ディープ復習2014年11月16日 05:01

ディープ復習


ディープダイビングの講習を受けることになった。

久々だな。

8年前かあ。

耳抜きが出来ずに、アスディの鷹野さんには、ずいぶんご迷惑をかけて、都合3回もやっていただいた。

ディープ講習としてはともかく、CCRのトレーニングでのディープダイビングは何度も行っている。

減圧の練習ということで、45mくらいを目安に、ノーモキシックトライミックスをディリュエントに使って、計画潜水を行うわけだな。

セブ・マクタンのコンチキで、ドロップオフを使ってビーチエントリーする。

今思うと、確かに珍しい地形だな。

セブ島西海岸のモアルボアルも、同じような地形だ(ハウスリーフは短い)。

とにかく、コンチキでは、ビーチから少し沖合いに出て潜行を開始すれば、あっという間に50m位まで潜れた。

そこから45度くらいの斜面で、70m位までは大して泳がなくても行けるようだ(イントラによれば)。

深く潜るのには、大した技術はいらない。

耳抜きと、途中でちゃんとガス交換さえ出来れば、浮力を調整しながら深度をかせげばいいだけ。

問題は、時間の厳密な管理と、潜水深度を維持することだ。

滞底時間はきっちり守る必要がある。

というより、時間になったから上がるというのではダメだ。

その時刻には、最大深度を離れて、浮上中である必要がある。

深度も、泳いでいるときに最大深度を割り込む危険があるので、少し浅目をキープする。

さもなければ、計画段階で深めの最大深度でプロファイルを作る必要がある。

まあ、そうはいっても、いろいろなことがありうるので、いくつか予備のパターンを作っていく。

無論、条件の厳しいパターンを作らなければ意味がないが・・・。

減圧停止も、時間と深度をきっちり守り、浮上速度のコントロールもしっかりと出来なくてはならない。

浅いところほど難しくなる。

最終減圧とか、厳しいことになるわけだな。

CCRのダイビングの最大の難関は、5mでのホバリング!。

途中でフロート上げてしまうのが、一番いい。

浮上さえしなければ、難しいことはないのだが、そうもいかないので、ガス交換を最小限で行うCCRでも、減圧ダイビングになるといろいろ制約がある。

オープンサーキットでは、さらにナイトロックスに切り替えたりするらしいので、面倒だなあ(CCRは、元々ナイトロックス吸ってるので、その切り替えはなし)。

ちなみに、浮沈子は、浮上の際はノーモキシックトライミックスのまま、エアディリュエントへの切り替えはしません。

理由は等圧相互拡散のため。

(等圧相互拡散?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/01/03/6275827

実際のところは良く分からないのだが、ヘリウム混合ガスで減圧時間が多少延びたとしても、浮上時にリスクを増大させることは避けたい。

で、そのまま上がってくることにしている。

まあ、せいぜい50m位の話なので、それ程神経質になることはないかもしれない。

単に、交換してフラッシングするのが面倒くさいだけだともいう。

練習という観点ならば、交換の手順を繰り返したほうがいいかもしれない。

ハイポキシックトライミックスを使用する潜水の場合は、コンフィギュレーションにもよるが、マニフォールドを使って、ネックレギュレーターで、アウトボードのディリュエントを吸うようにしているならば、浅場では少なくともエアディリュエントへの切り替えが必要になる。

この辺りは、浮沈子は勉強中なので、詳しくは知らない。

で、今回のディープ講習は、ぐっと浅い30m位の話で、窒素酔いとか、オープンサーキットではガスの消費が早いとか、そういう話になる。

圧力を実感するために、蓋のついたペットボトルを持ち込んだりもするらしい。

水中を透過する光の波長の違いによる、色見本の見え方の変化とか、そういうちゃらちゃらした話があるようだ。

楽しみだな。

浮沈子は、窒素酔いをしやすい。

最近は、酸素の麻酔作用にも着目して、PADIの新しいテキストには「ガス昏睡」と記載されている。

科学的には正しいんだろうが、他では聞いたことはない。

ガス昏睡でググルと、なんと、浮沈子の(怪しげな)ブログがトップで検索される。

(昏睡)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/07/22/7395606

まあ、どうでもいいんですが。

また、当然のことながら、減圧不要限界時間は急速に短くなる。

30mでは20分、35mでは13分(スレートでは14分)である。

40mでは9分でデコ出しということに!。

45メートルを入力しようとしたら、eRPDMLの逆鱗に触れてしまった。

スレートでは、42メートルで8分とある。

オープンサーキットで浮沈子が潜った最大深度は、ロタで38mというのがある。

ドロップオフで潜ったが、あっという間にエア切れになったな。

ロープに掴まりながら、一人寂しく安全停止をして、船の上で待機していたガイドさんの付き添いで、先に浮上した。

浮沈子がCCRを目指したきっかけになったダイビングである。

CCRで、初めて40mを超えたときに、その時の雪辱を果たしたわけだ。

まあいい。

深度に関係なく、一定の酸素を消費するCCRの特性を遺憾なく発揮したわけである。

今回は、オープンサーキットでのディープダイビングになる。

唯一の不安は、ガスが持つかどうか。

遠浅のダイビングの場合、移動距離が長く、運動量も多い。

前回、富戸のアトランティスに行ったときは、タッチアンドゴーに近かった。

33mだが、残圧計の目盛がみるみる減っていった。

いくつか、参考のページを掲げる。

(ディープダイビング(深い潜水))
http://www.sugipro.co.jp/kouza/contents/deepdiving.html

(呼吸ガスと潜水可能深度との関係
(その1))
http://www.h5.dion.ne.jp/~s_coral/webmaster/NITROX.html

(呼吸ガスと潜水可能深度との関係
(その2))
http://www.h5.dion.ne.jp/~s_coral/webmaster/TRIMIX.html

しかし、これらのページには、ディープダイビングにおける重要な事項が書かれていない。

水温と明るさ(暗さ)についてである。

ロタみたいに、水深30mでも太陽が眩しいところは別だが、大概のポイントでは、深く行くほどに暗くなり、全てがくすんだ青灰色になっていく。

赤は、殆ど黒に近くなり、黄色も白っぽく見えるようになる。

そして、水温は確実に下がる。

暗く冷たい海になるのである。

南の島では、涼しくて、眩し過ぎなくてちょうどいいんだが、11月の伊豆ではそうもいくまい。

水温は20度を切り、薄暗く、ライトが欲しくなる。

ハナダイ系はいるが、一般に魚影も少なくなる。

深く潜って喜んでるのは、ダイバーくらいだろう。

浮沈子は、少なくともオープンサーキットで深く潜りたいとは思わないな。

練習とかなら仕方ないが、ファンで潜るのなら、20mでもCCRがいい。

10mならオープンでもいいか。

確かに富戸のヨコバマでは、CCRは辛いかもしれない。

ガイドさんが案内しているのは、通常は18m未満の浅いところだ(ダイバーのスキルの問題もあるので)。

岩場の6m位の所で、ちっこいエビを探したりするのには向かないな。

もちろん、深いところにしかいない生き物や、沈船、地形系など、ディープしなければならないことはある。

ダイブマスター取ったりとか。

久々のディープに、ちょっと燃えてきたぞ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック