乾燥2017年07月25日 10:35

乾燥


リブリーザーは、1粒で3度美味しい。

準備、ダイビング、後片付け。

本当は、定期的なメンテナンスとかもあって、更に楽しめる。

それを、面倒だとか、苦痛だとか、運用に即時性がないとかいってはいけない。

オープンサーキットのように、ドボンと潜るしか楽しめないというのは気の毒な話だ・・・。

と、一応、強がって(?)みる。

浮沈子は、この中で最も重要なのは、使用した後のメンテナンスではないかと思っている。

もちろん、全てが重要であることに変わりはないが、ちゃんと準備しなけりゃ潜れないし、潜っている時は嫌でも(?)楽しめるし、定期的なオーバーホールは、人様にやっていただくわけだから、まあ、手抜きはない。

使用後のメンテナンスは、その重要性にも関わらず、手抜きしようと思えばできてしまうところが問題だな。

継続して使用する時なら、組んだまま、外側から水を掛けて塩気を抜いておく程度でいいが、1日使い終わったら、ばらして清水でリンスして、乾燥させるのがいい。

細菌の繁殖を抑えるために、消毒液に浸したり、指定の洗浄剤を使用するのが基本だ。

が、重要なのは、乾燥だな。

からっからになるまで乾燥させる。

一連のダイビングが終了して、次回は何時になるか分からないということになれば、乾燥させた部品をビニールパックとかに入れておくのがいいかも知れない。

その辺に転がしておくと、虫とか入って、中で巣作り(!)されるかも知れないしな・・・。

で、それを知らずに、次のダイビングで、うぎゃあぁぁぁーーーっ!。

ブリージングホース(蛇腹ホース)は、まあ、覗けば分かるけど、カウンターラングとか見れないしな。

衣類を圧縮保管しておくためのジッパー付きのビニール袋があればなおいい。

100均でも売ってる。

完全乾燥させたのちに、その中にしまっておけば、被害は最小限だ。

自分の肺を、その中を通ってきたガスに晒すわけだから、十分なケアが必要になる。

ダイビングが終わった後は、荷物をパッキングして、早く打ち上げの宴会をしたい気持ちは分かるが、リブリーザーは、後片付けという大宴会(?)が先に出来るというメリットもある。

海外とかでは、十分にメンテしきれなかったりするから、帰ってきてから、もう一度洗浄しなおしたりする。

そうやっておけば、次のダイビングがいつになってもOKだ。

片付けは、次のイベントの準備と思って、楽しみながら行うべきだろう。

ちゃちゃっと片付けられて、宴会が一度しかないオープンサーキットは、ちょっとかわいそうだな。

浮沈子の部屋は、現在乾燥室になっていて、カウンターラング、蛇腹ホースなどがあちこちに吊るされている。

外に干した方がいいんじゃないかという話もあるが、紫外線を避けたいという個人的な理由もある。

もちろん、組んだ状態での紫外線対策は、屋外で使用する器材だから考慮されているんだろうが、Oリングのゴムとかは、なるべくなら晒したくない部品ではある。

この辺りは、定期メンテナンスの話に繋がっていくけど、それは稿を改めて書く。

今回は、乾燥させたら荷造りしなければならない。

既に組んである本体は、そのまま放り込めばいいんだが、何か部品を忘れそうな気がしている。

予備のサイドマウントの器材で、タンクベルトとか忘れそうだな(レギュレーターはベイルアウトと共用するので忘れないだろうけど)。

呼吸回路の中で、ポセイドンの場合にTポートがばらせるのは嬉しい。

インスピレーションでは、カウンターラングと一体になっていて、洗浄する際にも、乾燥させる時も、煩わしい思いをする。

で、逆に、こいつを忘れると、おしまいだ。

回路が組めなくなるからな。

その辺に転がしておくと、踏んづけてぶっ壊してしまう。

バラせて嬉しいポセイドンだが、バラした部品の管理には注意が必要だ。

さて、そろそろパッキングの準備でも始めようかな・・・。

失せ物2017年07月25日 13:38

失せ物


記憶力の衰えとともに、異次元空間にワープしてしまうアイテムが増える。

確かにここに入れたはずなんだが・・・。

グアム行きの準備を始めて、CCRのバッテリーがないことに気づく。

(バッテリー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/12/14/7516394

そう、泣く子も黙る100mまでポセイドンで行くことが出来る驚異のアイテムだ。

浮沈子は、とても、そんなことは出来ない。

ベイルアウト用のガスを、しこたま持っていけば別だが、ポセイドンセブンで100mというのはチャレンジだな。

もちろん、日常的にその深度まで潜っている方もいるだろう。

見た目はマーク6と同じでも、セブンは物が違うということもある。

もちろん、コンピューターの中身だけ。

呼吸回路そのものは全く同じだ。

で、その10万円以上もする驚異のバッテリーが消えた。

異次元空間にワープしたのは、昨日の國富のプールサイドからだ。

回路のガスを抜いて、ピーピー喚き散らすコンピューターを黙らせ、濡らさないように用心しながら外したところまでは記憶に残っていた。

そこから先、仕舞ったはずの袋を開けてみても、そこにはなかった。

おかしいな。

濡らすとヤバイアイテムなので、必ず予備のセンサーを入れる黒いきんちゃく袋(大)に一緒にしておくはずだったんだがな。

例によって、大走査線を敷いて、異次元空間からの強制サルベージ計画を断行する。

(第十二使徒レリエル)
https://www14.atwiki.jp/evacommu/pages/152.html

「その内部は『ディラックの海』と呼ばれる虚数空間。恐らく別の宇宙につながっているはず」

まあ、どうでもいいんですが。

発見されたのは、予備のバンジーを入れていた、同じく黒いきんちゃく袋(小)。

昨日は、初めて携行した。

それを持ち上げた途端に、その重量からその中に存在することは感知できた。

ったくもう・・・。

失せ物、出ずる。

黒い影のように見えたものが本体で、その中に取り込まれていた初号機が、幻影である球体(ちっちゃいきんちゃく袋)を自らぶち破って出てくるという、第十二使徒レリエルもびっくりの展開となった。

やれやれ・・・。

國富に電話しなくて良かった・・・。

忘れ物しなてないか、2度もプールサイドに戻ったり、荷物を纏めておいていた階段下のテーブルの辺りを確認していたので、恥かかずに済んだ。

さっそく、手荷物の方に入れる。

リチウムイオンバッテリーだからな。

預託荷物に入れて、万が一のことがあるとまずい。

今度は、失くさないように、白いきんちゃく袋に入れる・・・。

待てよ?。

いつもと違う袋に入れると、また異次元空間に飛んで行ってしまうかもしれないぞ。

大丈夫だ。

そのために、こうしてブログに書いているんだからな。

異なる時空をワープによって行き来するアイテムを確保し、グアム行きのパッキングを再開した。

それでも、きっと何か忘れて、上田さんに泣きついてお借りすることになるんだろう。

3mmシーガルのグアムデビューだ。

ド派手なカラーリング(蛍光オレンジ)は、水中でロストされるリスクを減らす。

そのコンフィギュレーションでのウエイトバランスを確認する。

小笠原では、5mm+フードベストだから、総体の浮力は増すだろうが、バランス調整は微調整で済むだろう。

CCR側と人間側とで、それぞれバランスを取っておくことが有効かもしれない(研究中)。

サイドマウントとは異なり、ハーネスでガッチリ固定してしまうので、そこまでこだわらなくてもいいのかも知れない。

フィンやブーツ、フードの有無などが、トリムにびみょーな影響を与える。

さて、タンクに固定するベルトのぴらぴら(寸足らずで、ベルクロが利かない)を抑える平ゴムでも調達しに行こうかな。

遠い海の上の台風5号2017年07月25日 20:57

遠い海の上の台風5号
遠い海の上の台風5号


南鳥島の東北東の方角に、台風5号がある。

一旦、東寄りに方向を変え、再び西進を始めた。

北側に高気圧があるので、その下でうろうろしている。

北西にこぶのように見えるのが台風6号。

やがて衰えて消えていこうとしている。

5号はそんな気配はない。

今は、970hPaだが、950とか、その辺りまで行くのではないか。

進路の先には、小笠原諸島がある。

付近の海水温は29度くらいだ。

30度の水域は、北緯25度(台湾の北当たり)にある。

温められた海水が蒸発し、台風に湿った空気を送り続けている。

ふつーだと、グアムとかの近海で起こるような現象が、1000km以上北の海域で起こっている。

やっぱ、変な感じだ。

本来なら、小笠原気団がでーんと構えているはずの場所で、台風がうろうろしている。

(小笠原気団)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F%E6%B0%97%E5%9B%A3

「小笠原気団は安定した気団であり、小笠原高気圧の勢力圏内では晴天が続く」

冬に消滅し、春になると現れて、盛夏の頃に最大の勢力となる。

つーか、そのおかげで夏が来る。

今年は、どうなっちまったのかな。