東京ロックダウンは効いているのか?:ゆる~い都市封鎖の実情と効果2020年04月16日 11:09

東京ロックダウンは効いているのか?:ゆる~い都市封鎖の実情と効果
東京ロックダウンは効いているのか?:ゆる~い都市封鎖の実情と効果


北海道、愛知県、京都府などは、感染者が多いにもかかわらずロックダウンの対象から外されている。

(緊急事態宣言の区域追加検討へ 北海道・愛知・京都など)
https://www.asahi.com/articles/ASN4J03JRN4HUTFK01R.html

「追加する場合の期間は、東京や大阪など7日に宣言が出た7都府県と同じ5月6日までとする方向で調整している。」

なんか、格好だけみたいな感じだ。

「北海道や愛知県、京都府など感染者の増加に歯止めがかからない地域」

歯止めをかけようとは思ってないのかもな。

我が国で実施されている行動制限には強制力がなく、中途半端な状況に終始している。

(Appleが各都市の人の動きがいかに減少しているかを示すグラフを公開、日本は諸外国と比べてどれだけ都市から人が減っているのか?)
https://gigazine.net/news/20200415-apple-mobility-data-covid-19/

「世界の各都市に目を向けると、同日におけるニューヨークは運転が64%減、徒歩が81%減、公共交通機関が87%減」

「フランスの首都パリの場合は運転が86%減、徒歩が91%減、公共交通機関が92%減。」

「イタリアの都市ミラノは運転が88%減、徒歩が91%減。なお、公共交通機関は停止しているのでグラフにありません。」

記事にはないけど、武漢はもっと凄まじかったんだろうな。

このくらい減らせれば、社会的距離政策だって強力に効いてくるに違いない。

で、東京は?。

「運転が28%減、徒歩が45%減、公共交通機関が45%減。」

やれやれ・・・。

浮沈子が、50パーセント減も無理だろうと見込んでいたのは、残念ながら当たっていたようだ。

今後の推移に期待というところだが、既に自粛疲れが出始めているみたいだからな。

5月6日に解除される見込みは少ないだろう(未確認)。

意外だったのは、感染者に対する死者数が少ないとされるドイツと、感染制御に成功している台湾の状況だ。

「ドイツの首都ベルリンではは運転が54%減、徒歩が66%減、公共交通機関が76%減。」

「台湾の首都台北ですが、それでも人の動きは運転が25%減、徒歩が40%減、公共交通機関が52%減」

台湾は、1月の時点で強力な規制を一度かけているのが見て取れる。

じゃあ、世界のトレンドは強制封鎖一辺倒かと言えばそうでもない。

(スウェーデン 緩やかな独自の感染対策 一方で感染増も続く)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012389551000.html

「飲食店は、利用客が動き回る立食形式やバーカウンターの利用を除いて、テーブル席でサービスを提供する場合は営業を続けています。小中学校も通常どおり授業を続けています。」

「政府は、▽50人以上の集会や▽重症化するリスクが高いとされる高齢者が暮らす施設への訪問を禁止」

ふーん、緊急事態宣言前の我が国と似た状況だな。

「「それぞれが責任をもって行動すべきだ」として、ほかの人との間に十分な距離をとることや、手洗いを励行することを呼びかけ、個人が感染から身を守る自主性を重んじる考えを示しています。」

民度の高い国は違うのかな・・・。

「われわれの戦略は感染拡大を遅らせることだ。特に高齢者を守り、人との距離をきちんととることで、影響を抑えることだ」

狙っているところは、各国とも同じだ。

感染の状況や国情に応じて、やりかたはそれぞれというところか。

デンマークでは、学校の再開も始まる。

(デンマークで学校が一部再開 新型コロナウイルス)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012389961000.html

「感染の拡大を受けてデンマーク政府は先月11日から学校の休校や、10人以上の集会の禁止といった措置を続けてきました。」

「その結果、今月上旬から1日あたりの感染者数の減少傾向が続き、一定の効果が得られたとして15日、保育園や小学校の再開に踏み切りました。」

ドイツでも、規制緩和が始まるようだ。

(独首相 外出制限 段階的に緩和の方針 制限続くことも示唆)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012390031000.html

「20日から面積が800平方メートル以下の小売店の営業を認め、来月4日からは休校措置がとられている学校も、段階的に再開するとしています。」

「一方で、レストランについては引き続き、持ち帰りや配達以外の営業は認めず、大規模なイベントは8月31日まで禁止」

「ワクチンができるまで、ウイルスとともに生きていかなければならないことを理解する必要がある」

まあいい。

国によって、対応は様々だ。

医療崩壊を極力避けながら、社会・経済と行動制限とのバランスを取っていく。

画像は、このページに出ている我が国の日々の新規感染者から週間新規感染者数(月曜日から日曜日まで)を拾って、トレンドを線グラフにしてみた。

(データとグラフで見る新型コロナウイルス:国内版(2)新規感染者の推移)
https://www.news24.jp/archives/corona_map/index3.html

まだ増加傾向が続いていて、いつになったら解除に向かうのかが見えてこない。

週間でまとめたのは、週末の報告数が減るため、月曜日に集計される感染者数が極端に少ないからだな。

平準化して傾向を見るには、週間で合計を出すのが簡単でよろしい。

このグラフが横ばいになり、減少に転じることになれば新型コロナも勢いを減じたことになる。

サクラの春には間に合わなかったが、本当の春を迎えることができるようになるかもしれない。

ただ、メルケルの言葉を忘れてはならない。

我々は、当分の間(ワクチンが出来るまで:少なくとも数年?)、ウイルスと共に生きていかなければならないのだ。

ニューヨーク州知事のクオモは、規制緩和の速度を明確に認識している。

(NY州知事 経済活動再開は1年半後にかけ段階的実施の方針)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012390071000.html

「経済活動の再開はワクチンの開発が見込まれている1年半後にかけて段階的に実施していく方針を明らかにし、感染防止などの対策を来年まで続ける必要があるとの認識を示しました。」

全ては、安全で効果的なワクチンの開発に懸かっている。

特効薬(既存の薬品の流用でもいいんですが)は、それまでの繋ぎだ(そうなのかあ?)。

対症療法だけで、天然の免疫機構に頼る治療法で救えない人々を、少しでも減らすためには欠かせないけどな。

今朝の浮沈子の体温は35.4度。

昨夜、36度まで上昇して、この世の終わりかとゼツボーに打ちひしがれていたんだが(それほどのものかあ?)、今朝はスッキリ目覚めて気分もいい。

新型コロナは、余りにも身近になった。

この調子で行くと、周囲で感染する人が出始めてもおかしくないかもな(東京都は、500人に1人程度が感染者と見込まれる)。

宇宙ネタも大したことはない。

(Rocket Labがリカバリテストの成功を報告)
https://spaceflightnow.com/2020/04/15/rocket-lab-reports-recovery-test-success/

「回収試験のために、ロケット研究所は、ニュージーランドの海岸沖のヘリコプターから、電子ロケットの第1ステージの試験品をヘリコプターから落下させました。ロケット研究所は4月8日の声明で、試験品から降下を遅らせるためにパラシュートを配備し、別のヘリコプターが急降下してパラシュートのドローグラインを長いブームの終わりに引っ掛けフックで引っ掛けた」

「空中キャッチは高度約5,000フィート(1,500メートル)で発生しました。ヘリコプターは不活性ブースターを海上でキャッチした後、着陸に戻しました。」

これらのオペレーションは、回収に向けてのほんの一部に過ぎない。

「実際のエレクトロン発射後の空中回復を試みる前に、ロケットラボはブースターにパラシュートを装備して海に飛び散る計画を立てています。」

何度か、海上に突入させて回収し、そのプロセスの後にヘリコプターによるキャッチを行いたいようだ。

弾道軌道からの大気圏突入、パラシュートでの減速、ヘリコでの回収。

「落下試験は、ニュージーランド政府がコロナウイルスのパンデミックに対応して事業活動に制限を導入する前に行われました。」

エレクトロンの打ち上げも、新型コロナの影響を免れていないようだ。

まあ、どうでもいいんですが。

あらゆる人間の活動が縮退し、景気はどん底、気分は滅入るばかりだな・・・。

おらが地球の新型コロナ:世界の感染動向を探る2020年04月16日 15:10

おらが地球の新型コロナ:世界の感染動向を探る
おらが地球の新型コロナ:世界の感染動向を探る


向こう三軒両隣(我が家を合わせて6軒分)から始まり、浮沈子が棲息する大田区、近隣区、東京都の情勢、さらには我が国の感染動向を見てきた。

しばらく、関心が薄れていた世界の情勢はどうなっているのか。

近隣の月や惑星、近くはISS(国際宇宙ステーション)にいる人類(月や惑星にはまだいないか・・・)のことはともかく、地球上の地べたに這いつくばって生きている人類全体のことは知っておいて損はない。

このブログでは、100人クラブとか言って、感染者が100人以上の国や地域に注目してきたんだが、既にその時代は終わった。

<リスト開始:英語版ウィキより>
国・地域等の名称:感染者:死者:回復者

ーー殿堂入りーー
・United States 641,919 28,399 52,196
・Spain 180,659 18,812 70,853
・Italy 165,155 21,645 38,092
・Germany 134,753 3,804 66,169
・France 106,206 17,167 30,955

ーー名誉会員ーー
・United Kingdom 98,476 12,868 –
・China 82,295 3,342 77,816
・Iran 76,389 4,777 49,933
・Turkey 69,392 1,518 5,674
・Belgium 33,573 4,440 7,107
・Brazil 28,912 1,760 14,026
・Canada 28,379 1,010 8,979
・Netherlands 28,153 3,134 –
・Switzerland 26,264 1,238 15,400
・Russia 24,490 198 1,986
・Portugal 18,091 599 383
・Austria 14,350 384 7,633
・Ireland 12,547 444 –
・Israel 12,501 132 2,563
・India 11,933 392 1,344
・Sweden 11,927 1,203 –
・Peru 11,475 254 3,108
・South Korea 10,613 229 7,757

ーープレミアム会員ーー
・Japan 8,582 136 901
・Chile 8,273 94 2,937
・Ecuador 7,858 388 780
・Poland 7,582 286 668
・Romania 7,216 372 1,217
・Norway 6,798 150 –
・Denmark 6,681 309 2,748
・Australia 6,447 63 3,686
・Pakistan 6,383 111 1,446
・Czech Republic 6,301 166 819
・Saudi Arabia 5,862 79 931
・Mexico 5,847 449 2,125
・Philippines 5,453 349 353
・United Arab Emirates 5,365 33 1,034
・Indonesia 5,136 469 446
・Malaysia 5,072 83 2,647
・Serbia 4,873 99 400
・・Ukraine 3,764 108 143
・Panama 3,751 103 75
・Belarus 3,728 36 203
・Qatar 3,711 7 406
・Singapore 3,699 10 652
・Dominican Republic 3,614 189 208
・Luxembourg 3,373 69 526
・Finland 3,237 72 –
・Colombia 3,105 131 452
・Thailand 2,643 43 1,497
・South Africa 2,506 34 410
・Egypt 2,505 183 589
・Argentina 2,444 109 596
・Greece 2,192 102 269
・Algeria 2,160 336 708
・Moldova 2,049 44 171
・Morocco 2,024 127 229
・Croatia 1,741 33 473
・Iceland 1,727 8 1,077
・Bahrain 1,673 7 663
・Hungary 1,579 134 192
・Iraq 1,415 78 766
・Kuwait 1,405 3 206
・Estonia 1,400 35 117
・Uzbekistan 1,302 4 107
・Kazakhstan 1,295 16 240
・Azerbaijan 1,253 13 404
・Slovenia 1,248 61 165
・Bangladesh 1,231 50 49
・Armenia 1,111 17 297
・Bosnia & Herzegovina 1,106 42 251
・Lithuania 1,091 30 138
・New Zealand 1,084 9 770
・Hong Kong 1,017 4 459

ーー100人クラブ一般会員ーー
・North Macedonia 974 45 98
・Puerto Rico 974 51 –
・Oman 910 4 131
・Slovakia 863 2 151
・Cameroon 848 14 228
・Cuba 814 24 151
・Afghanistan 784 25 43
・Tunisia 780 35 43
・Bulgaria 747 36 105
・Cyprus 705 12 65
・Andorra 673 33 169
・Latvia 666 5 44
・Lebanon 658 21 81
・Ivory Coast 654 6 146
・Ghana 641 8 83
・Costa Rica 626 4 67
・Niger 584 14 97
・Burkina Faso 542 32 226
・Albania 494 25 251
・Uruguay[ak] 493 9 272
・Kyrgyzstan 449 5 78
・Djibouti 435 2 71
・Kosovo 423 9 71
・Honduras 419 31 9
・Nigeria 407 12 128
・Guinea 404 1 31
・Jordan 401 7 250
・Malta 399 3 44
・Bolivia 397 28 7
・Taiwan 395 6 137
・San Marino 393 36 53
・Réunion 390 0 40
・Mauritius 324 9 65
・Senegal 314 2 190
・Georgia 306 3 71
・Palestine 293 2 62
・Montenegro 288 4 55
・Vietnam 268 0 171
・Isle of Man 258 4 151
・DR Congo 254 21 21
・Sri Lanka 237 7 63
・Guernsey 228 8 69
・Kenya 225 10 53
・Mayotte 221 3 77
・Jersey 219 7 –
・Venezuela 197 9 111
・Faroe Islands 184 0 166
・Guatemala 180 5 19
・Paraguay 161 8 23
・El Salvador 159 6 30
・Martinique 158 8 73
・Mali 148 13 34
・Guadeloupe 145 8 67
・Brunei 136 1 108
・Rwanda 136 0 54
・Guam 135 5 66
・Gibraltar 131 0 105
・Jamaica 125 5 21
・Cambodia 122 0 98
・Republic of the Congo 117 5 11
・Trinidad & Tobago 114 8 19
・Madagascar 110 0 20
・Northern Cyprus 102 3 52

ーー100人クラブ準会員ーー
・French Guiana 96 0 61
・Aruba 93 1 39
・Monaco 93 3 12
・Tanzania 88 4 11
・Ethiopia 82 3 14
・Bermuda 81 5 33
・Togo 81 3 35
・Gabon 80 1 5
・Somalia 80 5 2

ーー入会前ーー
・Liechtenstein 79 1 55
・Barbados 75 5 15
・Myanmar 74 4 2
・Cayman Islands 60 1 6
・Cape Verde 55 1 1
・French Polynesia 55 0 0
・Guyana 55 6 8
・Uganda 55 0 4
・Bahamas 53 8 6
・Sint Maarten 53 9 5
・Equatorial Guinea 51 0 4
・U.S. Virgin Islands 51 1 43
・Liberia 50 5 3
・Libya 48 1 9
・Zambia 48 2 30
・Guinea-Bissau 46 0 0
・Macau 45 0 16
・Haiti 41 3 –
・Benin 35 1 5
・Eritrea 35 0 0
・Saint Martin 33 3 13
・Syria 33 2 5
・Sudan 32 5 –
・Mongolia 30 0 5
・Mozambique 29 0 2
・Antigua & Barbuda 23 2 0
・Chad 23 0 2
・Zimbabwe 23 3 1
・Maldives 22 0 16
・Angola 19 2 5
・Laos 19 0 1
・Belize 18 2 0
・Donetsk PR 18 0 0
・New Caledonia 18 0 10
・Dominica 16 0 5
・Fiji 16 0 0
・Malawi 16 2 0
・Namibia 16 0 2
・Nepal 16 0 1
・Eswatini 15 0 7
・Saint Lucia 15 0 0
・Curaçao 14 1 7
・Grenada 14 0 0
・Saint Kitts & Nevis 14 0 0
・Botswana 13 1 0
・Northern Mariana Islands 13 2 –
・Sierra Leone 13 0 0
・Central African Republic 12 0 4
・Saint Vincent 12 0 1
・Falkland Islands 11 0 1
・Greenland 11 0 11
・Nicaragua 11 1 4
・Montserrat 11 0 1
・Seychelles 11 0 0
・Akrotiri & Dhekelia 10 0 0
・Åland Islands 10 0 0
・Suriname 10 1 6
・Turks & Caicos Islands 10 1 0
・Gambia 9 1 2
・Luhansk PR 8 0 1
・East Timor 8 0 1
・Vatican City 8 0 2
・Mauritania 7 1 2
・Saint Barthélemy 6 0 1
・Artsakh 5 0 0
・Burundi 5 1 0
・Bhutan 5 0 2
・São Tomé & Príncipe 4 0 0
・South Sudan 4 0 0
・Anguilla 3 0 0
・British Virgin Islands 3 0 0
・Easter Island 2 0 0
・Papua New Guinea 2 0 0
・Saba 2 0 0
・Sint Eustatius 2 0 0
・Somaliland 2 0 0
・Abkhazia 1 0 0
・Guantanamo Bay 1 0 0
・Saint Pierre & Miquelon 1 0 0
・Yemen 1 0 0」

「ーークルーズ船など:International conveyancesーー
・Diamond Princess 712 12 619
・Charles de Gaulle 668 0 0
・USS Theodore Roosevelt 589 1 0
・Greg Mortimer 128 0 0
・MS Zaandam 13 4 0
・Coral Princess 12 2 0
・HNLMS Dolfijn 8 0 —
・Leopold I 1 0 0」

「As of 16 April 2020 (UTC)」
<リスト終了>

ちゃんと数えていないが、殿堂入り(感染者10万人以上)が5か国、名誉会員(感染者1万人以上)が18か国、プレミアム会員(感染者千人以上)が51か国、一般会員(感染者100人以上)が63か国。

会員以外で感染者が出ている国または地域などが89か国(準会員含む)。

その他、クルーズ船(空母含む)が8隻。

上位9か国の動向を見ると、感染者が断トツで、死者も世界最大を爆走する①米国は、指数関数的な増加は止まったが、一定程度の感染は桁違いの人数(1日当たり万単位)で続いている。

新規感染者の桁は1桁少ないとはいえ、②スペイン、③イタリアも同じ状況だな。

④ドイツは、死者、回復者を差し引いた感染者数は、数日前から減少に転じている。

欧州で最も早い段階で、制限解除の動きを見せ始めている。

⑤フランスは、昨日あたり、ようやく増加にストップがかかってきたが、依然増え続けていて規制解除のタイミングを探っている。

以上が、感染者10万人超えで殿堂入りを果たした国だが、遅れてきた⑥英国は増加が止まらない。

明日には、殿堂入り確実な情勢だ。

当初、長期的に集団免疫の獲得を目指すという戦略を掲げ、それだけじゃヤバいからと社会的距離政策に転じたが、時すでに遅しだな。

このまま進めば、今月中にも米国に次ぐ世界第二位に躍り出る可能性が高い。

現段階で最大の注目国の一つだ。

8万人を超えてから、めっきり勢いを無くし、武漢に急ごしらえした病院を撤収させるところまで終息に持ち込んだ初発国⑦中国だが、海外からの感染を中心にした増加に転じている。

無症候性キャリアをカウントしていなかったが、それにしても急速に終息した割には、細々とした感染は続いている。

再発なのか、無症候性キャリアによる見えないクラスターが継続していたのか、例外的に感染してから発症までの潜伏期間が長いのか(1か月以上かあ?)。

まあいい。

4月8日に武漢の封鎖が解かれ、徐々に人々の移動が始まった。

出口戦略が成功するかどうかを、世界各国が注目している。

死者先行で注目された⑧イランは、その後、感染の勢いが衰えてきた。

数日前から既に死者、回復者を除く感染者は減少に転じていて、ゆっくりと終息に向かっている。

が、まあ、感染者の捕捉がキッチリできているかは不明だ。

この国の最初の感染者は、同時に死者として計上されたからな(致死率、100パーセント!)。

まあ、どうでもいいんですが。

中国を追い抜くかどうかはビミョーな感じか。

⑨トルコは、英国と同等のペースで増加の最中だ。

浮沈子は詳しくは調べていないけど、中国を追い越していくことは疑いない。

来月辺りには、中国はイラン、トルコに追い越されて、世界第9位に転落するに違いない。

その頃には、米国の感染者は100万人を超えている(たぶん)。

初発である中国の10倍を超える規模だ。

ムカつく気持ちが分からないではないが、WHOへの資金拠出を凍結し、米国一国主義にのめり込んでいる。

経済はどん底、社会はズタズタ、新型コロナは収まらず、踏んだり蹴ったりの中、選挙の季節が進んでいく。

一刻も早く経済活動を活性化させ、V字回復につなげて大統領選挙を勝ち抜きたい現政権と、原則通り、徐々に規制を解除して感染爆発の第2波を穏やかにしたい地方政府との対立が表面化している。

ちなみに、現時点ではプレミアム会員トップに位置する我が国(第24位)は、そろそろ感染者が1万人を超え、名誉会員となることが確実な情勢だ(明日くらいか)。

数万人程度の感染者は覚悟しておかなければならないが、米国のように、100万人に届くかどうかはビミョーだ。

何もせずに放置していれば、400万人くらいには楽勝で感染させることが可能なようだ。

80万人の重症者と40万人を超える死者が想定されているという。

そんな状態になれば、医療崩壊は元より、社会も経済もただでは済まない。

なんとか、2桁ほど少ない数字に抑え込めないかと、必死に取り組んでいるんだろうが、如何せん危機感の欠如はどうしようもない。

キャバクラで豪遊する野党議員をはじめ、芸能人の感染が相次いでいる。

3密ダイスキ!!。

やれやれだな・・・。

WHOが注目しているのは、不気味に潜航を続ける大国インドや、ぼちぼち感染者の増加が始まっているアフリカ、南アメリカだな。

医療資源なんて、我が国に比べたら皆無に等しい。

世界の最貧国が軒を連ねている。

それらの国々の多くは、100人クラブに入りたてか、まだ入ってすらいない。

これからの数か月、その国々の動向から目が離せない。

ガラスでできた作り物のように、あっけなく崩壊することは目に見えているからな。

世界の動向で注目すべきは、そこにある。

リストをコピペし、整理しながら感じたことはそれに尽きる。

世界の遠い国々と、向こう三軒両隣は繋がっているのだ。

メーテルリンクの青い鳥の話のように、浮沈子の関心は再びおらが町のことに戻ってくる。

これから、不要不急の外出で、大井町まで電動スクーターを飛ばす(飛ぶほど、速くないけどな)。

しおらしく、マスク掛けてな。

携帯電話会社に動向を捕捉されないように、電源は切って持って行こう(そういうことかあ?)。

そのうち、ロックダウンが強化されて、怪しいカッコでうろうろしていると検問で止められるかもしれない。

背中の荷物を出しなさい!。

これは何かね?。

ダイビングに使うレギュレーターで、修理(オーバーホール)に出すところですけど・・・。

この風雲急を告げる時局(古っ!)に、貴様は何を考えておるか!。

確かにな・・・。

直ってきたところで、いつになったら大っぴらにダイビング活動が出来るのかも分からない。

緊急事態宣言の合間を縫って、こそこそと隠れるように潜るしかない。

深く、静かに潜降(潜航?)せよ、か・・・。

ジャパンロックダウンへ急展開2020年04月16日 20:26

ジャパンロックダウンへ急展開
ジャパンロックダウンへ急展開


朝令暮改というのは聞いたことがあるが、現代はスピード時代だからな・・・

(緊急事態宣言対象地域の追加「現時点で聞いていない」官房長官)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012390471000.html

「現時点で愛知県その他の自治体について対象地域を加えるべきだとは聞いていない。」

記事には、「午前の記者会見」とある。

まあ、ウソじゃないんだろうが、数時間後に諮問委員会とやらが開催されることになった。

諮問委員会というのは、政府からの諮問を受けて開催されるわけだからな。

自分たちで好き勝手に開催して、意見具申するわけではない。

政府が方針を定め、それに対して意見を述べる場だ。

その政府方針について、役人を束ねる官房長官が、スルーされることなどあり得ない。

・・・狸め!。

(「緊急事態宣言」全国に拡大へ 政府方針固める きょう諮問へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012390851000.html

「政府は、東京など7つの都府県以外でも感染が拡大していることから、対象地域を全国に拡大する方針」

「「緊急事態宣言」が出されてから1週間余りがたちますが、対象となっている東京など7つの都府県では、感染者が、引き続き増加している」

「7つの都府県以外でも感染の拡大が続いている」

「愛知県など感染状況を踏まえて独自の宣言」

理屈はいろいろあるんだろう。

「菅官房長官は午後の記者会見で「緊急事態宣言」の対象地域の拡大について、「感染状況を踏まえて、専門家の意見を聴かなければならないということになっており、きょう、政府の『諮問委員会』を開催する。」

ったく・・・。

まあいい。

このくらい、しらを切れなければ、政治家なんてやってられないんだろうな。

まあ、どうでもいいんですが。

しかし、待てよ、岩手県とか感染者は出ていなかったんじゃないかあ?。

(コロナ感染確認の医師、10日に本県で勤務)
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/4/16/76417

「岩手は全国の都道府県で唯一感染者が出ていないが、一緒に働いた医師ら11人を検査している。」

この件については、続報が出ている。

(濃厚接触者11人全員陰性 陸前高田で勤務の医師コロナ感染)
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/4/16/76420

「当日勤務した診療所のスタッフ全11人について15日、PCR検査を行った結果、いずれも陰性となった」

「医師の勤務日に診療所を利用した93人には大船渡保健所が2週間の健康観察を行い、不調を訴えた場合は速やかに検査を行う。」

黒ではないが、灰色状態が続くわけだ。

やれやれ・・・。

まあ、念のため、行動制限掛けてもいいかもな。

日本全国が、新型コロナに染まりつつある。

唯一の処女地である岩手には、頑張ってもらいたいところだ(そういうことかあ?)。

世界の主だった国の中では、北朝鮮、タジキスタン、トルクメニスタンの3か国だけが感染者ゼロを報告している(国じゃないけど、南極大陸とISS:国際宇宙ステーションも感染者ゼロだけどな:今のところ)。

おっと、諮問委員会の結論が出たようだな。

(「緊急事態宣言」全国に拡大の政府方針は妥当 諮問委員会)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012391441000.html

「感染症の専門家などに意見を聴く「諮問委員会」が16日午後5時すぎから開かれ・・・」

「これらの道府県以外の県においても都市部からの人の移動によるとみられるクラスター=感染者の集団などによる感染拡大の傾向がみられる。」

「了解がいただけた」

まあ、殆ど出来レースみたいなもんだからな。

「安倍総理大臣は「諮問委員会」の報告を受けたあと、西村大臣による国会への事前報告を経て、16日夜にも開かれる政府の対策本部で対象地域の全国への拡大を決定する見通しです。」

当面の終了日は7都府県と同じ5月6日の大型練習の最終日に合わせている(開始は、たぶん今週末)。

明日1日の周知期間を置いて、早速実施に移される見通しだ(未確認)。

緊急事態だからな。

さっさと施行するのがよろしい。

問題は、休業補償だが、政府は一貫して否定している。

緊急事態宣言に基づく要請の場合は、いろいろ問題になるからな。

各道府県の要請も、東京都と同じく緊急事態宣言とは別口の要請として行うことになるだろう。

(緊急事態宣言 諮問委員会「全国拡大は妥当」 正式決定へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012391511000.html

「これまでの判断基準では、宣言の対象に追加されるのは6つの道府県しかない。全国に拡大するのは唐突な印象がある」

「県をまたいだ移動がある以上、全国を対象にすることが必要だ」

なんか、ピンとこない気がするんだがな。

岩手県民にしてみれば、なんでうちらが対象になるのかということかも知れない。

宇都宮の医師の感染事例は、その答えになるんだろうか?。

ちなみに、栃木県も初期の対象地域じゃないけどな。

(政府対策本部 今夜8時15分から開催 緊急事態宣言 全国拡大へ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012391551000.html

「16日夜8時15分から、政府の対策本部を開催すると発表」

リアルタイムで追いかけなければならないほど、差し迫った状況のようだ。

日本列島がフリーズする。

ジャパンロックダウンへのカウントダウンが始まった・・・。

(「緊急事態宣言」対象を全国に拡大 5月6日まで 新型コロナ:追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012391681000.html?utm_int=all_contents_just-in_001

「政府は、16日夜開いた対策本部で、東京など7つの都府県以外でも感染が広がっていることから、来月6日までの期間、対象地域を全国に拡大することを決定しました。」

カウントダウン、はえーな・・・。

(安倍首相 あす記者会見へ「緊急事態宣言」全国拡大 新型コロナ:追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012391811000.html

「17日午後6時をメドに、安倍総理大臣が、総理大臣官邸で記者会見を行うと発表」

はあ?。

随分のんびりした感じだな・・・。

(「緊急事態宣言」全国拡大決定 10万円給付も検討 新型コロナ:追加)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200416/k10012391681000.html

「新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の対象地域を全国に拡大する内容が、16日夜、官報の号外に記載され、効力が生じました。」

なんか、そんなことでいいのかという感じだな(全国津々浦々に知らしめなければならんのにな・・・)。

(インターネット官報(トップページ))
https://kanpou.npb.go.jp/

トップページにはこう書かれている。

「平成15年7月15日以降の法律、政令等の官報情報と、平成28年4月1日以降の政府調達の官報情報を、PDFデータで無料公開しています。また、直近30日分の官報情報(本紙、号外、政府調達等)は、全て無料で閲覧できます。」

リンク先がいつまで有効かは分からない。

(令和2年4月16日(特別号外 第50号):追加)
https://kanpou.npb.go.jp/20200416/20200416t00050/20200416t000500001f.html

施行は、本日16日からとなる。

具体には、各都道府県知事による実施になるので、その経緯を見なければならない。

注目すべきは、特定警戒都道府県(東京都、大阪府、北海道、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、兵庫県、福岡県:官報3ページに登場)なる設定が設けられたということだが、その他大勢の地域とどこがどう異なるかは分からないな。

「特に重点的に感染拡大の防止に向けた取組を進めていく必要がある」

と書かれているが、4ページ以降に登場する特定都道府県(緊急事態宣言の対象区域に属する都道府県)と紛らわしい。

全国指定になっても、この文言が生きているというのは、指定解除(っつーのかあ?宣言の対象からの除外)の際に必要な規定だからだろう。

一斉に解除するわけじゃないだろうからな。

特定警戒都道府県「以外の」特定都道府県は、4ぺーじから6ページにある「まん延防止」の各項目について、フルセットで行う必要はない。

具体的には、③施設の使用制限(いわゆる休業要請)、⑫在宅勤務等の推進、⑬特定事業者(社会インフラ関係など)への業務継続要請は行わない(5ページ㉖による)。

大型連休の人出対策だと、恥しげもなく書いてあるからな。

特定警戒都道府県については、期間の延長もあり得るが、その他大勢に適用になる気遣いはない(昇格、降格はあり得る)。

ざっと読んだ限り、まん延防止の項目以外に、特定「警戒」都道府県が、従来と異なる対応を求められることはない。

つーか、東京都に関しては何も変わらない。

その他大勢の各県の取り組みが、サブセットになっているだけの違いだ。

その辺りが、正確に報道される必要があるだろうし、単なる大型連休対策と知ったら、各県知事は何と思うだろうな。

対策本部の設置や様々な要請行動、広報活動に莫大な労力を割かなければならない。

何を、どの程度行うかは、知事に任されている。

そんなんでいいのかあ?。

専門家を含む諮問委員会とやらは、それでいいと了承したわけだからな。

少しでも感染を抑制する方向なら、反対する理由はない。

5月6日になって、昇格・降格がハッキリする中、ああ、やっときゃよかったと後悔しても始まらない。

全国対象としたというインパクト以外に、浮沈子的には効果は限定的と考えている。

医療崩壊を抑制する責任を押し付け、政府はいい気なもんだ(そうなのかあ?)。

これで、当分の間、制度的な弄りはしないで済むからな。

制度設計はこの程度でいいだろうってかあ?。

2番底、3番底があるに違いないのだ。

こんな小手先の対応を繰り返していて、本当に感染制御できるなら苦労はしないだろうな・・・。