変異種:変異種という言葉が出てこない新型コロナの記事:無症候性キャリアに対する頻回PCR検査も ― 2021年02月10日 04:33
変異種:変異種という言葉が出てこない新型コロナの記事:無症候性キャリアに対する頻回PCR検査も
(西浦教授が懸念、ワクチン開始後の「第4波」
中盤戦以降のコロナ禍といかに向き合うか)
https://toyokeizai.net/articles/-/410373
「医療従事者、高齢者、基礎疾患のある人、そしてその後に介護従事者」
「約200万人いる介護従事者も同様に施設内で高齢者へ伝播させかねないリスクを負う立場にあるため、彼らの接種を高齢者の前へ前倒ししたほうが感染防止策として効率的」
浮沈子が棲息する東京都の緊急事態宣言がいつになったら解除されて、大っぴらに県境を越えて移動したり、不要不急の外出をしたり、夜な夜な近所を徘徊したりできるようになるかが問題だ(大っぴらじゃなくて、コソコソはしてますけど)。
西浦教授のインタビュー記事を読んだんだが、妙な違和感が拭えなかった。
しばらくして、この記事のどこを読んでも変異種(変異株、変異型、変異ウイルス、その他何でも)についての記述がないということに気付いた。
「たとえば、マナウスでは確かに住民の7割5分が感染したのだが、まだ散発的に流行が続いている。」
「1つの流行を通じた累積感染者数については、1人ひとりが同質な接触をする集団の数理モデルから導かれる最終規模方程式を使うと、単純計算で基本再生産数が2.0だと79.7%、2.5だと89.3%になる。」
免疫保持者数(抗体検査から推定)と確認感染者数(PCR検査陽性者数)では、免疫保持者の方が多いと思うんだがな。
まあいい。
集団免疫を獲得しても、散発的流行は阻止できないらしい。
マナウスの事例についての説明は、先日読んだ忽那センセの変異種再感染説の方が納得いくような気がするんだがな。
西浦教授の話の中には、変異種が出てこないだけでなく、無症候性キャリアの話も出てこない。
理論疫学的には、感染力の有無が問題で、症状が出ようが出まいが関係ないわけだろうから、それはそれでいいのかもしれない(未確認)。
「神戸大学の國谷紀良准教授(数理科学)の研究にあるように、実効再生産数2.5では2~3日に1回、実効再生産数2では3~4日に1回、感染リスクを持つ同一人物を対象に繰り返し検査」
これもまた、感染リスク集団内での話だからな。
国民全員が1日10回PCRするわけじゃない・・・。
「流行サイズが大きすぎる現状では考えにくいオプションだが、局所的にハイリスクの環境下にある住民が「一旦、流行を終わらせたい」と強い意志を持って検査を行う状況が作れるなら、考えうる対策オプションの1つであることは間違いない。」
唾液で簡単に検査できるわけだから、必要なのはやる気だけだろうと思うんだがな。
天に唾するのが得意な浮沈子は、喜んで協力するけどな(意味違うような・・・)。
前後編連載ということなので、前編も読んでみた。
(菅政権が「コロナ第3波」の対応に遅れたワケ
8割おじさん・西浦教授が政策決定過程に苦言)
https://toyokeizai.net/articles/-/410312
現政権に踏みにじられたといわれる提言が紹介されているので、こっちもざっと目を通す。
(新たな医療提供体制整備に関する基本的な考え方について)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000641693.pdf
「○ 新たな医療提供体制整備は、これまで同様、都道府県が主体となって推進し、達成することを基本とする。
〇 都道府県は、保健所・保健所設置市との連携を平時から構築する。」
「○ 医療提供体制を再構築するに当たっては、「新型コロナウイルス感染症との共存」も見据えた中長期的な目線で体制を整備。
○ 新型コロナウイルス感染症患者に対する医療と、他の疾患等の患者に対する必要な医療を両立して確保することを目指す。」
「○ 医療提供体制の整備は、国内実績を踏まえた新たな患者推計をもとに、感染ピーク時のみならず、感染拡大の経過や収束時期も見据え、時間軸を踏まえたフェーズに応じた病床確保等の実施。
〇 感染拡大防止のための社会への協力要請(自粛要請等)を行う時期の違いによって、その後の患者数や必要となる医療資源だけではなく、収束するまでの時間にも影響を及ぼすことを踏まえた対応を行う。」
如何にもお役所的、総花的、そんなもんが出来れば誰も苦労はしない的、机上の空論的内容に見えるがな。
ポイントは、最後のところだろうな。
数日の自粛要請の遅れが、ピークを押し上げ、収束までの時間を引き伸ばし、医療資源の圧迫を加速する。
「年明けになれば収束すると思った」(記憶なので、正確な表現ではないかも)などという、根拠のない予想(予測ではない)によって決断が遅れ、ゴーツーキャンペーンを継続しようとしたツケを、我々は今払っている。
平時の体制に最適化された医療システムを、いきなり有事体制に変更するのは不可能だ。
半世紀掛けて構築された現状を変えることは、直ちにはできない。
英国の10分の1の新型コロナ病床でパンクする我が国は、所詮、平和なのだ。
浮沈子は、英国型変異種が国内で次々に検出されている事態を重く見ている。
面的な広がりはないといわれているが、そもそも市中感染が起こっていること自体が問題だ。
検疫の不徹底、遺伝子解析の絶対的な不足、積極的疫学調査の中断(感染者が増え過ぎて、手が回らない)など、憂慮すべき状況が続いている。
どこかで、バックドアが開いているのではないか。
東京都の海外渡航歴のある感染者は、第1波のきっかけとなったが、第2波では明確な兆候はなかった。
第3波の現在、若干の増加はあるものの、確認されているのは最大でも数名に過ぎない。
大規模流行の中で、相対的には少ない割合に留まっているし、出現のタイミングも流行の多寡に応じて連動している。
当局は、変異種かどうかについては公表していないしな。
静岡とか埼玉ではクラスターが発生しているのに、東京都の変異種は散発的というのも不思議だ。
東洋経済の記事では、徹底した収束に持ち込まなければ第4波が来ると警戒しているようだが、英国産変異種(もちろん、ブラジル産や南ア産含めて)の襲来の方が余程怖い。
アリの一穴、一度国内に入れば、瞬く間に増殖していく。
マスク手洗い3密避ける+外出抑制で、どこまで持ち堪えられるのか。
大阪は、緊急事態宣言の解除要請を見送ったという。
(大阪府 緊急事態宣言の解除要請見送り「病床使用率依然高い」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210209/k10012858171000.html
「重症患者用の病床の使用率が依然、高い状況が続いていることなどを踏まえ、現時点で国に解除の要請を行うことは見送る」
まあ、来週には要請に踏み切るだろうけどな。
「新規陽性者数が300人以下』かつ『重症病床使用率60%以下』の基準」
専門家会議の座長さんは、オア条件ではなく、アンド条件が妥当としている。
論理的にも、その方が合理的だ。
新規感染者数が先行指標とすれば、重症病床使用率は遅行指標だからな。
後者のひっ迫を抑制することが絶対条件なわけだから、前者だけ見て判断するのはお門違いだ。
東京都は国の言いなりだから、独自基準はない(そういうことかあ?)。
絶対的な感染者数の多さや、重症者の状況を見ても、3月7日に解除できるかどうかさえ怪しいと見ている。
浮沈子の生活自体に大きな影響はないけど、夜の徘徊で後ろめたい思いをせずに済むからな(夜8時以降の不要不急の外出・・・)。
精神衛生上は大いに関心があるといったところか。
まあ、どうでもいいんですが。
世間では、卒業祝、花見、入学祝、歓送迎会の季節が始まろうとしている。
会食を伴う、3密な状況が蔓延するわけだ。
この際、逆に全国的に緊急事態宣言を掛けて、徹底した会食禁止を訴えてはどうか。
本気でオリパラをやるつもりなら、そのくらいは当然だろう。
ワクチン(ファイザー/ビオンテック)は、どーせ半年後にならなければ本格的には入ってこないだろうしな。
火の消えた後の消防車になりかねない。
まあ、火は消えてないけど。
オリンピックも取りやめ、ワクチンは遅れに遅れ、第4波が感染力の強い変異種で襲ってきたりしたら、目も当てられない。
厚労省の提言を絵餅に終わらせないように、今からでも早急に態勢を整えておいた方がいいような気がするな・・・。
(西浦教授が懸念、ワクチン開始後の「第4波」
中盤戦以降のコロナ禍といかに向き合うか)
https://toyokeizai.net/articles/-/410373
「医療従事者、高齢者、基礎疾患のある人、そしてその後に介護従事者」
「約200万人いる介護従事者も同様に施設内で高齢者へ伝播させかねないリスクを負う立場にあるため、彼らの接種を高齢者の前へ前倒ししたほうが感染防止策として効率的」
浮沈子が棲息する東京都の緊急事態宣言がいつになったら解除されて、大っぴらに県境を越えて移動したり、不要不急の外出をしたり、夜な夜な近所を徘徊したりできるようになるかが問題だ(大っぴらじゃなくて、コソコソはしてますけど)。
西浦教授のインタビュー記事を読んだんだが、妙な違和感が拭えなかった。
しばらくして、この記事のどこを読んでも変異種(変異株、変異型、変異ウイルス、その他何でも)についての記述がないということに気付いた。
「たとえば、マナウスでは確かに住民の7割5分が感染したのだが、まだ散発的に流行が続いている。」
「1つの流行を通じた累積感染者数については、1人ひとりが同質な接触をする集団の数理モデルから導かれる最終規模方程式を使うと、単純計算で基本再生産数が2.0だと79.7%、2.5だと89.3%になる。」
免疫保持者数(抗体検査から推定)と確認感染者数(PCR検査陽性者数)では、免疫保持者の方が多いと思うんだがな。
まあいい。
集団免疫を獲得しても、散発的流行は阻止できないらしい。
マナウスの事例についての説明は、先日読んだ忽那センセの変異種再感染説の方が納得いくような気がするんだがな。
西浦教授の話の中には、変異種が出てこないだけでなく、無症候性キャリアの話も出てこない。
理論疫学的には、感染力の有無が問題で、症状が出ようが出まいが関係ないわけだろうから、それはそれでいいのかもしれない(未確認)。
「神戸大学の國谷紀良准教授(数理科学)の研究にあるように、実効再生産数2.5では2~3日に1回、実効再生産数2では3~4日に1回、感染リスクを持つ同一人物を対象に繰り返し検査」
これもまた、感染リスク集団内での話だからな。
国民全員が1日10回PCRするわけじゃない・・・。
「流行サイズが大きすぎる現状では考えにくいオプションだが、局所的にハイリスクの環境下にある住民が「一旦、流行を終わらせたい」と強い意志を持って検査を行う状況が作れるなら、考えうる対策オプションの1つであることは間違いない。」
唾液で簡単に検査できるわけだから、必要なのはやる気だけだろうと思うんだがな。
天に唾するのが得意な浮沈子は、喜んで協力するけどな(意味違うような・・・)。
前後編連載ということなので、前編も読んでみた。
(菅政権が「コロナ第3波」の対応に遅れたワケ
8割おじさん・西浦教授が政策決定過程に苦言)
https://toyokeizai.net/articles/-/410312
現政権に踏みにじられたといわれる提言が紹介されているので、こっちもざっと目を通す。
(新たな医療提供体制整備に関する基本的な考え方について)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000641693.pdf
「○ 新たな医療提供体制整備は、これまで同様、都道府県が主体となって推進し、達成することを基本とする。
〇 都道府県は、保健所・保健所設置市との連携を平時から構築する。」
「○ 医療提供体制を再構築するに当たっては、「新型コロナウイルス感染症との共存」も見据えた中長期的な目線で体制を整備。
○ 新型コロナウイルス感染症患者に対する医療と、他の疾患等の患者に対する必要な医療を両立して確保することを目指す。」
「○ 医療提供体制の整備は、国内実績を踏まえた新たな患者推計をもとに、感染ピーク時のみならず、感染拡大の経過や収束時期も見据え、時間軸を踏まえたフェーズに応じた病床確保等の実施。
〇 感染拡大防止のための社会への協力要請(自粛要請等)を行う時期の違いによって、その後の患者数や必要となる医療資源だけではなく、収束するまでの時間にも影響を及ぼすことを踏まえた対応を行う。」
如何にもお役所的、総花的、そんなもんが出来れば誰も苦労はしない的、机上の空論的内容に見えるがな。
ポイントは、最後のところだろうな。
数日の自粛要請の遅れが、ピークを押し上げ、収束までの時間を引き伸ばし、医療資源の圧迫を加速する。
「年明けになれば収束すると思った」(記憶なので、正確な表現ではないかも)などという、根拠のない予想(予測ではない)によって決断が遅れ、ゴーツーキャンペーンを継続しようとしたツケを、我々は今払っている。
平時の体制に最適化された医療システムを、いきなり有事体制に変更するのは不可能だ。
半世紀掛けて構築された現状を変えることは、直ちにはできない。
英国の10分の1の新型コロナ病床でパンクする我が国は、所詮、平和なのだ。
浮沈子は、英国型変異種が国内で次々に検出されている事態を重く見ている。
面的な広がりはないといわれているが、そもそも市中感染が起こっていること自体が問題だ。
検疫の不徹底、遺伝子解析の絶対的な不足、積極的疫学調査の中断(感染者が増え過ぎて、手が回らない)など、憂慮すべき状況が続いている。
どこかで、バックドアが開いているのではないか。
東京都の海外渡航歴のある感染者は、第1波のきっかけとなったが、第2波では明確な兆候はなかった。
第3波の現在、若干の増加はあるものの、確認されているのは最大でも数名に過ぎない。
大規模流行の中で、相対的には少ない割合に留まっているし、出現のタイミングも流行の多寡に応じて連動している。
当局は、変異種かどうかについては公表していないしな。
静岡とか埼玉ではクラスターが発生しているのに、東京都の変異種は散発的というのも不思議だ。
東洋経済の記事では、徹底した収束に持ち込まなければ第4波が来ると警戒しているようだが、英国産変異種(もちろん、ブラジル産や南ア産含めて)の襲来の方が余程怖い。
アリの一穴、一度国内に入れば、瞬く間に増殖していく。
マスク手洗い3密避ける+外出抑制で、どこまで持ち堪えられるのか。
大阪は、緊急事態宣言の解除要請を見送ったという。
(大阪府 緊急事態宣言の解除要請見送り「病床使用率依然高い」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210209/k10012858171000.html
「重症患者用の病床の使用率が依然、高い状況が続いていることなどを踏まえ、現時点で国に解除の要請を行うことは見送る」
まあ、来週には要請に踏み切るだろうけどな。
「新規陽性者数が300人以下』かつ『重症病床使用率60%以下』の基準」
専門家会議の座長さんは、オア条件ではなく、アンド条件が妥当としている。
論理的にも、その方が合理的だ。
新規感染者数が先行指標とすれば、重症病床使用率は遅行指標だからな。
後者のひっ迫を抑制することが絶対条件なわけだから、前者だけ見て判断するのはお門違いだ。
東京都は国の言いなりだから、独自基準はない(そういうことかあ?)。
絶対的な感染者数の多さや、重症者の状況を見ても、3月7日に解除できるかどうかさえ怪しいと見ている。
浮沈子の生活自体に大きな影響はないけど、夜の徘徊で後ろめたい思いをせずに済むからな(夜8時以降の不要不急の外出・・・)。
精神衛生上は大いに関心があるといったところか。
まあ、どうでもいいんですが。
世間では、卒業祝、花見、入学祝、歓送迎会の季節が始まろうとしている。
会食を伴う、3密な状況が蔓延するわけだ。
この際、逆に全国的に緊急事態宣言を掛けて、徹底した会食禁止を訴えてはどうか。
本気でオリパラをやるつもりなら、そのくらいは当然だろう。
ワクチン(ファイザー/ビオンテック)は、どーせ半年後にならなければ本格的には入ってこないだろうしな。
火の消えた後の消防車になりかねない。
まあ、火は消えてないけど。
オリンピックも取りやめ、ワクチンは遅れに遅れ、第4波が感染力の強い変異種で襲ってきたりしたら、目も当てられない。
厚労省の提言を絵餅に終わらせないように、今からでも早急に態勢を整えておいた方がいいような気がするな・・・。
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