切れる刃物は使い様:必要なのは鞘と正しい使い方2020年06月19日 10:58

切れる刃物は使い様:必要なのは鞘と正しい使い方
切れる刃物は使い様:必要なのは鞘と正しい使い方


東京地方の今朝は、天気予報が当たって朝から本降りの雨。

気温は9時になっても20度に届かない。

涼しいのは有難いが、お出かけ出来ないのは辛いな。

今日から休業要請が全面解除され、都外への不要不急の外出もOKになったのにな。

浮沈子は、不要不急でなければ都外へは出ないからな(ワケワカ・・・)。

隣町のカリフォルニアでは、昨日の新規確認感染者数が過去最大の4084人となり、爆速上昇中だ。

海外はしばらくお預けだが、国内ダイビングの再開に向けて、徐々に動き出そうとしている。

来週はトレーニングダイブ(ダブルタンク担げるのかあ?)、来月からはシングルタンクのファンダイブも予定している。

さあ、これからという時に、またまた8割おじさんの記事を読んでしまった・・・。

(“8割おじさん”西浦教授またも扇動? 感染1日100人超、99%大流行…本人に聞く)
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/06170559/?all=1

黒い布マスクの白いステッチがいいな(そういうことかあ?)。

「西浦教授がどう言おうと、新型コロナへの過剰な恐怖心を煽られた人たちは、彼の数理モデルに恐れをなして経済を止めてしまうし、その不安心理は政治の決断に影響を及ぼす。そのことを踏まえず、人間を物体のように扱った試算を出し続けても、感情的な議論がどこまでも繰り返されることにしかならないだろう。」

もちろん、本人はそんなことは百も承知で出している。

反対意見や無用論も想定の範囲内だ。

メディアは、ある意味で情報の感染媒体みたいなもんだからな。

下手すると、数理モデルに変数として取り込まれているかもしれないぞ(そんなあ!)。

今まで、あまり話題にならなかった地味な数理疫学が、メジャーになったことだけでも注目すべき事態だ。

世界で数百人の研究者しかいない、カルトな専門分野だからな。

業界(狭いですが)としては、批判も含めて文字通り計算づくなわけだ。

専門領域では太刀打ちできない門外漢は、切れ過ぎる刃物は危ないとか、子供に持たせるのは危険だ(一般大衆に情報提供すべきではない?)とか、印象操作するだけで精いっぱいだ(そうなのかあ?)。

数理疫学に対する情報リテラシーを磨くべきなんだろうが、そんなマニアックな世界を追求しても仕方ないかも知れない。

素人としては、総合的な議論を重ねて、素直に受け入れればいい形にして出してもらえると助かる。

普段は鞘に入れておいて、いざという時に鞘を払って滅多切りに出来るのがよろしい。

なまくらでは役に立たないから、日頃から研ぎ澄ましておかなければならない。

切れ味だけではなく、実戦での鍛錬も必要だろうな。

ぽきりと折れてしまうようでは困るし、応用として、叩き切ったり突き刺したりといった使い方のバリエーションも重要だ。

西浦氏は、今回、意識的にいろいろ試しているに違いない。

最終的に情報を受け取る側の反応は、発信者側の変数に組み込まれている。

途中の媒体や批判者、同調者の反応も込々だ。

そういう発信者からの情報を読むのは、毎度のことながら疲れる。

「流行前のような生活を続ければ、東京都内の感染者数は7月中に1日100人以上になるが、人との接触を30~50%減らせば、新規感染者数を低水準に保てる」

浮沈子は、初めて知ったが、規制解除から一気に元の生活に戻ったらどうなるかという話だろう。

行政が、それをどう使うかということも、ある程度は想定されているに違いない。

結果的に、過剰対応であっても、感染症対策としては成功する。

角を矯めて牛を殺すことにならないように、どう使いこなすかが問われる話だ。

そういう、手練れの使い手(わけの分かったオトナ)にだけ渡している情報と、直接媒体に流す(つまり、素人が直接受け取る可能性がある)情報の切り分けも行っている。

感染対策を行う業界団体が旗を振っても、構成メンバーが揃って優良な対策を行うとは限らない。

一般利用者には、そこを見極めてもらいたいわけだが、なかなか無理な相談だ。

一気にドッと利用が進めば、大規模な感染を誘発しかねない。

少しずつ、まるで、天敵のアザラシがいるかどうかをペンギンが押し合いへし合いして仲間を落として探るように、先行する利用者数を絞って、調査利用してもらう感じだ(そうなのかあ?:追加2参照)。

利用規模が小さければ、クラスターが発生したとしても、従来の手法で対処できるが、一気になだれ込まれれば、再び接触規制を掛けなければならなくなるかもしれない。

規制緩和の匙加減が難しいところだ。

その匙の分量は、数理モデルで出せるかもしれないが、出来上がった料理の味は、舐めてみるまで分からない。

それを、リアルタイム(時間差は出ますが)でフィードバックして、規制緩和モデルが構築できれば、全世界で使えるかもしれないしな。

理論疫学分野では、一番ホットな話題なんだろう。

我々は、もちろん、主体的に行動するわけだが、それは提供される情報に基づいて、自己の需要を勘案して決定する。

手洗いやマスクの着用、社会的距離の確保、買い物などの時間帯や回数など、心を持った一人の人間として、ある程度の分布の中で揺らぎを持って行動する。

それが、接触の確率変化にどう繋がるのか。

様々な情報発信の揺さぶりの中で、揺れ動く行動の変化こそ、見極められるべき変数に違いない。

現実の感染症流行の中で、鍛えられ、研ぎ澄まされていく数理モデル・・・。

それを、鞘の中に収めておくのか、手練れの使い手にだけ渡すのか、子供でも使える形にして広めるのかが問題だな。

どうあがいても、浮沈子には使いこなせそうもないけどな。

所詮は、変数の構成要素の一つに過ぎないからな・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

近隣の特別区では、新宿区が世田谷区を抜いて、実数でトップに躍り出た。

例の、夜の街関連の掟破り(未発症者には舌噛んででも検査しない)の集団検査の効果だな。

浮沈子が棲息する大田区も微増しているが、まあ、落ち着いている感じだ。

狭い東京都の中でも、グラデーションはある。

感染は概ね2m以内で発生(媒体を介した接触感染を除く)するし、人の移動も平均すれば100kmとかにはならないからな。

(日本人の通勤時間や定期代・通勤距離は平均どのくらい?)
https://venture-finance.jp/archives/4982

「平均通勤距離は25.8キロメートル」

東京都には、近県との間で毎日300万人が出入りしている。

それでも、感染者の流動性はそれほど高くなく、比較的コンパクトに収まっている。

まあ、今日から広域移動が解禁されて、国内何処でもばら撒き可能になったわけだから、どうなることやらだがな。

数万人を屋内に収容して行うイベント(東京ドームでの野球とか)はまだまだできないが、集会も徐々に緩和されていくようだ。

感染対策が、どの程度機能するかは知らない。

やってみなくちゃ分からない。

やってみて、分かった時にどうするのか。

どうできるのか。

それが問題だ。

例の、濃厚接触アプリも、今日から解禁(ダウンロード可能)になった様だ。

(新型コロナ 濃厚接触の疑い通知するアプリ きょうから利用開始)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200619/k10012476011000.html

「アプリは19日から一般の利用が始まり、午後にはインターネット上に公開され、無料でダウンロードができるようになります。」

なんだ、午後からか・・・。

まあいい。

どーせ、ブルートゥースで電池バカ食いしたり、アイフォーンではバックグラウンドに追いやられて、正常稼働しないに決まっている(未確認)。

ダウンロードできる機種(OSのバージョン)も限られるし、浮沈子のようにスマホを持ち歩かない人には無縁だ。

(接触確認アプリ利用者向けQ&A:問9 どのようにアプリをインストールすればいいですか。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00009.html#Q9

「「アプリの対応機種一覧」にない端末や最新でないOS環境では、正しく作動しない場合がありますので、機種とOSのバージョンをご確認ください。」

別記事によれば、アンドロイド6以降だそうだから、2.3とか4.2のユーザーである浮沈子は、最初から対象外だ。

やれやれ・・・。

さて、雨も小降りになったことだし、飯でも食いに行くかな(今日もフィットネスはサボリかあ?)・・・。

<追加1>

(接触アプリ名は「COCOA」 濃厚接触疑いある場合通知 午後運用)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200619/k10012476441000.html

「アプリは、19日の午後3時ごろから運用を開始し、インターネットで無料でダウンロードできます。」

まだ、リリースされないみたいだ(12:55現在)。

<追加2>

(誤解だらけの「ファーストペンギン」)
https://mitani3.com/blog/2019/06/post-416.html

「「ファーストペンギン」=たまたまドジって最初に落ちた奴。ペンギン研究者によれば、これが真実。他の者はその後、どんどん飛び込む。何千羽もね。」

なんだあ、そういうことだったのか・・・。

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