饒舌の世界? ― 2014年01月10日 22:18
饒舌の世界?
「沈黙の世界」とは、水中を象徴する言葉である。
(沈黙の世界 (映画))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%88%E9%BB%99%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
「『沈黙の世界』(フランス語: Le Monde du silence, 英語: The Silent World)は、1956年のフランス・イタリア合作の記録映画。」
「世界的に知られる海洋学者のジャック=イヴ・クストーと『死刑台のエレベーター』で知られるようになる以前のルイ・マル監督が撮った海洋記録映画。海洋調査船・カリプソ号によるサンゴ礁の調査活動の様子を描いたもの。上映時間85分。」
作品については賛否両論あるだろうが、水中世界を映像にして、全世界に知らしめた功績は大きい。
ダイバーとなって、実際に水中に潜ると、沈黙どころか、いろいろな音が聞こえてくる。
ボートのスクリューの音、エンジンの音、ダイナマイト漁の音、そして、オープンサーキットの排気音や、CCRの呼吸音、ソレノイドバルブから音速で出て来る酸素の音、ヴィジョンコンピューターの警告音(ピーッ、ピーッ!)、ヤベ・・・。
まあいい。
それでも、陸上と異なるのは、絶え間なく喋るおばちゃん達のおしゃべりや、大声で呼び合う野郎共の罵声が聞こえないということであるな。
陸上で、最も良く喋るのは、人間である。
水中では、猿轡(マウスピース?)を噛まされているので、「ウーウー」と唸ることしかできない。
ところが、とんでもない製品が発売されていたのだ!。
(世界初 レジャーダイビングの機材のまま会話できるダイブトランシーバー:画像参照)
http://www.e-casio.co.jp/shop/g/gLGS-RG004-2Y/
「Logosease(ロゴシーズ)は、水中で音声会話ができるポケットサイズのダイブトランシーバー。 マスクストラップに装着すれば、手軽な操作ですぐに通話が可能。スレートやハンドシグナルといった、これまでのコミュニケーションに「言葉」が加わる。発見をその場で伝えられる。感動をリアルタイムで共有できる。言葉のあるダイビング。新しいダイビングスタイルが今始まる」
21世紀になって14年、ついに、人間は水中で会話をするようになったわけだ。
嘆かわしい。
世も末だな。
今日、サイドマウントの器材はないかと、品川のMIC21に行ったのだが、ダイブライトのドーナツ型のヤツしかなくて、せっかく行ったんだから、お店の人に、「何か、面白いものないの?」と聞いて、紹介されたのがこの器材である。
リーフレットも貰ってきた。
「声で気持ちを伝えることができる新しいギア」
「万が一のことが起こったとき、助けてくれるのはバディです。」
ダイバーの琴線に触れるキャッチであることは、認めよう。
画像のヤツは、新型の普及タイプで、2台セットで税抜き76000円。
アドバンスモデルは、1台59800円(税抜き)であるが、会話を録音できたり、3チャンネルを使い分けたり出来るらしい。
水中では、50mから100mの通信距離を可能としている。
値段は、この手のアイテムとしては、驚異的な安さである。
戦略的価格といっていい。
通信は、もちろん超音波で行う。
これは、水中の革命であるな。
「言葉のあるダイビング」ということは、安全の確保にも繋がり、これからのダイビングシーンを根本的に変えてしまうかもしれない。
サイドマウントなんかよりは、余程効果が上がるだろう。
CCRには、標準で付くかもしれないぞ!。
パンフレットの「活用シーン」に、アドバンスモデルの録音機能を活用して、撮影した映像に、音声を重ねるという提案が出ている。
録音機能付を買えば、1台でも活用できるというわけだ。
というか、水中で、ブツブツと独り言をいうやつが大勢出てくるわけかあ?。
まあ、どうでもいいんですが。
まだ普及していないらしく、ネットにもそれらしき感想はまだない。
量販店で取り扱っているということは、それなりの成算があるのだろう。
天下のカシオである。
バッテリーは3時間持つというから、CCRでも対応できるわけだな(おそらく、1日3本をカバーするという設計思想と思われる)。
耐水圧は、普及型が42m、アドバンスが55mとある。
42mはいいとして、55mという水深には意味があるのだろうか。
21パーセントナイトロックス(クウキですな)の、酸素中毒の水深とか・・・。
そこまで、エアで潜らせようってのかあ?。
これは、買いだ!。
絶対買う!。
でも、まあ、中古でヤフオクだな。
普及版2個セットで、1万円というところだ。
水中が、饒舌の世界になると知ったら、クストーは、何というだろうか?。
「沈黙の世界」とは、水中を象徴する言葉である。
(沈黙の世界 (映画))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%88%E9%BB%99%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
「『沈黙の世界』(フランス語: Le Monde du silence, 英語: The Silent World)は、1956年のフランス・イタリア合作の記録映画。」
「世界的に知られる海洋学者のジャック=イヴ・クストーと『死刑台のエレベーター』で知られるようになる以前のルイ・マル監督が撮った海洋記録映画。海洋調査船・カリプソ号によるサンゴ礁の調査活動の様子を描いたもの。上映時間85分。」
作品については賛否両論あるだろうが、水中世界を映像にして、全世界に知らしめた功績は大きい。
ダイバーとなって、実際に水中に潜ると、沈黙どころか、いろいろな音が聞こえてくる。
ボートのスクリューの音、エンジンの音、ダイナマイト漁の音、そして、オープンサーキットの排気音や、CCRの呼吸音、ソレノイドバルブから音速で出て来る酸素の音、ヴィジョンコンピューターの警告音(ピーッ、ピーッ!)、ヤベ・・・。
まあいい。
それでも、陸上と異なるのは、絶え間なく喋るおばちゃん達のおしゃべりや、大声で呼び合う野郎共の罵声が聞こえないということであるな。
陸上で、最も良く喋るのは、人間である。
水中では、猿轡(マウスピース?)を噛まされているので、「ウーウー」と唸ることしかできない。
ところが、とんでもない製品が発売されていたのだ!。
(世界初 レジャーダイビングの機材のまま会話できるダイブトランシーバー:画像参照)
http://www.e-casio.co.jp/shop/g/gLGS-RG004-2Y/
「Logosease(ロゴシーズ)は、水中で音声会話ができるポケットサイズのダイブトランシーバー。 マスクストラップに装着すれば、手軽な操作ですぐに通話が可能。スレートやハンドシグナルといった、これまでのコミュニケーションに「言葉」が加わる。発見をその場で伝えられる。感動をリアルタイムで共有できる。言葉のあるダイビング。新しいダイビングスタイルが今始まる」
21世紀になって14年、ついに、人間は水中で会話をするようになったわけだ。
嘆かわしい。
世も末だな。
今日、サイドマウントの器材はないかと、品川のMIC21に行ったのだが、ダイブライトのドーナツ型のヤツしかなくて、せっかく行ったんだから、お店の人に、「何か、面白いものないの?」と聞いて、紹介されたのがこの器材である。
リーフレットも貰ってきた。
「声で気持ちを伝えることができる新しいギア」
「万が一のことが起こったとき、助けてくれるのはバディです。」
ダイバーの琴線に触れるキャッチであることは、認めよう。
画像のヤツは、新型の普及タイプで、2台セットで税抜き76000円。
アドバンスモデルは、1台59800円(税抜き)であるが、会話を録音できたり、3チャンネルを使い分けたり出来るらしい。
水中では、50mから100mの通信距離を可能としている。
値段は、この手のアイテムとしては、驚異的な安さである。
戦略的価格といっていい。
通信は、もちろん超音波で行う。
これは、水中の革命であるな。
「言葉のあるダイビング」ということは、安全の確保にも繋がり、これからのダイビングシーンを根本的に変えてしまうかもしれない。
サイドマウントなんかよりは、余程効果が上がるだろう。
CCRには、標準で付くかもしれないぞ!。
パンフレットの「活用シーン」に、アドバンスモデルの録音機能を活用して、撮影した映像に、音声を重ねるという提案が出ている。
録音機能付を買えば、1台でも活用できるというわけだ。
というか、水中で、ブツブツと独り言をいうやつが大勢出てくるわけかあ?。
まあ、どうでもいいんですが。
まだ普及していないらしく、ネットにもそれらしき感想はまだない。
量販店で取り扱っているということは、それなりの成算があるのだろう。
天下のカシオである。
バッテリーは3時間持つというから、CCRでも対応できるわけだな(おそらく、1日3本をカバーするという設計思想と思われる)。
耐水圧は、普及型が42m、アドバンスが55mとある。
42mはいいとして、55mという水深には意味があるのだろうか。
21パーセントナイトロックス(クウキですな)の、酸素中毒の水深とか・・・。
そこまで、エアで潜らせようってのかあ?。
これは、買いだ!。
絶対買う!。
でも、まあ、中古でヤフオクだな。
普及版2個セットで、1万円というところだ。
水中が、饒舌の世界になると知ったら、クストーは、何というだろうか?。
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