サイドマウント器材選択(その2) ― 2014年01月03日 21:19
サイドマウント器材選択(その2)
サイドマウントの器材選択という、なかなか深い話題を続ける。
イントラによれば、テクニカルサイドマウントの世界では、フロリダスタイルと、中米(メキシコとか)スタイルの2流派があって、お互い相手をクソミソに貶し合っているという。
本当かどうかは、英語のブログとかをチェックしてもらうとして、テクニカルの世界では、ちょっとしたトラブルが命にかかわるので、譲れない話は多いだろう。
浮沈子の見るところ、テクニカルダイバーが、100人居れば、そこには100の流派があると思っていい。
もっとも、GUEダイバーは、たぶん、100人居ても1流派かもしれないが・・・。
まあ、そんな中で、潜る環境に応じた器材の工夫の挙句の果てが、現在のところ、2つの流れになっているようだ。
フロリダで流行っているスタイルというのは、ブラダーとハーネスが一体となったもので、ハルシオンやホリスがその系統と考えられる。
中米の穴潜りの方は、これから紹介するXディープなどがその系統だ(イントラの、自作水筒(キャメルバック)ブラダー+ヒモハーネスも、この仲間かあ?)。
(Side Mount revolution has begun!)
http://www.xdeep.eu/side-mount-harness-buoyancy-compensator-pc-2.html
ご覧頂くと分かるように、ハーネスとブラダーは別になっていて、モジュール化されている。
ブラダーの構造で特徴的なのは、排気弁が中央下側に付いていることだ。
(ステルス2.0 BC)
http://www.xdeep.eu/side-mount-buoyancy-compensator-bc-pr-15.html
36ポンドの浮力は、ホリスのSMS50(23ポンド)と同等以上である。
(SMS 50:スペック)
http://www.hollis.com/sms50/
昨日、イントラと飯を食いながら、中米スタイルのサイドマウント器材の選択の余地はあるかと聞いてみたのだが、体形的に難しいという話だった。
本当に、そうなんだろうか?。
ハーネスの設計を見てみよう。
(ステルス2.0 ハーネス)
http://www.xdeep.eu/stealth-side-mount-harness-pr-16.html
浮沈子的に嬉しいのは、重心位置をアジャストできるウエイトマウントシステムである。
しかも、背中の真ん中にあるので、背骨全体で支えるため、腰に負担がかからない。
頭下がりのトリムの癖が直らない浮沈子には、最適のシステムと思われる。
洞窟ダイビングなどに特化した発想ではあるが、水平姿勢を意地でも保とうとするなら、運用上の問題もないだろう。
それがいやなら、オプションのウエイトポケットを付けてもいい。
このハーネスで、もう一つ気に入ったのが、アルミシリンダーの浮力の変化についての対応が、設計当初から考慮されているということだ。
「As you certainly know, the aluminium cylinders change their buoyancy from the negative one, when full to the positive one, when empty.」
(知ってのとおり、アルミシリンダーは、満充填なら沈み、空っぽなら浮くのであります。:浮沈子:訳:意訳調)
「 On the waist strap, we mounted the D-Rings made of hard rubber which can be moved during the dive. 」
(腰のベルトには、硬質ゴム製のDリングが左右に付いていて、ダイビング中にベルト上をスライドさせて動かすことが出来ます。:浮沈子:訳:解説調)
「This smart solution makes it possible to change the cylinder mounting point on the waist strap with one move which always places the cylinders ideally in a horizontal position.」
(これは、腰のベルトへのアルミシリンダーの取り付け位置を変更することにより、常にシリンダーを理想的な水平位置に保つことが出来るという優れものなのであります。:浮沈子:訳:宣伝調!)
おう!、分かってんじゃん!。
常に沈みっぱなしのスチールタンク(メタリコンではない)の使用を前提にしたようなバックプレートに付いたDリングしか宣伝していないホリスなどと比較すると、それはそれで、ちゃんとオプションにしてあるところなど、Xディープの深い配慮が際立つ。
ちゃんとサイドマウントで潜っているプロのダイバーが、しっかりと設計に関与したことが分かる。
しかも、ホリゾンタルというか、ストリームラインにタンクを維持する重要性を十分に分かっているのだ。
この点だけでも、浮沈子はXディープに1票だな。
まあ、こんなところは、基本中の基本だし、仕掛けもゴム輪を嵌めるだけなので、何処のメーカーも簡単に追従できるだろうが、現時点で、浮沈子が知る限り、この点をしっかりアピールしているのはXディープだけである。
サイドマウントの器材には詳しくはないのだが(一体、何に詳しいの?)、今のところ、実際の装着は別にして、ネットの情報を見る限り、この器材が最も合理的で納得がいくような気がする。
これは、あくまでも、オープンウォーターレベルのサイドマウント講習を受講中である浮沈子の、怪しげな独断と毎度の偏見に満ちた適当な見解なので、念のため。
明日辺り、ダイビングが終わって、飯でも食いながら、イントラを問い詰めてみよう!(教えを請う、というのが正しい!)。
サイドマウントの器材選択という、なかなか深い話題を続ける。
イントラによれば、テクニカルサイドマウントの世界では、フロリダスタイルと、中米(メキシコとか)スタイルの2流派があって、お互い相手をクソミソに貶し合っているという。
本当かどうかは、英語のブログとかをチェックしてもらうとして、テクニカルの世界では、ちょっとしたトラブルが命にかかわるので、譲れない話は多いだろう。
浮沈子の見るところ、テクニカルダイバーが、100人居れば、そこには100の流派があると思っていい。
もっとも、GUEダイバーは、たぶん、100人居ても1流派かもしれないが・・・。
まあ、そんな中で、潜る環境に応じた器材の工夫の挙句の果てが、現在のところ、2つの流れになっているようだ。
フロリダで流行っているスタイルというのは、ブラダーとハーネスが一体となったもので、ハルシオンやホリスがその系統と考えられる。
中米の穴潜りの方は、これから紹介するXディープなどがその系統だ(イントラの、自作水筒(キャメルバック)ブラダー+ヒモハーネスも、この仲間かあ?)。
(Side Mount revolution has begun!)
http://www.xdeep.eu/side-mount-harness-buoyancy-compensator-pc-2.html
ご覧頂くと分かるように、ハーネスとブラダーは別になっていて、モジュール化されている。
ブラダーの構造で特徴的なのは、排気弁が中央下側に付いていることだ。
(ステルス2.0 BC)
http://www.xdeep.eu/side-mount-buoyancy-compensator-bc-pr-15.html
36ポンドの浮力は、ホリスのSMS50(23ポンド)と同等以上である。
(SMS 50:スペック)
http://www.hollis.com/sms50/
昨日、イントラと飯を食いながら、中米スタイルのサイドマウント器材の選択の余地はあるかと聞いてみたのだが、体形的に難しいという話だった。
本当に、そうなんだろうか?。
ハーネスの設計を見てみよう。
(ステルス2.0 ハーネス)
http://www.xdeep.eu/stealth-side-mount-harness-pr-16.html
浮沈子的に嬉しいのは、重心位置をアジャストできるウエイトマウントシステムである。
しかも、背中の真ん中にあるので、背骨全体で支えるため、腰に負担がかからない。
頭下がりのトリムの癖が直らない浮沈子には、最適のシステムと思われる。
洞窟ダイビングなどに特化した発想ではあるが、水平姿勢を意地でも保とうとするなら、運用上の問題もないだろう。
それがいやなら、オプションのウエイトポケットを付けてもいい。
このハーネスで、もう一つ気に入ったのが、アルミシリンダーの浮力の変化についての対応が、設計当初から考慮されているということだ。
「As you certainly know, the aluminium cylinders change their buoyancy from the negative one, when full to the positive one, when empty.」
(知ってのとおり、アルミシリンダーは、満充填なら沈み、空っぽなら浮くのであります。:浮沈子:訳:意訳調)
「 On the waist strap, we mounted the D-Rings made of hard rubber which can be moved during the dive. 」
(腰のベルトには、硬質ゴム製のDリングが左右に付いていて、ダイビング中にベルト上をスライドさせて動かすことが出来ます。:浮沈子:訳:解説調)
「This smart solution makes it possible to change the cylinder mounting point on the waist strap with one move which always places the cylinders ideally in a horizontal position.」
(これは、腰のベルトへのアルミシリンダーの取り付け位置を変更することにより、常にシリンダーを理想的な水平位置に保つことが出来るという優れものなのであります。:浮沈子:訳:宣伝調!)
おう!、分かってんじゃん!。
常に沈みっぱなしのスチールタンク(メタリコンではない)の使用を前提にしたようなバックプレートに付いたDリングしか宣伝していないホリスなどと比較すると、それはそれで、ちゃんとオプションにしてあるところなど、Xディープの深い配慮が際立つ。
ちゃんとサイドマウントで潜っているプロのダイバーが、しっかりと設計に関与したことが分かる。
しかも、ホリゾンタルというか、ストリームラインにタンクを維持する重要性を十分に分かっているのだ。
この点だけでも、浮沈子はXディープに1票だな。
まあ、こんなところは、基本中の基本だし、仕掛けもゴム輪を嵌めるだけなので、何処のメーカーも簡単に追従できるだろうが、現時点で、浮沈子が知る限り、この点をしっかりアピールしているのはXディープだけである。
サイドマウントの器材には詳しくはないのだが(一体、何に詳しいの?)、今のところ、実際の装着は別にして、ネットの情報を見る限り、この器材が最も合理的で納得がいくような気がする。
これは、あくまでも、オープンウォーターレベルのサイドマウント講習を受講中である浮沈子の、怪しげな独断と毎度の偏見に満ちた適当な見解なので、念のため。
明日辺り、ダイビングが終わって、飯でも食いながら、イントラを問い詰めてみよう!(教えを請う、というのが正しい!)。
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