防空識別圏 ― 2013年12月16日 02:54
防空識別圏
今、最も話題で、近くの国との関係ということになると、やっぱ、この件を素通りするわけにはいかない。
(防空識別圏)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E7%A9%BA%E8%AD%98%E5%88%A5%E5%9C%8F
(Air Defense Identification Zone)
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone
(Air Defense Identification Zone (North America))
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(North_America)
(Washington, DC Metropolitan Area Special Flight Rules Area)
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(Washington_DC)
(Air Defense Identification Zone (East China Sea))
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(East_China_Sea)
(방공 식별 구역)
http://ko.wikipedia.org/wiki/%EB%B0%A9%EA%B3%B5_%EC%8B%9D%EB%B3%84_%EA%B5%AC%EC%97%AD
大韓民国(韓国)の防空識別圏は、12月8日に拡大されている。
浮沈子は知らなかったのだが、全世界における防空識別圏というのは、これだけなのである。
世界各国が、みんな持っているわけではないのだ。
そもそも、内陸国がそんなことしたら、隣国の領空に戦闘機飛ばすということになる。
では、海洋国家が、あまねく設定しているかといえば、そんなことはない。
だいたい、爆撃機で攻撃するというレトロなパターンは、歴史的なものになり、実質的な意味はないのだ。
重なっていたとしても、お互いにそのことが分かっていればいい。
無闇やたらに、スクランブルをかけて、警告を与えるなんて、真面目に対応しているのは、日本だけなんじゃないだろうか(ワシントンでは、有無を言わさず撃墜される!)。
特に、マトモな空軍を持たない中国は、政治・外交目的の措置であることは明らかである。
(中国人民解放軍空軍)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D%E7%A9%BA%E8%BB%8D
「空軍の兵種は、主として航空兵、地上防空兵、レーダー兵、空挺兵、通信兵、電子対抗兵、技術偵察兵、化学兵器防護兵などから成る。総兵力33万人(空挺部隊3万5千人を含む)。」
「航空兵部隊は、作戦機約2,500機を有し、その構成は戦闘機は約1570機、攻撃機/爆撃機は約550機、輸送機は約300機となっている。また現代の航空戦に必須なAWACS機、電子戦機、空中給油機も保有している。」
「これらの航空機を運用する部隊のほかに、地上から防空任務を担う部隊を持っている。地上防空兵は運用装備の違いにより高・中高度地対空ミサイルを運用する部隊、短射程地対空ミサイルを運用する部隊、高射機関砲を運用する部隊がある。高・中高度地対空ミサイルを運用する部隊は中央政府庁舎・放送局・通信施設・発電所・重要工場・貯油施設/ガスタンクなどの重要インフラを含む都市など大エリアの防空を任務とする。日本の航空自衛隊の高射部隊と同じような役割を担っている。短距離地対空ミサイルを運用する部隊は主として基地防空を担い、空軍の所掌する航空施設やレーダーサイト、防空指揮所等を防空する。また低空侵入する航空機や、亜音速で低飛行する巡航ミサイルに対しては、高射機関砲の使用も有効な場合があり地上防空部隊の装備品となっている。」
「その他に外国の空軍と異なる中国空軍の特徴として、空挺部隊を指揮下に置いている事である。3個師団を有し、それらを束ねる第15空挺軍が空軍総司令部の直接の指揮下にある。空挺部隊の兵士は高度に訓練されており、特殊部隊としての能力を一部兵士は獲得している。」
33万人といえば、自衛隊の総兵力を上回るが、飛べる航空機は2500機で、制空権を確保するための戦闘機は、1570機となっている。
これだけで、あの広い国土を防衛しようというのだから、大変な話だ。
対して、我が国の航空自衛隊は、約4万7千名、戦闘機300機余りである。
我が国の場合、東側の防空識別圏については、事実上、無視していいので、かなり効率的に運用できる。
それと、米軍の航空戦力が無視できない。
(嘉手納飛行場)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%89%E6%89%8B%E7%B4%8D%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
手の届くところに、F-22ラプターがいるのである。
(F22嘉手納残留 帰還費の節減目的)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=2013-07-01_51123
12機が常駐化とある。
(嘉手納基地には、今もF22が配備されてますか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14115462614
「先週アメリカに帰還したと新聞報道に出ていました。」
えーっ!?、帰っちゃったんですかあ?。
まあいい。
(<ほぼ日刊ラプターJ 1253機目>嘉手納のF22 米国に帰還か>これが重要だ)
http://asahisyougun.iza.ne.jp/blog/entry/3207722/
また来てね!(やっぱ、このタイミングで設定したのかあ?)。
さて、防空識別圏というのは、領空(12海里=22224m)に入ってからでは、対処が間に合わないから、早めに確認して対応しますよ!、という空域である。
もちろん、公海上だから、無闇に撃墜とかしたら、国際問題になるし、状況が状況なら、その場で航空戦が行われないとも限らない。
ソ連時代のロシアは、お約束どおり、旅客機撃墜しちゃったし。
(大韓航空機撃墜事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「領空を侵犯すれば、民間機であろうと撃墜するのがソ連のやり方だ。ソ連の迎撃機は、最初から目標を撃墜するつもりで発進している。地上の防空指令センターは、目標が民間機かどうか分からないまま、侵入機を迎撃できなかった責任を問われるのを恐れ、パイロットにミサイルの発射を指示した」とある。
尖閣周辺では、3か国の防空識別圏が重なっているので、三つ巴のドンパチだって、リクツの上では起こりうるのだ。
意地の張り合いみたいなもので、実際にそのようなことが起こるとは考えにくい。
(コラム:序章にすぎない中国防空圏設定)
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE9B906620131210?sp=true
怪しい分析だし、最終目標が尖閣の占領というのは、ちょっとショボイような気がするな。
せめて、ニッポン占領は最低限として、あわよくば、ハワイ・マリアナ占領して、オーストラリア脅して、太平洋の西半分を制海権に収めた上で、もう1回キューバにミサイル基地作って、ベネズエラにも作って、南北アメリカを恫喝しつつ、資源を求めて、アフリカの半分をせしめるくらい書かないと、迫力はない。
100年先には、現実になっていてもおかしくないシナリオだと思うんだが。
そのころの、我が国の人口は、たぶん、3000万人くらいで、手頃に占領できそうな国になっているし、北朝鮮も韓国も、とっくに占領されている。
インドシナの大部分と、オーストラリアまでの大経済圏を手中にして、22世紀は、中国の世紀だと豪語しているに違いない。
ただし、既に共産党政権でないことは間違いないし、北京語喋ってるかどうかも怪しい。
中国は、このまま行けば、ジリ貧になるし、拡張政策を取らないと国家として成り立たなくなる恐れがあるので、我が国を初めとして、周辺諸国への有形無形の圧力は増すばかりだろう。
米国には、既に、それら周辺の国々を支える力はない。
浮沈子は、かつての大東亜共栄圏構想は、中国によって実現されるのではないかと、ふっと、思ってしまった。
(大東亜共栄圏)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F
(東アジア共同体)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93
我が国の国力が衰退するということが、逆に、多くの問題を氷解させ、地域が安定化する要因となるのではないだろうか。
もちろん、これは、100年後の話だ。
100年位待つことは、中国にとっては、なんでもないだろう。
占領とか、恫喝とかいっても、実態は緩やかなものになる。
肉弾相打つ戦争というのは、22世紀では流行らないのだ。
資源エネルギー戦略に長け、経済戦、情報戦に勝利した国家が、最後に軍事的プレゼンスを背景に、政治決着するわけだな。
それにしても、じわじわと真綿で首を絞めるようなやり方で、時間をかけて権益を確保しようというのは、大陸国家としてのお家芸のようなものだ。
直情径行の半島国家や、鎖国的平和(ボケ)論が横行する島嶼国家とは、戦略のスパンが違い過ぎる。
しかし、100年先のことは、そのときの人々が決めればいいのだ。
国際慣行によらず、一方的に定めた防空識別圏は、徹底してこれを非難し、撤回させ、当分の間、火遊びをさせないようにお灸を据えなければならない。
米国は、この地域の緊張を高めたくないので、ビビッて引っ込んでしまったが、実際にもあてにはできないのではないか。
ひょっとすると、日本を中国に売り飛ばすくらいは、平気でやってのけそうな気がする。
ロイターの記事は、その意味では、正確な分析を提供したのかもしれないな。
(中国戦艦、南シナ海で米艦の航路阻む 緊急回避で米抗議)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/14/chinese-naval-vessel_n_4443747.html
「米ミサイル巡洋艦カウペンスが南シナ海で今月上旬、中国初の空母「遼寧」の近くを航行していた中国海軍の軍艦に航路を阻まれ、緊急回避行動をとっていたことが13日わかった。」
「米軍の準機関紙スターズ・アンド・ストライプスなどによると、5日に南シナ海の公海上を航行していたカウペンスに対し、遭遇した中国の揚陸艦が警告を発し、停船を求めた。カウペンスが応じなかったところ、中国艦が航路の前方を遮り、カウペンスが急に針路を変更して衝突を回避したという。」
やりたい放題の、中国だが、一発お見舞いしなかったカウペンスの艦長の自制心も大したもんだ(浮沈子が艦長なら、空母遼寧なんて、今頃、南シナ海の漁礁になってるさ!)。
(カウペンス (ミサイル巡洋艦))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B9_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%B7%A1%E6%B4%8B%E8%89%A6)
「2010年1月、女性艦長のホリー・グラフ大佐は、部下に対する虐待などを理由に解任された。報道によると、部下に、私的なクリスマス・パーティーでのピアノ演奏や飼い犬の散歩を命じるなど艦長の立場を乱用した他、部下を辱めたりみんなの前でけなしたり言葉で攻撃したりすることにより部下を傷つけたとしている。」
いやはや、USネイビーにも、いろいろ問題はあるようだ。
(U.S., Chinese warships come dangerously close)
http://edition.cnn.com/2013/12/13/politics/us-china-confrontation/index.html?hpt=hp_t2
カウペンスが、何のために中国空母の近くを航行していたかは、想像に難くないが、点数稼ぎをしようとして、停船を求めた揚陸艦の艦長も、いい度胸だな。
南シナ海は、天気晴朗なれども、空では風強く、海では波高しである。
今、最も話題で、近くの国との関係ということになると、やっぱ、この件を素通りするわけにはいかない。
(防空識別圏)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E7%A9%BA%E8%AD%98%E5%88%A5%E5%9C%8F
(Air Defense Identification Zone)
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone
(Air Defense Identification Zone (North America))
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(North_America)
(Washington, DC Metropolitan Area Special Flight Rules Area)
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(Washington_DC)
(Air Defense Identification Zone (East China Sea))
http://en.wikipedia.org/wiki/Air_Defense_Identification_Zone_(East_China_Sea)
(방공 식별 구역)
http://ko.wikipedia.org/wiki/%EB%B0%A9%EA%B3%B5_%EC%8B%9D%EB%B3%84_%EA%B5%AC%EC%97%AD
大韓民国(韓国)の防空識別圏は、12月8日に拡大されている。
浮沈子は知らなかったのだが、全世界における防空識別圏というのは、これだけなのである。
世界各国が、みんな持っているわけではないのだ。
そもそも、内陸国がそんなことしたら、隣国の領空に戦闘機飛ばすということになる。
では、海洋国家が、あまねく設定しているかといえば、そんなことはない。
だいたい、爆撃機で攻撃するというレトロなパターンは、歴史的なものになり、実質的な意味はないのだ。
重なっていたとしても、お互いにそのことが分かっていればいい。
無闇やたらに、スクランブルをかけて、警告を与えるなんて、真面目に対応しているのは、日本だけなんじゃないだろうか(ワシントンでは、有無を言わさず撃墜される!)。
特に、マトモな空軍を持たない中国は、政治・外交目的の措置であることは明らかである。
(中国人民解放軍空軍)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D%E7%A9%BA%E8%BB%8D
「空軍の兵種は、主として航空兵、地上防空兵、レーダー兵、空挺兵、通信兵、電子対抗兵、技術偵察兵、化学兵器防護兵などから成る。総兵力33万人(空挺部隊3万5千人を含む)。」
「航空兵部隊は、作戦機約2,500機を有し、その構成は戦闘機は約1570機、攻撃機/爆撃機は約550機、輸送機は約300機となっている。また現代の航空戦に必須なAWACS機、電子戦機、空中給油機も保有している。」
「これらの航空機を運用する部隊のほかに、地上から防空任務を担う部隊を持っている。地上防空兵は運用装備の違いにより高・中高度地対空ミサイルを運用する部隊、短射程地対空ミサイルを運用する部隊、高射機関砲を運用する部隊がある。高・中高度地対空ミサイルを運用する部隊は中央政府庁舎・放送局・通信施設・発電所・重要工場・貯油施設/ガスタンクなどの重要インフラを含む都市など大エリアの防空を任務とする。日本の航空自衛隊の高射部隊と同じような役割を担っている。短距離地対空ミサイルを運用する部隊は主として基地防空を担い、空軍の所掌する航空施設やレーダーサイト、防空指揮所等を防空する。また低空侵入する航空機や、亜音速で低飛行する巡航ミサイルに対しては、高射機関砲の使用も有効な場合があり地上防空部隊の装備品となっている。」
「その他に外国の空軍と異なる中国空軍の特徴として、空挺部隊を指揮下に置いている事である。3個師団を有し、それらを束ねる第15空挺軍が空軍総司令部の直接の指揮下にある。空挺部隊の兵士は高度に訓練されており、特殊部隊としての能力を一部兵士は獲得している。」
33万人といえば、自衛隊の総兵力を上回るが、飛べる航空機は2500機で、制空権を確保するための戦闘機は、1570機となっている。
これだけで、あの広い国土を防衛しようというのだから、大変な話だ。
対して、我が国の航空自衛隊は、約4万7千名、戦闘機300機余りである。
我が国の場合、東側の防空識別圏については、事実上、無視していいので、かなり効率的に運用できる。
それと、米軍の航空戦力が無視できない。
(嘉手納飛行場)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%89%E6%89%8B%E7%B4%8D%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
手の届くところに、F-22ラプターがいるのである。
(F22嘉手納残留 帰還費の節減目的)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=2013-07-01_51123
12機が常駐化とある。
(嘉手納基地には、今もF22が配備されてますか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14115462614
「先週アメリカに帰還したと新聞報道に出ていました。」
えーっ!?、帰っちゃったんですかあ?。
まあいい。
(<ほぼ日刊ラプターJ 1253機目>嘉手納のF22 米国に帰還か>これが重要だ)
http://asahisyougun.iza.ne.jp/blog/entry/3207722/
また来てね!(やっぱ、このタイミングで設定したのかあ?)。
さて、防空識別圏というのは、領空(12海里=22224m)に入ってからでは、対処が間に合わないから、早めに確認して対応しますよ!、という空域である。
もちろん、公海上だから、無闇に撃墜とかしたら、国際問題になるし、状況が状況なら、その場で航空戦が行われないとも限らない。
ソ連時代のロシアは、お約束どおり、旅客機撃墜しちゃったし。
(大韓航空機撃墜事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「領空を侵犯すれば、民間機であろうと撃墜するのがソ連のやり方だ。ソ連の迎撃機は、最初から目標を撃墜するつもりで発進している。地上の防空指令センターは、目標が民間機かどうか分からないまま、侵入機を迎撃できなかった責任を問われるのを恐れ、パイロットにミサイルの発射を指示した」とある。
尖閣周辺では、3か国の防空識別圏が重なっているので、三つ巴のドンパチだって、リクツの上では起こりうるのだ。
意地の張り合いみたいなもので、実際にそのようなことが起こるとは考えにくい。
(コラム:序章にすぎない中国防空圏設定)
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE9B906620131210?sp=true
怪しい分析だし、最終目標が尖閣の占領というのは、ちょっとショボイような気がするな。
せめて、ニッポン占領は最低限として、あわよくば、ハワイ・マリアナ占領して、オーストラリア脅して、太平洋の西半分を制海権に収めた上で、もう1回キューバにミサイル基地作って、ベネズエラにも作って、南北アメリカを恫喝しつつ、資源を求めて、アフリカの半分をせしめるくらい書かないと、迫力はない。
100年先には、現実になっていてもおかしくないシナリオだと思うんだが。
そのころの、我が国の人口は、たぶん、3000万人くらいで、手頃に占領できそうな国になっているし、北朝鮮も韓国も、とっくに占領されている。
インドシナの大部分と、オーストラリアまでの大経済圏を手中にして、22世紀は、中国の世紀だと豪語しているに違いない。
ただし、既に共産党政権でないことは間違いないし、北京語喋ってるかどうかも怪しい。
中国は、このまま行けば、ジリ貧になるし、拡張政策を取らないと国家として成り立たなくなる恐れがあるので、我が国を初めとして、周辺諸国への有形無形の圧力は増すばかりだろう。
米国には、既に、それら周辺の国々を支える力はない。
浮沈子は、かつての大東亜共栄圏構想は、中国によって実現されるのではないかと、ふっと、思ってしまった。
(大東亜共栄圏)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F
(東アジア共同体)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93
我が国の国力が衰退するということが、逆に、多くの問題を氷解させ、地域が安定化する要因となるのではないだろうか。
もちろん、これは、100年後の話だ。
100年位待つことは、中国にとっては、なんでもないだろう。
占領とか、恫喝とかいっても、実態は緩やかなものになる。
肉弾相打つ戦争というのは、22世紀では流行らないのだ。
資源エネルギー戦略に長け、経済戦、情報戦に勝利した国家が、最後に軍事的プレゼンスを背景に、政治決着するわけだな。
それにしても、じわじわと真綿で首を絞めるようなやり方で、時間をかけて権益を確保しようというのは、大陸国家としてのお家芸のようなものだ。
直情径行の半島国家や、鎖国的平和(ボケ)論が横行する島嶼国家とは、戦略のスパンが違い過ぎる。
しかし、100年先のことは、そのときの人々が決めればいいのだ。
国際慣行によらず、一方的に定めた防空識別圏は、徹底してこれを非難し、撤回させ、当分の間、火遊びをさせないようにお灸を据えなければならない。
米国は、この地域の緊張を高めたくないので、ビビッて引っ込んでしまったが、実際にもあてにはできないのではないか。
ひょっとすると、日本を中国に売り飛ばすくらいは、平気でやってのけそうな気がする。
ロイターの記事は、その意味では、正確な分析を提供したのかもしれないな。
(中国戦艦、南シナ海で米艦の航路阻む 緊急回避で米抗議)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/14/chinese-naval-vessel_n_4443747.html
「米ミサイル巡洋艦カウペンスが南シナ海で今月上旬、中国初の空母「遼寧」の近くを航行していた中国海軍の軍艦に航路を阻まれ、緊急回避行動をとっていたことが13日わかった。」
「米軍の準機関紙スターズ・アンド・ストライプスなどによると、5日に南シナ海の公海上を航行していたカウペンスに対し、遭遇した中国の揚陸艦が警告を発し、停船を求めた。カウペンスが応じなかったところ、中国艦が航路の前方を遮り、カウペンスが急に針路を変更して衝突を回避したという。」
やりたい放題の、中国だが、一発お見舞いしなかったカウペンスの艦長の自制心も大したもんだ(浮沈子が艦長なら、空母遼寧なんて、今頃、南シナ海の漁礁になってるさ!)。
(カウペンス (ミサイル巡洋艦))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B9_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%B7%A1%E6%B4%8B%E8%89%A6)
「2010年1月、女性艦長のホリー・グラフ大佐は、部下に対する虐待などを理由に解任された。報道によると、部下に、私的なクリスマス・パーティーでのピアノ演奏や飼い犬の散歩を命じるなど艦長の立場を乱用した他、部下を辱めたりみんなの前でけなしたり言葉で攻撃したりすることにより部下を傷つけたとしている。」
いやはや、USネイビーにも、いろいろ問題はあるようだ。
(U.S., Chinese warships come dangerously close)
http://edition.cnn.com/2013/12/13/politics/us-china-confrontation/index.html?hpt=hp_t2
カウペンスが、何のために中国空母の近くを航行していたかは、想像に難くないが、点数稼ぎをしようとして、停船を求めた揚陸艦の艦長も、いい度胸だな。
南シナ海は、天気晴朗なれども、空では風強く、海では波高しである。
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