🐼またみずほ:金融庁は何をしているのか:あるいは何もできないのか2021年10月01日 00:24

またみずほ:金融庁は何をしているのか:あるいは何もできないのか


(みずほ銀行 システム不具合 外国為替取引の送金 387件に遅れ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210930/k10013285161000.html??utm_int=news-new_contents_latest_004

「30日午後1時すぎから外国為替取引の決済を管理するシステムで不具合が発生し、ほかの銀行宛ての送金合わせて387件に遅れ」

「このうち309件の送金は終えたということですが、残る78件については30日中に送金ができない」

「システムは復旧していて、1日の取り引きは通常どおり」

「30日は3月期決算の企業の中間期末で、通常の月末と比べても取引の件数が多かった」

どーせ、なんかまた、十分なリソースを割り当てずに、月末処理と被せて何らかの業務改善処理を流したんだろう(未確認)。

常識ではありえない対応を平気で行う銀行だからな(常識ないのかも)。

監督官庁である金融庁は何をしているのか。

(金融庁)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%BA%81

「・改善に向けた取組みを金融商品取引業者等の自主性に委ねることが適当であれば「業務改善命令」
・一定期間業務改善に専念、集中させる必要があれば最大6か月間の「業務停止命令」
・業務を継続させることが不適当とすれば「登録取消」」

現在、同行には業務改善命令が出されている。

自主性に委ねることが適当と判断されているわけだ。

その最中に、立て続けにトラブルを頻発しているということは、監督官庁として、それが適当と判断していることになる。

状況的には、業務停止命令が相当ではないか。

(みずほ銀の酷すぎるシステム障害、金融庁の監督措置にどんな意味があるのか)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c05495970fb960211bb184c5d4af8dc401888457

「⑥業務停止処分
悪質な法令違反をしていたような場合には、改善命令だけでなく、弁明の機会を与えた上で、業務停止処分にすることがあります。懲罰的に「新規融資を6カ月間停止」などという形で出されます。」

「障害の原因については特定されておらず、引き続き調査を継続する」

原因未特定で報告と言えるのかあ?(実質的には、報告してないのと同じでは)。

「金融庁は、この報告書を受けて、改善すべき内容を確定し、「業務改善命令」を出す」

改善内容なんて、確定できるわけないじゃん!?。

「原因が特定できていないことから、再びシステム障害が発生しないか、みずほ銀行も金融庁も内心ハラハラしている」

で、あっさり再発・・・。

「「業務改善命令」を出して、再びシステム障害が発生すれば、「金融庁の指導が甘い」と世間やマスコミから批判」

記事は、文系理系の話になるが、浮沈子は関係ないと思っている。

銀行法に基づき、適切に監督することが出来ればいいのだ。

(銀行法)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E8%A1%8C%E6%B3%95

「銀行の業務の公共性に由来する信用維持、預金者保護などと、金融の円滑のための銀行業務の健全、適切な運営を確保することを目的とする(1条)。」

金融機関のシステムに対する信頼を棄損し続けている実態からして、銀行業務の健全、適切な運営を確保しているとは言い難い。

公共性に由来する信用維持も危うい。

少なくとも、トラブルの原因が特定されるまでの間は、業務停止処分(一部業務)が相当だ。

しかしなあ、顧客取引の部分でトラブっているわけだから、そこを停止するというのは影響が大きいからなあ。

新規業務や、収益性改善のためのシステム改変を凍結して、そのマンパワーなり資金を投入して問題解決に当たるのが筋だろうな。

運用自体を、リスキーな状態から、効率は悪くても保守的なものに切り替える必要もある。

収益性は落ちて、本質的なシステム改善も滞るかも知れないが、いつまでも傷を引きずりながらトラブルを繰り返すという連鎖をどこかで断ち切る必要がある。

みずほの体質からして、内部でそういう体制をとることは難しいに違いない。

公権力が介入して、強制的に対応させるのがよろしい。

今が、そのタイミングだと思うんだがな。

政権も変わろうとしているし、これを逃せば、またずるずると泥沼にはまり続けることになる。

この状態を放置すれば、監督官庁としての存在意義を問われる。

それともあれかあ、分割して三菱や三井に一部吸収させようとか考えてるのかな?。

まあ、どうでもいいんですが。

低金利で銀行収益が圧迫されているさ中だからな。

有り得ない話ではない。

メガバンクの解体か。

金融業界も、一寸先は闇の時代に突入するのかもな・・・。

🐼事実は小説よりつまらん:オウムアムアは窒素の氷だったという話2021年10月01日 21:22

事実は小説よりつまらん:オウムアムアは窒素の氷だったという話


エイリアンが送り込んできた探査機と思われていた(そうなのかあ?)、人類が初観測した恒星間天体オウムアムアの正体が、ただの窒素の氷だったというショボイ話は、既に今年の3月に報じられていた。

(オウムアムアの正体に新説、冥王星に似た天体の破片が数億年かけて飛来した可能性)
https://sorae.info/astronomy/20210318-oumuamua.html

「オウムアムアの特徴的な形や重力以外の要因による加速を説明できる組成を検討。」

「オウムアムアが窒素分子の氷でできた天体だとすれば、観測された特徴をうまく説明できると両氏は結論」

なーんだ、つまらん・・・。

「もともと別の惑星系にある冥王星に似た天体の一部であり、およそ4億~5億年前に起きた衝突によって断片化し、惑星系を脱出して恒星間天体になった」

詳細な記事が上がっていたので、改めて読んだ。

(「エイリアンの宇宙船」とも言われた、ナゾ多き「恒星間天体」の正体がようやく見えてきた…!)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/87820

「オウムアムアがエイリアンの宇宙船ではなくてがっかりさせたかも知れません」

「でも、別の恒星を巡る系外惑星の破片が地球のすぐ近くまで来ていたとしたら、これは驚くべきことです」

そうなのかあ?。

宇宙には我々の知らないことがいくらでもあるに違いない。

アクセスできる手段は限られているが、人類は確実に宇宙空間に進出している。

いつの日か、恒星間天体のカケラを手に取ってみることができるかも知れない(窒素の氷じゃムリポかあ?)。

なんでもかんでも地球外生命に結び付けがちな最近の風潮にくぎを刺す快挙だな。

エイリアンなんているわけないのだ(断定的!)。

恒星間天体自体は、今まで観測に引っかからなかっただけで、無数にあるに違いない。

他の恒星系の情報や、恒星間空間の情報をもたらす貴重な存在だ(無数にあるわけだから、貴重ではないかも)。

オウムアムアについては、このブログでもたびたび記事にしている。

(この手の話題になると、条件反射的に記事を書き始めるんだが、あっという間にネタが尽きるのはなぜ?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/05/25/9076602

「(「宇宙人の星」を見つけ出せ。NHKスペシャル『スペース・スペクタクル』放送へ)
https://sorae.info/030201/2019_5_24_nhk.html
ホント言うと、最初はこの記事から見つけた。
「2017年、太陽系外から飛来した恒星間天体「オウムアムア」は、自然には起こりえない加速をしつつ接近し、不自然な動きで太陽系を離れていった。この長さ400mの謎の葉巻形の物体は、一部の研究者からは宇宙人が作った「宇宙船」であると唱えているという。」」

「オウムアムアについては、ワイアードの記事が上がっている。

(初の恒星間天体オウムアムア、その「UFO説」の真偽を考える)
https://wired.jp/2019/01/30/oumuamua-alien-spaceship/

「ひとつの可能性としてオウムアムアは、高度な技術装置の残骸として恒星間空間を漂うライトセイル(太陽帆)であると考えられる」
「もうひとつ、より突飛なシナリオとしては、オウムアムアが地球外文明によって意図的に地球近傍へと送り込まれた、完全に機能している探査機である可能性もある」
「そして、突然それは消え去ってしまいます。少なくとも意味のある観測は永遠にできないのです」
「残されるのは解釈だけなのです」
違いない・・・。」

(宇宙人がいないと考えるのは傲慢か:見解の相違はあるけど素晴らしい発想)
https://kfujito2.asablo.jp/blog/2021/02/28/9351809

「宇宙に人間しかいないと考えるのは傲慢だ」

窒素氷説は、人工物である可能性を否定するものだが、確証があるわけではない。

追いかけて行って捕まえて、ほれっ、と示して見ない限りは断定できない。

あるいは、次々とUFOを発見して、宇宙人を連れてくるかだな(そうなのかあ?)。

どちらにしても、夢は残されている。

窒素氷は、あまりぱっとした話じゃないけどな。

観測結果を上手く説明できるだけの話だ(ここ重要です)。

科学は、真理を明らかにする学問じゃない。

真理なんてのは、人間が勝手に作り出した幻の一つだ(宗教とか哲学の話かもな)。

観測した結果を、もっともらしく説明できる仮説を提示するのが科学の役割だ。

その仮説は、徹底的に叩かれ、あるいは評価されて、たまに定説になるかも知れないけど、時代が移ろい、新たな観測結果が得られれば、根底から否定される可能性を常に孕んでいる。

科学の歴史は、その繰り返しだからな。

宇宙人の存在は、観測された現象を説明するのに都合が良かったわけだが、宇宙人自体は観測されていないわけだから、説明の前提自体が脆弱なわけで、とても科学とは言えない。

窒素氷説の勝ちということだが、それもつかの間かも知れない。

一寸先は闇の宇宙観測(そうなのかあ?)。

いや、やっぱり宇宙人が正解だという仮説が出てくるのを、楽しみに待つことにしよう・・・。

🐼豪州潜水艦調達:結局原潜:仏対米英の勝敗は妥当か2021年10月01日 23:27

豪州潜水艦調達:結局原潜:仏対米英の勝敗は妥当か


豪州の潜水艦調達については、このブログでも記事にしている。

(選挙と潜水艦)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/04/06/8066245

「労働党政権下で、長らく国内における艦船の建造が見送られ、現在も慎重な姿勢を示す中で、極めて政治色の強い大規模調達として次期潜水艦開発が浮上した(浮上というのは、あくまで表現上の問題で、潜水艦は潜行します・・・)。」

当時は、日本、ドイツ、フランスが採択を巡って競っていた。

(早期発表の意味)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/04/11/8069275

「現地生産を強力にアピールしていたドイツが、結果を手にしたという話になったんだろう(たぶん)。」

そう、浮沈子は、てっきりドイツが競り勝ったと思ってたんだがな。

(納得した話)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/05/02/8082221

「オーストラリア政府が次期潜水艦の共同開発相手に日本やドイツではなくフランスを選んだ理由の一つは、将来的な原子力潜水艦の導入可能性を視野に入れているため」

そうそう、フランスに決まった背景は、将来的に原潜導入を見込んでいたからに他ならない。

「いろいろ紆余曲折があった豪州潜水艦調達だが、そういう意図があるとすれば、いい選択をしたということになるんだろう。」

まあ、その後の大どんでん返しは最近の記事などに詳しい。

結局、米英から原潜技術を移転されることになり、通常動力潜水艦の調達は見送りとなった。

当然フランスは面白くないし、国際的(特に欧州)に非難されるのは当然で、豪州はそれを承知で契約を反故にしたわけだ。

フランスの原潜については良く知らないけど、数十年に及ぶ運用期間を考えれば、米英の原潜を選択したというのは十分納得のいく話ではある。

(【オーストラリア】【有為転変】第167回 原子力潜水艦を導入せよ(その1))
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4d5643e603dc8ca20fb8d700f06088bba094201

「オーカスの主な骨子は下記の通りだ。
◆オーストラリアが原潜8隻を導入。アデレードで建造し、初号艦進水までに約10年を見込む
◆今後18カ月間協議し、米バージニア級か英アスチュート級のどちらかを導入
◆現在のコリンズ級潜水艦6隻は運用期限を延長
◆パースに大型艦のメンテナンス施設を建設
◆3カ国の軍事同盟、生産・技術協力を強化
◆中長距離巡航ミサイル「トマホーク」の搭載協力
◆現在のコリンズ級からのつなぎとして、米ロサンゼルス級をリースする計画」

記事を読むと、もう、最初から原潜導入ありきという話になっている(そうなのかあ?)。

「■労働党政権からの原潜要望:
労働党政権は12年2月には既に、米バージニア級原潜のリースか購入を検討」

その後、原潜導入は一時見送られるが、通常動力潜水艦調達の前にも原潜導入の動きがある。

「■アボット首相と日本の深い関係:
14年にアボット保守連合政権が誕生する。アボット首相はそこで、原潜導入の選択肢をあらためて考慮」

「米バージニア級か英アスチュート級の原潜を導入する適正評価に関する報告書をまとめた。」

今回のオーカスの決定と同じだな。

「当時のジョンストン国防相も過去6カ月にわたり、次期潜水艦には原潜を導入するよう訴えていた。」

しかし、またもや原潜導入は見送られ、浮沈子が記事を書いていた頃の日独仏の潜水艦調達が行われたわけだ。

フランスの対応が、もっと豪州の需要に沿ったものだったら、米英の出る幕はなかったかもしれないけど、歴史は元には戻せないからな。

浮沈子は、フランスのブチ切れとかには、あまり関心がない。

軍事的にも妥当な結論なわけだからな。

(原子力潜水艦とは何か、その仕組みは? 豪州の軍事的野心を解説)
https://www.cnn.co.jp/world/35177112.html

「インド太平洋地域における軍事バランスの後退を考えると、遅くとも40年には配備したいところだ。一方で、たとえ切迫したスピード感で動き、既存の設計や供給業者を多く使ったとしても、約10年以内に配備されるとは考えにくい」

NNAの記事では、ロサンゼルス級のリースを行うことになっているので、豪州側の準備に関わらず、早期の運用が開始される可能性がある。

また、トマホークの運用が想定されているので、核保有の可能性も残されている。

まあ、当局は否定するだろうけどな。

豪州は、一貫して核保有を否定している。

潜水艦の動力としての原子炉だから、限定されたインフラで運用可能なのかもしれない。

ちなみに、豪州に商用原子炉はない。

([オーストラリア] 豪州の鉱業評議会、政府に原子力の禁止条項撤廃を改めて勧告)
https://www.fepc.or.jp/library/kaigai/kaigai_topics/1257488_4115.html

「豪州はウラン資源の埋蔵量が世界最大であるにもかかわらず、連邦法の禁止条項により商業用原子力発電所が存在しない。」

仮に、バージニア級の導入となった場合、燃料の交換が必要ないので、陸上に核燃料を保管する必要さえない(未確認)。

(バージニア級原子力潜水艦)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%B4%9A%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6

「原子炉の核燃料棒の寿命は艦の寿命(33年とされる)と等しいものを採用した。」

「核燃料棒交換工事の必要を事実上なくした」

(アスチュート級原子力潜水艦)
https://en.wikipedia.org/wiki/Astute-class_submarine

「PWR2原子炉は、ヴァンガード級弾道ミサイル潜水艦用に開発されたもので、燃料補給を必要とせずに25年の寿命があります。」

いずれにしても、艦をぶった切って燃料棒を交換するということは想定されていない。

しかし、建造の段階では、原潜用原子炉の高濃縮ウランを扱うことになり、搭載する巡航ミサイルに核弾頭が装てんされない保証はないだろう(そうなのかあ?)。

原潜を運用する国(米ロ中仏英印)で、核兵器を持たない国はないからな。

時間の問題だろう。

我が国は、将来、中国に売り飛ばされる国だからな(そうなのかあ?)。

原潜が欲しければ、中国製を調達するのがよろしい(そんなあ!)。

米国は、決して原潜保有を認めないだろう(未確認)。

まあいい。

豪州は、フランスとの契約を解除してまで原潜保有に踏み切った。

軍事的には正しい判断だろう。

どっかの記事で、ルビコン川を渡ったと書かれていたけど、後戻りできない決断をしたことになる。

(ルビコン川を渡った豪州と米国)
https://blog.goo.ne.jp/yuujii_1946/e/55032f94a6f797644dfc78143a56aaf4

「今回のAUKUSは、豪州にとって「ルビコン川を渡る」一大決断であったに違いない。」

「ルビコン川を渡ったという点では米国も同様だ。」

豪州も、ようやくクジラと潜水艦の区別が付くようになったわけだな。

(捕鯨と潜水艦)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/02/16/8019394

「捕鯨と潜水艦なんて、全然別の話だと思っていたら、豪州ではビンビンにリンクしているんだと呆れた。」

まあ、どうでもいいんですが。

その後、南氷洋での調査捕鯨は無くなり、その点で豪州との軋轢は消えた(そうなのかあ?)。

豪州の原潜調達は、数十年に渡る長期の作業になる。

当初配備が行われる2040年には、中国は世界最大のGDPを計上し、世界最大の海軍を運用し、世界最大の潜水艦隊を配備しているはずだ。

性能はともかく、数で勝負だな。

インド洋から太平洋の西半分は、中国の制海権になる。

豪州の原潜配備は、それに対する強力な楔になる(正面切って対抗はできないけど)。

EUの盟主であるフランスの出る幕は消えた。

ルビコン川を渡れなかったことになる。

やれやれ・・・。

EUは、別の手を打ってくるだろうな。

欧州は、インド太平洋地域に進出しないわけにはいかないからな(アフリカだけじゃ食っていけないし)。

緒戦は米英が制した形になったが、このまま黙っているとは思えない。

中国との三つ巴の争奪戦の結末は、まだ見えていない。

いや、見えているかも・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(リュビ級原子力潜水艦)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%93%E7%B4%9A%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6

「2005年現在、実用の戦闘用原子力潜水艦としては間違いなく最小」

フランスで運用されている現役の潜水艦はこれだが、導入しようとしていたのは別口だ。

(シュフラン級原子力潜水艦)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E7%B4%9A%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6

「フランス海軍で計画中の攻撃型原子力潜水艦」

うーん、まだ実績ないのか・・・。

米英とは、初めから勝負にならないということだ。

「DCNSはオーストラリアのコリンズ級潜水艦更新計画に対してシュフラン級を通常動力化したシュフラン級ブロック1A (計画名:Shortfin Barracuda Block 1A) を提案した。」

初めから原潜調達を掛けていたら、フランスの出る幕はなかったわけだからな。

豪州の原潜調達の判断は妥当だし、スマートではなかったけれど、正しい調達方法に落ち着いたところは評価していい。

米国は、豪州を中国に売り飛ばす気がないことを全世界に明らかにした。

最大の貿易相手国であっても、安全保障上のパートナーは違うぞと。

(AUKUSを批判する中国もフランスも間違っている──エバンズ豪元外相)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/09/aukus-1.php

「AUKUSには、技術的リスクと政治的リスクに絡む問題が存在する。重要なのは2つを混同しないことだ。」

分けて考えることは有用だが、実際可能なのかあ?。

「原子力潜水艦には核拡散と安全面のリスクがあるとの声も上がるが、とんでもない誇張だ。オーストラリア世論は核武装を支持せず、全ての国内政党がその可能性を除外している。核分裂性物質の生産についても同じことだ。」

混同してね?。

まあ、どうでもいいんですが。

「安全保障でアメリカとの関係を最重要視し、経済では中国との関係を最優先する。アジアの多くの近隣国と同様、オーストラリアは近年、そうした立場をはっきりと打ち出してきた。」

まあいい。

「AUKUSにはそれなりのリスクがあるが、いずれも賢明な政治的リーダーシップがあれば解消できる。最近では、あまりお目にかかることのない資質だが、私たちは希望を持っている。」

それって、リスク解消の希望は持てないということかあ?。

いずれにしても、ルビコン川は渡ってしまったからな。

もう、後戻りはできない。

バイデンは、アフガニスタンから撤退する時に、ポロっと本音を吐いた。

(バイデン大統領「アフガン軍が戦わないのに米軍が戦うことはできない」 見通しの誤算認めるも…米軍撤退の正当性強調)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/124855

「アフガン軍自身が戦う意思のない戦争で、米軍が戦うことはできない。アフガン軍が戦わないのに、あと何世代、何人の米国人の命が必要か。アーリントン墓地に墓石が何列並んでいるのか。過去の過ちは繰り返さない」

前線で敵と対峙する同盟国が戦わなければ、米国は撤退する。

明快で妥当な態度だ。

戦えば、踏み止まって支援を続けるとは限らない。

そこに自国の利益がなければ、躊躇うことなく見捨てるのだ。

国家に真の友人はいない。

豪州は戦うのかな・・・。

<さらに追加>ーーーーーーーーーー

(イギリスがAUKUS結成を画策した理由──激変するインド太平洋情勢)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/10/aukus-2_1.php

「英米豪の各首脳は今年6月、英国・コーンウィールで開催されたG7(主要7カ国首脳会議)の際、密かに話し合い、同盟の創設で合意した。」

ちょっと待ってくれ。

浮沈子の記憶が確かならば、G7のタイミングでモリソンがマクロンに調達の遅れに対する懸念を表明し、マクロンは9月の期限(その時点では、そういうことになっていたようです)に向けて建造計画を提出させると約束したのではなかったのか。

(モリソン豪首相、潜水艦納期守れとフランスに警告)
https://nichigopress.jp/ausnews/207187/

「コーンウォールでのG7の後、ロンドンでボリス・ジョンソン英首相と会談し、豪英自由貿易協定取決めを発表したスコット・モリソン豪首相は、フランスを訪れ、パリでエマニュエル・マクロン仏大統領と会談」

「フランスでは、モリソン豪首相は、オーストラリア海軍の次期潜水艦隊を建造中の仏企業に向けて、「今後2年間の設計作業計画を2021年9月の締め切りまでに提出しなければならない」と警告した。」

「また、マクロン仏大統領も、「政府としても契約を守らせる」と確約した。」

この時には、モリソンは英国側からオーカスの創設の合意を取り付けていたことになる。

フランスがブチ切れるのも無理はない。

「裏切り」「侮辱的」なんてもんじゃない。

二枚舌で、狡猾で、舐めていて、不遜だ。

ありとあらゆる罵詈雑言を浴びせても収まらないに違いない。

「契約のキャンセルは違約金を払えば他方の同意がなくてもできることが契約に盛り込まれており、今回のオーストラリアの決断は法的には問題はない。」(NWの記事より)

そういう問題じゃないだろうな。

やれやれ・・・。

NWの記事は、英国目線で事の推移を追ったもので、他には見られない視点だな。

しかし、安全保障や外交の話だからな。

事実がこの通りとは限らない。

だって、米英の原潜を調達する話は、何代も前の豪州政権の時代から出ていたわけだしな(既に、2012年には表面化している)。

政権トップとは異なるレベルでの検討は、当然、水面下で続いていたものと思われる。

オーカス(かなり広範囲な軍事同盟らしい)と共に、潜水艦調達の話も浮上させたのかも知れない(オマケなのかあ?)。

NWの記事自体が、情報戦の一環かも知れないしな。

生き馬の目を抜く外交の世界。

我が国が巻き込まれるようなことになれば、フランスの二の舞になる可能性もある(2016年の通常型原潜調達で選考されていたらヤバかったかもな)。

オーカスが、アングロサクソン同盟なのかどうかは知らない。

現代の外交が、そういう情緒的な側面を持たないとは言わないけど、英国目線ではそう見えるんだろう。

どっちにしても、いずれ中国に売り飛ばされる我が国(そうなのかあ?)が加盟することはあり得ない。

原潜が欲しければ、中国製を調達すればいいのだ(持論です:ホントかあ?)。

国際情勢だって、一寸先は闇だからな。

有り得ない話ではないんじゃないのかあ・・・。

🐼コーヒーの日:生きているうちに飲めればいい2021年10月02日 09:29

コーヒーの日:生きているうちに飲めればいい


コーヒーには発がん性がある。

業界はそのことを認めているが、大っぴらに宣伝はしない(トーゼンです)。

(アクリルアミド コーヒーでがんになるの? 摂取は微量、過度な心配は不要)
https://www.sankei.com/article/20180419-RNVRXCDCBZJWDLQGU6RDHRXFY4/

「安全性についての評価をした日本の食品安全委員会も、アクリルアミドを「遺伝毒性を有する発がん物質」と判断」

「全日本コーヒー協会によると、大手の中にはコーヒーのアクリルアミド低減に取り組んでいるところもあるが、低減後に同じ味を維持するのは難しいようで、「(低減したコーヒーは)まずくて飲めない」との声も」

「日本人のアクリルアミドの1日の平均的な推定摂取量は、体重1キログラム当たり0・2マイクログラムで、欧州連合(同0・4~1・9マイクログラム)や豪州・ニュージーランド(同1~4マイクログラム)に比べ低い。」

極めて強い依存性もある。

タバコが毒だというなら、コーヒーも同罪だ。

そのうち、世界禁コーヒーデーが出来てもおかしくない(そうなのかあ?)。

浮沈子は、そんな日が出来る前にこの世とおさらばして、あの世で思う存分コーヒー飲むからいいけどな(希望的観測)。

昨日は、国際コーヒーの日だったそうだ。

(コーヒー豆の価格が1年で2倍になり今後もさらに高騰する見通し)
https://news.livedoor.com/article/detail/20955399/

「10月1日は国際コーヒーの日です。」

「フェアトレードを促進させる目的で制定されたもの」

まあ、どうでもいいんですが。

「高級コーヒー豆の1つであるアラビカ種の豆の価格はこの1年間で80%以上、安価なロブスタ種の豆の価格も30%以上上昇している」

記事では、ブラジルの不作やベトナムでの新型コロナの影響を憂えている。

こんな記事も見つけた。

(「ラボ培養のコーヒー」が世界で初めて実現、味も香りも本物レベル)
https://gigazine.net/news/20210929-growing-coffee-in-bioreactors/

「食糧危機への意識の高まりから、近年は食肉を培養する技術が発達しており、2021年6月には産業用培養肉生産施設も誕生」

「2021年9月に世界で初めてラボでコーヒーを培養することに成功」

「まずコーヒーの細胞がラボで培養され、細胞株が得られた後、栄養培地で満たされたバイオリアクターが成長を促すという流れ」

コーヒーの葉から細胞を分離
→培養
→培養された白っぽい細胞を乾燥させて粉状にする
→粉を焙煎する

葉っぱから作るのか・・・。

「味や香りは通常のコーヒーのようだった」

植物細胞の培養は、未分化のカルスを作るんだとばっかし思ってたんだがな。

(カルス (植物))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B9_(%E6%A4%8D%E7%89%A9)

「固形培地上等で培養されている分化していない状態の植物細胞の塊。」

「もともとは、植物に傷ができたとき、その傷口に見られる未分化状態の癒傷組織のことを指していた。」

「分化した後でも、植物細胞は分化全能性を保持している。そのため、いったん未分化の状態に戻せば(脱分化)、周囲の環境の調節しだいであらゆる方向へ再分化させることができる。」

「この脱分化された植物細胞こそがカルスである。」

コーヒーの培養が、具体にどのように行われているかは未調査だが、世界的にコーヒーが栽培されなくなっても、スーパーマーケットの一室で人工的に培養されたコーヒーの粉が、店内栽培のレタスと同じように商品として売られるようになるかもしれない。

21世紀的状況なわけだ。

浮沈子的には、味と香りを楽しむというよりは、カフェインを血液中に流し込むのが目的だから、別にコーヒーに拘っているわけではない。

お茶でも何でもいいのだ(ふだんは飲みませんが)。

合成したカフェインの錠剤でも、一向にかまわない。

依存症だからな。

それでも、ちゃんとしたコーヒー(最近、飲んでませんが)が一番いい。

禁コーヒーデーなんてのが出来る前に、もう一杯飲んでおくか・・・。

<以下追加>ーーーーーーーーーー

(西友大森店の植物工場でレタスの水耕栽培 リーフルとの共同運営で)
https://shinagawa.keizai.biz/headline/3783/

「従来型の植物工場は水の使用量が多く装置が重いため、既存ビルなどへの設置は不可能だったが、同システムの開発により設置が可能になった」

培養コーヒーとは直接関係ないけど、屋内栽培できるシステムの紹介記事。

浮沈子は、てっきりホウレンソウだとばかり思ってたんだが、レタスとかハーブとかが栽培対象になっているようだ。

(植物工場)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%B7%A5%E5%A0%B4

「養液栽培が可能な品種の中でも商品として生産されているものは、リーフレタスなどの葉菜類や一部のハーブ類のみである。」

培養コーヒーも、コスト的な問題を克服するのは大変だろうな。



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🐼変異種:接種率8割でも感染者爆増:死者数も増加中:シンガポールの憂鬱2021年10月02日 20:57

変異種:接種率8割でも感染者爆増:死者数も増加中:シンガポールの憂鬱
変異種:接種率8割でも感染者爆増:死者数も増加中:シンガポールの憂鬱


人口600万弱の都市国家シンガポール。

新型コロナの流行では、厳格な検疫を貫き、一時期の国際出稼ぎ労働者の大規模流行以外は、見事に抑え込んできた。

8月、当局は、ワクチン接種が進んだことを契機にウィズコロナ対策に舵を切る。

しかし・・・。

(COVID-19 Situation Report)
https://covidsitrep.moh.gov.sg/

症例数のタブをクリックすると、画像のグラフが現れる。

最近3か月を選択してみた。

7月中旬に小さな山があるが、概ね抑制されている感じだな。

で、規制緩和に踏み切ったところ、あっけなく爆増した。

どーして、英国みたいに上手くいかないんだろう!?。

イスラエルと同じ悩みを抱えながら、感染者は増え続け、昨日は2909人になった(たぶん、まだまだ増える勢い)。

極小だった死者数も、1日8人となり、2桁が見えてきた。

今日は累積で100人を超えた(103人)。

やれやれ・・・。

東京都の半分以下の人口で、ワクチン8割うってても感染爆発は防げなかったわけだ。

もちろんデルタ。

(シンガポール ワクチン接種80%超も 感染増加で再び規制を強化)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210928/k10013279591000.html

「政府が行動制限の緩和をすすめる中、感染者が増加し、27日から再び規制を強化しました。」

「26日、一日の感染者数としてはこれまでで最も多い1939人の感染が確認」

1週間で約1000人増えている(1日当たり)。

「過去28日の感染者の98%が軽症か無症状だ」

さすがにワクチン先進国だけのことはあるな。

「今後、医療がひっ迫するような事態を防ぐため、27日から、飲食店での食事は1組当たり2人までに制限したほか、企業は原則在宅勤務とするなど再び規制を強化」

8割以上が接種していると言っても、ざっくり100万人はうっていないわけで、彼ら(赤ん坊や子供などを含む)が感染すれば、まだまだ増える可能性はある。

しかし、どうやら、それだけではないようだ。

(接種8割のシンガポールの感染者、インドネシア上回る)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM29BGH0Z20C21A9000000/

有料記事で途中までしか読めないが、ブレイクスルー感染の増加が指摘されている。

「ワクチン接種後に感染する「ブレークスルー感染」が相次いでいるためで、1日の新規感染者数が、人口が約50倍の隣国インドネシアを上回るまでになった。」

今のところ、医療崩壊に至っているという報道はない。

ワクチン効果の面目躍如だな。

我が国は、中年層の接種が遅れたために、都市部を中心に医療崩壊を招いてしまった。

最近は、ようやく落ち着いてきて、昨日から緊急事態宣言なども解除され、今日の大井町イトーヨーカドーは自転車置き場が満杯で、フィットネスしないでUターンして戻ってきた。

当然、爆食爆睡!。

さっきから、凄い夕立が降ってきて、雷も鳴る有様だったが、ようやく通り過ぎた。

ワクチン接種が進んでも、感染が防げるとは限らない。

デルタに対しては、感染予防効果は明らかに低下している。

そして、未接種者や免疫期限が切れた接種者に襲い掛かる。

重症化予防効果はそれなりにあると言われているが、死ぬ時ゃ死ぬ。

シンガポールが、どこまでの死者を許容するのかは知らない。

感染者の増加は、当局の規制の対象じゃないんだろう。

医療資源を圧迫しない限り、増えるまま増やすつもりのようだ(そうなのかあ?)。

1日1万人でも、2万人でも、放置される。

それが、新型コロナ2.0の世界だ。

98パーセントが無症状または軽症とされているから、2パーセントは入院が必要な中等床以上ということになる。

1日1万人の新規感染者を出せば、毎日200人の新規入院となる。

それでも、入院期間は殆どが10日程度だろうから、2000床の中等症ベッドがあればいい。

重症化率も落ちているだろうから、東京都の半分程度(200床)もあれば十分だろう。

死者は、まあ、1日最大20人程度は許容しないとな(人口がシンガポールのざっと11倍の英国では、アベレージで毎日140人が死んでます)。

気になるのは、我が国と同じく軽症者とみなされて入院対象にならない感染者の処遇だな。

在宅のまま、急変して死亡する事例も出てくるかもしれない。

それでも、当局は規制緩和の方向性を変えようとはしないだろう。

流行はやがて収まる。

数か月かかるかも知れないが、必ず減少に転じる。

規制緩和はさらに進み、もう、医療資源の心配も無くなり、新型コロナは季節性のふつーの感染症となり、話題から消えていく。

そのためには、効果的で安全なワクチンと、治療方法の普及が欠かせない。

新型コロナ3.0のステージになるには、まだまだ時間が掛かりそうだ。

暫くの間、シンガポールの動向にも注目していこう・・・。