人を殺します。 毎日。
・殺人、エイズ、自殺、薬物、自動車事故、アルコールを組み合わせたものよりも、毎年多くの人々が喫煙で死ぬ。
・喫煙は、心臓病、肺気腫、急性骨髄性白血病、口腔、食道、喉頭、肺、胃、腎臓、膀胱、および膵臓の癌を引き起こす。
・喫煙はまた、妊娠の減少、新生児の低出生体重、子宮頸部の癌を引き起こす。:自動翻訳のまま:以下、同じ)

「Addictiveness of Smoking and Nicotine

A Federal Court has ordered Altria, R.J. Reynolds Tobacco, Lorillard, and Philip Morris USA to make this statement about the addictiveness of smoking and nicotine.

・Smoking is highly addictive. Nicotine is the addictive drug in tobacco.
・Cigarette companies intentionally designed cigarettes with enough nicotine to create and sustain addiction.
・It’s not easy to quit.
・When you smoke, the nicotine actually changes the brain – that’s why quitting is so hard.」
(禁煙とニコチンの中毒性

連邦裁判所はAltria、R.Jを命じた。 レイノルズ・タバコ、ロリラード、フィリップ・モリスUSAに喫煙とニコチンの中毒性に関するこの声明を発表しました。

・喫煙は非常に習慣性です。 ニコチンはたばこの中毒性薬物です。
・たばこ会社は意図的に中毒を作り、維持するのに十分なニコチンでタバコを設計した。
・辞めるのは簡単ではない。
・あなたが喫煙すると、ニコチンは実際に脳を変えます。そのため、禁煙は大変です。)

「Lack of Significant Health Benefit from Smoking “Low Tar,” “Light,” “Ultra Light,” “Mild,” and “Natural” Cigarettes

A Federal Court has ordered Altria, R.J. Reynolds Tobacco, Lorillard, and Philip Morris USA to make this statement about low tar and light cigarettes being as harmful as regular cigarettes.

・Many smokers switch to low tar and light cigarettes rather than quitting because they think low tar and light cigarettes are less harmful. They are not.
・“Low tar” and “light” cigarette smokers inhale essentially the same amount of tar and nicotine as they would from regular cigarettes.
・All cigarettes cause cancer, lung disease, heart attacks, and premature death – lights, low tar, ultra lights, and naturals. There is no safe cigarette.」
(「低タール」、「軽い」、「超軽い」、「マイルド」、「ナチュラル」タバコの喫煙からの有意な健康利益の欠如

連邦裁判所はAltria、R.Jを命じた。 Reynolds Tobacco、Lorillard、Philip Morris USAから、低タールタバコと軽タバコについて、通常のタバコと同様に有害であるとの声明を発表しました。

・多くの喫煙者は、低タールと軽いたばこが有害ではないと考えているので、禁煙タバとライトタバコに切り替える。 ではない。
・「ロータール」と「軽い」タバコの喫煙者は、タバコとニコチンの吸入量が通常のタバコとほぼ同じです。
・すべてのたばこは、がん、肺がん、心臓発作、早すぎる死亡 - ライト、低タール、超軽度、およびナチュラルを引き起こします。 安全なたばこはありません。)

「Manipulation of Cigarette Design and Composition to Ensure Optimum Nicotine Delivery

A Federal Court has ordered Altria, R.J. Reynolds Tobacco, Lorillard, and Philip Morris USA to make this statement about designing cigarettes to enhance the delivery of nicotine.

・Altria, R.J. Reynolds Tobacco, Lorillard, and Philip Morris USA intentionally designed cigarettes to make them more addictive.
・Cigarette companies control the impact and delivery of nicotine in many ways, including designing filters and selecting cigarette paper to maximize the ingestion of nicotine, adding ammonia to make the cigarette taste less harsh, and controlling the physical and chemical make-up of the tobacco blend.
・When you smoke, the nicotine actually changes the brain – that’s why quitting is so hard.」
(最適なニコチン送達を確保するためのタバコのデザインと組成の操作

連邦裁判所はAltria、R.Jを命じた。 Reynolds Tobacco、Lorillard、およびPhilip Morris USAから、ニコチンの送達を強化するためのタバコの設計に関するこの声明を作成しました。

・Altria、R.J. Reynolds Tobacco、Lorillard、Philip Morris USAは意図的にタバコをデザインし、中毒性を増しています。
・たばこ会社は、フィルターの設計やニコチンの摂取を最大限にするためのタバコ紙の選択、タバコの味をあまり厳しくしないためのアンモニアの添加、たばこの物理的および化学的なメークアップの制御など、さまざまな方法でニコチンの影響と供給をコントロールしています ブレンド。
・あなたが喫煙すると、ニコチンは実際に脳を変えます。そのため、禁煙は大変です。)

「Adverse Health Effects of Exposure to Secondhand Smoke

A Federal Court has ordered Altria, R.J. Reynolds Tobacco, Lorillard, and Philip Morris USA to make this statement about the health effects of secondhand smoke.

・Secondhand smoke kills over 38,000 Americans each year.
・Secondhand smoke causes lung cancer and coronary heart disease in adults who do not smoke.
・Children exposed to secondhand smoke are at an increased risk for sudden infant death syndrome (SIDS), acute respiratory infections, ear problems, severe asthma, and reduced lung function.
・There is no safe level of exposure to secondhand smoke.」
(間接喫煙曝露の有害健康影響

連邦裁判所はAltria、R.Jを命じた。 Reynolds Tobacco、Lorillard、およびPhilip Morris USAに、間接喫煙の健康影響に関するこの声明を発表しました。

・間接喫煙は毎年38,000人以上のアメリカ人を殺します。
・間接喫煙は、喫煙しない成人の肺癌や冠状動脈性心疾患の原因となります。
・間接喫煙に曝された子供は、急性乳児死亡症候群(SIDS)、急性呼吸器感染症、耳の問題、重度の喘息、および肺機能の低下のリスクが増加しています。
・間接喫煙の安全なレベルはありません。)

受動喫煙とCCR2017年11月28日 13:41

受動喫煙とCCR
受動喫煙とCCR


まあ、いつかは書くことになる話だがな。

さっき、いつものレストランの喫煙席で、ボーっとしていたら、突然ひらめいた。

受動喫煙防止に、CCRは使えないのか?。

吐いた煙を循環させれば、周りに迷惑を掛けずに済む。

煙草は、もちろん、電子タバコだ。

(電子たばこ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93

「禁煙団体ASHは、非喫煙者が電子たばこからの蒸気によって悪影響を受ける可能性があるという証拠はわずかであるため、公共空間での禁煙法案に電子たばこを含めることに反対した」

都知事も条例の制定に当たって、電子タバコを除外するとしている。

(都、加熱式は規制除外も=受動喫煙防止条例で)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112700966&g=spo

「受動喫煙防止条例について、加熱式たばこを規制対象から除外する検討に入った。」

まあ、どうでもいいんですが。

喫煙者も含めて、なるべく健康被害や依存が生じない方がいい。

CCRとの関連性から言えば、水タバコも候補になるが、こちらもいろいろ問題があるようだ。

(水タバコ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3

「イギリス保健省などの調査によると、水タバコ一回分の吸引によって体内で発生する一酸化炭素の量は、紙巻きたばこ1本分で発生する量の約4~5倍にものぼり、これによる脳などへの重大な影響が懸念される」

いずれにしても、受動喫煙対策としての循環式呼吸器は一考の余地がありそうだな。

まあ、ちょっと考えただけでも、問題点は多々ある。

嵩張るし、大げさだし、重いし、見た目悪いし、めんどくさいし、値段も高い。

循環呼吸を行うわけだから、当然、二酸化炭素除去と酸素の添加、それをコントロールするための酸素センサーは必須だ。

タール分を除去された電子タバコの場合は、ヤニ対策とかは必要ないかもしれないけど、酸素センサーは、たぶん、タバコの煙を想定して設計されていないだろうしな。

ミニマムボリュームを保つために、鼻から排気することも出来ない。

まあ、別に、ミニマムボリュームを保つ必要はないけどな。

オーバープレッシャーバルブには、何等かのフィルターは必須だろう。

燃焼させない加熱式の場合は、一酸化炭素の吸引による健康被害はないはずだからな。

温度管理をしっかりしたり、空焚きしたりしないようにしなければならない。

しかしなあ、鼻つまんで神妙な顔をして、プレブリージングもどきの喫煙というのも、冴えない話だ。

費用的にもいかがなものか。

CCR周りだけでも、1日数千円のソフノライム、酸素センサーや本体の減価償却費、消費する酸素代が掛かることになる。

もちろん、電子タバコ代は別途だ。

SCRは、排気が出てしまうので不適用だ。

電源は、リチウムイオン電池を、電子タバコと共有すればいい。

数十キロになる本体を持ち運ぶための道具も必要だろう。

小型軽量化して、せめて10kgは切ってもらいたい。

ディリュエントは、大気圧なので、特に高圧タンクは必要ない。

ワンウエイバルブからの手動注入等で沢山だ。

メンテナンスは面倒だな。

考えたくない。

小型軽量化がキモだが、使用に当たっては十分なトレーニングを積まなければならない。

ハイポキシア、ハイパーオキシア、ハイパーカプニア。

呼吸回路内への浸水はないだろうから、排水とかベイルアウトのトレーニングは要らない。

その代わり、PO2の管理はシビアになるな。

加熱部分の温度センサーとかも、加わるだろうしな。

酸素吹いて異常加熱したら、目も当てられない(カチカチ山かあ?)。

ここまで書いてきて、あまりのアホさに、これ以上書き続けるのが苦痛になってきた。

しかし、逆に考えれば、本物のCCRに加熱タバコ仕込んで吸えるようにすれば、普及に貢献できるのではないか。

それこそ、本末転倒だが、ダイバーの中には、タバコ吸いたさに、いの一番にボートに上がる方もいるからな。

水中でゆっくり吸って上がっていただきたい。

タバコへの依存なのか、CCRへの依存なのか。

いずれにしても、周囲に迷惑をかけることなく、喫煙を楽しんでいただけるわけだ。

水中の場合には、ミニマムボリュームの維持や、マスククリア、浮上の際に排気して、若干のご迷惑をかけることになるが、水中で他のダイバーが、その排気を吸い込むことはない。

水面で、地球大気で十分に希釈されるだろう。

それともあれかな、条例とかで、水面喫煙禁止になって、CCRでの潜水を規制しようとか言う話になるとまずいな。

呼気を循環させて、受動喫煙を防止するのが本来の趣旨だからな。

あくまで、陸上で、大気圧での運用に限るな。

PO2は、0.2のままでいい。

そこで欲をかくと、薬事法に抵触する恐れがある。

つーか、ニコチンを吸引させるだけで、当然引っかかるけどな。

酸素タンクは、1リッターもあれば十分だろう。

アタッシュケースの中から、おもむろに蛇腹ホースを引き出して、マウスピースを口にくわえてスイッチオン・・・。

おっと、酸素センサーのキャリブレーションと、プレブリージング(必要かあ?)を、お忘れなく・・・。

ミイラ取りが・・・2017年11月28日 23:51

ミイラ取りが・・・
ミイラ取りが・・・


朝日も、ずいぶんとつれない書き方をするなあ。

(宇宙ごみ観測衛星、自身が行方不明 ロケットが落下か)
http://www.asahi.com/articles/ASKCX6J90KCXUHBI02S.html

「エンジンの制御に失敗し、大西洋に落下した可能性があるという。」

「「アストロスケール」(本社・シンガポール)が開発した、微細な「宇宙ごみ」を観測する世界初の超小型衛星「IDEA(イデア) OSG1」も載せられていた。」

NHKは、当初、打ち上げの成功を報じていたが、ロスコスモスの発表を受けて続報を出した。

(ロシア 極東の新宇宙基地で2度目のロケット打ち上げ成功:11月28日 18時50分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171128/k10011238351000.html

「ロケットは気象衛星など19の人工衛星を載せ、およそ10分後に予定の軌道に到達し、「ロスコスモス」は打ち上げの成功を発表しました。」

(宇宙ゴミ観測の超小型衛星 打ち上げ成否不明に:11月28日 19時24分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171128/k10011238321000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

「衛星からの電波を受信できない状態となっていて、打ち上げが成功したかどうかわからないままとなっています。」

ロシアのネットニュースであるスプートニクは、失敗を報じている。

(ヴォストーチヌイ基地から打ち上げの気象衛星 軌道投下に失敗)
https://jp.sputniknews.com/russia/201711284321625/

「「運搬ロケット『ソユーズ2.16』の作業の結果、ブース(ター?)『フレガート』と宇宙機器『メテオル-M』の入った頭部ユニットは目的の中間軌道に投入された。」

「ところが初めの計画に入っている衛星との通信が確立できなかったため、目的の静止軌道に投入することに失敗した。現在、情報分析が行われている。」

メテオールMというのは、メインのペイロードで、気象衛星らしい。

デブリ探査衛星は、ついでに乗せてもらった程度だろう。

前回、2014年の打ち上げの時は、成功したようだ。

(ソユーズ2.1bロケット、気象観測衛星メテオールMの打ち上げに成功 2014/07/10)
http://sorae.jp/030201/5229.html

「気象観測衛星メテオールMの2号機と、6機の小型衛星を搭載した、ソユーズ2.1bロケットの打ち上げに成功した。」

今回の打ち上げは、メインの衛星の他に、18機の衛星が積まれているらしい(合わせて19機)。

(Soyuz fails to deliver 19 satellites from Vostochny)
http://www.russianspaceweb.com/meteor-m2-1.html

「In addition to its primary passenger, the Soyuz-2-1b rocket and its Fregat upper stage carried 18 secondary payloads」(その主要な乗客に加えて、Soyuz-2-1bロケットとそのFregat上段は18の二次搭載物を搭載した。:自動翻訳のまま。以下、同じ。)

リストは割愛する。

殆どは、軌道高度600kmの極軌道(準太陽同期軌道?)だ。

全て、パーになっちまったわけだからな(たぶん)。

失敗の原因は、浮沈子には、灯を見るより明らかだ(例によって、当てにゃなりませんがね)。

(フレガート (ロケット))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%88_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)

「惑星探査機用のエンジンとして使われていたものをベースに、人工衛星や宇宙探査機をパーキング軌道からより高い軌道へ移動させる上段エンジンとして利用するために設計された。」

こいつが不具合を起こしたに決まっている(そうなのかあ?)。

だって、スプートニクによれば、中間軌道までは上がったということで、その後トラブルを起こしているからな。

搭載されている衛星の中で、通信に成功したのがあるかどうか分からないが、フレガートの故障で全部同時に海の藻屑になっただろう。

フレガートには前科がある。

(ガリレオ失敗、フレガートの設計ミスと結論 欧調査委員会が発表)
http://sorae.jp/030201/5321.html

「フレガートMTの周囲に装備されている姿勢制御スラスターにつながるヒドラジン燃料の配管が、加圧用の極低温ヘリウムが通る配管と支持構造物を介して繋がってしまっており、フレガートMTが慣性飛行をしている間に熱が伝導し、ヒドラジンが凍って詰まり、姿勢制御スラスターのうち2基が動かなくなってしまったという。」

「ヒドラジン燃料の配管と、極低温ヘリウムの配管とが繋がっていた理由は、設計図の表現が曖昧で、本来あってはならない実装が可能であるように書かれていたためであるという。つまり、正しく組み立てられたフレガートと、そうではないフレガートがランダムに生産されており、今回アリアンスペース社が輸入したものは、いわば「ハズレ」であったということになる。」

テキトーな設計と、お役所仕事の組み立てだからな。

今回使用されたのが、カスタム化されたタイプかどうかは分からない。

前出の記事(リストがあるやつ)では、特に断っていないから、ノーマルのタイプかもしれない。

(РАЗГОННЫЙ БЛОК «ФРЕГАТ»)
https://www.roscosmos.ru/451/

諸元表を見ると、大きさが違うだけみたいだがな。

まあ、どうでもいいんですが。

来月17日には、有人のソユーズMS(宇宙船)の打ち上げが予定されている。

(Soyuz MS-07)
https://en.wikipedia.org/wiki/Soyuz_MS-07

「Soyuz MS-07 is a Soyuz spaceflight scheduled to be launched on 17 December 2017.」(Soyuz MS-07は、2017年12月17日に発射予定のSoyuz宇宙飛行体です。)

もちろん、フレガートは使用しない。

ソユーズロケットは、ソユーズFGが使用される。

(ソユーズFG)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BAFG

人間を打ち上げるのに使っているのは、比較的古いロケットだ。

将来は、今回失敗したソユーズ2に置き換えられるとされている。

(ソユーズ2)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA2

「ロシアのソユーズシリーズの新型ロケットである。」

「ソユーズ-2は現在運用中のソユーズUとソユーズFGを近い将来置き換える事が期待される。」

まあな、作ってるところは同じだからな。

フレガート(こっちは、別会社)の例もあることだし、何が起こってもおかしくないからな。

今回は、ボストーチヌイからの2度目の打ち上げになった。

ケチが付いた感じだな。

(ボストチヌイ宇宙基地)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%8C%E3%82%A4%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%9F%BA%E5%9C%B0

ソユーズ 2.1bの打ち上げは、初めてだった。

前回(去年4月28日)は、ソユーズ 2.1aだったからな。

まあいい。

落ちる時は落ちる。

物は、金で贖うことが出来る。

北朝鮮が、ミサイルを発射しそうな状況だというが、何かあったらことだからな。

そっちの方が気になって仕方ない・・・。

(ソユーズ打ち上げの人工衛星、通信不能に。軌道投入に失敗か:追加)
http://sorae.jp/030201/2017_11_29_so.html

「ロシアメディアのInterfaxは、ロケット上段の「フレガート」が初期点火の段階で失敗し、ペイロードの人工衛星とともに大西洋に落下したとも報じています。」

やっぱな・・・。