政治の季節を迎え、宇宙で繰り広げられる熱い商戦の背後に見え隠れする米国下院とB社の甘い関係2020年02月01日 08:19

政治の季節を迎え、宇宙で繰り広げられる熱い商戦の背後に見え隠れする米国下院とB社の甘い関係


下院が取りまとめた法案を巡る2つの記事を読んだ(宇宙関係の記事も書かないとな:新型コロナウイルスは、「コロナ」だけど宇宙とは関係ないし・・・)。

まずは分かりやすい秋山さんの記事から。

(月有人着陸を4年延期、火星有人探査は2033年に。米下院、超党派議員がNASA法改正案を提出)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20200127-00160480/

「2020年1月24日、「月から火星へ」計画を含む米下院からNASA設置法案の改正案が提出された。」

「「アルテミス」計画を4年延期して2028年実施に戻し、月近傍に構築する宇宙ステーションを足がかりに、2033年に火星有人探査を実現する」

「火星探査に向けた宇宙服の開発などを見据え、国際宇宙ステーション(ISS)の運用を2028年まで延長する。」(現在は2025年で民間へ移行予定)

浮沈子は、ここまで読んで、ある程度見えたんだがな(なんか臭うぞ・・・)。

この法案の示す方向性は、月探査の格下げ(切り離し?)と有人火星探査の強化だ。

「SLSの4機目から登場する予定の大型第2段EUSの完成を重視している。」(ほら、ぷんぷん臭う・・・)。

「国の計画で有人探査を行う場合はSLSが輸送の役割を担うべきとの立場」

「SLSの製造、運用体制を維持するには1年に2回の打ち上げを行うべき」

「2024年で予算終了となるISS運用を2028年まで延長すべき」

決まりだな。

背後にいるのは、紛れもない、ボーイング社だ。

EUS(エクスプロレーションアッパーステージ)、SLS、ISSのいずれも、B社の関与が大きい。

「月基地建設と月面での有人活動、月面の水などを資源として利用するといった活動は火星有人探査のリスク低減にはつながらないとして、「月から火星へ」計画には含めるべきでないとしている。」

B社は、その辺りが弱いんだろう。

「今回の法案がゲートウェイに対する批判を再燃させる可能性もあると考えられる。」

浮沈子はゲートウェイについては懐疑的だが、下院(=B社?)では、それについて批判的な立場ではない。

有人火星探査を行う上で、月軌道上のゲートウェイをベースとして、実際に火星まで行くための巨大宇宙船(これは、是非ともB社で押さえたい!)を開発、運用するというのは、従来からNASA(=B社?)の基本戦略だからな。

秋山さんは、ちょっと外してしまったかもしれない(テキトーです)。

まあいい。

SLSを核として、主要な所を押さえて他社の追随を振り切り、国がかき集めてくれた税金を独占して美味い汁を吸おうという下心見え見えだな(そうなのかあ?)。

そう思って読んでたけど、コロナのせいで忙しくってこのブログの記事にしなかったんだが、次の記事を読んで納得したので書くことにしたわけだ。

(超党派の法案は2024年の月面着陸の目標に拍車をかけ、火星への焦点を支持)
https://spaceflightnow.com/2020/01/26/bipartisan-house-bill-spurns-2024-moon-landing-goal-favoring-focus-on-mars/

「トランプ政権が設定した2024年のスケジュールではなく、2028年までに月面に乗組員を着陸させることを目的」

「2033年までに火星周回軌道に乗組員を派遣する計画を策定」

着陸でないところがミソだ(B社提案のプランも、周回軌道までだからな)。

「2020年の超党派のNASA認可法は、ヒアリング、証言、およびNASAと米国の民間宇宙プログラムを成功に導くための注意深い作業の成果です」(いやいや、ほとんどB社が書いたに違いない・・・)

「スペースは党派的な問題であってはなりません。この法律を可能にした通路全体のチームワークを誇​​りに思っています」(えーと、通路(aisle)ってのは、共和党と民主党の境目のことらしい:「党派を超えた」程度の意味か)

「商業宇宙産業を擁護する組織である商業宇宙飛行連盟は、下院認可法案を批判した。」

「・・・主要なプログラムへの商業的参加と競争を排除することにより、NASAを失敗に追い込むでしょう」

それこそが、B社の狙いだからな。

「下院議員は、宇宙飛行士が断続的に世話をするゲートウェイを、乗組員を火星との間で輸送するために必要なシステムの技術的テストベッドとして機能させることを望んでいます。」(これこそ、B社のマスタープランだからな)

「下院法案はまた、2024年から2028年まで米国政府による国際宇宙ステーションへの支援を延長します。上院認可法は宇宙ステーションの寿命を2030年まで延長することを求めています。」

注意しなければならないのは、今のところ2025年以降はISSは民営化される予定だということだ。

ISSの実際の運用はB社が行っているわけだから、美味い汁が吸えなくなることになる。

NASA直轄期間の延長と、ISSの打ち切りは、安定財源の確保と競合他社(S社とかあ?)をぶった切るにはちょうどいいかも。

「この法案は、スペースローンチシステム(B社)、オリオン(ロッキードマーチン)、ゲートウェイ(いろいろ)、コマーシャルクルー(S社、B社)などの主要なプログラムの目的の継続性を保証します。人間の着陸システムの開発(運搬はB社)を指示します。そして、少なくとも2028年まで国際宇宙ステーションの継続的な運用(B社)を保証します」

「火星を周回して着陸する最初の乗組員ミッションの非必須要素として、恒久的な月面基地と水氷などの月資源を利用する計画を具体的に特定」(月面基地はいらないって!)

「ボーイングは、SLSコアステージおよび探査アッパーステージ(EUS)のNASAの主要請負業者」

「ボーイングのコンセプトは、NASAのゲートウェイで途中降機を必要とせずに、SLSロケットで完全に統合された着陸機を発射するように設計された唯一の公開された提案でした。」(月着陸案)

こうあからさまだと、分かりやす過ぎて、逆に不安になる。

新興業界団体からの苦情が出るのも当然かもな(がめつ過ぎるってえ?)。

(商業宇宙飛行連盟)
https://en.wikipedia.org/wiki/Commercial_Spaceflight_Federation

「エグゼクティブメンバーの現在のリスト:
(Updated August 6, 2019):
Arizona State University
Axiom Space
Blue Origin(知ってる)
BRPH
Cecil Field Spaceport (Jacksonville)
Deloitte
ISS National Laboratory
Maxar Technologies(聞いたことある)
Midland International Air & Space Port
Mojave Air & Space Port
Moon Express
Planet Labs
Qwaltec
Sierra Nevada Corporation(知ってる)
Southwest Research Institute
Space Florida
Spaceport America
Spaceport Camden
SpaceX(知ってる)
Vector Launch
Virgin Galactic(知ってる)
Virginia Commercial Space Flight Authority
World View Enterprises」

浮沈子が知らない会社もたくさんある(つーか、そっちが殆どだ)。

ボーイング、ロッキードマーチン、ノースロップグラマンその他の老舗から、独占的利益を奪い取ろうとする新興企業の寄せ集めだ(そうなのかあ?)。

今まで、下請けしていた企業もあるし。

技術力は確かだろう(未確認)。

今後は、表に出てきて、かすめ取られていた利益を享受したいって顔に書いてある連中ばっか。

B社は、政治の季節を利用して、これら有象無象を屠りにかかったということだな(たぶん)。

これから上院との調整とかあるから、この法案の行方がどうなるかは分からない。

弾劾裁判のように、政治の道具として使われていくんだろう。

まあ、宇宙関連だからな。

文字通り、飛び道具というわけか・・・。

ウイルス検査の穴:検体は適切なのか2020年02月02日 00:43

ウイルス検査の穴:検体は適切なのか


(新型肺炎 新たに3人の感染確認 国内での感染確認 20人に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200201/k10012269061000.html

「このうちの1人は先月29日に第1便に乗って帰国した40代の男性で、帰国時に発熱やせきの症状が出たため入院し、ウイルス検査を受けましたが、この時は感染は確認されませんでした。」

「しかし医療機関で肺炎と診断されたため追加検査が行われ、1日に感染が確認されました。」

「追加検査によって感染が確認された人は初めてで、厚生労働省は、一度、検査で感染が確認されなかった人でも症状が続くなどして感染が疑われる場合は、追加の検査を実施していきたいとしています。」

NHKは、この記事の一部を書き直している。

引用した部分について、初めは追加検査の方針とかには触れられていなかったからな。

まあいい。

無症候性キャリア(無症状病原体保有者というらしい)の存在と共に、新たな懸念が生じる。

新型コロナウイルス検査って、当てにならないんじゃねーの!?。

発熱と咳は、当初の検査の時からあったわけだからな。

ウイルスは元気に活動していたわけだ。

それが検出できなかったということは、検査の信頼性を揺るがすことになる・・・。

(チャーター機帰国、3人が新たに陽性判定 国内計20人)
https://www.asahi.com/articles/ASN216WFDN21ULBJ003.html

「のどの粘膜をとる検査では陰性だったが、その後肺炎と診断され、肺内のウイルスがわかる喀痰(かくたん)検査をしたところ、陽性だった。」

「新型コロナウイルスは、肺などの下気道で検出されやすいとされる。」

朝日の報道は、この後不顕性感染者について、蘊蓄を傾けているが、浮沈子の関心は最早そこにはない(いささか食傷気味)。

病気が進行して、肺などの下気道で増殖して初めて喀痰で検出されたわけで、喉の辺り(上気道)でうろうろしている時には、検体(のどの粘膜)を採取しても検出できなかったわけだ。

由々しき事態と言えよう。

(帰国邦人、新たに3人感染 1人は検査で当初陰性)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55153550R00C20A2CZ8000/

「26日からせきが出始め、帰国時に37度台の発熱とせきがあり、入院した。」

「いったん検査で陰性になったが、ウイルスが検出されやすい吐いたたんを検体にして再び検査したところ、陽性となった。」

「政府は検査で陰性となった帰国者にも最長2週間、宿泊先にとどまってもらうなどして、経過観察を続ける方針だ。」

朝日も日経も、追加検査についての厚労省の方針については触れていない。

なんか臭うな・・・。

NHKが発信した後で、当局から追加検査の方針を入れてくれとか言われたんじゃね?。

まあ、どうでもいいんですが。

今まで、ウイルス検査して陰性だったから無罪放免(!)されていた感染者がどれだけいたかは知らない。

運用上、武漢絡みで症状が出ている人との濃厚接触があった患者だけに検査を行ってきた問題(不顕性感染絡み)と共に、病気の進行とともに異なる検体から検出されるようになるウイルスを見逃して、感染者を世の中に蔓延らせてきたわけだからな。

やれやれ・・・。

この病気の対応を難しくしている要因の一つが明らかになったわけだ。

隔離されている武漢からの帰国者だけではなく、多くの感染者と接触してきた国内での潜在的な感染者の存在はどうなるのか。

武漢からの帰国者からは、1パーセント程度の不顕性感染が確認されているが、ウイルス検査をすり抜けた潜在的な感染者もまだいるかもしれない。

医療体制が充実した我が国でこの体たらくだからな。

現地での状況は推して知るべしだ。

それにしても、当初の検体採取が咽頭粘膜からだけ行われていたというのは、遺憾な話だ。

そんなことではイカンな・・・。

追加:
さらに書き換えられたNHKの記事によれば、喀痰からの検体採取も咽頭粘膜と同時(1月26日)に行われていたそうです(んじゃあ、最初から調べりゃよかったじゃん!?)。

「厚生労働省結核感染症課の梅田浩史室長は、現時点で検査の方法を変える予定は無いとしたうえで「今後も、最大で2週間かけて健康状態を確認する間に、何らかの症状が出た人については追加の検査をしていきたい」と話しています。」

そんなあ!。

妄想を掻き立てる感染初期の状況2020年02月03日 14:37

妄想を掻き立てる感染初期の状況
妄想を掻き立てる感染初期の状況


昨日は体調が優れないのを押して、大瀬崎でトレーニングダイブ。

水深6m辺り(中層)で、視標を見ながら芸を披露(?)するという設え・・・。

ストレスが掛る状態で、如何に落ち着いてやっているように見せかけるかというスキルだ(そうじゃないんじゃね?)。

深度は変わり、足は開き、マスクを外した途端墜落し、予備のマスクは取り出せず、おまけにレスキュースキルは過去最低の出来・・・。

結果は惨憺たる有様だったが、いろいろ勉強になった。

失敗は成功の基というが、ここでめげては失敗は失敗でしかない(相当凹みました)。

そのままにしていては、失敗に終わるだけ。

成功の基にするには、原因を究明し、対策し、繰り返して練習するしかない・・・。

さっき、来月のトレーニングダイブのお誘いがあったので、気力を振り絞って参加することにした(荻原さん、営業上手いなあ・・・)。

新型コロナウイルス肺炎は、感染者が2万人に迫っている(さっき見たウィキでは、17390人)。

展開が早いので、ブログが追い付かなくなって、少し長期的な視点で見てみようと考えて、ウィキで感染初期の日付を確認して驚く。

おやっ?、前回見た時は、初発は12月8日だったんだがな。

いつの間にか、12月1日になっちまってる。

英語版ウィキのリンク記事では、ランセット(医学専門誌)に、論文が出たんだそうだ。

(ランセットは、正式な通知の7日前に、患者における新生児肺炎の最初の発症を明らかにします)
http://www.bjnews.com.cn/news/2020/01/27/680493.html

「感染と症状の発現の間に潜伏期間があるため、感染は少なくとも11月以前であった」

最初の症例についての記述に、さらに驚く。

「最初に確認された患者の発症日は2019年12月1日でした。彼の家族は発熱も呼吸器症状もありませんでした。患者は中国南部のシーフード市場への暴露歴がなく、その後の症例の間で疫学的リンクは見つかりませんでした。」

この時点で既に、無症候性キャリアがいたとか、不顕性感染が起こっていたとかいうことになる。

シーフード市場の原発性への疑いすら生じる。

ひょっとしてひょっとすると、シーフード市場というのは、ヒトヒト感染の温床になったに過ぎず、ウイルス自体は、そこで取り扱われていた野生動物ではなく、人によって持ち込まれたに過ぎないのではないか。

じゃあ、どこから、どのようにして持ち込まれ、その元になった動物はどこから来て、今どこに居るのか(ここ、重要です!)。

もしかしたら、そんな動物なんて、いくら探しても見つからないんじゃないか・・・。

数日前から囁かれている生物兵器説というのは、いささか突飛な気がしないでもない。

もしも、兵器として開発したとすれば、企画したヤツは頭がいいに違いない。

事を荒立てたくない現場の官僚組織、秘密主義、政治的メンツ優先の対策、ネットで拡散するデマ、それに踊らされて病院に殺到する庶民、国際交流の活発化で全世界に広がる展開・・・。

それらを、経済兵器として運用するだけのシナリオを想定してフィールドテストしたことになる。

ただし、効き目があり過ぎたというのは想定外かも知れないな。

社会的混乱を生じさせ、経済的ダメージを一定期間に渡って与え続けるという新たなコンセプトの兵器だ。

それを、兵器と呼んでいいのかどうかも不明だがな。

浮沈子は、妄想に駆られる一方で、その可能性は小さいと考えている。

理由は、コロナウイルスを使っていること。

こいつは、遺伝子変異を起こしやすいらしい。

つまり、制御できなくなる恐れがあるということだ。

制御できない兵器などあり得ないからな。

ふつーなら、ワクチンとか治療薬も同時に開発されていて、味方にはそういうのを持たせるわけだ。

ミッションインポッシブル2で登場するキメラとベレロフォンのような感じ。

(ミッション:インポッシブル2)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3:%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%AB2

「感染すれば20時間で治癒不可能となり死亡するキメラウイルス (Chimera)と、その治療薬であるベレロフォンをイーサン・ハント護衛のもとシドニーからアトランタへ旅客機で輸送する」

なぜアトランタなのか。

浮沈子は、あまり深く考えたことはなかったんだが、CDCの本部があるからかも知れない。

まあ、どうでもいいんですが。

お話の中では、自らの身体にキメラを注入して世界を救おうとする奇特なねーちゃんに、奪い取ったベレロフォンを注射して万事OKのハッピーエンドになるわけだが、ウイルスが変異しちまっていたら元も子もない。

あれえ、効かねーぞお?(そんなあ!)。

どーせ、ラストシーンの後でねーちゃんと濃厚接触しちまう(子供は分かんなくていいです!)に決まってるイーサンハントもろとも、キメラは全世界に広がってしまう・・・。

話にならんじゃん!?。

新型コロナウイルス肺炎は、現在に至るも自然宿主や中間宿主は特定されていない。

感染初期の動態が明らかになるかどうかは、どこまで遡って追跡できるかということにもよる。

今後の進展に注目だな。

で、数理モデルによる予測では、5月初旬に感染のピークを迎え、その頃には毎日15万人くらいの感染者がでるといわれている。

(新型コロナウイルスはどのくらいの勢いで広がっているのか?今後の感染拡大は?)
https://gigazine.net/news/20200131-new-coronavirus-spread/

「伝染のピークは2020年4月終わりから5月頭ごろ」

「ピーク時には毎日15万件もの症例が報告される可能性」

合計15万人ではない。

「毎日」15まんにん・・・。

やれやれ・・・。

「報告」されるという点にも注意だな。

もちろん、そんな状況では、今でさえ相当怪しいと言われている感染者の捕捉なんて、正確にできるわけはない。

「報告」の数倍以上の感染が起こることになる(1日100万人とかあ?)。

「武漢の閉鎖措置だけを考慮しており、ほかの健康面での介入を鑑みていないため、過度に悲観的です」

浮沈子は、大騒ぎになった当初、中国本土では10万人程度と考えていた(SARSの10倍)。

そして東南アジアを中心に、5万人程度の感染が広がると思ってたんだが、事実は妄想より奇なりだな。

最初の感染者報告があった2019年12月1日から、公式統計での感染者が1万人を超えるまで2か月かかっている(報告日ベースで、1月31日現在11,791人)。

初めはちんたら増えていた感染者は、日を追うごとにその数を増し、1日3000人に迫る勢いで増えている。

現地ではどーせ軽症の患者は検査を受けていないだろうし、どんだけいるかもわからない無症候感染者に至っては、何万人という単位で存在し、そこいらじゅうで感染させまくっているに違いないのだ。

明日は、まあ、確実に2万人になるだろうが、1万人から2万人に増える期間は僅か3日。

報告ベースで1日1万人の増加になるのは時間の問題となった。

それが半日に1万人になり、数時間で1万人になり、1時間で1万人くらいになって、ようやくピークとなる。

累計では、報告ベースで数千万人、実数では数億人が罹患する。

もしももしも、本当に兵器開発されたウイルスならば、開発元は極秘でいいから、この流行を抑える変異をウイルス与える研究をしてもらいたいもんだな。

ゲノム編集技術を用いた応用技術に遺伝子ドライブというのがあるらしい。

(遺伝子ドライブ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96

「特定の遺伝子が偏って遺伝する現象である。この現象が発生すると、その個体群において特定の遺伝子の保有率が増大する」

「有性生殖を行う種でのみ機能するため、ウイルスや細菌においては発生しない。」

そこんとこ何とかしてもらって、新型コロナウイルスを駆逐する新たなウイルス(新型アンチウイルス:仮称)を開発し、急速に感染させて一気に火消しを行うわけにはいかないんだろうか?。

ワクチン打つ手間省けるし、コストもかからない。

どうやって、それを感染者に広めることが出来るかは考えてある。

ウイルスが入った容器に、「消毒用アルコール」とか書いて、病院の入り口とか駅とか人が集まりそうなところ(シーフード市場でもいいですが)に置いておくだけで十分だろう(だれも疑わないだろうしな)。

注意しなければならないのは、簡単に変異しないように、十分注意して設計しなければならないということだな。

新型コロナウイルスを駆逐したのはいいが、新型アンチウイルスが病原性を獲得してしまっては本末転倒だ。

まあいい。

そんときゃ、新たな「新・新型アンチウイルス」を開発するだけだ(そうなのかあ?)。

人類とウイルスとの終わりなき戦い。

・・・ではない。

ウイルスは、生体内でなければ増えることは出来ない。

人類に特化したウイルスは、どれだけ猛威を振るおうが人類の滅亡と共に滅びる。

或いは、何らかの折り合いをつけて、人類と共存するようになるのだ。

さもなければ、他の生物の中で生き延びる道を見出すことになる。

今のところ、新型コロナウイルスの未来は見えない。

人獣共通感染症となって、文字通り世渡り上手になるかも知れないしな。

フィリピンでは、中国本土以外で初めての死者が出た。

想定の範囲内とはいえ、とうとう出たかという感じだ。

が、まあ、中国からの旅行者というからな。

まだインパクトは小さい。

これが国内で感染した二次感染者とかになると、ちょっと騒がしくなるだろうな。

現在の国外感染は、186人。

我が国がトップで20人だ。

まだまだ平和な数字だが、1か月前の武漢は、概ねこんな感じだったわけだからな。

安心するのは早いかもしれない・・・。

今日は立春:体調不良で筋トレさぼり、爆食爆睡してても春は来る2020年02月04日 13:54

今日は立春:体調不良で筋トレさぼり、爆食爆睡してても春は来る
今日は立春:体調不良で筋トレさぼり、爆食爆睡してても春は来る


果報は寝て待てというからな。

無理して参加したトレーニングダイブの翌日、風邪がぶり返して昨日は寝込んだ。

今日も、大事を取って完全休養の日(たぶん、明日も)。

ごろごろしていても、食うものは食う。

爆睡爆食の日々だ。

まあいい。

名のみじゃなく、本物の春が来て暖かくなれば、また動き出せばいいのだ。

暫くは、冬眠を決め込む。

横浜の沖合には、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」が止まってるんだそうだ。

(ダイヤモンドプリンセス (客船))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9_(%E5%AE%A2%E8%88%B9)

「建造費:5億米ドル」

NASAが期待しているSLSの打ち上げ費用と同じか(ふつー、そういう比較しないんじゃね?)。

「2002年10月1日、午後5時50分頃、長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所内にて造船所2180番船として艤装工事中のダイヤモンドプリンセスが火災を起こした。」

「施主であるP&Oに対する納入期限が2003年7月に迫っていたため、同時に建造していた2番船(造船所2181番船・サファイアプリンセス)を急遽、新「ダイヤモンドプリンセス」として改修し、2004年2月に(「ダイヤモンドプリンセス」としては)7ヶ月遅れながらも納入にこぎつけた。」

なんと、元々は姉妹船のサファイアプリンセスだった船を、急遽差し替えてダイヤモンドに格上げ(?)したといういわく因縁付きの船なわけだ・・・。

途中下船した香港の船客が、下船後に新型コロナウイルスに感染していたことが判明したため、沖縄で一度検疫を済ませていたにもかかわらず、横浜での再検疫となった。

やれやれ・・・。

今夜には、船内感染の有無が判明する。

つーか、別口での感染も明らかになるかもな。

(感染確認の男性が乗っていたクルーズ船 那覇で13人下船)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200204/k10012271751000.html

「今のところ下船した乗客の中に感染が確認された男性と濃厚接触した人がいたという情報はきていないが、引き続き情報収集を進める」

もう、感染ルートを辿ることや接触した人を辿ることすら困難な状況になりつつある。

感染者は、報告ベースで20,629人、死者は香港で出た1人を含めて427人となった。

今週中に3万人に達することは、確実な情勢となったな。

明日は4000人くらいが新たに報告されるかもしれない。

致死率は2パーセント余り。

今後の変異に注目する必要はあるだろうが、直ちにどうこういう状況ではなくなってきたのかもな。

中国本土以外での感染状況は停滞気味だ(191人:香港、マカオ含む)。

今後の推移を見守るしかない。

武漢は、手が付けられなくなってきているしな。

封じ込めは、ある程度成功しているのかも知れないが、封じ込められた中での対応は後手に回っている。

中国は、米国に恨み言を言ってる暇があったら、全世界に助けを求めるべきだろう。

恥しいことでも不名誉なことでもない。

困ったときはお互い様だ。

今週中にはWHOの一行が中国に入ることになる。

包み隠さず、全てを明らかにして謙虚に助力を仰ぐべきだな。

支援する側も、恩着せがましいことは言わないがいい。

武漢での火消しに成功すれば、そのノウハウを提供してもらわなければならなくなるかもしれないしな。

明日は我が身かも・・・。

我が国の選択と受け入れるべきリスク2020年02月04日 18:48

我が国の選択と受け入れるべきリスク
我が国の選択と受け入れるべきリスク


ダイヤモンドプリンセスの検疫が続いている。

この間、武漢から引き上げてきた邦人約600人から8人(後に9名:追加)の感染者が明らかとなり、その中には症状が出ないまま感染していた事例が5人あった(うち、1名はその後発症)。

乗客(2666人)乗員(1045人)の中にも、当然、無症状のままウイルスを持っている人がいる可能性は否定できない。

政府は、発症までの間の潜伏期間を10日に縮め、香港で感染者が降りてからの経過日数が10日に迫っていることを理由に、全数検査を行わず、症状がある人、その濃厚接触者、香港からの感染者と濃厚接触があった人だけ検査して、残りは帰宅を認めるそうだ(100人以上検査してるようです:3パーセント弱:273人検査:追加)。

帰りは、公共交通機関も使っていいし、どこかに寄り道しても構わない(未確認)。

2週間の自宅待機を求めるけど、従わなくてもいい(そうなのかあ?)。

既に航海期間は延びていて、世間に用事がある人は多いだろう(たぶん)。

親類縁者にお土産配る必要もあるし、溜まっている仕事だってやっつけなければならない。

職場では、同僚が首を長くして待っているのだ。

上陸したら、ストレス発散しにカラオケバーとか行って、ねーちゃんと一緒に肩組んでデュエットしたいしな・・・。

意気投合して、濃厚接触するかもしれない・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

ただの1人も感染していないかもしれないし、20人前後が感染してしまっていて、そのうち数人は全く症状が出ないまま帰宅するのかも知れない(テキトーです)。

翌朝、目が覚めると喉がいがらっぽい。

カラオケ歌い過ぎたかな・・・。

マスクを買おうと思って近所の薬局に行ったって、品不足で売っていないしな。

そのままお出かけするに決まってる。

電車とかバスとかも乗るしな。

我が国は、平和な国だ。

マスクしないで公共の場に出ても、誰も咎めたりはしない。

肘ブロックして咳をすれば、ああ、律儀な人だくらいに見てくれるに違いない。

もし、船内での感染が、二次、三次と継続していたら、下船の直前にうつっているかもしれない。

香港で降りた男性だけが唯一の感染源ではない可能性もある。

香港から乗ってきた船客もいるそうだ。

誰が感染力を持っているかは、誰にも分からない。

我が国では、患者でない限りは、通常、検査を受けることも出来ない。

湖北省との因果関係がなければ、症状が出ていても検査は受けられない。

無症候性キャリアからの感染については、エビデンスはないからな。

(新型肺炎 半数が潜伏期間中に感染か 北大研究グループ:追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200204/k10012272191000.html

「患者のうち、2人に1人は、潜伏期間中のほかの患者から感染した可能性」(思ったより多いな・・・)

潜伏期間(症状なし)→検査しない→自宅待機(カラオケバー?)→感染拡大

エビデンスがあってもらっては困る(そんなあ!)。

のらりくらりと時間稼ぎをしているうちに、ワクチンとか特効薬が出てくれば世間の騒ぎは収まる。

中国本土での感染も下火になるかも知れない。

医療体制を見直して、政策を抜本的に変えるなんてことはできっこない。

前例無き事態には前例無き対応で・・・。

政治は言葉で勝負する。

前例から、どんだけはみ出すかという、その程度こそが問題だな。

なるべく少ない方が、それも、どっかの国が先にやってくれた後からの方がいい・・・。

それよりも、少しだけ緩やかなのが丁度いい。

うちが一番厳しいわけじゃない、真っ先にやったわけでもない、従来の原則は堅持し、緊急やむを得ない最小の範囲で対応した例外的措置だ・・・。

我々は、そういう国に住んでいる。

この半月ほどの間に、急展開を見せている新型コロナウイルス肺炎。

ああ、もう「肺炎」とか付けない方がいいのかもな。

検査だって、肺炎が疑われる呼吸器症状が出ていれば出来るようになったらしいしな。

検査をすり抜けた感染者や無症候性キャリアが次々と感染を広げることは、想定の範囲内だ。

我々は、それを受け入れざるを得ない。

検査体制も医療体制も十分とは言えない。

水際で完全に防ぎきれないことは分かっている。

幸い、致死率(感染症の場合は、致命率というらしいけど)は低い。

武漢で異様に高いのは、感染者の把握が出来ていないからだと言われている。

それ以外の中国での致命率は1パーセント未満だし、香港での死亡者を含めた海外での致命率も同じようなもんだ。

変異しやすいコロナウイルスであることを考慮しても、直ちに究極の検疫体制や交通遮断を行う事態ではない。

そんなことをしたら、そっちの弊害の方が大惨事を招くからな。

ダイヤモンドプリンセスは、沖縄(那覇)に寄港した際に、既に検疫を済ませている。

法的には、そのまま上陸させて何ら問題はない。

再検疫はダダ洩れだったとしても、形式的遺漏はない。

世界最大のメガシティである東京首都圏に突如として現れ、その巨体を晒し世間を騒がせているが、それは我々が受け入れなければならないリスクの象徴に過ぎない。

外交的には、香港は中国の一部だからな。

そこからの来日を止めるわけにはいかないし、他の感染国も同じだ。

毎日、何万人もの来訪者が、サーモグラフィをすり抜け、健康相談室をスルーして我が国を訪れている。

そうして、国内を自由に動き回り、濃厚接触したりしなかったりする。

我が国から海外へ行くときも同じだ。

中国以外で、世界最大の感染国である我が国は、今のところ世界の国からつまはじきにされることはない。

が、いつまでもそうとは限らないしな。

国内での感染者が激増し、トレース不能の事態に陥れば、受け入れを拒否される立場になるのだ。

それもまた、我々の選択であり、受け入れなければならないリスクだ。

初発国の中国は、困難な立場に置かれている。

世界の支援が必要な最大の地域だ。

デカ過ぎるけどな・・・。

我が国の政府は、かの国を「永遠の隣国」と呼んだそうだ。

違いない。

好むと好まざるとに関わらず、それは事実だ。

隣国として、困難に直面している国にどう対応するのか、自らはどう振る舞うべきなのか。

東京湾に浮かぶ一杯の船は、そのことを我々に突きつけ、考えさせずにはおかない・・・。

追加:
2月5日朝の厚労省の記者会見で、感染者以外の上陸を見合わせ、最大2週間の隔離を継続する方針と判明。