震えるボディ2013年04月22日 22:15

震えるボディ
震えるボディ


午前零時シリーズの2巻に、「ボディ剛性を解く」という章がある。

(午前零時の自動車評論2)
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%88%E5%89%8D%E9%9B%B6%E6%99%82%E3%81%AE%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E8%A9%95%E8%AB%962-%E6%B2%A2%E6%9D%91-%E6%85%8E%E5%A4%AA%E6%9C%97/dp/4904076222/ref=pd_bxgy_b_img_y

「コンテンツ
1.鵺(ぬえ)
2.青い光
3.2の勇気
4.ファミレスとトンカツ屋
5.ラテン系の謎
6.良心は誰が作ったか
7.スピードのこちら側
8.ボディ剛性を解く」

半分から前の記述は大方知っていたが、ミクロン単位の振動の解析が動的ボディ剛性(ここでは、弾性変形という意味)に利くという話は新鮮だった。

220ページから221ページの、ヤレたクルマの静的剛性に変化がなかったというエピソードは衝撃的だ。

ドアのツッパリや、ヤマハのパフォーマンスダンパーの話も面白い。

(パフォーマンスダンパー)
http://www.yamaha-motor.jp/pd/

(PERFORMANCE DAMPER .............)
http://porschewbs.exblog.jp/17592609/

238ページの9行目に「冒頭で」とあったが、関連の記述は217ページから始まっていて、冒頭どころか章の後半以降である。

まあいい。

このオープンカーに関する記述は、浮沈子には重要である(2台も、所有してるので)。

ボディ剛性とは、振動と見つけたり、というところか。

R34のスカイラインが登場した時のコマーシャルが、今でも動画で観られる。

(CM NISSAN SKYLINE R34 「ボディは力だ」 30s:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=oqlMl5gkDWQ

ヴァン・ヘイレンがカバーする、ユー・リアリー・ガット・ミーのご機嫌なBGMに乗せてドリフトするスカイライン(しかも、4ドア・セダン!)。

憧れましたなあ!(ふつー、4ドア・セダンでサーキット行って、ドリフトするかあ?)。

(Van Halen - You Really Got Me:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=0YRqkRmRocQ

デイヴィッド・リー・ロスの腰振りを見ているだけで、なんだか腰痛になってしまいそうだ。

まあ、どうでもいいんですが。

R34GT-Rでは、振動時間への対応、さらにR35GT-Rなどでは、振動の減衰に対応する。

今後、カーボンボディが量産化されるとともに、ボディ設計はコペルニクス的展開を遂げるだろうが、金属製のそれが、時代の変化の中で変わり続けていることは間違いない。

ボディは、力を受け止め、力を伝え、力を逃がす(音や熱に変えて)。

ボーズのサスペンションではないが、圧電素子を仕込んだボディが出来て、外力で発電するようになるかもしれない(人が歩くと発電する床というのもあるそうだし)。

(発電床)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E9%9B%BB%E5%BA%8A

この本、とっても面白い!。