ステンレス ― 2013年02月23日 15:19
ステンレス
(米ボーイングが787対応策提示、リチウムイオン電池は使用継続か)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE91L05B20130222
組電池ケースの材質は、二転三転して、ステンレスになったと報じられている。
最初は、チタンだという報道があり、昨日は耐熱ガラスだといい、今日はステンレスだそうだ。
まあ、何でもいいんですが。
ステンレスについては、例によってこのページが詳しい。
(ステンレス鋼)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8B%BC
電磁調理器用の鍋は、なんであんなに高価なのかが良く分かる。
「水素脆化による応力腐蝕割れ」や、「一酸化炭素が存在する雰囲気に暴露すると合金の成分であるニッケルと反応して、極めて有毒なニッケルカルボニルが発生」とあるので、鋼種を吟味する必要がある。
ナイフやフォークなどに使われる、18-8ステンレスしか知らなかったが、金属の格子構造によっても属性が異なることを、改めて確認した。
関連で、デロリアンが出てくるが、懐かしいなあ!。
話をB787に戻すと、提案を受けたFAAの反応は、浮沈子には腑に落ちない。
(ボーイング提示の対応策検討、安全確信まで運航許可せず=米FAA)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE91L06120130222?rpc=188
「「安全な運航が最優先事項だ。バッテリーをめぐりリスクに完全に対処したという確信が得られるまで787型機の運航再開は認めない」とあるが、リチウムイオン電池を使い続ける限り、安全な運行など有り得ない。
先の記事に出てくる対策は、全て、単セルが発火しても他のセルに影響が及ばないとか、ガスが機内に充満しないとか、事後対策に終始している。
単セル8個は、直列に繋がっているので、1つのセルが燃えてしまえば、組電池としての機能は果たせない。バッテリーは使えなくなる。そういう事故が、立て続けに起きた後の対策としては、オソマツ極まりないのではないか。
つまり、バッテリーが発火しても、組電池が全焼することはありませんとか、発生したガスが客室などに充満することはありません、と言っているに過ぎない。
バッテリー内部では原因不明の発熱が、今後も同様に起こるし、それを防ぐ手立てはまだ見つかっていない。
そのときは、確実にバッテリーは死ぬのである。
バッテリーをめぐるリスクに完全に対応しているわけがないことは、灯を見るより明らかなのに、その場で直ちに突き返すことをせずに、「FAAはボーイングの提案を精査し詳しく分析する」などと呑気なことを言っている。
猿芝居を観ているようだ。
(猿芝居)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%EE%BC%C7%B5%EF
喩えとして「すぐ見透かされてしまうような、浅はかな企み。」とあるが、今回はこれに当る。
誰かがシナリオを書いている。ボーイングの幹部と、政府高官は、下手な芝居をしているだけだ。
この結末がどうなるかは、「提案を精査し詳しく分析する」時間をおいて明らかになるが、「精査し詳しく分析する」対象が間違っているような気がするのは、浮沈子だけだろうか。
「787型機の問題をめぐっては、米運輸安全委員会(NTSB)がボストンで発生したバッテリー火災について調査を続けているが、関係筋はNTSBが最後まで根本原因を特定できない可能性もあると指摘した。」と、最初の記事の末尾に記されているが、その時にどう対応するかも含めて、FAAの責任は重い。
(米ボーイングが787対応策提示、リチウムイオン電池は使用継続か)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE91L05B20130222
組電池ケースの材質は、二転三転して、ステンレスになったと報じられている。
最初は、チタンだという報道があり、昨日は耐熱ガラスだといい、今日はステンレスだそうだ。
まあ、何でもいいんですが。
ステンレスについては、例によってこのページが詳しい。
(ステンレス鋼)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8B%BC
電磁調理器用の鍋は、なんであんなに高価なのかが良く分かる。
「水素脆化による応力腐蝕割れ」や、「一酸化炭素が存在する雰囲気に暴露すると合金の成分であるニッケルと反応して、極めて有毒なニッケルカルボニルが発生」とあるので、鋼種を吟味する必要がある。
ナイフやフォークなどに使われる、18-8ステンレスしか知らなかったが、金属の格子構造によっても属性が異なることを、改めて確認した。
関連で、デロリアンが出てくるが、懐かしいなあ!。
話をB787に戻すと、提案を受けたFAAの反応は、浮沈子には腑に落ちない。
(ボーイング提示の対応策検討、安全確信まで運航許可せず=米FAA)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE91L06120130222?rpc=188
「「安全な運航が最優先事項だ。バッテリーをめぐりリスクに完全に対処したという確信が得られるまで787型機の運航再開は認めない」とあるが、リチウムイオン電池を使い続ける限り、安全な運行など有り得ない。
先の記事に出てくる対策は、全て、単セルが発火しても他のセルに影響が及ばないとか、ガスが機内に充満しないとか、事後対策に終始している。
単セル8個は、直列に繋がっているので、1つのセルが燃えてしまえば、組電池としての機能は果たせない。バッテリーは使えなくなる。そういう事故が、立て続けに起きた後の対策としては、オソマツ極まりないのではないか。
つまり、バッテリーが発火しても、組電池が全焼することはありませんとか、発生したガスが客室などに充満することはありません、と言っているに過ぎない。
バッテリー内部では原因不明の発熱が、今後も同様に起こるし、それを防ぐ手立てはまだ見つかっていない。
そのときは、確実にバッテリーは死ぬのである。
バッテリーをめぐるリスクに完全に対応しているわけがないことは、灯を見るより明らかなのに、その場で直ちに突き返すことをせずに、「FAAはボーイングの提案を精査し詳しく分析する」などと呑気なことを言っている。
猿芝居を観ているようだ。
(猿芝居)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%EE%BC%C7%B5%EF
喩えとして「すぐ見透かされてしまうような、浅はかな企み。」とあるが、今回はこれに当る。
誰かがシナリオを書いている。ボーイングの幹部と、政府高官は、下手な芝居をしているだけだ。
この結末がどうなるかは、「提案を精査し詳しく分析する」時間をおいて明らかになるが、「精査し詳しく分析する」対象が間違っているような気がするのは、浮沈子だけだろうか。
「787型機の問題をめぐっては、米運輸安全委員会(NTSB)がボストンで発生したバッテリー火災について調査を続けているが、関係筋はNTSBが最後まで根本原因を特定できない可能性もあると指摘した。」と、最初の記事の末尾に記されているが、その時にどう対応するかも含めて、FAAの責任は重い。
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