おらが町の新型コロナ:隣町のカリフォルニアの芝生が燃えている:どころか全米規模で新規感染者が増加傾向に2020年06月14日 14:48

おらが町の新型コロナ:隣町のカリフォルニアの芝生が燃えている:どころか全米規模で新規感染者が増加傾向に
おらが町の新型コロナ:隣町のカリフォルニアの芝生が燃えている:どころか全米規模で新規感染者が増加傾向に


米国はデカい国だ。

時差もあるし、地域によって方言(なまり?)もある。

浮沈子は、英語はからきしだが、喋りを聞けばどこの出身か分かるそうだ。

新型コロナは、当初、西海岸のワシントン州で流行り出した。

暫くは、小さな流行に抑えられていたけど、やがて東海岸(NY州など)で猛威を振るい、それが下火になるかならないかのタイミングで、中部のイリノイ、西武のカリフォルニアやテキサス、南部のフロリダで流行り出す。

イリノイは、収まってきたが、新興地域は勢いを増している。

カリフォルニアは、検査数が増加している関係もあって(1日6万件!)、確かに確認感染者は増えている。

今のところ医療崩壊とかは起きておらず、ICUも余裕がある。

4千万人の人口だからな。

カナダ一国に匹敵する。

その加州に注目していたんだが、どうやら全米で増加傾向に転じた感じだ。

(【新型コロナ】米の感染者増加率、6月で最高-北京の食品市場を閉鎖)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-14/QBW1JPDWX2Q401

「米国で新たに確認された新型コロナウイルス感染者数は米東部時間13日夕の時点で前日から1.4%増えて累計で206万人となった。ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースの集計データによると、1日当たりの増加率は過去1週間の平均1.1%を上回り、6月に入ってからでは最も高い。」

浮沈子は、英語版ウィキペディアに掲載されている各州の公式統計の合計値を、毎日プロットしているけど、緩やかな長期低落傾向を示していた新規感染者の傾向が、ちょっと変化しつつあるのを感じている(「感じ」かあ?)。

数日遅れの集計で、さらにその報告自体が検体の結果の判明から数日遅れで、感染日はさらにさらに遡ることになるから実際には今月当初から転じてきているんだろう。

全米各地で、ロックダウンの緩和が進んできた時期と一致する。

それは、第二波ではなく、緩和に伴う一時的なものかもしれないし、やがては再び終息に向かう可能性もある。

しかしながら、加州やテキサス、フロリダの増加は、それとは別の話だ。

浮沈子は、2014年の西アフリカ地域におけるエボラの流行を追いかけていたことがあるけど、ある地域で流行が収まると、別の地域での増加が始まり、まるでもぐらたたきのように増え続けていた時期があったのを思い出す。

全体の合計では、一定数の増加が続いていたことになる。

エボラは、接触感染を基本に流行するので、極めて局所的な対応で収まるはずなんだが、感染を媒介する人間の移動が激しく、交通機関を通じて街道沿いに一気に首都まで広がったりしていた。

五月雨式に起こる地域感染の媒介となったのは、葬儀に参列した親族などの感染者からのお持ち帰りだったという笑えない話もある。

やれやれ・・・。

米国では、ちょっと傾向が違うかもしれないが、タイプの異なるウイルスが、時期をずらして感染を拡大しているのかも知れない。

相互に有効な免疫が働いていれば、西海岸で流行っているタイプのウイルスに対して、NYなど東海岸での流行に圧力をかけることができるかもしれないが、抗体が出来ても効果が薄かったりすれば、既に流行していた地域での第二波を生み出しかねない。

人種差別に対する抗議活動、大統領選挙の政治活動、ロックダウンからの解放と、3大感染拡大要素が揃い踏みだ。

まあいい。

浮沈子的には、なんとなく、いやーな予感がしている(「予感」かあ?)。

そう、「感じ」とか「予感」に過ぎない。

新型コロナウイルスで、大規模な第二波を食らった地域は限られているからな。

シンガポール、韓国、そして東京(ここでは、武漢市からの流入を第一波としている)。

シンガポールは外国人労働者、韓国はナイトクラブ、東京は欧米からの帰国者という異なる背景がある。

イランでも、規制緩和に伴う反動を食らったが、規模的には第一波には及ばない。

韓国では、第一波が大き過ぎたからな。

第二波は、相対的に制御されている感がある。

我が国は、8割接触抑制のソフトブレーキ政策で切り抜けている。

シンガポールは、幸い、ハイリスク集団からの重症者が少ないために、医療崩壊には至っていないようだ。

米国の流行が、本格的な第二波に突入するのか、一時的な揺り戻しに過ぎないのかを見極めるには、少し様子を見る必要があるかも知れない。

米国はデカい国だ。

全体を見ることも必要だが、浮沈子が棲息する大田区の隣町の加州を見る必要もある。

毎日、3千人規模の新規感染者を出している、真っ赤なエリアだ。

海を隔ててはいるが、飛行機でひとっ飛びだからな。

定期便が再開されれば、感染者が情けない空港検疫を突破して、ドッとなだれ込んでくることになる。

今のところ、外務省はその気はないようだが、なーに、政治的に押し込まれれば嫌とは言えないだろう。

浮沈子的には、オフショアのデミリタリーゾーンみたいなエリアを作って、そこに隔離してしまうのが一番いいような気がするんだがな。

令和の出島・・・。

感染リスクがなくなるまでは、その地域から出られない。

狭い地域だから、行動のトレースも掛けやすいしな。

それこそ、位置情報を使って行動管理することも可能だ。

どーしても、ヒトヒト接触を要する場合には、外部から出島に出かけていく。

一度入ったら、同じく感染管理のルーチンをハメられる。

出島の中でも、ゾーニングが必要だろう。

いくつかのブロックに分けて、入った時期でコントロールする。

同一ブロック内で感染者が出たら、そのブロックは封鎖される。

行動規制が強化され、解除されるまでは隔離状態になるわけだな。

発症者については、医療機関に移動して、完全隔離だが、もちろん、出島に入れば毎日のPCR検査を義務付けだ。

発症の有無にかかわらずな。

検査の徹底、行動管理、実質的隔離期間を確実にとる。

3つのバリアーをクリアすれば、出島から出られる。

もちろん、万が一ということもあるから、国内滞在中の行動監視は行われる。

3密とか行っちゃダメとかな。

まあ、どうでもいいんですが。

一方的に隔離するというだけという方法では、なかなか受け入れてもらえないかもしれないから、国際協定とかして、帰国時の隔離もしてあげられればなおいい。

旅客機内での同乗者は、もちろん、全員が感染していないことを確認してから搭乗している。

相手国からは、帰国の際の手間とコストを削減することになるから、感謝されるかもしれない。

そんなことすれば、航空機という高速移動手段の利便性が損なわれるというかも知れないが、逆に客船での移動に新たなスポットが当たるかも知れない。

クルーズ船での相次ぐ感染に、船旅はこりごりという風潮が広まっているのかも知れないが、コンパクトで徹底した接触管理は、むしろやりやすいのではないか。

船内滞在中は、安全隔離期間と割り切って、下船してからは、直ちにフリーな行動を保証する。

船内でのどんちゃん騒ぎもしないで済むから、船会社の負担も減るしな。

新型コロナの時代の、新しい船旅(隔離移動?)。

下船後の楽しい陸上での旅をどーぞ、だな・・・。

<追加>

(アングル:米国のコロナ感染、カリフォルニア州や南西部で急増)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-idJPKBN23H0W6

「米国のカリフォルニア州や南西部の一部で新型コロナウイルスの感染者や入院患者が急増している」

「アリゾナ州は9日、医療機関に対し、新型コロナ対応の緊急計画を発動するよう要請。」

「カリフォルニア州も、ロサンゼルス、サンタクララ、フレズノ郡など同州の人口の半数が住む複数の郡を監視リストに指定した。」

「患者の多くは、誕生会や葬式など家に人が集まる場で感染したとみられる」

なんだ、西アフリカと同じかあ?。

「ロイターの分析によると、アリゾナ、ニューメキシコ、ユタの各州では、6月7日までの1週間に確認された新規の感染者がいずれも前週比で40%以上増加した。」

やっぱ、浮沈子の気のせいだけじゃなさそうだな。

「ボランティア団体「COVIDトラッキング・プロジェクト」のデータによると、米国では6月第1週に新規の感染者が3%増加。前週までは5週連続で新規感染者が減少していた。」

「社会的距離を確保するルールが守られていないことが感染増加の原因になっているとも指摘。ミネソタ州ミネアポリス市で起きた白人警官による黒人暴行死事件をきっかけとする抗議デモが、感染拡大につながるかどうかは、まだ判断できないとしている。」

感染拡大の一方で、規制緩和は着実に進んでいる。

第二波に発展する前に、再度ブレーキを踏むことが出来るのか(まず、米国では無理だな)、それとも目も当てられない状況に発展するか(既に目を覆う実態だがな)。

現実は、常に極端な状況の間に落ち着く。

どっち寄りかというだけの話なのかもしれない・・・。

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