改めて見えてきた無症候性キャリアの重要性 ― 2020年04月09日 19:58
改めて見えてきた無症候性キャリアの重要性
新型コロナの性質については、未だに未解明の点が多い。
軽症で推移して快癒する患者がいる一方、突然発症して重症化し、数日のうちに死の転帰を迎える者もいる。
年齢や持病の有無が一定の影響を与えているらしいことは統計上明らかになってきているが、若年者(新型コロナの世界では、どうやら50歳未満をさすらしい)で特に持病がなくても重症化する事例もあるようで、統計上の傾向と対策以外のシステマティックな説明はない。
さらに、話をややっこしくしているのは、無症状病原体保有者ともいわれる無症候性キャリア(asymptomatic carrier)の存在だ。
多くの感染症で見られるが、場合によってはスーパースプレッダーになるので厄介な存在だ。
新型コロナでは、当初、無症候性キャリアからの感染事例は例外的で、現在でも発症してから検査するという手順が取られている。
クラスター感染において、積極的疫学調査の対象である濃厚接触者に対して、未発症だろうが何だろうが、片っ端から検査するようになったのは最近だ。
中国では、十分な検査が行われていなかった時期もあり(検査能力を上回る感染者の拡大があったからな)、市中にどれ程の無症候性キャリアが潜在しているかは未解明のままだ。
武漢の封鎖解除の記事の中にも、怪しい事例がかかれている・・・。
(中国 武漢 2か月半ぶりに都市封鎖解除)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200408/k10012374161000.html
「“見切り発車”では 人々の不安拭えず:
・・・武漢では先週、2か月以上団地の外に出ていなかったという人の感染が確認され、感染経路がはっきりせず当初は症状もなかったことから、人々の間で再び感染が広がるのではないかという懸念の声も出ています。」
一つの可能性としては、潜伏期間が例外的に長かったとか、本人が無症候性キャリアで、安定的に保有できなくなる何らかのトリガーによって発症した可能性もあるが、もちろん、他の無症候性キャリアからの感染の疑いが濃厚だ。
ネットには、こんな記事もあって気になる。
(まさかの“2度目の都市封鎖”――無症状感染者が新型コロナウイルス封じ込めの死角)
https://news.yahoo.co.jp/byline/nishiokashoji/20200407-00171994/
「河南省衛生健康委員会は3月29日、同省ラク河市の図書館清掃員、王某氏(59歳、女性)の感染を報告した。河南省では30日間連続で新たな感染が報告されておらず、地元では衝撃を持って伝えられた。」
「王氏はそれに先立つ21日、隣接する平頂山市コウ県を訪問し、知人でコウ県人民病院医師の張某氏に会った。張氏の運転する車に同乗し、食事も3度、共にしていたという。」
「その8日前の13日夜、張氏は同僚の劉某氏、周某氏の医師2人とレストランで夕食を取っていた。劉氏は、集団感染が発生した湖北省武漢への渡航歴があり、コウ県に戻った後、14日間の自主隔離を経て、普段通りの生活に戻っていた。」
「コウ県人民病院が25日、医療スタッフへの健康診断を実施したところ、張、劉、周の3氏とも無症状感染者と判明した。」
この記事を読むと、無症候性キャリアの中で、感染が継続している事が分かってくる。
発症事例がないまま、ウイルスは生き延びていたのだ。
現在も、中国当局は、無症候性キャリアの実態を報告していない(新規に感染が確認された事例を除く)。
そのことを非難することは簡単だが、一例を挙げれば、我が国はそもそも検査対象から外すことによって隠蔽し続けているからな(軽症者も検査対象外だし)。
人のことは言えないだろう。
2月5日に封鎖されたコウ県は、2月24日に一度封鎖解除されたが、今回の感染事例を受けて再度封鎖措置となった。
「コウ県は4月1日、再び全ての小区を封鎖し、出入りを1カ所に限定した。出入りする際、身分証明書の提示と、マスク着用、体温測定を義務付けた。路線バスや長距離バス、タクシー運行も停止となった。」
我が国とは比較にならない、厳格なロックダウンである。
無症候性キャリアによる感染の継続は、どっかの国のような、ゆる~い中途半端なロックダウンでは抑え込めないからな。
「コウ県は「一夜にして」封鎖状態に戻り、日常生活が再び圧迫されることになった。」
さて、ニュースでは、東京都の感染者が1日に181人増えたと大騒ぎしている。
(東京都 新たに181人感染確認 1日で最多 新型コロナウイルス)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200409/k10012377701000.html
「これで都内で感染が確認されたのは合わせて1519人となります。」
昨日のニューヨーク州は、10453人が新たに感染しているからな。
驚くには当たらないが、実際の感染者は検査漏れが10倍、2週間のタイムラグ分が7倍とすると12,670人となり、ニューヨーク州を上回っていることになる。
2週間後、ニューヨーク州が出している死者(累計6268人、昨日は779人)と同等の死者数を計上することはお約束状態なわけだ(そうなのかあ?)。
ちなみに、昨日の東京都の死者は累計36人だ。
まあ、大丈夫だろうなどと考えるのは浅はかかも知れない。
3週間ほど前(3月17日)、ニューヨーク州の死者は、累計で12人だったからな(感染者累計:1,374人)。
(2020 coronavirus pandemic in New York (state))
https://en.wikipedia.org/wiki/2020_coronavirus_pandemic_in_New_York_(state)
いずれも、本日の東京都より少なかった。
しかもだ、クオモ州知事が非常事態宣言を発出したのは、感染者が78人の時点である3月8日だからな(死者:0人!)。
ニューヨークのヤンキーどもが、如何に政府の言うことを聞かなかったかということだな(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
東京都はロックダウン突入2日目。
休業要請の業種で、国と都庁は揉めてるようだ。
これ以上隔たりが埋まらなければ、都知事は独自に業種指定に踏み切る構えだ。
他府県は、ドキドキしながら見守っているに違いない(個人の行動抑制に留めたい本心見え見え!)。
東京都が休業要請やってるのに、なぜウチはやらないのか?。
一方で、ババを押し付けられた市民からの反発、他方では、休業補償とセットでなければ応じられないという業界からの反発。
ニューヨークみたいなことには絶対ならないと確信できるなら、好きにすればいいのだ。
首相自身が、感染者8万人という数字を口にしているからな。
(「東京、このままなら1カ月後に8万人感染」首相が会見)
https://www.asahi.com/articles/ASN476FLZN47UTFK02V.html
「東京都では感染者の累計が1千人を超えた。足元では5日間で2倍になるペースで感染者が増加しており、このペースで増加が続けば、2週間後には1万人、1カ月後には8万人を超える」
先月末から、急に増加し始めた東京都の感染者数。
ニューヨーク州の後を、3週間から1か月遅れで追いかけ始めた東京都が、地獄の窯の蓋を開けることになるのかどうか。
仮に東京ロックダウンが成功して、感染者のピークカットに成功したとしても、いきなり封鎖解除してバンバン3密状態に戻れば、瞬く間に第2波を呼び込んで、再封鎖ということになる。
最低でも3か月くらいの長期戦を覚悟しておかないとな。
罹っても、軽い風邪程度と舐めて掛っている悪ガキどもは、今日もノーマスクで走り回っている。
吸った息は、言葉に出さなければ損をすると考えているババ達は、マスクしながら大声で立ち話してるしな(耳遠いからな、声、デカ!)。
1時間も・・・。
まあいい。
うららかな春の陽を浴びながら、ゆるりと自転車を漕ぐ。
この穏やかな惑星の北半球に訪れた季節を味わう。
哺乳類への感染(犬とかトラも罹ったらしい)で猛威を振るっている新型コロナ(COVID-19)。
目に見えず、味も臭いもない(嗅覚障害と味覚障害を引き起こすと言われるけどな)。
検査で可視化することで、少しでも恐怖を免れようとするが、当たるも八卦、当たらぬも八卦の擬陽性、偽陰性満載の検査だからな。
それに頼らざるを得ない、無症候性キャリアの実態は、未だに不明だ。
抗体獲得についても、本格的な研究は、おそらくこれからになるだろう。
人類が、このウイルスと長い穏やかな付き合いを始めることができるのかどうか。
モーレツに喧嘩しているカップルは、最終的にはうまくやっていけることもあるという(例外じゃね?)。
今後のことは分からないが、東京都の今日現在の真の感染者が、10万人程度(1519×70)ということは概ね確かだ(誤差、数倍程度?)。
最近の研究では、基本再生産数(R0)は6くらいという話も出ている。
(新型コロナウイルスの感染性は従来の予想の2倍だとの研究結果)
https://gigazine.net/news/20200409-coronavirus-twice-contagious/
「R0の中央値は「5.7」で、従来考えられてきた「2.2~2.7」より大幅に感染者数の増加率が高いことが分かりました。」
「新型コロナウイルスのR0がこれまでの推測より高いという研究結果は、「感染拡大を食い止めることが困難」なことだけでなく、今後ワクチンなどが登場した際の「新型コロナウイルスを根絶させる取り組みも飛躍的に難しくなる」ことを意味しています。」
「R0が2.2の場合に必要となる集団免疫の獲得率は55%ですが、R0が5.7の場合は82%となるため、新型コロナウイルスを根絶するには全世界の人口の8割以上がワクチンの接種などにより免疫を獲得しなければならない計算になります。」
さらに嫌な話もある。
(新型コロナウイルス感染症から回復した人のうち3分の1で抗体レベルが低いという報告)
https://gigazine.net/news/20200409-coronavirus-low-antibody-level/
「論文は査読を経たものではなく「臨床の指針とすべきではない」とのことですが、内容は今後のワクチン開発などに影響を及ぼす可能性があります。」
「上海公衆衛生臨床センターから退院した175人の患者の血液サンプルを分析した結果、ほぼ3分の1にあたる患者のサンプルで、抗体のレベルが予想以上に低かったことがわかったとのこと。そのうち10人は、ラボで検出できないほど抗体レベルが低かったそうです。」
「調査の対象となったのは、すべてが軽度の症状から回復したばかりという人。これは、集中治療室に入っていた患者の多くはすでに抗体が確認されていたためです。調査の結果、抗体レベルは年齢が高いほど上昇し、60歳~85歳の患者は、15歳~39歳の患者と比べて抗体量が3倍以上でした。」
再感染リスクや、ワクチンの効きの問題も絡めて、気になる話だ。
明日は、どんなニュースが飛び込んでくるか分からない。
目まぐるしく変わる情勢に振り回される毎日。
続報によれば、都内新規感染者181人のうち、122人は感染経路が不明の市中感染者のようだ。
やれやれ・・・。
積極的疫学調査もへったくれもない(そんなあ!)。
ヒトヒト感染の感染症は、ひたすら引き籠って嵐が過ぎるのを待つだけだ。
いつまでかかるかは分からない。
数週間で済むとは思えないからな。
数か月、数年かも。
それまで、このブログが続くかどうかが問題かもな・・・。
新型コロナの性質については、未だに未解明の点が多い。
軽症で推移して快癒する患者がいる一方、突然発症して重症化し、数日のうちに死の転帰を迎える者もいる。
年齢や持病の有無が一定の影響を与えているらしいことは統計上明らかになってきているが、若年者(新型コロナの世界では、どうやら50歳未満をさすらしい)で特に持病がなくても重症化する事例もあるようで、統計上の傾向と対策以外のシステマティックな説明はない。
さらに、話をややっこしくしているのは、無症状病原体保有者ともいわれる無症候性キャリア(asymptomatic carrier)の存在だ。
多くの感染症で見られるが、場合によってはスーパースプレッダーになるので厄介な存在だ。
新型コロナでは、当初、無症候性キャリアからの感染事例は例外的で、現在でも発症してから検査するという手順が取られている。
クラスター感染において、積極的疫学調査の対象である濃厚接触者に対して、未発症だろうが何だろうが、片っ端から検査するようになったのは最近だ。
中国では、十分な検査が行われていなかった時期もあり(検査能力を上回る感染者の拡大があったからな)、市中にどれ程の無症候性キャリアが潜在しているかは未解明のままだ。
武漢の封鎖解除の記事の中にも、怪しい事例がかかれている・・・。
(中国 武漢 2か月半ぶりに都市封鎖解除)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200408/k10012374161000.html
「“見切り発車”では 人々の不安拭えず:
・・・武漢では先週、2か月以上団地の外に出ていなかったという人の感染が確認され、感染経路がはっきりせず当初は症状もなかったことから、人々の間で再び感染が広がるのではないかという懸念の声も出ています。」
一つの可能性としては、潜伏期間が例外的に長かったとか、本人が無症候性キャリアで、安定的に保有できなくなる何らかのトリガーによって発症した可能性もあるが、もちろん、他の無症候性キャリアからの感染の疑いが濃厚だ。
ネットには、こんな記事もあって気になる。
(まさかの“2度目の都市封鎖”――無症状感染者が新型コロナウイルス封じ込めの死角)
https://news.yahoo.co.jp/byline/nishiokashoji/20200407-00171994/
「河南省衛生健康委員会は3月29日、同省ラク河市の図書館清掃員、王某氏(59歳、女性)の感染を報告した。河南省では30日間連続で新たな感染が報告されておらず、地元では衝撃を持って伝えられた。」
「王氏はそれに先立つ21日、隣接する平頂山市コウ県を訪問し、知人でコウ県人民病院医師の張某氏に会った。張氏の運転する車に同乗し、食事も3度、共にしていたという。」
「その8日前の13日夜、張氏は同僚の劉某氏、周某氏の医師2人とレストランで夕食を取っていた。劉氏は、集団感染が発生した湖北省武漢への渡航歴があり、コウ県に戻った後、14日間の自主隔離を経て、普段通りの生活に戻っていた。」
「コウ県人民病院が25日、医療スタッフへの健康診断を実施したところ、張、劉、周の3氏とも無症状感染者と判明した。」
この記事を読むと、無症候性キャリアの中で、感染が継続している事が分かってくる。
発症事例がないまま、ウイルスは生き延びていたのだ。
現在も、中国当局は、無症候性キャリアの実態を報告していない(新規に感染が確認された事例を除く)。
そのことを非難することは簡単だが、一例を挙げれば、我が国はそもそも検査対象から外すことによって隠蔽し続けているからな(軽症者も検査対象外だし)。
人のことは言えないだろう。
2月5日に封鎖されたコウ県は、2月24日に一度封鎖解除されたが、今回の感染事例を受けて再度封鎖措置となった。
「コウ県は4月1日、再び全ての小区を封鎖し、出入りを1カ所に限定した。出入りする際、身分証明書の提示と、マスク着用、体温測定を義務付けた。路線バスや長距離バス、タクシー運行も停止となった。」
我が国とは比較にならない、厳格なロックダウンである。
無症候性キャリアによる感染の継続は、どっかの国のような、ゆる~い中途半端なロックダウンでは抑え込めないからな。
「コウ県は「一夜にして」封鎖状態に戻り、日常生活が再び圧迫されることになった。」
さて、ニュースでは、東京都の感染者が1日に181人増えたと大騒ぎしている。
(東京都 新たに181人感染確認 1日で最多 新型コロナウイルス)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200409/k10012377701000.html
「これで都内で感染が確認されたのは合わせて1519人となります。」
昨日のニューヨーク州は、10453人が新たに感染しているからな。
驚くには当たらないが、実際の感染者は検査漏れが10倍、2週間のタイムラグ分が7倍とすると12,670人となり、ニューヨーク州を上回っていることになる。
2週間後、ニューヨーク州が出している死者(累計6268人、昨日は779人)と同等の死者数を計上することはお約束状態なわけだ(そうなのかあ?)。
ちなみに、昨日の東京都の死者は累計36人だ。
まあ、大丈夫だろうなどと考えるのは浅はかかも知れない。
3週間ほど前(3月17日)、ニューヨーク州の死者は、累計で12人だったからな(感染者累計:1,374人)。
(2020 coronavirus pandemic in New York (state))
https://en.wikipedia.org/wiki/2020_coronavirus_pandemic_in_New_York_(state)
いずれも、本日の東京都より少なかった。
しかもだ、クオモ州知事が非常事態宣言を発出したのは、感染者が78人の時点である3月8日だからな(死者:0人!)。
ニューヨークのヤンキーどもが、如何に政府の言うことを聞かなかったかということだな(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
東京都はロックダウン突入2日目。
休業要請の業種で、国と都庁は揉めてるようだ。
これ以上隔たりが埋まらなければ、都知事は独自に業種指定に踏み切る構えだ。
他府県は、ドキドキしながら見守っているに違いない(個人の行動抑制に留めたい本心見え見え!)。
東京都が休業要請やってるのに、なぜウチはやらないのか?。
一方で、ババを押し付けられた市民からの反発、他方では、休業補償とセットでなければ応じられないという業界からの反発。
ニューヨークみたいなことには絶対ならないと確信できるなら、好きにすればいいのだ。
首相自身が、感染者8万人という数字を口にしているからな。
(「東京、このままなら1カ月後に8万人感染」首相が会見)
https://www.asahi.com/articles/ASN476FLZN47UTFK02V.html
「東京都では感染者の累計が1千人を超えた。足元では5日間で2倍になるペースで感染者が増加しており、このペースで増加が続けば、2週間後には1万人、1カ月後には8万人を超える」
先月末から、急に増加し始めた東京都の感染者数。
ニューヨーク州の後を、3週間から1か月遅れで追いかけ始めた東京都が、地獄の窯の蓋を開けることになるのかどうか。
仮に東京ロックダウンが成功して、感染者のピークカットに成功したとしても、いきなり封鎖解除してバンバン3密状態に戻れば、瞬く間に第2波を呼び込んで、再封鎖ということになる。
最低でも3か月くらいの長期戦を覚悟しておかないとな。
罹っても、軽い風邪程度と舐めて掛っている悪ガキどもは、今日もノーマスクで走り回っている。
吸った息は、言葉に出さなければ損をすると考えているババ達は、マスクしながら大声で立ち話してるしな(耳遠いからな、声、デカ!)。
1時間も・・・。
まあいい。
うららかな春の陽を浴びながら、ゆるりと自転車を漕ぐ。
この穏やかな惑星の北半球に訪れた季節を味わう。
哺乳類への感染(犬とかトラも罹ったらしい)で猛威を振るっている新型コロナ(COVID-19)。
目に見えず、味も臭いもない(嗅覚障害と味覚障害を引き起こすと言われるけどな)。
検査で可視化することで、少しでも恐怖を免れようとするが、当たるも八卦、当たらぬも八卦の擬陽性、偽陰性満載の検査だからな。
それに頼らざるを得ない、無症候性キャリアの実態は、未だに不明だ。
抗体獲得についても、本格的な研究は、おそらくこれからになるだろう。
人類が、このウイルスと長い穏やかな付き合いを始めることができるのかどうか。
モーレツに喧嘩しているカップルは、最終的にはうまくやっていけることもあるという(例外じゃね?)。
今後のことは分からないが、東京都の今日現在の真の感染者が、10万人程度(1519×70)ということは概ね確かだ(誤差、数倍程度?)。
最近の研究では、基本再生産数(R0)は6くらいという話も出ている。
(新型コロナウイルスの感染性は従来の予想の2倍だとの研究結果)
https://gigazine.net/news/20200409-coronavirus-twice-contagious/
「R0の中央値は「5.7」で、従来考えられてきた「2.2~2.7」より大幅に感染者数の増加率が高いことが分かりました。」
「新型コロナウイルスのR0がこれまでの推測より高いという研究結果は、「感染拡大を食い止めることが困難」なことだけでなく、今後ワクチンなどが登場した際の「新型コロナウイルスを根絶させる取り組みも飛躍的に難しくなる」ことを意味しています。」
「R0が2.2の場合に必要となる集団免疫の獲得率は55%ですが、R0が5.7の場合は82%となるため、新型コロナウイルスを根絶するには全世界の人口の8割以上がワクチンの接種などにより免疫を獲得しなければならない計算になります。」
さらに嫌な話もある。
(新型コロナウイルス感染症から回復した人のうち3分の1で抗体レベルが低いという報告)
https://gigazine.net/news/20200409-coronavirus-low-antibody-level/
「論文は査読を経たものではなく「臨床の指針とすべきではない」とのことですが、内容は今後のワクチン開発などに影響を及ぼす可能性があります。」
「上海公衆衛生臨床センターから退院した175人の患者の血液サンプルを分析した結果、ほぼ3分の1にあたる患者のサンプルで、抗体のレベルが予想以上に低かったことがわかったとのこと。そのうち10人は、ラボで検出できないほど抗体レベルが低かったそうです。」
「調査の対象となったのは、すべてが軽度の症状から回復したばかりという人。これは、集中治療室に入っていた患者の多くはすでに抗体が確認されていたためです。調査の結果、抗体レベルは年齢が高いほど上昇し、60歳~85歳の患者は、15歳~39歳の患者と比べて抗体量が3倍以上でした。」
再感染リスクや、ワクチンの効きの問題も絡めて、気になる話だ。
明日は、どんなニュースが飛び込んでくるか分からない。
目まぐるしく変わる情勢に振り回される毎日。
続報によれば、都内新規感染者181人のうち、122人は感染経路が不明の市中感染者のようだ。
やれやれ・・・。
積極的疫学調査もへったくれもない(そんなあ!)。
ヒトヒト感染の感染症は、ひたすら引き籠って嵐が過ぎるのを待つだけだ。
いつまでかかるかは分からない。
数週間で済むとは思えないからな。
数か月、数年かも。
それまで、このブログが続くかどうかが問題かもな・・・。
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