船室に閉じ込め効果を狙う姑息な情報開示!? ― 2020年02月06日 10:46
船室に閉じ込め効果を狙う姑息な情報開示!?
周り中、誰が感染しているか分からないから、大人しく船室にいた方がいいですよ・・・。
横浜港に停泊している洋上隔離施設ダイヤモンドプリンセス。
新たに10人が感染していたことが判明した。
同じ船の中に、まだまだ感染者がいるに違いない・・・。
わずか数時間で判明する検査結果を小出しにして、初日31人、2日目71人の結果を五月雨式に公表している。
感染者が10人溜まったら公表(そうなのかあ?)。
うーん、ちょっとやり過ぎな気もするけどな。
陰湿さを感じる。
検査を行った273人については、直ちに公表してもいいのではないか。
そもそも、初日に検体採取した人数からして怪しい。
当初、乗船していたのは3711人。
14で割ると、ほぼ270人(265人)となる。
毎日、それだけの検体を採取していくと、全員では14日かかる。
まあ、テキトーですが。
当局が、全員の検査をするつもりがあるのかどうかは、ハッキリしていない。
検査の裏付けがあれば、無症状なら10日で解放される(武漢からの引き上げの例)。
検査の裏付けがない場合は、14日の隔離を堅持するようだ。
やれやれ・・・。
ひょっとしたら、現在検査対象になっていない船客や船員の中にも、これから発病したり、既に感染能力を獲得した無症候性キャリアがいるかもしれない・・・。
そういう状態を維持しつつ、船室内に留まるように圧力をかけ、五月雨式の検査と開示を繰り返す。
検査能力の限界もあるだろうが、安心して過ごせるような配慮も必要ではないか。
気晴らしもダメ、食事も部屋に籠って摂り、隣の部屋のヤツが、ひょっとしたら感染しているかもしれないという恐怖に苛まれながらの2週間は酷だ。
小さな咳の音が聞こえたりしたら、その度にびくびくすることになる。
いっそのこと、感染しちまって下船できた方がいいかも!?。
浮沈子なら、そう考えてしまうだろうな。
まあ、そうなればそうなったで、辛い思いをしたり、重症化して命失うかもしれない。
どーせ、病院の隔離部屋で不味い飯食いながら過ごすことになるわけだしな。
そんなら、まあ、豪華客船の食事食えるだけ、船内の方がいいか・・・。
新たに感染が判明した10人は、目出度く当選して(?)下船ということになる。
このブログで時々引用する映画で、アイランドというのがある。
(アイランド (2005年の映画))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89_(2005%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
「コロニーでは毎日抽選が行われ、運よく当選した人物だけがアイランド行きを許されるのだった。」
「数日前に当選して「アイランド」へ行ったはずの男が臓器を摘出され、また代理出産に選ばれた女性が出産後に薬殺されてしまう」
いやあ、適切な引用とは思えないな・・・。
反省・・・。
中国では、増加率が落ちてきている中で、感染者数自体の増加が減った。
もちろん、一時的なことかもしれない(先月にも、そういう経過はあったからな)。
浮沈子が当初懸念していたような、爆発的な感染には至っていない。
増加率は16パーセント程度に落ちてきた。
もっとも、これは当局に捕捉され、検査結果が確定したミニマムの数字だ。
実態の数分の1とか、一説には20分の1という話もある(武漢市内のみ)。
新たな10人の感染を受け、我が国の感染者の累計は45人になった。
国内での検査基準の緩和を受け、さらに増加することは確実だし、客船内からも追加の感染者が出るだろう。
中国でも我が国でも、検査態勢が報告される感染者数の増加のネックになってきている。
表に出てきている感染者数は、実態を正確に反映しないわけで、そんなもんを当てにして対策を考えていたのでは適切に対応することなんてできない。
事実は事実として受け止め、その背後にある真実を見極める必要がある。
たった一人の感染者が数日乗り込んだだけで、数十人の感染者が発生している客船の状況は、他人事ではないのだ。
(香港男性以外からも感染か 新型肺炎、クルーズ船内で)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55302210V00C20A2CC1000/
「中国湖北省武漢市における初期の感染データによると、新型コロナウイルスは1人の患者から感染するのは2人程度。今回は10人の感染が確認されており、香港の男性から感染した人が、さらに感染させたことも考えられる。」
初発の感染者が、一人でそんだけ(数十人)感染させたということになれば、押しも押されぬ立派な(?)スーパースプレッダーということになる。
検疫下に入る前は、自由に動き回っていたわけだから、初発の感染者が下船後に、二次、三次感染で広がったということもあり得る。
船室内に閉じ込められて、気分は鬱々、不安や焦りもあるだろうが、なるべくリラックスして気楽に船泊を楽しんだ方が得策だ。
東京地方は快晴で、北寄りの風が吹きすさぶ肌寒い日になっている。
気温は、10時現在で4.9度。
最大瞬間風速は17.5m(北西)。
豪華クルーズ船の食事には、足元にも及ばない近所のレストランのランチ。
仕方ない、寒風を突いて、早めに食いに行こうかな・・・。
周り中、誰が感染しているか分からないから、大人しく船室にいた方がいいですよ・・・。
横浜港に停泊している洋上隔離施設ダイヤモンドプリンセス。
新たに10人が感染していたことが判明した。
同じ船の中に、まだまだ感染者がいるに違いない・・・。
わずか数時間で判明する検査結果を小出しにして、初日31人、2日目71人の結果を五月雨式に公表している。
感染者が10人溜まったら公表(そうなのかあ?)。
うーん、ちょっとやり過ぎな気もするけどな。
陰湿さを感じる。
検査を行った273人については、直ちに公表してもいいのではないか。
そもそも、初日に検体採取した人数からして怪しい。
当初、乗船していたのは3711人。
14で割ると、ほぼ270人(265人)となる。
毎日、それだけの検体を採取していくと、全員では14日かかる。
まあ、テキトーですが。
当局が、全員の検査をするつもりがあるのかどうかは、ハッキリしていない。
検査の裏付けがあれば、無症状なら10日で解放される(武漢からの引き上げの例)。
検査の裏付けがない場合は、14日の隔離を堅持するようだ。
やれやれ・・・。
ひょっとしたら、現在検査対象になっていない船客や船員の中にも、これから発病したり、既に感染能力を獲得した無症候性キャリアがいるかもしれない・・・。
そういう状態を維持しつつ、船室内に留まるように圧力をかけ、五月雨式の検査と開示を繰り返す。
検査能力の限界もあるだろうが、安心して過ごせるような配慮も必要ではないか。
気晴らしもダメ、食事も部屋に籠って摂り、隣の部屋のヤツが、ひょっとしたら感染しているかもしれないという恐怖に苛まれながらの2週間は酷だ。
小さな咳の音が聞こえたりしたら、その度にびくびくすることになる。
いっそのこと、感染しちまって下船できた方がいいかも!?。
浮沈子なら、そう考えてしまうだろうな。
まあ、そうなればそうなったで、辛い思いをしたり、重症化して命失うかもしれない。
どーせ、病院の隔離部屋で不味い飯食いながら過ごすことになるわけだしな。
そんなら、まあ、豪華客船の食事食えるだけ、船内の方がいいか・・・。
新たに感染が判明した10人は、目出度く当選して(?)下船ということになる。
このブログで時々引用する映画で、アイランドというのがある。
(アイランド (2005年の映画))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89_(2005%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
「コロニーでは毎日抽選が行われ、運よく当選した人物だけがアイランド行きを許されるのだった。」
「数日前に当選して「アイランド」へ行ったはずの男が臓器を摘出され、また代理出産に選ばれた女性が出産後に薬殺されてしまう」
いやあ、適切な引用とは思えないな・・・。
反省・・・。
中国では、増加率が落ちてきている中で、感染者数自体の増加が減った。
もちろん、一時的なことかもしれない(先月にも、そういう経過はあったからな)。
浮沈子が当初懸念していたような、爆発的な感染には至っていない。
増加率は16パーセント程度に落ちてきた。
もっとも、これは当局に捕捉され、検査結果が確定したミニマムの数字だ。
実態の数分の1とか、一説には20分の1という話もある(武漢市内のみ)。
新たな10人の感染を受け、我が国の感染者の累計は45人になった。
国内での検査基準の緩和を受け、さらに増加することは確実だし、客船内からも追加の感染者が出るだろう。
中国でも我が国でも、検査態勢が報告される感染者数の増加のネックになってきている。
表に出てきている感染者数は、実態を正確に反映しないわけで、そんなもんを当てにして対策を考えていたのでは適切に対応することなんてできない。
事実は事実として受け止め、その背後にある真実を見極める必要がある。
たった一人の感染者が数日乗り込んだだけで、数十人の感染者が発生している客船の状況は、他人事ではないのだ。
(香港男性以外からも感染か 新型肺炎、クルーズ船内で)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55302210V00C20A2CC1000/
「中国湖北省武漢市における初期の感染データによると、新型コロナウイルスは1人の患者から感染するのは2人程度。今回は10人の感染が確認されており、香港の男性から感染した人が、さらに感染させたことも考えられる。」
初発の感染者が、一人でそんだけ(数十人)感染させたということになれば、押しも押されぬ立派な(?)スーパースプレッダーということになる。
検疫下に入る前は、自由に動き回っていたわけだから、初発の感染者が下船後に、二次、三次感染で広がったということもあり得る。
船室内に閉じ込められて、気分は鬱々、不安や焦りもあるだろうが、なるべくリラックスして気楽に船泊を楽しんだ方が得策だ。
東京地方は快晴で、北寄りの風が吹きすさぶ肌寒い日になっている。
気温は、10時現在で4.9度。
最大瞬間風速は17.5m(北西)。
豪華クルーズ船の食事には、足元にも及ばない近所のレストランのランチ。
仕方ない、寒風を突いて、早めに食いに行こうかな・・・。
富士山とダイビングのニュートラルな関係 ― 2020年02月06日 19:56
富士山とダイビングのニュートラルな関係
ダイビングと言えば、中性浮力。
先日のトレーニングダイブでは、6mを維持しながらのスキルに四苦八苦する。
3mでマスクを取っちまったら、てきめんに墜落したし。
やれやれ・・・。
まあいい。
テック1を意識した、荻原さんの優しい気遣い(=シゴキ?)だな。
鼻歌交じりで出来るようにならなければ、とても合格はできない。
3mからの墜落は、如何に呼吸に頼って深度維持しているかの証拠だ。
浅いところからの急浮上が制御できないから、BCをネガティブ浮力にして、肺に多目に吸い込んで誤魔化している。
バレバレ・・・。
CCRでは、そういう調整はできないからな。
やっとオープンサーキットに慣れてきたということか。
喜んでいいやら、悲しんでいいやら。
浮力の調整は、BCで行うのが基本だ。
BC(Buoyancy Compensator):ボイヤンシーコンペンセイター:浮力補償器。
米国系の指導団体の一部では、BCD(ボイヤンシーコントロールデバイス)ともいう。
浮いたり沈んだりする時にも使うが、基本的に中性浮力を保つための器材だ。
中の気体を出したり入れたりして、深度変化に対応してダイバー全体の浮力を一定に保ち、中性浮力になるように補う器材。
まあ、もちろん、肺を使ったっていいんですが。
それだけでは、ウエットスーツの浮力変化などを吸収できないこともあるからな。
せっかくあるBC使った方がいい。
ダイビングの3大スキルである、中性浮力、トリム、フィンワークの中でも、中性浮力は基本中の基本だ。
英語だと、ニュートラルボイヤンシーとなるが、この単語が富士山の記事の中に出てきた。
(富士山はなぜ日本一高いのか:巨大火山が並ぶ富士火山帯)
https://news.yahoo.co.jp/byline/tatsumiyoshiyuki/20200130-00160802/
「なぜこんなに富士山は大きいのか?この謎を、昨年公開された私たちの論文に基づいて考えてみよう。」
その論文のページ。
(地殻構造による火山活動の制御:伊豆・小笠原マリアナおよび東北日本弧からの推論)
https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1029/2019GL084554?casa_token=IioND8Abr64AAAAA%3AwnqXzCQTkHM11SAa13LGY41F_4boPSi8HLath0Zn8SO8-vB5jZhTKFTXQp2w-ViG1Mdd9L7vKVa5jOTe
「概要:
地殻密度構造は、地震のP波速度構造と熱力学的計算に基づいて推定され、マグマ溜まりが形成される原始のマントル由来玄武岩の中性浮力レベルは、NEJアークよりもIBMアークの方が浅いことを示唆しています。」(The crustal density structures were estimated based on seismic P‐wave velocity structure and thermodynamic calculation, suggesting that the neutral buoyancy level of a primitive, mantle‐derived basalt, where a magma chamber forms, is shallower in the IBM arc than the NEJ arc.)
まあ、水中と異なり、地殻は浅いところほど軽い。
だから、軽い地殻(主に陸域)は重い地殻(主に海洋域)の上に浮いていられる。
そこにマグマが浮力で上がって来るんだが、周りの地殻と同じ密度になったところで、中性浮力になって止まり、そこにマグマ溜りを作る。
地下の構造の違いで、IBM(伊豆・小笠原・マリアナ)海洋弧の地殻は、浅いところにマグマ溜りが出来、NEJ(北東日本)大陸弧では深いところに出来るらしい(図2の右側の図を見ると、浅いところまで密度の高い地殻で出来ている)。
まあ、どうでもいいんですが。
肝心なのは、浅いところに溜まって噴出する溶岩の方が、量が多めになるというところだな(この辺り、分かり辛いんですが)。
だから、富士山はデカい(いきなり、結論!)。
図を見て驚いたんだが、北硫黄島火山なんて、富士山の6倍近い体積の巨大火山だ。
最近また噴火しだした西之島火山も富士山よりデカい。
太陽系最大の火山は火星のオリンポス山と言われているが、地球にもそれに匹敵する火山が見つかっている。
(太平洋海底に超巨大火山を発見、太陽系で最大級)
https://www.afpbb.com/articles/-/2966446
「タム山塊(Tamu Massif)と呼ばれるこの火山は、太平洋の海底にある台地、シャツキー海台(Shatsky Rise)の一部で、日本の東方約1600キロに位置している。」
「オリンポス山は標高が2万メートル以上なので巨人のように見えるが、体積は(タム山塊と比べ)約25%大きいだけだ」
まあ、海の中じゃね。
水深も深くて、潜って見て来るわけにもいかないしな。
富士山の溶岩が玄武岩質であることは、以前から不思議に思っていた。
伊豆大島とか、三宅島とか、時々噴火しては大騒ぎになるけど、伊豆諸島系の火山と同じなわけだ。
溶岩の組成が地殻構造の違いに基づき、火山の大きさもマグマ溜りが出来る深さによるというのだ。
(マグマ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%9E
「マグマはその主成分であるケイ酸(二酸化ケイ素)の含有量(重量%)によって大きく4種類に分類される。
・玄武岩質マグマ(45-52%):二酸化ケイ素が最も少ない。
・安山岩質マグマ(52-63%)
・デイサイト質マグマ(63-70%)
・流紋岩質マグマ(70-77%):二酸化ケイ素が最も多い」
「マグマの分化:
橄欖岩中で生成した玄武岩質マグマは周囲の岩石より比重が軽いので徐々に上昇してゆく。火山の下にはマグマが集積したマグマ溜りがあって、マグマはそこで停滞する。この上昇・停滞中に、マグマの化学組成はさまざまに変化する。このプロセスをマグマの分化と呼ぶ。」
「本源マグマからまず有色鉱物の橄欖石や輝石と無色の斜長石が晶出し、次に有色の角閃石と無色の正長石が析出してくる。これらの結晶が析出するにしたがってマグマ中の二酸化ケイ素の比率が上昇してゆく。」
なるほど、溶岩(噴出物)は本源マグマが上昇、滞留中に分化して出来たもんなんだな(そうなのかあ?)。
だから、上昇していく地殻の影響を受け、成分が変わり、IBMでは玄武岩質、NEJでは安山岩質の溶岩を噴出することになるわけだ。
何となく分かったような気になれたのでいいか。
マグマ溜りの深さがミソということは分かった(中性浮力!)。
浅いところの方が、液体成分が多くなり、溶岩の量が増えるらしいからな。
ガスが発生して膨張し、噴火した際に大量の溶岩を噴出することになる。
巨大火山が形成されるというワケだ。
しかし、確か西之島は、安山岩系の溶岩じゃなかったっけえ?。
(西之島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E4%B9%8B%E5%B3%B6
「地表は安山岩質の溶岩流やスコリアに覆われている。」
「西之島の本体は海底比高4,000メートル、直径30キロメートルの大火山体」
どうも、現実は、そう単純な話ではなさそうだな。
(西之島の噴火が大陸生成を再現していたことを証明)
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2018/pr20181112/pr20181112.html
「西之島直下のマントルが融解して安山岩質マグマを噴出していることを明らかにしました。」
「西之島で安山岩マグマが噴出することから、大陸の出現を再現しているのではないかと仮説を提唱」
「陸上と海底から採取された溶岩の分析を行ったところ、西之島海底火山の本体が安山岩であることを改めて確認しました。」
すげーな。
もう、北方領土とか尖閣とか竹島とかは、欲しがってるところにくれてやって、大陸が出来上がるのを待ってた方がいいんじゃねーのかあ?。
「一方、周辺海域の小海丘は玄武岩溶岩でできていることも判明し、マントルでできる初生マグマの組成が玄武岩質から安山岩質に時代とともに変化したことが示されました。」
あれっ!?。
一気に大陸になるわけでもなさそうな感じだな。
「地下において30㎞よりも浅い場所でのみ安定である、斜長石を含むかんらん岩がマグマの源であることがわかりました。つまり、安山岩質マグマをマントルで生成するためには、マントルが浅い場所にある、すなわち地殻が薄いことが必要なのです。」
「伊豆大島や三宅島のように地殻が30㎞を超えてしまうと、斜長石を含むかんらん岩は存在しないことから、マントルにおいて安山岩は生成されないことになります。」
地殻の厚さも関係しているわけだ。
陸上にそびえる富士山が海洋系の溶岩組成で、海中からそびえる西之島火山が大陸系の溶岩組成か・・・。
このところ、新型コロナウイルスに振り回されてばかりだからな。
たまには、違う話題を書かないとな・・・。
ダイビングと言えば、中性浮力。
先日のトレーニングダイブでは、6mを維持しながらのスキルに四苦八苦する。
3mでマスクを取っちまったら、てきめんに墜落したし。
やれやれ・・・。
まあいい。
テック1を意識した、荻原さんの優しい気遣い(=シゴキ?)だな。
鼻歌交じりで出来るようにならなければ、とても合格はできない。
3mからの墜落は、如何に呼吸に頼って深度維持しているかの証拠だ。
浅いところからの急浮上が制御できないから、BCをネガティブ浮力にして、肺に多目に吸い込んで誤魔化している。
バレバレ・・・。
CCRでは、そういう調整はできないからな。
やっとオープンサーキットに慣れてきたということか。
喜んでいいやら、悲しんでいいやら。
浮力の調整は、BCで行うのが基本だ。
BC(Buoyancy Compensator):ボイヤンシーコンペンセイター:浮力補償器。
米国系の指導団体の一部では、BCD(ボイヤンシーコントロールデバイス)ともいう。
浮いたり沈んだりする時にも使うが、基本的に中性浮力を保つための器材だ。
中の気体を出したり入れたりして、深度変化に対応してダイバー全体の浮力を一定に保ち、中性浮力になるように補う器材。
まあ、もちろん、肺を使ったっていいんですが。
それだけでは、ウエットスーツの浮力変化などを吸収できないこともあるからな。
せっかくあるBC使った方がいい。
ダイビングの3大スキルである、中性浮力、トリム、フィンワークの中でも、中性浮力は基本中の基本だ。
英語だと、ニュートラルボイヤンシーとなるが、この単語が富士山の記事の中に出てきた。
(富士山はなぜ日本一高いのか:巨大火山が並ぶ富士火山帯)
https://news.yahoo.co.jp/byline/tatsumiyoshiyuki/20200130-00160802/
「なぜこんなに富士山は大きいのか?この謎を、昨年公開された私たちの論文に基づいて考えてみよう。」
その論文のページ。
(地殻構造による火山活動の制御:伊豆・小笠原マリアナおよび東北日本弧からの推論)
https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1029/2019GL084554?casa_token=IioND8Abr64AAAAA%3AwnqXzCQTkHM11SAa13LGY41F_4boPSi8HLath0Zn8SO8-vB5jZhTKFTXQp2w-ViG1Mdd9L7vKVa5jOTe
「概要:
地殻密度構造は、地震のP波速度構造と熱力学的計算に基づいて推定され、マグマ溜まりが形成される原始のマントル由来玄武岩の中性浮力レベルは、NEJアークよりもIBMアークの方が浅いことを示唆しています。」(The crustal density structures were estimated based on seismic P‐wave velocity structure and thermodynamic calculation, suggesting that the neutral buoyancy level of a primitive, mantle‐derived basalt, where a magma chamber forms, is shallower in the IBM arc than the NEJ arc.)
まあ、水中と異なり、地殻は浅いところほど軽い。
だから、軽い地殻(主に陸域)は重い地殻(主に海洋域)の上に浮いていられる。
そこにマグマが浮力で上がって来るんだが、周りの地殻と同じ密度になったところで、中性浮力になって止まり、そこにマグマ溜りを作る。
地下の構造の違いで、IBM(伊豆・小笠原・マリアナ)海洋弧の地殻は、浅いところにマグマ溜りが出来、NEJ(北東日本)大陸弧では深いところに出来るらしい(図2の右側の図を見ると、浅いところまで密度の高い地殻で出来ている)。
まあ、どうでもいいんですが。
肝心なのは、浅いところに溜まって噴出する溶岩の方が、量が多めになるというところだな(この辺り、分かり辛いんですが)。
だから、富士山はデカい(いきなり、結論!)。
図を見て驚いたんだが、北硫黄島火山なんて、富士山の6倍近い体積の巨大火山だ。
最近また噴火しだした西之島火山も富士山よりデカい。
太陽系最大の火山は火星のオリンポス山と言われているが、地球にもそれに匹敵する火山が見つかっている。
(太平洋海底に超巨大火山を発見、太陽系で最大級)
https://www.afpbb.com/articles/-/2966446
「タム山塊(Tamu Massif)と呼ばれるこの火山は、太平洋の海底にある台地、シャツキー海台(Shatsky Rise)の一部で、日本の東方約1600キロに位置している。」
「オリンポス山は標高が2万メートル以上なので巨人のように見えるが、体積は(タム山塊と比べ)約25%大きいだけだ」
まあ、海の中じゃね。
水深も深くて、潜って見て来るわけにもいかないしな。
富士山の溶岩が玄武岩質であることは、以前から不思議に思っていた。
伊豆大島とか、三宅島とか、時々噴火しては大騒ぎになるけど、伊豆諸島系の火山と同じなわけだ。
溶岩の組成が地殻構造の違いに基づき、火山の大きさもマグマ溜りが出来る深さによるというのだ。
(マグマ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%9E
「マグマはその主成分であるケイ酸(二酸化ケイ素)の含有量(重量%)によって大きく4種類に分類される。
・玄武岩質マグマ(45-52%):二酸化ケイ素が最も少ない。
・安山岩質マグマ(52-63%)
・デイサイト質マグマ(63-70%)
・流紋岩質マグマ(70-77%):二酸化ケイ素が最も多い」
「マグマの分化:
橄欖岩中で生成した玄武岩質マグマは周囲の岩石より比重が軽いので徐々に上昇してゆく。火山の下にはマグマが集積したマグマ溜りがあって、マグマはそこで停滞する。この上昇・停滞中に、マグマの化学組成はさまざまに変化する。このプロセスをマグマの分化と呼ぶ。」
「本源マグマからまず有色鉱物の橄欖石や輝石と無色の斜長石が晶出し、次に有色の角閃石と無色の正長石が析出してくる。これらの結晶が析出するにしたがってマグマ中の二酸化ケイ素の比率が上昇してゆく。」
なるほど、溶岩(噴出物)は本源マグマが上昇、滞留中に分化して出来たもんなんだな(そうなのかあ?)。
だから、上昇していく地殻の影響を受け、成分が変わり、IBMでは玄武岩質、NEJでは安山岩質の溶岩を噴出することになるわけだ。
何となく分かったような気になれたのでいいか。
マグマ溜りの深さがミソということは分かった(中性浮力!)。
浅いところの方が、液体成分が多くなり、溶岩の量が増えるらしいからな。
ガスが発生して膨張し、噴火した際に大量の溶岩を噴出することになる。
巨大火山が形成されるというワケだ。
しかし、確か西之島は、安山岩系の溶岩じゃなかったっけえ?。
(西之島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E4%B9%8B%E5%B3%B6
「地表は安山岩質の溶岩流やスコリアに覆われている。」
「西之島の本体は海底比高4,000メートル、直径30キロメートルの大火山体」
どうも、現実は、そう単純な話ではなさそうだな。
(西之島の噴火が大陸生成を再現していたことを証明)
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2018/pr20181112/pr20181112.html
「西之島直下のマントルが融解して安山岩質マグマを噴出していることを明らかにしました。」
「西之島で安山岩マグマが噴出することから、大陸の出現を再現しているのではないかと仮説を提唱」
「陸上と海底から採取された溶岩の分析を行ったところ、西之島海底火山の本体が安山岩であることを改めて確認しました。」
すげーな。
もう、北方領土とか尖閣とか竹島とかは、欲しがってるところにくれてやって、大陸が出来上がるのを待ってた方がいいんじゃねーのかあ?。
「一方、周辺海域の小海丘は玄武岩溶岩でできていることも判明し、マントルでできる初生マグマの組成が玄武岩質から安山岩質に時代とともに変化したことが示されました。」
あれっ!?。
一気に大陸になるわけでもなさそうな感じだな。
「地下において30㎞よりも浅い場所でのみ安定である、斜長石を含むかんらん岩がマグマの源であることがわかりました。つまり、安山岩質マグマをマントルで生成するためには、マントルが浅い場所にある、すなわち地殻が薄いことが必要なのです。」
「伊豆大島や三宅島のように地殻が30㎞を超えてしまうと、斜長石を含むかんらん岩は存在しないことから、マントルにおいて安山岩は生成されないことになります。」
地殻の厚さも関係しているわけだ。
陸上にそびえる富士山が海洋系の溶岩組成で、海中からそびえる西之島火山が大陸系の溶岩組成か・・・。
このところ、新型コロナウイルスに振り回されてばかりだからな。
たまには、違う話題を書かないとな・・・。
NHKは、終息の兆しが見えるというけど本当なのかあ? ― 2020年02月06日 23:56
NHKは、終息の兆しが見えるというけど本当なのかあ?
感染者数の推移を、湖北省の発表と合わせて、湖北省以外の中国の地域を引き算して求める(中国全土は、英語版のウィキから拾った)。
日付:中国(香港、マカオ除く):湖北省:その他の地域:その他の地域の対前日増加数
2020-01-16:45:ー:ー:ー
2020-01-17:62:ー:ー:ー
2020-01-18:121:ー:ー:ー
2020-01-19:198:ー:ー:ー
2020-01-20:291:270:21:ー
2020-01-21:440:375:65:44
2020-01-22:571:444:127:62
2020-01-23:830:549:281:154
2020-01-24:1,287:729:558:277
2020-01-25:1,975:1052:923:365
2020-01-26:2,744:1,423:1,321:398
2020-01-27:4,515:2714:1,801:480
2020-01-28:5,974:3554:2,420:619
2020-01-29:7,711:4586:3,125:705
2020-01-30:9,692:5806:3,886:761
2020-01-31:11,791:7153:4,638:752(-9)
2020-02-01:14,380:9074:5,306:668(-84)
2020-02-02:17,205:11177:6,028:722
2020-02-03:20,438:13522:6,916:888
2020-02-04:24,324:16678:7,646:730(-158)
2020-02-05:28,018:19665:8,353:707(-23)
(湖北省衛星健康委員会:位置:ホーム > 解釈 > 通知)
http://wjw.hubei.gov.cn/fbjd/tzgg/index.shtml
まあ、今回のチョンボの当事者だからな。
どこまで信じて良いものやら・・・。
集計上の誤脱遺漏は構造的なもんだし、そもそも検査の対象にならなかったり(誤診も多いだろうな)、検査しても引っかからなかったりした患者は含まれない。
いや、患者であっても診療してもらえなかったり、そもそも患者ですらない感染者は、どう逆立ちしても計上されない。
無症候性キャリアは、ふつーの生活をしながら次々と感染を広げていく。
なんだかんだで、これらの数字を使って傾向と対策を云々するのは無謀すぎると分かっているけど、NHKが何か言ってるからな・・・。
(新型肺炎 中国本土の死者563人 武漢封鎖2週間で重要な時期に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200206/k10012274571000.html
「状況が最も深刻な湖北省武漢では事実上の封鎖措置が始まって6日で2週間となり、ウイルスの潜伏期間が最長で2週間とされる中、感染拡大が収まっていくかどうか重要な時期を迎えています。」
潜伏期間内でも感染力があるといわれているので、2週間というのがどれほどの意味があるのかも怪しい。
WHOだって、10日と言ってみたり、12.5日と言ってみたり、ころころ変えてるからな。
何を信じてよいものやら・・・。
「湖北省では、武漢以外でもほとんどの地域でこうした封鎖措置がとられていますが、感染者や死者の増加は続いています。」
「その一方、湖北省以外では、新たに確認された患者の数が2日連続で減っています。」
ホントかあ?。
数字を追ってみると、まあ、「2日連続で減っています」という言葉に嘘はない。
しかし、見て分かるように、対前日増加数が減ったのは、その前にも連続して見られる現象だし(1月31日、2月1日)、その後の推移を見ると、2月3日には最大の増加数を記録しているからな。
昨日おとといが減っているといっても、1日当たり700人以上をキープしているし。
頭打ちの傾向はみられるけど、増加が止まったわけではない。
昨日なんか、湖北省の増加が落ちている方が目立つ。
いずれにしても、湖北省以外の地域での感染者が、一貫して増加し続けていることに変わりないし、その数だって半端な数字ではない。
武漢以外の多くの都市でも、持続的な感染が続いているのは疑いようがないのだ。
ただし、何も手を打っていなかったら、こんなもんじゃ済まなかったろうというのも確かだ。
封鎖都市政策は効いている。
さらに、中国の地方政府は、「そこまでやらんでも」という暴挙に近い対応を取っているところもある。
事実上の外出禁止令とかな。
市民生活は脅かされ、多くの混乱が続いているに違いない。
中国政府は政治生命掛けて、この難局に当たっている。
多くの犠牲を出している過酷な対策が続く中、その効果が少しでも早く現れて欲しいと願う気持ちは浮沈子も同じだ。
だが、事実は事実(真実じゃないけど?)。
希望的観測を吐くのは構わないけど、ちょっと根拠薄弱な気もするんだがな・・・。
感染者数の推移を、湖北省の発表と合わせて、湖北省以外の中国の地域を引き算して求める(中国全土は、英語版のウィキから拾った)。
日付:中国(香港、マカオ除く):湖北省:その他の地域:その他の地域の対前日増加数
2020-01-16:45:ー:ー:ー
2020-01-17:62:ー:ー:ー
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2020-01-20:291:270:21:ー
2020-01-21:440:375:65:44
2020-01-22:571:444:127:62
2020-01-23:830:549:281:154
2020-01-24:1,287:729:558:277
2020-01-25:1,975:1052:923:365
2020-01-26:2,744:1,423:1,321:398
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2020-01-28:5,974:3554:2,420:619
2020-01-29:7,711:4586:3,125:705
2020-01-30:9,692:5806:3,886:761
2020-01-31:11,791:7153:4,638:752(-9)
2020-02-01:14,380:9074:5,306:668(-84)
2020-02-02:17,205:11177:6,028:722
2020-02-03:20,438:13522:6,916:888
2020-02-04:24,324:16678:7,646:730(-158)
2020-02-05:28,018:19665:8,353:707(-23)
(湖北省衛星健康委員会:位置:ホーム > 解釈 > 通知)
http://wjw.hubei.gov.cn/fbjd/tzgg/index.shtml
まあ、今回のチョンボの当事者だからな。
どこまで信じて良いものやら・・・。
集計上の誤脱遺漏は構造的なもんだし、そもそも検査の対象にならなかったり(誤診も多いだろうな)、検査しても引っかからなかったりした患者は含まれない。
いや、患者であっても診療してもらえなかったり、そもそも患者ですらない感染者は、どう逆立ちしても計上されない。
無症候性キャリアは、ふつーの生活をしながら次々と感染を広げていく。
なんだかんだで、これらの数字を使って傾向と対策を云々するのは無謀すぎると分かっているけど、NHKが何か言ってるからな・・・。
(新型肺炎 中国本土の死者563人 武漢封鎖2週間で重要な時期に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200206/k10012274571000.html
「状況が最も深刻な湖北省武漢では事実上の封鎖措置が始まって6日で2週間となり、ウイルスの潜伏期間が最長で2週間とされる中、感染拡大が収まっていくかどうか重要な時期を迎えています。」
潜伏期間内でも感染力があるといわれているので、2週間というのがどれほどの意味があるのかも怪しい。
WHOだって、10日と言ってみたり、12.5日と言ってみたり、ころころ変えてるからな。
何を信じてよいものやら・・・。
「湖北省では、武漢以外でもほとんどの地域でこうした封鎖措置がとられていますが、感染者や死者の増加は続いています。」
「その一方、湖北省以外では、新たに確認された患者の数が2日連続で減っています。」
ホントかあ?。
数字を追ってみると、まあ、「2日連続で減っています」という言葉に嘘はない。
しかし、見て分かるように、対前日増加数が減ったのは、その前にも連続して見られる現象だし(1月31日、2月1日)、その後の推移を見ると、2月3日には最大の増加数を記録しているからな。
昨日おとといが減っているといっても、1日当たり700人以上をキープしているし。
頭打ちの傾向はみられるけど、増加が止まったわけではない。
昨日なんか、湖北省の増加が落ちている方が目立つ。
いずれにしても、湖北省以外の地域での感染者が、一貫して増加し続けていることに変わりないし、その数だって半端な数字ではない。
武漢以外の多くの都市でも、持続的な感染が続いているのは疑いようがないのだ。
ただし、何も手を打っていなかったら、こんなもんじゃ済まなかったろうというのも確かだ。
封鎖都市政策は効いている。
さらに、中国の地方政府は、「そこまでやらんでも」という暴挙に近い対応を取っているところもある。
事実上の外出禁止令とかな。
市民生活は脅かされ、多くの混乱が続いているに違いない。
中国政府は政治生命掛けて、この難局に当たっている。
多くの犠牲を出している過酷な対策が続く中、その効果が少しでも早く現れて欲しいと願う気持ちは浮沈子も同じだ。
だが、事実は事実(真実じゃないけど?)。
希望的観測を吐くのは構わないけど、ちょっと根拠薄弱な気もするんだがな・・・。
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