不明機の行方 ― 2014年03月17日 11:09
不明機の行方
MH370便の行方については、マレーシア当局が情報を小出しにして、報道各社を混乱させているために、時系列的な整理が必要だ。
3月8日未明に飛び立ってからの経路については、南シナ海上で通信と航空レーダーからの機影が消えてから、民間の情報は一切ない。
全てマレーシア政府や米国の情報に頼っている。
当初はベトナムや中国からの情報が入り、機体の一部が確認されたのではないかと思ったが、全てはガセだった。
気をつけてみていると、当局の発表以外に何もないのだ。
西に向かったとする軍用レーダーのデータにしても、当初は反応が弱く速度も遅いといいながら、結局、不明機のものと断定した。
機体から送られ、衛星によって補足されていた情報については、マレーシア航空とボーイングとの間に情報収集の契約がなかったために、消息を絶ってから6時間40分後まで通信があったことは、当初秘匿されていた。
しかも、この情報を明らかにしたのはマレーシア首相である。
全てがマレーシア政府のでっち上げだったとしたら、とかんぐらざるを得ない。
やはり、西に飛んでいったのはUFOで、B777-200は異次元空間に送り込まれてしまったんじゃないのか。
インド洋を調べるといっても、何の手がかりもなく広大な海域に捜索隊を派遣するわけにも行かないだろう。
(インド洋)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E6%B4%8B
「太平洋、大西洋と並ぶ三大洋の一つである。三大洋中最も小さい。面積は約7340万平方km、沿海との合計面積は7410万平方kmである。地球表面の水の約20パーセントが含まれる。」
ちなみに、7つの海とかいうが、大洋とよばれるのは、このほかに北極海と南極海で、合計5つである(あと2つは、どこなんだあ?)。
(世界の大洋)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%B4%8B
少なくとも南シナ海とか、日本海(東海?)でないことは確かだな。
(七つの海)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%B5%B7
「英語圏では、ラドヤード・キップリングの1896年の詩「七つの海 (The Seven Seas)」で有名になった言葉である。」
「現代は、次のように数えることが多い。全て大洋であるため、「七つの大洋(七大洋)」とも呼ばれる。
北大西洋
南大西洋
北太平洋
南太平洋
インド洋
北極海(北氷洋)
南極海(南氷洋)」
太平洋と大西洋を南北に分けているが、地理的な合理性はない。
まあ、どうでもいいんですが。
いずれにしても、インド洋は広い。
そんなところに闇雲に捜索隊を投入するのは暴挙である。
自衛隊だけかと思っていたら、保安庁もしっかりとガルフストリームVを送り込んでいるようだ。
(マレーシア航空機行方不明事案への対応について(第4報)【当庁航空機による捜索救難活動の開始及び先遣隊の活動状況】)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h26/k20140314/k140314-1.pdf
「○航空機による捜索救難活動の開始
当庁航空機は、14日午前から活動を開始し、同日はマレー半島東側の海域において捜索を実施します。」
そこって、今回捜索範囲から外されたところじゃね?。
まあいい。
ガルフVが行ったことで、保安庁のメンツと、捜索の実効性が保たれたわけだ。
インド洋でもがんばってね。
(消息不明のマレーシア航空機、捜索活動の参加国が大幅に増加)
http://flyteam.jp/news/article/32099
航空関係の専門サイトだけあって、記事はセンセーショナルなトーンを抑え、正確性を重視する内容となっていて好感が持てるな。
「マレーシアの警察当局は機長、副操縦士の自宅捜索を行っていますが、これはあくまで航空機捜索を事件として取り扱うための通常の手続きで、捜索そのもので結論を飛躍しないようにとただし書きも付けて、情報錯綜に釘をさしています。」
「なお、機体の777-200、機体記号(レジ)「9M-MRO」についてはマレーシア航空が必要なメンテナンスプログラムを実施していたことが確認されいます。このため、機体は運航を行う整備が行われ、問題点はないと改めて発表されています。」
この辺りの記述は、一般紙の報道にはなかった。
浮沈子は、UFOによる異次元転送説(?)を信じているが、忽然と消えたMH370便の状況を説明するのに、情報をひた隠しにするマレーシア政府の怪しげな説明とどちらが信憑性があるか、よく考えてみたい。
何度も言うが、当初は旅客機にしては機影が小さく、速度も遅いとして、MH370便ではないと言っていたのだ。
この飛行機に、誰が乗っていたのか、何が積まれていたのか。
本当は南シナ海に落ちたのだが、それを隠すためにインド洋に誘導しているのだとしたら、一連のマレーシア政府の対応も納得がいく。
中国が公表した衛星写真にしても、数日で取り下げてしまうなんて、不自然極まりない。
本当は、南シナ海で既に発見されていて、何かを秘匿するために公表できないでいるのではないか。
そして、各国の捜査を混乱させるために、マレーシア政府が、首相を担ぎ出してブラフを打っているのだとしたら・・・。
航空史上最大のミステリーは、まだ、始まったばかりなのかもしれないな。
(マレーシア航空機、最後の航跡はインド洋か:追加)
http://response.jp/article/2014/03/16/219250.html
(炎上する飛行物体目撃、ベトナム沖で新証言:追加)
http://response.jp/article/2014/03/13/219104.html
MH370便の行方については、マレーシア当局が情報を小出しにして、報道各社を混乱させているために、時系列的な整理が必要だ。
3月8日未明に飛び立ってからの経路については、南シナ海上で通信と航空レーダーからの機影が消えてから、民間の情報は一切ない。
全てマレーシア政府や米国の情報に頼っている。
当初はベトナムや中国からの情報が入り、機体の一部が確認されたのではないかと思ったが、全てはガセだった。
気をつけてみていると、当局の発表以外に何もないのだ。
西に向かったとする軍用レーダーのデータにしても、当初は反応が弱く速度も遅いといいながら、結局、不明機のものと断定した。
機体から送られ、衛星によって補足されていた情報については、マレーシア航空とボーイングとの間に情報収集の契約がなかったために、消息を絶ってから6時間40分後まで通信があったことは、当初秘匿されていた。
しかも、この情報を明らかにしたのはマレーシア首相である。
全てがマレーシア政府のでっち上げだったとしたら、とかんぐらざるを得ない。
やはり、西に飛んでいったのはUFOで、B777-200は異次元空間に送り込まれてしまったんじゃないのか。
インド洋を調べるといっても、何の手がかりもなく広大な海域に捜索隊を派遣するわけにも行かないだろう。
(インド洋)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E6%B4%8B
「太平洋、大西洋と並ぶ三大洋の一つである。三大洋中最も小さい。面積は約7340万平方km、沿海との合計面積は7410万平方kmである。地球表面の水の約20パーセントが含まれる。」
ちなみに、7つの海とかいうが、大洋とよばれるのは、このほかに北極海と南極海で、合計5つである(あと2つは、どこなんだあ?)。
(世界の大洋)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%B4%8B
少なくとも南シナ海とか、日本海(東海?)でないことは確かだな。
(七つの海)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%B5%B7
「英語圏では、ラドヤード・キップリングの1896年の詩「七つの海 (The Seven Seas)」で有名になった言葉である。」
「現代は、次のように数えることが多い。全て大洋であるため、「七つの大洋(七大洋)」とも呼ばれる。
北大西洋
南大西洋
北太平洋
南太平洋
インド洋
北極海(北氷洋)
南極海(南氷洋)」
太平洋と大西洋を南北に分けているが、地理的な合理性はない。
まあ、どうでもいいんですが。
いずれにしても、インド洋は広い。
そんなところに闇雲に捜索隊を投入するのは暴挙である。
自衛隊だけかと思っていたら、保安庁もしっかりとガルフストリームVを送り込んでいるようだ。
(マレーシア航空機行方不明事案への対応について(第4報)【当庁航空機による捜索救難活動の開始及び先遣隊の活動状況】)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h26/k20140314/k140314-1.pdf
「○航空機による捜索救難活動の開始
当庁航空機は、14日午前から活動を開始し、同日はマレー半島東側の海域において捜索を実施します。」
そこって、今回捜索範囲から外されたところじゃね?。
まあいい。
ガルフVが行ったことで、保安庁のメンツと、捜索の実効性が保たれたわけだ。
インド洋でもがんばってね。
(消息不明のマレーシア航空機、捜索活動の参加国が大幅に増加)
http://flyteam.jp/news/article/32099
航空関係の専門サイトだけあって、記事はセンセーショナルなトーンを抑え、正確性を重視する内容となっていて好感が持てるな。
「マレーシアの警察当局は機長、副操縦士の自宅捜索を行っていますが、これはあくまで航空機捜索を事件として取り扱うための通常の手続きで、捜索そのもので結論を飛躍しないようにとただし書きも付けて、情報錯綜に釘をさしています。」
「なお、機体の777-200、機体記号(レジ)「9M-MRO」についてはマレーシア航空が必要なメンテナンスプログラムを実施していたことが確認されいます。このため、機体は運航を行う整備が行われ、問題点はないと改めて発表されています。」
この辺りの記述は、一般紙の報道にはなかった。
浮沈子は、UFOによる異次元転送説(?)を信じているが、忽然と消えたMH370便の状況を説明するのに、情報をひた隠しにするマレーシア政府の怪しげな説明とどちらが信憑性があるか、よく考えてみたい。
何度も言うが、当初は旅客機にしては機影が小さく、速度も遅いとして、MH370便ではないと言っていたのだ。
この飛行機に、誰が乗っていたのか、何が積まれていたのか。
本当は南シナ海に落ちたのだが、それを隠すためにインド洋に誘導しているのだとしたら、一連のマレーシア政府の対応も納得がいく。
中国が公表した衛星写真にしても、数日で取り下げてしまうなんて、不自然極まりない。
本当は、南シナ海で既に発見されていて、何かを秘匿するために公表できないでいるのではないか。
そして、各国の捜査を混乱させるために、マレーシア政府が、首相を担ぎ出してブラフを打っているのだとしたら・・・。
航空史上最大のミステリーは、まだ、始まったばかりなのかもしれないな。
(マレーシア航空機、最後の航跡はインド洋か:追加)
http://response.jp/article/2014/03/16/219250.html
(炎上する飛行物体目撃、ベトナム沖で新証言:追加)
http://response.jp/article/2014/03/13/219104.html
EFTー1 ― 2014年03月17日 13:53
EFTー1
地球の大気圏の中でのごちゃごちゃした事件ばかりに気を取られていると、人類の偉業といった大所高所からの視点を見失ってしまう。
(EFT-1)
http://ja.wikipedia.org/wiki/EFT-1
「2014年9月にデルタIV(ヘビー)に搭載してケープカナベラル空軍基地第37複合発射施設から打ち上げられる予定である。このミッションは、数時間で軌道を2周する。2周目の軌道の高遠地点と20,000mphに及ぶ高速での大気圏再突入に焦点が当てられている」(( )内、浮沈子:注)
「この飛行は、2017年末に予定されるスペース・ローンチ・システムによる最初の打上げに先駆けて、アビオニクス、熱シールド、パラシュート等を含むオリオンの様々なシステムを試験することを意図したものである」
(スペース・ローンチ・システム:SLS)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
初めのテストは、実績のあるデルタⅣロケットで行い、本番は開発が遅れているSLSでやろうというわけだ。
(ロッキード・マーチン、オリオンの打ち上げロケット用ブースターがケープカナベラルに到着)
http://response.jp/article/2014/03/08/218724.html
「ロッキード・マーチンは3月6日、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のデルタIVヘビーロケット用のブースターがケープカナベラル空軍ステーションに到着することで、オリオン宇宙船の最初のテスト飛行にさらに一歩近づいたことを発表した。」
ブースターとあるが、れっきとした液体燃料ロケットで、ファルコンヘビーと同じように、本体1段目と束にして3本纏めて打ち上げようというものだ。
なぜ、固体燃料ブースターではダメなのか?。
浮沈子は詳しくないのだが、燃焼を制御できないこと、つまり、花火と同じで、トイレに行きたくなって途中で止めようと思っても出来ない、燃やし続けなければならないということなのだ。
固体燃料ブースターといえば、スペースシャトルの巨大固体燃料ブースターが、事故も含めて、余りにも有名だ。
ということは、デルタⅣヘビーも、ファルコンヘビーも、有人宇宙船の打ち上げを念頭において開発されたロケットということなわけだな。
(世界最大のロケット デルタ4ヘビー 打ち上げに成功)
http://response.jp/article/2013/08/29/205219.html
「デルタIVヘビーを凌ぐ大型ロケットとしては、スペースX社のFalcon9シリーズの『Falcon9 ヘビー』ロケットが開発中だだが、2013年中を目指すとされた試験機打ち上げはまだ行われていない。」
大きいことはいいことだ!。
しかし、有人ロケットにもスペースシャトルを初めとして、固体燃料補助ロケットが使われている。
SLSにも、固体ブースターとの組み合わせが検討されている。
「ブースター:
第1段に搭載されたエンジンが発生する出力に加えて、 第1段ロケットで飛行する最初の2分間のために、2基のブースターロケットが第1段ロケットの両側面へ追加装備される。初期の形態(ブロック0とI)のSLSでは改修型のスペースシャトル固体燃料補助ロケット(SRB)を使用し、この形態では各々4段から5段と決定されている。これらのブースターは回収されるものではなく、飛行軌道に沿って大西洋に沈むものとされている。ブロックIAおよびブロックII形態用のブースターは改良されたブースターの中から選ばれ、さらにアップグレードされたブースターが用いられる。このブースターは固体燃料または液体燃料タイプのものになる可能性がある。
スペースシャトル用のSRBを製造しているATK社は、ブロック0およびIで使用されるであろう5段式のブースターの、フルスケールかつ全行程の静的試験3件を終了した。モーターの開発(DM-1)は2009年9月10日の試験に成功した。DM-2は2010年8月31日、DM-3は2011年9月8日であった。DM-2用のモーターは中心温度が華氏40度(摂氏4度)に冷却され、DM-3用のモーターは華氏90度以上(摂氏32度以上)に加温された。他の目的に加え、これらの試験ではこうしたモーターの最大の温度での性能が確認された。
2011年6月17日、エアロジェット社は推力が海面高度で2.2MNに増強されたNK-33エンジンの国内版を開発・生産するため、テレダイン・ブラウン社との戦略的な提携を発表した。このブースターはSLS打上げ機用のシャトル派生型固体燃料ブースターと対抗し、競争するものである。」
ちなみに、最後に出てくるNK-33というのは、60年代にソ連が開発した画期的なロケットエンジンで、未だに現役どころか、「オービタル・サイエンシズが開発したアンタレスロケットでは、2基のNK-33 (AJ26-62) を第一段に使用し2段目に固体ロケットを使用している。アンタレスロケットは、2013年4月に初打ち上げに成功した。」とあるように、米国の未来の商業ロケットを担う存在である。
ソ連の技術力って、米国の50年先をいっていたんだな。
(NK-33)
http://ja.wikipedia.org/wiki/NK-33
「西側に比べてコンピューターによる設計や解析が遅れていた1960年代のソビエト連邦で既にこの水準の先進的なエンジンが開発されていた事は特筆に価する。」
コンピューターに頼りすぎて、基礎を疎かにしてきた西側の技術にこそ問題があると思うんだが。
まあいい。
ソ連の技術は、デルタⅣロケットのエンジンにも生かされている。
(RS-68 (ロケットエンジン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/RS-68_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「エンジンサイクルは2系統の独立したガス発生器サイクルで、燃焼室はコスト低減の為に溝が多数あるチャンネルウォール構造が使用されている。これは元々旧ソビエト連邦で開発されたもので、外側と内側をロウ付けする事で作られ、他のエンジンに使用されている従来の数百本の管を燃焼室の形状に合わせて曲げて並べてロウ付けしたチューブウォール構造に比べると重量が増えるものの、簡単でより安価に製造することができる。」とある。
「有人仕様への適合:
RS-68を有人仕様へ適合させる為に200箇所以上の変更が必要とされる。NASAは有人仕様のRS-68に監視装置や離床時の燃料過多環境の除去や冗長系の追加を含む複数の変更が必要であるとしている。」
液体燃料を使うからといって、必ずしも有人ロケットに適合しているとはいえないんだなあ。
今回のEFTー1では、地球周回軌道を数時間で2周して、高速で大気圏に再突入するだけというチンケな計画だが、広範囲なテストが組み込まれている重要なミッションであることは変わりない。
アブレーターがちゃんと機能して、宇宙船を再突入の熱から守ってくれるのかに注目だな。
従来の使い捨ての宇宙船と異なり、10回程度の再使用が想定されている。
(オリオン)
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/orion_crew_vehicle.html
「オリオンはアポロ宇宙船に一見似たカプセル型の宇宙船ですが、アポロより大きく、内部はアポロカプセルの2.5倍の容量になっています。また、アポロ宇宙船は使い捨てでしたが、オリオンは10回程度再使用することが可能になっています。」とある。
今年の打ち上げがいつになるかの確定情報は、まだない。
(オリオン宇宙船の初打ち上げに向け、ロケットの準備進む:この記事では9月となっている)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00010000-sorae_jp-sctch
(NASA slips first test flight of Orion capsule to December:12月だってさ!)
http://www.collectspace.com/news/news-031514a-orion-eft1-launch-delay.html
この手の計画は、延び延びになることが多い。
中途半端な状況で、高いオリオン宇宙船をパーにしないためにも、周到な準備を行ってもらいたいもんだな。
地球の大気圏の中でのごちゃごちゃした事件ばかりに気を取られていると、人類の偉業といった大所高所からの視点を見失ってしまう。
(EFT-1)
http://ja.wikipedia.org/wiki/EFT-1
「2014年9月にデルタIV(ヘビー)に搭載してケープカナベラル空軍基地第37複合発射施設から打ち上げられる予定である。このミッションは、数時間で軌道を2周する。2周目の軌道の高遠地点と20,000mphに及ぶ高速での大気圏再突入に焦点が当てられている」(( )内、浮沈子:注)
「この飛行は、2017年末に予定されるスペース・ローンチ・システムによる最初の打上げに先駆けて、アビオニクス、熱シールド、パラシュート等を含むオリオンの様々なシステムを試験することを意図したものである」
(スペース・ローンチ・システム:SLS)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
初めのテストは、実績のあるデルタⅣロケットで行い、本番は開発が遅れているSLSでやろうというわけだ。
(ロッキード・マーチン、オリオンの打ち上げロケット用ブースターがケープカナベラルに到着)
http://response.jp/article/2014/03/08/218724.html
「ロッキード・マーチンは3月6日、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のデルタIVヘビーロケット用のブースターがケープカナベラル空軍ステーションに到着することで、オリオン宇宙船の最初のテスト飛行にさらに一歩近づいたことを発表した。」
ブースターとあるが、れっきとした液体燃料ロケットで、ファルコンヘビーと同じように、本体1段目と束にして3本纏めて打ち上げようというものだ。
なぜ、固体燃料ブースターではダメなのか?。
浮沈子は詳しくないのだが、燃焼を制御できないこと、つまり、花火と同じで、トイレに行きたくなって途中で止めようと思っても出来ない、燃やし続けなければならないということなのだ。
固体燃料ブースターといえば、スペースシャトルの巨大固体燃料ブースターが、事故も含めて、余りにも有名だ。
ということは、デルタⅣヘビーも、ファルコンヘビーも、有人宇宙船の打ち上げを念頭において開発されたロケットということなわけだな。
(世界最大のロケット デルタ4ヘビー 打ち上げに成功)
http://response.jp/article/2013/08/29/205219.html
「デルタIVヘビーを凌ぐ大型ロケットとしては、スペースX社のFalcon9シリーズの『Falcon9 ヘビー』ロケットが開発中だだが、2013年中を目指すとされた試験機打ち上げはまだ行われていない。」
大きいことはいいことだ!。
しかし、有人ロケットにもスペースシャトルを初めとして、固体燃料補助ロケットが使われている。
SLSにも、固体ブースターとの組み合わせが検討されている。
「ブースター:
第1段に搭載されたエンジンが発生する出力に加えて、 第1段ロケットで飛行する最初の2分間のために、2基のブースターロケットが第1段ロケットの両側面へ追加装備される。初期の形態(ブロック0とI)のSLSでは改修型のスペースシャトル固体燃料補助ロケット(SRB)を使用し、この形態では各々4段から5段と決定されている。これらのブースターは回収されるものではなく、飛行軌道に沿って大西洋に沈むものとされている。ブロックIAおよびブロックII形態用のブースターは改良されたブースターの中から選ばれ、さらにアップグレードされたブースターが用いられる。このブースターは固体燃料または液体燃料タイプのものになる可能性がある。
スペースシャトル用のSRBを製造しているATK社は、ブロック0およびIで使用されるであろう5段式のブースターの、フルスケールかつ全行程の静的試験3件を終了した。モーターの開発(DM-1)は2009年9月10日の試験に成功した。DM-2は2010年8月31日、DM-3は2011年9月8日であった。DM-2用のモーターは中心温度が華氏40度(摂氏4度)に冷却され、DM-3用のモーターは華氏90度以上(摂氏32度以上)に加温された。他の目的に加え、これらの試験ではこうしたモーターの最大の温度での性能が確認された。
2011年6月17日、エアロジェット社は推力が海面高度で2.2MNに増強されたNK-33エンジンの国内版を開発・生産するため、テレダイン・ブラウン社との戦略的な提携を発表した。このブースターはSLS打上げ機用のシャトル派生型固体燃料ブースターと対抗し、競争するものである。」
ちなみに、最後に出てくるNK-33というのは、60年代にソ連が開発した画期的なロケットエンジンで、未だに現役どころか、「オービタル・サイエンシズが開発したアンタレスロケットでは、2基のNK-33 (AJ26-62) を第一段に使用し2段目に固体ロケットを使用している。アンタレスロケットは、2013年4月に初打ち上げに成功した。」とあるように、米国の未来の商業ロケットを担う存在である。
ソ連の技術力って、米国の50年先をいっていたんだな。
(NK-33)
http://ja.wikipedia.org/wiki/NK-33
「西側に比べてコンピューターによる設計や解析が遅れていた1960年代のソビエト連邦で既にこの水準の先進的なエンジンが開発されていた事は特筆に価する。」
コンピューターに頼りすぎて、基礎を疎かにしてきた西側の技術にこそ問題があると思うんだが。
まあいい。
ソ連の技術は、デルタⅣロケットのエンジンにも生かされている。
(RS-68 (ロケットエンジン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/RS-68_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「エンジンサイクルは2系統の独立したガス発生器サイクルで、燃焼室はコスト低減の為に溝が多数あるチャンネルウォール構造が使用されている。これは元々旧ソビエト連邦で開発されたもので、外側と内側をロウ付けする事で作られ、他のエンジンに使用されている従来の数百本の管を燃焼室の形状に合わせて曲げて並べてロウ付けしたチューブウォール構造に比べると重量が増えるものの、簡単でより安価に製造することができる。」とある。
「有人仕様への適合:
RS-68を有人仕様へ適合させる為に200箇所以上の変更が必要とされる。NASAは有人仕様のRS-68に監視装置や離床時の燃料過多環境の除去や冗長系の追加を含む複数の変更が必要であるとしている。」
液体燃料を使うからといって、必ずしも有人ロケットに適合しているとはいえないんだなあ。
今回のEFTー1では、地球周回軌道を数時間で2周して、高速で大気圏に再突入するだけというチンケな計画だが、広範囲なテストが組み込まれている重要なミッションであることは変わりない。
アブレーターがちゃんと機能して、宇宙船を再突入の熱から守ってくれるのかに注目だな。
従来の使い捨ての宇宙船と異なり、10回程度の再使用が想定されている。
(オリオン)
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/orion_crew_vehicle.html
「オリオンはアポロ宇宙船に一見似たカプセル型の宇宙船ですが、アポロより大きく、内部はアポロカプセルの2.5倍の容量になっています。また、アポロ宇宙船は使い捨てでしたが、オリオンは10回程度再使用することが可能になっています。」とある。
今年の打ち上げがいつになるかの確定情報は、まだない。
(オリオン宇宙船の初打ち上げに向け、ロケットの準備進む:この記事では9月となっている)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00010000-sorae_jp-sctch
(NASA slips first test flight of Orion capsule to December:12月だってさ!)
http://www.collectspace.com/news/news-031514a-orion-eft1-launch-delay.html
この手の計画は、延び延びになることが多い。
中途半端な状況で、高いオリオン宇宙船をパーにしないためにも、周到な準備を行ってもらいたいもんだな。
アンダマン諸島 ― 2014年03月17日 17:35
アンダマン諸島
正確には、アンダマン・ニコバル諸島というらしい。
(アンダマン諸島)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%9E%E3%83%B3%E8%AB%B8%E5%B3%B6
「インド東部のベンガル湾に浮かぶインドに属する島々。南の方にあるニコバル諸島と共にインドの連邦直轄地域アンダマン・ニコバル諸島を成している。」
この項は、ダイビングの話ではない。
でも、まあ、この島々の手付かずの海を満喫するダイビングというのは、ちょっと魅力である。
(アンダマンニコバル諸島 ビーチリゾート スキューバダイビング サーフトリップ)
http://www.bodaijutours.com/AndmanAndNikobarOfIndiaJPN.html
「アンダマンとニコバル諸島は本当にエデンの園の様な自然が好きな方にとっての天国です。汚染されていない環境、きれいな空気、青い海は人々を魅了します。ベンガル湾の熱帯雨林と水域は植物にとってもまた天国です。島々は椰子の緑に囲まれ、三日月型のビーチが広がります。キャンプを楽しんだり、シュノーケリングやスキューバダイビングのマリンスポーツもお勧めです。」
物価、安そうだしなあ・・・。
が、しかし、こんな南の島の、のほほんとした雰囲気に浸っていると、マレーシアの旅客機がコースを変えて上空を飛行していたとしても気づかないのだ!。
(マレーシア航空機、消息不明から1週間 各国の防空能力「格差」が浮き彫りに)
http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/17/malaysia-airlines-plane_n_4976972.html
「軍のシステムは、範囲を自国の領空に限定するか、通常の民間航空機だと判断できる場合は無視する傾向にある。訓練中あるいは、脅威が迫った場合を除いてはスイッチを切っていることもある。」
「インド当局者によると、この点が同国のアンダマン・ニコバル諸島で不明機が捕捉されなかった要因として挙げられるという。」
「アンダマン・ニコバル諸島を管轄するインド海軍のトップ、SudhirPillai氏は、「この地域には多くのレーダーがあるが、何も捉えなかった」とし、「われわれは、必要に応じて任務に当たっているため、軍のレーダーはスイッチが切られることがある」と語った。」
「別の国防関係者は、インドはレーダー施設を常時稼働させてはいないと明かし、理由を尋ねられると「(コストが)高すぎるからだ」と答えた。」
レーダー施設の維持管理コストが高いから、スイッチ切ってたというのは、言語道断であるな。
けしからん!、責任者、出て来い!。
しかも、たとえ発見しても、通常の民間機と判断できる場合は無視するのだという。
9.11から15年も経つと、みんなゆるゆるになっちまうんだよな。
緊張感をもって、ダイバーの安全のための監視を続けて欲しい(ん?、どっかで間違いたか?)。
「住民の多くが南アンダマン島、中アンダマン島、北アンダマン島の3島に集中し、残りの小アンダマン島など276余りの島々は、ほぼ無人である。いずれの島ともほぼ低平で、最高点は738mにすぎない。2月から4月にかけては雨がやや少ないが年中、高温多潤である。南アンダマン島にある、中心都市のポートブレアでは最も寒い月でも23.7度ある。」
「特筆する産業はほとんどなく、熱帯モンスーン下におけるジャングルが最大の資源である。アンダマン紅木をはじめとする木材、コプラ、ココナッツ、ゴムなどの林産物が貴重な輸出品である。近年は軟材を用いたマッチの製造工業が盛んになってきている。
島の面積のわずか4%が耕地化されているにすぎず、米、トウモロコシ、豆、キビ類が栽培されているものの、食料穀物は自給できず輸入に頼っており、チェンナイおよびコルカタがインド大陸への窓口となっている。」
「最近は観光産業にも力を入れている。」
インドに1度でも行くと、病み付きになって日本での生活が出来なくなるというが、この島はそんなことはないだろう。
(インド・アンダマン諸島)
http://www.wtp.co.jp/area/andaman/
「水中カメラマン鍵井靖章のおすすめポイント:
・インド洋のベンガル湾南部に位置するインド領。インド政府が国防上の理由で外国人の立ち入りを制限している。
・やはり、エレファントスイムがこのクルーズの最大の目玉!青い海のなかで象のRajanさん(60歳)が泳ぐ姿は、圧巻!
・パヌニーヨット号は、ダイバーのためのラグジュアリーなダイブクルーズ船。ゆったりと船上ライフを楽しみながら、未知なる海域を潜り尽くす。
・エレファントスイムももちろんだが、他にもBarren Isの「Barren Wall」というポイントは本当に驚いた。水深が30m~9mほどのゴロタの上には、コウリンハダイの群れが絨毯のように群れていた。そんな景色は見たことがない!」
(コウリンハナダイ)
http://www.kazkian.com/fish/order-suzuki/cat221/cat416/
「雄の頭部に現れる天使の輪のような模様から、 " コウリンハナダイ " (光輪の意)の和名がつきました。
この種を観察しようとするなら、深~~~い海の底へダイビングに行かないと見れない希少な魚なんです。
水深35~60mの深場を好む魚で、最大で10cm以下の小型種です。」
「2008年には紀伊大島の15mのところにいたという驚愕の事実もありましたが・・・
見れればラッキーな魚なんです。」
なるほど、それが浅瀬で9mの深度で群れていたら、ビックリもするよな。
しかし、逆に考えれば、それが当たり前で、深いところにしか住めない環境というのが異常なのかもしれない。
いつの間にか、ダイビングの話になってしまったが、軍のレーダーがスイッチを切っているのが、異常だと考えるのが異常なのかもしれないと思い直す。
どーせ、事件なんか起こるわけないじゃん!?。
「インド政府が国防上の理由で外国人の立ち入りを制限している」といったって、それは陸上の話で、空の上を旅客機が道間違って通過したって、国防上は問題ないんじゃね?。
インドには世界貿易センターとか、ペトロナスタワーとかないし・・・。
ゆるーい、ゆるーい、南の島の時間の流れ。
前代未聞の航空事件をよそに、今日も像は泳ぎ、コウリンハナダイは群れ、レーダーはスイッチが切られたまんま、何事もなく1日は過ぎていくのでありました・・・。
正確には、アンダマン・ニコバル諸島というらしい。
(アンダマン諸島)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%9E%E3%83%B3%E8%AB%B8%E5%B3%B6
「インド東部のベンガル湾に浮かぶインドに属する島々。南の方にあるニコバル諸島と共にインドの連邦直轄地域アンダマン・ニコバル諸島を成している。」
この項は、ダイビングの話ではない。
でも、まあ、この島々の手付かずの海を満喫するダイビングというのは、ちょっと魅力である。
(アンダマンニコバル諸島 ビーチリゾート スキューバダイビング サーフトリップ)
http://www.bodaijutours.com/AndmanAndNikobarOfIndiaJPN.html
「アンダマンとニコバル諸島は本当にエデンの園の様な自然が好きな方にとっての天国です。汚染されていない環境、きれいな空気、青い海は人々を魅了します。ベンガル湾の熱帯雨林と水域は植物にとってもまた天国です。島々は椰子の緑に囲まれ、三日月型のビーチが広がります。キャンプを楽しんだり、シュノーケリングやスキューバダイビングのマリンスポーツもお勧めです。」
物価、安そうだしなあ・・・。
が、しかし、こんな南の島の、のほほんとした雰囲気に浸っていると、マレーシアの旅客機がコースを変えて上空を飛行していたとしても気づかないのだ!。
(マレーシア航空機、消息不明から1週間 各国の防空能力「格差」が浮き彫りに)
http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/17/malaysia-airlines-plane_n_4976972.html
「軍のシステムは、範囲を自国の領空に限定するか、通常の民間航空機だと判断できる場合は無視する傾向にある。訓練中あるいは、脅威が迫った場合を除いてはスイッチを切っていることもある。」
「インド当局者によると、この点が同国のアンダマン・ニコバル諸島で不明機が捕捉されなかった要因として挙げられるという。」
「アンダマン・ニコバル諸島を管轄するインド海軍のトップ、SudhirPillai氏は、「この地域には多くのレーダーがあるが、何も捉えなかった」とし、「われわれは、必要に応じて任務に当たっているため、軍のレーダーはスイッチが切られることがある」と語った。」
「別の国防関係者は、インドはレーダー施設を常時稼働させてはいないと明かし、理由を尋ねられると「(コストが)高すぎるからだ」と答えた。」
レーダー施設の維持管理コストが高いから、スイッチ切ってたというのは、言語道断であるな。
けしからん!、責任者、出て来い!。
しかも、たとえ発見しても、通常の民間機と判断できる場合は無視するのだという。
9.11から15年も経つと、みんなゆるゆるになっちまうんだよな。
緊張感をもって、ダイバーの安全のための監視を続けて欲しい(ん?、どっかで間違いたか?)。
「住民の多くが南アンダマン島、中アンダマン島、北アンダマン島の3島に集中し、残りの小アンダマン島など276余りの島々は、ほぼ無人である。いずれの島ともほぼ低平で、最高点は738mにすぎない。2月から4月にかけては雨がやや少ないが年中、高温多潤である。南アンダマン島にある、中心都市のポートブレアでは最も寒い月でも23.7度ある。」
「特筆する産業はほとんどなく、熱帯モンスーン下におけるジャングルが最大の資源である。アンダマン紅木をはじめとする木材、コプラ、ココナッツ、ゴムなどの林産物が貴重な輸出品である。近年は軟材を用いたマッチの製造工業が盛んになってきている。
島の面積のわずか4%が耕地化されているにすぎず、米、トウモロコシ、豆、キビ類が栽培されているものの、食料穀物は自給できず輸入に頼っており、チェンナイおよびコルカタがインド大陸への窓口となっている。」
「最近は観光産業にも力を入れている。」
インドに1度でも行くと、病み付きになって日本での生活が出来なくなるというが、この島はそんなことはないだろう。
(インド・アンダマン諸島)
http://www.wtp.co.jp/area/andaman/
「水中カメラマン鍵井靖章のおすすめポイント:
・インド洋のベンガル湾南部に位置するインド領。インド政府が国防上の理由で外国人の立ち入りを制限している。
・やはり、エレファントスイムがこのクルーズの最大の目玉!青い海のなかで象のRajanさん(60歳)が泳ぐ姿は、圧巻!
・パヌニーヨット号は、ダイバーのためのラグジュアリーなダイブクルーズ船。ゆったりと船上ライフを楽しみながら、未知なる海域を潜り尽くす。
・エレファントスイムももちろんだが、他にもBarren Isの「Barren Wall」というポイントは本当に驚いた。水深が30m~9mほどのゴロタの上には、コウリンハダイの群れが絨毯のように群れていた。そんな景色は見たことがない!」
(コウリンハナダイ)
http://www.kazkian.com/fish/order-suzuki/cat221/cat416/
「雄の頭部に現れる天使の輪のような模様から、 " コウリンハナダイ " (光輪の意)の和名がつきました。
この種を観察しようとするなら、深~~~い海の底へダイビングに行かないと見れない希少な魚なんです。
水深35~60mの深場を好む魚で、最大で10cm以下の小型種です。」
「2008年には紀伊大島の15mのところにいたという驚愕の事実もありましたが・・・
見れればラッキーな魚なんです。」
なるほど、それが浅瀬で9mの深度で群れていたら、ビックリもするよな。
しかし、逆に考えれば、それが当たり前で、深いところにしか住めない環境というのが異常なのかもしれない。
いつの間にか、ダイビングの話になってしまったが、軍のレーダーがスイッチを切っているのが、異常だと考えるのが異常なのかもしれないと思い直す。
どーせ、事件なんか起こるわけないじゃん!?。
「インド政府が国防上の理由で外国人の立ち入りを制限している」といったって、それは陸上の話で、空の上を旅客機が道間違って通過したって、国防上は問題ないんじゃね?。
インドには世界貿易センターとか、ペトロナスタワーとかないし・・・。
ゆるーい、ゆるーい、南の島の時間の流れ。
前代未聞の航空事件をよそに、今日も像は泳ぎ、コウリンハナダイは群れ、レーダーはスイッチが切られたまんま、何事もなく1日は過ぎていくのでありました・・・。
ⅰ3登場前夜 ― 2014年03月17日 19:56
ⅰ3登場前夜
電気自動車に特化したモデルは、今までにいくつか出されてきた。
日産リーフや、テスラロードスター、テスラS。
三菱のⅰミーブは、ガソリン車があったから、専用車ではない。
どれも、会社のメンツを賭けて(テスラは、浮沈を賭けて)売り出した。
テスラはそこそこ売れているようだが、リーフなんか、殆ど売れていないんじゃなかろうか。
ⅰミーブなんて、見たこともない。
電池の値段が高いのがその理由の第一で、車体の値段の半分は電池の値段である。
つまり、ガソリン車の倍の値段な訳だ。
さらに、航続距離が絶対的に短く、泊りがけの旅行なんて夢のまた夢である。
旅行先で充電できる保証はない。
そして、電池が無くなれば、走ることは出来ない。
ガソリン車が、給油所という分厚い社会インフラに支えられていることを痛感する。
給油所には、製油所からガソリンを輸送するタンクローリーが頻繁に燃料を運んでいる。
流通インフラも整っている。
しかも、最近のガソリン車は、燃費がいい。
高速主体なら、リッター10kmは堅いだろう。
40リッターのガソリンがあれば、400km走れるわけだ。
1泊2日の家族旅行なら、概ね十分なのではないか。
テスラSは、ようやくこの航続距離という問題を克服した最初の電気自動車になった。
可能ならば、500kmくらいの航続距離が望ましい。
なぜなら、電気自動車には、充電時間という弱点もあるからだ。
500キロ走ってスカになったバッテリーを充電すると、10時間くらい掛かる。
話にならない。
未だに電気自動車は、ガソリン自動車の代わりにはならない。
2台3台所有することが出来る金持ちが、道楽で走らせるクルマだ。
この見立てに、間違いは無い(断定的!)。
浮沈子に言わせれば、電気自動車なんて、欠陥車だ。
クズ、役立たず、使い物にならない。
運送会社で大量に導入しているところがあるというが、コストの面でも引き合わないと確信している。
小型の軽自動車のコストは、極めて切り詰められていて、しかも、酷使される。
車自体の寿命も短い。
その中で、初期投資を回収しようとすれば、さらに距離を走らなければならない。
そうすると、ますます、車の寿命が短くなる。
現代のクルマは、エンジンがだめになって走れなくなることは、まずない。
足回りや、補機類(エアコンとか)がダメになり、修理コストが嵩んで手放すことになるのだ。
導入している運送屋が、もし、トータルでコスト削減になっているなら、赤帽の軽トラックは、とっくの昔に電気自動車一色になっているに違いない。
浮沈子は、そうでない以上、運送屋が仮に収支を明らかにしても、信用する気にはなれないな。
高くつくのだ。
いってみれば、いいことなんて何にも無い。
しかも、一般的にいって、電気自動車は同クラスのガソリン自動車に比べて車両重量が重い。
これは、もちろん電池をたくさん積むからだが、160kmしか走れない日産リーフでさえ、300kgの電池を、常時積んで走っている。
ガソリン車では、ガソリンが減ってくると軽くなって燃費も良くなれば、道路に与えるダメージも減ってくるが、電気自動車は最大重量のまま、ダメージを与え続ける。
これって、エコなんだろうか。
(【BMW i3 発売直前】i3が主張するEVのあるべき姿と日本仕様の特徴とは)
http://response.jp/article/2014/03/17/219301.html
「日本仕様のサスペンションは、欧州とは異なる、よりスポーティなものに交換されていたのだ。そのため、レンジエクステンダー装備車のリアのタイヤのサイズも日本と欧州では異なることになった。欧州が175/65R19に対して、日本仕様車は175/60R19となっているのだ。」
「急速充電口は、もともと充電口のあったCピラーの下につけました。でも、普通充電口の場所がどうしても見つからない。そこでエンジンフードの中に普通充電口を作りました」
だから何なのか。
ローカライズするのは当たり前で、商品価値が上がったわけではない。
本当に日本で売る気があるなら、日本の立体駐車場に合わせて、元々のボディを作り、サスペンションを設計し、タイヤサイズを決めてくるだろう。
チャデモ対応なんて、当たり前すぎて話にならない。
つまり、BMWは、日本での成功なんて考えていないということをこの記事はばらしてしまったのだ。
「それは逆です。日本で絶対に、このクルマを売らないといけないという方が優先されています。正直、一番の主戦場はアメリカ。それも西海岸です。でも、その次に戦う場所は、ヨーロッパではなく日本なんですよ。日本でしっかりとした商品を出さなければ、BMWの立場がないのです」
メンツが潰れることは分かり切っている。
ⅰ3は、そこそこ売れるだろう。
新しがり屋の日本人が、面白半分に買ってみて、直ぐに、使えないことが分かって乗り換えてしまうのだ。
もちろん、レンジエクステンダー付が殆どを占めることは間違いない。
そして、9リッターしかないガソリンタンクに不満がでるのだ。
しかも、この際の燃費は、ガソリンで走るより悪い。
効率の悪い電気自動車なだけじゃない?。
充電なんて面倒くさいから、ガソリンだけで走ろうとする。
レンジエクステンダーなんて、無用の長物だな。
電気自動車買ったら、根性で電気だけで走れよ!。
もちろん、スクーター用の2気筒エンジン(と、燃料)にはそれなりの重さがあり、使わなければその分の航続距離は確実に落ちるわけだし・・・。
リーフより売れることはないと断言しておこう!。
浮沈子が、ⅰ3に関心があるのは、電気自動車だからではなく、年間1万台を生産する車種にカーボンコンポジットボディを乗せてきたという点にある。
アルミ製のラダーフレームシャシーに相当の応力を分担させているとはいえ、ボディの骨格にフルカーボンを使ってきたというのは驚きである。
外板は、プラスチックのパネルだそうだが、タイヤをショックの吸収に使うなど、革新的な工夫も見られる。
もう、事故のときにクルマが壊れるのは当たり前なのだ。
しかし、浮沈子は、このカーボンボディの技術をBMWの量販車種に適用することの方が、何倍もエコに貢献すると思うんだがな。
(BMW i3 発売直前】「 iシリーズ」は「M」と対をなすブランドのブックエンドになる)
http://response.jp/article/2014/03/17/219289.html
「「i」は電動化技術をベースにした、サブブランドですけれど、そのEドライブを、BMW本体の方にもどんどんフィードバックしていきます。また、カーボン技術。いろいろと新しいカーボン技術を確立するために開発と生産にものすごく投資しているんですね。その投資の回収を、i3と『i8』だけでなく、BMWのすべての車種で回収します。その心はなにか? といえば、「iシリーズ」だけでなくて、他のBMWモデルでもカーボンを使うことを意味します。」
BMWも分かっているのだ。
ⅰ3は、カーボンボディ以外に価値はない。
本物の電気自動車は、来年、燃料電池車として登場する。
重いバッテリーを積んで走る電気自動車は、それまでの話題を提供するだけの存在に過ぎない。
しかし、このバッテリーの重量というのが、ⅰ3にカーボンボディを選択させるインセンティブを与えたのだとしたら、これは歴史の必然なのだと納得しよう。
超高張力鋼板をプレスして、折り紙細工のように自動車を作っていた時代は、重量やコストの面から、カーボンボディに取って代わられると浮沈子は見ている。
アルミがあるだろうって?。
鋼板屋に言わせると、アルミには重量を減らす効果は殆どないという(ジャガーが軽いという噂は、聞いたことがない)。
要は、コストの問題なのだ。
そこに大胆な投資をして、一定のボリュームで生産をしてきたBMWは、見上げたものである。
トヨタが提携するわけだな。
ボディの成形技術が自動化され、生産効率が高くなれば、コストの問題は一気に解決する。
今でこそ、手作業での成形作業だが、あんなもんはロボットにやらせるべきだ。
(熊本電鉄、「くまもん電車」の営業運行開始…efWING装着)
http://response.jp/article/2014/03/16/219263.html
浮沈子は知らなかったのだが、川重のefWINGというこの鉄道台車は、世界初のカーボン製の台車だという。
鉄道よ、お前もか!。
あらゆる移動体にCFRPの波が押し寄せ、席巻してしまうまでの時間は、驚くほど短いに違いない。
旅客機では、A350XWBで53パーセント、B787でも、同程度の複合素材を使っているといわれている。
もう、時間の問題なのだ。
高張力鋼板の使用率が高いなどと、500Eを自慢していると、時代錯誤も甚だしいと言われかねない。
いいじゃん!、時代遅れなんだから・・・。
鉄からアルミ、アルミからカーボンへ。
アルミの時代は、少し短かったかもしれないが、仕方ないな(電磁調理器にも使えないし・・・)。
電気自動車に特化したモデルは、今までにいくつか出されてきた。
日産リーフや、テスラロードスター、テスラS。
三菱のⅰミーブは、ガソリン車があったから、専用車ではない。
どれも、会社のメンツを賭けて(テスラは、浮沈を賭けて)売り出した。
テスラはそこそこ売れているようだが、リーフなんか、殆ど売れていないんじゃなかろうか。
ⅰミーブなんて、見たこともない。
電池の値段が高いのがその理由の第一で、車体の値段の半分は電池の値段である。
つまり、ガソリン車の倍の値段な訳だ。
さらに、航続距離が絶対的に短く、泊りがけの旅行なんて夢のまた夢である。
旅行先で充電できる保証はない。
そして、電池が無くなれば、走ることは出来ない。
ガソリン車が、給油所という分厚い社会インフラに支えられていることを痛感する。
給油所には、製油所からガソリンを輸送するタンクローリーが頻繁に燃料を運んでいる。
流通インフラも整っている。
しかも、最近のガソリン車は、燃費がいい。
高速主体なら、リッター10kmは堅いだろう。
40リッターのガソリンがあれば、400km走れるわけだ。
1泊2日の家族旅行なら、概ね十分なのではないか。
テスラSは、ようやくこの航続距離という問題を克服した最初の電気自動車になった。
可能ならば、500kmくらいの航続距離が望ましい。
なぜなら、電気自動車には、充電時間という弱点もあるからだ。
500キロ走ってスカになったバッテリーを充電すると、10時間くらい掛かる。
話にならない。
未だに電気自動車は、ガソリン自動車の代わりにはならない。
2台3台所有することが出来る金持ちが、道楽で走らせるクルマだ。
この見立てに、間違いは無い(断定的!)。
浮沈子に言わせれば、電気自動車なんて、欠陥車だ。
クズ、役立たず、使い物にならない。
運送会社で大量に導入しているところがあるというが、コストの面でも引き合わないと確信している。
小型の軽自動車のコストは、極めて切り詰められていて、しかも、酷使される。
車自体の寿命も短い。
その中で、初期投資を回収しようとすれば、さらに距離を走らなければならない。
そうすると、ますます、車の寿命が短くなる。
現代のクルマは、エンジンがだめになって走れなくなることは、まずない。
足回りや、補機類(エアコンとか)がダメになり、修理コストが嵩んで手放すことになるのだ。
導入している運送屋が、もし、トータルでコスト削減になっているなら、赤帽の軽トラックは、とっくの昔に電気自動車一色になっているに違いない。
浮沈子は、そうでない以上、運送屋が仮に収支を明らかにしても、信用する気にはなれないな。
高くつくのだ。
いってみれば、いいことなんて何にも無い。
しかも、一般的にいって、電気自動車は同クラスのガソリン自動車に比べて車両重量が重い。
これは、もちろん電池をたくさん積むからだが、160kmしか走れない日産リーフでさえ、300kgの電池を、常時積んで走っている。
ガソリン車では、ガソリンが減ってくると軽くなって燃費も良くなれば、道路に与えるダメージも減ってくるが、電気自動車は最大重量のまま、ダメージを与え続ける。
これって、エコなんだろうか。
(【BMW i3 発売直前】i3が主張するEVのあるべき姿と日本仕様の特徴とは)
http://response.jp/article/2014/03/17/219301.html
「日本仕様のサスペンションは、欧州とは異なる、よりスポーティなものに交換されていたのだ。そのため、レンジエクステンダー装備車のリアのタイヤのサイズも日本と欧州では異なることになった。欧州が175/65R19に対して、日本仕様車は175/60R19となっているのだ。」
「急速充電口は、もともと充電口のあったCピラーの下につけました。でも、普通充電口の場所がどうしても見つからない。そこでエンジンフードの中に普通充電口を作りました」
だから何なのか。
ローカライズするのは当たり前で、商品価値が上がったわけではない。
本当に日本で売る気があるなら、日本の立体駐車場に合わせて、元々のボディを作り、サスペンションを設計し、タイヤサイズを決めてくるだろう。
チャデモ対応なんて、当たり前すぎて話にならない。
つまり、BMWは、日本での成功なんて考えていないということをこの記事はばらしてしまったのだ。
「それは逆です。日本で絶対に、このクルマを売らないといけないという方が優先されています。正直、一番の主戦場はアメリカ。それも西海岸です。でも、その次に戦う場所は、ヨーロッパではなく日本なんですよ。日本でしっかりとした商品を出さなければ、BMWの立場がないのです」
メンツが潰れることは分かり切っている。
ⅰ3は、そこそこ売れるだろう。
新しがり屋の日本人が、面白半分に買ってみて、直ぐに、使えないことが分かって乗り換えてしまうのだ。
もちろん、レンジエクステンダー付が殆どを占めることは間違いない。
そして、9リッターしかないガソリンタンクに不満がでるのだ。
しかも、この際の燃費は、ガソリンで走るより悪い。
効率の悪い電気自動車なだけじゃない?。
充電なんて面倒くさいから、ガソリンだけで走ろうとする。
レンジエクステンダーなんて、無用の長物だな。
電気自動車買ったら、根性で電気だけで走れよ!。
もちろん、スクーター用の2気筒エンジン(と、燃料)にはそれなりの重さがあり、使わなければその分の航続距離は確実に落ちるわけだし・・・。
リーフより売れることはないと断言しておこう!。
浮沈子が、ⅰ3に関心があるのは、電気自動車だからではなく、年間1万台を生産する車種にカーボンコンポジットボディを乗せてきたという点にある。
アルミ製のラダーフレームシャシーに相当の応力を分担させているとはいえ、ボディの骨格にフルカーボンを使ってきたというのは驚きである。
外板は、プラスチックのパネルだそうだが、タイヤをショックの吸収に使うなど、革新的な工夫も見られる。
もう、事故のときにクルマが壊れるのは当たり前なのだ。
しかし、浮沈子は、このカーボンボディの技術をBMWの量販車種に適用することの方が、何倍もエコに貢献すると思うんだがな。
(BMW i3 発売直前】「 iシリーズ」は「M」と対をなすブランドのブックエンドになる)
http://response.jp/article/2014/03/17/219289.html
「「i」は電動化技術をベースにした、サブブランドですけれど、そのEドライブを、BMW本体の方にもどんどんフィードバックしていきます。また、カーボン技術。いろいろと新しいカーボン技術を確立するために開発と生産にものすごく投資しているんですね。その投資の回収を、i3と『i8』だけでなく、BMWのすべての車種で回収します。その心はなにか? といえば、「iシリーズ」だけでなくて、他のBMWモデルでもカーボンを使うことを意味します。」
BMWも分かっているのだ。
ⅰ3は、カーボンボディ以外に価値はない。
本物の電気自動車は、来年、燃料電池車として登場する。
重いバッテリーを積んで走る電気自動車は、それまでの話題を提供するだけの存在に過ぎない。
しかし、このバッテリーの重量というのが、ⅰ3にカーボンボディを選択させるインセンティブを与えたのだとしたら、これは歴史の必然なのだと納得しよう。
超高張力鋼板をプレスして、折り紙細工のように自動車を作っていた時代は、重量やコストの面から、カーボンボディに取って代わられると浮沈子は見ている。
アルミがあるだろうって?。
鋼板屋に言わせると、アルミには重量を減らす効果は殆どないという(ジャガーが軽いという噂は、聞いたことがない)。
要は、コストの問題なのだ。
そこに大胆な投資をして、一定のボリュームで生産をしてきたBMWは、見上げたものである。
トヨタが提携するわけだな。
ボディの成形技術が自動化され、生産効率が高くなれば、コストの問題は一気に解決する。
今でこそ、手作業での成形作業だが、あんなもんはロボットにやらせるべきだ。
(熊本電鉄、「くまもん電車」の営業運行開始…efWING装着)
http://response.jp/article/2014/03/16/219263.html
浮沈子は知らなかったのだが、川重のefWINGというこの鉄道台車は、世界初のカーボン製の台車だという。
鉄道よ、お前もか!。
あらゆる移動体にCFRPの波が押し寄せ、席巻してしまうまでの時間は、驚くほど短いに違いない。
旅客機では、A350XWBで53パーセント、B787でも、同程度の複合素材を使っているといわれている。
もう、時間の問題なのだ。
高張力鋼板の使用率が高いなどと、500Eを自慢していると、時代錯誤も甚だしいと言われかねない。
いいじゃん!、時代遅れなんだから・・・。
鉄からアルミ、アルミからカーボンへ。
アルミの時代は、少し短かったかもしれないが、仕方ないな(電磁調理器にも使えないし・・・)。
見えない糸 ― 2014年03月17日 22:59
見えない糸
須賀次郎氏のブログを愛読している。
(スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」)
http://jsuga.exblog.jp/
お会いしたことはないのだが、CCRの先輩でもある(イントラに習った兄弟子である)。
浮沈子が始めた頃は、日本でも数十人しかいなかった頃で、インストラクターといえば、田中さんか、鷹野さんか、豊田さん(イントラ)か、田原さんか、日本にはそのくらいしかいなかったのではないか。
彼が習っていた頃のブログを、繰り返し読んでは、自分のダイビングの参考にしようとした。
ジャパニーズスタイルのダイビングの権化のような方なので、水中では立ち姿勢になって、呼吸で浮力を調整するというのが条件反射のように染み付いていたようだ。
CCRでは、浮力のコントロールに苦労されたらしい(うーっ、身に詰まされるようですなあ)。
浮沈子は、今でも浮力調整は、オープンサーキットよりCCRの方が安定している。
まあ、オープンサーキットの10倍以上の時間をCCRで潜っているのだから、当然といえば当然である。
なんで、息を吸うと浮かんで、吐くと沈むのか・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
で、ブログを拝見していると、やはり安全管理のことが多い。
(0314 ケーブルダイビングシステムと自己責任)
http://jsuga.exblog.jp/22263630/
ケーブルダイビングというのは、通話用のケーブルを仕込んだワイヤーを引っ張って潜るダイビングのスタイルで、20年ほど前に取り組み始めたようだ。
これで潜れば、何かあれば声で船の上に伝えられるし、最悪、ケーブルを引っ張って引き上げてもらうことも出来る。
「しかし、ダメだった。
どうしても一人はボートの上で監視員に残さなければならない。こんなことは当たり前の事なのだが、いざやるとなるとスクーバダイバーにとっては大きな負担なのだ。事故を起こしたスガ・マリンメカニックでさえも、このシステムを使わないことが多くなったとき、僕はあきらめた。これはスクーバではないのだ。スクーバダイバーというものは、命を失っても、ケーブルでつながれることは嫌なのだ。自由に動きたい。その代償が、たとえ命であったとしても、フリーで居たいのだ。
事故を起こして死んでも自由で居たい。ならば勝手にしろ、すなわち自己責任なのだ。しかし、自己責任ではない体験ダイビングや、講習、そしてサイエンスダイバーのソロには役立つと水中科学協会を作ってから、たびたび、人に勧めもしたし使ってもらいもした。しかしそれでも、スクーバダイバーは自由がほしいのだ。」
このくだりを読んで、浮沈子は胸に刺さるものがあった。
せめて水中では自由に泳ぎたい(まあ、あんまり泳いではいないですが)。
紐に括り付けられて潜るのはいやだ(引っ張られて潜るのは、そうでもない?)。
何かあったら、周りの誰かに助けてもらい、周りの誰かは、自分で何とかしてもらう。
他力本願の極地だな。
それでも、自己の能力と装備の範囲の中では自由に泳げる。
そう、自由といっても、全き完璧な自由ではないのだ。
どんなダイビングにも制約があり、その制約の範囲で潜っている。
だいたい、呼吸するガスが無くなれば浮上せざるを得ない。
それでも潜っていたいから、浮沈子はダブルタンクやナイトロックスやCCRといった器材を繰り出す。
窒素やヘリウムの蓄積といった問題が無ければ、1時間でも2時間でも潜っていたい。
その自由を手に入れるために、修練を積み、器材を整えてきたわけである。
元々、見えない糸に繋がれているのだ。
もちろん、音声によるコミュニケーションとかは、セブのコンチキなどのビーチダイビングではケーブルを使えないので出来ないし、ボートダイビングにしても、ピピのように、50人ものダイバーが、グループに分かれて勝手気ままに潜りだすような環境では使えないだろう。
何キロメートルもDPVでペネトレーションするような、洞窟潜水にも使えない。
スクーバの意味は、自給式水中呼吸器(Self Contained Underwater Breathing Apparatus)である。
その特性を発揮しようとするなら、ケーブルダイビングは邪道なのだ。
水上との繋がりの中でのスクーバというのは、おそらく原理的に相容れない組み合わせだろう。
しかし、ダイバーはいつまでも潜っているわけにはいかない。
いつかは浮上してこなければならない。
そこは、船の上かもしれないし、海岸かもしれないが、見えない糸を手繰ってエキジットするわけだ。
潜行索やガイドロープなど、文字通りの糸を手繰る場合もあるし、ガイドが上げたマーカーブイの下から浮上することもある。
海底の地形や生物の集まりなどを目安にエキジットすることもある。
ロタなんかは、透明度がいいので、浮かんでいるボートを目指して水底30mから浮上することも出来る(まあ、概ね潜行索がありますけど)。
ダイバーとはいえ、陸の上でしか生きられない生物に変わりは無い。
どこかで、浮上しなければならない。
水中から陸上へと続く、細く見えない糸を手繰らなくてはならない。
「スクーバはケーブルでつながれていない以上、初心者であろうと、ベテランであろうと同じように自己責任なのだ。」
「潜降索、ガイドライン、様々な手法を凝らして、舟との間接的でも良いから連携を取って潜ろうとするのが僕のフィロソフィーで、僕が生き伸びている理由でもある。」
スクーバの器材の故障など、ケーブルダイビングであれば、自己責任がなくなるとは思えないが、そこには手繰るべき糸がある。
ケーブルがないダイビングは、そこに見えない糸を見出す努力をしなければならない。
いつだったか、潜行索がないポイントでは潜らない、というポリシーの方の話を聞いたことがある。
それもまた、一つの見識ではある。
浮沈子のように、セルフダイビングはしない(必ず、インストラクターかその海域に精通したプロのガイドと一緒に潜る)というのもある。
浮沈子には、エキジットの糸は見えないままだが、ガイドと逸れなければ、ガイドが手繰っている見えない糸にくっ付いて上がってこられる。
まあ、いつまでもそれじゃあ仕方ないので、自分の限界の中で、スキルアップしようというわけだ。
安全索、ガイドロープ、ケーブルダイビングのケーブル、そして見えない糸、何でもいい、人間の棲む陸上の世界、酸素分圧はいささか少ないが、鳥が歌い、木々が生い茂る世界へと続く糸を、しっかりと手繰れるように精進することだな。
それが、ケーブルを使わないダイバーの生き延びる道だ。
須賀次郎氏のブログを愛読している。
(スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」)
http://jsuga.exblog.jp/
お会いしたことはないのだが、CCRの先輩でもある(イントラに習った兄弟子である)。
浮沈子が始めた頃は、日本でも数十人しかいなかった頃で、インストラクターといえば、田中さんか、鷹野さんか、豊田さん(イントラ)か、田原さんか、日本にはそのくらいしかいなかったのではないか。
彼が習っていた頃のブログを、繰り返し読んでは、自分のダイビングの参考にしようとした。
ジャパニーズスタイルのダイビングの権化のような方なので、水中では立ち姿勢になって、呼吸で浮力を調整するというのが条件反射のように染み付いていたようだ。
CCRでは、浮力のコントロールに苦労されたらしい(うーっ、身に詰まされるようですなあ)。
浮沈子は、今でも浮力調整は、オープンサーキットよりCCRの方が安定している。
まあ、オープンサーキットの10倍以上の時間をCCRで潜っているのだから、当然といえば当然である。
なんで、息を吸うと浮かんで、吐くと沈むのか・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
で、ブログを拝見していると、やはり安全管理のことが多い。
(0314 ケーブルダイビングシステムと自己責任)
http://jsuga.exblog.jp/22263630/
ケーブルダイビングというのは、通話用のケーブルを仕込んだワイヤーを引っ張って潜るダイビングのスタイルで、20年ほど前に取り組み始めたようだ。
これで潜れば、何かあれば声で船の上に伝えられるし、最悪、ケーブルを引っ張って引き上げてもらうことも出来る。
「しかし、ダメだった。
どうしても一人はボートの上で監視員に残さなければならない。こんなことは当たり前の事なのだが、いざやるとなるとスクーバダイバーにとっては大きな負担なのだ。事故を起こしたスガ・マリンメカニックでさえも、このシステムを使わないことが多くなったとき、僕はあきらめた。これはスクーバではないのだ。スクーバダイバーというものは、命を失っても、ケーブルでつながれることは嫌なのだ。自由に動きたい。その代償が、たとえ命であったとしても、フリーで居たいのだ。
事故を起こして死んでも自由で居たい。ならば勝手にしろ、すなわち自己責任なのだ。しかし、自己責任ではない体験ダイビングや、講習、そしてサイエンスダイバーのソロには役立つと水中科学協会を作ってから、たびたび、人に勧めもしたし使ってもらいもした。しかしそれでも、スクーバダイバーは自由がほしいのだ。」
このくだりを読んで、浮沈子は胸に刺さるものがあった。
せめて水中では自由に泳ぎたい(まあ、あんまり泳いではいないですが)。
紐に括り付けられて潜るのはいやだ(引っ張られて潜るのは、そうでもない?)。
何かあったら、周りの誰かに助けてもらい、周りの誰かは、自分で何とかしてもらう。
他力本願の極地だな。
それでも、自己の能力と装備の範囲の中では自由に泳げる。
そう、自由といっても、全き完璧な自由ではないのだ。
どんなダイビングにも制約があり、その制約の範囲で潜っている。
だいたい、呼吸するガスが無くなれば浮上せざるを得ない。
それでも潜っていたいから、浮沈子はダブルタンクやナイトロックスやCCRといった器材を繰り出す。
窒素やヘリウムの蓄積といった問題が無ければ、1時間でも2時間でも潜っていたい。
その自由を手に入れるために、修練を積み、器材を整えてきたわけである。
元々、見えない糸に繋がれているのだ。
もちろん、音声によるコミュニケーションとかは、セブのコンチキなどのビーチダイビングではケーブルを使えないので出来ないし、ボートダイビングにしても、ピピのように、50人ものダイバーが、グループに分かれて勝手気ままに潜りだすような環境では使えないだろう。
何キロメートルもDPVでペネトレーションするような、洞窟潜水にも使えない。
スクーバの意味は、自給式水中呼吸器(Self Contained Underwater Breathing Apparatus)である。
その特性を発揮しようとするなら、ケーブルダイビングは邪道なのだ。
水上との繋がりの中でのスクーバというのは、おそらく原理的に相容れない組み合わせだろう。
しかし、ダイバーはいつまでも潜っているわけにはいかない。
いつかは浮上してこなければならない。
そこは、船の上かもしれないし、海岸かもしれないが、見えない糸を手繰ってエキジットするわけだ。
潜行索やガイドロープなど、文字通りの糸を手繰る場合もあるし、ガイドが上げたマーカーブイの下から浮上することもある。
海底の地形や生物の集まりなどを目安にエキジットすることもある。
ロタなんかは、透明度がいいので、浮かんでいるボートを目指して水底30mから浮上することも出来る(まあ、概ね潜行索がありますけど)。
ダイバーとはいえ、陸の上でしか生きられない生物に変わりは無い。
どこかで、浮上しなければならない。
水中から陸上へと続く、細く見えない糸を手繰らなくてはならない。
「スクーバはケーブルでつながれていない以上、初心者であろうと、ベテランであろうと同じように自己責任なのだ。」
「潜降索、ガイドライン、様々な手法を凝らして、舟との間接的でも良いから連携を取って潜ろうとするのが僕のフィロソフィーで、僕が生き伸びている理由でもある。」
スクーバの器材の故障など、ケーブルダイビングであれば、自己責任がなくなるとは思えないが、そこには手繰るべき糸がある。
ケーブルがないダイビングは、そこに見えない糸を見出す努力をしなければならない。
いつだったか、潜行索がないポイントでは潜らない、というポリシーの方の話を聞いたことがある。
それもまた、一つの見識ではある。
浮沈子のように、セルフダイビングはしない(必ず、インストラクターかその海域に精通したプロのガイドと一緒に潜る)というのもある。
浮沈子には、エキジットの糸は見えないままだが、ガイドと逸れなければ、ガイドが手繰っている見えない糸にくっ付いて上がってこられる。
まあ、いつまでもそれじゃあ仕方ないので、自分の限界の中で、スキルアップしようというわけだ。
安全索、ガイドロープ、ケーブルダイビングのケーブル、そして見えない糸、何でもいい、人間の棲む陸上の世界、酸素分圧はいささか少ないが、鳥が歌い、木々が生い茂る世界へと続く糸を、しっかりと手繰れるように精進することだな。
それが、ケーブルを使わないダイバーの生き延びる道だ。
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