-1.3度:ベラボーめ:2021年元旦の朝 ― 2021年01月01日 07:44
-1.3度:ベラボーめ:2021年元旦の朝
東京地方は、6時36分に-1.3度を記録した。
寒さにめっぽう弱い浮沈子は、昨日ゲットしたばかりの中古の電気ストーブにあたりながら暖を取っている。
昨日、東京都では1337人の新規感染者が確認され、過去最大を更新した。
(緊急事態宣言の発出 政府に要請も視野に検討へ 東京都)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012792201000.html
「東京都内では、大みそかの31日、感染の確認が初めて1000人を超えて、これまでで最も多い1337人となりました。」
「都は、対策の徹底を繰り返し呼びかけるとともに、感染状況を見極めながら緊急事態宣言の発出を政府に要請することも視野に検討することにしています。」
口先だけじゃなく、早いとこ対応しないとな。
「都は、この年末年始は外出を控えて家で静かに過ごし、飲み会は行わないなど感染防止対策の徹底を繰り返し呼びかけていますが、まだ、目に見える効果が出ていません。」
コロナ馴れした市民には、要請やお願いは届かなくなってしまったようだ。
利他的行動にも限界はあり、それを責めることはできない。
若い人たちにとっては、特にそうだ。
彼らの利己的行動原則は、行動し、移動し、密に接して子孫を残すことだからな。
そうでなくては、真の意味での人類の危機を招く。
自然の摂理に反した行動抑制を「要請」し、それに従わないことを責めることは酷だ。
社会構造(ルールとかも)は、そういう事態に対処するために存在する。
公権を持って規制し、明確なメッセージを伝えるべきだろう。
それを怠っている側こそ、反社会的な状況を演出している。
医療危機が現実になれば、断固たる対応を怠っている当局側の責任であることは明白だ。
どーせ、業界に忖度して再度の緊急事態など出せっこないと舐められている・・・。
そういうのは、健全な公権力と市民の関係ではない。
基準を周知し、それが侵されれば果断に規制してこそ、健全なルールと言える。
第1波後に東京アラートの基準を超えた際に、うやむやにしたのがまずかったな。
(東京アラートとは 解除と再要請の考え方は)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200603/k10012456611000.html
「1週間の平均でいずれも1日当たり、新たな感染の確認が20人未満、感染経路が分からない人の割合が50%未満、さらに感染した人の増加比率が前の週より低くなるという3つの指標」
すっかり過去の話になっている・・・。
NY州知事のクオモとの差は歴然だ。
国情も制度も異なるから、単純な比較はできないし、そもそも感染規模が桁違いだからな。
1300人程度の感染者では、NYでは記者会見もしないだろうしな。
まあ、どうでもいいんですが。
正月休暇が明け、社会活動が元に戻れば(我が国のレベルにおける)感染爆発は必至だ。
健全ではないけど、市民は権力を試しにかかっている。
何処まで行けば発動するかを見ている(そうなのかあ?)。
新型コロナの発生が報道されて2年目。
ワクチンの普及までは、まだ数年かかる。
我々は、この感染症との新たな付き合い方を模索していかなければならない。
何が最も望ましいのか。
我々は、どう変わり、或いは変わらないことがいいのか。
次のパンデミックに備えて、何を準備しておかなければならないのか。
世界の感染者は8300万人、死者は180万人を超えた。
今日中に、米国の感染者は2000万人に届くだろう(死者は34万人超)。
我が国は2桁小さい。
命令と服従とルールではなく、要請と協力とモラルのたまものだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(東京都31日新型コロナ感染、過去最多の1,337人 PCR検査陽性率10%超える)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/12/3113371219257.php
「7日間移動平均値による30日の陽性率は10.2%と、緊急事態宣言解除後としては最高」
陽性率が高いということは、捕捉されていない感染者がそれだけ多くいて、彼らによる感染拡大が水面下で続いていることを意味する(第1波の時は、これが3割超えてたわけだ・・・)。
濃厚接触者の洗い出しもなければ、未発症者の自己隔離もない。
野放し状態が、今、この瞬間も拡大しているということだ。
当局は、口先だけでどこまで粘るつもりなんだろう(忘年会新年会のシーズンが終われば、減るとでも思ってるんだろうか)。
1万人を超えても、口先だけに終わるだろうな・・・。
東京地方は、6時36分に-1.3度を記録した。
寒さにめっぽう弱い浮沈子は、昨日ゲットしたばかりの中古の電気ストーブにあたりながら暖を取っている。
昨日、東京都では1337人の新規感染者が確認され、過去最大を更新した。
(緊急事態宣言の発出 政府に要請も視野に検討へ 東京都)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012792201000.html
「東京都内では、大みそかの31日、感染の確認が初めて1000人を超えて、これまでで最も多い1337人となりました。」
「都は、対策の徹底を繰り返し呼びかけるとともに、感染状況を見極めながら緊急事態宣言の発出を政府に要請することも視野に検討することにしています。」
口先だけじゃなく、早いとこ対応しないとな。
「都は、この年末年始は外出を控えて家で静かに過ごし、飲み会は行わないなど感染防止対策の徹底を繰り返し呼びかけていますが、まだ、目に見える効果が出ていません。」
コロナ馴れした市民には、要請やお願いは届かなくなってしまったようだ。
利他的行動にも限界はあり、それを責めることはできない。
若い人たちにとっては、特にそうだ。
彼らの利己的行動原則は、行動し、移動し、密に接して子孫を残すことだからな。
そうでなくては、真の意味での人類の危機を招く。
自然の摂理に反した行動抑制を「要請」し、それに従わないことを責めることは酷だ。
社会構造(ルールとかも)は、そういう事態に対処するために存在する。
公権を持って規制し、明確なメッセージを伝えるべきだろう。
それを怠っている側こそ、反社会的な状況を演出している。
医療危機が現実になれば、断固たる対応を怠っている当局側の責任であることは明白だ。
どーせ、業界に忖度して再度の緊急事態など出せっこないと舐められている・・・。
そういうのは、健全な公権力と市民の関係ではない。
基準を周知し、それが侵されれば果断に規制してこそ、健全なルールと言える。
第1波後に東京アラートの基準を超えた際に、うやむやにしたのがまずかったな。
(東京アラートとは 解除と再要請の考え方は)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200603/k10012456611000.html
「1週間の平均でいずれも1日当たり、新たな感染の確認が20人未満、感染経路が分からない人の割合が50%未満、さらに感染した人の増加比率が前の週より低くなるという3つの指標」
すっかり過去の話になっている・・・。
NY州知事のクオモとの差は歴然だ。
国情も制度も異なるから、単純な比較はできないし、そもそも感染規模が桁違いだからな。
1300人程度の感染者では、NYでは記者会見もしないだろうしな。
まあ、どうでもいいんですが。
正月休暇が明け、社会活動が元に戻れば(我が国のレベルにおける)感染爆発は必至だ。
健全ではないけど、市民は権力を試しにかかっている。
何処まで行けば発動するかを見ている(そうなのかあ?)。
新型コロナの発生が報道されて2年目。
ワクチンの普及までは、まだ数年かかる。
我々は、この感染症との新たな付き合い方を模索していかなければならない。
何が最も望ましいのか。
我々は、どう変わり、或いは変わらないことがいいのか。
次のパンデミックに備えて、何を準備しておかなければならないのか。
世界の感染者は8300万人、死者は180万人を超えた。
今日中に、米国の感染者は2000万人に届くだろう(死者は34万人超)。
我が国は2桁小さい。
命令と服従とルールではなく、要請と協力とモラルのたまものだな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(東京都31日新型コロナ感染、過去最多の1,337人 PCR検査陽性率10%超える)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/12/3113371219257.php
「7日間移動平均値による30日の陽性率は10.2%と、緊急事態宣言解除後としては最高」
陽性率が高いということは、捕捉されていない感染者がそれだけ多くいて、彼らによる感染拡大が水面下で続いていることを意味する(第1波の時は、これが3割超えてたわけだ・・・)。
濃厚接触者の洗い出しもなければ、未発症者の自己隔離もない。
野放し状態が、今、この瞬間も拡大しているということだ。
当局は、口先だけでどこまで粘るつもりなんだろう(忘年会新年会のシーズンが終われば、減るとでも思ってるんだろうか)。
1万人を超えても、口先だけに終わるだろうな・・・。
無症候性キャリア:自費検査であぶり出される見えない感染者の存在:本人にしたってどうしようもないけど ― 2021年01月01日 17:57
無症候性キャリア:自費検査であぶり出される見えない感染者の存在:本人にしたってどうしようもないけど
たまにさぼることはあっても、去年の春先から、毎朝体温測定をしている。
低体温症なのか、体温計が安物なのか(600円くらいで買った)、はたまた測り方が悪いのか(腋下測定)。
34度台後半から35度台前半・・・。
このくらい気楽かつ簡便に、新型コロナのPCR検査が出来るようになるといいんだがな。
抗原検査の精度が上がってもいい。
30日分セットになってて、舐めるだけで5分ほどすると結果が分かるのがいいな。
1000円くらいで、近所の薬局で買えればなおいい。
陽性になっちまったらどーする!?。
ひょっとしたらヤバいわけだから、むやみに出歩くわけにもいかない。
スマホとかの専用アプリか、HP上のボタンをクリックすると、近所の郵便局か宅配のステーションから連絡があって、これから検体を回収しに行くので、唾液を採取して密閉しておいて欲しいと要請がある。
そう、30日キットには、正式な検査を受けるための検体採集容器がオマケで付属している(オマケなのかあ?)。
正式な検査なので、もちろん公費だ。
37.5度以上の熱があるかとか、持病はあるかなど、しつこく聞かれて自宅待機を要請されることはない。
検査は、直ちに、確実に行われる。
1時間くらいで回収された検体は直ちに分析され、連絡してから2時間くらいで結果が通知される。
再検査か、発症していれば受診医療機関を指示されるか(再検査の検体収集容器は、1回目の回収の際に置いてかれる)。
あらためて予約するなどという手間はいらない。
再検査を受け、何事もなければ、それでおしまい。
明日から、また、毎朝の検査をすればいい。
正式の検査で陽性だったら?。
無症状の陽性者をいちいち受診させていたら、医療機関がパンクする(後述するように、1日10万人の感染者だからな)。
さりとて、無症状だからといって、そのまま放置するわけにもいかない(無症状のまま、翌朝死んじまった事例もあるしな)。
捕捉された感染者は、直ちにトリアージして、適切な医学的管理下に置く必要がある(つーか、第三者に感染させない措置が必要だ)。
血中酸素濃度が低下していても、息苦しさの自覚症状がなかったりするヤバい疾患だからな。
その状態では、少なくとも発熱はしているだろうが、若くて元気なら、多少熱が出たって動き回れるからな。
動けるから、周り中にうつしまくったり、突然ストンと意識が落ちてそれっきりになったりもする。
最初期のトリアージは、訓練された専門職が行うしかない。
体温を測ったり、パルスオキシメーターを装着してもらったり、リモートで指示して、データを転送してもらう(機器は宅配で届ける)。
パルスオキシメーターは24時間着けっぱなしだ(シャワーとかどーする?)。
ヤバくなったら、本人が何と言おうと(息苦しくないから大丈夫とかなんとか)、強制的に入院させて専門的な医学管理下に置く。
まあ、どうでもいいんですが。
そういう、広く網を掛け、症状の有無にかかわらず、片っ端から感染者を洗い出していかない限り、無症候性キャリアを捕捉することはできない。
もちろん、1か月1000円で毎日検査できる抗原検査キットなどはないし、正式なPCR検査には、発症したり、濃厚接触者にならない限りはアクセスできない(なんとなく、心配だから受けときたいんですけど:ダメ!)。
息苦しさの自覚がないまま、酸素不足になって命を落とす感染者も後を絶たない。
自宅待機やホテル待機で、リモートで捕捉できるパルスオキシメーターもない。
そもそも、当局に、無症候性キャリアを積極的に特定して、片っ端から行動制限掛けて感染の鎖を絶たなければならないという切迫感がない。
(都幹部「市中感染拡大の恐れ」…新規感染1000人超えで経路不明69%)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4bf6e9afa88cae2c56d39b87c7b40f4acb519a1
「経路の特定を担う保健所が「新規感染者の急増で作業が追いついていない」」
「新規感染者の中には、年末年始に帰省を予定し、自費検査を受けて陽性が判明した無症状の人も多い」
「自覚症状のない人が感染を広げている」
「年末年始に無症状の感染者が移動することで、感染拡大を加速させなければ良いのだが」
まるで人ごとだな・・・。
ムカつく。
なんか、ムカつく。
無症候性キャリア(無症状病原体保有者)からの感染がヤバいと分かっていても、手も足も出ない。
片っ端から検査して、PCRで引っかからないケースもあるだろうが、引っかかるケースもけっこうあるはずだ。
最初からPCR検査できないのなら、他の検査と組み合わせて対応できないものか。
毎日、10億回のPCR検査を行うのが浮沈子の理想だが、それが無理なら、せめて1億回くらいは検査しないとなあ(ああ、それだってムリポ・・・)。
当局にとって、無症候性キャリアは疎ましいだけの存在で、対応すべき対象には入っていないのではないかとすら思える。
東京都で毎日10万人くらいの感染者(現在の100倍)が出るようになれば、ようやく重い腰を上げるんだろう。
3か月後くらいに、無症候性キャリアを捕捉する対策を立てるに違いない。
ナンセンスだな・・・。
1日10万人の感染者が100日続けば、都内で1000万人が感染する(死者10万人以上)。
そろそろ、集団免疫が見えてくる頃だろう。
火が消えた頃に来る消防車というやつか。
それだって、何もやらないよりはいいかも知れない。
変異種に対する再感染とかもあるしな(未確認)。
いきなり、100倍の感染者にはならないかもしれないが、数か月前の東京都は、せいぜい数十人の感染者だったからな(東京アラートの基準は20人:6月には、1度適用している)。
1日10万人というのは、決して無謀な想定ではない(そうなのかあ?:さすがに無謀な気がするけど)。
無策のまま見守っていると、1か月後くらいには1万人突破は確実だろう。
ほぼ3倍の人口を有するカリフォルニアでは、1日5万人を超える感染者が出ているからな。
強力なロックダウンを掛けても、3万人くらいまでしか下がらない。
緊急事態を宣言するなら、出し惜しみしないで早いタイミングで出した方が傷が小さくて済む。
一人一人の感染者を洗い出して、丁寧に対応することができないから、丸ごと対応して深手を負うことになるのだ。
それでも、1日300人しか検査できなかった昨年2月に比べれば100倍以上になっている(約5万件)。
10億回まではもう少しだな(そんなあ!)。
本日現在、変異種にたいして認可されたワクチンが効くという報告はない(効かないという報告もないけど:多分効くだろうという見通しだけ)。
東京都の感染者も、700人台に減った(783人)。
やれやれ・・・。
1日10万人に届くには、しばらく時間がかかるだろう(ホントにいくのかあ?)。
そういう心づもりでいなければ、この事態を客観的に見ることはできない。
東京都の累計が、7万人弱だから、それ以上の感染者が1日に報告される事態だ。
ちょっと現実感が伴わないけど、米国(東京都の人口比で24倍くらい)では、20万人が毎日新たに罹患している。
決して、べらぼーな話じゃないのだ(いや、べらぼーです!)。
無症候性キャリアが広げる、桁違いの感染とどう向き合うか。
仮に変異種にワクチンが有効だったとしても、効果を見ることができるのは5年後だからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナウイルスと共存はつづく?)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cf0ed9ac613164a8ba26d10b74da17f73084dcb
「2月の波は、ほとんど、中国由来のウイルスだった。4月、5月の波は、ヨーロッパ由来。これは恐らく3月の春休みに、相当多数の日本人がヨーロッパに行って帰ってきて、持ってきてしまった。あらかじめ予想できていたのであれば、旅行に行く学生などに対して『旅行は遠慮して下さい』と呼びかけたり、しっかりとした水際対策をしていれば、もう少し春の様相は違っていたのではないかと思う」
っちゃー!、やっぱそうだったのかあ・・・。
「2021年に東京オリンピック・パラリンピックを開催する日本にとって、世界中から選手などが入国してくるため途上国がワクチンを入手できるかも重要」
そもそも、オリンピックが出来るかどうかも問題だがな。
浮沈子的に気になるのは、ワクチンの効果のくだりだ・・・。
「打った人は、打たない人に比べて、新型コロナ感染症を「発症した」人の数が少ないことをもって、効果があると発表している。つまり、ワクチンに「発症」や「重症化」を防ぐ効果はあるとしても、打てば感染しないとは言い切れない」
「ウイルス学の専門家は、新型コロナやインフルエンザなど肺など呼吸器の病気に対するワクチンで、感染そのものを防ぐのは難しい」
つーことはだな、ワクチンの普及過程では、大量の無症候性キャリアが生まれることになるのではないか。
一気に普及させられなければ、だらだらとした感染が続くことになる。
その辺りは未確認だが、今夜の妄想にはちょうどいいかも知れない。
ワクチンをうってもうっても、感染が収まらない・・・。
そのうち、ワクチンに耐性のあるウイルスに変異して、選択圧で一気に広がって、対策は振出しに戻るとかな。
来週早々には、ビオンテックから何か発表があるだろう。
N501Y変異に効果はあるのか。
欠失69-70変異に対してはどうなのか。
ナイジェリアの変異種については続報がないけど、どうなったんだろうな・・・。
たまにさぼることはあっても、去年の春先から、毎朝体温測定をしている。
低体温症なのか、体温計が安物なのか(600円くらいで買った)、はたまた測り方が悪いのか(腋下測定)。
34度台後半から35度台前半・・・。
このくらい気楽かつ簡便に、新型コロナのPCR検査が出来るようになるといいんだがな。
抗原検査の精度が上がってもいい。
30日分セットになってて、舐めるだけで5分ほどすると結果が分かるのがいいな。
1000円くらいで、近所の薬局で買えればなおいい。
陽性になっちまったらどーする!?。
ひょっとしたらヤバいわけだから、むやみに出歩くわけにもいかない。
スマホとかの専用アプリか、HP上のボタンをクリックすると、近所の郵便局か宅配のステーションから連絡があって、これから検体を回収しに行くので、唾液を採取して密閉しておいて欲しいと要請がある。
そう、30日キットには、正式な検査を受けるための検体採集容器がオマケで付属している(オマケなのかあ?)。
正式な検査なので、もちろん公費だ。
37.5度以上の熱があるかとか、持病はあるかなど、しつこく聞かれて自宅待機を要請されることはない。
検査は、直ちに、確実に行われる。
1時間くらいで回収された検体は直ちに分析され、連絡してから2時間くらいで結果が通知される。
再検査か、発症していれば受診医療機関を指示されるか(再検査の検体収集容器は、1回目の回収の際に置いてかれる)。
あらためて予約するなどという手間はいらない。
再検査を受け、何事もなければ、それでおしまい。
明日から、また、毎朝の検査をすればいい。
正式の検査で陽性だったら?。
無症状の陽性者をいちいち受診させていたら、医療機関がパンクする(後述するように、1日10万人の感染者だからな)。
さりとて、無症状だからといって、そのまま放置するわけにもいかない(無症状のまま、翌朝死んじまった事例もあるしな)。
捕捉された感染者は、直ちにトリアージして、適切な医学的管理下に置く必要がある(つーか、第三者に感染させない措置が必要だ)。
血中酸素濃度が低下していても、息苦しさの自覚症状がなかったりするヤバい疾患だからな。
その状態では、少なくとも発熱はしているだろうが、若くて元気なら、多少熱が出たって動き回れるからな。
動けるから、周り中にうつしまくったり、突然ストンと意識が落ちてそれっきりになったりもする。
最初期のトリアージは、訓練された専門職が行うしかない。
体温を測ったり、パルスオキシメーターを装着してもらったり、リモートで指示して、データを転送してもらう(機器は宅配で届ける)。
パルスオキシメーターは24時間着けっぱなしだ(シャワーとかどーする?)。
ヤバくなったら、本人が何と言おうと(息苦しくないから大丈夫とかなんとか)、強制的に入院させて専門的な医学管理下に置く。
まあ、どうでもいいんですが。
そういう、広く網を掛け、症状の有無にかかわらず、片っ端から感染者を洗い出していかない限り、無症候性キャリアを捕捉することはできない。
もちろん、1か月1000円で毎日検査できる抗原検査キットなどはないし、正式なPCR検査には、発症したり、濃厚接触者にならない限りはアクセスできない(なんとなく、心配だから受けときたいんですけど:ダメ!)。
息苦しさの自覚がないまま、酸素不足になって命を落とす感染者も後を絶たない。
自宅待機やホテル待機で、リモートで捕捉できるパルスオキシメーターもない。
そもそも、当局に、無症候性キャリアを積極的に特定して、片っ端から行動制限掛けて感染の鎖を絶たなければならないという切迫感がない。
(都幹部「市中感染拡大の恐れ」…新規感染1000人超えで経路不明69%)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4bf6e9afa88cae2c56d39b87c7b40f4acb519a1
「経路の特定を担う保健所が「新規感染者の急増で作業が追いついていない」」
「新規感染者の中には、年末年始に帰省を予定し、自費検査を受けて陽性が判明した無症状の人も多い」
「自覚症状のない人が感染を広げている」
「年末年始に無症状の感染者が移動することで、感染拡大を加速させなければ良いのだが」
まるで人ごとだな・・・。
ムカつく。
なんか、ムカつく。
無症候性キャリア(無症状病原体保有者)からの感染がヤバいと分かっていても、手も足も出ない。
片っ端から検査して、PCRで引っかからないケースもあるだろうが、引っかかるケースもけっこうあるはずだ。
最初からPCR検査できないのなら、他の検査と組み合わせて対応できないものか。
毎日、10億回のPCR検査を行うのが浮沈子の理想だが、それが無理なら、せめて1億回くらいは検査しないとなあ(ああ、それだってムリポ・・・)。
当局にとって、無症候性キャリアは疎ましいだけの存在で、対応すべき対象には入っていないのではないかとすら思える。
東京都で毎日10万人くらいの感染者(現在の100倍)が出るようになれば、ようやく重い腰を上げるんだろう。
3か月後くらいに、無症候性キャリアを捕捉する対策を立てるに違いない。
ナンセンスだな・・・。
1日10万人の感染者が100日続けば、都内で1000万人が感染する(死者10万人以上)。
そろそろ、集団免疫が見えてくる頃だろう。
火が消えた頃に来る消防車というやつか。
それだって、何もやらないよりはいいかも知れない。
変異種に対する再感染とかもあるしな(未確認)。
いきなり、100倍の感染者にはならないかもしれないが、数か月前の東京都は、せいぜい数十人の感染者だったからな(東京アラートの基準は20人:6月には、1度適用している)。
1日10万人というのは、決して無謀な想定ではない(そうなのかあ?:さすがに無謀な気がするけど)。
無策のまま見守っていると、1か月後くらいには1万人突破は確実だろう。
ほぼ3倍の人口を有するカリフォルニアでは、1日5万人を超える感染者が出ているからな。
強力なロックダウンを掛けても、3万人くらいまでしか下がらない。
緊急事態を宣言するなら、出し惜しみしないで早いタイミングで出した方が傷が小さくて済む。
一人一人の感染者を洗い出して、丁寧に対応することができないから、丸ごと対応して深手を負うことになるのだ。
それでも、1日300人しか検査できなかった昨年2月に比べれば100倍以上になっている(約5万件)。
10億回まではもう少しだな(そんなあ!)。
本日現在、変異種にたいして認可されたワクチンが効くという報告はない(効かないという報告もないけど:多分効くだろうという見通しだけ)。
東京都の感染者も、700人台に減った(783人)。
やれやれ・・・。
1日10万人に届くには、しばらく時間がかかるだろう(ホントにいくのかあ?)。
そういう心づもりでいなければ、この事態を客観的に見ることはできない。
東京都の累計が、7万人弱だから、それ以上の感染者が1日に報告される事態だ。
ちょっと現実感が伴わないけど、米国(東京都の人口比で24倍くらい)では、20万人が毎日新たに罹患している。
決して、べらぼーな話じゃないのだ(いや、べらぼーです!)。
無症候性キャリアが広げる、桁違いの感染とどう向き合うか。
仮に変異種にワクチンが有効だったとしても、効果を見ることができるのは5年後だからな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(新型コロナウイルスと共存はつづく?)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cf0ed9ac613164a8ba26d10b74da17f73084dcb
「2月の波は、ほとんど、中国由来のウイルスだった。4月、5月の波は、ヨーロッパ由来。これは恐らく3月の春休みに、相当多数の日本人がヨーロッパに行って帰ってきて、持ってきてしまった。あらかじめ予想できていたのであれば、旅行に行く学生などに対して『旅行は遠慮して下さい』と呼びかけたり、しっかりとした水際対策をしていれば、もう少し春の様相は違っていたのではないかと思う」
っちゃー!、やっぱそうだったのかあ・・・。
「2021年に東京オリンピック・パラリンピックを開催する日本にとって、世界中から選手などが入国してくるため途上国がワクチンを入手できるかも重要」
そもそも、オリンピックが出来るかどうかも問題だがな。
浮沈子的に気になるのは、ワクチンの効果のくだりだ・・・。
「打った人は、打たない人に比べて、新型コロナ感染症を「発症した」人の数が少ないことをもって、効果があると発表している。つまり、ワクチンに「発症」や「重症化」を防ぐ効果はあるとしても、打てば感染しないとは言い切れない」
「ウイルス学の専門家は、新型コロナやインフルエンザなど肺など呼吸器の病気に対するワクチンで、感染そのものを防ぐのは難しい」
つーことはだな、ワクチンの普及過程では、大量の無症候性キャリアが生まれることになるのではないか。
一気に普及させられなければ、だらだらとした感染が続くことになる。
その辺りは未確認だが、今夜の妄想にはちょうどいいかも知れない。
ワクチンをうってもうっても、感染が収まらない・・・。
そのうち、ワクチンに耐性のあるウイルスに変異して、選択圧で一気に広がって、対策は振出しに戻るとかな。
来週早々には、ビオンテックから何か発表があるだろう。
N501Y変異に効果はあるのか。
欠失69-70変異に対してはどうなのか。
ナイジェリアの変異種については続報がないけど、どうなったんだろうな・・・。
俺の死骸を乗り越えて行け:或いは2機纏めて片付ける予定か ― 2021年01月03日 13:19
俺の死骸を乗り越えて行け:或いは2機纏めて片付ける予定か
昨日は初潜り。
寒さに震えながら稲取のプールでのリハビリ(といっても、1か月半ぶりくらいか)を済ませて、日帰りで戻ってきた。
ファルコン9の打ち上げ(トルクサット5A)が延期になっていて、宇宙ネタも涸れ果てている。
先月、地面に激突して大爆発、木っ端みじんになったSN8の残骸と一緒に、次期プロトタイプのSN9が写っている記事が出ていた。
(SpaceXの次のスターシップは最初の打ち上げの準備のために冷ややかになります)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-sn9-frosty-first-launch-plans/
「スターシップSN9は、スターシップSN8の残骸の後ろに立っていますが、爆発的であるが成功した打ち上げデビューの後、まだ完全にクリアされていません。(NASASpaceflight – bocachicagal)」
今週前半にスタティックファイアテストを行い、その勢いで高高度飛行試験をするつもりなんだろうが、着陸予定地にはSN8の残骸(ノーズコーン)がそのままになっている。
それだけ、開発のペースが速いんだろうが、なんとも象徴的な構図だな。
浮沈子的には、どーせSN9だって失敗するんだから、そのままにしておいて2機分まとめて片付ければいいような気もする(そんなあ!)。
スターシップの開発の速さはベラボーだな。
それは確かだが、ド派手な爆発(爆発的成功?)の積み重ねでデータを収集するという前代未聞の話だ。
SLSもステニスでデータ収集中だが、打ち上げてみて、地面に叩きつけて強度試験(!)をするなんてことはしない。
燃料入れて、カウントダウンして、途中で止まっちゃったからどーしよーか悩んで2週間くらい固まっちゃう程度だ(そうなのかあ?)。
このまま、燃焼試験(フルパワー8分)に突入するか、それとも再度ウェットドレスリハーサルを繰り返すか。
グリーンランテストは納品検査のようなもので、これに合格できなければ、ボーイングはコアステージをフロリダに運び込むことができない。
33秒前まで進む予定だったカウントダウンが数分前にとまってしまったのには、何か原因があるはずだからな。
徹底的に検査して原因を突き止め、しっかり潰しておかなければ、スターライナーの二の舞になりかねない。
スケジュールは遅れ、アルテミスは飛ばないが、それは仕方ない。
最初の1機を作るのに11年を掛け(たぶん、12年になるんでしょうけど)、腫物を触るように慎重に検査している。
スターシップのように、実験が間に合わないほどプロトタイプを次々に制作して、片っ端からぶっ壊していくのとは開発の哲学が異なる。
それでも、スターシップはSLSよりもさらに巨大なロケットだし、完全再使用を目指しているし、地球周回軌道上で燃料補給して火星まで飛ばそうというのだから、そう簡単に実現するわけではない。
上段であるスターシップだって、SN100くらいのプロトタイプを生産(=破壊?)しなければならないだろうし、1段目のスーパーヘビーの開発は、事実上これからということになる。
発射台に直接戻ってきて、カニの爪で捕まえてもらうという。
べらぼーめ・・・。
ロケットラボのエレクトロンの1段目を、ヘリでパラシュートを引っ掛けて回収するのとはわけが違う。
全長72mもある巨大なブースターをパワードランディングさせ、せいぜい誤差数十センチの精度で発射台に戻すことが必要になるわけで、何度も回収に成功しているS社と言えども、一朝一夕にできるとは思われない。
発射台を100個くらいぶっ壊さないとムリポだな。
普通に着陸させて、クレーンで運べばいいと思うんだが、S社はそうしない。
大陸間弾道旅客機を飛ばして、火星移民のための費用を稼がなければならないからな。
困難なのは分かっているが、それは必要なプロセスなのだ。
地球周回軌道上での給油にしてもそうだな。
液体を移送するのではなく、コブシメのオスが精子の入ったカプセル(精莢(せいきょう)というらしい)をメスに渡すように、燃料を入れたタンクを交換すればいいような気もする。
その辺りも含めて検討済なんだろう。
シンプルなのが一番いいからな。
スターシップは、ロケットのカタチをして、確かにロケットエンジンを搭載しているが、その運用は限りなく航空機に近い。
航空機の空中給油は、軍用機では当たり前の技術だからな。
航空母艦に着艦させるときに、アレスティングワイヤーを引っ掛けて着陸させるというのもある。
(アレスティング・ワイヤー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC
「着陸の際に飛行機を短い滑走距離で制動するためのケーブル」
機体に何かを引っ掛けて手繰り寄せるとか、着陸復航を行うことも視野に入れているかも知れない。
パワードランディングでさえキワモノの極致のような気がする。
それを、発射台の整備塔に引っ掛けて、ピンポイントで回収するなんて、破天荒の極みだ。
ありえねー・・・。
それでも、大陸間弾道旅客機を飛ばすためには、是が非でも必要なんだろう。
平らな所に着陸するステージを置いて、そのステージごと発射台まで移動する方が簡単な気がするが、頑丈な着陸脚を備えなければならい点は改善されない。
スーパーヘビーの着陸脚については、まだまだ紆余曲折がありそうだな。
スターシップは、ロケットの概念を書き換えるギミックを多数備えている。
それは、単に、完全再使用ロケットというだけでなく、再打ち上げまでの時間やコストの削減を視野に入れて開発されているということだ。
早く航空機のようになりたい!。
給油して、パイロット交代すれば(いなくてもいいですが)いつでも飛べるぞ!。
昨日は初潜り。
寒さに震えながら稲取のプールでのリハビリ(といっても、1か月半ぶりくらいか)を済ませて、日帰りで戻ってきた。
ファルコン9の打ち上げ(トルクサット5A)が延期になっていて、宇宙ネタも涸れ果てている。
先月、地面に激突して大爆発、木っ端みじんになったSN8の残骸と一緒に、次期プロトタイプのSN9が写っている記事が出ていた。
(SpaceXの次のスターシップは最初の打ち上げの準備のために冷ややかになります)
https://www.teslarati.com/spacex-starship-sn9-frosty-first-launch-plans/
「スターシップSN9は、スターシップSN8の残骸の後ろに立っていますが、爆発的であるが成功した打ち上げデビューの後、まだ完全にクリアされていません。(NASASpaceflight – bocachicagal)」
今週前半にスタティックファイアテストを行い、その勢いで高高度飛行試験をするつもりなんだろうが、着陸予定地にはSN8の残骸(ノーズコーン)がそのままになっている。
それだけ、開発のペースが速いんだろうが、なんとも象徴的な構図だな。
浮沈子的には、どーせSN9だって失敗するんだから、そのままにしておいて2機分まとめて片付ければいいような気もする(そんなあ!)。
スターシップの開発の速さはベラボーだな。
それは確かだが、ド派手な爆発(爆発的成功?)の積み重ねでデータを収集するという前代未聞の話だ。
SLSもステニスでデータ収集中だが、打ち上げてみて、地面に叩きつけて強度試験(!)をするなんてことはしない。
燃料入れて、カウントダウンして、途中で止まっちゃったからどーしよーか悩んで2週間くらい固まっちゃう程度だ(そうなのかあ?)。
このまま、燃焼試験(フルパワー8分)に突入するか、それとも再度ウェットドレスリハーサルを繰り返すか。
グリーンランテストは納品検査のようなもので、これに合格できなければ、ボーイングはコアステージをフロリダに運び込むことができない。
33秒前まで進む予定だったカウントダウンが数分前にとまってしまったのには、何か原因があるはずだからな。
徹底的に検査して原因を突き止め、しっかり潰しておかなければ、スターライナーの二の舞になりかねない。
スケジュールは遅れ、アルテミスは飛ばないが、それは仕方ない。
最初の1機を作るのに11年を掛け(たぶん、12年になるんでしょうけど)、腫物を触るように慎重に検査している。
スターシップのように、実験が間に合わないほどプロトタイプを次々に制作して、片っ端からぶっ壊していくのとは開発の哲学が異なる。
それでも、スターシップはSLSよりもさらに巨大なロケットだし、完全再使用を目指しているし、地球周回軌道上で燃料補給して火星まで飛ばそうというのだから、そう簡単に実現するわけではない。
上段であるスターシップだって、SN100くらいのプロトタイプを生産(=破壊?)しなければならないだろうし、1段目のスーパーヘビーの開発は、事実上これからということになる。
発射台に直接戻ってきて、カニの爪で捕まえてもらうという。
べらぼーめ・・・。
ロケットラボのエレクトロンの1段目を、ヘリでパラシュートを引っ掛けて回収するのとはわけが違う。
全長72mもある巨大なブースターをパワードランディングさせ、せいぜい誤差数十センチの精度で発射台に戻すことが必要になるわけで、何度も回収に成功しているS社と言えども、一朝一夕にできるとは思われない。
発射台を100個くらいぶっ壊さないとムリポだな。
普通に着陸させて、クレーンで運べばいいと思うんだが、S社はそうしない。
大陸間弾道旅客機を飛ばして、火星移民のための費用を稼がなければならないからな。
困難なのは分かっているが、それは必要なプロセスなのだ。
地球周回軌道上での給油にしてもそうだな。
液体を移送するのではなく、コブシメのオスが精子の入ったカプセル(精莢(せいきょう)というらしい)をメスに渡すように、燃料を入れたタンクを交換すればいいような気もする。
その辺りも含めて検討済なんだろう。
シンプルなのが一番いいからな。
スターシップは、ロケットのカタチをして、確かにロケットエンジンを搭載しているが、その運用は限りなく航空機に近い。
航空機の空中給油は、軍用機では当たり前の技術だからな。
航空母艦に着艦させるときに、アレスティングワイヤーを引っ掛けて着陸させるというのもある。
(アレスティング・ワイヤー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC
「着陸の際に飛行機を短い滑走距離で制動するためのケーブル」
機体に何かを引っ掛けて手繰り寄せるとか、着陸復航を行うことも視野に入れているかも知れない。
パワードランディングでさえキワモノの極致のような気がする。
それを、発射台の整備塔に引っ掛けて、ピンポイントで回収するなんて、破天荒の極みだ。
ありえねー・・・。
それでも、大陸間弾道旅客機を飛ばすためには、是が非でも必要なんだろう。
平らな所に着陸するステージを置いて、そのステージごと発射台まで移動する方が簡単な気がするが、頑丈な着陸脚を備えなければならい点は改善されない。
スーパーヘビーの着陸脚については、まだまだ紆余曲折がありそうだな。
スターシップは、ロケットの概念を書き換えるギミックを多数備えている。
それは、単に、完全再使用ロケットというだけでなく、再打ち上げまでの時間やコストの削減を視野に入れて開発されているということだ。
早く航空機のようになりたい!。
給油して、パイロット交代すれば(いなくてもいいですが)いつでも飛べるぞ!。
変異種:ビオンテックの続報はない:うやむやのままに進む現行種へのワクチン接種 ― 2021年01月03日 15:57
変異種:ビオンテックの続報はない:うやむやのままに進む現行種へのワクチン接種
約束の2週間までには、まだ数日の猶予がある。
大方の報道では、感染拡大が懸念されている変異種(英国産:B.1.1.7、南ア産:501Y.V2、ナイジェリア産:名称不明)に対して、現在承認されているワクチン(抗原タンパク質:スパイクタンパクを細胞内で生成し、免疫システムを賦活するタイプ)は有効(に違いない、だといいな、かもしれないなどを含む)としている。
(突然変異、ワクチンおよび曲線)
https://www.arabnews.com/node/1785911
「ワクチンによって生成される免疫は、通常、ウイルスタンパク質の多くの成分に対して複雑な応答を生成します。これは、それらが一般にウイルスの何らかの突然変異に対して回復力があることを意味します。しかし、広がるにつれて多数の変化を受ける株は、ウイルスの元の株の特性によって引き起こされるように設計されたワクチン活性化免疫応答を潜在的に回避することができます。」
比較的、穏やかな記事だが、ワクチンの効きに疑義を呈している。
「人間や他の種の間で、感染率が低いほど突然変異が起こりにくい」
「ワクチンが配布されている間、突然変異はパンデミックの状況に悩まされ続けるでしょう。」
感染の拡大が変異を誘発するというのは、既に指摘されていて、たとえ変異種へのワクチン効果が限られていたとしても、現行種への接種を促進すべきという立場だ。
それが、流行を抑え、変異そのものが起こることを抑制するからというわけだな。
もう一つ、別の見方もあって、変異種への効きが悪ければ、選択圧が掛かって現行種から変異種への移行を加速するという懸念もある。
定量的に評価しないと何とも言えないんだろうが、変異種の広がりが限定的な地域は、ガンガン現行種に効果があるワクチンを射ち、流行自体を抑制するのがいいかも知れない。
その間に、mRNAワクチンを組み替えて、変異種にも対応できるタイプに改良すればいいのだ。
既に、変異種が卓越している地域で、変異種への効果が限定的なワクチンをうち続けるのはどうなんだろうか?。
そりゃあ、効かないよりはいいかも知れないし、少なくとも、その地域での割合は少ない現行種への発症予防効果は期待できるからな。
うつでしょう・・・。
そうして、選択圧を掛け、現行種の流行を駆逐し、変異種の流行もあわよくば抑制して、トータルでの集団免疫の獲得に持ち込んだり、少なくとも接種者の発症を抑えることができるとすれば、やはりうつことになる。
ワクチンをうたないという選択肢はない・・・。
そうなんだろうか?。
次から次へとワクチンを開発することができ、そのいくつかは変異種に対しても有効で、仮にハズレだったとしても、短期間に改良できるから大丈夫という麗しい話に満ち溢れている。
あと数日すれば、そして、お約束の変異に対するワクチンの効きに対する評価が出ているとすれば、少なくとも今回の変異に対する浮沈子の疑問は解決する。
原理的には、スパイクタンパクの複数の個所に反応する抗体を産生するはずなので、一つや二つの変異に対していちいちびくびくする必要はないのかも知れないけど、今回の変異は、以前から懸念されていた感染性を増幅させる可能性が高いヤバ系といわれていたわけで、それが出ちまったところが問題だ。
スッキリした検討結果が出るのか、ああでもないこうでもないという注釈付きで、歯切れ悪く、もやもやした気分が取れない結果になるのか、決定的な問題があって玉砕することになるのか。
変異種は、既に中国でも発見されている。
(中国でもコロナ変異種、国内初 英国から帰国の学生)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-china-idJPKBN2951JP
「14日に上海でコロナ検査を受け、24日に遺伝子解析から変異種が検出された。」
次々と認可され、高齢者や医療関係者にうち始められているワクチン。
それと前後して世界中に広がりつつある変異種。
その関係と影響について、世界は沈黙を続けている(そうなのかあ?)。
ビオンテックが、どういう発表を行うか。
メディアがそれをどう扱い、専門家がどんなコメントを寄せるか、そして、ワクチン接種を進めたい当局の対応はどうなるのか。
或いは、何も音沙汰なく、うやむやのままに時だけが過ぎていくのか。
N501Y変異に有効かどうか、B社はとっくに分かっていてだんまりを決め込んでいる妄想に駆られている浮沈子は、眠れぬ夜が続いている(えーと、昼間寝てるんで問題ないですが:睡眠サイクルは守りましょう)。
約束の2週間までには、まだ数日の猶予がある。
大方の報道では、感染拡大が懸念されている変異種(英国産:B.1.1.7、南ア産:501Y.V2、ナイジェリア産:名称不明)に対して、現在承認されているワクチン(抗原タンパク質:スパイクタンパクを細胞内で生成し、免疫システムを賦活するタイプ)は有効(に違いない、だといいな、かもしれないなどを含む)としている。
(突然変異、ワクチンおよび曲線)
https://www.arabnews.com/node/1785911
「ワクチンによって生成される免疫は、通常、ウイルスタンパク質の多くの成分に対して複雑な応答を生成します。これは、それらが一般にウイルスの何らかの突然変異に対して回復力があることを意味します。しかし、広がるにつれて多数の変化を受ける株は、ウイルスの元の株の特性によって引き起こされるように設計されたワクチン活性化免疫応答を潜在的に回避することができます。」
比較的、穏やかな記事だが、ワクチンの効きに疑義を呈している。
「人間や他の種の間で、感染率が低いほど突然変異が起こりにくい」
「ワクチンが配布されている間、突然変異はパンデミックの状況に悩まされ続けるでしょう。」
感染の拡大が変異を誘発するというのは、既に指摘されていて、たとえ変異種へのワクチン効果が限られていたとしても、現行種への接種を促進すべきという立場だ。
それが、流行を抑え、変異そのものが起こることを抑制するからというわけだな。
もう一つ、別の見方もあって、変異種への効きが悪ければ、選択圧が掛かって現行種から変異種への移行を加速するという懸念もある。
定量的に評価しないと何とも言えないんだろうが、変異種の広がりが限定的な地域は、ガンガン現行種に効果があるワクチンを射ち、流行自体を抑制するのがいいかも知れない。
その間に、mRNAワクチンを組み替えて、変異種にも対応できるタイプに改良すればいいのだ。
既に、変異種が卓越している地域で、変異種への効果が限定的なワクチンをうち続けるのはどうなんだろうか?。
そりゃあ、効かないよりはいいかも知れないし、少なくとも、その地域での割合は少ない現行種への発症予防効果は期待できるからな。
うつでしょう・・・。
そうして、選択圧を掛け、現行種の流行を駆逐し、変異種の流行もあわよくば抑制して、トータルでの集団免疫の獲得に持ち込んだり、少なくとも接種者の発症を抑えることができるとすれば、やはりうつことになる。
ワクチンをうたないという選択肢はない・・・。
そうなんだろうか?。
次から次へとワクチンを開発することができ、そのいくつかは変異種に対しても有効で、仮にハズレだったとしても、短期間に改良できるから大丈夫という麗しい話に満ち溢れている。
あと数日すれば、そして、お約束の変異に対するワクチンの効きに対する評価が出ているとすれば、少なくとも今回の変異に対する浮沈子の疑問は解決する。
原理的には、スパイクタンパクの複数の個所に反応する抗体を産生するはずなので、一つや二つの変異に対していちいちびくびくする必要はないのかも知れないけど、今回の変異は、以前から懸念されていた感染性を増幅させる可能性が高いヤバ系といわれていたわけで、それが出ちまったところが問題だ。
スッキリした検討結果が出るのか、ああでもないこうでもないという注釈付きで、歯切れ悪く、もやもやした気分が取れない結果になるのか、決定的な問題があって玉砕することになるのか。
変異種は、既に中国でも発見されている。
(中国でもコロナ変異種、国内初 英国から帰国の学生)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-china-idJPKBN2951JP
「14日に上海でコロナ検査を受け、24日に遺伝子解析から変異種が検出された。」
次々と認可され、高齢者や医療関係者にうち始められているワクチン。
それと前後して世界中に広がりつつある変異種。
その関係と影響について、世界は沈黙を続けている(そうなのかあ?)。
ビオンテックが、どういう発表を行うか。
メディアがそれをどう扱い、専門家がどんなコメントを寄せるか、そして、ワクチン接種を進めたい当局の対応はどうなるのか。
或いは、何も音沙汰なく、うやむやのままに時だけが過ぎていくのか。
N501Y変異に有効かどうか、B社はとっくに分かっていてだんまりを決め込んでいる妄想に駆られている浮沈子は、眠れぬ夜が続いている(えーと、昼間寝てるんで問題ないですが:睡眠サイクルは守りましょう)。
変異種:ナイロビの蜂:タスキギー実験 ― 2021年01月04日 04:47
変異種:ナイロビの蜂:タスキギー実験
浮沈子は感染症に関してブログに記事を書いていながら、タスキギー実験のことを知らなかった。
(タスキギー梅毒実験)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%A2%85%E6%AF%92%E5%AE%9F%E9%A8%93
「アフリカ系アメリカ人の人口比率が現在も圧倒的多数を占める (2010年国勢調査によると96%[1]) アメリカアラバマ州のタスキーギで、アメリカ公衆衛生局が主導し1932年から1972年まで実施された梅毒の臨床研究である。」
「研究調査の目的は、梅毒を治療しなかった場合の症状の進行を長期にわたり観察することであった。」
我が国では、ライ病(ハンセン氏病とも)に対して似たような話があって、国家的スキャンダルになったが、この記事を読むとどこでも同じと感じる。
差別と欲望と研究の名を借りた見えない暴力のおぞましさに吐き気がする・・・。
しかし、それって過去の話として片付けてしまっていいものか。
(ワクチン接種呼びかけは「実験台」への呼び込み? 黒人宗教指導者、迷いの理由)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/01/post-95305.php
「記録的なペースで開発されたワクチンの「実験台」としてアフリカ系米国人を利用するシステムに「力を貸す」ことになりかねない」
んなバカな・・・。
「試験的に有色人種に接種しているのではないかという懸念がある」
「米疾病予防管理センター(CDC)によれば、アフリカ系は白人系に比べ、COVID-19による死亡率が2.8倍高くなっている。」
「ロイター/イプソスが12月行った調査によれば、ワクチンを接種したいとする比率は、白人系では63%であるのに対し、黒人系では49%に留まっている。」
「いま直面しているのは、医療体制の仕組みに関して数世代にわたって積み重なってきた不信感、疑念、恐怖(略)から生じた副産物だ」
今回の新型ウイルスのワクチン接種に対して、過去の歴史が重くのしかかっているというのだ。
「1972年まで続けられた悪名高い「タスキギー実験」はその1例で、梅毒を研究するため、感染した黒人男性に関して本人の了解を得ずに治療が行われなかった。」
浮沈子がタスキギー実験について知ったのは、この記事からだったが、ワクチンとの関連で思い出すのはジョンルカレ原作のナイロビの蜂だな。
(ナイロビの蜂)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%93%E3%81%AE%E8%9C%82
「ル・カレはケニアを取材。そして調査すればするほど、アフリカにおける製薬会社の無法ぶりに憤りを覚えたという」
具体に何がどうということは知らないが、有名どころではファイザーの話もある。
(ファイザー、ナイジェリアによる損害賠償請求に「事実無根」)
https://www.afpbb.com/articles/-/2235554?cx_part=search
「ファイザー・フランスのYannick Pletan副社長は報道陣に対し「投薬は関係当局に通知し、当局の同意を得て行ったものだ。最も厳しい倫理ガイドラインも満たしている。死亡の原因は薬ではなく髄膜炎だ」と述べた。」
真相は不明だが、ファイザーは後に和解に応じている。
新型コロナのワクチン開発に際して、似たような話があるとすれば遺憾だ。
表向きの話にしても、ヤバい話はいくらもある。
たとえば、ワクチンの治験は、流行している地域において行われる。
ワクチン開発を行うには、感染者のトレースを徹底して行ったりして、流行が収まってしまっては困るわけだ(そうなのかあ?)。
そもそも、プラセボを使った対象群を置くことから、ワクチンが有効であれば、そっちに当たった感染者は不必要に苦しむことになるし、ワクチンによる顕著な副反応が生じれば、ワクチンを接種した被験者は、これまた苦しむことになる。
開発されたワクチンは、どんなものであっても、治験が孕むこういった矛盾を抱えていて、被験者のある意味での犠牲を伴っている。
ワクチンが賦活する、人体の免疫反応や副反応、効果を減衰させる要素が完全に解明されていない以上、培養細胞や動物実験だけで済ませたり、コンピューターの中のシミュレーションで良しとするわけにはいかない。
感染症対策は、戦争みたいなもんだから、ある程度の犠牲を伴うことは避けられない(その時点での倫理規定を順守したり、必要最低限の犠牲に留める努力をしたりしてもだ)。
放置すれば、感染症による犠牲者は、時間とともに増える一方だからな(トランプ政権が、自然終息させるために感染対策を積極的に進めなかったという話も出ているけど)。
(トランプ政権内、コロナ「集団免疫」めぐり足並み乱れ 専門家「危険な考え」と警告)
https://www.sankei.com/life/news/201102/lif2011020026-n1.html
「トランプ大統領らホワイトハウス側が、重症化しにくい若者が感染によって抗体を獲得し、社会全体の抵抗力を高める「集団免疫」戦略に傾く」
まあ、どうでもいいんですが。
ワクチンや治療法の恩恵を受けることがあるとすれば、そういった不愉快な話にも向き合う必要があるだろう。
厳しい倫理規定を順守したとしても、現在の治験が将来のいつの日にか、非難を浴びる可能性はあるのだ。
ワクチン開発の専門家全員が、安全性の観点から新型コロナのワクチン接種に必ずしも肯定的なわけではないしな。
つまり、十分な知識が与えられれば、治験そのものが成立しないという話も出てくるのだ。
本人家族の同意というのが、何らか(経済的圧力や医療資源へのアクセスなど)のプレッシャーの元で得られたとするなら、猶更というものだ。
タスキギー実験は、米国の恥部には違いないが、それは例外ではないようだ。
(明るみに出たショッキングな人体実験)
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v8/n1/%E6%98%8E%E3%82%8B%E3%81%BF%E3%81%AB%E5%87%BA%E3%81%9F%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AA%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93/36374
「米国公衆衛生局が1946~48年に、未公開の研究プロジェクトで数百人のグアテマラ人を梅毒に曝露させた事実を発見」
「ショックでした。論文が梅毒接種について書いていたからです。私は20年前からタスキギー実験について研究しており、タスキギーでは梅毒菌接種はなされなかったことを、多大な時間をかけて説明してきました。」
タスキギー実験でさえ行われなかった梅毒接種が行われた、ヤバい一件なわけだ。
やれやれ・・・。
「米国の薬剤臨床試験の大半は、現在、各国の協力の下に行われています。我々は米国内のことは管理できますが、外国では何が行われているのでしょうか。また、もしグアテマラの実験が民間の製薬会社によって行われたものであったなら、私が実験の真相について知ることは決してなかったでしょう。」
ある日、新型コロナワクチン開発について、目を背けたくなる真実が暴露されるなんて話が出てこないことを祈るしかないな・・・。
浮沈子は感染症に関してブログに記事を書いていながら、タスキギー実験のことを知らなかった。
(タスキギー梅毒実験)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%A2%85%E6%AF%92%E5%AE%9F%E9%A8%93
「アフリカ系アメリカ人の人口比率が現在も圧倒的多数を占める (2010年国勢調査によると96%[1]) アメリカアラバマ州のタスキーギで、アメリカ公衆衛生局が主導し1932年から1972年まで実施された梅毒の臨床研究である。」
「研究調査の目的は、梅毒を治療しなかった場合の症状の進行を長期にわたり観察することであった。」
我が国では、ライ病(ハンセン氏病とも)に対して似たような話があって、国家的スキャンダルになったが、この記事を読むとどこでも同じと感じる。
差別と欲望と研究の名を借りた見えない暴力のおぞましさに吐き気がする・・・。
しかし、それって過去の話として片付けてしまっていいものか。
(ワクチン接種呼びかけは「実験台」への呼び込み? 黒人宗教指導者、迷いの理由)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/01/post-95305.php
「記録的なペースで開発されたワクチンの「実験台」としてアフリカ系米国人を利用するシステムに「力を貸す」ことになりかねない」
んなバカな・・・。
「試験的に有色人種に接種しているのではないかという懸念がある」
「米疾病予防管理センター(CDC)によれば、アフリカ系は白人系に比べ、COVID-19による死亡率が2.8倍高くなっている。」
「ロイター/イプソスが12月行った調査によれば、ワクチンを接種したいとする比率は、白人系では63%であるのに対し、黒人系では49%に留まっている。」
「いま直面しているのは、医療体制の仕組みに関して数世代にわたって積み重なってきた不信感、疑念、恐怖(略)から生じた副産物だ」
今回の新型ウイルスのワクチン接種に対して、過去の歴史が重くのしかかっているというのだ。
「1972年まで続けられた悪名高い「タスキギー実験」はその1例で、梅毒を研究するため、感染した黒人男性に関して本人の了解を得ずに治療が行われなかった。」
浮沈子がタスキギー実験について知ったのは、この記事からだったが、ワクチンとの関連で思い出すのはジョンルカレ原作のナイロビの蜂だな。
(ナイロビの蜂)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%93%E3%81%AE%E8%9C%82
「ル・カレはケニアを取材。そして調査すればするほど、アフリカにおける製薬会社の無法ぶりに憤りを覚えたという」
具体に何がどうということは知らないが、有名どころではファイザーの話もある。
(ファイザー、ナイジェリアによる損害賠償請求に「事実無根」)
https://www.afpbb.com/articles/-/2235554?cx_part=search
「ファイザー・フランスのYannick Pletan副社長は報道陣に対し「投薬は関係当局に通知し、当局の同意を得て行ったものだ。最も厳しい倫理ガイドラインも満たしている。死亡の原因は薬ではなく髄膜炎だ」と述べた。」
真相は不明だが、ファイザーは後に和解に応じている。
新型コロナのワクチン開発に際して、似たような話があるとすれば遺憾だ。
表向きの話にしても、ヤバい話はいくらもある。
たとえば、ワクチンの治験は、流行している地域において行われる。
ワクチン開発を行うには、感染者のトレースを徹底して行ったりして、流行が収まってしまっては困るわけだ(そうなのかあ?)。
そもそも、プラセボを使った対象群を置くことから、ワクチンが有効であれば、そっちに当たった感染者は不必要に苦しむことになるし、ワクチンによる顕著な副反応が生じれば、ワクチンを接種した被験者は、これまた苦しむことになる。
開発されたワクチンは、どんなものであっても、治験が孕むこういった矛盾を抱えていて、被験者のある意味での犠牲を伴っている。
ワクチンが賦活する、人体の免疫反応や副反応、効果を減衰させる要素が完全に解明されていない以上、培養細胞や動物実験だけで済ませたり、コンピューターの中のシミュレーションで良しとするわけにはいかない。
感染症対策は、戦争みたいなもんだから、ある程度の犠牲を伴うことは避けられない(その時点での倫理規定を順守したり、必要最低限の犠牲に留める努力をしたりしてもだ)。
放置すれば、感染症による犠牲者は、時間とともに増える一方だからな(トランプ政権が、自然終息させるために感染対策を積極的に進めなかったという話も出ているけど)。
(トランプ政権内、コロナ「集団免疫」めぐり足並み乱れ 専門家「危険な考え」と警告)
https://www.sankei.com/life/news/201102/lif2011020026-n1.html
「トランプ大統領らホワイトハウス側が、重症化しにくい若者が感染によって抗体を獲得し、社会全体の抵抗力を高める「集団免疫」戦略に傾く」
まあ、どうでもいいんですが。
ワクチンや治療法の恩恵を受けることがあるとすれば、そういった不愉快な話にも向き合う必要があるだろう。
厳しい倫理規定を順守したとしても、現在の治験が将来のいつの日にか、非難を浴びる可能性はあるのだ。
ワクチン開発の専門家全員が、安全性の観点から新型コロナのワクチン接種に必ずしも肯定的なわけではないしな。
つまり、十分な知識が与えられれば、治験そのものが成立しないという話も出てくるのだ。
本人家族の同意というのが、何らか(経済的圧力や医療資源へのアクセスなど)のプレッシャーの元で得られたとするなら、猶更というものだ。
タスキギー実験は、米国の恥部には違いないが、それは例外ではないようだ。
(明るみに出たショッキングな人体実験)
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v8/n1/%E6%98%8E%E3%82%8B%E3%81%BF%E3%81%AB%E5%87%BA%E3%81%9F%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AA%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93/36374
「米国公衆衛生局が1946~48年に、未公開の研究プロジェクトで数百人のグアテマラ人を梅毒に曝露させた事実を発見」
「ショックでした。論文が梅毒接種について書いていたからです。私は20年前からタスキギー実験について研究しており、タスキギーでは梅毒菌接種はなされなかったことを、多大な時間をかけて説明してきました。」
タスキギー実験でさえ行われなかった梅毒接種が行われた、ヤバい一件なわけだ。
やれやれ・・・。
「米国の薬剤臨床試験の大半は、現在、各国の協力の下に行われています。我々は米国内のことは管理できますが、外国では何が行われているのでしょうか。また、もしグアテマラの実験が民間の製薬会社によって行われたものであったなら、私が実験の真相について知ることは決してなかったでしょう。」
ある日、新型コロナワクチン開発について、目を背けたくなる真実が暴露されるなんて話が出てこないことを祈るしかないな・・・。
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