ダイビング初心者への接し方:楽しい、面白いと本人が感じることが大切2020年04月02日 00:37

ダイビング初心者への接し方:楽しい、面白いと本人が感じることが大切


教える方が自己満足に陥ってしまっては、本末転倒。

もちろん、中には才能あふれる初心者がいて、インストラクターもびっくりのスキルを発揮する方もいるかもしれないが、そういうのは例外だからな。

上手く出来ないのが当たり前だ。

人間は、水棲動物じゃないからな。

クジラとかイルカのようなわけにはいかない。

だからといって、ちゃんと出来るように教えるのは次の段階でいい。

出来ないことを出来るようになりたいと思わないうちに、お前は出来てないから、俺様が出来るようにしてやるなどと考えてはイカン!。

上手く出来ないけど、なんとなく楽しい、やってて面白いと感じていただけるように、共感したり、褒めて差し上げるのが正しい。

あなたみたいに、初めから水に馴染んで楽しまれている方はめずらしいですねえ、ダイビングに向いてるんじゃないですかねえ(くっさ!)。

まあいい。

教える方が欲をかいて、初めからきちんとした方法を身に付けさせようとしても、ほとんどの場合は失敗する。

正しくない方法で苦労を重ねなければ、上達しようという意欲も湧かない。

ははあ、こういうことだったのかと、目からうろこが落ちて、初めて納得するのがよろしい。

もちろん、そうじゃないという考え方もある。

初めから、正しい方法で潜れるのがいいというのは正論だ。

もちろん、危険な方法を身に付けるのは論外だが、フィンキックが多少怪しくても、フィンを履いた足をテキトーに動かして進めれば、とりあえずの目的は達している。

数十通りはあると言われるフィンキックの詳細を会得するには、一生あっても足りないだろう。

それを、初めから全て教えるというのはバカげている。

ダイビングは遊びだ。

楽しくなければ遊びではない。

全てのダイビングが楽しいのが一番だ。

上手くなるために、苦痛に満ちたダイビングをベソかきながら続けるのはアホだ。

もちろん、ダイバー自身が楽しければいいわけだから、ベソかきながらトレーニングダイブを続けるのが好きというヘンタイがいたってかまわないけどな(誰のことやら・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

昨日(日付が変わって、一昨日ですが)、大井町のプールでシュノーケリングの講習を藤上さんに受けた。

毎度、生徒役を仰せつかって、ジェクサー所有のスイミング用の小さいフィンを履いて、スイミングプールを行ったり来たりする(マスクとシュノーケルは借り物)。

基本はバタ足だから、セオリー通りの太ももから動かすフィンキックを教わる。

GUE的フラッターキックとは異なるので、当然うまくいかない(浮沈子は、水面でのバタ足のフィンキックを正式に習ったことはないので)。

膝を曲げるなとか、左右の動きが違うとか・・・。

難しいな。

小さいフィンは軽いので、どうしても水面に足が出る。

フィンの甲で、水面を叩く。

それが良くないと分かっていても、膝が曲がってしまうわけだな。

やれやれ・・・。

2時間目の体験ダイビングは、アルミタンクでウエイトなしで行う(BCは借り物:XSって、チョー小さい!)。

残圧100くらいのタンクだったので、浮いてしまって潜れなかったから、アンクルウエイトを2個貸して貰ってBCのウエストベルトに引っ掛けて潜った。

体型にもよるけど、浮沈子の場合は、やや息を吐き気味にしてちょうど潜れた(ホリゾンタルで着底せず、浮き上がりもしない)。

東神奈川とかでは、上から押して沈めているという(そんなあ!)。

安全上は、その方が好ましいけどな。

大体、体験ダイビングにおいて、水深1mくらいのプールでの中性浮力を追求しても始まらないというのは確かだ。

初めてレギュレーターから呼吸する初心者には、中性浮力とかいうよりも、水中で呼吸しながらフィンをテキトーに漕いで移動するという、異次元の体験を安全に楽しんでもらうことが重要だ。

夜の3時間目は、借り物ではない自分のマスク、シュノーケル、フルフットフィンを持参する。

格段に泳ぎやすい。

慣れているというのもあるが、道具の良し悪しが快適さとスキルの容易さに直結しているのを感じる。

1時間目の課題だったフィンキックも合格を頂き、個人的にも満足した。

まあ、どうでもいいんですが。

3時間目には、もう一人お客さんがいて、ダイビングの講習をやっている最中なんだという。

冒頭の、初心者へのアプローチの話は、浮沈子が感心した藤上さんのノウハウだ。

楽しいのが一番。

初めから詰め込み過ぎると、混乱するだけで楽しさをスポイルしてしまう・・・。

うーん、納得!。

得るところが多い1日だったな。

今日は、水泳教室。

インストラクターのおねーさんせんせが交代し、新しいおねーさんせんせから教わる。

平泳ぎのキック。

言われた通りやろうとするんだが、これまた、頭と身体が繋がっていない浮沈子のこと、なかなかそう上手くはできない。

いつまでたっても、初心者コースから抜け出せないわけだ・・・。

先週の土曜日から、毎日のようにプールに漬かっている(月曜日除く)。

金曜日:稲取(中性浮力道場2回目)、日曜日:大井町(通常のプール:2回も!!)、火曜日:大井町(シュノーケリング、体験ダイビング:シュノーケリング)、水曜日:大井町(水泳教室)。

明日は何処にも行かずに静養し、明後日は都立大(駅近く)にあるセントラルのプールで、久々の中性浮力でのロングディスタンス(1時間半くらい?)にチャレンジする。

メタリコンの達磨タンクでのバックマウントだから、完全には静止し辛いけど、アウトローと5mmウエットで粘ろう。

フィンは、2種類(ダイブライトとマレス)持って行って、バランスの違いを確認するつもり。

密閉、密集、密接じゃないし。

ああ、密閉には違いないか(セントラルのダイビングプールは狭いしな)。

どうも、密集はいいとして、密室、密着と紛らわしいな。

4月半ばには、サイドマウントも再開する(淡水でウェットスーツ)。

来年のメキシコでのケーブトレーニングに向けて、下地作りということになる(実施できるかどうか分かりませんが)。

この調子だと、今年のフィリピンは流れちまいそうだしな。

新型コロナの影響で、海外ダイビングツアーは、軒並みキャンセルの憂き目に会っているようだ。

(米空母艦内で感染拡大 艦長が緊急支援要請 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200401/k10012361841000.html

「感染は現在進行形で急速に拡大している」

「われわれは戦争にあるわけではなく、兵士が死ぬ必要はない。いま行動しなければ、兵士という最も信頼できる価値ある存在を守れない」

「およそ5000人を乗せて太平洋に展開していた「セオドア・ルーズベルト」は、先月下旬に乗組員3人の感染が確認され、現在はグアムに停泊」

「感染者は70人以上に増加」

ベトナムのダナンにいたらしいから、そこで密室、密着、親密になっちまったのかも知れない(未確認)。

(米原子力空母の感染者200人に拡大か 艦長が緊急支援求める書簡)
https://www.sankei.com/life/news/200401/lif2004010023-n1.html

「セオドア・ルーズベルトは3月上旬にベトナム中部ダナンに寄港後、南シナ海方面に移動。乗組員の感染が最初に見つかった同月24日は、南シナ海での中国の覇権的行動を牽制(けんせい)する狙いからフィリピン海で演習を実施していた。」

ったく・・・。

信頼できる価値ある存在(兵士のこと)も、生身の人間だからな。

人間の、人間による、人間への新型コロナの感染(ペットとかにもトバッチリがいくようですが)。

中国の台頭、米国の牽制、原子力空母の派遣、かつて戦争していたベトナムとの交流、そこでの新型コロナへの感染かあ。

これもまた、現代の人類の姿なんだろうな・・・。

おらが町の新型コロナ:東京都が地域別感染者数を公表2020年04月02日 11:57

おらが町の新型コロナ:東京都が地域別感染者数を公表


朝日が報じていたので、元ネタを当たってみた。

(東京都が自治体ごとの感染者数を初公表 世田谷区最多)
https://www.asahi.com/articles/ASN416G71N41UTIL03Z.html

「東京都は1日、区市町村別の新型コロナウイルスの感染者数を公表した。都が自治体ごとの数を発表するのは初めて。」

((第144報)新型コロナウイルスに関連した患者の発生について:元ネタへのリンクがあるページ)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1007261/1007572.html

(別紙 ◆令和2年4月1日 18時30分時点:元ネタ)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/572/20200401.pdf

「【参考】区市町村別患者数(都内発生分) (3月31日時点の累計値)」

各区市町村の人口と面積も、参考までに加えた。

(都内区市町村マップ:平成30年3月1日現在)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/tokyoto/profile/gaiyo/kushichoson.html

「区市町村名:感染者数(総数521人):人口:面積(平方km):人口1万人当たりの感染者数
千代田区:3:61,420:11.66:0.5
中央区:19:157,484:10.21:1.2
港区:39:253,940:20.37:1.5
新宿区:22:343,494:18.22:0.6
文京区:4:227,224:11.29:0.2
台東区:15:203,219:10.11:0.7
墨田区:5:264,515:13.77:0.2
江東区:10:510,692:40.16:0.2
品川区:24:398,732:22.84:0.6
目黒区:21:283,153:14.67:0.7
大田区:15:728,437:60.83:0.2
世田谷区:44:921,708:58.05:0.5
渋谷区:18:229,994:15.11:0.8
中野区:15:335,813:15.59:0.4
杉並区:28:575,691:34.06:0.5
豊島区:9:297,946:13.01:0.3
北区:4:348,274:20.61:0.1
荒川区:2:216,098:10.16:<0.1
板橋区:4:573,966:32.22:<0.1
練馬区:20:731,360:48.08:0.3
足立区:8:677,536:53.25:0.1
葛飾区:6:450,815:34.8:0.1
江戸川区:8:690,614:49.9:0.1
八王子市:4:576,907:186.38:<0.1
立川市:0:179,326:24.36:-
武蔵野市:3:146,333:10.98:0.2
三鷹市:7:190,356:16.42:0.4
青梅市:1:135,527:103.31:<0.1
府中市:1:261,403:29.43:<0.1
昭島市:0:111,903:17.34:-
調布市:1:235,430:21.58:<0.1
町田市:6:433,843:71.55:0.1
小金井市:1:123,868:11.3:<0.1
小平市:1:192,716:20.51:<0.1
日野市:3:188,183:27.55:0.2
東村山市:0:150,030:17.14:-
国分寺市:0:124,493:11.46:-
国立市:0:74,647:8.15:-
福生市:0:58,140:10.16:-
狛江市:0:82,360:6.39:-
東大和市:1:84,674:13.42:0.1
清瀬市:0:75,329:10.23:-
東久留米市:1:116,328:12.88:<0.1
武蔵村山市:0:71,652:15.32:-
多摩市:0:147,541:21.01:ー
稲城市:1:90,270:17.97:0.1
羽村市:3:55,130:9.9:0.5
あきる野市:0:80,326:73.47:-
西東京市:8:202,069:15.75:0.4
瑞穂町:0:33,064:16.85:-
日の出町:0:17,321:28.07:-
檜原村:0:2,092:105.41:-
奥多摩町:0:5,037:225.53:-
大島町:0:7,552:90.76:-
利島村:0:346:4.12:-
新島村:0:2,623:27.54:-
神津島村:0:1,841:18.58:-
三宅村:0:2,372:55.26:-
御蔵島村:0:344:20.54:-
八丈町:0:7,292:72.23:-
青ヶ島村:0:177:5.96:-
小笠原村:0:3,073:106.78:-
都外:20:ー:-:-
調査中※永寿総合病院関連106を含む:116:ー:-:-」

世田谷区は、人数的には最多かもしれないが、人口比で見ると中位に沈んでいる。

浮沈子は、先日、テキトーに計算して、棲息する大田区の感染者(3月27日時点)を、521人と推定していた(公表感染者数を人口で按分して35倍)。

検査漏れ(10倍)、タイムラグ(2週間で3.5倍)を見込んでいたわけだが、大田区の15人を35倍すると525人だから、4日間のズレがあるとしても、悪くない精度だ(単に人口割しただけ)。

(おらが町の新型コロナ:電卓で分かる感染者との接近遭遇!?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/03/27/9228640

「1400人に1人だから、73万人の大田区では521人の感染者という計算になる。」

この地域別(一次自治体別)の感染者数が、今後も引き続き掲載されるかどうかは未定だそうだ(福祉保健局に電話で確認済)。

年度末だけの特別サービスかもな(そんなあ!)。

まあいい。

こうして、市区町村別に細分化されると、身近に感じることができる。

そうすることが、行動の変化に繋がるのか、どう繋がるのか(安心して出歩くようになるのか、ビビッて引きこもりになるのか)は、別の話だ。

それでも、情報開示とプライバシーとのはざまで、どこまで公表するかという難しい話はある。

同じ日報の中では、年齢性別が個人単位で公表されているが、それと地域別を組み合わせたりはしないだろう。

個人が特定される恐れもあるしな。

もちろん、現行の法令では、感染者は隔離されることになっているから、ここに上がっている人々は、院内感染とかない限りは、他者にうつす心配がないということになる。

残りの9割(検査中か、検査の対象(37.5度4日未満:高齢者等は2日未満)から漏れている軽症者か、そんなもんとは関係なく、本人が罹患していることさえ気づかない無症候性キャリア)がうろうろしている点が問題だ。

国会では、首相が緊急事態宣言が行われても、我が国では欧米で行われているロックダウンとは異なると言い訳している。

(「緊急事態宣言=ロックダウンではない」 首相が強調)
https://www.asahi.com/articles/ASN4143DTN41UTFK00V.html

「緊急事態宣言がただちにロックダウンというものではない。フランスがやっているようなロックダウンが(日本で)できるのかといえば、それはできない」

「(国民の間に)誤解があるのだろうと思う。さまざまな要請をさせて頂くことになるかもしれないが、フランスなどで行っているものとは性格は違う」

朝日は、その違いを罰則の有無として解説している。

「「都市封鎖」に明確な定義は存在しないが、海外では違反者に罰則を科す措置も実施されている。日本の特別措置法が規定するのはあくまでも外出の自粛要請やイベント開催制限の要請・指示などにとどまる。従わなくても罰則はない。」

都市封鎖されて違反してもいいんだよ、というわけではないんだろうが、強権を持って執行することはないと言っているわけだ。

ゆるゆるの駄々洩れだな・・・。

医療崩壊の防止が目的の一つとされているようだが、既に感染者を収容するベッドはない。

隔離には、ホテルとかを調達して、代用する他に方法はない。

ああ、オリンピックの開催延期で余っている選手村に隔離する方法もあるけどな。

そうやって凌いでいる間にも、首都圏の感染者は増加し続ける。

感染爆発のスイッチが入るのは、大型連休辺りなんだろうか?。

それとも、その前にも封鎖都市になるんだろうか?。

集計上、世界の感染者は935,817人、死者は47,208人に達している。

明日の朝には、それぞれ100万人、5万人に達する。

真の感染者は、1000万人か、それ以上かもしれない。

やれやれ・・・。

今朝から、外では強風が吹き荒れている。

北西の風で、暖かい春風ではない。

世界にも、新型コロナの強風が吹いているが、悪い話ばかりではない。

(イタリア当局「ピークに達した」 感染者数、ほぼ横ばい)
https://www.asahi.com/articles/ASN416VPQN41UHBI002.html

「国の高等衛生研究所(ISS)が3月31日、感染者数が「ピークに達した」とする見解を示した。」

出てきた数字の信頼性の問題はあるけど、そういう解釈が成り立つ状況になってきたわけだな。

「数日間続くピークに到達した。これから減少していくだろう」

願わくば、そうあって欲しいものだ。

明日は我が身だからな・・・。

極超音速の世界へ:隙間を埋める以上の意味があるのか2020年04月02日 23:20

極超音速の世界へ:隙間を埋める以上の意味があるのか
極超音速の世界へ:隙間を埋める以上の意味があるのか


軍用の戦闘機(まあ、戦闘機だから軍用に決まってますが)以外に、超音速で移動する乗り物はない。

たまに、宇宙ロケットが飛んだりもするけど、あれは別物の感が強い。

日常的に宇宙旅行が実現すれば、多少は馴染みになるかも知れないけど、軌道速度は地球周回軌道でも、毎秒8kmくらい(時速2万8千800km)だからな。

音速は、便宜上時速1225kmだから、一桁違う速度だ(23.5倍)。

(超音速)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%9F%B3%E9%80%9F

「便宜上、超音速機のカタログスペックにおいては、対地速度1225km/h(340.31m/s、15℃・1気圧)をマッハ1とすることが多い」

試験的にせよ、人間が乗って記録した航空機ということになると、マッハ6から7程度が最速ということになる。

「1967年10月3日 ウィリアム・J・ナイトが操縦するX-15A-2が、有人機の最高速度記録であるマッハ6.7(7,274 km/h)を記録」

2003年まで飛んでいたコンコルドは、せいぜいマッハ2くらいだったし、現代の戦闘機でもそんなもんだ(最近は、直線番長みたいなのは流行らないらしい)。

マッハ5以上の速度域は、極超音速(ハイパーソニック)と言われ、区分されているようだな。

(1) 衝撃波が物体表面に近づくことによって衝撃波層が生じる
(2) 物体先端部での断熱圧縮および物体表面における粘性によって極めて高温な空気となりその組成が変化する
(3) 流れに平行な薄板であっても強い衝撃波が生じる

「空力加熱から機体を守るためには特殊な熱防護システムが必要」

新型コロナ以外に、何か記事がないかと探していたら、懐かしい名前を見つけた。

(ストラトローンチ、超音速機を世界最大の飛行機から打ち上げへ)
https://sorae.info/space/20200331-stratolaunch.html

身売りして、極超音速テストベッドの運搬機(キャリア)として活躍の場を見出したようだ。

何よりだな。

(Stratolaunchが世界最大の飛行機から極超音速機を打ち上げる:元記事)
https://www.space.com/stratolaunch-hypersonic-vehicles-worlds-biggest-airplane.html

「StratolaunchのTalon-A、長さ28フィート(8.5 m)、6,000ポンドが含まれます。(2,722キログラム)マッハ6に到達できる再利用可能なクラフト。」

この速度域のテストは、DARPAが行っていたことがある。

(Falcon HTV2)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Falcon_HTV2

「アメリカ空軍と国防高等研究計画局(DARPA)が実験開発中の極超音速試験飛翔体である。 開発はロッキード・マーティン社が担当。」

一定の成果が得られたとして、その後、継続的なミッションはないけど、XS-1とかがそれに相当していたのかも知れない(後述)。

その開発も、ボーイングの撤退で消えてしまった。

ストラトローンチが、不死鳥のようによみがえって再び空を飛ぶことになるのかは分からない。

こういうご時世だからな。

再び、お蔵入りになる可能性は高い。

しかし、中国やロシアが、極超音速ミサイルを開発し、米国の巡航ミサイル並みの運用で防御線を突破してくれば、何らかの方法で立ち向かわなければならないだろうから、有人にせよ無人にせよ、この速度域の開発は不可欠ということになる。

ビーム兵器による防御が可能になれば、その必要もなくなるかも知れないけど、いずれにしても、地上からとか宇宙空間からではなく、大気圏内での運用ということになれば、そのビーム兵器を運搬して対処するキャリアとしての極超音速機の需要があるのかも知れない。

ミサイル兵器とか、戦闘機以外にも、もちろん、旅客機としての運用があってもいいし、物流に使ってもいい。

いつの時代にあっても、速さは正義だからな。

スターシップによる大陸間弾道旅客機が開発されれば、そっちにお客を奪われちまう気もするけど、いつになったら出来るか分からないしな。

複数のアプローチがあってもいい。

画像を見ると、機体下部に空気取り入れ口のようなものも見えるけど、透視図では酸化剤タンクと燃料タンクがあるように見えるので、ロケット推進と思われる(未確認)。

外形は、おそらくイメージデザインレベルなんだろうが、ブレンデッドウイングボディの全翼機の形状をしている。

ああ、あの映画に出てきたやつみたいだな・・・。

(ステルス (映画):登場兵器)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)#%E7%99%BB%E5%A0%B4%E5%85%B5%E5%99%A8

「F/A-37:
超音速飛行時では主翼を前方に可変させることでデルタ翼機のような形状になる。」

「エンジンはツイン・ハイブリッド・スクラムジェットターボ」

全部付ければいいってもんじゃないだろう?。

「マッハ4程まで出すことができる。」

おせーな・・・。

製作費の半分くらいしか回収できなかった赤字映画だが、出来は良かった気がする。

まあ、どうでもいいんですが。

極超音速機なんて、SFや軍事需要しかないかもしれないな。

超遅い亜音速の民間航空機(燃費と快適さ優先)が蔓延り、他は宇宙空間に弾道飛行や軌道飛行で飛び出すようになる。

取り残された隙間産業にしかならない。

そこに活路を見出すしかないストラトローンチは、苦しいスタートを切ることになる。

将来的には、低軌道に衛星を打ち上げたりする本来の使い方を模索しているようだが、いずれも絵に描いた餅でしかない。

簡便に衛星を打ち上げるシステムは、何が最適かを模索する時代になった。

ファルコン9に相乗りするか、エレクトロンで打ち上げてもらうか、空中発射式にするか。

米軍としては、何らかの形で安価に衛星を好きなタイミングで立て続けに上げたいという需要はあるようだな。

(XS-1 (宇宙機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/XS-1_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)

「2013年9月時点での目標:
・マッハ10 (12,250 km/h) 以上の極超音速飛行。
・最短1日のターンアラウンドタイム。10日間で10回の飛行を可能とする。
・低軌道に1800 kgのペイロードを投入。
・1フライト辺りの打ち上げコストを、現在の10分の1となる500万ドルに抑える。
・無人機であること。
・再使用可能な1段目を準軌道飛行の高度で極超音速飛行させ、1つないし複数の上段を用いて衛星を軌道に投入する」

ファルコン9では、ターンアラウンドタイムの要件をこなせないし、エレクトロンではペイロードの需要を満たせず、現行のミノタウロスではコストが10倍以上だ。

空中発射といっても、打ち上げ場所の天候に左右されにくいというだけで、ロケットの性能はそれなりのものが要求され、逆にキャリアの維持費分が割高になるだけの話で、費用的なメリットはない。

XS-1のコンセプト(有翼型の1段目を、ロケットエンジン使って垂直離床させ、滑空して戻ってくる)には、それなりのメリットがあったわけだ。

ストラトローンチが、その後釜に座ることができるかどうかは分からない。

国防企業としての甘い汁を吸えるのか、民間航空のキビシーコスト管理の道を歩むのか。

極超音速の開発需要がどれ程のものかは分からない。

マッハ6の旅客機よりは、マッハ2くらいでいいから、快適でリーズナブルな料金のふつーの超音速旅客機を作ってくれた方がいいんだがな。

フィリピンまで2時間くらいで行ければ、大いに助かるし、パリまで5時間くらいなら、何とか我慢してもいい。

どっちにしても、新型コロナが収まらないとな・・・。