本命はどれだ?2017年12月27日 07:52

本命はどれだ?
本命はどれだ?


長距離巡航ミサイル、短距離離着陸戦闘機、防御型空母への改修と、次々に新兵器(?)が話題に上る最近の我が国の国防。

忙しくて、目が回りそうだが、ようやく本命が見えてきた。

(安倍政権、いずも型護衛艦の空母化検討 北朝鮮や中国海上進出に対応)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/post-9212_2.php

「政府内では、輸送艦「おおすみ」の後継として、海から島などに部隊を上陸させる強襲揚陸艦を新たに建造する案も浮上している。17年度中に編成する陸上自衛隊の水陸両用部隊とともにF35Bを乗せ、陸海空が統合的に離島防衛に当たることを想定している」

米軍の最近の動きを見ていても、海上戦力は陸上攻撃の支援に軸足を移している。

一昔前の海上決戦とかは流行らない。

実際の戦争を見ても、第二次世界大戦後に海上戦闘が大々的に行われたことはない(たぶん)。

もちろん、制海権を確保するためには、海上でのドンパチに対応する必要はあるけど、拮抗する戦力がやり合えば、双方に甚大な損害を生じることは分かり切っている。

抑止力が働いているわけだ。

「いずも」や「かが」を空母化しても、それは洋上滑走路を確保するだけという意味しかない。

艦隊を編成して、世界中に補給基地を置き、湯水のごとく金をつぎ込んで他国に脅威を与える様な存在にはならない。

戦闘機も、10機くらいしか積めないしな。

偵察や管制、電子戦等の、現代の戦闘に不可欠な航空機は積めない。

導入に当たっては、大いに議論が盛り上がるだろうが、結論は見えている。

我が国独自の、防御型空母というワケワカな存在にしかならない。

他国への脅威は皆無とは言えないが、所詮、オモチャのようなものだ。

実際の話、初戦で陸上の滑走路が攻撃を受けて使えなくなるような事態が発生したとして、いずもがその代替機能を果たせるとは思えないしな。

順番からして、先にやられちゃうかもしれないしな。

まあいい。

そういう、いわば、米国の運用のお勉強の場としての空母は置いておいて、浮沈子的に本命と見做しているのは、新造艦を充てる強襲揚陸艦と搭載部隊だ。

単なる看板ではなく、運用優先で作られるだろうから、最大限の能力を期待できる。

ジャンプ台作ったら、搭載ヘリの運用が制約されて、本来の対潜水艦能力が削減されるような事態にはならない。

米軍の強襲揚陸艦は、海兵隊の運用に特化して作られている。

我が国の事だから、災害救助とか、離島支援とか、いろいろ使えるようにはするだろうけど、そういうのは、まあ、リップサービスだろう。

航空支援含めて、単独で部隊を揚陸できる機能に集中して建造される。

ただし、問題もある。

敵地に乗り込んで占領するのが本来の用途だからな。

他国に与える脅威はハンパない。

取られた島を取り返すといったって、まず、取ってくれなければ始まらないことになる。

その意味では、竹島や北方領土など、我が国が領有を主張している島々を抱える韓国やロシアにしてみれば、喫緊の話になる。

宣戦布告に等しい!。

単なる洋上滑走路とは、本質的な意味が異なる。

最近話題の敵地攻撃能力ということになれば、まさにその通りの存在になる。

建前はともかく、実際の話としては、佐世保を母港とするボノムリシャールの代替くらいを考えているのではないか。

(ボノム・リシャール (強襲揚陸艦))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%8E%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E5%BC%B7%E8%A5%B2%E6%8F%9A%E9%99%B8%E8%89%A6)

「満載排水量:40,500トン」

米軍一体の運用だからな。

船だって、箱モノは我が国で作るかもしれないが、搭載するシステムとかは、米国のパッケージを丸ごと入れるかもしれない。

ちなみに、ボノムリシャールの満載排水量は、いずもの推定値の1.5倍以上だ。

本命間違いなし!。

しかし、お値段、高そうだなあ。

また、消費税上げるのかなあ・・・。